JP2002172834A - 画像品質予測装置、画像品質予測方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像品質予測装置、画像品質予測方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002172834A
JP2002172834A JP2000370956A JP2000370956A JP2002172834A JP 2002172834 A JP2002172834 A JP 2002172834A JP 2000370956 A JP2000370956 A JP 2000370956A JP 2000370956 A JP2000370956 A JP 2000370956A JP 2002172834 A JP2002172834 A JP 2002172834A
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Taku Kodama
児玉  卓
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ドット形状の複雑な変化の影響を
正確に反映し、画像記録装置から出力されるであろう画
像の反射率分布を予測し作成して短時間で高精度に画像
品質の評価を可能とした。 【解決手段】 本発明の画像品質予測装置は、被評価出
力画像記録装置から出力された場合の画像の反射率分布
を実際の被評価出力画像記録装置もしくは類似装置の出
力データにおける複数のドットの反射率分布から平均計
算して保持する反射率分布保持手段と、被評価出力画像
記録装置から出力された場合の画像のドットの位置ずれ
量を実際の被評価出力画像記録装置もしくは類似装置の
出力データにおける複数のドットの重心位置から求めて
保持する位置ずれ量保持手段と、反射率分布保持手段に
保持された、ドットの重心からの距離に対する反射率分
布データと、位置ずれ量保持手段に保持されたドットの
位置ずれ量データを用い、入力された評価用画像の画像
データから被評価出力画像記録装置から出力された画像
の反射率分布を計算する反射率分布算出手段とを具備し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像品質予測装置、
画像品質予測方法及び該方法を実行するためのプログラ
ムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関
し、特に各種画像記録装置から出力する画像の品質を定
量的に評価する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の定量化手法の開発により、画像品
質を定量的に評価することが可能となってきたが、評価
のためには被評価画像をスキャナーやマイクロデンシト
メータなどで光学的読み取る必要がある。評価のために
は読み取りの精度が重要で、そのため読み取り装置の速
度に制約があり評価には非常に時間がかかる場合が多
い。また、評価のためには当然、対象となる画像記録装
置が必要であり、製品開発においてはある程度、記録装
置が開発が進み画像出力が可能なレベルになっている事
が不可欠である。したがって、開発当初にその記録装置
の画像品質を予測することはできない。例えば開発中の
画像記録装置の画像処理方法を開発する場合、画像記録
装置の開発と同時に着手しても画像処理手法の善し悪し
の評価はできないため、後回しとなり、短期間での開発
が不可欠となる。また、開発した記録装置の仕様を一部
変更、例えば記録装置の記録密度の変更などを行った場
合画像品質がどのように改善されるかを確認するために
は、仕様を変更した記録装置を実際に試作し評価するこ
とになり、評価には非常に時間がかかることになる。
【0003】そこで、これらの問題点を解決するため
に、従来よりいくつかの従来例が提案されている。その
一つとして、特開2000−22858号公報(以下従
来例1と称す)には、プリンタなどの画像記録装置の画
像品質を予測し、短時間で評価することを可能とするも
ので、評価用の記録密度の基本仕様データにより入力し
た画像データにより入力した画像データで記録できるド
ットの位置を求め、求めたドットが記録される位置と評
価用のドットの反射率分布の基本仕様データから入力し
