JP2005312548A - ヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレスト Download PDF

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【課題】 ヘッドレストステーがメッキ後に折曲げられた場合において、その折曲げ部分に対するポリウレタンフォームの密着性を向上させることができると共に、ヘッドレストステーの折曲げ部分に腐食が生ずることを抑制することができるヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレストを提供する。
【解決手段】 ポリウレタンフォーム16は、袋状の表皮12内にヘッドレストステー15を挿入した状態で内包される。ヘッドレストステー15は、鋼材の表面にメッキを施した後に折曲げ形成される。ポリウレタンフォーム16の製造原料としてのポリエーテルポリオールは、多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体で、ポリエチレンオキシド単位を20モル%以上含む。触媒はポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、非反応性の触媒が揮発性を有する化合物である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車内の座席の上端部に取付けられ、乗員の頭部への衝撃を和らげるためのヘッドレストの内部に装填されるヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレストに関するものである。
一般に自動車内の座席の上端部に取付けられるヘッドレストは、袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態でポリウレタンフォームが内包されて構成されている。ここで用いられるヘッドレストステーは、鋼材によって形成された丸棒が所定箇所で折曲げられて例えば逆U字状に形成された後にクロムメッキが施されて構成されている。表皮内に内包されるポリウレタンフォームとしては、活性水素化合物と有機ポリイソシアネートとを反応させ、かつ発泡剤で発泡させた軟質ポリウレタンフォームが知られている(例えば、特許文献1を参照)。活性水素化合物として具体的には、ヒドロキシル当量が900〜1500で、末端にエチレンオキシド単位を5〜30重量%含有するポリエーテルトリオールと、ヒドロキシル当量が1010〜1500で、末端にエチレンオキシド単位を5〜30重量%含有するポリエーテルジオールとが所定比率で配合されたものが用いられている。
特開平11−130833号公報(第2頁及び第3頁)
ところで、輸出用のヘッドレストステー等の場合には、輸送の都合上折曲げられていない丸棒のままの状態でメッキが施されて輸出され、現地で折曲げて使用される。そのような場合には、ヘッドレストステーの折曲げ部分がメッキ後に折曲げられて使用されることから、その折曲げ部分のメッキに微細なクラックが入り、そのような微細なクラックがヘッドレストステーの腐食を生じさせる原因になる。更には、ヘッドレストステーの折曲げ部分に対するポリウレタンフォームの密着性が低下するという問題があった。
前記特許文献1に記載の軟質ポリウレタンフォームは、衝撃を効果的に吸収してヘッドレストとしての機能を充分に発揮させることを目的としている。そのような目的を達成すべく反発弾性率が30%以下、圧縮荷重の温度依存性が0.030kg/cm2となるように、ポリウレタンフォームの原料組成が前記のように設定されている。しかしながら、この原料組成では特に触媒との関連付けがないため、ヘッドレストステーに対するポリウレタンフォームの密着性が充分ではなく、ポリオールとポリイソシアネートとの反応性も不足してポリウレタンフォームに破れやひけが発生するおそれがあった。その場合、ヘッドレストステーとポリウレタンフォームとの間に隙間が生じ、ヘッドレストステーが外気に晒されてその折曲げ部分に腐食が発生する原因に繋がる。