JP2005309226A - 写真プリント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のシートマガジンを搭載した写真プリント装置における、合理的なシートマガジンの優先使用設定が可能となる技術を提供する。
【解決手段】印画紙マガジン毎に印画紙の残量を管理するシート残量管理部と、複数の印画紙マガジンから使用する印画紙マガジンを選択するマガジン選択部とが設けられており、マガジン選択部は、使用可能なシートマガジンの内シート残量がより少ないシートマガジンを優先的に選択する集中消費モードと使用可能なシートマガジンの内シート残量がより多いシートマガジンを優先的に選択する均等消費モードを備えている。
【選択図】 図6
【解決手段】印画紙マガジン毎に印画紙の残量を管理するシート残量管理部と、複数の印画紙マガジンから使用する印画紙マガジンを選択するマガジン選択部とが設けられており、マガジン選択部は、使用可能なシートマガジンの内シート残量がより少ないシートマガジンを優先的に選択する集中消費モードと使用可能なシートマガジンの内シート残量がより多いシートマガジンを優先的に選択する均等消費モードを備えている。
【選択図】 図6
Description
本発明は、画像形成シートをロール状に収納している複数のシートマガジンから引き出された画像形成シートをプリントサイズにカットした後、このカットされた画像形成シートに撮影画像をプリントする写真プリント装置に関する。
上述した写真プリント装置の代表例として撮影画像に基づく露光を印画紙に施して写真プリントを作製する写真焼付装置を挙げることができるが、そのような装置では給紙効率を高めるためロール状に巻き付けられた長尺印画紙が用いられており、ロール状印画紙は巻芯に巻かれた状態でペーパーマガジンに収納されている。ペーパーマガジンから引き出された印画紙は画像形成の前又は後で適当な長さにカットされ、写真プリントの形となる。従って、プリントサイズの一方の長さは印画紙幅に規定され、プリントサイズの他方の長さは送り長さによって規定されるので、一方の長さが一定で他方の長さが異なる種々のプリントサイズの写真プリントを1種類のロール印画紙から作り出すことが可能である。このような写真焼付装置では、大量の連続焼付作業を可能にするため複数のペーパーマガジンを備える傾向にあるが、複数のペーパーマガジンを備えた場合、プリントする際のプリントサイズがいずれにペーパーマガジンに収納されている印画紙でも対応可能であれば、予め設定された優先順位の高いペーパーマガジンが使用されるように構成されていたので、特定のペーパーマガジンだけが優先的に使用され、そのペーパーマガジンに収納されている印画紙がすぐに少なくなるのに対して、優先順位の低いペーパーマガジンに収納されている印画紙は長期間使われないままになるという使用期限のある印画紙に取っては不都合な事態が生じる。
DP店における写真プリントでは、例えば写真フィルムの場合、撮影が終了した1本のネガフィルムはDP店へ持ち込まれ、同時プリントが依頼されるので、ネガフィルムの現像処理を行って顕像化された各画像コマを順次印画紙に焼き付けるというように1本のフィルム単位で行われ、一般にはこの処理単位を1オーダと呼んでいる。また、デジタルカメラなどで撮像された画像では、カードメモリなどの記録メディア1つ分の焼付注文が1オーダと見なすことができる。このようにDP店等における写真プリント注文処理の最小単位を1オーダとし、プリントするべき1オーダ分の印画紙の使用量を算定する印画紙使用量算定手段と、各ペーパーマガジンにおける印画紙の残量を管理する印画紙残量管理手段と、前記印画紙使用量算定手段で算定された印画紙使用量と前記印画紙残量管理手段によって管理されている印画紙残量とから1オーダの焼付処理中に印画紙切れが生じないかどうかをチェックする印画紙切れチェック部とを備え、この印画紙切れチェック部は一方のペーパーマガジンに対して印画紙切れの可能性があると判定した場合他方のペーパーマガジンに対する印画紙切れのチェックを行うように構成された装置も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この装置では、もし一方のペーパーマガジンでは1オーダの焼付処理ができないとしても、他方のペーパーマガジンで可能であればそれを選択することにより、焼付処理が途切れずに進行できるが、やはり特定のペーパーマガジンだけが優先的に使用される可能性が残っている。
特開2000−211218号公報(段落番号0003−0008、図4)
複数の画像形成シート(印画紙やインクジェット用紙など)を収納しているシートマガジンを複数搭載している写真プリント装置における、各シートマガジンの優先順位の設定は、稼働状況などDP店の方針によって異なり、予めシートマガジンに優先順位を付けていても、全てのDP店において満足されるものにはならないというジレンマがあった。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、画像形成シートをロール状に収納している複数のシートマガジンから引き出された画像形成シートをプリントサイズにカットした後、このカットされた画像形成シートに撮影画像をプリントする写真プリント装置における、合理的なシートマガジンの優先使用設定が可能となる技術を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明による写真プリント装置では、前記シートマガジン毎に画像形成シートの残量を管理するシート残量管理部と、前記複数のシートマガジンから使用するシートマガジンを選択するマガジン選択部とが設けられており、前記マガジン選択部は、使用可能なシートマガジンの内シート残量がより少ないシートマガジンを優先的に選択する集中消費モードと使用可能なシートマガジンの内シート残量がより多いシートマガジンを優先的に選択する均等消費モードを備えている。
