JP2005311287A - 基板搬入出装置 - Google Patents

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学 船戸
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Abstract

【課題】 省スペース化を図り、アクセス位置を可及的に低位置化し、取扱性に優れるとともに、安定してしかも姿勢を自由に制御できる基板搬入出装置を提供することを目的とする
【解決手段】昇降台15の周辺に配置され、該昇降台を昇降させる昇降駆動部20と、昇降台に、鉛直方向に伸びる軸線を中心として旋回可能に設けられた旋回ユニットとを備え、昇降駆動部は、旋回ユニットが前記軸線を中心として旋回することにより形成される回転軌跡より外方に位置すると共に相対向して設置され、昇降台は、昇降駆動部のうち、隣り合う二つによって、それぞれ昇降自在に、かつ互いに交差する二つの軸を中心とする自由度をもって回転自在に支持されるとともに、他の二つの昇降駆動部によって昇降自在に支持された。
【選択図】 図7

Description

この発明は、基板搬入出装置に係り、特に、プラズマディスプレイ等のようなガラス状の基板を受け取って所望方向に送り出すのに好適な技術に関する。
ガラス状の基板は、近年、大型化しており、特にプラズマディスプレイに用いられる基板(1900×2200mm)にあってはかなり大きくなっている。このような大型のガラス状基板の取り扱いには、従来、ロボットが搭載された基板搬入出装置が用いられ、該基板搬入出装置によって基板を搬入し、かつ所望方向に搬出するようにしている。
ガラス状の基板は、注意しないと破損するおそれがあり、取り扱いに配慮が必要になることから、基板の大型化に合わせて構成すると、必然的に基板搬入出装置も大型化してしまう。
また、大型の基板を取り扱う装置として、基板の受け取り及び送り出しを行うようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載されたものは、搬入された基板を受け取って中間位置まで送る搬入ハンドと、この搬入ハンドから基板を受け取って送り出す搬出ハンドとが備えられている。従って、搬入ハンドと搬出ハンドとがそれぞれ別個に構成されるので、一つに構成されたロボットアームのような大型の可動部分がなくなり、可動部分が小さくシンプルな構造でかつ重量が小さいことから、全体的に必要設置スペースが小さくできるようになっている。
特開平11−227943号公報(第2−3頁、図1−図5)
上述したように、従来の基板搬入出装置は、ガラス状の基板の大型化に合わせて大きくすると、それだけ全体的に大型構造となるばかりでなく、装置自体のフットスペース(設置面積)が大きくなってしまうという問題がある。
また、一般的に規格化されたサイズを越える大きさに基板搬入出装置が製作された場合、ユーザに輸送することが困難となり、特別な費用がかさむばかりでなく、輸送し得る大きさに装置を分解したりして、手間がかかるという問題があり、更にはユーザ側でのフットスペースの問題等も生じてしまう。
また、特許文献1に記載されたものは、搬入ハンドと搬出ハンドとを用いてガラス状基板の受け取りと受け渡しとをそれぞれ独立的に行うように構成されているものの、それぞれ個別に製作されているので二組必要となり、それだけ構成部品数が多くなり、コストがかさむという問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、大型の基板を取り扱うにも拘わらず、全体的に大型構造になるのを回避することができると共に、フットスペースを省スペース化することができ、しかも基板に対するアクセス位置を可及的に低位置化させることができ、取り扱いに優れた基板搬入出装置を提供するとともに、被搬送物を安定して搬送することができ、しかもその姿勢を自由に制御できる基板搬入出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、ガイド手段によって移動可能とされると共に、平面視において前記移動方向に対して交差する方向に配置された装置本体と、該装置本体上に昇降可能に設けられ、前記交差する方向に配置された昇降台と、前記昇降台の前記交差する方向の両端部に配置され、該昇降台を昇降させる昇降駆動部と、前記昇降台に、鉛直方向に伸びる軸線を中心として旋回可能に設けられた旋回ユニットとを備え、基板を支持して搬入出する基板搬入出装置において、前記昇降駆動部は、前記基板を支持した前記旋回ユニットが前記軸線を中心として旋回することにより形成される前記旋回ユニットと前記基板との回転軌跡より外方に位置すると共に、前記交差方向に沿い相対向して設置されることを特徴とする。
