JP2005310599A - トンネル照明システム及びトンネル照明器具 - Google Patents

トンネル照明システム及びトンネル照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】 一層安全で快適なトンネル内の車両走行を支援し、しかも、照明器具を小型でかつ安価とするとともに設置作業が容易にして設置コストを低減する。
【解決手段】 複数の照明器具20は、トンネル11内にて車線方向に沿って設置される。各照明器具20は、第1及び第2の光源部22,24を有する。第1の光源22は、主としてトンネル11内の車道の路面に向けて照明光を照射する。第2の光源部24は、トンネル内の路側付近に向けて、照明光を照射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トンネル照明システム及びこれに用いられるトンネル照明器具に関するものである。
従来のトンネル照明システム1は、例えば、図11乃至図13に示すように構成されている。図11は、このトンネル照明システム1を示す概略横断面図である。図12は、このトンネル照明システム1の一部を示す概略縦断面図である。図13は、このトンネル照明システム1のより多くの部分を示す概略縦断面図である。
この従来のトンネル照明システム1は、図11乃至図13に示すように、トンネル2の天井中央付近において、車線方向(図11における紙面垂直方向、図12及び図13における左右方向)に沿って等間隔に設置された複数の照明器具3から構成されている。
各照明器具3は、内部に設けられた低圧ナトリウムランプ等の光源部(図示せず)と、該光源部からの光を所定の配光特性となるように反射させる反射部材(図示せず)と、から構成されている。
ここで、前記所定の配光特性は、図11に示すトンネル横断面にて、主として車道の路面全体に渡って光を照射するように、また図13に示すトンネル2の車線方向に沿った断面にて、互いに隣接する照明器具3からの照明光が拡散されて、互いにオーバーラップすることにより、車道の路面上にて車線方向に関してほぼ均一な明るさとなるように、構成されている。
これに対して、図14に示すように、トンネル横断面にてトンネル2の天井の左右両側付近(すなわち、両側の側壁上部付近)に照明器具3がそれぞれ設置されたトンネル照明システム4も知られている。図14は、他の従来のトンネル照明システム4を示す概略横断面図である。
この場合、例えばトンネル横断面における一方側の照明器具3から出射した照明光が、反対側の車道の路面に照射し、両側の照明器具3が照明光を互いに交差して照射するようになっている。
ところで、下記の特許文献1には、路肩と車道とを識別するための車道外側線を照明する車道外側線照明装置が開示されている。
特開2002−260401号公報
前述した従来トンネル照明システム1,4では、照明器具3からの光が、車線方向に沿って路面上にてほぼ均一な明るさとなるように、照射されるようになっている。また、供用開始時は、比較的外側線は見やすく走行には特に問題はないが、経年劣化により著しく見づらくなり、走行視環境が悪くなっていた。
したがって、路側付近の車道外側線や路肩や側壁下部の視認性は良好ではなく、トンネル内の車両走行を、必ずしも十分に安全で快適に行うことはできるとは、言い難かった。
また、前述した従来トンネル照明システム1,4における照明器具3は、光源部として低圧ナトリウムランプを使用した場合、その平均寿命が約9000時間程度と比較的短い。これに対して、ランプ交換作業は、交通規制を必要とすることからランプが不点になる度に行うことが困難であるため、光源部が不点になっても、定期的なランプ交換作業までの間は、不点のまま放置される場合もある。
したがって、照明器具3の不点が発生すると、当該照明器具3からの照明光が無くなることから、その付近におけるトンネル照明の明るさが低下することになり、車線方向の明るさの均一性(均斉度)が損なわれる。これにより、トンネル内の視環境が悪化し、運転者の疲労が増大するとともに、障害物の識別判断が低下することになり、安全性が損なわれることになってしまう。
さらに、前述した従来トンネル照明システム1,4では、経年変化によって、照明器具3の汚れや光源部の輝度低下等によって、路面上の明るさが低下しても、基準の明るさを満たすように構成されてはいる。しかしながら、路側付近の車道外側線や路肩あるいは側壁下部が排気ガス等によって汚れてくると、これらの視認性がより一層低下することになり、運転者が路側付近の車道外側線、路肩あるいは側壁下部を認識し難くなることから、走行し難くなるという問題があった。
また、特許文献1に開示された車道外側線照明装置は、特にトンネル内の照明を改善するためのものではない。