このような不具合は、ヘッドレストステーの折曲げ加工後にメッキを施す場合には問題とならないが、ヘッドレストステーのメッキ後に折曲げ加工を施す場合には問題となる可能性があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ヘッドレストステーがメッキ後に折曲げられた場合において、その折曲げ部分に対するポリウレタンフォームの密着性を向上させることができると共に、ヘッドレストステーの折曲げ部分に腐食が生ずることを抑制することができるヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレストを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のヘッドレスト用ポリウレタンフォームは、袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態で内包されてヘッドレストを形成するためのポリウレタンフォームであって、前記ヘッドレストステーが金属材料の表面にメッキを施した後に折曲げ形成され、その折曲げ部分がヘッドレスト内に位置すると共に、該折曲げ部分における腐食の発生を防止すべくポリウレタンフォームの製造原料がポリエーテルポリオール、ポリイソシアネート及びそれらの反応を促進させるための触媒及び発泡剤を少なくとも含有し、前記ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体であって、ポリエチレンオキシド単位を20モル%以上含むものであり、触媒がポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、非反応性の触媒が揮発性を有する化合物であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明のヘッドレスト用ポリウレタンフォームは、袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態で内包されてヘッドレストを形成するためのポリウレタンフォームであって、前記ヘッドレストステーが金属材料の表面にメッキを施した後に折曲げ形成され、その折曲げ部分がヘッドレスト内に位置すると共に、該折曲げ部分における腐食の発生を防止すべくポリウレタンフォームの製造原料がポリエーテルポリオール、ポリイソシアネート及びそれらの反応を促進させるための触媒及び発泡剤を少なくとも含有し、前記ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体であって、ポリエチレンオキシド単位を10〜20モル%含むものであり、触媒がポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、かつ非反応性の触媒が揮発性の低い化合物と揮発性の高い化合物とよりなることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明のヘッドレストは、袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態で、請求項1又は請求項2に記載のヘッドレスト用ポリウレタンフォームが内包されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に記載の発明のヘッドレスト用ポリウレタンフォームは、ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体で構成され、ポリエチレンオキシド単位が20モル%以上含まれている。このため、ポリウレタンフォームには、ポリエチレンオキシド単位が10〜20モル%の通常のポリウレタンフォームに比べて水酸基が多く含まれ、ヘッドレストステーに対する結合力が高まると共に、ポリイソシアネートとの反応性が高くなると考えられる。従って、ヘッドレストステーがメッキ後に折曲げられた場合において、ヘッドレストステーの折曲げ部分に対するポリウレタンフォームの密着性を向上させることができる。
しかも、触媒にはポリイソシアネートと反応性の触媒及びポリイソシアネートと非反応性で揮発性の触媒が用いられている。このため、ポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとの反応性が高められると考えられる。従って、ポリウレタンフォームの破れやひけが抑制され、ヘッドレストステーが外気に晒されず、また水分の侵入を防止でき、ヘッドレストステー表面における酸化が防止される。その結果、ヘッドレストステーがメッキ後に折曲げられた場合において、その折曲げ部分に腐食が生ずることを抑制することができる。更に、ポリエーテルポリエーテルとポリイソシアネートとの反応後における触媒は、ポリウレタンフォームに組み込まれるか、或は揮発して残存しない。従って、ヘッドレストステーの折曲げ部分に触媒に基づく腐食が生ずることを抑制することができる。
