JP2006235068A - 写真プリントシステム - Google Patents

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宏史 萬川
Takashi Mizushima
隆史 水島
Nobuo Nakajima
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Abstract

【課題】写真プリントシステムにおいて、より精度の高い予想仕上がり時間を求めることができるようにする。
【解決手段】受け付けた複数オーダーの画像データを記憶保持する画像データ記憶装置DSと、画像形成対象部材PS上に画像をプリント形成するプリント処理部EPと、前記プリント処理部EPにてプリント動作させるための画像データを、前記画像データ記憶装置DSに記憶された画像データに基づいて生成する画像処理部5とが設けられた写真プリントシステムにおいて、前記画像データ記憶装置DSにおける画像データの蓄積量、前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間に基づいて、受け付けたオーダーのプリント処理完了までの所要時間の推定値を算出する推定手段ESと、その推定手段による推定結果を表示する表示手段MNとが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、受け付けた複数オーダーの画像データを記憶保持する画像データ記憶装置と、画像形成対象部材上に画像をプリント形成するプリント処理部と、前記プリント処理部にてプリント動作させるための画像データを、前記画像データ記憶装置に記憶された画像データに基づいて生成する画像処理部とが設けられた写真プリントシステムに関する。
かかる写真プリントシステムは、顧客からのプリント注文を受けて写真プリントを作製するシステムであり、プリント注文を受け付けてから写真プリントとして仕上がるまでに若干長い時間を必要とし、通常、顧客は自分のプリント注文がいつ仕上がるかのおおよその時間を知りたいという要求が強い。
例えば、下記特許文献1に記載のコピー機ではプリント処理に要する所要時間を推定して表示する機能を有するが、このようなコピー機では、複数人がコピー作業を行いたい場合でも、各人が順次にコピー作業を行って、自己のコピー作業の完了後に次の人にコピー機を明け渡すという作業手順であり、しかも、所要時間の推定対象がプリント処理だけであるので、所要時間の推定は容易である。
これに対して、上記のような写真処理システムでは、複数人の顧客からのプリント注文を受け入れて、多くのオーダーの滞貨を抱えた状態でプリント作業を行う場合が多いため、正確な所要時間の推定が必ずしも容易ではなく、従来、例えば「翌日仕上げ」あるいは「1時間仕上げ」等のように、システムの処理能力等から推定されるおおまかな予想仕上がり時間の情報を顧客に提示するのみであった。
特開2001−117434号公報
しかしながら、近年の写真プリントシステムの処理能力の向上により、顧客に仕上がりプリントを手渡せるまでの時間が短縮したこと等も相まって、顧客に対してより精度の高い仕上がり時間の情報を提示して、システムの価値を一層向上させることが望まれるようになった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、より精度の高い予想仕上がり時間を求めることができるようにする点にある。
本出願の第1の発明は、受け付けた複数オーダーの画像データを記憶保持する画像データ記憶装置と、画像形成対象部材上に画像をプリント形成するプリント処理部と、前記プリント処理部にてプリント動作させるための画像データを、前記画像データ記憶装置に記憶された画像データに基づいて生成する画像処理部とが設けられた写真プリントシステムにおいて、前記画像データ記憶装置における画像データの蓄積量、前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間に基づいて、受け付けたオーダーのプリント処理完了までの所要時間の推定値を算出する推定手段と、その推定手段による推定結果を表示する表示手段とが設けられている。
すなわち、前記画像データ記憶装置における画像データの蓄積量、前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間から、既存のプリント滞貨の処理に要する時間や、前記画像処理部によるプリント用の画像データの生成処理時間も併せて考慮して、そのオーダーのプリント処理完了までの所要時間を算出して、例えば所要時間や仕上がり時刻のような形態で表示する。