た画像データにより記録できるドットの位置の反射率を
計算し、評価する画像の反射率分布を算出することによ
り、評価対象となる画像記録装置から出力されるであろ
う画像の反射率分布を予測し、作成し短時間での画像品
質評価をする画像品質予測方法が開示されている。ま
た、特開2000−224346号公報(以下従来例2
と称す)には、プリンタなどの画像記録装置の画像品質
を予測し、短時間で評価することを可能とするもので、
入力された評価用画像の画像データが被評価の画像記録
装置から出力された場合の画像の反射率分布を実際の被
評価の画像出力装置もしくは類似装置の出力データにお
ける複数のドットの反射率分布から平均計算したドット
の重心からの距離に対する反射率分布データを用いて計
算することにより、評価対象となる画像記録装置から出
力されるであろう画像の反射率分布を予測し、作成し短
時間での画像品質評価を可能した画像品質予測方法が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1の方法は、ドット反射率分布データをドット中心
位置から距離の関数とし計算するものであるが、ドット
の反射率分布が実際の被評価画像出力装置の反射率分布
を正確に反映していないという問題があった。また、上
記従来例2の方法は、実際の出力画像におけるドットか
ら平均的なドットを形成して反射率分布テーブルを作成
し、出力画像を算出するものであるが、例えばインクジ
ェットプリンタのように使用する用紙の種類により、形
成されるドット形状は非常に複雑で、かつドット毎に全
く異なる形をしているため、ドットの反射率分布データ
を複数の実際の出力データより平均的なデータを計算し
た場合、平均計算されたドット反射率分布と実際の出力
画像におけるドットの反射率分布が全く異なる場合があ
る。更に、用紙種類により生成される画像の品質は全く
異なるものであるがそのような点も考慮されていない。
また、電子写真方式の画像形成装置でも、ドットの反射
率分布や形状は大きなばらつきを有し、ドットの平均反
射率分布を用いて出力画像の反射率分布を正確に算出す
ることは困難であった。更に、使用する用紙によりドッ
トの反射率分布や形状が異なり出力画像の画質が異な
る。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ドット形状の複雑な変化の影響を正確に反映
し、画像記録装置から出力されるであろう画像の反射率
分布を予測し作成して短時間で高精度に画像品質の評価
を可能とした画像品質予測装置、画像品質予測方法及び
該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、被評価出力画像記録装置の画像品質を予測する画
像品質予測装置は、被評価出力画像記録装置から出力さ
れた場合の画像の反射率分布を実際の被評価出力画像記
録装置もしくは類似装置の出力データにおける複数のド
ットの反射率分布から平均計算して保持する反射率分布
保持手段と、被評価出力画像記録装置から出力された場
合の画像のドットの位置ずれ量を実際の被評価出力画像
記録装置もしくは類似装置の出力データにおける複数の
ドットの重心位置から求めて保持する位置ずれ量保持手
段と、反射率分布保持手段に保持された、ドットの重心
からの距離に対する反射率分布データと、位置ずれ量保
持手段に保持されたドットの位置ずれ量データを用い、
入力された評価用画像の画像データから被評価出力画像
記録装置から出力された画像の反射率分布を計算する反
射率分布算出手段とを具備したことに特徴がある。よっ
て、実際に画像の出力を行うのではなく、評価対象とな
る出力画像記録装置の基本仕様に基づいて評価対象とな
る画像記録装置から出力されるであろう画像の反射率分
布を実測結果に基づいたドット位置ずれ量を反映して算
出するものであり、短時間でより高精度な画像品質評価
の予測が可能となる。
【0007】また、別の発明としての画像品質予測装置
によれば、被評価出力画像記録装置もしくは被評価出力
画像記録装置の類似装置の出力データにおける複数のド
ットの反射率分布データを複数種類の用紙に対応して保
持する反射率分布保持手段と、画像品質を予測する用紙
の種類を設定する用紙種類設定手段と、反射率分布保持
手段に保持した複数の反射率分布データから用紙種類設
定手段によって設定された用紙種別に対応したデータか
