JP2000051004A - 車両用内装材及びその製造方法 - Google Patents

車両用内装材及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000051004A
JP2000051004A JP10224655A JP22465598A JP2000051004A JP 2000051004 A JP2000051004 A JP 2000051004A JP 10224655 A JP10224655 A JP 10224655A JP 22465598 A JP22465598 A JP 22465598A JP 2000051004 A JP2000051004 A JP 2000051004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
molecular weight
polyol component
interior material
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10224655A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3077678B2 (ja
Inventor
Kiyomi Nishida
清美 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Tokai Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Chemical Industries Ltd filed Critical Tokai Chemical Industries Ltd
Priority to JP10224655A priority Critical patent/JP3077678B2/ja
Priority to US09/178,314 priority patent/US6136879A/en
Priority to DE69818943T priority patent/DE69818943T2/de
Priority to EP98120324A priority patent/EP0913414B1/en
Publication of JP2000051004A publication Critical patent/JP2000051004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077678B2 publication Critical patent/JP3077678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い衝撃吸収性能を有すると共に、樹脂温度
が低下した場合にもフィーリング乃至は触感が悪化しな
い、脱型性に優れた軟質ポリウレタン発泡体を用いた車
両用内装材、特に乗員をむち打ち症から効果的に保護し
得る衝撃吸収ヘッドレストと、そのようなヘッドレスト
を含む車両用内装材を有利に製造する方法の提供。 【解決手段】 表皮層の下に、外部からの衝撃を吸収す
べく配設されるパッド層10の一部若しくは全体を、平
均分子量が2000〜8000であるポリオール成分と
有機ポリイソシアネート成分とを分子量が100以下の
一価アルコールの存在下に反応、発泡せしめて得られ
る、反撥弾性率が30%以下である軟質ポリウレタン発
泡体にて構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、車両用内装材及びその製造方法
に係り、特に、軟質ポリウレタン発泡体を用いた車両用
内装材、中でも、乗員をむち打ち症から効果的に保護し
得る衝撃吸収ヘッドレストと、それを有利に製造する方
法に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、軟質ポリウレタン発泡体は、そ
の高い反撥弾性特性から、車両用クッション、ヘッドレ
スト、インストルメントパネル(計器盤)、ステアリン
グホイール(ハンドル)、家具、寝具等の幅広い分野に
おいて用いられているが、その使用目的や使用部位によ
り、要求される性能も様々となっている。特に、車両用
ヘッドレストに使用される軟質ポリウレタン発泡体に
は、クッション材と同等のフィーリングを付与するため
に、高い反撥弾性特性と適度な硬度が要求されている。
【0003】一方、近年、車両衝突時における安全性の
向上、特に乗員(人体)保護の見地から、自動車には、
種々の衝撃吸収装置が設けられてきている。例えば、エ
アバッグが、ハンドル、インストルメントパネル或いは
ドアに内蔵されたり、また、特開平8−193118号
公報に開示されているような硬質のポリウレタンフォー
ムを用いて、それを自動車のドア内部やシートにおける
シートバックのドア側サイド部に内蔵して、外部から加
わる衝突エネルギーを吸収せしめ、乗員の腰、肩及び腹
部を保護する試みも為されている。
【0004】而して、硬質ポリウレタン発泡体は、一度
応力を加えて変形させると、元の形状には復元しないこ
とから、車両内で使用される部位は、必然的に限定さ
れ、乗員が頻繁に触れて応力が加わる部位の材料として
は不適当であり、そのため、ヘッドレスト、シートバッ
ク、インストルメントパネル、ハンドル、ドアトリム、
ピラーの室内側部材等には、使用困難なものであった。
【0005】また、最近になって、シートクッションの
座り心地性の向上等の目的から、特開平2−52607
号公報や特開平1−280413号公報には、反撥弾性
率が25%以下の低反撥弾性特性の軟質ポリウレタン発
泡体と、反撥弾性率が55%以上の高反撥弾性特性の軟
質ポリウレタン発泡体とを組み合わせてなる構造のシー
トクッションが明らかにされ、更に、特開平7−677
57号公報には、反撥弾性率が5%以下の軟質ポリウレ
タン発泡体を枕の芯材として用いることによって、就寝
時の頭部を安定した状態に保つ技術が明らかにされてい
る。更にまた、特開平2−175713号公報には、平
均分子量が400〜2000、平均官能基数が2〜3.