上記のように、ポリウレタンフォームがヘッドレストステーに密着されるため、それらの間に隙間の形成が抑えられて外気との接触が遮断されると同時に、ポリウレタンフォームに破れやひけが生じないため、ヘッドレストステーへの外気の導入が回避されると考えられる。その結果、ヘッドレストステーがメッキ後に折曲げられた場合において、その折曲げ部分に腐食が生ずることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明のヘッドレスト用ポリウレタンフォームは、ポリエーテルポリオール中のポリエチレンオキシド単位の含有量が10〜20モル%であるが、非反応性の触媒として揮発性の高い化合物が含まれている。このため、ポリウレタンフォーム中に触媒を残存させることなく、ポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとの反応性を向上させることができる。従って、請求項1に係る発明と同様の効果を発揮させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に係るポリウレタンフォームの発明の作用及び効果をヘッドレストにおいて発揮させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参酌して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のヘッドレスト11を構成する表皮12は、全体として袋状をなすように形成され、その底面中央にはスリット状の開口部13が設けられると共に、その開口部13の両端位置にはステー孔14が形成されている。表皮12の内部には、金属材料例えば鋼鉄製のヘッドレストステー15の基端部が挿入され、その両脚部が前記ステー孔14から外方へ突出している。表皮12の内部にはヘッドレストステー15が挿入された状態でポリウレタンフォーム16が内包されている。ヘッドレストステー15は、表皮12内の内奥部で直角に折曲げられた一対の第1折曲げ部15aと、ステー孔14側で鈍角に折曲げられた一対の第2折曲げ部15bとを有している。
このヘッドレストステー15は、鋼鉄製の丸棒材表面にクロムメッキを施した後、ヘッドレスト11の製造時に一対の第1折曲げ部15aと一対の第2折曲げ部15bとにおいて折曲げ形成されたものである。従って、これらの第1折曲げ部15aと第2折曲げ部15bとにおいて、クロムメッキの皮膜にマイクロクラックが入りやすく、それらの部分から腐食(錆)が発生しやすい。
そして、このヘッドレストステー15の挿入状態で、表皮12の内部に開口部13から注入されたポリウレタンフォーム16の製造原料(液状)が反応され、発泡膨張されてヘッドレスト11全体が枕状に成形されている。ここで、ヘッドレスト11は、乗員の頭部に接触する前面部分が水平方向の断面において左右両端部が前方に膨らむように全体として凹曲面状に形成されている。
前記表皮12は、例えば本革や合成皮革等よりなる外側のレザー表皮12aと、その内側全体に接合配置されたポリウレタンフォームよりなる弾性スラブ12bと、ポリウレタン等よりなる樹脂フィルム12cとがフィルムラミネート法により積層されて構成されている。
そして、このヘッドレスト11を製造する際には、次のような方法が採られる。すなわち、表皮12を作製するための積層体を三次元形状に曲げて縫製することにより袋状に形成した後、それを開口部13から表裏を反転させて、袋状の表皮12を作製する。続いて、この表皮12の内部にヘッドレストステー15を挿入し、その状態で、表皮12を上下逆にして図示しない成形型内にセットする。ヘッドレストステー15は鋼鉄製の丸棒材表面にクロムメッキを施した後に、逆U字状に折曲げかつ上部両側が斜め後方へ傾斜するように折曲げたものである。
そして、表皮12の内部に開口部13からポリウレタンフォーム16の液状をなす製造原料を注入してポリオール、ポリイソシアネート等を反応させると同時に、発泡膨張させる。これにより、表皮12及びヘッドレストステー15をポリウレタンフォーム16の成形層と一体化させ、ヘッドレスト11を製造する。
前記ポリウレタンフォームの製造原料はポリオール、ポリイソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤等よりなっている。そして、ポリウレタンフォームはポリオールとポリイソシアネートとを、触媒、発泡剤等の存在下に反応させると共に、発泡させることによって得られる。ポリオールとしては、ポリイソシアネートとの反応性に優れているという点と、ポリエステルポリオールのように加水分解をしないという点から、ポリエーテルポリオールが用いられる。