ら選択した反射率データ及び入力された評価用画像の画
像データを用い、被評価出力画像記録装置から出力され
た画像の反射率分布を計算する反射率分布算出手段とを
具備したことに特徴がある。よって、実際に画像の出力
を行うのではなく、評価対象となる出力画像記録装置の
基本仕様に基づいて評価対象となる画像記録装置から出
力されるであろう画像の反射率分布を使用する用紙の種
類による画像品質の変化を考慮して算出するものであ
り、短時間でより高精度な画像品質評価の予測が可能と
なる。
【0008】更に、別の発明として、被評価出力画像記
録装置の画像品質を予測する画像品質予測方法によれ
ば、被評価出力画像記録装置から出力された場合の画像
の反射率分布を実際の被評価出力画像記録装置もしくは
類似装置の出力データにおける複数のドットの反射率分
布から平均計算し、被評価出力画像記録装置から出力さ
れた場合の画像のドットの位置ずれ量を実際の被評価出
力画像記録装置もしくは類似装置の出力データにおける
複数のドットの重心位置から平均計算し、ドットの重心
からの距離に対する反射率分布データとドットの位置ず
れ量データを用い、入力された評価用画像の画像データ
から被評価出力画像記録装置から出力された画像の反射
率分布を計算する。よって、実際に画像の出力を行うの
ではなく、評価対象となる出力画像記録装置の基本仕様
に基づいて評価対象となる画像記録装置から出力される
であろう画像の反射率分布を実測結果に基づいたドット
位置ずれ量を反映して算出するものであり、短時間でよ
り高精度な画像品質評価の予測が可能となる。
【0009】また、別の発明として、被評価出力画像記
録装置の画像品質を予測する画像品質予測方法によれ
ば、被評価出力画像記録装置もしくは被評価出力画像記
録装置の類似装置の出力データにおける複数のドットの
反射率分布データを複数種類の用紙に対応して保持し、
保持した複数の反射率分布データから設定された用紙種
別に対応したデータから選択した反射率データ及び入力
された評価用画像の画像データを用い、被評価出力画像
記録装置から出力された画像の反射率分布を計算する。
よって、実際に画像の出力を行うのではなく、評価対象
となる出力画像記録装置の基本仕様に基づいて評価対象
となる画像記録装置から出力されるであろう画像の反射
率分布を使用する用紙の種類による画像品質の変化を考
慮して算出するものであり、短時間でより高精度な画像
品質評価の予測が可能となる。
【0010】更に、上記記載の画像品質予測方法を実行
するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に特徴がある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の画像品質予測装置は、被
評価出力画像記録装置から出力された場合の画像の反射
率分布を実際の被評価出力画像記録装置もしくは類似装
置の出力データにおける複数のドットの反射率分布から
平均計算して保持する反射率分布保持手段と、被評価出
力画像記録装置から出力された場合の画像のドットの位
置ずれ量を実際の被評価出力画像記録装置もしくは類似
装置の出力データにおける複数のドットの重心位置から
求めて保持する位置ずれ量保持手段と、反射率分布保持
手段に保持された、ドットの重心からの距離に対する反
射率分布データと、位置ずれ量保持手段に保持されたド
ットの位置ずれ量データを用い、入力された評価用画像
の画像データから被評価出力画像記録装置から出力され
た画像の反射率分布を計算する反射率分布算出手段とを
具備した。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る画像品質
予測装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、第1の実施例の画像品質予測装置1は、画像データ
入力部11と、基本仕様データ記憶部12と、反射率分
布算出部13と、出力部14とを含んだ構成されてい
る。画像データ入力部11は、評価する画像記録装置が
どの位置にドットを記録するかを示す画像データを入力
するものであり、評価する画像記録装置が2値のプリン
タである場合にはドットがオン又はオフを表す「0」又
は「1」のデータ列を画像データとして入力し、あるい
は評価する画像記録装置が多値のプリンタである場合に