5のポリエーテルポリオールを用いることにより、反撥
弾性率が25%以下の低反撥弾性特性の軟質ポリウレタ
ン発泡体を製造する方法が、開示されている。
【0006】そして、このような低反撥弾性特性の軟質
ポリウレタン発泡体を用いた車両用内装材にあっては、
その低い反撥弾性特性によって、衝撃吸収性能が付与さ
れ得ることとなるのであり、またフィーリングも良好で
あって、圧縮変形後の形状復元性も有するところから、
そのような軟質ポリウレタン発泡体は、硬質ポリウレタ
ン発泡体が適用不可能であった衝撃吸収用内装材の構成
材料として、利用可能となったのである。
【0007】しかしながら、従来から提案されている低
反撥弾性特性の軟質ポリウレタン発泡体は、その温度が
低下すると、かかる発泡体を構成する樹脂硬度が急激に
上昇して、最早、軟質ポリウレタン発泡体とは言い難い
程の硬い発泡体になってしまい、軟質ポリウレタン発泡
体としての優れた特性を発揮することが出来なくなる問
題があった。例えば、低反撥弾性特性の軟質ポリウレタ
ン発泡体を、車両用ヘッドレストにおけるパッド材とし
て使用した場合において、それは、室温付近(10〜3
0℃)では柔らかく、フィーリング(触感)も良好であ
るのであるが、寒冷下(0〜−20℃)では、硬質ポリ
ウレタン発泡体並の硬度となり、そのために、衝撃吸収
特性や形状復元性が悪化すると共に、フィーリング乃至
は触感が著しく悪化してしまう問題があったのである。
【0008】また、かかる内装材に用いられる軟質ポリ
ウレタン発泡体においては、有効な衝撃吸収特性を発揮
させるべく、その反撥弾性率を低下せしめるために、ポ
リオール原料として、平均分子量が低いものが用いられ
てきているが、その場合において、ポリイソシアネート
成分とのポリウレタン化の反応が遅く、そのために、所
定の成形型を用いたモールド発泡成形において、生成す
る発泡体の成形型からの脱型時間、所謂キュア時間が長
くかかるようになって、生産性を悪化せしめ、実用性に
欠けるという問題も内在するものであった。
【0009】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、高い衝撃吸収性能を有すると共に、樹脂温度が
低下した場合にも、フィーリング乃至は触感が悪化しな
い、脱型性に優れた軟質ポリウレタン発泡体を用いた車
両用内装材、特に乗員をむち打ち症から効果的に保護し
得る衝撃吸収ヘッドレストと、そのようなヘッドレスト
を含む車両用内装材を有利に製造する方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【解決手段】そして、本発明者は、かくの如き課題を解
決するために、車両用内装材に用いられる軟質ポリウレ
タン発泡体について種々検討した結果、ポリオール成分
と有機ポリイソシアネート成分とのポリウレタン化反応
において、所定の一価アルコールを存在せしめることに
より、得られる発泡体の反撥弾性率を有利に低下せしめ
ることが出来、そのために、ポリオール成分として平均
分子量が高いものを用いても、反撥弾性率が30%以下
の発泡体を得ることが出来る事実を見出し、本発明に到
達したのである。
【0011】すなわち、本発明は、そのような知見に基
づいて完成されたものであって、その要旨とするところ
は、表皮層の下に、外部からの衝撃を吸収すべく配設さ
れるパッド層の一部若しくは全体を、平均分子量が20
00〜8000であるポリオール成分と有機ポリイソシ
アネート成分とを分子量が100以下の一価アルコール
の存在下に反応、発泡せしめて得られる、反撥弾性率が
30%以下である軟質ポリウレタン発泡体にて構成した
ことを特徴とする車両用内装材にある。
【0012】また、本発明にあっては、そのような車両
用内装材の一つとして、袋状の表皮と、該表皮内に配置
された、該表皮を貫通して外部に突出するステーを有す
る芯材と、それら表皮と芯材との間に充填されるパッド
材とを含む車両用のヘッドレストにして、該パッド材の
一部若しくは全体を、平均分子量が2000〜8000
であるポリオール成分と有機ポリイソシアネート成分と
を分子量が100以下の一価アルコールの存在下に反
応、発泡せしめて得られる、反撥弾性率が30%以下で
ある軟質ポリウレタン発泡体にて構成したことを特徴と
する車両用ヘッドレストを、その要旨とするものであ
る。
【0013】このような、本発明に従う、車両用ヘッド
レストを含む車両用内装材にあっては、そのパッド層若
しくはパッド材の一部若しくは全体を構成する軟質ポリ
ウレタン発泡体が、30%以下という低い反撥弾性率を
有していることによって、高い衝撃吸収性能を発揮する
と共に、そのような低い反撥弾性率が、特定の一価アル
コールの存在下におけるポリウレタン化反応によって、
平均分子量の高いポリオール原料(成分)を用いて実現
されていることにより、硬度の温度依存性が小さくな
り、従って室温付近での樹脂硬度と寒冷下における樹脂
硬度の差が小さくなるために、樹脂温度が低下した場合
にも、発泡体自体のフィ−リング(触感)が悪化しな