尚、「オーダー」とは、顧客から受け付けたプリント注文を他のプリント注文と区別して管理するためのプリント注文の単位であり、写真処理業界において一般的に使用されている用語である。例えば、写真フィルム1本分の画像についてのプリント注文や、記録媒体1個分の画像についてのプリント注文を1オーダーとして扱う場合が一般的である。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記画像処理部において画像データの処理に要した時間と、前記プリント処理部において画像データのプリント処理に要した時間とを記憶保存する所要時間データ記憶部が設けられ、前記推定手段は、前記所要時間データ記憶部の記憶情報に基づいて、前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間を決定するように構成されている。
すなわち、プリント処理完了までの所要時間の算出に使用する前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間は、予め固定値を設定しておいても良いのであるが、各プリントショップにおいてシステムの稼働後にそれらの実データを収集して蓄積し、平均等の統計処理によって前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間を決定するのである。
又、本出願の第3の発明は、上記第1又は第2の発明の構成に加えて、前記推定手段は、入力される画像データの画像サイズ情報と画像データのプリントサイズ情報とに基づいて、前記推定値の算出に使用する前記画像処理部における推定処理時間と前記プリント処理部における推定処理時間とを特定するように構成されている。
すなわち、プリント処理部は種々のプリントサイズでの写真プリントの作製に対応しているので、このプリントサイズによってプリント処理の所要時間が変わってくるのであるが、写真プリントシステムにおいては、例えばデジタルカメラでは機種によって撮像画素数が異なり、画像の画素サイズが異なるので、画像処理部での処理時間が変わってくる。
従って、上記のプリントサイズだけではなく、入力される画像データの画像サイズ情報をも考慮して、それらのサイズ毎に前記画像処理部における推定処理時間と前記プリント処理部における推定処理時間とを管理するのである。
又、本出願の第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明の構成に加えて、画像データを記録した記録媒体を読取る読取り装置とモニタとが備えられて、前記読取り装置にて読取った画像データを前記画像データ記憶装置に記憶保持させるプリント注文受付端末装置が設けられ、そのプリント注文受付端末装置のモニタを前記表示手段として機能させるように構成されている。
すなわち、このようなプリント注文受付端末装置を備えるシステムは、通常、顧客自身がプリント注文受付端末装置を操作してプリント注文を行うようにして効率良くプリント注文を受け付けるように構成されており、比較的短い時間で多くのオーダーの画像データが画像データ記憶装置に蓄積されることが少なくない。
このような場合には、オペレータがプリント処理完了までの所要時間を推定することは極めて困難であり、前記推定手段に所要時間の推定を行うことが極めて好適である。
更に、その推定手段による推定結果を顧客が見ているモニタの表示することができる。
上記第1の発明によれば、既存のプリント滞貨の処理に要する時間や、前記画像処理部によるプリント用の画像データの生成処理時間も併せて考慮して、そのオーダーのプリント処理完了までの所要時間を算出して、例えば所要時間や仕上がり時刻のような形態で表示するので、より精度の高い予想仕上がり時間を算出できるに至った。
又、上記第2の発明によれば、各プリントショップにおいてシステムの稼働後にそれらの実データを収集して蓄積し、平均処理等の統計処理によって前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間を決定するので、所要時間についての情報の推定値の精度を更に向上させることができる。
又、上記第3の発明によれば、プリントサイズだけではなく、入力される画像データの画像サイズ情報をも考慮して、それらのサイズ毎に前記画像処理部における推定処理時間と前記プリント処理部における推定処理時間とを管理するので、より的確な所要時間の予想値を算出できる。
又、上記第4の発明によれば、プリント注文受付端末装置を備える写真プリントシステムにおいて、比較的短い時間で多くのオーダーの画像データが画像データ記憶装置に蓄積される場合でも、顧客に対して直接に所要時間についての精度の高い情報を提示できるので、システムを一層便利なものとすることができる。