さらに、トンネル照明システムでは、これを構成する照明器具が小型でかつ安価であることや、設置作業が容易で設置コストが低いことが、要請される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、基本照明を補助して、トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩又は側壁下部の視認性を高めることができ、これにより一層安全で快適なトンネル内の車両走行を支援することができ、しかも、当該トンネル照明システムを構成する照明器具が小型でかつ安価となるとともに設置作業が容易で設置コストを低減することができる、トンネル照明システム、及び、これに用いられるトンネル照明器具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様によるトンネル照明システムは、トンネル内において車線方向に沿って設置された複数の照明器具を備え、前記各照明器具は、(i)主としてトンネル内の車道の路面に向けて、照明光を照射する第1の光源部であって、当該照明器具と車線方向に隣り合う照明器具の第1の光源部からの照明光と互いにオーバーラップすることにより、車道の路面上にて車線方向に略々均一な明るさの基本照明を行なうための第1の光源部と、(ii)トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩及び側壁下部のうちの少なくとも1つに向けて、照明光を照射する第2の光源部と、を有するものである。
この第1の態様によるトンネル照明システムによれば、各照明器具が、基本照明とは別個に、路側付近に対して照明光を照射する第2の光源部を備えているので、トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩及び/又は側壁下部が、第2の光源部によって積極的に照明されることになる。
したがって、路側付近の明るさが、第2の光源部による照明によって高められることになる。よって、路側付近の車道外側線や路肩や側壁下部の視認性が高まり、トンネル内の車両走行を、一層安全で快適に行うことはできる。
また、路側付近が経年変化による汚れ等により見にくくなったとしても、第2の光源部によって路側付近が明るく照明されることにより、運転者にとって路側付近の視認性が向上する。よって、路側付近が経年変化による汚れ等により見にくくなったとしても、トンネル内の車両走行を、一層安全で快適に行うことはできる。
さらに、基本照明の不点によって、基本照明による路面の明るさが低下したり、あるいは車線方向の照明による明るさの均一性が低下したとしても、路側付近が第2の光源部によって照明されることにより、少なくとも路側付近の視認性が確保され得るので、トンネル内の車両走行の安全性及び快適性が向上することになる。
また、前記第1の態様によれば、1つの照明器具が第1の光源及び第2の光源を両方とも有しているので、両者の光源を別々の照明器具にそれぞれ設ける場合に比べて、小型化で安価となるとともに、設置作業も容易となって設置コストも低減することができる。
本発明の第2の態様によるトンネル照明システムは、前記第1の態様において、前記照明器具は、トンネル横断面にて天井の中央付近に配置され、前記第2の光源部は、当該照明器具内にて車線横断方向の両側付近にそれぞれ配置され、各側の前記第2の光源部は、トンネル横断面にて、反対側の路側付近に向けて照明光を照射するものである。
この第2の態様によれば、照明器具内にて車線横断方向の両側付近に備えられた第2の光源部が、それぞれ反対側の路側付近に向けて互いに交差するようにして、照明光を照射することになる。このため、照明器具をより小型化することができる。
本発明の第3の態様によるトンネル照明システムは、前記第1の態様において、前記照明器具は、トンネル横断面にて天井の両側付近あるいは両側の側壁上部付近に配置され、前記第2の光源部は、当該照明器具が配置されている側とは反対側の路側付近に向けて照明光を照射するものである。
本発明の第4の態様によるトンネル照明システムは、前記第1の態様において、前記照明器具は、トンネル横断面にて天井の両側付近あるいは両側の側壁上部付近に配置され、前記第2の光源部は、当該照明器具が配置されている側と同じ側の路側付近に向けて照明光を照射するものである。
前記第2の態様が照明器具をトンネルの中央付近に配置した例であるのに対し、前記第3及び第4の態様は、照明器具をトンネルの両側付近に配置した例を挙げたものである。照明器具をトンネルの両側付近に配置する場合、前記第3及び第4の態様のように、第2の光源はいずれの側の路側付近に照明光を照射してもよい。
本発明の第5の態様によるトンネル照明システムは、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記第2の光源部は、当該第2の光源部からの照明光による路側付近の、車線方向に関する均斉度が高まるように、当該複数の発光素子のうちの2つ以上の発光素子の向きが互いに異なるように配置された複数の発光素子で、構成されたものである。
この第5の態様によれば、各発光素子からの光を集束・発散させるためのレンズ系が不要になるため、より小型化することができる。また、前記第5の態様によれば、車線方向に関して路側付近にて均一な明るさに近づくことから、運転者に明るさの周期的な変化による不快感が少なくなり、更に視認性が向上することになる。基本照明に対する補助照明として一層有効である。
本発明の第6の態様によるトンネル照明システムは、前記第5の態様において、前記複数の発光素子は、それらの光出射側に凹となる湾曲状をなす位置に配置されたものである。ここで湾曲状とは、例えば、円弧状のみならず、正多角形の一部のような平面の組み合わせによる形状を含む。
この第6の態様によれば、複数の発光素子がそれらの光出射側に凹となる湾曲状をなす位置に配置されているので、複数の発光素子が光出射側にいたずらに突出するようなことがなくなり、照明器具をより小型化することができる。
