JP2006065187A - 写真処理装置における消耗品管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】消耗品に関する情報を適確にかつ早く取得することができ、適切な写真処理を行うことができる写真処理装置における消耗品管理システムを提供すること。
【解決手段】 消耗品に、その消耗品に関する情報がタグ情報として記録されたICタグが装着され、当該消耗品が交換可能に取り付けられる写真処理装置における消耗品管理システムであって、取り付けられた消耗品に装着されているICタグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段31と、読み取ったタグ情報に基づいて、その消耗品に関する情報をモニター9に表示させるタグ情報表示手段35とを備えている。好ましくは、消耗品に関する情報を予め記憶させておく記憶装置33と、読み取られたタグ情報と、記憶装置33に記憶されている情報とを比較する情報比較手段34とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、消耗品に、その消耗品に関する情報がタグ情報として記録されたICタグが装着され、当該消耗品が交換可能に取り付けられる写真処理装置における消耗品管理システムに関するものである。
写真処理装置の基本的な機能は、現像済みネガフィルムに形成されているコマ画像を読み取り、画像処理を行った後、露光エンジンにより写真感光材料に画像を焼付露光する。画像が焼付露光された写真感光材料は、現像処理及び乾燥処理が施された後、写真プリントとして装置外部に排出される。かかる機能を実現するためには、写真処理装置の内部には種々の部品が使用されるが、部品の中には消耗品があり、消耗品は、交換時期が到来したら新しい部品に交換する必要がある。
消耗品の具体例としては、次のようなものがある。ネガフィルムのコマ画像を読み取るために、フィルムスキャナーを用いるが、コマ画像の読み取りのために用いられる読み取り用光源(ハロゲンランプ等)は、消耗品であり、所定時間使用した後、新品に交換する。写真感光材料の裏面には、コマ番号や画像の補正データ等を印字するが、印字装置のインクカートリッジは消耗品であり、インクがなくなると新品に交換する。現像処理部に使用する現像処理液(ケミカル)も消耗品であり、なくなれば交換しなければならない。そのほかにも、種々の消耗品がある。
かかる消耗品を交換する場合には、その装置に適した消耗品を取り付けなければならない。例えば、ハロゲンランプを交換する場合に、純正品であるか非純正品であるかにより、光量に関する性能が異なり、所望の読み取り性能を発揮できないということがある。これは、ハロゲンランプ以外の消耗品の場合にも同様である。従って、新品の消耗品を取り付けようとするときに、その消耗品を取り付けて良いのか否かを適確にかつ早く知る方法があると便利である。
また、消耗品を新たに取り付けた場合に、その消耗品の状態がどのような状態であるかを知りたいことがある。例えば、消耗品としての交換時期が到来したのか、あるいは、もうすぐ交換時期が到来するのか、という情報である。かかる消耗品に関する情報を適宜のタイミングで取得することにより、写真処理が将来中断される時期などを予め予想することができるので、計画的に写真処理を行うことができるという利点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、消耗品に関する情報を適確にかつ早く取得することができ、適切な写真処理を行うことができる写真処理装置における消耗品管理システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る写真処理装置における消耗品管理システムは、
消耗品に、その消耗品に関する情報がタグ情報として記録されたICタグが装着され、当該消耗品が交換可能に取り付けられる写真処理装置における消耗品管理システムであって、
取り付けられた消耗品に装着されているICタグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、
読み取ったタグ情報に基づいて、その消耗品に関する情報を表示手段に表示させるタグ情報表示手段とを備えていることを特徴とするものである。