以下、本発明の写真プリントシステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する写真プリントシステムDPは、いわゆるデジタルミニラボシステムと称されるシステムであり、ブロック構成図として示す図1及び店舗に設置した状態の外観を示す図4に示すように、プリント注文受付端末装置ORと、プリント動作用の画像データに基づいて写真プリントを作製するプリント処理部EPと、各種の記録媒体から画像データを取込んで前記プリント動作用の画像データを生成する画像入力装置IRとを主要部として構成され、これらがネットワーク接続されている。
このシステムでは、顧客がメモリーカード等の記録媒体を店舗の従業者であるオペレータに手渡して写真プリントを作製依頼することができる他、顧客自身がプリント注文受付端末装置ORを操作してメモリーカード等の各種の記録媒体等の画像データから写真プリントの作製を注文することもできる。
尚、図4では同一構成のプリント注文受付端末装置ORを複数台(具体的には2台)備える場合を例示しているが、図1のブロック図ではそのうちの1台のみについて図示している。
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図1及び外観斜視図である図2に示すように、パーソナルコンピュータにて構成される主制御装置4と、プリント処理部EPへ送るプリント動作用の画像データを生成する画像処理部5とが備えられ、主制御装置4には、メモリーカードリーダ/ライタ,光磁気ディスクドライブ及びCD−R/RWドライブ等を備えた外部入出力装置4aと、各種の制御用の情報等を表示するモニタ4bと、操作卓4cと、マウス4dとが接続されている。
画像処理部5は、プリント処理部EPにて出力する写真プリントにおいて良好な画像が得られるように、主制御装置4を経て入力される画像データに対して、所定の色補正、シャープネスその他の画像処理を施して、前記プリント動作用の画像データを生成する。
主制御装置4には大容量のハードディスク装置が内蔵されており、外部入出力装置4aやプリント注文受付端末装置ORにおいて各種の記録媒体から取込んだ多数のオーダーの画像データを記憶保持できるようにしている。従って、主制御装置4は、受け付けた複数オーダーの画像データを記憶保持する画像データ記憶装置DSとして機能している。
主制御装置4のハードディスク装置に記憶保持された多数のオーダーの画像データは、原則としてプリント注文の登録順(ハードディスク装置へのデータの記憶順)に処理して行き、先行のオーダーの画像処理部5での処理が完了するに伴って、次の順番のオーダーの画像データが画像処理部5へ送られて処理される。
〔プリント注文受付端末装置ORの概略構成〕
プリント注文受付端末装置ORは、図1及び図3の外観斜視図に示すように、CD−Rメディアやメモリーカード等の各種の記録媒体を読取るための複数種類のドライブを備えて各種の記録媒体から画像データを読取るための読取り装置51と、プリント注文を受付けるための操作案内を表示する表示機能と各種の指示を入力操作するための入力機能とを兼ね備えたタッチパネル式のモニタ52と、上部筐体53に内蔵されてパーソナルコンピュータにより構成される制御装置54と、下部筐体55に内蔵された入出金ユニット56とが備えられている。
入出金ユニット56は、プリント注文受付端末装置ORを利用して写真プリントの作製を注文する際の料金を徴収するための装置であり、下部筐体55の正面側側面に紙幣及び硬貨を投入するための料金投入部57と、釣り銭を排出するための釣り銭排出口58とが備えられている。写真プリントの作製を依頼する顧客は、この入出金ユニット56を利用して支払う方法と、店舗の従業者に直接支払う方法とを選択できる。
〔プリント処理部EPの全体構成〕
プリント処理部EPは、図1に示すように、筐体内部に、画像形成対象部材PSである印画紙2上へ画像をプリント形成(露光形成)する画像形成装置EXと、画像形成装置EXにて画像が露光形成された印画紙2を現像処理する現像処理装置PPと、筐体上部側に設置された印画紙マガジン6から引き出された印画紙2を多数の搬送ローラ9等にて現像処理装置PPへ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。
プリント処理部EPの筐体外部には、図4に示すように、現像処理装置PPにて現像処理及び乾燥処理された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータ7と、現像処理装置PPから排出された印画紙2をソータ7へ搬送するコンベア8とが設けられている。
更に、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン6から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ10が備えられている。
〔画像形成装置EXの構成〕
画像形成装置EXは、印画紙2上に露光画像を形成する画像形成ヘッド13と、画像形成ヘッド13を制御する露光制御装置14とを主要部として構成されている。