本発明の第7の態様によるトンネル照明システムは、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、車線方向に延びる軸の周りの前記第2の光源部の角度を調整する角度調整機構を備えたものである。
この第7の態様によれば、照明器具をトンネル内の天井の中央または側方に設置した後、当該照明器具内にて、前記軸の周りの第2の光源部の角度を角度調整機構により調整することによって、トンネルの断面形状等に依存することなく、第2の光源部からの光を適切に路側付近に向かうように照射させることができる。
本発明の第8の態様によるトンネル照明システムは、前記第1乃至第7のいずれかの態様において、前記第2の光源部からの照明光が白色光であるものである。
この第8の態様によれば、第2の光源部からの白色光が路側付近の車道外側線、路肩及び/又は側壁下部を照明することになるので、基本照明として例えば低圧ナトリウムランプ等の単色光の第1の光源部が使用されている場合であっても、路側付近の演色性が大幅に向上し、路側付近の視認性が高められることになる。
本発明の第9の態様によるトンネル照明システムは、前記第1乃至第8のいずれかの態様において、前記第2の光源部からの照明光が、前記第1の光源部からの照明光と異なる色の光であるものである。
この第9の態様によれば、基本照明として例えば低圧ナトリウムランプ等の単色光の第1の光源部が使用されている場合には、第2の光源部が白色光を出射し、また基本照明として例えば白色の蛍光灯による第1の光源部が使用されている場合には、第2の光源部が例えば黄色光を出射することにより、路側付近の車道外側線、路肩または側壁下部が基本照明とは異なる色で強調して照明されることになり、路側付近の視認性が向上し、運転しやすくなる。
本発明の第10の態様によるトンネル照明システムは、トンネル横断方向の一方の側から見たときの前記第2の光源部の配光が、実質的に、鉛直角が60゜以下となる所定角度範囲に設定されたものである。
この第10の態様によれば、運転者の視野の中に第2の光源からの光が入り難くなるので、第2の光源からの光によって運転者が眩惑されるような事態を防止することができ、より安全で快適なトンネル内の車両走行が可能となる。
以下に説明する本発明の第11乃至第20の態様は、前記第1乃至第10の態様にそれぞれ対応している。本発明の第11乃至第20の態様によるトンネル照明器具は、それぞれ前記第1乃至第10の態様によるトンネル照明システムにおいて用いることができるものである。
本発明の第11の態様によるトンネル照明器具は、主としてトンネル内の車道の路面に向けて、照明光を照射する第1の光源部と、前記トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩及び側壁下部のうちの少なくとも1つに向けて、照明光を照射する第2の光源部と、を備えたものである。
本発明の第12の態様によるトンネル照明器具は、前記第11の態様において、当該照明器具は、トンネル横断面にて天井の中央付近に配置され、前記第2の光源部は、当該照明器具内にて車線横断方向の両側付近にそれぞれ配置され、各側の前記第2の光源部は、トンネル横断面にて、反対側の路側付近に向けて照明光を照射するものである。
本発明の第13の態様によるトンネル照明器具は、前記第11の態様において、当該照明器具は、トンネル横断面にて天井の一方側付近あるいは一方側の側壁上部付近に配置され、前記第2の光源部は、当該照明器具が配置される側とは反対側の路側付近に向けて照明光を照射するものである。
本発明の第14の態様によるトンネル照明器具は、前記第11の態様において、当該照明器具は、トンネル横断面にて天井の一方側付近あるいは一方側の側壁上部付近に配置され、前記第2の光源部は、当該照明器具が配置される側と同じ側の路側付近に向けて照明光を照射するものである。
本発明の第15の態様によるトンネル照明器具は、前記第11乃至第14のいずれかの態様において、前記第2の光源部は、当該第2の光源部からの照明光による路側付近の、車線方向に関する均斉度が高まるように、当該複数の発光素子のうちの2つ以上の発光素子の向きが互いに異なるように配置された複数の発光素子で、構成されたものである。
本発明の第16の態様によるトンネル照明器具は、前記第15の態様において、前記複数の発光素子は、それらの光出射側に凹となる湾曲状をなす位置に配置されたものである。
本発明の第17の態様によるトンネル照明器具は、前記第11乃至第16のいずれかの態様において、車線方向に延びる軸の周りの前記第2の光源部の角度を調整する角度調整機構を備えたものである。
本発明の第18の態様によるトンネル照明器具は、前記第11乃至第17のいずれかの態様において、前記第2の光源部からの照明光が白色光であるものである。
本発明の第19の態様によるトンネル照明器具は、前記第11乃至第18のいずれかの態様において、前記第2の光源部からの照明光が、前記第1の光源部からの照明光と異なる色の光であるものである。
本発明の第20の態様によるトンネル照明器具は、前記第11乃至第19のいずれかの態様において、トンネル横断方向の一方の側から見たときの前記第2の光源部の配光が、実質的に、鉛直角が60゜以下となる所定角度範囲に設定されたものである。