上記の構成によれば、ガイド手段によって移動可能とされた装置本体は、移動方向に対して交差する方向に配置されているため、移動方向に直交する方向の幅が狭く、狭い空間においても移動可能とされており、また、旋回ユニットは、昇降駆動部により昇降台と共に昇降させられ、鉛直方向に伸びる軸線を中心として回転することにより所定の位置に配置された基板を支持して搬出して、さらに、基板を支持した旋回ユニットが旋回し、昇降駆動部により上下動させられ、装置本体が移動することにより、基板を所定の位置に搬入する。
また本発明は、前記昇降駆動部は、前記装置本体の前記交差方向に沿う両側の上方位置に設置された駆動源と、その駆動源に連結されて前記昇降台を吊持する動力伝達部とを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、駆動源が装置本体の上方位置に設置されていると、昇降台のみならず装置本体の底部を可及的に低位置に下げることができるので、旋回ユニットに搭載された基板に対するアクセスを容易に行わせることができ、基板に対するアクセスが良好となる。
また本発明は、前記旋回ユニットは、前記昇降台の中央部に形成され下方に向けて落とし込まれた凹み部に設けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、旋回ユニットは、昇降台が低位置に位置することにより、確実に低位置に配置された基板に対してアクセスすることができる。
また本発明は、前記昇降駆動部は、前記昇降台の周囲の4個所に設けられたことを特徴とする。
上記の構成によれば、昇降台が4個所で支持されるから、安定して支持することができるとともに、同一の機械的強度とすれば、各昇降台の平面形を2個所の支持の場合より小さくすることができ、昇降台の旋回範囲を大きく確保することができる。
また本発明は、前記昇降台は、前記昇降駆動部のうち、隣り合う二つによって、それぞれ昇降自在に、かつ互いに交差する二つの軸を中心とする自由度をもって回転自在に支持されるとともに、他の二つの昇降駆動部によって昇降自在に支持されたことを特徴とする。
上記の構成によれば、各各昇降駆動部の昇降を制御することによって、昇降台の姿勢をも制御することができる。
また本発明は、前記他の二つの昇降駆動部によって昇降動作される部材と、前記昇降台とのいずれか一方に曲面状の凹部を設け、いずれか他方に該凹部に接触する凸部を設けて、前記昇降台を前記部材上に回転自在に支持したことを特徴とする。
本発明によれば、装置本体の交差方向に沿う両側に昇降駆動部が設置されることで、装置全体の幅方向を縮小できるように構成したので、大型の基板を取り扱うにも拘わらず、装置全体が大型化するのを回避することができると共に、装置自体のフットスペースを省スペース化できる効果が得られ、また規格化されたサイズを越える大きさに至らず、特別な費用がかさんだり、装置を分解すること等がなく、高騰するのを抑えることもできるという効果も得られる。
さらに、旋回ユニットは、基板を支持した状態で旋回した際においても、昇降駆動部に接触することなく、良好に旋回することができる。
また、昇降台のみならず装置本体の底部を可及的に低位置に下げることができるので、搭載された基板に対するアクセスを容易に行わせることができ、基板に対するアクセスが良好となる効果が得られる。
また、昇降台が最も低位置まで下降したとき、旋回ユニットの位置がいっそう下げられ、基板に対するアクセスがより容易となり、基板に対するアクセスがいっそう良好となる効果が得られる。
また、昇降台を4個所で支持することにより、安定して支持することができるとともに、4つの昇降駆動部の内側に大きな旋回スペースを確保することができる。