かかる構成による写真処理装置における消耗品管理システムの作用・効果を説明する。このシステムでは、消耗品に関する情報を記録するためにICタグを使用する。ICタグは、微小サイズのICチップを搭載しており、ICチップと共に搭載したアンテナを通じて情報の読み書きができるタグである。ICタグには、予め消耗品に関する情報をタグ情報として記録させ、このICタグを消耗品に装着する。写真処理装置に消耗品を取り付けると、タグ情報読み取り手段により、ICタグのタグ情報を読み取る。そして、タグ情報表示手段により、読み取ったタグ情報に基づいて、その消耗品に関する情報を表示手段に表示させる。表示された情報に基づいて、例えば、その消耗品が純正品であるか否か、などの判断を行うことができる。また、例えば、その消耗品を新たに取り付けた日時を記録しておけば、それを基準として交換時期が到来したか否かを判断することができる。その結果、消耗品に関する情報を適確にかつ早く取得することができ、適切な写真処理を行うことができる写真処理装置における消耗品管理システムを提供することができる。
本発明において、消耗品に関する情報を予め記憶させておく記憶装置と、
読み取られたタグ情報と、記憶装置に記憶されている情報とを比較する情報比較手段とを備え、
前記タグ情報表示手段は、情報比較手段により比較した結果を表示させることが好ましい。
例えば、その写真処理装置に装着されるべき消耗品のメーカーや型番情報を記憶装置に記憶させておく。そして、タグ情報読み取り手段により、タグ情報として記録されているメーカーや型番情報を読み取り、これを記憶装置に記憶されているデータと比較することで、正しい消耗品が取り付けられたかどうかを自動的に判断することができる。
本発明において、タグ情報としてその消耗品の金額をICタグに記録しておき、前記タグ情報表示手段は、読み取った金額データを消耗品の発注金額として表示させることが好ましい。
消耗品を交換するときには、その消耗品を発注しなければならないが、その発注金額を早く知りたいということがある。そこで、タグ情報として、その消耗品の金額データを記録しておけば、タグ情報読み取り手段によりその金額データを読み取り、表示手段に表示させることができる。これにより、発注金額を容易に知ることができる。
本発明に係る前記タグ情報読み取り手段は、消耗品のICタグから金額データと、その消耗品を特定する識別データとを読み取り、
この読み取ったデータに基づいて、ネットワーク経由で消耗品の発注を行うための消耗品発注手段を備えていることが好ましい。
消耗品は、交換時期が来たら新品に交換する必要がある。しかし、在庫がなければ新たに発注しなければならないが、消耗品のICタグから読み取られたデータに基づいて、発注を行う消耗品発注手段を設けておくことで、その消耗品についての情報を改めて調べるまでもなく容易に発注することができる。ネットワークを介して、例えば、その消耗品あるいは写真処理装置を提供するメーカーに発注することができる。
本発明において、ICタグに消耗品の動作履歴データを記録させるタグ情報書き込み手段と、
ネットワーク経由でICタグに記録された動作履歴データを監視する消耗品監視手段とを備えていることが好ましい。
消耗品の動作履歴をICタグに記録することで、例えば、その消耗品の使用状況などを監視することができる。例えば、ネットワーク経由で消耗品監視手段により監視し、トラブル発生時における対応を容易に行うことができる。
本発明に係る前記タグ情報表示手段は、消耗品の交換時期を予め表示させるものであることが好ましい。交換時期を予め表示させることで、将来の写真処理の中断時期などを予想することができ、計画的に写真処理を進めることができる。
本発明において、消耗品は、画像を焼付露光するためのロール状写真感光材料であり、この写真感光材料には、タグ情報として残量情報データが記録されたICタグが、写真感光材料の長手方向に沿って多数装着されており、
前記タグ情報読み取り手段により残量情報データを読み取り、タグ情報表示手段により残量を表示させることが好ましい。
写真感光材料も消耗品の1つであり、長尺の写真感光材料がロールの形で写真処理装置に取り付けられる。写真感光材料を使い切った場合は、新品の写真感光材料を装着させる必要がある。そこで、写真感光材料の長手方向に沿って、ICタグを多数装着し、夫々のICタグに残量情報データを記録させておく。この残量情報データを読み取ることで、残量を正確に把握することができる。これにより、写真感光材料の交換時期を正確に予想することができる。
本発明において、ICタグは、写真感光材料のベース面側に所定間隔で多数装着されていることが好ましい。ベース面側に装着することで、画像形成に対する悪影響をなくすことができる。また、所定間隔で多数装着することにより、どの時点においても残量情報データを確実に取得することができる。
<第1実施形態に係る写真処理装置>
本発明に係る写真処理装置における消耗品管理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る写真処理装置の構成を示す模式図である。
