JP2011029030A - トンネル用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蛍光ランプを光源とし、反射板および点灯装置を具備し、前記光源をトンネル100の内壁面に配列したトンネル照明装置200において、前記光源の中心からみた前記トンネルの横断方向を水平角0度とし、前記光源の中心から直下方向を鉛直角0度とした場合に、水平角110°、鉛直角70°の点における光度が100cd/1000lm以上である。
【選択図】図6
Description
ところで、このようなトンネル照明装置には、トンネルを走行する車両の運転者が前方の障害物を視認するのに必要な明るさを与えるための性能が求められる。この性能を示す指標として平均路面輝度L(cd/m2)が用いられており、設計速度を40(km/h)としたとき、交通量の多いトンネルの場合、平均路面輝度L≧1.5(cd/m2)、また、交通量の比較的少ないトンネルの場合、少なくとも平均路面輝度L≧0.7(cd/m2)を満足することが求められている。
しかしながら、殆どのトンネルにおいては、24時間連続して照明されており、特に、長いトンネルの場合には、その照明のための費用が膨大となり、コストの面で深刻な問題となっている。
そこで、照明装置の配置間隔を長くするための種々の開発がなされている。
例えば、トンネルの路面を照明する照明装置において、配光の形状を調整することで、スパンを長くし、光源の配置間隔を長くするようにしたものも提案されている(特許文献1)。
しかしながら、光源の設置位置によっては、路肩まで光が到達しにくい場合があった。
例えば、天井のラウンド角が大きいトンネルの場合、天井面積が小さくなっている場合もあり、照明装置をトンネルの天井に設けようとすると、路肩からの距離が長くなり、路肩まで光が到達しにくく、トンネルの側壁を照射するのが困難である。
また、道路幅の広い道路の場合、光源からの光が路肩まで到達するのが困難である場合もあった。
一方、トンネルの幅方向に光が広がりすぎると、トンネルの長手方向への到達距離が短くなるという問題もあった。
また、本発明は、道路長方向への光の伸びを高め、均斉度の高い照明を実現することのできるトンネル照明装置を提供することを目的とする。
この構成により、トンネル照明装置が設置されている側の車道端部方向への光を照射することで、従来低下しがちな光を補完し、安全性の高いトンネル内走行を実現することができる。
この構成により、トンネル照明装置が設置されている反対側の車道端部方向への光照射を行うことで、従来低下しがちな光を補完し均斉度を維持することができる。
この構成により、トンネル照明装置が設置されている反対側の高さ1mまでの壁面に光を照射することで、従来低下しがちな光を補完し、壁面の明るさを維持することができる。
この構成により、道路長方向への光の伸びを高め、均斉度の高い照明を実現することのできるトンネル照明装置を提供するができる。
図1は本発明の実施の形態のトンネル照明装置を具備したトンネルを示す断面図、図2はこのトンネル照明装置で用いられる照明装置の構成を示す図、図3は同トンネル照明装置で用いられる反射板を示す図、図4は同トンネル照明装置の配光を示す図、図5は同トンネル照明装置のランベルト等光度座標における光度分布を示す図、図6および7は上記トンネル照明装置の配光を示す説明図である。
これにより、トンネル照明装置が設置されている側の車道端部方向への光を照射することで、従来低下しがちな光を補完し、安全性の高いトンネル内走行を実現することができる。
これにより、トンネル照明装置が設置されている反対側の車道端部方向への光照射を行うことで、従来低下しがちな光を補完し均整度を維持することができる。
これにより、トンネル照明装置が設置されている反対側の高さ1mまでの壁面に光を照射することで、従来低下しがちな光を補完し、壁面の明るさを維持することができる。
これにより、トンネル照明装置が設置されている直下方向の光を制限することで、道路軸の均斉度(車線軸均斉度=車線中央の最小輝度/車線中央の最大輝度)を低下させないようにすることができる。
また路面がアスファルト舗装では、1:1.5以上となる。
また、前記実施の形態における、要件のすべてをみたすようにトンネル照明装置200の配光を調整することで、総合均斉度、車線軸均斉度およびグレアをいずれか或いは全てを良好な値とすることが可能である。
すなわち、図6に説明図を示したように、このときの水平角Φ、鉛直角θが、水平角Φ=110°、鉛直角θ=70°の点A0(図5参照)における光度は100cd/1000lm以上とする。
これにより、トンネル照明装置が設置されている側の車道端部方向への光を照射することで、従来低下しがちな光を補完し、安全性の高いトンネル内走行を実現することができる。
また、図7に説明図を示すように、水平角Φ=85°〜100°、かつ、鉛直角θ=45°〜60°の範囲内の領域B0(図5参照)における光度が200cd/1000lm以上、望ましくは、400cd/1000lm以下となるように反射片を調整する。
これにより、トンネル照明装置が設置されている反対側の車道端部方向への光照射を行うことで、従来低下しがちな光を補完し均整度を維持することができる。
また、水平角Φ=0°、かつ、鉛直角θ=10°〜20°の範囲内領域C0(図5参照)の光度が300cd/1000lm以上となるように反射片を調整する。
これにより、トンネル照明装置が設置されている反対側の高さ1mまでの壁面に光を照射することで、従来低下しがちな光を補完し、壁面の明るさを維持することができる。
また、水平角Φ=180°、かつ、鉛直角θ=−45°〜−15°の範囲内領域D0(図5参照)の光度が180cd/1000lm以下であるように反射板を調整する。
これにより、トンネル照明装置が設置されている直下方向の光を制限することで、道路軸の均斉度(車線軸均斉度=車線中央の最小輝度/車線中央の最大輝度)を低下させないようにすることができる。
200 トンネル照明装置
201 点灯装置
202 光源
203 反射板
204 ソケット
205 照明装置本体
Claims (3)
- 蛍光ランプを光源とし、反射板および点灯装置を具備し、前記光源をトンネルの内壁面に配列したトンネル照明装置において、
前記光源の中心からみた前記トンネルの横断方向を水平角0度とし、前記光源の中心から直下方向を鉛直角0度とした場合に、
水平角110°、鉛直角70°の点における光度が100cd/1000lm以上であるトンネル照明装置。 - 請求項1に記載のトンネル照明装置であって、
水平角85°〜100°、かつ、鉛直角45°〜60°の範囲内の光度が200cd/1000lm〜400cd/1000lmである配光の形状を有するトンネル照明装置。 - 請求項1に記載のトンネル照明装置であって、
水平角0°、かつ、鉛直角10°〜20°の範囲内の光度が300cd/1000lm以上である配光の形状を有するトンネル照明装置。
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JP2009174463A JP2011029030A (ja) | 2009-07-27 | 2009-07-27 | トンネル用照明装置 |
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2009
- 2009-07-27 JP JP2009174463A patent/JP2011029030A/ja active Pending
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