ポリエーテルポリオールとしては、多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体よりなるポリエーテルポリオール、その変性体等が用いられる。変性体としては、前記ポリエーテルポリオールにアクリロニトリル又はスチレンを付加させたもの、或はアクリロニトリルとスチレンの双方を付加させたもの等が挙げられる。ここで、多価アルコールは1分子中に水酸基を複数個有する化合物である。多価アルコールとしては、グリセリン、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとして具体的には、グリセリンにプロピレンオキシドを付加重合させ、更にエチレンオキシドを付加重合させたトリオール、ジプロピレングリコールにプロピレンオキシドを付加重合させ、更にエチレンオキシドを付加重合させたジオール等が挙げられる。これらのポリエーテルポリオールは、末端に第1級の水酸基を有していることから、ポリイソシアネートとの反応性が高い。ポリエーテルポリオールの平均分子量は2000〜6000であることが好ましい。この平均分子量が2000未満の場合には得られるポリウレタンのフォーム成形の安定性が著しく低下し、6000を越える場合にはポリウレタンフォームの反発が著しく大きくなり、クッション性すなわちエネルギー吸収率が低下する。
ポリエーテルポリオール中のポリエチレンオキシド単位は20モル%以上である。この場合、ポリエーテルポリオールには、ポリエチレンオキシド単位が10〜20モル%の通常のポリウレタンフォームに比べて水酸基が多く含まれ、ヘッドレストステー15に対する結合力が高まると共に、ポリイソシアネートとの反応性が高くなる。従って、ヘッドレストステー15がメッキ後に折曲げられたものにおいて、ヘッドレストステー15の折曲げ部分、すなわち第1折曲げ部15a及び第2折曲げ部15bに対するポリウレタンフォーム16の密着性を向上させることができると共に、それらの折曲げ部分に腐食が生ずることを抑制することができる。このポリオールは、原料成分の種類、分子量、縮合度等を調整することによって、水酸基の官能基数や水酸基価を変えることができる。
次に、ポリエーテルポリオールと反応させるポリイソシアネートはイソシアネート基を複数有する化合物であって、具体的にはトリレンジイソシアネート(TDI)、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、これらの変性物等が用いられる。
ポリイソシアネートのイソシアネートインデックスは100以下又は100を越えてもよいが、通常70〜140程度の範囲である。ここで、イソシアネートインデックスは、ポリオールの水酸基及び発泡剤としての水に対するポリイソシアネートのイソシアネート基の比を百分率で表したものである。
触媒はポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとのウレタン化反応を促進するためのものである。係る触媒としては、ジメチルエタノールアミン(DMEA)、トリエチレンジアミン(TEDA)、1−(ジメチルアミノエチル)−4−メチルピペラジン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N−ジメチルアミノ−エチルモルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン等のアミン系化合物が挙げられる。
ジメチルエタノールアミン(沸点134℃)等は、ポリイソシアネートと反応する触媒で、ポリウレタンフォーム16中に組み入れられるものである。従って、そのような触媒は、ヘッドレストステー15の腐食に影響を与えることなく、その水酸基によって金属に対する接着性を向上させ得ると考えられる。
トリエチレンジアミン(沸点174℃、蒸気圧2mmHg/20℃)、1−(ジメチルアミノエチル)−4−メチルピペラジン(蒸気圧0.1mmHg/20℃)、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル等は、ポリイソシアネートと反応しない触媒で、ポリウレタンフォーム16中に組み入れられないものである。従って、ヘッドレストステー15の腐食に影響を与える可能性があるが、揮発性を有することから、触媒としての機能を果たした後には揮発して残存しないものである。
N,N−ジメチルアミノ−エチルモルホリン(蒸気圧3mmHg/20℃)、N−エチルモルホリン(蒸気圧6mmHg/20℃)、N−メチルモルホリン(蒸気圧17mmHg/20℃)等のモルホリン類は、ポリイソシアネートと反応しない触媒で、ポリウレタンフォーム16中に組み入れられないものである。従って、ヘッドレストステー15の腐食に影響を与える可能性があるが、揮発性が高いことから、触媒としての機能を果たした後には揮発して全く残存しないものである。