図1は、現像済み写真フィルム(ネガフィルム、ポジフィルム)に形成されたコマ画像を読み取り、デジタルデータ化し、ペーパー(写真感光材料に相当)に画像を焼付露光し、写真プリントを作成する装置である。フィルムスキャナーAは、現像済み写真フィルムに形成されたコマ画像を読み取るための装置である。画像読み取り用光源として、ハロゲンランプ1が設けられている。調光フィルター2は、ハロゲンランプ1から照射される光の色バランスを調整する。調光フィルター2は、ハロゲンランプ1の下方に設けられる。ミラートンネル3は、調光フィルター2を通過した光を均一に混色する機能を有する。ミラートンネル3の下方にはフィルムキャリア4が設けられ、写真フィルムFを一定速度で搬送させるための搬送機構等が設けられている。CCDラインセンサー5は、可視光による写真フィルムの透過画像データを読み取る。
第1検出部50は、消耗品であるハロゲンランプ1の取り付けと、ハロゲンランプ1に装着されているICタグに対するデータの読み書きを行う機能を備えている。そのため、ハロゲンランプ1の取り付けを検出するためのセンサーと、ICタグに対してデータの読み書きを行うためのICタグ・リーダ/ライタとを備えている。ハロゲンランプ1は、使用しているうちに、光源特性が次第に劣化して、最終的には切れてしまうので、適当なタイミングで新品に交換する必要がある。その便宜を図るために、ICタグを装着して、必要な情報を記録させている。詳細は、後述する。
次に、イメージプロセッサーBの機能を説明する。イメージプロセッサーBは、写真プリントを作成するために用いられる画像データを作成する機能を有する。画像データ保存部6は、フィルムスキャナーAにより読み取った画像データを保存する。画像処理部7は、取得した画像データに対して画像処理を施す機能を有する。画像処理の1例として、例えば、色・濃度が適切な写真プリントが作成できるような色・濃度の補正、逆光補正、赤目補正、トリミング等である。画像処理された画像データは、後述の露光エンジンに転送され、写真プリントの作成のために使用される。キーボード8は、画像処理やその他の写真処理に必要なデータの入力、指令を与えるための入力手段として機能する。モニター9は、写真処理のための必要な情報を表示させる。
印字データ生成手段10は、ペーパーの裏面に印字するためのデータを生成する機能を有する。ペーパーの裏面には、コマ番号や、色・濃度の補正データ等が印字される。印字データは、後述する裏面印字機に転送される。
次に、プリンタプロセッサーCの機能を説明する。プリンタプロセッサーCは、イメージプロセッサーBで作成された画像データを用いて、写真プリントを作成する機能を有する。ペーパーマガジン15は、ペーパーがロールRの形態で収容されており、所定のペーパー幅、ペーパー面質のペーパーが格納されている。ペーパーは消耗品であり、ペーパーの交換をする必要がある。そのため、第2検出部51が設けられ、ペーパーマガジン15の取り付けを検出するセンサーと、ICタグ・リーダ/ライタとが設けられている。ICタグは、ペーパーマガジンに装着するか、あるいは、ペーパーに直接装着される。
ペーパーマガジン15から引き出された長尺状のペーパーは、ペーパーカッター16により、所定のプリントサイズにカットされる。裏面印字機17は、印字データ生成手段10から送信されてきた印字データに基づき、ペーパーの裏面に所定の情報を印字させる。裏面印字機17としては、例えば、ドットインパクトプリンタが用いられ、使用されるインクリボンは消耗品である。そこで、第3検出部52が設けられており、インクリボンカセットの取り付けを検出するセンサーと、ICタグ・リーダ/ライタとが設けられている。ICタグは、インクリボンカセットに装着される。
露光エンジン18は、画像処理部7において作成された画像データが転送され、これに基づいてペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。ペーパーを一定速度で搬送させながら、露光光を走査することで、画像を走査露光することができる。露光エンジン18としては、レーザーエンジン、PLZTエンジン、CRTエンジン等の適宜の方式のものを採用することができる。画像が焼付露光されたペーパーは、搬送機構19により搬送され、現像処理部20に送り込まれる。
現像処理部20は、発色現像槽20a、漂白定着槽20b、安定槽20cとからなり、夫々の処理槽に適したケミカル(薬剤)を供給する必要がある。ケミカルは、例えば、錠剤の形で供給することができ、そのためのカートリッジが使用される。ケミカルは消耗品であるから、第4検出部53が設けられており、カートリッジの取り付けと、ICタグ・リーダ/ライタとが設けられている。ICタグは、カートリッジに取り付けられる。現像処理部20において現像処理されたペーパーは、乾燥処理部21に送り込まれ、乾燥処理が施され、ペーパー排出部22から仕上がりの写真プリントとして排出される。