い、軟質ポリウレタン発泡体としての有効な機能を発揮
し得ることとなるのであり、加えて、そのような高い平
均分子量のポリオール成分を用いていることによって、
キュア時間も短くなり、成形型からの脱型性が効果的に
高められ得て、生産性の向上が有利に図られ得るのであ
る。
【0014】なお、かかる車両用ヘッドレストを含む本
発明に従う車両用内装材の好ましい態様の一つによれ
ば、それを構成する軟質ポリウレタン発泡体を与えるポ
リオール成分の一つとして、ポリマーポリオールが用い
られ、他のポリオールと共に、併用されることによっ
て、全体として高い平均分子量のポリオール成分を用い
つつ、より低い反撥弾性率のポリウレタン発泡体を、有
利に得ることが出来るのであって、その際、ポリマーポ
リオールとしては、ポリオール成分全体の30〜70重
量%の割合となるように用いられることとなる。
【0015】また、本発明にあっては、上述の如き車両
用ヘッドレストを含む車両用内装材を製造するに際し
て、かかる車両用内装材のパッド層乃至はパッド材の一
部若しくは全体を構成する、反撥弾性率が30%以下の
軟質ポリウレタン発泡体が、平均分子量が2000〜8
000であるポリオール成分と有機ポリイソシアネート
成分とを、分子量が100以下の一価アルコールの存在
下において、反応せしめる一方、発泡剤として水を用い
て発泡させることによって、形成されることを特徴とす
る車両用内装材の製造方法をも、その要旨とするもので
ある。
【0016】そして、このような本発明に従う車両用内
装材の製造方法の好ましい態様の一つによれば、前記一
価アルコールは、前記ポリオール成分の100重量部に
対して0.1〜15重量部の割合において、好ましくは
0.5〜5重量部の割合において用いられることとなる
のである。
【0017】また、本発明に従う車両用内装材の製造方
法の他の望ましい態様によれば、前記ポリオール成分の
一部に、ポリマーポリオールが用いられ、且つ該ポリマ
ーポリオールが、ポリオール成分全体の30〜70重量
%の割合となるように配合せしめられたり、また、前記
ポリオール成分として、ポリエーテルポリオール及び/
又はポリエステルポリオールとポリマーポリオールとが
併用され、且つ前者と後者の使用比率が、重量基準にて
30/70〜70/30の範囲内とされたりするもので
ある。
【0018】さらに、本発明に従う製造方法の有利な態
様にあっては、3000〜6000の平均分子量を有す
るポリオール成分が有利に用いられ、これによって、得
られる軟質ポリウレタン発泡体の仮反撥特性と硬度の温
度依存性や脱型性が、より一層有利に改善されることと
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】ところで、本発明にて用いられる
軟質ポリウレタン発泡体は、外部荷重に対して自由に変
形し、荷重を除去すると元の形状に戻る、撓み性を有す
るものであって、そのために、反撥弾性率が30%以
下、好ましくは25%以下である特性を有するものとさ
れ、これによって高い衝撃吸収性能が付与されてなるも
のであるが、そのような反撥弾性率は、ここでは、JI
S−K−6401(1997)に従って測定して得られ
た値が用いられることとなる。そして、この反撥弾性率
が30%を越えるようになると、充分な衝突エネルギー
の吸収が出来なくなってしまうのである。
【0020】また、そのような軟質ポリウレタン発泡体
は、一般に、発泡体温度が−20℃における25%圧縮
荷重値と20℃における25%圧縮荷重値との差にて表
わされる圧縮荷重の温度依存性〔Δ25%CLD=(−
20℃における25%圧縮荷重値)−(20℃における
25%圧縮荷重値)〕が0.030kg/cm2 以下の
特性を有するものであり、これによって、硬度の温度依
存性が小さくなり、樹脂温度が低下した場合にも、フィ
ーリングが悪化するようなこともないのである。なお、
ここで、フィーリングとは、官能試験にて評価されるも
のであって、発泡体を押圧した後、その押圧力を解除し
たときの発泡体の復元状態において、その復元が直ちに
生じるものが、フィーリングがよいとされ、一方、その
復元にやや時間のかかるものが、フィーリングが悪いと
評価される。また、上記の25%圧縮荷重値は、所定の
発泡体温度(−20℃または20℃)の下において、発
泡体を25%圧縮したときの荷重を測定して得られた数
値である。そして、この圧縮荷重の温度依存性(Δ25
%CLD)が0.030kg/cm2 を越えるようにな
ると、樹脂温度が低下した場合に、急激に硬度が上昇し
て、発泡体のフィーリングが悪化してしまうようになる
のである。
【0021】なお、本発明において用いられる軟質ポリ
ウレタン発泡体は、その軟質ポリウレタン発泡体として
の特性を充分に発揮させる上において、その−20℃に
おける25%圧縮荷重値及び20℃における25%圧縮
荷重値は、何れも、0.110kg/cm2 以下となる
ようにされることが望ましく、中でも、好ましくは0.
020〜0.080kg/cm2 、更に好ましくは0.
030〜0.070kg/cm2 、最も好ましくは0.