画像形成ヘッド13は、設定プリントサイズに切断された印画紙2の搬送経路の途中箇所を画像形成位置とするように取り付けられ、その画像形成位置において印画紙搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)でレーザビームを走査する。
露光制御装置14は、画像処理部5にて生成されたプリント動作用の画像データを受け取って、その画像データに基づいて画像形成ヘッド13から出射されるレーザビームを強度変調する。
印画紙搬送系PTにて搬送駆動される印画紙2に対して上述のように強度変調されたレーザビームが走査されることで、印画紙2上に画像が露光形成され、それが現像処理装置PPにて現像処理されると写真プリントとして仕上がる。
〔プリント注文の受付〕
上記構成の写真プリントシステムDPでは、顧客からプリント注文を受けたときに、写真プリントの予想仕上がり時間(受け付けたオーダーのプリント処理完了までの所要時間)を算出して、その情報を顧客に提示するための機能が備えられている。
この予想仕上がり時間の算出処理は、主制御装置4において図6及び図7に示すフローチャートの処理が実行されることにより行われる。
店舗に来店した顧客がプリント注文受付端末装置ORの読取り装置51にメモリーカード等の記録媒体をセットした状態で、プリント枚数やプリントサイズ等の必要な入力操作を行った後、プリントの開始要求(プリント注文の確定を意味する)を指示入力すると、主制御装置4は、プリント注文受付端末装置ORからの信号を受けて、図7の処理を開始する。
又、オペレータが、来店した顧客から受け取った記録媒体を外部入出力装置4aにセットして、操作卓4cあるいはマウス4dからプリント注文の入力を指示したときも、主制御装置4は図7の処理を開始する。
先ずプリント注文受付端末装置ORの読取り装置51あるいは主制御装置4の外部入出力装置4aにセットされている記録媒体から画像データを読取ると共に、プリント枚数やプリントサイズ等の指定データを取込み、これらを主制御装置4に備えられたハードディスク装置へ書込む(ステップ#1)。
更に、これらの取込みデータから、プリント注文を受けたオーダーの予想仕上がり時間を算出するために必要なデータを取得する(ステップ#2)。
この予想仕上がり時間を算出するためのデータとしては、画像データの画像サイズ情報及びプリントサイズ情報がある。
これらの情報を取得すると、図6の「予想仕上がり時間算出処理」を実行する(ステップ#3)。
図6の処理を呼び出す際に、新たに注文を受けたオーダーのデータも含めて、プリント中及びプリント待機中の全てのオーダー(主制御装置4のハードディスク装置に記憶されているもの)について、上記の画像サイズ情報及びプリントサイズ情報が引数として渡される。
図6の処理では、その時プリント注文を受けたオーダーのみの予想仕上がり時間を単純に計算するのではなく、主制御装置4のハードディスク装置に記憶保持されているプリント中あるいはプリント待機中の先行のオーダーの状況も考慮して予想仕上がり時間を算出する。
このために、主制御装置4のハードディスク装置に記憶されているプリント中あるいはプリント待機中の全てのオーダーについて、古い順で順次に、各オーダーの予想仕上がり時間を算出していく行く。
この算出手順を図10を用いて説明する。
図10では、横方向が時間軸であり、上下方向に3段に並べて配置している矩形枠61が、3つのオーダー夫々の所要時間を示している。
矩形枠61は、斜線をクロスさせて付している左側の読込み時間帯Aと右上がりの斜線のみを付している右側のプリント時間帯Bとに区別してある。
図10についての説明の準備として、上記構成の写真プリントシステムでの写真プリントを作製する処理の流れを簡単に説明すると、主制御装置4のハードディスク装置に記憶保持されている1オーダーの画像データを順次に読出して画像処理部5へ送り、画像処理部5にて処理が完了した画像の画像データは、画像処理部5の出力バッファメモリに書込まれる。
画像処理部5の出力バッファメモリに書込まれた画像データは露光制御装置14へ画像単位で順次に送られて、画像形成ヘッド13にて印画紙2上に露光され、画像が露光形成された印画紙2は印画紙搬送系PTにて搬送されて現像処理装置PPへ送られ、現像処理装置PPの各処理槽を順次に通過して、乾燥処理された後に仕上がりプリントとして排出される。
1オーダーの最後のコマ画像について画像処理部5での処理が完了して、出力バッファメモリから露光制御装置14を送出されると、直ちに次のオーダーの画像について主制御装置4のハードディスク装置から順次に読出して上述の処理を繰り返す。
読込み時間帯Aは、1オーダーの最初のコマの画像データを主制御装置4のハードディスク装置から読出しを開始してから、そのオーダーの最後のコマの画像の画像処理部5での処理を終了して出力バッファメモリから送出するまでの時間を意味しており、プリント時間帯Bは、1オーダーの最後のコマの画像を画像処理部5から露光制御装置14へ送った時点から、その最後のコマの画像をプリントした写真プリントが現像処理装置PPから仕上がりプリントとして排出されるまでの時間を意味している。