次に、消耗品管理システムの構成を説明する。写真処理装置内に設けられる消耗品として、ハロゲンランプ1、ペーパー、インクリボンカセット、ケミカルを説明した。ただし、これは一例であり、他の消耗品に対しても同じように考えることができる。消耗品は、寿命が来たら新品に交換しなければならないが、新品に交換するときにどのような部品を取り付けもよいのではなく、一定の制約がある。例えば、特定のメーカー製でなければならない(いわゆる純正品)とか、特定の型番のものでなければならないなどの制約がある。また、使用期限を過ぎているにもかかわらず、使用を続けていると、特性の劣化により、種々のトラブルが発生したり、写真処理の品質を低下させるなどの問題が生じる。そこで、そのような問題を生じさせないようなシステムを写真処理装置に組み込んでいる。
取付検出手段30は、消耗品が取り付けられたか否かを検出する機能を有する。各検出部50〜53には、取り付けを検出するためのセンサーが設けられており、このセンサーにより検出される信号に基づいて消耗品の取り付けを検出することができる。タグ情報読み取り手段31は、消耗品に装着されているICタグに記録されている情報(タグ情報)を読み取る。ICタグは、消耗品の製造メーカーにおいて、予め消耗品に装着させておくことができる。製造メーカー側で、予め所定のタグ情報を記録させることができる。タグ情報の読み取りは、消耗品を所定の個所に取り付けた後でもよいし、取り付ける前であっても良い。タグ情報書き込み手段32は、消耗品に装着されているICタグに情報を書き込む機能を有する。タグ情報読み取り手段31やタグ情報書き込み手段32の機能は、実際にはリーダ/ライタを介して実現できるものである。
記憶装置33は、ICタグから読み取った情報を記憶させたり、その消耗品に関する種々の情報を保存しておくものである。この記憶装置33に格納されたデータに基づいて、写真処理装置内の消耗品の管理を行うことができる。記憶装置33は、好ましくはハードディスクが用いられる。タグ情報比較手段34(情報比較手段に相当)は、ICタグから読み出されたタグ情報と、記憶装置に保存されているデータとを比較判断する機能を有する。例えば、新品の消耗品を取り付けた場合に、正しい部品が取り付けられたか否かを判断することができる。タグ情報表示手段35は、ICタグから読み取ったタグ情報や、タグ情報比較手段34による比較判断の結果をモニター9に表示させる機能を有する。
さらに具体的な内容を説明する。消耗品に装着されるICタグに書き込んでおくタグ情報としては、例えば、型番/形式データ、シリアル番号データ、設計変更履歴、交換時期などである。型番データをICタグに記録させておくと共に、写真処理装置の記憶装置33には、その写真処理装置で使用可能な消耗品の型番データを記憶させておく。そこで、新品の消耗品を取り付けようとするときに、ICタグから型番データを読み取り、これを記憶装置33に記憶させているデータと比較する。比較した結果をモニター9に表示させる。取り付け不可能な消耗品の場合は、その旨の警告表示をさせる。問題がなければ、その旨の表示をさせる。これにより、間違った消耗品を取り付けることを未然に防止することができる。
現像処理部20では、夫々の処理槽に適したケミカルを使用しないといけないが、ケミカルの種類を間違えてしまうと、適切な現像処理を行うことができず、トラブル発生の原因となる。そこで、ICタグに記録された情報を読み取ることで、間違えたケミカルの装着を未然に防止することができる。
また、消耗品のような部品は、製品として出荷された後も何度か設計変更がされる。例えば、不具合が発生して設計変更したり、仕様を変更した場合、改良設計を行った場合などがある。このような履歴もICタグに記録させることができる。写真処理装置を操作する作業者は、予めそのような設計変更のデータを取得しておき、これを記憶装置33に記憶させる。かかるデータは、例えば、製造メーカーからネットワーク経由で取得することができる。そして、新品の消耗品を取り付けようとするときに、ICタグから設計変更履歴データを読み取り、これを記憶装置33に予め記憶させたデータと比較する。これにより、改良する前の古いバージョンの消耗品を取り付けようとした場合に、これをチェックすることができる。従って、常に最新のバージョンの消耗品を取り付けることが可能になる。