また、前記昇降駆動部のうち、隣り合う二つをそれぞれ昇降させ、かつ、他の二つを昇降させることにより、昇降台の姿勢を2軸方向への回転自由度を以て制御することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1〜図3はこの発明の一実施の形態に係る基板搬入出装置を示す図であって、図1は基板搬入出装置とその周辺との関係を示す平面図、図2は図1のC矢視に相当する基板搬入出装置を示す説明図、図3は基板と昇降駆動部との関係を示す説明図である
図1及び図2において、この基板搬入出装置10は、大別すると、装置本体11と、装置本体11上に昇降可能に搭載された昇降台15と、この昇降台15を昇降させる昇降駆動部20と、昇降台15の中央部に設けられた旋回ユニット24とを備えて構成されている。
装置本体11は、図1に示すように、上面から見ると、相対向する長尺部材12、12と、それら長尺部材12の両端部をそれぞれ連結する結合部材13とにより、全体として概略長四角状(矩形状)に枠組されている。この装置本体11は、その下方に敷設されたガイド手段としての2本のガイドレールGに沿う移動方向Xに進退移動できるようになっており、ガイドレールG、G間に跨るように設置されている。そのため、詳細に図示していないが、装置本体11の底部にはガイドレールG上を走行可能に構成されている。
その場合、装置本体11は、移動方向Xに対して全体が交差する方向に斜めに傾斜した状態で設置され、本例では平面視において、図1に示すように移動方向Xに対して45度の角度で交差して配置されている。
昇降台15は、図1に示すように、枠組された装置本体11内を挿通する大きさをなしており、両側の幅が最も狭く、そこから長さ方向の中央部に至るに従い次第に拡幅されて、中央部が最も幅広に形成されている。
昇降駆動部20は、図2に示すように、駆動源としてのモータ21と、このモータ21によって駆動される動力伝達部としてのスクリュー軸22とからなっている。モータ21は、枠組された装置本体11の長さ方向の両側の上方位置、つまり、装置本体11の結合部材13の上方位置に、その出力軸が下方を向いた状態で設置されている。スクリュー軸22は、長さ方向の一端がモータ21の出力部に連結され、その他端が下方に向くように吊持される形態となっており、従って、装置本体11上に起立して設けられている。
各スクリュー軸22の下部には、スクリュー軸22と係合すると共に、昇降台15の長さ方向の両端端部と各々連結された連結部23がそれぞれ設けられている。
そして、モータ21の駆動によりスクリュー軸22が鉛直軸回りに回転すると、それに伴って連結部23が図2に鎖線にて示すように上昇したり、或いは実線にて示すように下降し、これによって昇降台15が昇降するように構成されている。
一方、上記昇降台15は、図2に示すように、その長さ方向の端部から中央部に至るに従い次第に下方に向けて次第に落とし込まれて形成された凹み部16が設けられ、その凹み部16が両端部より低くなっている
そして、昇降台15の凹み部16には、旋回ユニット24が搭載されている。旋回ユニット24は、昇降台15の凹み部16の中心部に埋設された旋回モータ25と、その旋回モータ25によって水平方向に旋回、鉛直方向に伸びる軸線Oを中心として旋回する旋回テーブル26と、この旋回テーブル26の上面に配置されたアーム27とから構成されている。
このアーム27は、図3(a)に示されるように、旋回テーブル26に一端が取り付けられた第1アーム27aと、第1アームの他端部に設けられた第2アーム27bと、この第2アーム27bの先端部に支持部27cを介して取り付けられたピック部27dとから構成されている。
但し、基板Kの取出し、搬送、受け渡しを行えるものであれば、上記アーム27に限らず、他のもので代用してもよい。
図1に示されるように、基板カセットAと、プロセス装置Bとは、装置本体11の移動方向Xに対して直交する方向に互いに対向させられて配置されている。このため、平面視した際において、基板Kが基板搬入出装置10により基板カセットAから搬出される搬出方向Y1と、基板Kがプロセス装置Bに搬入される搬入公報Y2とは、共に、装置本体11の移動方向Xに対して直交する。
そして、図3(a)に示されように、旋回ユニット24のアーム27が、基板カセットAから所定の基板Kを支持して、図3(b)に示されるように、アーム27が昇降台15上に退避した状態で、旋回テーブル26が旋回することにより、アーム27が基板Bを支持した状態で軸線Oを中心として回転することにより形成されるアーム27と基板Kとの回転軌跡より外方に昇降駆動部20は、配置されている。
