JP2005313191A - レーザー加工装置およびレーザー加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管の内径を細くしても内面の施工が可能なレーザー加工装置およびレーザー加工方法を提供する。
【解決手段】レーザー光Laをパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部2aから出射する光ファイバ2と、このレーザー光出射部2aから所定距離隔てて対峙する位置関係となるように配置されるとともに、出射されたレーザー光を反射し集光して照射点に照射する非球面形状の反射面5aを有する反射ミラー5と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザー光を管形状の材料内面に照射し、被照射材料の穴開け、切断、表面処理等の加工を行うレーザー加工装置およびレーザー加工方法に関する。
レーザー光は波長が非常に短い可干渉性の単色光であって、位相がよく揃い、かつ、収束性が非常に高いので、狭い面積に高密度の光エネルギーを集中させることができるため、通信、計測、医療、金属加工などの広い分野で利用されている。
金属加工の分野では、高いエネルギー密度のレーザー光を利用して溶接、切断、穿孔、表面改質等の様々な加工が行われている。レーザー光を用いた加工は、非接触加工であるため光が届く場所であればどのような場所でも加工が可能なため、レーザー光を集光させて施工部に照射するための照射ヘッド部を小型にすることができる。また、材料への入熱が少ないため、精密な加工が可能である。
近年、パルス幅が100[ns]以下の短パルスレーザー光による加工が行われるようになった。原子力分野においても、原子炉炉内構造物の応力腐食割れを予防する目的で、レーザーピーニング施工が実用化されている。
このレーザーピーニングとは、高エネルギー密度のパルスレーザー光を水中で金属表面に照射することにより発生するプラズマの衝撃波を利用した金属表面の改質技術である。パルスレーザー光を水中で金属表面に照射することにより発生するプラズマの衝撃波の内部圧力は数GPaにも達するので、この圧力によって金属表面を組成変形させて金属表面に圧縮残留応力層を形成し、応力腐食割れ等による新たな亀裂発生を防止することが可能となる。金属表面に数ナノセコンド[ns]程度の非常にパルス幅の短い単パルスのレーザー光を照射するとレーザー光による熱影響は無視でき、金属表面の組成を変えることなく応力改善のみが可能である。
管形状の構造物を他の構造物に溶接した部分では、溶接部の管内面に引張残留応力が存在するため、レーザーピーニングにより管内面を応力改善することで亀裂の発生を防止することができる(例えば、特許文献1および特許文献2を参照)。
図9は特許文献1に記載されているレーザーピーニングに用いる管内面レーザー加工装置の模式図である。図9において、1は液中に設置されたレーザー加工装置100の照射ヘッドであり、図示していないパルスレーザー光源から出射されたレーザー光Laを導くための光ファイバ2と、伝送されたレーザー光Laを収束するための集光レンズ19と、集光されたレーザー光Laを反射して光路を変えて管内面の施工部18に照射するための平面状の反射ミラー20と、清浄用液体Liをレーザー光Laの照射点に噴射して照射点で発生する泡やゴミを取り除くための液体噴射ノズル7とから構成されている。21は光ファイバ2、集光レンズ19および反射ミラー20を収納する筒である。
特開平10-216983号公報(第3頁、第11頁、図15) 特開平11-285868号公報(第4−7頁、図1−3)
上述したように、従来のレーザー加工装置100は、照射ヘッド1が集光レンズ19と反射ミラー20とを内蔵するために管の径を細径化することが困難であり、さらに液体噴射ノズル7も備えなければならないため、これまでは内径15[mm]程度までの細管でなければ挿入できなかった。また、集光レンズ19で集光した後に反射ミラー20でレーザー光を反射するため、反射ミラー20の反射面でのレーザー光Laの集光径が小さくなり、反射面がレーザー光Laにより損傷を受ける危険性があった。
しかし、原子炉炉内構造物の中には内径が15[mm]よりももっと細い例えば10[mm]程度の細管も存在しており、かつ細管と他の構造物との溶接部に曲がり等の変形が生じている場合があり、従来のレーザー加工装置ではこのような細管の内面を施工することができなかった。
そこで、本発明は、管の内径をさらに細くしても内面の施工が可能なレーザー加工装置およびレーザー加工方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係るレーザー加工装置の発明は、レーザー光をパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部から出射する光ファイバを収納する光ファイバ収納筒と、この光ファイバ収納筒の先端部に設置され、内部に前記レーザー光出射部から所定距離を隔てて配置した非球面形状の反射面を有する反射ミラーを収納し、かつ周面に反射レーザー光を照射点に照射するためのレーザー照射窓を設けたミラー収納筒とを有する照射ヘッドと、レーザー光の照射点に清浄用液体を送る送液手段と、前記照射ヘッドを軸線方向に移動させる移動装置と、を備えたことを特徴とする。