従って、上述の写真プリント作製処理の処理手順によって、先行のオーダーの処理における読込み時間帯Aの終端時点から後続のオーダーの読取りが開始する。
尚、プリント時間帯Bは1オーダーの最後のコマの仕上がりプリント排出までの時間であるので、先行のオーダーのプリント時間帯Bにおいては、後続のオーダーの画像のプリント処理部EPでのプリント処理が既に開始されている。
図10に示すオーダー間の関係から、プリント待機中の各オーダーの予想仕上がり時間は、そのオーダーに先行する全てのオーダーの読込み時間帯Aの時間の総和に、そのオーダの読込み時間帯A及びプリント時間帯Bを加算した時間となる。
各オーダーの読込み時間帯Aの長さは、そのオーダー内の画像の画像サイズ(画像処理部5に入力する時点での画像サイズ)とプリントサイズとが共通であるとして、1つのコマ画像についての、画像処理部5における処理時間(主制御装置4のハードディスク装置からの読取りから露光制御装置14への送出までの時間)をTとすると、T×(1オーダー内のコマ数)で求まる。
又、各オーダーのプリント時間帯Bの長さは、上述のように、1コマの画像についての露光制御装置14が画像データを受け入れた時点から、そのコマを仕上がりプリントとして排出するまでの時間である。
本実施の形態の写真プリントシステムDPでは、読込み時間帯A及びプリント時間帯Bの時間を求めるために、写真プリントシステムDPでの実際の処理時間の時間データを記憶保持するデータベースを主制御装置4上に構築しており、そのデータベースは図8及び図9において表形式で示すテーブルを有している。
図8のテーブルでは、1つのコマ画像の画像データを主制御装置4のハードディスク装置から読み込んで、そのコマ画像の画像処理部5での処理が完了してデータを送出するまでの時間を意味する「読込み時間」のデータを、コマ画像の画像サイズ(画像処理部5に入力する時点での画像サイズ)毎に分類して記憶保持している。主制御装置4は、図8のテーブルにデータを登録するために、各コマ画像毎に、画像処理部5への画像データの送出を開始してから、そのコマ画像について画像処理部5での処理が完了して露光制御装置14へのデータ送出が完了したことを示す信号を受け取ったときまでの時間を計時しており、計時完了と共にその計時データをデータベースに登録する。
図9のテーブルでは、1つのコマ画像の画像データについて、画像処理部5から露光制御装置14への送出が完了してから、そのコマ画像の画像データで印画紙2が露光処理され、現像処理装置PPから排出されるまでの時間を意味する「プリント時間」のデータを、プリントサイズ毎に分類して記憶保持している。主制御装置4は、図9のテーブルにデータを登録するために、各コマ画像毎に、画像処理部5での処理が完了して露光制御装置14へのデータ送出が完了したことを示す信号を受け取った時点から、そのコマ画像の仕上がり写真プリントが現像処理装置PPから排出されたことを示す信号を露光制御装置14から受け取るときまでの時間を計時しており、計時完了と共にその計時データをデータベースに登録する。
従って、主制御装置4は、画像処理部5において画像データの処理に要した時間と、プリント処理部EPにおいて画像データのプリント処理に要した時間とを記憶保存する所要時間データ記憶部DBとして機能する。
尚、本実施の形態では、図8及び図9のテーブルは、各コマのデータを記憶保持する場合を例示しているが、1オーダーの平均値を1つのデータとして代表してデータベースに登録するようにしても良い。
図6の処理では、古いオーダーから順に、ステップ#11からステップ#16の処理を繰り返して(ステップ#17)、各オーダー毎に予想仕上がり時間を求めて行く。
すなわち、先ず、計算の対象とするオーダーの計算用データを特定する(ステップ#11)。この計算用データとは、そのオーダーのコマ画像の画像サイズ(画像処理部5に入力する時点での画像サイズ)の情報とプリントサイズの情報である。
次に、この画像サイズの情報とプリントサイズの情報から、対応する読込み時間とプリント時間の時間データを上記データベースから読出す(ステップ#12)。
図8及び図9の「平均」欄に記載しているように、データベースから読出した読込み時間及びプリント時間の各データによって、読込み時間及びプリント時間の夫々について平均値を求める(ステップ#13)。
平均値を求めると、上述のように、(読込み時間の平均値)×(そのオーダーのコマ数)で、そのオーダーの読込み時間帯Aの長さ(読込み所要時間)を求める(ステップ#14)。
更に、その読込み所要時間に、データベースから読出したプリント時間の平均値(プリント時間帯Bの長さに相当)と待機時間とを加えて、そのオーダーの予想仕上がり時間を算出する(ステップ#16)。