040〜0.070kg/cm2 の圧縮荷重特性を有す
るように構成されることとなる。それら温度下における
25%圧縮荷重値が高くなり過ぎると、最早、軟質ポリ
ウレタン発泡体とは言い難い程の硬度を示すものとな
り、触感も悪化するようになる。
【0022】そして、かくの如き特性を有する軟質ポリ
ウレタン発泡体は、本発明に従って、車両用内装材、例
えばステアリングホイール、インストルメントパネル、
シートクッション、シートバック、ドアトリム、ピラ
ー、ニーパッド、ヘッドレスト等の構成材料の一つとし
て、有利に用いられ得、それによって、高い衝撃吸収性
能を発揮すると共に、触感に優れた内装材を与えるので
ある。具体的には、それら内装材は、一般に、表皮層と
フレーム乃至は芯材との間に、外部からの衝撃を吸収す
るためのパッド層が配設されてなる構造を有するもので
あるが、本発明においては、そのようなパッド層の一部
若しくは全体を、上記せる如き特性を有する軟質ポリウ
レタン発泡体にて構成することとしたのである。
【0023】特に、本発明にあっては、それら車両用内
装材の中でも、ヘッドレストが有利に対象とされるもの
であり、その一例が、図1に示されている。そこにおい
て、ヘッドレストは、袋状の表皮2と、該表皮2内に配
置された所定形状のインサート4及び該表皮2を貫通し
て外部に突出する、該インサート4に固定されたステー
6からなる芯材8と、それら表皮2と芯材8との間に充
填されたパッド材10とから構成されてなるものであ
り、そしてそのようなパッド材10の一部若しくは全体
が、本発明に従う所定の軟質ポリウレタン発泡体にて構
成されるのである。なお、このようなヘッドレストは、
よく知られているように、そのステー6において、車両
用シートのシートバック上部に取り付けられ、図におい
て矢印方向から入力される乗員の頭部の衝撃力を吸収し
得るようになっているのである。従って、衝突事故等の
場合において、乗員の頭部が矢印方向に衝突することに
よる衝撃は、パッド材10の少なくとも一部を構成す
る、本発明に従う軟質ポリウレタン発泡体にて、効果的
に吸収されることとなるのであり、以て乗員をむち打ち
症から有利に保護し得るのである。
【0024】ここにおいて、かくの如き本発明に従う車
両用内装材に用いられる軟質ポリウレタン発泡体は、従
来と同様に、有機ポリイソシアネート成分とポリオール
成分とを反応(ポリウレタン化)せしめる一方、発泡剤
として水を用いて発泡させることにより、製造されるこ
ととなるが、その際、ポリオール成分としては、平均分
子量が2000〜8000、好ましくは3000〜60
00のポリオールが用いられると共に、それら有機ポリ
イソシアネート成分とポリオール成分との反応系に、分
子量が100以下の一価アルコールが存在せしめられ
て、ポリウレタン化反応が進行せしめられるのであり、
これによって、目的とする反撥弾性率が30%以下であ
る軟質ポリウレタン発泡体が有利に得られるのである。
【0025】具体的には、有機ポリイソシアネート成分
としては、公知の各種のものが適宜に用いられ得るもの
であって、例えばトリレンジイソシアネート、フェニレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート、ナフタレンジイソシアネートや、それらの誘
導体(例えば、ポリオール類との反応による得られるプ
レポリマー類、変成ポリイソシアネート類等)等を挙げ
ることが出来るが、特に、本発明にあっては、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネートやトリレンジイソシア
ネート等が、有利に用いられることとなる。
【0026】また、かかる有機ポリイソシアネート成分
と反応してポリウレタンを形成するポリオール成分とし
ては、多価ヒドロキシ化合物やポリエーテルポリオール
類、ポリエステルポリオール類等の公知の各種のポリオ
ール類が、単独で、或いは組み合わせて用いられること
となるが、本発明においては、そのようなポリオール成
分の平均分子量が2000〜8000、好ましくは30
00〜6000の範囲内のものが用いられることとなる
のである。けだし、この用いられるポリオール成分の平
均分子量が2000よりも低くなると、キュア(反応)
が不充分となることに加えて、得られる発泡体のフィー
リングを悪化せしめ、また反撥弾性特性が低過ぎる問題
を生じるようになるからであり、一方、8000よりも
高くなると、反撥弾性特性が高くなり過ぎ、30%以下
の反撥弾性率を有する発泡体を得ることが困難となるか
らである。なお、複数のポリオールを混合して用いる場
合にあっては、平均分子量は、それらのポリオールの数
平均分子量とその配合割合から求められる算術平均値に
て表されることとなる。
【0027】特に、本発明にあっては、上述の如きポリ
オール成分として、ポリマーポリオールと通常のポリオ
ールとの組合せの如き、ポリマーポリオールを一成分と
する複数種のポリオール成分の組合せが有利に採用さ
れ、このように、ポリオール成分の一部にポリマーポリ
オールを用いることによって、ポリオール成分全体の平
均分子量を高くしても、低い反撥弾性率のポリウレタン
発泡体を有利に得ることが出来るのであり、またポリオ
ール成分の平均分子量を高めることによって、圧縮荷重
の温度依存性を改善し、またキュア時間を短縮して、生
産性を効果的に高め得るのである。
【0028】なお、ここで用いられるポリマーポリオー
ルは、よく知られているように、ポリエーテルポリオー
ルやポリエステルポリオール等のポリオール中におい
て、適当なエチレン性不飽和化合物を重合せしめること
によって得られる組成物である。そして、そのような組
成物を調製するのに、適当なエチレン性不飽和化合物と
しては、アクリロニトリル、スチレン等があり、また、
1,2−ポリブタジエンポリオール、1,4−ポリブタ
ジエンポリオール等も、適宜に用いられる。
【0029】また、かかるポリマーポリオールは、ポリ
オール成分全体の30〜70重量%の割合において、好
ましくは40〜60重量%の割合において用いられるこ
ととなる。このポリマーポリオールの配合割合が70重
量%を越えるようになると、クッション性(フィーリン
グ)が悪化して、発泡体を押しても復元し難くなり、ク
ッションとしての特性に欠けるようになるからであり、
一方、30重量%よりも少ない配合割合となると、その
配合効果を充分に発揮し得ず、低反撥弾性特性を有する
発泡体を得るためのポリオール成分の平均分子量を充分