本実施形態においては、ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体である。そして、ポリエチレンオキシド単位を20モル%以上含むものである場合には、触媒はポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、非反応性の触媒が揮発性を有する化合物で構成される。また、ポリエーテルポリオールがエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体であって、ポリエチレンオキシド単位を10〜20モル%含むものである場合には、触媒はポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、かつ非反応性の触媒が揮発性の低い化合物と揮発性の高い化合物とより構成される。
ここで、揮発性を有するというのは、沸点約180℃以下が目安である。また、揮発性の高い触媒と揮発性の低い触媒という場合には、揮発性の高い触媒が蒸気圧3mmHg/20℃以上、揮発性の低い触媒が蒸気圧3mmHg/20℃未満であることを意味する。
発泡剤はポリウレタンを発泡させてポリウレタンフォーム16とするためのものである。この発泡剤としては、水のほかペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、炭酸ガス等が用いられる。その他ポリウレタンフォーム16の製造原料としては、シリコーン、界面活性剤等の整泡剤、ポリアルキレンオキシドポリオール等のセルオープナー、縮合リン酸エステル等の難燃剤、酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、着色剤等を添加することができる。
前記ポリオールとポリイソシアネートとのウレタン化反応を行なう場合には、ワンショット法又はプレポリマー法が採用される。ワンショット法は、ポリオールとポリイソシアネートとを直接反応させる方法である。プレポリマー法は、ポリオールとポリイソシアネートとの各一部を事前に反応させて末端にイソシアネート基又は水酸基を有するプレポリマーを得、それにポリオール又はポリイソシアネートを反応させる方法である。ワンショット法はプレポリマー法に比べて製造工程が一工程で済み、製造条件の制約も少ないことから好ましい方法であり、製造コストを低減させることができる。
さて、ヘッドレスト用のポリウレタンフォーム16を製造する場合には、まず表皮12を作製するための積層体を縫製して袋状に形成した後、それを開口部13から反転させて、袋状の表皮12を作製する。次いで、表皮12の内部にヘッドレストステー15を挿入した状態で成形型内にセットする。
そして、表皮12の内部に開口部13からポリウレタンフォーム16の製造原料を注入してポリオール、ポリイソシアネート等を反応させると同時に、発泡膨張させる。これにより、表皮12及びヘッドレストステー15をポリウレタンフォーム16の成形層と一体化させ、ヘッドレスト11を製造する。
この場合、ポリエーテルポリオール中にはポリエチレンオキシド単位が20モル%以上含まれているため、言い換えれば水酸基が多く含まれているため、ヘッドレストステー15に対するポリウレタンフォーム16の結合力が高められるものと考えられる。更には、ポリエーテルポリオールの水酸基によってポリイソシアネートとの反応性が高められ、ポリウレタンフォーム16の破れやひけが抑制される。しかも、触媒として非反応性の触媒が揮発性を有する化合物であることから、触媒がその機能を果たした後には揮発する。
また、ポリエーテルポリオール中のポリエチレンオキシド単位の含有量が10〜20モル%である場合には、非反応性の触媒として揮発性の高い化合物が含まれている。このため、ポリウレタンフォーム16中に触媒を残存させることなく、ポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとの反応性を向上させることができる。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態におけるヘッドレスト用のポリウレタンフォーム16は、ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体で構成され、ポリエチレンオキシド単位が20モル%以上含まれている。このため、ポリウレタンフォーム16には、ポリエチレンオキシド単位が10〜20モル%の通常のポリウレタンフォーム16に比べて水酸基が多く含まれ、ヘッドレストステー15に対する結合力が高められると推定される。よって、ヘッドレストステー15の折曲げ部分、すなわち第1折曲げ部15a及び第2折曲げ部15bに対するポリウレタンフォーム16の密着性を向上させることができる。