は記録するドットの大きさもしくは濃さを表す8bit
のデータ列を画像データとして後述するドット位置算出
部131に入力するためのものである。基本仕様データ
記憶部12には、評価する画像記録装置の一般的に1イ
ンチ当たりに記録できるドット数(DPIで表示)であ
る記録密度を保持する記録密度保持部121と、図2に
示すように例えば実際の被評価画像記録装置もしくは被
評価画像記録装置の旧型機種などの類似装置において等
間隔にドットを出力した出力画像から個々のドットの重
心位置を求め、所定位置からのずれ量を主走査方向成分
及び副走査方向成分で計算して平均値及び標準偏差値を
保持するドットの位置ずれ量保持部122と、実際の被
評価画像記録装置もしくは類似装置の出力データにおけ
る複数のドットを読み取り、ドットの中心からの距離に
対する反射率分布の平均を求めてデータ化したものを保
持するドットの反射率分布保持部123とを含んで構成
されている。反射率分布算出部13は、画像データ入力
部11から入力された画像データに対して当該画像デー
タの内評価対象のドット位置をドット位置算出部131
により計算し、反射率分布算出部132により算出した
ドット位置における記録密度よりも細かなピッチで各点
の反射率を計算する。算出した反射率に基づいて反射率
分布を作成して出力部14に出力する。
【0013】ここで、図1の反射率分布算出部132で
反射率分布を算出する際に付加し、図1の位置ずれ量保
持部122に格納されているドットの位置ずれ量は、個
々のドット毎に計算され、主走査方向位置ずれ量と副走
査方向位置ずれ量のそれぞれに対し、求められた位置ず
れ量の平均値および標準偏差値から、たとえば次式によ
り計算される。
【0014】ΔD=Dm+Dsd*nrnd() ただし、ΔD:位置ずれ量、Dm:位置ずれ量平均値、Dsd:
位置ずれ量の標準偏差、nrnd():標準正規分布の乱数を
生成する関数。
【0015】ここで、図1の反射率分布算出部132に
よって求められた反射率分布データの一例を示す図3か
らわかるように、ドットが記録された位置は記録装置の
記録密度から求められ、図中の黒点がドット記録可能な
位置であり、そのドットが記録できる位置にドットが記
録されるかどうかは上述したように入力された画像デー
タによって決まる。
【0016】次に、第1の実施例の画像品質予測装置の
動作である画像品質予測方法について、図1と図4に示
す動作フローに従って説明する。先ず、全画素に対して
の反射率の計算が終了したか否かを判断して、終了して
いない場合は更に全画像形成装置に対して反射率の計算
が終了したか否かを判断する(ステップS101;N
O、ステップS102)。そして、ステップS102に
おいて全画像形成装置に対しての計算が終了していない
場合は、算出対象のドットの位置が反射率影響距離内に
あるか否かを判断する(ステップS102;NO、ステ
ップS103)。算出対象のドットの位置が反射率影響
距離内にあれば使用されたドット形成装置におけるドッ
トの位置ずれ量を上記算出手順によって行う(ステップ
S103;YES、ステップS104)。なお、算出対
象のドットの位置が反射率影響距離内でなければ、当該
ドットは反射率算出不可能として処理してステップS1
02に戻り次の算出対象のドットの位置が反射率影響距
離内にあるか否かを判断する(ステップS103;N
O)。そして、使用されたドット形成装置における反射
率の計算を行うと共にドット中心からの距離を算出して
反射率を算出する(ステップS105,S106)。す
なわち、図1の反射率分布算出手段132では、記録密
度よりも細かいピッチ、例えば図5に破線で示した線で
ある1/8ピッチで各点の反射率を計算する。ここで、
ドットが記録される位置は記録装置の記録密度およびド
ット位置ずれ量から求められる。画像データ入力部11
より入力となる画像データより記録装置が生成するドッ
トの位置および大きさもしくは濃さを表す8bitのデ
ータ列を受け取り、ドット位置算出部131によって算
出されたドット位置と反射率分布保持部123に保持さ
れている反射率分布とから反射率を次に示すように算出
する。例えば図5の点aの反射率を求める場合にはもっ
と近いドットAの中心からの相対位置からドット形成装
置毎に保持され、使用されるドット形成装置に合わせ選
択された反射率分布データより得る。また、点bのよう
にドットA,B両方からの影響を受けるような点ではド