本発明によれば、基本照明を補助して、トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩又は側壁下部の視認性を高めることができ、これにより一層安全で快適なトンネル内の車両走行を支援することができ、しかも、当該トンネル照明システムを構成する照明器具が小型でかつ安価となりるととに設置作業が容易で設置コストを低減することができる、トンネル照明システム、及び、これに用いられるトンネル照明器具を提供することができる。
以下、本発明によるトンネル照明システム及びトンネル照明器具について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態によるトンネル照明システム10を示す概略横断面図である。図2は、このトンネル照明システム10の一部を示す概略縦断面図である。図3は、このトンネル照明システム10のより多くの部分を示す概略縦断面図である。
本実施の形態によるトンネル照明システム10は、図1乃至図3に示すように、トンネル11内において車線方向(図1における紙面垂直方向、図2及び図3における左右方向)に沿って等間隔で配置された複数の照明器具(トンネル照明器具)20を備えている。
この場合、各照明器具20は、図1に示すように、トンネル横断面にて天井の中央付近に配置されている。
ここで、各照明器具20は、図4及び図5に示すように構成されている。図4は、第1の光源部22を省略した照明器具20の概略底面図である。図5は、照明器具20の一部切欠き概略側面図である。図6は、照明器具20における第2の光源部24とその角度調整機構を示す概略部分拡大斜視図である。
照明器具20は、図4乃至図6に示すように、偏平な直方体状の中空の筐体21と、筐体21内にて、車線横断方向(図1における左右方向、図2及び図3における紙面垂直方向、図4における左右方向、図5における紙面垂直方向)に延びるように支持された第1の光源部22と、この第1の光源部22の上方に配置された反射部材23と、筐体21の両端縁付近に収容された一対の第2の光源部24と、を有している。
筐体21は、照明器具20をトンネル11の天井に取り付けるための取付ネジ孔を有する取付部21aを備えているとともに、下面に窓部21bを備えている。
第1の光源部22及び反射部材23は、図11乃至図13に示した従来のトンネル照明システム1で採用されている照明器具3における第1の光源部及び反射部材と同様の構成であるので、その詳細な説明は省略する。
第1の光源部22は、例えば低圧ナトリウムランプであって、橙色の照明光L1を出射するようになっており、直接又は反射部材23により反射されることにより、窓部21bを通って、図11乃至図13に示した照明器具3と同様に、車線方向に沿った断面にて拡散して、互いにオーバーラップすることにより、車道の路面上にてほぼ均一な明るさとなるような配光特性を付与するようになっている。第1の光源部22として、低圧ナトリウムランプに代えて、蛍光灯や、HIDランプ(高輝度放電ランプ。例えば、高圧ナトリウムランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプなど。)のような放電灯等を用いてもよい。
一方、第2の光源部24は、筐体21内の車線横断方向の両側付近にて、下に(すなわち、光出射側)凹に湾曲された細長い支持部材25上に並んで取り付けられた複数個(図示の場合、10個)の発光素子26から構成されている。
支持部材25は、例えば板状の金属、プラスチック等から構成されていて、両端が筐体21に設けられた固定部21cに固定された取付部材27に対して、車線方向に延びる軸28の周りに揺動可能に取り付けられている。
例えば、支持部材25は、図6に示すように、支持部材25の両端付近にて車線方向内側に突出するピン25aが、取付部材27に形成された軸28を中心とする円弧状の溝27a内に係合することにより、矢印Aで示すように所定角度範囲で揺動可能になっており、図示しない適宜の手段(例えば、ピン25aに螺合されるナットなど)によって、所定角度で固定保持され得るようになっている。なお、このような支持部材25そして第2の光源部24の角度調整機構は、例示に過ぎず、他の構成の角度調整機構を採用してもよい。
ここで、支持部材25の湾曲部分の曲率半径は、各発光素子26から出射する光L2の配光特性が、図1乃至図3に示すように、路側付近にて、互いに隣接する照明器具20の第2の光源部24からの光と車線方向に互いにオーバーラップして、全体として車線方向に関してほぼ均一な明るさが得られるように、選定されている。
また、トンネル横断方向の一方の側から見たときの光L2の配光は、図2に示すように、一方側の鉛直角θ1から他方側の鉛直角θ2までの角度範囲に設定されている。本実施の形態では、θ1≒θ2でかつθ1,θ2≦60゜に設定されている。このようにθ1,θ2≦60゜に設定すると、運転者の視野の中に光L2が入り難くなるので、光L2によって運転者が眩惑されるような事態を防止することができ、より安全で快適なトンネル内の車両走行が可能となり、好ましい。もっとも、本発明では、鉛直角θ1,θ2≦60゜に限定されるものではない。
なお、支持部材25の湾曲部分は、図6に示すような円弧状に限らず、それに支持される各発光素子26から出射する光が車線方向に拡散するような配光特性を形成するものであれば、例えば正多角形の一部のような平面の組み合わせによる形状であって、各平面にそれぞれ少なくとも一つの発光素子26が実装されるようにしてもよい。