さらにまた、請求項12に係るレーザー加工方法の発明は、レーザー光をパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部から出射する光ファイバを収納する光ファイバ収納筒と、この光ファイバ収納筒の先端部に設置され、前記レーザー光出射部から所定距離を隔てて対峙する位置関係となるように配置した非球面形状の反射面を有する反射ミラーを収納し、かつ集光されたレーザー光を照射するためのレーザー光照射窓を設けたミラー収納筒とを備えた照射ヘッドを用いて管内面をレーザー加工する際、前記照射ヘッドを移動装置により軸線方向に移動させながら前記反射ミラーを回転駆動装置により1方向に回転させることにより、レーザー光を管内面の照射点にらせん状に照射するようにしたことを特徴とする。
本発明によるレーザー加工装置の照射ヘッドは、光ファイバから出射されたレーザー光を非球面反射ミラーによって反射し集光して施工面に照射するように構成したので、従来のようにレーザー光を集光するための集光レンズを照射ヘッドに内蔵する必要がなく、その分照射ヘッドの外径を細くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。なお、各図を通じて共通する部分には同一符号を、関連する部分には添字を付けて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係るレーザー加工装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
図1において、100はレーザー加工装置であり、1はその照射ヘッドである。この照射ヘッド1はレーザー出射部1と、出射されたレーザー光を反射して集光するミラー部1とから構成される。
レーザー出射部1は図示しないレーザー光源からのレーザー光Laを導く光ファイバ2と、この光ファイバ2の先端部2aを固定するための固定端子3と、これら光ファイバ2、固定端子3を収納し保護する光ファイバ保護筒4から構成される。
一方ミラー部1はレーザー光を出射する光ファイバ先端部2aから所定距離を隔てて対峙する非球面の反射面5aを有する反射ミラー5と、この反射ミラー5を収納し保護するミラー収納筒6とによって構成されている。
なお、光ファイバ保護筒4とミラー収納筒6とは同一直線状に固定されており、しかも、このミラー収納筒6の円周面には前記反射ミラー5により反射されたレーザー光Laを図示しない細管内面の施工部に向けて照射するためのレーザー光照射窓6aを設けている。
そして、前記非球面反射ミラー5は、例えば銅やアルミニウム等の金属材料、あるいは石英等の光学材料を研磨した後に反射面5aに誘電体多層膜および耐水性の膜を蒸着して製作したものである。この非球面反射ミラー5は従来の技術で採用している集光レンズ19に比べて集光スポットの収差が大きくなる欠点はあるが、反射面5aは通常使用される単純な放物面ではなく回転楕円面とすることにより収差を小さく押さえてあり、また、均一な蒸着面を得るために反射面の機械加工はナノメートル単位の面粗さに押さえてある。
なお、7は液体噴射ノズル、8は照射ヘッド1を施工時に移動させるために設けた移動装置であり、腕部8aにより光ファイバ収納筒2に取り付けてある。
このように構成された照射ヘッド1を用いてレーザーピーニング等を行う場合、照射ヘッド1および図示しない管内面施工部を水等の液の中に漬けた状態で、光ファイバ2により図示しないレーザー光源からのレーザー光を導き、光ファイバ2の端部2aからレーザー光Laを出射させる。すると、出射されたレーザー光Laは非球面反射ミラー5の反射面5aにより反射され同時に集光されて施工部に照射される。以降、前述したレーザーピーニングにより管内面の応力を改善する。
以上述べたように本実施の形態によれば、光ファイバ2から出射されたレーザー光4を非球面反射ミラー5によって反射し集光して施工面に照射するように構成したので、従来のようにレーザー光を集光するための集光レンズを照射ヘッドに内蔵する必要がなく、その分照射ヘッドの外径を細くすることができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明に係るレーザー加工装置の第2の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態は、前記第1の実施の形態の照射ヘッド1を改良したもので、照射ヘッド1の非球面反射ミラー5を軸線に対して回転させるミラー回転駆動装置を付加したものである。