この構成により、この写真プリント装置を扱うオペレータは、店の状況に応じて、シート残量がより少ないシートマガジンを優先的に選択する集中消費モードとシート残量がより多いシートマガジンを優先的に選択する均等消費モードを使い分けることができる。例えば、均等消費モードでは、シート残量がより多いシートマガジンを優先的に使用することで一度に大量枚数の処理を行う連続写真プリント中におけるシートマガジンの変更を少なくすることができるし、結果的に複数のシートマガジンをできるだけ均等に使用することになるので一方のシートマガジンに長期にわたって画像形成シートが残ったままになることも回避される。逆に、集中消費モードでは、特定のシートマガジンに収納された画像形成シートとりあえず早く使い切りたい場合に適している。
上述したように均等消費モードと集中消費モードを全く自由に選択できるように構成するのではなく、ある条件下では予め設定されたモードが用いられるようにすることも、この写真プリント装置の稼働状況によっては好都合となる場合がある。その目的で、本発明の好適な実施形態の1つとして、使用可能なシートマガジンの全てのシート残量が上側基準値を越えている場合前記均等消費モードが設定され、使用可能なシートマガジンの全てのシート残量が下側基準値を下回っている場合前記集中消費モードが設定されることも提案される。複数のシートマガジンがいずれも十分なシート残量を有している限りは、均等消費モードで複数のシートマガジンを平均的に使用し、そのシート残量がかなり減ってきた場合は、画像形成シートの再充填を早めに行うために(つまりオペレータが意識している間に行うために)集中消費モードで特定のシートマガジンだけを使用してシート切れにし、その前に保管庫から用意しておいた新しい画像形成シートロールを即座に再充填することができる。
扱われる画像形成シートが特に印画紙のような感光材料である場合性能が保証される有効期限があるため、必要以上に長い期間シートマガジンに画像形成シートを収納しておくことは良くない。このため、本発明の好適な実施形態では、前記シート残量管理部が前記シートマガジン毎の画像形成シート有効期間を管理しており、収納している画像形成シートの収納期間が所定期間を越えて有効期間に切迫しているシートマガジンに対してはこのシートマガジンが強制的に使用されるように強制消費モードが設定される。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明によるシートマガジン選択技術を採用した写真プリント装置を示す外観図であり、この写真プリント装置は、画像形成シートとしての印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行って撮影画像を印画紙Pに焼き付ける写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像入力メディアから取り込んだ撮影画像データ(以下、単に撮影画像と略称する)を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
図1は本発明によるシートマガジン選択技術を採用した写真プリント装置を示す外観図であり、この写真プリント装置は、画像形成シートとしての印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行って撮影画像を印画紙Pに焼き付ける写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像入力メディアから取り込んだ撮影画像データ(以下、単に撮影画像と略称する)を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは3つのシートマガジンとしての印画紙マガジン11、つまり第1印画紙マガジン11a、第2印画紙マガジン11b、第3印画紙マガジン11cに納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズにカットすると共に、このようにカットされた印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、プリント露光部14で印画紙Pの表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータ17の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、各印画紙マガジン11に収納された印画紙Pを使用時に印画紙マガジン11から搬送ラインに引き出したり、不使用に印画紙マガジン11に引き戻したりするローディングローラユニットや印画紙搬送方向に関してプリント露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対などから構成されている。