ットAの中心からの相対位置に応じた反射率とドットB
の中心からの相対位置に応じた反射率の乗算として反射
率を求める(ステップS107,S108)。このよう
にして各点の反射率を順次求めていき、全ての画素、そ
して全ての画像形成装置に対して画像の反射率分布を算
出する(ステップS101;YES、ステップS10
2;YES)。この反射率分布の平均値を求めれば画像
濃度が求められ、記録装置のガンマ特性の評価が可能と
なる。また、反射率分布をグラフ化したり、反射率に応
じた輝度信号に変換しCRTモニタで表示することで簡
単な画像の評価は可能となる。
【0017】図6は本発明の第2の実施例に係る画像品
質予測装置の構成を示すブロック図である。同図におい
て、第2の実施例の画像品質予測装置2は、画像データ
入力部21と、基本仕様データ記憶部22と、反射率分
布算出部23と、出力部24と、用紙種類設定部25と
を含んだ構成されている。画像データ入力部21は、評
価する画像記録装置がどの位置にドットを記録するかを
示す画像データを入力するものであり、評価する画像記
録装置が2値のプリンタである場合にはドットがオン又
はオフを表す「0」又は「1」のデータ列を画像データ
として入力し、あるいは評価する画像記録装置が多値の
プリンタである場合には記録するドットの大きさもしく
は濃さを表す8bitのデータ列を画像データとして後
述するドット位置算出部231に入力するためのもので
ある。基本仕様データ記憶部22には、評価する画像記
録装置の記録密度を保持する記録密度保持部221、こ
こでの記録密度とは一般的に1インチ当たりに記録でき
るドット数(DPIで表示)であり、図7に示すように
例えば実際の被評価画像記録装置もしくは被評価画像記
録装置の旧型機種などの類似装置における複数のドット
形成装置から出力された出力画像からドットを個別に切
り出して2次元のテーブルとして更に図7の(a)に示
す専用コート紙や図7の(b)に示す普通紙のように使
用される用紙毎に複数のドットの反射率分布、例えば図
8の(a)に示すような専用コート紙用の反射率分布や
図8の(b)に示すような普通紙用の反射率分布を保持
するドットの反射率分布保持部222と、そして後述す
る用紙種類設定部25によって設定された用紙の種類に
応じたドットの反射率分布を選択するドットの反射率分
布選択部223とを含んで構成されている。反射率分布
算出部23は、画像データ入力部21から入力された画
像データに対して当該画像データの内評価対象のドット
位置をドット位置算出部231により計算し、反射率分
布算出部232により算出したドット位置における記録
密度よりも細かなピッチで各点の反射率を計算する。算
出した反射率に基づいて反射率分布を作成して出力部2
4に出力する。
【0018】次に、第2の実施例の画像品質予測装置の
動作である画像品質予測方法について、図6と図9に示
す動作フローに従って説明する。先ず、全画素に対して
の反射率の計算が終了したか否かを判断して、終了して
いない場合は更に全画像形成装置に対して反射率の計算
が終了したか否かを判断する(ステップS201;N
O、ステップS202)。そして、ステップS202に
おいて全画像形成装置に対しての計算が終了していない
場合は、算出対象のドットの位置が反射率影響距離内に
あるか否かを判断する(ステップS202;NO、ステ
ップS203)。算出対象のドットの位置が反射率影響
距離内にあれば使用されたドット形成装置における反射
率の計算を行う(ステップS203;YES、ステップ
S204)。なお、算出対象のドットの位置が反射率影
響距離内でなければ、当該ドットは反射率算出不可能と
して処理してステップS202に戻り次の算出対象のド
ットの位置が反射率影響距離内にあるか否かを判断する
(ステップS203;NO)。そして、ドット中心から
の距離を算出して反射率を算出すると共に図1の用紙種
類設定部25によって設定された用紙種類に応じて図6
の反射率分布選択部223によって反射率分布データを
選択する(ステップS205,S206)。すなわち、
図6の反射率分布算出手段232では、記録密度よりも
細かいピッチ、例えば図10に破線で示した線である1
/8ピッチで各点の反射率を計算する。画像データ入力
部21より入力となる画像データより記録装置が生成す
るドットの位置および大きさもしくは濃さを表す8bi