つまり、図3及び図4において、昇降駆動部20は、旋回ユニット24のアーム27が基板Kを支持した状態で、軸線Oを中心として旋回することにより形成される回転軌跡のうち、最も外周側に位置する旋回軌跡円K1より外方に位置し、装置本体11の交差方向に沿い、昇降台22の両端部に配置されている。
さらに、昇降駆動部20は、旋回ユニット24のアーム27が基板Kを搬入または搬出することにより形成される搬送軌跡K4よりも外方に位置させられている。
すなわち、昇降駆動部20は、旋回軌跡円K1に外接する正方形K2の角部のうち、一方の対角線K3上に、互いに対向するように配置されている。
なお、本実施形態においては、搬送軌跡K4は、一辺の長さがaとされた基板Kが、その中心点を軸線O上に位置させられた状態で、移動方向Xと、移動方向Xに直交する方向変位することにより形成される軌跡と同様の軌跡とされている。
そのため、本例では装置本体11上において、図4に示すように、左下から右斜め上方に交差する対角線K3上の位置に合わせて昇降駆動部20が対向しており、その対向する昇降駆動部20間の距離に合わせて装置本体11が長四角状に形成されると共に、その長四角状の装置本体11が、図1に示すように、移動方向Xに対して45度傾けた状態となるよう交差する方向に配置されている。
上記のように構成された基板搬入出装置10は、基板Kを搬入・搬出する際には、まず、図1において、装置本体11がガイドレールGに沿って、基板カセットAが配置された位置にまで移動し、装置本体11が基板カセットAの位置にまで移動すると、昇降駆動部20が昇降台22を変位させて、アーム27の先端部を所定の基板Kの位置に位置あわせする。
図3(a)に示されるように、位置あわせされたアーム27は、基板Kの下面側にピック部27dを挿入して、図3(b)に示されるように、基板カセットAから基板Kを搬出する。
基板Kの搬出が完了すると、旋回モータ25が旋回テーブル26を旋回させることにより、アーム27が軸線Oを中心として回転して、基板Kをプロセス装置Bに向ける。
この際、基板Kが収納された位置と、プロセス装置Bに搬入する位置との上下方向が一致していない場合には、昇降駆動部20が昇降台22を変位させて、アーム27により支持された基板Kと、プロセス装置Bの搬入位置との上下方向の位置を一致させる。
そして、アーム27が基板Kをプロセス装置Bの搬入位置に搬入する。
この場合、旋回ユニット24が基板Kを搭載した状態で旋回すると、その旋回ユニット24上の基板Kとアーム27とが昇降駆動部20と干渉することがない。
しかも、装置本体11が移動方向Xに移動することで、アーム27上に搭載された基板Kを、その移動先にて受け渡すことができるばかりでなく、その移動先にて基板Kを受け取ることもできることとなる。
搬入位置Aからの搬出方向Y1とプロセス装置Bに対する搬入方向Y2とは、移動方向Xと直交している。
従って、この実施形態によれば、装置本体11が平面視において装置本体11の移動方向Xと交差方向に傾いて配置され、その交差方向に配置された装置本体11の両側に昇降駆動部20が設置されることで、装置全体の幅方向を縮小させることができるので、大型の基板Kを取り扱うにも拘わらず、装置全体が大型化するのを回避することができると共に、装置自体のフットスペース(設置面積)を省スペース化することができる。
そして、このように構成された基板搬入出装置10は、規格化されたサイズを越える大きさに至らず、コンテナに収納できるサイズで済ませることができるので、ユーザに輸送するのに特別な費用がかさむばかりでなく、輸送し得る大きさに装置を分解して手間がかかるということなく、作業性を向上させることができる。更にはユーザ側でのフットスペースの問題等も解消することができる。しかも、特許文献1に比較すると、搬入ハンドと搬出ハンドとのようにそれぞれ同様の構成ものを二組製作することもなく、構成部品数を削減できるので、コストの高騰を抑えることもできる。
更に、昇降駆動部20のモータ21が装置本体11の上方位置に設置されていると、昇降台15のみならず装置本体11の底部を可及的に低位置に下げることができるので、旋回ユニット24のアーム27が低位置に配置された基板Kに対しても良好にアクセスすることができる。