また、図1から理解できるように、プリントステーション1Bの筐体10の前面側には内部を開放する扉10aと扉10bが設けられており、扉10aを開放することで第1印画紙マガジン11aを手前に引き出してのマガジン交換ないしは印画紙交換を行うことが可能となり、扉10bを開放することで第2印画紙マガジン11bと第3印画紙マガジン11cを手前に引き出してのマガジン交換ないしは印画紙交換を行うことが可能となる。
プリント露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像データ(以下特別な場合を除いて単に撮影画像と略称する)を取得するフィルムスキャナ20が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種半導体メモリやCD−Rなどから画像データを取得するメディアリーダ21は、この写真プリント装置のコントローラ30としても機能する汎用パソコン3に組み込まれている。この汎用パソコンには、さらに各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用される操作入力デバイスとしてのキーボード24やマウス25も接続されている。
各印画紙マガジン11には、数ビットのディジット表示可能なマガジンID設定器19aが設けられているとともに、このマガジンID設定器19aによって設定されたマガジンIDを読み取るためにマガジンID設定器19aに対向してIDリーダ19bが筐体10側に設けられている。後で詳しく説明するように、このIDリーダ19bから送られるマガジンIDと通じて、コントローラ30は各印画紙マガジン11に収納されている印画紙Pの各種情報を取得することができる。
この写真プリント装置のコントローラ30は、CPUを中核部材として、写真プリント装置の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、オーダ毎のプリントサイズやプリント枚数などを管理するプリント注文処理ユニット31、IDリーダ19bから送られる各印画紙マガジン11のマガジンIDを用いてハードディスクなどに格納されている対応する印画紙情報を抽出するマガジン情報取得部32、印画紙マガジン11毎に収納されている印画紙Pの残量を管理するシート残量管理部33、処理オーダ毎にそのオーダで消費される印画紙長さを算定するオーダ単位シート消費算定部34と、この写真プリント装置に搭載されている3つの印画紙マガジン11a、11b、11cからその都度のオーダで使用する印画紙マガジン11を選択するマガジン選択部35、入力されてメモリに展開された撮影画像に対して色補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)などのフォトレタッチ処理を施す画像処理部36、画像処理を終えた撮影画像に基づいてプリントデータを生成してプリントステーション1Bへ送り出すプリントデータ生成部37が挙げられる。なお、プリントデータを用いてプリント露光部14を駆動制御する露光制御部や印画紙搬送機構18を構成する各種モータなどの駆動部材を制御する印画紙搬送制御部はプリントステーション1B内に設けられた図示されていないコントローラユニットに実装されており、このコントローラユニットは操作ステーション1A側のコントローラ30とデータ伝送可能に接続されており、両者の協働により、プリント作業が行われる。
注文受付部31は、一般的にはオーダ単位でモニタ3に表示される撮影画像を確認しながらオペレータによってキーボード24やマウス25を通じて入力されたプリントサイズやプリント枚数を管理するが、電子化された注文情報などから読み取るような構成を採用してもよいし、両方の構成を採用してもよい。
マガジン情報取得部32は、各印画紙マガジン11に設けられたマガジンID設定器19aからIDリーダ19bを通じて読み取られたマガジンID検出信号を受け取り、マガジンIDを生成し、このマガジンIDをキーとして、マガジン情報を格納したマガジン情報テーブル32aから各印画紙マガジン11に収納されている印画紙Pの情報(印画紙サイズ幅、新品時の印画紙長さ、印画紙残量など)を引き出す。このマガジン情報テーブル32aの一例が図4に示されている。
オーダ単位シート消費算定部34は、注文受付部31で管理されているプリントサイズやプリント枚数を用いて処理オーダ毎に消費される印画紙長さを算定することができるが、ミスプリントやテストプリントなどでの消費を考慮するため、ローディングローラユニットなどを含む印画紙搬送機構18を実際に制御している印画紙搬送制御部からの印画紙搬送データに基づいて印画紙Pの消費量を算定することも可能である。
シート残量管理部33は、処理されたオーダで使用された印画紙マガジン11に対してオーダ単位シート消費算定部34からの算定消費量とマガジン情報取得部32からの印画紙残量を演算してその印画紙マガジン11に収納されている印画紙Pの新たな残量をマガジン情報テーブル32aに書き込む。