tのデータ列を受け取り、記録装置の記録密度保持部2
21に保持されている記録密度とドットの反射率分布保
持部222に保持されている複数のドット形成装置毎の
反射率分布と、ドットの反射率分布選択部223によっ
て選択されて反射率分布保持部222に保持されている
画素毎の使用するドット形成装置制御情報とから反射率
を次に示すように算出する。例えば図10の点cの反射
率を求める場合にはもっと近いドットCの中心からの相
対位置からドット形成装置毎に保持され、使用されるド
ット形成装置に合わせ選択された反射率分布データより
得る。また、点dのようにドットC,D両方からの影響
を受けるような点ではドットCの中心からの相対位置に
応じた反射率とドットDの中心からの相対位置に応じた
反射率の乗算として反射率を求める(ステップS20
7,S208)。このようにして各点の反射率を順次求
めていき、全ての画素、そして全ての画像形成装置に対
して画像の反射率分布を算出する(ステップS201;
YES、ステップS202;YES)。この反射率分布
の平均値を求めれば画像濃度が求められ、記録装置のガ
ンマ特性の評価が可能となる。また、反射率分布をグラ
フ化したり、反射率に応じた輝度信号に変換しCRTモ
ニタで表示することで簡単な画像の評価は可能となる。
【0019】次に、図11は本発明のシステム構成を示
すブロック図である。つまり、同図は上記各実施例にお
ける画像品質予測方法によるソフトウェアを実行するマ
イクロプロセッサ等から構築されるハードウェアを示す
ものである。同図において、画像品質予測システムはイ
ンターフェース(以下I/Fと略す)101、CPU1
02、ROM103、RAM104、表示装置105、
ハードディスク106、キーボード107及びCD−R
OMドライブ108を含んで構成されている。また、汎
用の処理装置を用意し、CD−ROM109などの読み
取り可能な記憶媒体には、本発明の画像品質予測方法を
実行するプログラムが記憶されている。更に、I/F1
01を介して外部装置から制御信号が入力され、キーボ
ード107によって操作者による指令又は自動的に本発
明のプログラムが起動される。そして、CPU102は
当該プログラムに従って上述の画像品質予測方法に伴う
画像品質予測制御処理を施し、その処理結果をRAM1
04やハードディスク106等の記憶装置に格納し、必
要により表示装置105などに出力する。以上のよう
に、本発明の画像品質予測方法を実行するプログラムが
記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変
えることなく、かつ画像品質予測システムを構築する装
置を汎用的に使用することができる。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被評価出力画像記録装置の画像品質を予測する画像品質
予測装置は、被評価出力画像記録装置から出力された場
合の画像の反射率分布を実際の被評価出力画像記録装置
もしくは類似装置の出力データにおける複数のドットの
反射率分布から平均計算して保持する反射率分布保持手
段と、被評価出力画像記録装置から出力された場合の画
像のドットの位置ずれ量を実際の被評価出力画像記録装
置もしくは類似装置の出力データにおける複数のドット
の重心位置から求めて保持する位置ずれ量保持手段と、
反射率分布保持手段に保持された、ドットの重心からの
距離に対する反射率分布データと、位置ずれ量保持手段
に保持されたドットの位置ずれ量データを用い、入力さ
れた評価用画像の画像データから被評価出力画像記録装
置から出力された画像の反射率分布を計算する反射率分
布算出手段とを具備したことに特徴がある。よって、実
際に画像の出力を行うのではなく、評価対象となる出力
画像記録装置の基本仕様に基づいて評価対象となる画像
記録装置から出力されるであろう画像の反射率分布を実
測結果に基づいたドット位置ずれ量を反映して算出する
ものであり、短時間でより高精度な画像品質評価の予測
が可能となる。
【0022】また、別の発明としての画像品質予測装置
によれば、被評価出力画像記録装置もしくは被評価出力
画像記録装置の類似装置の出力データにおける複数のド
ットの反射率分布データを複数種類の用紙に対応して保
持する反射率分布保持手段と、画像品質を予測する用紙
の種類を設定する用紙種類設定手段と、反射率分布保持