しかも、昇降台15の中央部には凹み部16が設けられていると、昇降台15が最も低位置まで下降したとき、凹み部16の位置がいっそう下げられるので、旋回ユニット24が基板Kに対してより容易にアクセスすることができることとなり、基板に対するアクセスがいっそう良好となる。
加えて、以下の効果を奏でることもできる。
即ち、この実施形態では、図1に示すように、装置本体11の移動方向Xと直交する方向に搬入位置Aとプロセス装置Bとが設けられているが、これら基板カセットA及びプロセス装置Bは、移動方向Xに沿って複数設けられていてもよく、さらに、ガイドレールXの先端部又は後端部に配置されていてもよい。
つまり、この基板搬入出装置10は、軸線Oを中心として点対称に構成されているため、装置本体11の移動方向Xに対して直交する方向に基板Kを搬送することができると共に、移動方向Xと平行な方向にも基板Kを良好に搬送することができるため、基板の搬入方向と搬出方向とを任意に選定することができ、設計上の自由度を高めることができる。
なお、上記実施の形態において、昇降駆動部の動力伝達部として、モータに連結されたスクリュー軸で構成された例を示したが、それ以外のもの、例えばラックとピニオン、ベルト、チェーン、リニアモータで構成されてあっても同様の作用効果を得ることができる。また、基板として、ガラス状のものを対象とした例を示したが、これに限らず、その大きさのものを取り扱う装置全般についても適用することができる。
次に、図5〜図9を参照して、本発明の他の実施の形態について説明する。
他の実施の形態にかかる基板搬入出装置は、前記一実施の形態における基板搬入出装置と同様に、昇降駆動部20によって昇降台15を昇降可能に支持した基本構成を有している。
前記昇降駆動部20の内、隣り合う二つ(図中イ、ロで示す)の一方(イ)には、水平な軸50を中心として回転自在に昇降部材51が支持され、この昇降部材51には、前記軸50と直交する軸52を中心として回転自在に連結部材53が連結されている。また、この連結部材53は、昇降台15の一つの辺に固着されている。他方の昇降駆動部(ロ)は、軸50を中心として回動自在に昇降部材51aを設けるとともに、軸53を中心として回動自在に昇降部材51bを設け、これら昇降部材51aと51bとを図8に示すようなスライド機構51cを介して摺動自在に連結した構成となっている。すなわち前記スライド機構51cが存在することにより、二つの昇降駆動部20(イ)(ロ)の高さの差による昇降部材51と51aとの軸線P方向への相対距離の増減を吸収するよう構成されている。
他の二つの昇降駆動部20(図中ハ、ニで示す)には、水平部材54が支持されている。前記水平部材54は、互いに長手方向にスライド移動可能に連結された第1部材54aと第2部材52bとから構成されている。前記昇降駆動部20(ハ)には、第1部材54aの一端が回動自在に支持されている。昇降駆動部20(ニ)には、第2部材54bの一端が回動自在に支持されている。この第1部材54aと第2部材54bとは、昇降駆動部20(ハおよびニ)が完全に連動して(相対的な高さの差を生じることなく)昇降する限り互いにスライド移動することはないが、昇降駆動部20(ハおよびニ)の移動量に偏差が生じた場合にそなえて、軸線P方向へのスライド機構が設けられている。
前記昇降台15の端部は、図9に示すように、球面状の凸部56aによって前記水平部材54に支持されている。すなわち、前記凸部56aに対応する球面状をなす凹部56bによって前記凸部56aが支持されている。前記凹部56bは、水平部材54に対して、互いにスライド方向が直交する二つのスライド移動機構55aおよび55bを介して、軸線PおよびRの両方向に移動可能に支持されている。そして、これらの凸部56aと凹部56bとの球面を介した摺動と、スライド機構55aおよび55bの相対変位との組み合わせにより、昇降台15がその姿勢にかかわらず水平部材54上で支持されるようになっている。
なお前記昇降駆動部20は、フレーム57に一体に搭載され、さらにこのフレーム57は、脚58によって支持された移動式の軌道59に沿って移動することができるようになっている。