また、ポリエーテルポリオールの水酸基によってポリイソシアネートとの反応性が高められると推定される。このため、ポリウレタンフォーム16の破れやひけが抑制され、ヘッドレストステー15が外気に晒されることが回避され、水分の侵入を防止でき、ヘッドレストステー15表面における酸化が避けられる。従って、ヘッドレストステー15がメッキ後に折曲げられた場合において、その折曲げ部分に腐食が生ずることを抑制することができる。
更に、触媒として非反応性の触媒が揮発性を有する化合物であることから、触媒がその機能を果たした後に揮発し、ポリウレタンフォーム16中に残存することが回避される。このため、残存する触媒によってヘッドレストステー15に腐食が発生するという事態を防止することができる。
・ また、ポリエーテルポリオール中のポリエチレンオキシド単位の含有量が10〜20モル%である場合には、非反応性の触媒として揮発性の高い化合物が含まれている。このため、ポリウレタンフォーム16中に触媒を残存させることなく、ポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとの反応性を向上させることができる。従って、この場合にもポリエーテルポリオール中にポリエチレンオキシド単位が20モル%以上含まれている上記の場合と同様の効果を発揮させることができる。
・ 以上のようなポリウレタンフォーム16が表皮に内包されて得られたヘッドレストは、ヘッドレストステー15の折曲げ部分に腐食が発生することなく、ヘッドレストとしての性能を長期にわたって維持することができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げ、前記実施形態を更に具体的に説明する。
(実施例1)
ヘッドレスト用のポリウレタンフォーム16の製造原料として、ポリエーテルポリオール50質量部、変性ポリエーテルポリオール50質量部、ポリイソシアネートとしてMDIと変性MDI(MDIのメチレン基が複数直鎖状に結合したもの)の混合物70質量部、反応性の触媒としてジメチルエタノールアミン(2−ジメチルアミノエタノール、DMEA)2.5質量部、非反応性の触媒としてトリエチレンジアミン(TEDA)1.0質量部、発泡剤として水3.5質量部及び整泡剤としてシリコーンオイル1質量部を混合した。ポリエーテルポリオールは、グリセリンにプロピレンオキシドを付加重合し、更にエチレンオキシドを付加重合して得られ、平均分子量が3000の重合体で、ポリエチレンオキシド単位が20モル%のものである。変性ポリエーテルポリオールは、上記ポリエーテルポリオールにアクリロニトリル(AN)とスチレン(St)の1:1(モル比)混合物を20質量%付加したものである。
一方、下型と上型とよりなるモールド成形用金型を40〜65℃に加熱すると共に、下型には鋼材表面にクロムメッキが施されたヘッドレストステー15を配置した。その後、前記製造原料を下型の成形凹部に注入した。次いで、上型を下型に型締めし、温度を上昇させてモールド成形を行い、ヘッドレストステー15がポリウレタンフォーム16中に埋め込まれたヘッドレスト11を製造した。得られたヘッドレスト11について、ヘッドレストステー15とポリウレタンフォーム16との接着性、ポリウレタンフォーム16の破れ、及びポリウレタンフォーム16のひけを観察し、下記に示す基準で評価を行った。それらの結果を表1に示した。
(ヘッドレストステー15とポリウレタンフォーム16との接着性)
○:接着性が良好であった。△:接着性が不充分であった。×:接着性が不良であった。
(ポリウレタンフォーム16の破れ)
○:破れがなく、良好であった。△:一部に破れが見られた。×:破れが多く不良であった。
(ポリウレタンフォーム16のひけ)
○:ひけがなく、良好であった。△:一部にひけが見られた。×:ひけが多く不良であった。
(実施例2)
実施例1において、ポリエーテルポリオールとしてポリエチレンオキシドの含有量が15質量%のものを用い、非反応性の触媒としてトリエチレンジアミンより揮発性の高いN,N−ジメチルアミノ−エチルモルホリンを0.5質量%を更に添加した。その他は、実施例1と同様にしてヘッドレストを製造した。
このヘッドレスト11について、実施例1と同様にヘッドレストステー15とポリウレタンフォーム16との接着性、ポリウレタンフォーム16の破れ、及びポリウレタンフォーム16のひけを観察して評価し、それらの結果を表1に示した。
(比較例1)
実施例2において、触媒であるモルホリンを添加しなかった以外は実施例1と同様にしてヘッドレストを製造した。