そして、第2の光源部24は、当該照明器具20の設置時に、支持部材25が筐体21に対して軸28の周りに揺動されることによって、第2の光源部24から出射した光が、窓部21bを通って、トンネル11内の路側付近の車道外側線11a、路肩11b及び側壁下部11c(それらのうちの任意の1つ以上でもよい。)に向けて照射されるように、調整される。
発光素子26は、例えば低消費電力で長寿命のLEDであって、好ましくは、第1の光源部22の発光色とは異なる発光色、例えば白色の光L2を出射するようになっている。
照明器具20のトンネル11内への設置は、以下のようにして行なわれる。すなわち、照明器具20がトンネル11内の天井の中央付近にて車線方向に沿って並んで設置される。その際、第1の光源部22からの光が、車線方向に隣り合う照明器具20の第1の光源部22からの光と車線方向に互いにオーバーラップして、全体として車線方向に関してほぼ均一な明るさとなるように、各照明器具20の間隔が適宜に選定して設置される。
そして、このようにしてトンネル11内の天井の中央付近に設置された各照明器具20に関して、それぞれ筐体22の両側付近に取り付けられた第2の光源部24が、その支持部材25を取付部材27に対して揺動調整することによって、当該第2の光源部24の各発光素子26から出射する光L2が、反対側の路側付近の車道外側線11a、路肩11bまたは側壁下部11cに向かって進むように、調整され、その後、筐体22の取付部材27に対して固定保持される。
以上で、照明器具20のトンネル11内への設置が完了する。
次に、本実施の態様によるトンネル照明システム10の動作について説明する。
まず、第1の光源部22から出射した光は、図11乃至図13に示したトンネル照明システム1の照明器具3と同様に、基本照明として、反射部材23により反射されて所望の配光特性となって、トンネル11内の路面に向かって照射される。その際、図1に示すように、トンネル横断面において、第1の光源部22からの光L1は、主として路面のほぼ全体に渡って所定の明るさで照射する。
また、第2の光源部24から出射した光L2は、前述した支持部材25の揺動調整(第2の光源部24の角度調整)によって、反対側の路側付近に向かって、すなわち図1にて照明器具20の筐体22の右側付近に位置する第2の光源部24から出射した光L2aが、トンネル11内の左側の路側付近に向かって、また、筐体22の左側付近に位置する第2の光源部24から出射した光L2bが、トンネル11内の右側の路側付近に向かって、それぞれ照射される。その際、支持部材25が車線方向に関して湾曲していることから、発光素子26からの光が、全体として車線方向に沿って拡散して照射されることになるので、集束・拡散のためのレンズ系が不要であり、また支持部材25が凹状に湾曲していることから、筐体22の外側に突出するようなことがなく、小型に構成され得ることになる。
これにより、両側の路側付近の車道外側線11a、路肩11b及び側壁下部11cが、第2の光源部24からの光L2により所定の明るさで照明される。したがって、基本照明としての第1の光源部22からの照明光L1の明るさが比較的低くなってしまう路側付近が、第2の光源部24からの光L2によって照明されることにより、路側付近の視認性が向上する。よって、トンネル11内を走行する自動車の運転者は、例えば車道外側線11aを確認しながら楽に運転することができ、安全性及び快適性が向上することになる。
その際、第2の光源部24からの光L2のうち、車線方向に対して小さな角度で出射する光は、筐体22の窓部21bの端縁により遮断されるので、トンネル11内を走行する自動車の運転者が、第2の光源部24を直視するようなことはなく、グレアは発生しない。
また、例えば一つの照明器具20の第1の光源部22が不点となったとき、第1の光源部22による路面に対する光L1の照射が中断するので、車道の路面上の明るさが低下するとともに、車線方向に関して、各照明器具20の第1の光源部22からの光L1による均一な明るさが損なわれることになるが、その場合でも、路側付近においては、第2の光源部24による光L2の照射が引続き行なわれているので、路側付近における車線方向の明るさはほぼ均一に保持されることになる。
したがって、第1の光源部22が不点となっても、第2の光源部24によって路側付近に対する光L2の照射が行なわれるので、路側付近が比較的明るく、運転者の視認性が確保され得ることになり、安全性が損なわれるようなことはない。
同様にして、第1の光源部22が経年変化によってその発光光度が低下しても、また路側付近の車道外側線11a、路肩11bまたは側壁下部11cに経年変化による汚れ等が発生したとしても、路側付近が第2の光源部22からの光L2によって明るく照明されることにより、視認性がさほど低下するようなことはない。
このようにして、本実施の形態によるトンネル照明システム10によれば、路側付近の車道外側線11a、路肩11b及び側壁下部11cが、照明器具20内に収容された第2の光源部24からの光L2によって照明される。これにより、路側付近の視認性が大幅に改善されることになり、運転者の疲れが軽減されるとともに、安全性が向上することになる。
また、本実施の形態によれば、1つの照明器具20が第1の光源22及び第2の光源24を両方とも有しているので、両者の光源22,24を別々の照明器具にそれぞれ設ける場合に比べて、小型化で安価となるとともに、設置作業も容易となって設置コストも低減することができる。