この「待機時間」は、先行のオーダーの読込み時間帯Aの長さの総和を意味し、初期値(最も古いオーダーの予想仕上がり時間算出時における「待機時間」の値)は「0」である。
この後、その時点の待機時間のデータに、そのオーダーの読込み時間帯Aの長さを加算して(ステップ#16)、次のオーダーの処理のために待機時間のデータを更新する。
以上の処理操作をオーダー毎に順次に繰り返して、プリント中あるいはプリント待機中の各オーダーの予想仕上がり時間を求める。
このようにして求めた各オーダーの予想仕上がり時間は、最も古いオーダーの画像データの写真プリント作製処理が未だ開始しておらず、主制御装置4のハードディスク装置に保持されたままの状態での計算値であるので、次に、最も古いオーダーの処理を開始してからの既に経過した時間の補正を行う。
この補正のために、主制御装置4は、最も古いオーダーについて、主制御装置4のハードディスク装置から画像処理部5への画像データの送出が開始されてからの経過時間を計時しており、その経過時間の情報を取得して(ステップ#18)、先に求めた全てのオーダーの予想仕上がり時間の算出値の夫々からその経過時間を減算することで、予想仕上がり時間の補正する(ステップ#19)。
この補正が完了すると、各オーダーの予想仕上がり時間の値を図6の処理の呼び出し元に返す(ステップ#20)。
図7のステップ#3において、図6の処理の結果による各オーダーの予想仕上がり時間の算出値を受け取ると、図7の処理を開始させたのが、プリント注文受付端末装置ORであるときは(ステップ#4)、プリント注文受付端末装置ORから受け付けたばかりのオーダーである最も新しいオーダーの予想仕上がり時間のみを、プリント注文が入力されたプリント注文受付端末装置ORに返す(ステップ#5)。
この予想仕上がり時間の算出値を受け取ったプリント注文受付端末装置ORは、表示する数値の時間が経過した時に注文の写真プリントが仕上がる旨のコメントと共に、予想仕上がり時間を表示する。
一方、図7の処理を開始させたのが、主制御装置4の操作卓4cあるいはマウス4dからの指示によるものである場合は(ステップ#4)、全てのオーダーの予想仕上がり時間のリストを、図5に例示するような表示画面をモニタ4bに表示させる(ステップ#6)。
図5の表示例では、モニタ画面中のプリント情報表欄65の「予想時間」欄65aに、各オーダーの予想仕上がり時間を表示している。
オペレータは、この「予想時間」欄65aの表示を見て、プリント注文の依頼主に対して、写真プリントがいつ頃仕上がるかを知らせることができる。
以上から、主制御装置4は、データベースの「読込み時間」データの平均値を画像処理部5における推定処理時間として利用し、データベースの「プリント時間」データの平均値をプリント処理部における推定処理時間として利用して、画像データ記憶装置DSにおける画像データの蓄積量、画像処理部5における推定処理時間及びプリント処理部EPにおける推定処理時間に基づいて、受け付けたオーダーのプリント処理完了までの所要時間の推定値を算出する推定手段ESとして機能する。
又、プリント注文受付端末装置ORのモニタ52と、主制御装置4に接続されたモニタ4bとは、前記推定手段ESの推定結果を表示する表示手段MNとして機能する。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、写真プリントのプリント注文を受けたときに、そのオーダーの予想仕上がり時間を算出する場合を例示しているが、オペレータが任意のタイミングで前記予想仕上がり時間の算出を指示することによって、その算出結果を表示できるようにしても良い。
写真プリントシステムDPのオペレータは、通常、写真プリントシステムDPの操作以外にも各種の作業を行うので、そのような作業の段取りを組む際に、前記予想仕上がり時間の情報を得ることは有用である。
(2)上記実施の形態では、各種の記録媒体に記録されている画像データを読取って写真プリント作製する場合において予想仕上がり時間を算出する場合を例示しているが、写真フィルムの画像をフィルムスキャナにて読取って写真プリントを作製する場合においても本発明を適用できる。
又、未現像の写真フィルムを受け取ってプリント注文を受け付ける場合では、例えば、実績データにより求めた現像時間の平均値を一律に加算することによって、前記予想仕上がり時間を算出することが可能である。