マガジン選択部35は、使用可能なシートマガジンの内シート残量がより少ないシートマガジンを優先的に選択する集中消費モードと使用可能なシートマガジンの内シート残量がより多いシートマガジンを優先的に選択する均等消費モードの内予め設定されているモードに基づいてこの写真プリント装置に搭載されている3つの印画紙マガジン11a、11b、11cからその都度のオーダで使用する印画紙マガジン11を選択する。マガジン使用モードの選択は、図5に示すような、メニュ画面から導かれるマガジン使用モード選択画面を通じて行われる。この実施形態では、上記いずれのモードにおいても、収納している印画紙Pの収納期間が所定期間を越えて有効期間に切迫している印画紙マガジン11に対してはこの印画紙マガジン11を強制的に使用する強制消費モードを設定することができる。
なお、図示されていないが、各印画紙マガジン11又は印画紙搬送機構18には印画紙マガジン11から引き出される印画紙Pの後端を検出する、つまり印画紙切れを検出するセンサが設けられており、このセンサが作動すると、モニタ3やその他の報知手段(ブザーやランプなど)を通じてその旨の警告がなされ、オペレータにマガジン交換を促す。
次に、図6のフローチャートを用いて、この写真プリント装置1による典型的なオーダプリント処理を説明する。
まず、プリント処理されるべき処理オーダが決定されると(#01)、プリントサイズとプリント枚数が注文受付部31から取得されて(#02)、このオーダプリントに必要な印画紙長さを算定される(#03)。同時に、3つの印画紙マガジン11a、11b、11cに収納されている印画紙Pの属性情報としての印画紙幅や残量や有効期限などのマガジン情報をマガジンIDをキーとしてマガジン情報テーブル32aから取得する(#04)。
まず、プリント処理されるべき処理オーダが決定されると(#01)、プリントサイズとプリント枚数が注文受付部31から取得されて(#02)、このオーダプリントに必要な印画紙長さを算定される(#03)。同時に、3つの印画紙マガジン11a、11b、11cに収納されている印画紙Pの属性情報としての印画紙幅や残量や有効期限などのマガジン情報をマガジンIDをキーとしてマガジン情報テーブル32aから取得する(#04)。
処理すべきオーダの情報と各印画紙マガジン11の属性情報を基にして、このオーダプリントで使用可能な印画紙マガジン11を使用マガジン候補として抽出決定する(#05)。使用マガジン候補が複数存在するかチェックし(#06)、使用マガジン候補が1つだけの場合(#06No分岐)その使用マガジン候補を正式な使用マガジンとして決定する(#07)。使用マガジン候補が複数の場合(#06Yes分岐)まずそれらの使用マガジン候補の中に有効期限までの期間が処理期間以下で有効期限が切迫しているかどうかがチェックされ(#08)、有効期限が切迫している場合(#08Yes分岐)その使用マガジン候補を強制的に正式な使用マガジンとして決定する(#09)。有効期限が切迫している使用マガジン候補が複数あれば、もちろんより有効期限が切迫している使用マガジン候補を正式な使用マガジンとして決定する。使用マガジン候補の中に有効期限が切迫しているものがない場合(#08No分岐)、使用マガジン候補同士の印画紙残量の比較を行う(#10)。
つぎに、現在設定されているマガジン選択モードをチェックして(#11)、集中消費モードが設定されている場合、印画紙残量が最低である使用マガジン候補を正式な使用マガジンとして決定し(#12)、均等消費モードが設定されている場合、印画紙残量が最大である使用マガジン候補を正式な使用マガジンとして決定する(#13)。このように、正式な使用マガジンが決定されると、この印画紙マガジン11から印画紙Pを引き出し、指定のプリント長さにカットされながら露光処理が行われ、写真プリントが出力されていく(#14)。1オーダのプリント処理が完了すると、さらにプリント処理すべきオーダが存在するかどうかチェックし、処理すべきオーダがなくなるまでこのルーチンが繰り返される(#15)。
上述したルーチンでは、オーダプリント中に印画紙切れが生じた場合のリカバリーに関しては説明されていないが、印画紙切れセンサの検出時に発せられる警報により処理を一時停止し、直ちに印画紙マガジン11の交換ないしは印画紙Pの詰め替えを行って、復帰するとよい。また、上記ルーチンでは、ステップ#03で、処理するべきオーダに必要な印画紙長さが予め算定されているので、正式な使用マガジンが決定された段階で(ステップ#07、ステップ#09、ステップ#12、ステップ#13)、紙切れが予想されるかどうかをチェックし、紙切れが予想される場合には交換マガジンの用意を促すなり、前もってその印画紙マガジン11の交換又は印画紙の詰め替えを促す警告を報知するように構成することも可能である。
次に、図7のフローチャートを用いて、別実施形態でのオーダプリント処理の手順を説明する。なお、このオーダプリント処理は図6のフローチャートを用いて説明したものに比べて、ステップ#08とステップ#10の間にステップ#08aとステップ#08bが挿入されているだけで他は同じであるので、ここではその相違箇所だけを説明する。つまり、使用マガジン候補の中に有効期限が切迫しているものがない場合(#08No分岐)、さらに使用マガジン候補全ての印画紙残量が上側基準値を超えているかどうかを比較し(#08a)、いずれの印画紙残量も上側基準値を超えているならば(#08aYes分岐)、ステップ#13にジャンプして、印画紙残量が最大である使用マガジン候補を正式な使用マガジンとして決定する。つまり、つまり今回は強制的に均等消費モードでマガジン選択される。また、いずれの印画紙残量も上側基準値を超えていないならば(#08aNO分岐)、さらに使用マガジン候補全ての印画紙残量が下側基準値を下回っているかどうかを比較し(#08b)、いずれの印画紙残量も下側基準値を下回っているならば(#08bYes分岐)、ステップ#12にジャンプして、印画紙残量が最低である使用マガジン候補を正式な使用マガジンとして決定する。つまり、今回は強制的に集中消費モードでマガジン選択される。さらに、いずれの印画紙残量も下側基準値を下回っていないならば(#08bNO分岐)、ステップ#10以降に進み、前述したような処理が行われる。なお、上側基準値は印画紙残量が満量に近い値であり、例えば印画紙マガジン11に収納されている印画紙Pの新品時の印画紙長さの90%程度の値である。これに対して、下側基準値は印画紙残量が印画紙切れに近い値であり、例えば印画紙マガジン11に収納されている印画紙Pの新品時の印画紙長さの10%程度の値である。この別実施形態では、複数の印画紙マガジン11がいずれも十分な印画紙残量を有している限りは、均等消費モードで複数のシートマガジンを平均的に使用し、その印画紙残量がかなり減ってきた場合は、印画紙の再充填を早めに行うために(つまりオペレータが意識している間に行うために)集中消費モードで特定のかなり減っている印画紙マガジン11だけを使用してシート切れにし、その前に保管庫から用意しておいた新しい画像形成シートロールを即座に再充填することが可能となる。
上述した実施の形態では、印画紙Pに対し、露光エンジンを備えたプリント露光部14で画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理する、いわゆる銀塩写真プリント方式の写真プリント装置を取り上げたが、もちろん、例えば、フィルムや紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリント方式や感熱転写シートを用いた熱転写方式など、種々の方式の写真プリント装置にも本発明は適用可能であり、その際画像形成シートとして印画紙に代えてインクジェット紙や熱転写用紙が用いられることになる。
11:印画紙マガジン(シートマガジン)
11a:第1印画紙マガジン
11b:第2印画紙マガジン
11c:第3印画紙マガジン
19a:マガジンID設定器
19b:IDリーダ
30:コントローラ
31:注文受付部
32:マガジン情報取得部
32a:マガジン情報テーブル
33:シート残量管理部
34:オーダ単位シート消費算定部
35:マガジン選択部
36:画像処理部
P:印画紙(画像形成シート)
11a:第1印画紙マガジン
11b:第2印画紙マガジン
11c:第3印画紙マガジン
19a:マガジンID設定器
19b:IDリーダ
30:コントローラ
31:注文受付部
32:マガジン情報取得部
32a:マガジン情報テーブル
33:シート残量管理部
34:オーダ単位シート消費算定部
35:マガジン選択部
36:画像処理部
P:印画紙(画像形成シート)
Claims (3)
- 画像形成シートをロール状に収納している複数のシートマガジンから引き出された画像形成シートをプリントサイズにカットした後、このカットされた画像形成シートに撮影画像をプリントする写真プリント装置において、
前記シートマガジン毎に画像形成シートの残量を管理するシート残量管理部と、前記複数のシートマガジンから使用するシートマガジンを選択するマガジン選択部とが設けられており、前記マガジン選択部は、使用可能なシートマガジンの内シート残量がより少ないシートマガジンを優先的に選択する集中消費モードと使用可能なシートマガジンの内シート残量がより多いシートマガジンを優先的に選択する均等消費モードを備えていることを特徴とする写真プリント装置。 - 使用可能なシートマガジンの全てのシート残量が上側基準値を越えている場合前記均等消費モードが設定され、使用可能なシートマガジンの全てのシート残量が下側基準値を下回っている場合前記集中消費モードが設定されることを特徴とする請求項1に記載の写真プリント装置。
- 前記シート残量管理部が前記シートマガジン毎の画像形成シート有効期間を管理しており、収納している画像形成シートの収納期間が所定期間を越えているシートマガジンに対してはこのシートマガジンが強制的に使用されるように強制消費モードが設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の写真プリント装置。
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JP2012153124A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Canon Inc | 印刷制御装置、方法及びプログラム |
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US9028035B2 (en) | 2011-01-28 | 2015-05-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing control apparatus and printing control method |
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