に高めることが困難となるところから、圧縮荷重の温度
依存性の改善効果や、得られる発泡体の脱型性の向上効
果等が低下するようになる。
【0030】さらに、かかるポリマーポリオールと組み
合わされて、ポリオール成分を構成する他のポリオール
としては、ポリエーテルポリオール及びポリエステルポ
リオールのうちの少なくとも何れか一方が好適に用いら
れることとなる。なお、それらポリエーテルポリオール
やポリエステルポリオールは、何れも、公知のものの中
から適宜に選択されるものであり、例えば、ポリエーテ
ルポリオールとしては、多価ヒドロキシ化合物、ポリア
ミン類、アルカノールアミン類等にエチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロ
フラン、スチレンオキシド等の1種または2種以上が付
加せしめて得られるものであり、また、ポリエステルポ
リオールは、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル等の少なくとも2個のヒドロキシル基を有する化合物
の1種または2種以上と、マロン酸、マレイン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、フタール酸等の少なくとも2個のカ
ルボキシル基を有する化合物の1種または2種以上とを
反応させて得られるものが用いられる。
【0031】そして、本発明にあっては、かくの如き平
均分子量が2000〜8000であるポリオール成分と
有機ポリイソシアネート成分とを反応せしめてポリウレ
タンを形成させるに際して、分子量が100以下の一価
アルコールが反応系に存在せしめられて、前記したポリ
ウレタン化反応が進行させられるものであって、これに
より、高い平均分子量のポリオール成分を用いても、低
反撥弾性率の軟質ポリウレタン発泡体が、有利に得られ
るのである。
【0032】なお、かかる一価アルコールとしては、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノール、ペンタノール、イソ
ペンタノール等の、分子量が100以下のものが用いら
れ、特に分子量が74以下の一価アルコールが有利に用
いられることとなる。この一価アルコールの分子量が1
00を越えるようになると、得られる発泡体の反撥弾性
特性の低下効果を充分に奏し得なくなるのである。
【0033】また、かかる一価アルコールの使用量は、
ポリオール成分の平均分子量に応じて適宜に決定される
こととなるが、一般に、ポリオール成分の100重量部
に対して0.1〜15重量部に割合において、好ましく
は0.5〜5重量部の割合において用いられ、反応系に
存在せしめられることとなる。その使用量が少ない場合
にあっては、一価アルコールの添加効果を充分に発揮し
得ないからであり、一方、多過ぎる場合にあっては、ポ
リウレタン化の反応を遅延せしめて、脱型性、ひいては
生産性を悪化せしめたり、得られる発泡体の圧縮荷重の
温度依存性にも悪影響をもたらすようになる。
【0034】そして、本発明においては、上述の如き所
定のポリオール成分と有機ポリイソシアネート成分と
を、特定の一価アルコールの存在下において、反応せし
めて、形成されるポリウレタンを発泡させるために、水
が主たる発泡剤として用いられることとなるのである。
なお、この発泡剤としての水の使用量は、ポリオール成
分の100重量部に対して2.0〜6.0重量部とされ
るが、好ましくは2.5〜5.0重量部の範囲内とされ
る。また、かかる水の使用量が2.0重量部よりも少な
くなると、充分な発泡を行ない難く、密度が大きくなる
問題があり、更に6.0重量部よりも多くしても、それ
に見合う発泡倍率の向上を望み得ないのみならず、発泡
体品質(ボイド、セル荒れ)が悪化する問題を生じる。
【0035】また、本発明に従って、上記のポリオール
成分と有機ポリイソシアネート成分とを所定の一価アル
コールの存在下に反応・発泡せしめることにより、目的
とする軟質ポリウレタン発泡体を製造するに際しては、
従来と同様に、公知の触媒、架橋剤、発泡剤、整泡剤、
難燃剤、減粘剤、安定剤、充填剤、着色剤等が、添加物
として、適宜に配合せしめられることとなる。なお、か
かる触媒としては、一般に、トリエチレンジアミン、ジ
メチルエタノールアミン等のアミン系ウレタン化触媒、
ラウリン酸スズ、オクタン酸スズ等の有機金属系ウレタ
ン化触媒が挙げられ、また発泡剤は、水以外のものであ
って、例えばフロン、メチレンクロライド、CO2 ガス
等があり、そして整泡剤としては、例えば、東レ・ダウ
コーニング株式会社製のSRX−274C、日本ユニカ
ー株式会社製のL−5390、ゴールドシュミット社製
のB−4113等が用いられ、更に架橋剤としては、通
常、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン等が用
いられることとなる。
【0036】そして、目的とする軟質ポリウレタン発泡
体を製造するに際しては、通常、上述せるポリオール成
分に対して、前記一価アルコールの所定量を添加し、更
に、発泡剤としての水や、触媒、架橋剤、整泡剤、その
他の助剤を、それぞれ、所定量、予め混合して、調製し
たレジンプレミックスを用い、これに、前記した有機ポ
リイソシアネート成分を配合して反応せしめ、更に発泡
させる手法が採用される。具体的には、そのようなレジ
ンプレミックスと有機ポリイソシアネート成分とを、公
知のウレタン発泡機を用いて、両成分の混合比がイソシ
アネート・インデックス:60〜120、好ましくは7
0〜100となる割合において、混合せしめ、所定の成
形型内に注入して、反応・発泡させることにより、目的
とする形状の軟質ポリウレタン発泡体が成形されるので
あり、それによって、一般に、そのような軟質ポリウレ
タン発泡体は、表皮層と一体となったパッド層を構成し
て、車両用内装材を与えるのである。
【0037】例えば、図1に示される如き車両用の衝撃
吸収ヘッドレストを製造する場合にあっては、所定のイ
ンサート4を有する芯材8と共に、袋状の表皮2を、所
定の成形型の成形キャビティ内に配置して、上記のレジ
ンプレミックスと有機ポリイソシアネート成分との組合
せにおいて、それらの混合物を表皮2内に注入して、加
熱し、反応・発泡せしめることによって、芯材8を埋設
した状態において、軟質ポリウレタン発泡体からなるパ
ッド材10を表皮2内に一体的に充填せしめることによ
り、目的とするヘッドレストが得られるのである。な
お、そのような発泡成形時には、生成する軟質ポリウレ