手段に保持した複数の反射率分布データから用紙種類設
定手段によって設定された用紙種別に対応したデータか
ら選択した反射率データ及び入力された評価用画像の画
像データを用い、被評価出力画像記録装置から出力され
た画像の反射率分布を計算する反射率分布算出手段とを
具備したことに特徴がある。よって、実際に画像の出力
を行うのではなく、評価対象となる出力画像記録装置の
基本仕様に基づいて評価対象となる画像記録装置から出
力されるであろう画像の反射率分布を使用する用紙の種
類による画像品質の変化を考慮して算出するものであ
り、短時間でより高精度な画像品質評価の予測が可能と
なる。
【0023】更に、別の発明として、被評価出力画像記
録装置の画像品質を予測する画像品質予測方法によれ
ば、被評価出力画像記録装置から出力された場合の画像
の反射率分布を実際の被評価出力画像記録装置もしくは
類似装置の出力データにおける複数のドットの反射率分
布から平均計算し、被評価出力画像記録装置から出力さ
れた場合の画像のドットの位置ずれ量を実際の被評価出
力画像記録装置もしくは類似装置の出力データにおける
複数のドットの重心位置から平均計算し、ドットの重心
からの距離に対する反射率分布データとドットの位置ず
れ量データを用い、入力された評価用画像の画像データ
から被評価出力画像記録装置から出力された画像の反射
率分布を計算する。よって、実際に画像の室力を行うの
ではなく、評価対象となる出力画像記録装置の基本仕様
に基づいて評価対象となる画像記録装置から出力される
であろう画像の反射率分布を実測結果に基づいたドット
位置ずれ量を反映して算出するものであり、短時間でよ
り高精度な画像品質評価の予測が可能となる。
【0024】また、別の発明として、被評価出力画像記
録装置の画像品質を予測する画像品質予測方法によれ
ば、被評価出力画像記録装置もしくは被評価出力画像記
録装置の類似装置の出力データにおける複数のドットの
反射率分布データを複数種類の用紙に対応して保持し、
保持した複数の反射率分布データから設定された用紙種
別に対応したデータから選択した反射率データ及び入力
された評価用画像の画像データを用い、被評価出力画像
記録装置から出力された画像の反射率分布を計算する。
よって、実際に画像の出力を行うのではなく、評価対象
となる出力画像記録装置の基本仕様に基づいて評価対象
となる画像記録装置から出力されるであろう画像の反射
率分布を使用する用紙の種類による画像品質の変化を考
慮して算出するものであり、短時間でより高精度な画像
品質評価の予測が可能となる。
【0025】更に、上記記載の画像品質予測方法を実行
するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像品質予測装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例におけるドット位置ずれ量測定用
出力画像の一例を示す図である。
【図3】ドットの反射率分布の一例を示す特性図であ
る。
【図4】第1の実施例の画像品質予測装置の動作を示す
フローチャートである。
【図5】第1の実施例におけるドット記録画像の一例を
示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る画像品質予測装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施例における用紙種類別の出力画像の
一例を示す図である。
【図8】第2の実施例における用紙種類別の反射率分布
データの一例を示す図である。
【図9】第2の実施例の画像品質予測装置の動作を示す
フローチャートである。
【図10】第2の実施例におけるドット記録画像の一例
を示す図である。
【図11】本発明のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,2;画像品質予測装置、11,21;画像データ入
力部、12,22;基本仕様データ記憶部、13,2
3;反射率分布算出部13、14,24;出力部、2
5;用紙種類設定部、121,221;記録密度保持
部、122;位置ずれ量保持部、123,222;反射
率分布保持部、223;反射率分布選択部、131,2
31;ドット位置算出部、132,232;反射率分布