すなわち、本実施の形態は図2で示すように光ファイバ収納筒4の下端部に対して外側収納筒9を嵌合により固定し、この外側収納筒9内に前記光ファイバ先端部2aから所定距離を隔てて対峙する反射ミラー5を有する保護するミラー収納筒6を回転可能に収納するとともに、反射ミラー5の下部にモータ10を配置して反射ミラー5を回転駆動するように構成している。なお、外側収納筒9の外周部には前記レーザー照射窓6aと対応する部位にレーザー照射窓9aを設けている。
このように構成された照射ヘッド1を用いてレーザーピーニング等を行う場合、照射ヘッド1および図示しない管内面施工部を液中に浸した状態で、光ファイバ2によって図示しないレーザー光源からのレーザー光4を導き、光ファイバ2の端部2aからレーザー光Laを出射させる。すると、出射されたレーザー光は非球面反射ミラー5の反射面5aにより反射され同時に集光されて施工部に照射される。
このレーザー光Laを照射する際、移動装置8により照射ヘッド1を光ファイバ収納筒2の軸方向に移動させながらモータ10で非球面反射ミラー5を1方向に回転させることにより、レーザー光Laは管内面施工部に対して螺旋状に照射され、単純な回転駆動装置と1方向への直線移動装置を付加するだけで均一にむらなく管内面を施工することができる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、非球面反射ミラー5をモータ10により回転駆動するとともに、照射ヘッド1自体を一方向に移動させる直線移動装置を設けるようにしたので、均一にむらなく管内面を施工することができるという作用効果を奏することができる。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明に係るレーザー加工装置の第3の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態は、第2の実施の形態を改良したもので、照射ヘッド1を光ファイバ収納筒2の軸方向に移動させることおよび非球面反射ミラー5を回転駆動させるということについては第2の実施の形態と共通するが、本実施の形態の場合非球面反射ミラー5を回転駆動させるための具体的構成が第2の実施の形態とは異なる。
すなわち、図3に示すように本実施の形態の場合、光ファイバ収納筒2と、この光ファイバ収納筒2の外径よりも内径の大きいミラー収納筒6とを同心状に配置して2重管構造にするとともに、ミラー収納筒6の上端部外周面に歯車機構11を設け、この歯車機構11をモータ10で回転駆動するようにしたことを特徴とするものであり、その他は第2の実施の形態とほぼ同じである。
本実施の形態の場合、第2の実施の形態と同様レーザー光4を照射するにあたり、移動装置8により照射ヘッド1を光ファイバ収納筒2の軸方向に移動させながら歯車機構11を介してモータ10で非球面反射ミラー5を回転させるようにしたので、レーザー光4を管内面施工部に対して螺旋状に照射することができ、均一にむらなく管内面を施工することができる。
しかも本実施の形態では、モータ10をミラー収納筒6の外部に設置することができるため、照射ヘッド1の外径をより細く製作することが可能である。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明に係るレーザー加工装置の第4の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態は、第3の実施の形態を改良したもので、第3の実施の形態と異なるところはミラー収納筒6の側面に沿って設けていた液体噴射ノズル7を廃止し、替わりに液体注入口7から清浄用液体を注入し、光ファイバ収納筒2とミラー収納筒6との間に形成された環状の隙間を通して清浄用液体の流れを形成するように構成したものであり、その他は第3の実施の形態とほぼ同じである。
本実施の形態によれば、第2乃至第3の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏することができる。すなわち、照射ヘッド1の光ファイバ収納筒2とミラー収納筒6の間の環状隙間に上部から清浄用液体Liを流すことでレーザー光Laの照射点に清浄用液体Liの流れを作ることができ、液体噴射ノズル7を別途設ける必要がなくなるので照射ヘッド1をより細径にすることができる。
また、他端が閉塞された管の内面を施工する場合でもレーザー光4の照射点に清浄用液体Liの流れを作ることが容易となる。さらに、フィルタで清浄化した清浄用液体Liを光ファイバ収納筒2とミラー収納筒6の間に流すことにより、非球面反射ミラー5の表面およびレーザー光Laの光路を清浄に保つことが可能である。
(第5の実施の形態)
図5は、本発明に係るレーザー加工装置の第5の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態は、第4の実施の形態の改良に関するもので、第4の実施の形態のようにミラー収納筒6の上端部に設けた液体注入口7から清浄用液体を注入する替わりに、ミラー収納筒6の内部にプロペラを固定し、ミラー収納筒6の回転により、清浄用液体を非球面反射ミラー5の反射面5aに流すように構成したものである。