交換時期データについては、新しい消耗品を取り付けるときに、これをICタグから読み取り記憶装置33に記憶させておく。ICタグから読み取ったデータは、すべて記憶装置33に記憶させておくことができるので、型番データ等をキーとして、特定の消耗品の交換時期を管理することができる。例えば、交換時期データとして、その消耗品の使用時間(性能保証時間)がトータル200時間であるというデータが記録されていれば、その消耗品を取り付けた後、その消耗品の実使用時間をカウント(積算)して行く。そして、適宜のタイミングで交換時期が近づいてきたことを知らせることができる。例えば、190時間を使用したのであれば、その旨をモニター9に表示させるようにする。これにより、作業者は、特定の消耗品について交換時期が近づいてきたことを認識することができる。これにより、交換時期が過ぎているにもかかわらず使用が継続されることを防止することができる。例えば、消耗品として現像処理部20で使用されるフィルター(現像処理液の循環経路に使用される)があるが、使用期限を過ぎると、フィルターの目詰まりなどが生じてしまい、所望の性能を発揮することができなくなる。
また、交換時期が到来した消耗品については、交換時期以後は使用できないように構成することができる。例えば、ハロゲンランプ1の交換時期がきた場合には、新しいハロゲンランプ1を交換するまでは、フィルムスキャナーAの使用を禁止する。例えば、交換時期が来た場合には、写真フィルムの搬送ができないようにすると共に、モニター9にその旨を表示させる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る写真処理装置(消耗品管理システム)の構成を図2に示す。図2では、消耗品管理システムの主要な部分のみを示す。図1と同じ機能をする部分については、同じ図番を付しており、主に異なる機能を中心に説明する。図2は、消耗品の交換時期が来た場合に自動的に消耗品を発注することができる構成を開示する。また、写真処理を行うときのランニングコストを自動的に算出することができる。
金額データ取得手段36は、消耗品のICタグから読み取られたタグ情報の中から、その消耗品の金額データを取得する。金額データを取得することで、消耗品の発注金額を求めることができる。型番データ取得手段37は、ICタグから読み取られたタグ情報の中から、その消耗品の型番データを取得する。型番データは、消耗品を発注する場合に、その消耗品を特定させる機能を有する。消費電力量算出手段38は、ICタグから読み取られたタグ情報の中から消費電力データを取得する。このデータと、実際の消耗品の稼働時間から消費電力量を算出することができる。これに基づいて、使用電気料金の算出を行うことができる。
消耗品受注手段39は、金額データと型番データとに基づいて、消耗品の自動発注を行う機能を有する。自動発注を行うのに必要なデータを生成し、例えば、電子メールソフトウェアを自動的に立ち上げて、データ送信部40を介して発注データを送出する。発注データは、インターネット等のネットワーク経由で消耗品受注センター41へと送信される。
ランニングコスト算出手段42は、消費電力量データに基づいて、ランニングコストを算出する機能を有する。ランニングコストを算出するにあたり、画像処理部7から処理量データ取得手段43の機能に基づいて、処理量データを取得する。処理量とは、例えば、写真プリントを作成した枚数である。所定枚数の写真プリントを作成するのに要した時間と、その時間に対応する消耗品の消費電力量に基づいて、写真プリント1枚あたりのランニングコストを算出することができる。この場合、写真処理に必要な消耗品の種類は1つだけでなく、複数であるので、消費電力量のデータも夫々の消耗品から取得する。これにより、プリントサービスにおける適正価格を容易に算出できるようになる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る写真処理装置(消耗品管理システム)の構成を図3に示す。図3についても、図1同じ機能をする部分については、同じ図番を付しており、主に異なる機能を中心に説明する。図3は、写真処理装置の消耗品の動作状況をインターネット経由で自動監視することができるシステムを開示するものである。
動作履歴データ取得手段44は、各消耗品の動作状況などのデータを取得する。消耗品の使用時間や、使用状態、使用モードなどのデータを動作履歴として取得する。例えば、ハロゲンランプ1であれば、そのランプの使用時間、明るさデータ等を取得する。動作履歴データを取得するために必要なセンサーも適宜用いられる。タグ情報比較手段34は、交換時期判断機能34aを有しており、取得された動作履歴データに基づいて交換時期を判断することができる。交換時期については、既に説明したように、ICタグに記録されているデータに基づいて判断できるが、動作履歴データに基づいても判断可能である。例えば、ハロゲンランプ1の明るさデータに基づいて、ランプの出力強度が落ちていると判断すれば、ランプの使用時間に関係なく、交換時期が到来したものと判断することができる。このように、動作履歴データに基づいて交換時期を判断することができる。また、動作履歴データは、タグ情報書き込み手段32の機能に基づき、夫々の消耗品に装着されているICタグにデータが記録される。