さらに、前述したように、第2の光源部24の発光色を第1の光源部22の発光色と異なるものにしておけば、色の相違によって路側付近が際立ち、路側付近の視認性がより一層向上するので、好ましい。
また、第2の光源部24から白色光を発するようにしておけば、路側付近の演色性が大幅に向上し、路側付近の視認性が高められることになるので、好ましい。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態によるトンネル照明システム30を示す概略横断面図である。図8は、図7に示すトンネル照明システムの一部を示す概略縦断面図である。図9は、図7に示すトンネル照明システムのより多くの部分を示す概略縦断面図である。
本実施の形態によるトンネル照明システム30は、図7乃至図9に示すように、トンネル31内にて車線方向に沿って天井に等間隔で配置された複数の照明器具32から構成されている。
この場合、各照明器具32は、図7に示すように、トンネル横断面においてトンネル31の天井の左右両側(トンネル31の左右の側壁の上部付近)に配置されている。
ここで、照明器具32は、図4乃至図6に示した照明器具20とほぼ同様に構成されているが、第2の光源部24が一方側(図示の場合、路側寄り)のみに備えられている点で異なる構成になっている。もっとも、照明器具32は、逆に、第2の光源部24が他方側のみに備えられていてもよい。
ここで、各照明器具32の第2の光源部24は、それぞれトンネル31の当該照明器具32が取り付けられている側と反対側の路側付近の車道外側線31a、路肩31b及び側壁下部31c(それらのうちの任意の1つ以上でもよい。)に向けて光L2を照射するように配置されている。
なお、第2の光源部24は、前述したトンネル照明システム10における照明器具20の第2の光源部24と同様にして、図8及び図9に示すように、車線方向に隣り合う照明器具32の第2の光源部24からの光L2と互いにオーバーラップすることにより、車線方向に関してほぼ均一な明るさとなるように配置されている。また、本実施の形態においても、トンネル横断方向の一方の側から見たときの光L2の配光は、図8に示すように、一方側の鉛直角θ1から他方側の鉛直角θ2までの角度範囲に設定され、θ1≒θ2でかつθ1,θ2≦60゜に設定されている。さらに、第1の光源22は、図14に示した従来のトンネル照明システム4で採用されている照明器具3の場合と同様の配光特性が得られるようになっている。
本実施の態様によるトンネル照明システム30では、各照明器具32がそれぞれトンネル31の天井の左右両側に設置された後、各照明器具32の第2の光源部24が、それぞれ反対側の路側付近に向けて揺動調整(角度調整)され、固定される。
このようにトンネル31内に設置されたトンネル照明システム30によれば、第1の光源部22から出射した光(図示せず)が、図14と同様にそれぞれ反対側の車道の路面に向かって照射されるとともに、第2の光源部24から出射した光L2が、図7に示すようにそれぞれ反対側の路側付近に向かって照射されることになる。
したがって、両側の路側付近の車道外側線31a、路肩31b及び側壁下部31cが、第2の光源部24からの光L2により所定の明るさで照明されることになるので、運転者は、基本照明としての第1の光源部22からの照明光の明るさが比較的低くなってしまう路側付近が第2の光源部24からの光L2によって照明されることにより、路側付近の視認性が向上する。よって、例えば車道外側線31aを確認しながら楽に運転することができ、安全性及び快適性が向上することになる。
このようにして、本実施の形態によるトンネル照明システム30によれば、図1乃至図3に示したトンネル照明システム10と同様に作用して、図1乃至図3に示したトンネル照明システム10と同様の利点が得られる。
[第3の実施の形態]
図10は、本発明の第3の実施の形態によるトンネル照明システム40を示す概略横断面図である。
本実施の形態によるトンネル照明システム40は、図10に示すように、トンネル41内にて車線方向に沿って天井に等間隔で配置された複数の照明器具42から構成されている。
この場合、各照明器具42は、図10に示すように、トンネル横断面においてトンネル41の天井の左右両側(トンネル31の左右の側壁の上部付近)に配置されている。
ここで、照明器具42は、図7乃至図9に示したトンネル照明システム30の照明器具32とほぼ同様に構成されているが、第2の光源部24が一方側(図示の場合、中央寄り)のみに備えられている点で異なる構成になっている。もっとも、照明器具42は、逆に、第2の光源部24が他方側のみに備えられていてもよい。
ここで、各照明器具42の第2の光源部24は、それぞれトンネル41の当該照明器具32が取り付けられている側の路側付近の車道外側線41a、路肩41b及び側壁下部41c(それらのうちの任意の1つ以上でもよい。)に向けて光L2を照射するように配置されている。
なお、第2の光源部24は、前述したトンネル照明システム30における照明器具32の第2の光源部24と同様にして、その出射光L2が、隣り合う照明器具42の第2の光源部24からの光と互いにオーバーラップすることにより、車線方向に関してほぼ均一な明るさとなるように配置されている。図面には示していないが、本実施の形態においても、トンネル横断方向の一方の側から見たときの光L2の配光は、一方側の鉛直角θ1から他方側の鉛直角θ2までの角度範囲に設定され、θ1≒θ2に設定されている。ただし、本実施の形態では、図10からわかるように、θ1,θ2>60゜に設定しても、運転者の視野の中に光L2が入るようなことはない。また、第1の光源22は、図14に示した従来のトンネル照明システム4で採用されている照明器具3の場合と同様の配光特性が得られるようになっている。
本実施の態様によるトンネル照明システム40では、各照明器具42がそれぞれトンネル41の天井の左右両側に設置された後、各照明器具42の第2の光源部24が、それぞれ同じ側の路側付近に向けて揺動調整(角度調整)され、固定される。
このようにトンネル41内に設置されたトンネル照明システム40によれば、第1の光源部22から出射した光(図示せず)が、図14と同様にそれぞれ反対側の車道の路面に向かって照射されるとともに、第2の光源部24から出射した光L2が、図10に示すようにそれぞれ同じ側の路側付近に向かって照射されることになる。
したがって、両側の路側付近の車道外側線41a、路肩41b及び側壁下部41cが、第2の光源部24からの光L2により所定の明るさで照明されることになるので、運転者は、基本照明としての第1の光源部22からの照明光の明るさが比較的低くなってしまう路側付近が第2の光源部24からの光L2によって照明されることにより、路側付近の視認性が向上する。よって、例えば車道外側線41aを確認しながら楽に運転することができ、安全性及び快適性が向上することになる。
このようにして、本実施の形態によるトンネル照明システム40によれば、図7乃至図9に示したトンネル照明システム30と同様に作用して、図7乃至図9に示したトンネル照明システム30と同様の利点が得られる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前述した実施の形態においては、第1の光源部22は低圧ナトリウムランプにより構成されており、これに対して第2の光源部24は、白色LEDから構成されているが、これに限らず、第2の光源部24の発光色は、第1の光源部22の発光色に対して異なる発光色に選定されてもよい。例えば第1の光源部22が例えば蛍光灯やHIDのような放電灯等の白色光を発する光源部である場合、第2の光源部24は、例えば黄色光を発する光源部が使用される。これにより、第2の光源部24により照明される路側付近の車道外側線、路肩または側壁下部が、第1の光源部22による基本照明とは異なる色で強調して照明されることになり、路側付近の視認性がより一層向上することになる。
また、前述した実施の形態においては、第2の光源部24は、発光素子としてLED26が使用されているが、これに限らず、他の発光素子、例えば半導体レーザー素子等を使用してもよい。
本発明の第1の実施の形態によるトンネル照明システムを示す概略横断面図である。 図1に示すトンネル照明システムの一部を示す概略縦断面図である。 図1に示すトンネル照明システムのより多くの部分を示す概略縦断面図である。 図1に示すトンネル照明システムで使用されている照明器具を示す概略底面図である。 図4に示す照明器具の一部切欠き概略側面図である。 図4に示す照明器具における第2の光源部とその角度調整機構を示す概略部分拡大斜視図である。 本発明の第2の実施の形態によるトンネル照明システムを示す概略横断面図である。 図7に示すトンネル照明システムの一部を示す概略縦断面図である。 図7に示すトンネル照明システムのより多くの部分を示す概略縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるトンネル照明システムを示す概略横断面図である。 従来のトンネル照明システムの一例を示す概略横断面図である。 図11に示すトンネル照明システムの一部を示す概略縦断面図である。 図11に示すトンネル照明システムのより多くの部分を示す概略縦断面図である。 従来のトンネル照明システムの他の例を示す概略横断面図である。
符号の説明
10,30,40 トンネル照明システム
11,31,41 トンネル
20,32,42 照明器具
21 筐体
22 第1の光源部(基本照明用)
23 反射部材
24 第2の光源部(補助照明用)
25 支持部材
25a ピン
27a 溝
26 発光素子
27 取付部材
28 軸

Claims (20)

  1. トンネル内において車線方向に沿って設置された複数の照明器具を備え、
    前記各照明器具は、(i)主としてトンネル内の車道の路面に向けて、照明光を照射する第1の光源部であって、当該照明器具と車線方向に隣り合う照明器具の第1の光源部からの照明光と互いにオーバーラップすることにより、車道の路面上にて車線方向に略々均一な明るさの基本照明を行なうための第1の光源部と、(ii)トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩及び側壁下部のうちの少なくとも1つに向けて、照明光を照射する第2の光源部と、を有することを特徴とするトンネル照明システム。
  2. 前記照明器具は、トンネル横断面にて天井の中央付近に配置され、
    前記第2の光源部は、当該照明器具内にて車線横断方向の両側付近にそれぞれ配置され、
    各側の前記第2の光源部は、トンネル横断面にて、反対側の路側付近に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項1記載のトンネル照明システム。
  3. 前記照明器具は、トンネル横断面にて天井の両側付近あるいは両側の側壁上部付近に配置され、
    前記第2の光源部は、当該照明器具が配置されている側とは反対側の路側付近に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項1記載のトンネル照明システム。
  4. 前記照明器具は、トンネル横断面にて天井の両側付近あるいは両側の側壁上部付近に配置され、
    前記第2の光源部は、当該照明器具が配置されている側と同じ側の路側付近に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項1記載のトンネル照明システム。
  5. 前記第2の光源部は、当該第2の光源部からの照明光による路側付近の、車線方向に関する均斉度が高まるように、当該複数の発光素子のうちの2つ以上の発光素子の向きが互いに異なるように配置された複数の発光素子で、構成されたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のトンネル照明システム。
  6. 前記複数の発光素子は、それらの光出射側に凹となる湾曲状をなす位置に配置されたことを特徴とする請求項5記載のトンネル照明システム。
  7. 車線方向に延びる軸の周りの前記第2の光源部の角度を調整する角度調整機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のトンネル照明システム。
  8. 前記第2の光源部からの照明光が白色光であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のトンネル照明システム。
  9. 前記第2の光源部からの照明光が、前記第1の光源部からの照明光と異なる色の光であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のトンネル照明システム。
  10. トンネル横断方向の一方の側から見たときの前記第2の光源部の配光は、実質的に、鉛直角が60゜以下となる所定角度範囲に設定されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のトンネル照明システム。
  11. 主としてトンネル内の車道の路面に向けて、照明光を照射する第1の光源部と、
    前記トンネル内の路側付近の車道外側線、路肩及び側壁下部のうちの少なくとも1つに向けて、照明光を照射する第2の光源部と、
    を備えたことを特徴とするトンネル照明器具。
  12. 当該照明器具は、トンネル横断面にて天井の中央付近に配置され、
    前記第2の光源部は、当該照明器具内にて車線横断方向の両側付近にそれぞれ配置され、
    各側の前記第2の光源部は、トンネル横断面にて、反対側の路側付近に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項11記載のトンネル照明器具。
  13. 当該照明器具は、トンネル横断面にて天井の一方側付近あるいは一方側の側壁上部付近に配置され、
    前記第2の光源部は、当該照明器具が配置される側とは反対側の路側付近に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項11記載のトンネル照明器具。
  14. 当該照明器具は、トンネル横断面にて天井の一方側付近あるいは一方側の側壁上部付近に配置され、
    前記第2の光源部は、当該照明器具が配置される側と同じ側の路側付近に向けて照明光を照射することを特徴とする請求項11記載のトンネル照明器具。
  15. 前記第2の光源部は、当該第2の光源部からの照明光による路側付近の、車線方向に関する均斉度が高まるように、当該複数の発光素子のうちの2つ以上の発光素子の向きが互いに異なるように配置された複数の発光素子で、構成されたことを特徴とする、請求項11乃至14のいずれかに記載のトンネル照明器具。
  16. 前記複数の発光素子は、それらの光出射側に凹となる湾曲状をなす位置に配置されたことを特徴とする請求項15記載のトンネル照明器具。
  17. 車線方向に延びる軸の周りの前記第2の光源部の角度を調整する角度調整機構を備えたことを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載のトンネル照明器具。
  18. 前記第2の光源部からの照明光が白色光であることを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載のトンネル照明器具。
  19. 前記第2の光源部からの照明光が、前記第1の光源部からの照明光と異なる色の光であることを特徴とする請求項11乃至18のいずれかに記載のトンネル照明器具。
  20. トンネル横断方向の一方の側から見たときの前記第2の光源部の配光は、実質的に、鉛直角が60゜以下となる所定角度範囲に設定されたことを特徴とする請求項11乃至19のいずれかに記載のトンネル照明器具。
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