他の実施の形態の装置は、上記のように構成されているので、昇降台15の上面(昇降面)は、昇降駆動部イ、ロとハ、ニとの高さの差によって、軸線Pを中心とする回転運動(ピッチング)をすることができる。また、昇降駆動部イとロとの昇降量の差によって、軸線Rを中心とする回転運動(ローリング)をすることもできる。すなわち、昇降台15は、昇降駆動部20の隣り合う二つの移動量の差によって軸線Rを中心とする回転の自由度を制御し、イロの組とハニの組との移動量の差によって軸線Pを中心とする回転の自由度を制御することができ、さらに、全部の昇降駆動部20の動作によって鉛直方向の直線運動の自由度を制御することができる。
また、昇降駆動部20は、図6に示すように、昇降台15に載置されて回転する被搬送物の回転軌跡より外側の4個所に配置されているので、被搬送物をより安定して支持することができる。すなわち、図5に示すような二つの昇降駆動部20を用いる場合に比べて、一つの昇降駆動部20が負荷する荷重が少なくて済むので、各昇降駆動部20の間に被搬送物の移動空間を大きく確保することができる。
この発明の一実施の形態に係る基板搬入出装置と、その周辺との関係を示す平面図である。 図1のC矢視に相当する基板搬入出装置を示す説明図である。 (a)アームが基板を基板カセットから搬出する際の上面図である。(b)アームが基板を基板カセットから搬出を完了した際の上面図である。 基板と昇降駆動部との関係を示す説明図である。 一実施の形態における昇降駆動部の配置を示す平面図。 他の実施の形態における昇降駆動部の配置を示す平面図。 他の実施の形態の斜視図。 図7のVIII-VIII線に沿う矢視図。 図7のIX部の拡大した斜視図。
符号の説明
10……基板搬入出装置 11……装置本体 15……昇降台 16……凹み部
20……昇降駆動部 21……モータ(駆動源)
22……スクリュー軸(動力伝達部) 24……旋回ユニット
50・52……軸 51・51a・51b……昇降部材
51c……スライド機構 55a・55b……スライド機構
56a……凸部 56b……凹部
G……ガイドレール(ガイド手段) K……基板 K1……旋回軌跡円
K3……対角線 X……移動方向 P……軸線 R……軸線

Claims (6)

  1. ガイド手段によって移動可能とされると共に、平面視において前記移動方向に対して交差する方向に配置された装置本体と、
    該装置本体上に昇降可能に設けられ、前記交差する方向に配置された昇降台と、
    前記昇降台の前記交差する方向の両端部に配置され、該昇降台を昇降させる昇降駆動部と、
    前記昇降台に、鉛直方向に伸びる軸線を中心として旋回可能に設けられた旋回ユニットとを備え、基板を支持して搬入出する基板搬入出装置において、
    前記昇降駆動部は、前記基板を支持した前記旋回ユニットが前記軸線を中心として旋回することにより形成される前記旋回ユニットと前記基板との回転軌跡より外方に位置すると共に、前記交差方向に沿い相対向して設置されることを特徴とする基板搬入出装置。
  2. 請求項1記載の基板搬入出装置において、
    前記昇降駆動部は、前記装置本体の前記交差方向に沿う両側の位置にそれぞれ設置された駆動源と、その駆動源及び前記昇降台間にそれぞれ連結されて前記昇降台を吊持する動力伝達部とを有することを特徴とする基板搬入出装置。
  3. 請求項1又は2記載の基板搬入出装置において、
    前記旋回ユニットは、前記昇降台の中央部に形成され下方に向けて落とし込まれた凹み部に設けられていることを特徴とする基板搬入出装置。
  4. 請求項1記載の基板搬入出装置において、
    前記昇降駆動部は、前記昇降台の周囲の4個所に設けられたことを特徴とする基板搬入出装置。
  5. 請求項4記載の基板搬入出装置において、
    前記昇降台は、前記昇降駆動部のうち、隣り合う二つによって、それぞれ昇降自在に、かつ互いに交差する二つの軸を中心とする自由度をもって回転自在に支持されるとともに、他の二つの昇降駆動部によって昇降自在に支持されたことを特徴とする基板搬入出装置。
  6. 請求項5記載の基板搬入装置において、
    前記他の二つの昇降駆動部によって昇降動作される部材を設け、該部材上の支持面により、前記昇降台に設けられた凸曲面状の凸部を回転自在に支持したことを特徴とする基板搬入出装置。

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