すなわち、図5に示すように、ミラー収納筒6がミラー反射面の近傍にレーザー照射窓6aを有していること自体はミラー収納筒6と同様であるが、光ファイバ2の端部2aの近傍外周部に液体吸込み口6bを設け、さらにこの液体吸込み口6bとレーザー照射窓6aとの中間部にプロペラ12を固定したことが異なっている。
本実施の形態の場合、モータ10でミラー収納筒6を回転させることにより反射ミラー5とともに、プロペラ12が一体的に回転する。このプロペラ12の回転によって推力が生じる。この結果、液体吸込み口6bから清浄用液体Liが筒内部に吸い込まれ、反射ミラー5の反射面5aから照射口6aを通ってレーザー光Laの照射点に向かって清浄用液体の流れを作ることができる。
このように、本実施の形態によれば、第4の実施の形態の作用効果に加えて、外部から清浄用液体を注入するための送液手段を設ける必要もなくなるので、シンプルな構成の照射ヘッドを構成することができる。
(第6の実施の形態)
図6は、本発明に係るレーザー加工装置の第6の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態は第4の実施の形態の一部の構成を変更したもので、ミラー収納筒6の替わりに上下2分割したミラー収納筒6および6を設け、しかも下部ミラー収納筒6内部に反射ミラー5およびこの反射ミラー5の上部にプロペラ12を設けるようにしたものである。図中13は、前記下部ミラー収納筒6を回転自在に支持する軸受兼連結部である。
本実施の形態によれば、液体注入口7から注入されレーザー光Laの照射点へ流れる清浄用液体Liによってプロペラ12に回転駆動力を与え、このプロペラ12によって下部ミラー収納筒6とともに反射ミラー5を回転させるようにしたので、モータ10や10等のように別個に回転駆動装置を設けずにレーザー光をらせん状に照射することができる。
(第7の実施の形態)
図7は、本発明に係るレーザー加工装置の第7の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態はこれまで述べてきた実施の形態とは異なり、図7で示すように、光ファイバ2および固定端子3を収容する光ファイバ収納筒4および非球面反射ミラー5を収容するミラー収納筒6を樹脂あるいは編組等の柔軟性に富む構造の金属で構成したものである。
このように、光ファイバ収納筒4およびミラー収納筒6に柔軟性を持たせたことにより、湾曲した施工対象18でも容易に照射ヘッド1を挿入することができ、施工が可能になる。
(第8の実施の形態)
図8は、本発明に係るレーザー加工装置の第8の実施の形態を示す構成図である。
本実施の形態は第4の実施の形態の改良に関するもので、照射ヘッド1外面のレーザー光出射位置の下部に位置決め機構17を設けるように構成したものである。
この位置決め機構17は、固定式あるいは回転可能な突起14と、この突起14の反対側にスプリング15により常時外側に押しだされる突起16とから構成される。
このように位置決め機構17を照射ヘッド1の下部に設けることにより、突起14、16が常に細管18の管内面に押しつけられるので、反射ミラー5と照射点との距離を常に一定に保つことができ、均一な加工をすることが可能である。
本発明に係るレーザー加工装置の第1の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第2の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第3の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第4の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第5の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第6の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第7の実施の形態を示す構成図。 本発明に係るレーザー加工装置の第8の実施の形態を示す構成図。 従来のレーザー加工装置を示す構成図。
符号の説明
1…照射ヘッド、1…レーザー出射部、1…ミラー部、2…光ファイバ、2a…レーザー光出射部、3…光ファイバ固定端子、4,4…光ファイバ収納筒、5…反射ミラー、5a…反射面、6,6,6,6,6…ミラー収納筒、6a…レーザー光照射窓、7…液体噴射ノズル、7…液体注入口、8…移動装置、9…外側収納筒、10,10…回転駆動装置(モータ)、11…歯車機構、12…プロペラ、13…軸受兼連結部、14…突起、15…スプリング、16…突起、17…位置決め機構、18…施工対象、100…レーザー加工装置、La…レーザー光、Li…清浄用液体。