動作履歴データ収集手段45は、各消耗品の動作履歴データを収集する。動作履歴データは、夫々のICタグに記録されたデータを収集することができる。データ送受信部46は、収集した動作履歴データをインターネット等のネットワーク経由で消耗品監視センターへ送信される。送信タイミングは、例えば、1日1回の決められた時間、写真処理装置を立ち上げた時に行うことができる。あるいは、トラブルが発生した時に送信することができる。あるいは、消耗品監視センターからの要求に応じて送信するようにしてもよい。
消耗品監視手段48は、データ送受信部47を介して、送信されてきた動作履歴データを受信し、写真処理装置の動作状況を監視する。監視対象となる写真処理装置は1つとは限らず、複数の写真処理装置の動作状況を監視することができる。消耗品の動作などにトラブルが生じた場合にも、動作履歴データに基づいて、監視することができ、原因の究明や対策などを監視センターで行うことができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、消耗品としてのペーパーにICタグを装着させる場合の実施形態を説明する。図4において、消耗品であるペーパーには、その裏面(乳剤面が塗布されていないベース面側)に等間隔(図4にDで示す)でICタグTが貼り付けられている。ICタグTは、ペーパーの先端の端面にも貼り付けられている。ペーパーも消耗品であるから、ICタグTに記録されるタグ情報は、これまで説明してきたのと同じにすることができる。
ペーパーの交換時期を知るためには、その残量情報を知る必要がある。そこで、ペーパーの長手方向に沿って等間隔にICタグTを貼り付け、それぞれのICタグTに残量情報を予め記録しておく。残量情報は、そのICタグが貼り付けられる位置により異なることになる。ICタグリーダ/ライタ63は、ICタグTに記録されている残量情報を読み取ることができる。タグ情報読み取り手段62は、ICタグTからタグ情報を読み取る機能を有する。残量情報取得手段60は、タグ情報の中から残量情報を読み取る(抽出する)機能を有する。
ペーパーの残量を検出する方法として、ペーパーマガジンから引き出されたペーパーの搬送量を検出することでも可能であるが、一旦引き出されたペーパーがペーパーマガジン内に巻き戻されることがあるので、精度よく検出することは難しい。例えば、ペーパーを使い切らないうちに写真処理装置の電源をOFFにする場合、ペーパーマガジンを別のものに交換する場合、2台のペーパーマガジンが装着される場合は、他方のペーパーマガジンのペーパーを使用する場合などである。ICタグを使用して残量情報を記録すれば、上記のような巻き戻し操作の影響は全くなく、精度よく残量情報を得ることができる。
タグ情報には、残量情報だけでなく、ペーパーのサイズデータ(ペーパー幅データ)や面質データ等も記録することができる。ペーパー情報取得手段61は、これらペーパーに関する情報を取得することができる。これらのペーパーに関する情報は、画像処理部7へと送信される。画像処理部7では、このペーパー情報に基づいて画像処理を行うことができる。例えば、写真プリントの作成が可能なプリントサイズが設定されているか否かなどの判断のために、ペーパー情報を利用することができる。
従来は、ペーパーマガジンにおいてペーパーの情報を設定し、ペーパーマガジンを装着した時に、これをセンサーで読み取るようにしていた。ペーパー情報の設定は、作業者が行っていたので間違える可能性もあったが、ICタグのデータを記録しておくのであれば、そのような作業者による設定は必要がないので、正しい情報をICタグから確実に取得することができる。
<別実施形態>
本実施形態では、写真プリントを作成する写真処理装置について説明したが、未現像の写真フィルムを現像処理するための写真処理装置(現像処理装置)の場合にも、本発明を応用できるものである。例えば、写真フィルムの現像処理を行う時には、ショートリーダと呼ばれる部品を使用する。ショートリーダは、1本又は2本の写真フィルムを装着(あるいは貼り付け)することができ、現像処理装置内を案内できるように、パーフォレーションが形成されている。ショートリーダは、何回も繰り返して使用しているうちに、パーフォレーションが摩耗してくるので、交換時期が到来すると交換する必要があるので、消耗品に相当する。
本実施形態では写真フィルムのコマ画像を読み取って写真プリントを作成する写真処理装置について説明したが、デジタルカメラの記録媒体やその他のMOディスク等の記録媒体から画像データを取得して写真プリントを作成する場合にも本発明は応用できるものである。また、写真プリントの作成は、現像処理液を使用するタイプではなく、インクジェットプリンタのような現像処理液を用いない方式のプリント作成の場合にも、本発明を応用できるものである。
実施形態として図1から図4を説明したが、これらは、任意に組み合わせて写真処理装置を構成することができる。
第1実施形態に係る写真処理装置の構成を示す模式図 第2実施形態に係る写真処理装置(消耗品管理システム)の構成を示す模式図 第3実施形態に係る写真処理装置(消耗品管理システム)の構成を示す模式図 第4実施形態の構成を示す模式図
符号の説明
30 取付検出手段
31 タグ情報読み取り手段
32 タグ情報書き込み手段
33 記憶装置
34 タグ情報比較手段
35 タグ情報表示手段
36 金額データ取得手段
37 型番データ取得手段
38 消費電力量算出手段
39 消耗品受注手段
40 データ送受信部
41 消耗品受注センター
42 ランニングコスト算出手段
43 処理量データ取得手段
44 動作履歴データ取得手段
50 第1検出部
51 第2検出部
52 第3検出部
53 第4検出部
60 残量情報取得手段
61 ペーパー情報取得手段
62 タグ情報読み取り手段
63 ICタグリーダ/ライタ
T ICタグ

Claims (9)

  1. 消耗品に、その消耗品に関する情報がタグ情報として記録されたICタグが装着され、当該消耗品が交換可能に取り付けられる写真処理装置における消耗品管理システムであって、
    取り付けられた消耗品に装着されているICタグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、
    読み取ったタグ情報に基づいて、その消耗品に関する情報を表示手段に表示させるタグ情報表示手段とを備えていることを特徴とする写真処理装置における消耗品管理システム。
  2. 消耗品に関する情報を予め記憶させておく記憶装置と、
    読み取られたタグ情報と、記憶装置に記憶されている情報とを比較する情報比較手段とを備え、
    前記タグ情報表示手段は、情報比較手段により比較した結果を表示させることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  3. 前記情報比較手段は、消耗品の取り付け時において、正しい消耗品が装着されたか否かを比較判断することを特徴とする請求項2に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  4. タグ情報としてその消耗品の金額をICタグに記録しておき、前記タグ情報表示手段は、読み取った金額データを消耗品の発注金額として表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  5. 前記タグ情報読み取り手段は、消耗品のICタグから金額データと、その消耗品を特定する識別データとを読み取り、
    この読み取ったデータに基づいて、ネットワーク経由で消耗品の発注を行うための消耗品発注手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  6. ICタグに消耗品の動作履歴データを記録させるタグ情報書き込み手段と、
    ネットワーク経由でICタグに記録された動作履歴データを監視する消耗品監視手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  7. 前記タグ情報表示手段は、消耗品の交換時期を予め表示させるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  8. 消耗品は、画像を焼付露光するためのロール状写真感光材料であり、この写真感光材料には、タグ情報として残量情報データが記録されたICタグが、写真感光材料の長手方向に沿って多数装着されており、
    前記タグ情報読み取り手段により残量情報データを読み取り、タグ情報表示手段により残量を表示させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
  9. ICタグは、写真感光材料のベース面側に所定間隔で多数装着されていることを特徴とする請求項8に記載の写真処理装置における消耗品管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008233209A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Noritsu Koki Co Ltd サブユニット位置通知システム
JP2010079040A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置

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