このヘッドレストについて、実施例1と同様にヘッドレストステー15とポリウレタンフォーム16との接着性、ポリウレタンフォーム16の破れ、及びポリウレタンフォーム16のひけを観察して評価し、それらの結果を表1に示した。
Figure 2005312548
表1に示したように、実施例1及び実施例2ではヘッドレストステー15とポリウレタンフォーム16との接着性、ポリウレタンフォーム16の破れ、及びポリウレタンフォーム16のひけのいずれも良好な結果であったのに対し、比較例1ではいずれの性能も不充分であった。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ ポリエーテルポリオールとしてポリエチレンオキシド単位を20モル%以上含む場合、触媒として揮発性の高いモルホリン類を用いることができる。
・ ポリエーテルポリオールとしてポリエチレンオキシド単位を20モル%以上含む場合、触媒として揮発性の高い触媒と揮発性の低い触媒とを組合せて用いることも可能である。
・ ヘッドレストステー15を形成する金属材料として錆が発生するおそれのある鉄合金等を使用したり、メッキの材料としてニッケル、亜鉛等を使用したりすることも可能である。
更に、前記実施形態又は別例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記非反応性の触媒で揮発性の低い化合物は、蒸気圧3mmHg/20℃未満のアミン系化合物であり、非反応性の触媒で揮発性の高い化合物は、蒸気圧3mmHg/20℃以上のアミン系化合物である請求項2に記載のヘッドレスト用ポリウレタンフォーム。このように構成した場合には、ポリウレタンフォームの形成後における触媒の残存を回避してヘッドレストステーの腐食を抑制することができる。
・ 前記非反応性の触媒で揮発性の高い化合物はモルホリン類である請求項2に記載のヘッドレスト用ポリウレタンフォーム。このように構成した場合には、ポリウレタンフォームの形成後における触媒の残存を確実に回避してヘッドレストステーの腐食を抑制することができる。
実施形態におけるをヘッドレスト示す一部破断して示す斜視図。
符号の説明
11…ヘッドレスト、12…表皮、15…ヘッドレストステー、15a…折曲げ部分としての第1折曲げ部、15b…折曲げ部分としての第2折曲げ部、16…ポリウレタンフォーム。

Claims (3)

  1. 袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態で内包されてヘッドレストを形成するためのポリウレタンフォームであって、前記ヘッドレストステーが金属材料の表面にメッキを施した後に折曲げ形成され、その折曲げ部分がヘッドレスト内に位置すると共に、該折曲げ部分における腐食の発生を防止すべくポリウレタンフォームの製造原料がポリエーテルポリオール、ポリイソシアネート及びそれらの反応を促進させるための触媒及び発泡剤を少なくとも含有し、前記ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体であって、ポリエチレンオキシド単位を20モル%以上含むものであり、触媒がポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、非反応性の触媒が揮発性を有する化合物であることを特徴とするヘッドレスト用ポリウレタンフォーム。
  2. 袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態で内包されてヘッドレストを形成するためのポリウレタンフォームであって、前記ヘッドレストステーが金属材料の表面にメッキを施した後に折曲げ形成され、その折曲げ部分がヘッドレスト内に位置すると共に、該折曲げ部分における腐食の発生を防止すべくポリウレタンフォームの製造原料がポリエーテルポリオール、ポリイソシアネート及びそれらの反応を促進させるための触媒及び発泡剤を少なくとも含有し、前記ポリエーテルポリオールが多価アルコールにプロピレンオキシドとエチレンオキシドとを付加重合させた重合体であって、ポリエチレンオキシド単位を10〜20モル%含むものであり、触媒がポリイソシアネートと反応性の触媒及び非反応性の触媒を含み、かつ非反応性の触媒が揮発性の低い化合物と揮発性の高い化合物とよりなることを特徴とするヘッドレスト用ポリウレタンフォーム。
  3. 袋状の表皮内にヘッドレストステーを挿入した状態で、請求項1又は請求項2に記載のヘッドレスト用ポリウレタンフォームが内包されていることを特徴とするヘッドレスト。
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