算出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP10 AQ06 KK18 KK25 KK28 KK35 5C077 LL11 PP46 PP59 PP74 PQ12 PQ18 PQ22 TT02 5L096 AA06 BA03 BA07 FA14 FA32 FA37 FA60 FA66 FA69 GA49 LA05 MA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被評価出力画像記録装置の画像品質を予
    測する画像品質予測装置において、 被評価出力画像記録装置から出力された場合の画像の反
    射率分布を実際の被評価出力画像記録装置もしくは類似
    装置の出力データにおける複数のドットの反射率分布か
    ら平均計算して保持する反射率分布保持手段と、 被評価出力画像記録装置から出力された場合の画像のド
    ットの位置ずれ量を実際の被評価出力画像記録装置もし
    くは類似装置の出力データにおける複数のドットの重心
    位置から求めて保持する位置ずれ量保持手段と、 反射率分布保持手段に保持された、ドットの重心からの
    距離に対する反射率分布データと、位置ずれ量保持手段
    に保持されたドットの位置ずれ量データを用い、入力さ
    れた評価用画像の画像データから被評価出力画像記録装
    置から出力された画像の反射率分布を計算する反射率分
    布算出手段とを具備したことを特徴とする画像品質予測
    装置。
  2. 【請求項2】 被評価出力画像記録装置の画像品質を予
    測する画像品質予測装置において、 被評価出力画像記録装置もしくは被評価出力画像記録装
    置の類似装置の出力データにおける複数のドットの反射
    率分布データを複数種類の用紙に対応して保持する反射
    率分布保持手段と、 画像品質を予測する用紙の種類を設定する用紙種類設定
    手段と、 反射率分布保持手段に保持した複数の反射率分布データ
    から用紙種類設定手段によって設定された用紙種別に対
    応したデータから選択した反射率データ及び入力された
    評価用画像の画像データを用い、被評価出力画像記録装
    置から出力された画像の反射率分布を計算する反射率分
    布算出手段とを具備したことを特徴とする画像品質予測
    装置。
  3. 【請求項3】 被評価出力画像記録装置の画像品質を予
    測する画像品質予測方法において、 被評価出力画像記録装置から出力された場合の画像の反
    射率分布を実際の被評価出力画像記録装置もしくは類似
    装置の出力データにおける複数のドットの反射率分布か
    ら平均計算し、被評価出力画像記録装置から出力された
    場合の画像のドットの位置ずれ量を実際の被評価出力画
    像記録装置もしくは類似装置の出力データにおける複数
    のドットの重心位置から平均計算し、ドットの重心から
    の距離に対する反射率分布データとドットの位置ずれ量
    データを用い、入力された評価用画像の画像データから
    被評価出力画像記録装置から出力された画像の反射率分
    布を計算することを特徴とする画像品質予測方法。
  4. 【請求項4】 被評価出力画像記録装置の画像品質を予
    測する画像品質予測方法において、 被評価出力画像記録装置もしくは被評価出力画像記録装
    置の類似装置の出力データにおける複数のドットの反射
    率分布データを複数種類の用紙に対応して保持し、保持
    した複数の反射率分布データから設定された用紙種別に
    対応したデータから選択した反射率データ及び入力され
    た評価用画像の画像データを用い、被評価出力画像記録
    装置から出力された画像の反射率分布を計算することを
    特徴とする画像品質予測方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の画像品質予測方
    法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156774A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法

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