Claims (12)

  1. レーザー光をパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部から出射する光ファイバを収納する光ファイバ収納筒と、この光ファイバ収納筒の先端部に設置され、内部に前記レーザー光出射部から所定距離を隔てて配置した非球面形状の反射面を有する反射ミラーを収納し、かつ周面に反射レーザー光を照射点に照射するためのレーザー照射窓を設けたミラー収納筒とを有する照射ヘッドと、
    レーザー光の照射点に清浄用液体を送る送液手段と、
    前記照射ヘッドを軸線方向に移動させる移動装置と、
    を備えたことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 前記照射ヘッドは、レーザー光をパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部から出射する光ファイバと、
    このレーザー光出射部から所定距離隔てて対峙する位置関係となるように配置されるとともに、出射されたレーザー光を反射し集光して照射点に照射する非球面形状の反射面を有する反射ミラーと、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のレーザー加工装置。
  3. 前記照射ヘッドは、レーザー光をパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部から出射する光ファイバを収納する光ファイバ収納筒と、
    この光ファイバ収納筒の先端部に設置され、前記レーザー光出射部から所定距離を隔てて対峙する位置関係となるように配置された非球面形状の反射面を有する反射ミラーを収納し、かつ反射されたレーザー光を照射するためのレーザー光照射窓を形成したミラー収納筒と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のレーザー加工装置。
  4. 前記反射ミラーを1方向に回転駆動させる回転駆動装置とを備えたことを特徴とする請求項1記載のレーザー加工装置。
  5. 前記反射ミラーの反射面の裏面側に配置した回転駆動装置により反射ミラーを一方向に回転駆動するようにしたことを特徴とする請求項4記載のレーザー加工装置。
  6. 前記光ファイバ収納筒よりも前記ミラー収納筒を大径に形成するとともに、前記レーザー光出射部と反射ミラーとが所定距離隔てて対峙する位置関係となるように、前記光ファイバ収納筒およびミラー収納筒を同心状に配置し、前記ミラー収納筒を前記回転駆動装置により回転させることを特徴とする請求項4記載のレーザー加工装置。
  7. 前記光ファイバ収納筒とミラー収納筒との間の隙間に清浄用液体を注入し、前記反射ミラーの反射面からレーザー光照射点に向かって清浄用液体を流すことを特徴とする請求項6記載のレーザー加工装置。
  8. 前記ミラー収納筒内周部のミラー反射面上にプロペラを固定し、さらにこのプロペラの上部に清浄用液体吸込み口を形成し、前記ミラー収納筒を回転駆動装置によって回転させることにより外部からミラー収納筒内部に清浄用液体を吸い込み、ミラー反射面を経てレーザー光照射窓から吐出するようにしたことを特徴とする請求項3記載のレーザー加工装置。
  9. 前記ミラー収納筒を回転可能に支持するとともに、その内周部にプロペラを設け、前記送液手段から前記光ファイバ収納筒およびミラー収納筒間の隙間からミラー反射面に向けて清浄用液体を流すことにより、プロペラを介してミラー収納筒を回転させることを特徴とする請求項4記載のレーザー加工装置。
  10. 前記光ファイバ収納筒およびミラー収納筒を可撓性をもたせたことを特徴とする請求項3記載のレーザー加工装置。
  11. 前記ミラー収納筒の外周部にスプリングによって常時管内面突起部を押しつける位置決め機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のレーザー加工装置。
  12. レーザー光をパルスレーザー光源から導いてレーザー光出射部から出射する光ファイバを収納する光ファイバ収納筒と、この光ファイバ収納筒の先端部に設置され、前記レーザー光出射部から所定距離を隔てて対峙する位置関係となるように配置した非球面形状の反射面を有する反射ミラーを収納し、かつ集光されたレーザー光を照射するためのレーザー光照射窓を設けたミラー収納筒とを備えた照射ヘッドを用いて管内面をレーザー加工する際、前記照射ヘッドを移動装置により軸線方向に移動させながら前記反射ミラーを回転駆動装置により1方向に回転させることにより、レーザー光を管内面の照射点にらせん状に照射するようにしたことを特徴とするレーザー加工方法。

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