タン発泡体が発泡膨張して、表皮2内を充填し、表皮2
を成形キャビティ内面に押圧することで、成形キャビテ
ィの内面形状に対応した形状に賦形されると共に、表皮
2及び芯材8と一体的に接合したパッド材10が形成さ
れるのである。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示し、本発明を更
に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるも
のでないことは、言うまでもないところである。また、
本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した発
明の実施の形態における記述以外にも、本発明の趣旨を
逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々
なる変更、修正、改良等を加え得るものであることが、
理解されるべきである。なお、以下の実施例中、部及び
%は、それぞれ、特に断りのない限り、重量基準にて示
されるものである。
【0039】実施例 1 ポリオール成分として、POL−A(三井化学株式会社
製ポリエーテルポリオール:平均分子量=2000、O
H価=56、官能基数=2)、POL−B(旭電化工業
株式会社製ポリマーポリオール:平均分子量=670
0、OH価=25、官能基数=3、スチレン重合組成
物)、またはPOL−C(三井化学株式会社製ポリエー
テルポリオール:平均分子量=6000、OH価=2
8、官能基数=3)を用い、また、発泡剤として水、触
媒としてアミン触媒(活材ケミカル株式会社製L−1
020)または(活材ケミカル株式会社製A−1)、
一価アルコールとしてメタノール(分子量=32)また
はプロパノール(分子量=60)を用いて、下記表1に
示される配合割合において、レジンプレミックスを調製
した。
【0040】次いで、かかる調製されたレジンプレミッ
クスと、下記表1に示される配合割合の有機ポリイソシ
アネート成分としてのISO(三井化学株式会社製MD
I系ポリイソシアネート:NCO=27.3%)を配合
せしめてなる混合物を、所定の成形型の成形キャビティ
内に注入して、型温:43±2℃において反応・発泡せ
しめることにより、各種の軟質ポリウレタン発泡体を得
た。
【0041】そして、この得られた各種の軟質ポリウレ
タン発泡体について、その反撥弾性率及び20℃、0
℃、−20℃における25%圧縮荷重値(25%CL
D)、並びに圧縮荷重の温度依存性(Δ25%CLD)
を求めた。なお、反撥弾性率については、80mm×8
0mm×30mmt の発泡体サンプルを用いて、JIS
−K−6401(1997)に基づいて測定され、また
25%圧縮荷重値については、ASTM−D−3574
に準拠し、50mm×50mm×25mmt の発泡体サ
ンプルを用いて、それに30gの初期荷重をかけたとき
を初高とし、その25%圧縮荷重値を求めた。また、Δ
25%CLDは、−20℃における25%圧縮荷重値と
20℃における25%圧縮荷重値の差にて示されてい
る。その結果を、下記表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】かかる表2の結果から明らかなように、比
較例のポリウレタン発泡体にあっては、圧縮荷重の温度
依存性(Δ25%CLD)が大きく、そのために、周囲
温度が下がると硬くなり、クッション性が悪化すると認
められるのに対して、本発明例にあっては、所定の一価
アルコールを添加することにより、ポリオール成分の平
均分子量が高いものを用いても、比較例と同様な低い反
撥弾性率を有する軟質ポリウレタン発泡体が得られ、し
かも、圧縮荷重の温度依存性(Δ25%CLD)も小さ
いものであるところから、周囲温度が下がっても、クッ
ション性が悪化することが、効果的に抑制され得て、実
用性に優れていることが認められる。しかも、本発明例
1、2に係る発泡体の製造に際しては、キュア時間が、
比較例に対して著しく短縮され、その生産性においても
優れていることが認められるのである。
【0045】実施例 2 各種の一価アルコールを、各種の割合で用いて、下記配
合処方に従って、実施例1と同様にして、各種の軟質ポ
リウレタン発泡体を作製した。 配合成分 配合量(部) POL−A 60.0 POL−B 40.0 発泡剤(水) 3.8 各種一価アルコール 1.0〜3.0 アミン触媒 0.50 アミン触媒 0.10 精製MDI(プレポリマー) 60.0 クルードMDI 40.0 (註)ポリオール成分全体の平均分子量=4480
【0046】かくして得られた各種の軟質ポリウレタン
発泡体について、実施例1と同様にして、その反撥弾性
率(常温)を求め、その結果を下記表3に示すが、かか
る表3の結果から明らかなように、一価アルコールの所
定量の添加によって、無添加の場合に比べて、その反撥
弾性率が効果的に低下せしめられ得ていることが認めら
れる。
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う車両用内装材にあっては、そのパッド層乃至はパ
ッド材の一部若しくは全部を構成する軟質ポリウレタン
発泡体が、平均分子量の高いポリオール成分を用いて、
30%以下の低い反撥弾性率の発泡体として形成されて
いるところから、高い衝撃吸収性能を備えると共に、圧
縮荷重の温度依存性が小さいために、フィ−リング乃至
は触感が周囲温度の如何によって著しく変化するような
ことも、効果的に阻止され得、以て、車両用内装材、特
に車両用ヘッドレスト等として用いられて、優れた効果
を発揮するものであり、また、そのような軟質ポリウレ
タン発泡体を有する車両用内装材の製造に際しても、か
かる発泡体のキュア時間が効果的に短縮され得て、その
脱型性が向上され、以て生産性も有利に改善され得るこ
ととなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用内装材の一つであるヘッド
レストの一例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