(3)上記実施の形態では、各オーダーの予想仕上がり時間の算出において、データベースに登録されている「読込み時間」を、1つのコマ画像の画像データを主制御装置4のハードディスク装置から読み込んで、そのコマ画像の画像処理部5での処理が完了してデータを送出するまでの時間として定義し、同じく「プリント時間」を、画像処理部5から露光制御装置14への送出が完了してから、そのコマ画像の画像データで印画紙2が露光処理され、現像処理装置PPから排出されるまでの時間と定義しているが、例えば、前記読込み時間に、プリント注文受付端末装置ORから主制御装置4のハードディスク装置への画像データの転送時間を含めたり、あるいは、前記読込み時間の終端を、画像処理部5からの送出完了時点ではなく、画像処理部5の出力バッファメモリへのデータの書込み完了時とする等、前記予想仕上がり時間を算出する際に考慮する処理部分や処理部分の区分けは、システムの各構成部の処理能力を考慮して適宜に変更可能である。
(4)上記実施の形態では、予想仕上がり時間の算出の際、先行するオーダーの予想仕上がり時間についても最新の蓄積データを利用して再計算する場合を例示しているが、予想仕上がり時間を一度計算したオーダーについては、再計算を行わずに、一度の予想仕上がり時間の計算値を固定値として利用すると共に、その計算の際に求めた読込み時間帯Aの長さのデータを後続のオーダーの予想仕上がり時間の算出のために保存しておくように構成しても良い。
(5)上記実施の形態では、プリント処理部EPのプリント形式として、レーザビームの走査露光により画像を形成するレーザビーム露光方式を例示しているが、PLZT光シャッタ方式等の他の露光形式や、インクジェット式等の露光によらないプリント形式を採用する場合にも本発明を適用できる。
(6)上記実施の形態の図10では、1オーダーの最後のコマ画像についての画像処理が完了して、直ぐに次のオーダー画像をハードディスク装置から読取る例を示しているが、これに限るものではない。つまり、コマ画像についての画像処理を終えた後、一定時間の後、次のオーダー画像をハードディスク装置から読取るものであっても良い。
本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムのブロック構成図 本発明の実施の形態にかかる画像入力装置の斜視図 本発明の実施の形態にかかるプリント注文受付端末装置の斜視図 本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムの斜視図 本発明の実施の形態にかかるモニタ画面表示例を示す図 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるデータベースのテーブルを説明するための図 本発明の実施の形態にかかるデータベースのテーブルを説明するための図 本発明の実施の形態にかかる予想仕上がり時間の算出を説明するための図
符号の説明
DB 所要時間データ記憶部
DS 画像データ記憶装置
EP プリント処理部
ES 推定手段
MN 表示手段
OR プリント注文受付端末装置
PS 画像形成対象部材
5 画像処理部
51 読取り装置
52 モニタ

Claims (4)

  1. 受け付けた複数オーダーの画像データを記憶保持する画像データ記憶装置と、
    画像形成対象部材上に画像をプリント形成するプリント処理部と、
    前記プリント処理部にてプリント動作させるための画像データを、前記画像データ記憶装置に記憶された画像データに基づいて生成する画像処理部とが設けられた写真プリントシステムであって、
    前記画像データ記憶装置における画像データの蓄積量、前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間に基づいて、受け付けたオーダーのプリント処理完了までの所要時間の推定値を算出する推定手段と、
    その推定手段による推定結果を表示する表示手段とが設けられている写真プリントシステム。
  2. 前記画像処理部において画像データの処理に要した時間と、前記プリント処理部において画像データのプリント処理に要した時間とを記憶保存する所要時間データ記憶部が設けられ、
    前記推定手段は、前記所要時間データ記憶部の記憶情報に基づいて、前記画像処理部における推定処理時間及び前記プリント処理部における推定処理時間を決定するように構成されている請求項1記載の写真プリントシステム。
  3. 前記推定手段は、入力される画像データの画像サイズ情報と画像データのプリントサイズ情報とに基づいて、前記推定値の算出に使用する前記画像処理部における推定処理時間と前記プリント処理部における推定処理時間とを特定するように構成されている請求項1又は2記載の写真プリントシステム。
  4. 画像データを記録した記録媒体を読取る読取り装置とモニタとが備えられて、前記読取り装置にて読取った画像データを前記画像データ記憶装置に記憶保持させるプリント注文受付端末装置が設けられ、
    そのプリント注文受付端末装置のモニタを前記表示手段として機能させるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真プリントシステム。
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