2 表皮 4 インサート 6 ステー 8 芯材 10 パッド材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B084 DD02 3B087 DC05 4J034 CA02 CB01 CC03 DA01 DB03 DB07 DF16 DF20 DF22 DF29 DG02 DG03 DG04 DG05 DG06 DG08 DG09 DG14 DG16 DG22 DQ04 DQ05 DQ09 DQ16 DQ18 GA55 HA01 HA06 HA07 HA08 HC12 HC13 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 KA01 KB02 KC17 KD02 KD12 KE02 NA02 NA03 NA08 NA09 QA05 QB14 QB15 QC01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮層の下に、外部からの衝撃を吸収す
    べく配設されるパッド層の一部若しくは全体を、平均分
    子量が2000〜8000であるポリオール成分と有機
    ポリイソシアネート成分とを分子量が100以下の一価
    アルコールの存在下に反応、発泡せしめて得られる、反
    撥弾性率が30%以下である軟質ポリウレタン発泡体に
    て構成したことを特徴とする車両用内装材。
  2. 【請求項2】 前記ポリオール成分の一部に、ポリマー
    ポリオールが用いられ、且つ該ポリマーポリオールが、
    ポリオール成分全体の30〜70重量%の割合となるよ
    うに配合されている請求項1記載の車両用内装材。
  3. 【請求項3】 袋状の表皮と、該表皮内に配置された、
    該表皮を貫通して外部に突出するステーを有する芯材
    と、それら表皮と芯材との間に充填されるパッド材とを
    含む車両用のヘッドレストにして、該パッド材の一部若
    しくは全体を、平均分子量が2000〜8000である
    ポリオール成分と有機ポリイソシアネート成分とを分子
    量が100以下の一価アルコールの存在下に反応、発泡
    せしめて得られる、反撥弾性率が30%以下である軟質
    ポリウレタン発泡体にて構成したことを特徴とする車両
    用ヘッドレスト。
  4. 【請求項4】 前記ポリオール成分の一部に、ポリマー
    ポリオールが用いられ、且つ該ポリマーポリオールが、
    ポリオール成分全体の30〜70重量%の割合となるよ
    うに配合されている請求項3記載の車両用ヘッドレス
    ト。
  5. 【請求項5】 車両用ヘッドレストを含む車両用の内装
    材を製造するに際して、かかる車両用内装材のパッド層
    乃至はパッド材の一部若しくは全体を構成する、反撥弾
    性率が30%以下の軟質ポリウレタン発泡体が、平均分
    子量が2000〜8000であるポリオール成分と有機
    ポリイソシアネート成分とを、分子量が100以下の一
    価アルコールの存在下において、反応せしめる一方、発
    泡剤として水を用いて発泡させることによって、形成さ
    れることを特徴とする車両用内装材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記一価アルコールが、前記ポリオール
    成分の100重量部に対して0.1〜15重量部の割合
    において用いられる請求項5記載の車両用内装材の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記一価アルコールが、前記ポリオール
    成分の100重量部に対して0.5〜5重量部の割合に
    おいて用いられる請求項5記載の車両用内装材の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記ポリオール成分の一部に、ポリマー
    ポリオールが用いられ、且つ該ポリマーポリオールが、
    ポリオール成分全体の30〜70重量%の割合となるよ
    うに配合されている請求項5乃至請求項7の何れかに記
    載の車両用内装材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリオール成分が、3000〜60
    00の平均分子量を有する請求項5乃至請求項8の何れ
    かに記載の車両用内装材の製造方法。
JP10224655A 1997-10-28 1998-08-07 車両用ヘッドレスト及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3077678B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10224655A JP3077678B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 車両用ヘッドレスト及びその製造方法
US09/178,314 US6136879A (en) 1997-10-28 1998-10-23 Soft polyurethane foam, method of producing the same and vehicle interior member using the same
DE69818943T DE69818943T2 (de) 1997-10-28 1998-10-27 Polyurethan Weichschaum, Verfahren zu seiner Herstellung und Verwendung im Fahrzeug-Innenbereich
EP98120324A EP0913414B1 (en) 1997-10-28 1998-10-27 Soft polyurethane foam, method of producing the same and vehicle interior member using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10224655A JP3077678B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 車両用ヘッドレスト及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000051004A true JP2000051004A (ja) 2000-02-22
JP3077678B2 JP3077678B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=16817137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10224655A Expired - Fee Related JP3077678B2 (ja) 1997-10-28 1998-08-07 車両用ヘッドレスト及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3077678B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312548A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Inoac Corp ヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレスト
JP2006069286A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Inoac Corp ヘッドレスト
JP5116472B2 (ja) * 2005-08-12 2013-01-09 三井化学株式会社 ポリウレタンフォーム用組成物、該組成物から得られるポリウレタンフォームおよびその用途

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7467899B2 (en) 2007-01-31 2008-12-23 The Furukawa Electric Co., Ltd. Ferrule transfer method and ferrule holder

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312548A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Inoac Corp ヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレスト
JP4532161B2 (ja) * 2004-04-27 2010-08-25 株式会社イノアックコーポレーション ヘッドレスト用ポリウレタンフォーム及びヘッドレスト
JP2006069286A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Inoac Corp ヘッドレスト
JP4490213B2 (ja) * 2004-08-31 2010-06-23 株式会社イノアックコーポレーション ヘッドレスト
JP5116472B2 (ja) * 2005-08-12 2013-01-09 三井化学株式会社 ポリウレタンフォーム用組成物、該組成物から得られるポリウレタンフォームおよびその用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP3077678B2 (ja) 2000-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0913414B1 (en) Soft polyurethane foam, method of producing the same and vehicle interior member using the same
JP5041456B2 (ja) ポリウレタン成形体およびその製造方法
US8097659B2 (en) Flexible polyurethane foam and a method of producing the same
JP7368102B2 (ja) ポリウレタンフォームとその製造方法
JP3341259B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体の製造法及び軟質ポリウレタン発泡体を用いた車両用内装材、車両用ヘッドレスト、車両用シートにおけるシートバック
JP2016097152A (ja) クッションパッド
JP2008127514A (ja) ポリウレタンフォーム及び製造方法
US5240635A (en) Composition of flexible polyurethane foams blown using reduced amounts of chlorofluorocarbon blowing agents and method for preparation
JP3112259B2 (ja) 衝撃吸収ヘッドレスト
JP3992869B2 (ja) エネルギー吸収軟質ポリウレタン発泡体及びその製造方法
KR20010041484A (ko) 차량용 시트
JP2018048246A (ja) シートパッド
JP3077678B2 (ja) 車両用ヘッドレスト及びその製造方法
JP4926599B2 (ja) シートクッション
JP6214129B2 (ja) 異硬度モールドフォームの製造方法
JP4745671B2 (ja) 連続気泡構造を有するポリウレタン発泡体の製造方法
US5164423A (en) Composition of flexible polyurethane foams below using reduced amounts of chlorofluorocarbone blowing agents and method for preparation
US5200435A (en) Composition of flexible polyurethane foams blown using reduced amouns of chlorofluorocarbon blowing agents and method for preparation
JP2000109536A (ja) 軟質ポリウレタン発泡体並びにそれを用いた車両用内装材
JP3740266B2 (ja) エネルギー吸収硬質ウレタンフォーム
JPH11116651A (ja) 発泡合成樹脂
JP7220009B2 (ja) 低反発性ポリウレタンフォームの製造方法と低反発性ポリウレタンフォーム用組成物と低反発性ポリウレタンフォーム
JP4718157B2 (ja) 軟質ポリウレタン発泡体、軟質ポリウレタン発泡体の製造方法、及びクッション
JP2006008773A (ja) 軟質ポリウレタンフォーム、及びその製造方法
JP2008138052A (ja) 軟質ポリウレタン発泡体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080616

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees