JP2005304847A - 遊技機及び遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 未だ遊技を行っていない遊技者に対して積極的に遊技への興味や関心を惹き付けることが可能であり、高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技者を非接触で検出して検出信号を出力する検出手段と、複数の音声データを記憶する記憶手段と、検出信号に基づいて、複数種類のメッセージのなかから、いずれかのメッセージを選択する選択手段と、選択手段により選択されたメッセージを構成する複数の音声データを記憶手段から抽出する抽出手段と、複数の音声データに基づいてメッセージを構成するメッセージデータを合成する合成手段と、合成手段により合成されたメッセージデータを一時的に保持するバッファ手段と、バッファ手段に保持されたメッセージデータに基づいてメッセージを出力する出力手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、パチンコ遊技装置、スロットマシン等の遊技機に関する。また、本発明は、当該遊技機と、遊技店に設置された情報管理装置(例えば、ホールサーバ)とを備えた遊技システムに関する。
従来から、パチスロ遊技装置等の遊技機においては、稼動中に、例えば、LEDやランプ等の電飾、スピーカから出力されるBGMや効果音や音声、表示装置に表示される各種の画像等による様々な演出が行われる。このような演出は、遊技の開始を契機として行われ、遊技状況等によって様々に変化し、遊技の終了時にあわせて終了する。
具体的には、パチスロ遊技装置へのメダルの投入や、リールの回転等によって遊技開始が検出されると、演出が開始される。稼動中には、例えば、BBゲームやRBゲーム等が発生すると演出内容が明るく華やかに変化するというように、遊技状況に応じて演出内容が変化する。そして、リール回転後に何ら操作が行われずに所定期間が経過したことによって遊技終了が検出されると、演出もあわせて終了し、その後デモ画像が表示されることになる。
ところで、従来の遊技機においては、遊技の開始又は終了を契機として、演出の開始又は終了だけではなく他の処理も行う遊技機が存在している。そのような遊技機としては、例えば、遊技が開始されたときに、各種の広告やイベント情報等を表示する遊技機が存在する(例えば、特許文献1参照)。遊技開始時は遊技者が最も遊技に興味や関心を抱いている時期であるから、遊技開始時に各種の広告やイベント情報等を表示することにより、高い宣伝広告効果を得ることができる。
特開2004−33395号公報
しかしながら、上述したような遊技機は、遊技を開始した遊技者を対象として様々の演出を行うものであるから、未だ遊技を行っていない者に対して、遊技を行おうという意欲を喚起することは困難であり、充分な集客力の向上を図ることができないという問題があった。また、上述した遊技機では、遊技者が遊技を行おうとすると様々な演出が行われるのではなく、遊技を実際に開始するか終了した際に宣伝等の様々な演出が行われることになっているので、実際には、遊技者は遊技を始めてしまっており、その遊技機自体への集客力を高めていないものであった。
また、従来の遊技機では、未だ遊技を行っていない遊技者に対する演出の一つとして、デモ画像の表示等が行われているが、デモ画像は、遊技機の近傍を通りかかった遊技者の視界に入らなければ、宣伝広告効果を発揮することができないものであるため、積極的に遊技者の興味や関心を惹き付けることが困難であるという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、未だ遊技を行っていない遊技者に対して積極的に遊技への興味や関心を惹き付けることが可能であり、集客力の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。また、本発明は、本発明の遊技機を複数台、遊技店に設置した場合に、遊技店の店員の作業負担を増大させることなく、高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることを可能とする遊技システムを提供することにある。
また、上述したものでは、各々の遊技者に対する個別に異なる集客情報の提供や集客態様ではないが、この発明の下位の目的は、各々の遊技者に対して個別の集客情報の提供や集客態様の提示を行うことによって、集客力を高めた遊技システムを提供する。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技者を非接触で検出可能であり、かつ、遊技者を検出したことに基づいて検出信号を出力する検出手段と、
複数の音声データを記憶する記憶手段と、
上記検出手段から出力された検出信号に基づいて、複数種類のメッセージのなかから、いずれかのメッセージを選択する選択手段と、
上記選択手段により選択されたメッセージを構成する複数の音声データを上記記憶手段から抽出する抽出手段と、
上記抽出手段により抽出された複数の音声データに基づいて、上記選択手段により選択されたメッセージを構成するメッセージデータを合成する合成手段と、
上記合成手段により合成されたメッセージデータを一時的に保持するバッファ手段と、
上記バッファ手段に保持されたメッセージデータに基づいてメッセージを出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、未だ遊技を行っていない遊技者が遊技機の近傍を通りかかったとき、検出手段(例えば、焦電赤外線センサ等)により非接触で遊技者を検出し、例えば、「こんにちは。いらっしゃいませ。」等のメッセージを出力することができるため、あたかも遊技者に話し掛けるようにして遊技に勧誘することができ、未だ遊技を行っていない遊技者に対して積極的に遊技への興味や関心を惹き付けることが可能になる。
また、メッセージとして、例えば、「本日、大当たりが3回発生しました。」や「本日の払戻率は110%です。」というように、遊技履歴に関するメッセージを出力することにより、積極的にその遊技機における遊技履歴を遊技者に伝えることができ、遊技への興味や関心を惹き付けることが可能になる。
さらに、メッセージとして、例えば、「このパチスロ機は○○社の新機種××です。」というように、遊技機の近傍を通りかかった遊技者に、機種やメーカーの宣伝広告を行うことも可能になる。その結果、高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる。
上記検出手段としては、CCDカメラでの撮影画像を分析する検出手段などの高機能で高価な検出手段としても良いが、商店で来客を知らせる目的や自動玄関灯、自動トイレ灯、自動照明灯に利用され、一般的に人間センサと呼ばれる焦電赤外線センサを用いた検出手段とすることが、安価に提供することができることから好ましい。しかしながら、このセンサを用いた場合には、非常に広範囲の赤外線を検知してしまうことから、当該センサの赤外線入射位置にフルネルレンズなどの赤外線フィルタを配置し、人体から放出される7μm〜14μmの波長帯域のみを検知するように配慮する必要がある。
このように特定の波長のみに検知するようにすることによって、遊技者が特定の遊技機で遊技を行おうとして遊技機の前に立つか座った場合にのみ上記検出手段が反応するように構成することができるようになる。特に、島列が対向しておりその通路が狭い場合には、上記検出手段にタイマを設け、一定の時間継続して上記センサによる検知が行われた場合(例えば、5秒とか)、上記検出信号を出力するように構成すれば、通路を歩く人間や遊技機を物色しているだけの人間を検知することがないので、遊技機が間違ってメッセージを発するなどの現象を回避することができるようになる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)の遊技機であって、
上記出力手段は、上記検出手段により遊技者が検出されたことを受けてメッセージを出力してから所定期間が経過するまで、上記検出手段によって新たに遊技者が検出されてもメッセージの出力を行わないことを特徴とする。
(2)の発明によれば、一旦、メッセージを出力すると所定期間が経過するまで新たにメッセージを出力しないため、頻繁に遊技者が遊技機の近傍を通りかかったとしても、適当な頻度でメッセージを出力することができる。従って、遊技者に不快感や嫌悪感を与えてしまうことを防止することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の遊技機であって、
上記記憶手段は、遊技機固有の識別情報を出力するための識別情報音声データを記憶する書換不可能な第1記憶手段と、その他の音声データを記憶する書換可能な第2記憶手段とからなることを特徴とする。
(3)の発明によれば、遊技機固有の識別情報を出力するための識別情報音声データは、書換不可能な第1記憶手段(例えば、ROM等)に記憶される一方、その他の音声データは、書換可能な第2記憶手段(例えば、RAM等)に記憶される。
従って、遊技店が音声データを独自に更新することができ、遊技者に飽きられてしまうことを防止することができる。また、遊技機固有の識別情報を出力するための識別情報音声データについては書き換えることができないので、遊技店が音声データを更新する際に誤って識別情報音声データを消去してしまうことを防止することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の複数の遊技機と、
上記複数の遊技機と通信回線を介して接続され、かつ、遊技店に設置された情報管理装置と
を備えた遊技システムであって、
上記情報管理装置は、
所定の表示データを表示する表示手段と、
複数の音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
上記複数の音声データの夫々に対応した表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
上記表示データ記憶手段に記憶される複数の表示データを抽出して、上記複数の音声データの夫々に対応した表示データを上記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
遊技店の店員の操作によって、上記表示手段に表示される複数の表示データのなかから、特定の表示データを選択する選択手段と、
上記選択手段によって選択された表示データと対応する音声データを、上記通信回線を介して、上記複数の遊技機に一括して送信することが可能な送信手段とを備え、
上記複数の遊技機の夫々が備える記憶手段は、
上記送信手段から上記通信回線を介して送信された音声データを記憶する
ことを特徴とする。
(4)の発明によれば、遊技店の店員は、表示手段に表示される複数の表示データのなかから特定の表示データを選択することにより、記憶手段に記憶された複数の音声データのなかから特定の音声データを複数の遊技機に対して一括して送信することができる。
従って、遊技店の店員は、複数の遊技機の夫々の記憶手段に記憶される音声データを一括して更新することができるため、各遊技機について個別に音声データの更新作業を行う必要がなく、利便性に優れる。従って、容易に新たなメッセージを随時追加したり、頻繁にメッセージを更新したりすることが可能となり、より高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる。
本発明の遊技機によれば、未だ遊技を行っていない遊技者に対して積極的に遊技への興味や関心を惹き付けることが可能であり、高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる遊技機を提供することができる。
また、本発明の遊技システムによれば、本発明の遊技機を複数台、遊技店に設置した場合に、遊技店の店員の作業負担を増大させることなく、より高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
以下においては、本発明の遊技機について説明しながら、あわせて本発明の遊技システムについて説明することとする。また、本発明の好適な実施形態として、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明することとする。
図1は、複数台の本発明に係るパチスロ遊技装置1が設置された遊技店(所謂パチンコホール)のレイアウトを模式的に示す概略図である。
遊技店100には、16台のパチスロ遊技装置1が設置されている。具体的には、横並びに配置された4台のパチスロ遊技装置1を1組として、2組のパチスロ遊技装置1が互いに背中合わせに配置され、計8台のパチスロ遊技装置1で1つの島101を形成している。従って、遊技店100には、8台のパチスロ遊技装置1からなる島101が2つ形成されている。2つの島101の間等の島101の周辺が通路となる。また、各パチスロ遊技装置1の正面には、椅子102が設置されている。さらに、遊技店100には、情報管理装置(所謂ホールサーバ)110が設置されており、情報管理装置110と各パチスロ遊技装置1とは配線111を介して接続されている。
遊技店によってパチスロ遊技装置1の台数は異なるものの、図1に示したように、横並びに配置された複数台のパチスロ遊技装置を1組として、2組のパチスロ遊技装置が互いに背中合わせに配置されるレイアウトが、一般的な遊技店のレイアウトである。そして、遊技者は、島101の周辺の通路を歩きながら、どのパチスロ遊技装置1で遊技を行うかを選択する。
図2は、図1に示した遊技店100の島101を模式的に示す正面図である。
パチスロ遊技装置1については後で詳述するが、各パチスロ遊技装置1の前面には、スピーカ21L、21Rと、焦電赤外線センサ28とが設置されている。
焦電赤外線センサ28は、人体から放出される赤外線を検出することにより遊技者を非接触で検出可能なセンサであり、検出手段として機能するものである。また、焦電赤外線センサ28の赤外線入射位置には、赤外線フィルタ(図示せず)が配置されており、人体から放出される7μm〜14μmの波長帯域のみを検出することができるように構成されている。焦電赤外線センサは、従来公知のセンサであるから、ここでの説明は省略する。
なお、本発明において、検出手段としては、特に限定されるものではなく、焦電赤外線センサの他に、例えば、光電スイッチ、光電スイッチを直列に配したエリアセンサ等を挙げることができる。
島101周辺の通路を歩きながらどのパチスロ遊技装置1で遊技を行うかを選択している遊技者、パチスロ遊技装置1の正面に立ち止まった遊技者、又は、パチスロ遊技装置1の正面の椅子102に座った遊技者が、パチスロ遊技装置1の焦電赤外線センサ28によって5秒間にわたって検出されると、スピーカ21(21L、21R)から所定のメッセージ(例えば、「こんにちは。いらっしゃいませ。」等)が出力される。従って、あたかも遊技者に話し掛けるようにして遊技に勧誘することができ、未だ遊技を行っていない遊技者に対して積極的に遊技への興味や関心を惹き付けることが可能になる。
図3は、図1に示したパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、透明液晶パネル34(図示せず)を備えており、この透明液晶パネル34は、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であるとともに、遊技に関する演出画像等を表示可能である。
また、液晶表示装置5の背面側には、各々の外周面に複数の図柄等の識別情報が表示された3個の回転リール3L、3C、3Rが回転可能に横一列に設けられている。各回転リール3L、3C、3Rの識別情報は、透明液晶パネル34が透明状態となった際に視認可能となる。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、焦電赤外線センサ28が設けられている。焦電赤外線センサ28は、人体から放出される赤外線を検出することにより遊技者を非接触で検出可能なセンサであり、検出手段として機能するものである。
台座部10の前面部のさらに右寄りには、決定ボタン26及び取消ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び取消ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
台座部10の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、このドア開閉及び打ち止め解除装置29は、所定の鍵を用いて、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられている。スピーカ21L、21Rからは、遊技状況に応じて例えば、BGM、効果音、音声等が出力される。また、遊技が行われていないときに焦電赤外線センサ28によって5秒間にわたって遊技者が検出されると、スピーカ21L、21Rから所定のメッセージが出力される。ただし、一旦メッセージが出力されてから60秒が経過するまでは、新たにメッセージが出力されることはない。
また、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
図4は、図3に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図3を用いて説明したように、液晶表示装置5の背面側には、各々の外周面に複数の識別情報である図柄が描かれた3個の回転リール3(3L、3C、3R)が回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5は、正面パネル31と、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34(図示せず)とを備えている。正面パネル31は、透明な表示窓31aと、絵柄が描かれた絵柄形成領域31bとからなり、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34に表示される画面画像は、正面パネル31の表示窓31aを介して視認可能である。また、液晶パネル34の3個の回転リール3の前方部分が透明状態であるときには、3個の回転リール3に表示された図柄を、表示窓31aを介して視認することができる。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当選した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図5は、図3に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。図6は、図4に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
液晶表示装置5は、保護ガラス32と表示板33とからなる正面パネル31、透明液晶パネル34、導光板35、反射フィルム36、所謂白色光源である蛍光ランプ37a、37b、38a、38b、ランプホルダ39a〜39h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル34の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
この液晶表示装置5は、回転リール3L、3C、3Rより手前側に設けられている。また、この回転リール3L、3C、3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス32及び表示板33は、透明な部材で構成されており、保護ガラス32は、透明液晶パネル34の保護等を目的として設けられている。表示板33には、BETランプ9a〜9cに対応する位置等に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板33の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル31における絵柄形成領域31bであり、表示板33の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル31における表示窓31aである(図4参照)。なお、正面パネル31に絵柄形成領域31bを形成せず、正面パネル31の全面を表示窓31aとしてもよい。この場合、表示板33に絵柄を形成しないか、又は、表示板33を省略すればよい。
なお、表示板33の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル34は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。
この透明液晶パネル34の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル34を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L、3C、3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L、3C、3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板35は、蛍光ランプ37a、37bからの光を透明液晶パネル34へ導き出す(透明液晶パネル34を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル34の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム36は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板35の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム36は、反射領域36A及び非反射領域(透過領域)36Bにより構成されている。
蛍光ランプ37a、37bは、導光板35の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ39(図5参照)により支持されている。この蛍光ランプ37a、37bから照射される光は、反射フィルム36の反射領域36Aで反射して透明液晶パネル34を照明する。
蛍光ランプ38a、38bは、反射フィルム36の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L、3C、3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ38a、38bから出て回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光は、透明液晶パネル34を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ37a、37bから照射され、反射フィルム36の反射領域36Aで反射した光と、蛍光ランプ38a、38bから照射され、回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光とが、透明液晶パネル34を照明するのである。
従って、反射フィルム36の非反射領域36Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム36の反射領域36Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
パチスロ遊技装置1では、液晶表示装置の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、パチスロ遊技装置1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム36を全て非反射領域36Bとするか、反射フィルム36を省略すればよい。
図7は、図3に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンド等が格納されている。
これらのコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。
また、RAM43は、遊技状況又は遊技結果に関する各種の変数や、大当たり回数や払戻率等の遊技履歴に関するデータを記憶する。遊技履歴に関するデータは、所定のタイミングで、副制御回路82のワークRAM210に供給される。
なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されており、また、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられた入賞図柄組合せテーブルや、内部当選役を決定する抽選を行うために必要な抽選確率テーブル等が格納される。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。決定ボタン26及び取消ボタン27は、これらの操作により、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
図7に示した回路において、乱数発生器46は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路47は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。内部当選役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となれば、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図8は、図7に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26、取消ボタン27及び焦電赤外線センサ28が接続されている。
さらに、副制御回路82には、通信用インターフェイス回路44が接続されている。通信用インターフェイス回路44には、配線111を介して情報管理装置110が接続されている。
また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
焦電赤外線センサ28は、遊技者を検出すると、サブCPU206に検出信号を送信する。サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。サブCPU206は、CPU41から供給される各種のコマンドに基づいて、副制御回路82の制御を行う。また、サブCPU206は、焦電赤外線センサ28から検出信号を受信した際に所定の抽選を行い、抽選結果に基づいて複数種類のメッセージのなかから、いずれかのメッセージを選択し、選択したメッセージに関するデータを音声制御回路230に送信する処理を行う。サブCPU206は、検出手段(焦電赤外線センサ28)から出力された検出信号に基づいて、複数種類のメッセージのなかから、いずれかのメッセージを選択する選択手段として機能する。
プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。さらに、プログラムROM208には、サブCPU206による抽選結果に基づいてメッセージを選択するためのメッセージ選択用ルックアップテーブル(図11(a)参照)が格納されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。尚、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データ用フラッシュメモリ234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
音声データ用フラッシュメモリ234は、遊技状況に応じてBGM、効果音、音声等を出力するためのデータを記憶し、さらに、メッセージを構成する複数の音声データ(図11(b)、(c)参照)を記憶する。また、音声データ用フラッシュメモリ234は、データの書き換えが可能であり、情報管理装置110から配線111を介して送信される音声データを記憶することが可能である。音声データ用フラッシュメモリ234は、複数の音声データを記憶する記憶手段として機能するものである。
音源IC232は、サブCPU206から供給されるメッセージに関するデータを受信すると、音声データ用フラッシュメモリ234から、当該メッセージを構成する複数の音声データを抽出する。このとき、音源IC232は、選択手段としてのサブCPU206により選択されたメッセージを構成する複数の音声データを、記憶手段としての音声データ用フラッシュメモリ234から抽出する抽出手段として機能する。
音源IC232は、サウンドバッファ235を備えており、複数の音声データに基づいて上記メッセージを構成するメッセージデータを合成し、当該メッセージデータをサウンドバッファ235に一時的に保持させる。
このとき、音源IC232は、抽出した複数の音声データに基づいて、選択手段としてのサブCPU206により選択されたメッセージを構成するメッセージデータを合成する合成手段として機能する。また、サウンドバッファ235は、合成手段としての音源IC232により合成されたメッセージデータを一時的に保持するバッファ手段として機能するものである。
音源IC232は、サウンドバッファ235に保持したメッセージデータを、音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、その音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L、21R)からメッセージを出力する。このとき、音源IC232は、バッファ手段としてのサウンドバッファ235に保持されたメッセージデータに基づいてメッセージを出力する出力手段として機能する。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものである。
表示制御回路250は、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5に対する表示制御を行う。また、VDP212は、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像を表示するためのフレームバッファ215(例えば、ビデオRAM)を備えている。フレームバッファ215に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、複数種類の演出画像データが記憶されている。演出画像データには、例えば、背景画像を構成する背景画像データ、キャラクタを示すキャラクタ画像データ等が含まれる。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、演出画像データを読み出し、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための画像データを生成する。
VDP212は、生成した画像データを、後方に位置する画像データから順に、例えば、背景画像データ、キャラクタ画像データの順に、重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、この画面画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給することにより、液晶表示装置5に画面画像を表示させる。
図9は、図1に示した情報管理装置の内部構成を示すブロック図である。
情報管理装置110は、処理演算装置としてのCPU112と、ROM114と、RAM116と、表示装置115と、入力装置117と、通信用インターフェイス回路118とを備えており、通信用インターフェイス回路118によって配線111を介して複数のパチスロ遊技装置1と接続されている。
表示装置115は、例えば、液晶表示装置等からなり、所定の表示データを表示する表示手段として機能するものである。ROM114は、複数の音声データを記憶する音声データ記憶手段として機能するとともに、この複数の音声データの夫々に対応した表示データを記憶する表示データ記憶手段として機能するものである。
CPU112は、複数の表示データを抽出して、複数の音声データの夫々に対応した表示データを、表示手段としての表示装置115に表示する制御を行う表示制御手段として機能するものである。入力装置117は、例えば、キーボード、マウス等からなり、遊技店の店員の操作によって、表示手段としての表示装置115に表示される複数の表示データのなかから、特定の表示データを選択する選択手段として機能するものである。
CPU112は、選択手段としての入力装置117によって選択された表示データと対応する音声データをROM114から読み出し、通信用インターフェイス回路118によって、通信回線としての配線111を介して、複数のパチスロ遊技装置1に一括して送信する。このとき、CPU112は、送信手段として機能する。各パチスロ遊技装置1のサブCPU206は、通信用インターフェイス回路44によって音声データを受信し、当該音声データを音声データ用フラッシュメモリ234に記憶する。
上述したパチスロ遊技装置1と情報管理装置110とによって、本発明の遊技システムは構成され、この本発明の遊技システムは、以下のように動作する。
まず、情報管理装置110においては、表示制御手段としてのCPU112によって、表示手段としての表示装置115に複数の表示データが表示される。遊技店の店員は、表示手段としての表示装置115に表示される表示データを見ながら、選択手段としての入力装置117を操作し、パチンコ遊技装置1に配信しようとする音声データに対応する表示データを選択する指示を入力する。
当該指示を受信したCPU112は、送信手段として機能し、選択された表示データと対応する音声データをROM114から読み出し、通信用インターフェイス回路118によって、通信回線としての配線111を介して、複数のパチスロ遊技装置1に一括して送信する。各パチスロ遊技装置1のサブCPU206は、通信用インターフェイス回路44によって音声データを受信し、当該音声データを音声データ用フラッシュメモリ234に記憶する。
このように、本発明の遊技システムによれば、遊技店の店員は、各パチスロ遊技装置1について個別に音声データの更新作業を行う必要がなく、利便性に優れ、容易に新たなメッセージを随時追加したり、頻繁にメッセージを更新したりすることが可能となり、より高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる。
次に、パチスロ遊技装置1において実行されるメッセージ出力処理について説明することとする。以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、CPU41において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
図10は、パチスロ遊技装置1の副制御回路82において実行されるメッセージ出力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。図11(a)は、メッセージ選択用ルックアップテーブルの一例を示す図であり、(b)、(c)は、音声データのテーブルを示す図である。
まず、サブCPU206は、デモ画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS11)。デモ画像を表示しているか否かは、CPU41から供給されているコマンドの種類によって判断する。デモ画像の表示中ではないと判断した場合、メッセージを出力する処理を行わずに、本サブルーチンを終了する。
一方、デモ画像の表示中であると判断した場合、タイマTが0であるか否かを判断する(ステップS12)。タイマTは、メッセージを出力する際にセットされるタイマであり、後述するステップS17においてT=60(秒)としてワークRAM210にセットされ、その後、1秒ごとに1減算される。従って、タイマTは、セットされてから60秒後に0となる。
タイマTが0ではないと判断された場合、メッセージを出力する処理を行わずに、本サブルーチンを終了する。従って、パチスロ遊技装置1においては、一旦、メッセージを出力してから60秒が経過するまで、新たにメッセージが出力されないことになる。
ステップS12において、タイマTが0であると判断した場合、サブCPU206は、焦電赤外線センサ28から検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS13)。焦電赤外線センサ28から検出信号を受信していないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、ステップS13において、焦電赤外線センサ28から検出信号を受信したと判断した場合、タイマTをT=5としてワークRAM210にセットする。タイマTは1秒ごとに1減算される。従って、タイマTは、セットされてから5秒後に0となる。
次に、サブCPU206は、タイマTが0であるか否かを判断する(ステップS15)。タイマTが0ではないと判断した場合、処理をステップS15に戻す。一方、タイマTが0であると判断した場合、サブCPU206は、再び焦電赤外線センサ28から検出信号を受信したか否かを判断する(ステップS16)。ステップS16において、焦電赤外線センサ28から検出信号を受信していないと判断した場合、メッセージを出力する処理を行わずに、本サブルーチンを終了する。従って、パチスロ遊技装置1においては、5秒間にわたって遊技者が焦電赤外線センサ28に検出されなければ、メッセージは出力されないことになる。このように、本発明においては、検出手段が所定期間にわたって遊技者を検出した際にメッセージを出力することとすることが望ましい。単に通路を歩いているだけの遊技者等がパチスロ遊技装置1の正面を通過してもメッセージを出力しないようにすることができるからである。なお、パチスロ遊技装置1は、焦電赤外線センサ28からの検出信号を所定期間にわたって受信した際にメッセージを出力するように構成されているが、例えば、所定期間にわたって遊技者を検出した際に焦電赤外線センサ28が検出信号を出力するように構成してもよい。
一方、ステップS16において、焦電赤外線センサ28から検出信号を受信したと判断した場合、サブCPU206は、タイマT=60としてワークRAM210にセットする(ステップS17)。タイマTは1秒ごとに1減算される。従って、タイマTは、セットされてから60秒後に0となる。
次に、サブCPU206は、抽選処理を行う(ステップS18)。
この抽選処理は、出力するメッセージを選択するための抽選を行う処理である。サブCPU206は、検出信号を受信したタイミングで、プログラムROM208に記憶されたプログラムを実行し、所定の数値範囲(例えば、0〜127)から1つの乱数を抽出することにより、当該抽選を行う。
次に、サブCPU206は、抽選結果として得られた乱数に基づいて、プログラムROM208に格納されたメッセージ選択用ルックアップテーブルを参照し、複数種類のメッセージのなかから、1つのメッセージを選択する(ステップS19)。
このメッセージ選択用ルックアップテーブルでは、図11(a)に示すように、乱数値と、メッセージのパターンとが関連付けられている。具体的には、乱数値0〜15、16〜31、32〜47、48〜63、64〜79、80〜95、96〜111、112〜127には、それぞれパターン1〜8が対応付けられている。
また、パターン1〜8のメッセージは、それぞれ以下の要素からなるものである。
パターン1のメッセージは、「挨拶A」と「挨拶B」とからなる。
パターン2のメッセージは、「挨拶A」と「宣伝広告A」とからなる。
パターン3のメッセージは、「挨拶A」と「遊技履歴A」とからなる。
パターン4のメッセージは、「挨拶A」と「遊技履歴B」とからなる。
パターン5のメッセージは、「挨拶B」と「宣伝広告A」とからなる。
パターン6のメッセージは、「挨拶B」と「宣伝広告B」とからなる。
パターン7のメッセージは、「挨拶B」と「遊技履歴A」とからなる。
パターン8のメッセージは、「挨拶B」と「遊技履歴B」とからなる。
ステップS19において選択されたメッセージに関するデータは、サブCPU206によって、音声制御基板230の音源IC232に供給される。ステップS18〜S19の処理を実行するとき、サブCPU206は、選択手段として機能する。
ステップS19の処理が実行された後、音源IC232は、サブCPU206から受信したメッセージに関するデータに基づいて、音声メッセージ用フラッシュメモリ234から、複数の音声データを抽出する(ステップS20)。ステップS20の処理を実行するとき、音源IC232は、抽出手段として機能する。
音声メッセージ用フラッシュメモリ234には、図11(b)、(c)に示すように、複数の音声データが記憶されている。図11(b)に示す音声データは、それぞれのメッセージを構成する音声データであり、図11(c)に示す音声データは、全てのメッセージに共通で用いられる数字を表す音声データである。
図11(b)に示す「宣伝広告B」に対応する音声データの“N”の部分には、図11(c)に示す“N”に対応する音声データのいずれかが挿入される。どの音声データを挿入するかは、情報管理装置110によって遊技店の店員が入力することが可能である。
図11(c)に示す「遊技履歴A」に対応する音声データの“T”の部分には、図11(c)に示す“T”に対応する音声データのいずれかが挿入される。また、「遊技履歴B」に対応する音声データの“P”の部分には、図11(c)に示す“P”に対応する音声データのいずれかが挿入される。どの音声データが挿入されるかは、主制御回路81のRAM43から副制御回路82に供給される遊技履歴データに基づいて決定される。
ステップS20における処理について、例を挙げて説明する。
(例1)音源IC232は、11時にサブCPU206からパターン1のメッセージに関するデータを受信した場合、ステップS20において、音声メッセージ用フラッシュメモリ234から、「おはようございます」という音声データと、「いらっしゃいませ」という音声データとを抽出する。また、15時にサブCPU206からパターン1のメッセージに関するデータを受信した場合には、「おはようございます」という音声データにかえて、「こんにちは」という音声データを抽出する。
(例2)情報管理装置110によって、パチスロ遊技装置1に、4月4日の午前10時に新装オープンする旨のデータが入力されている場合、サブCPU206からパターン6のメッセージに関するデータを受信すると、音源IC232は、音声データ用フラッシュメモリ234から、「いらっしゃいませ」という音声データと、「“N”月“N”日午前“N”時、新装オープンします」という音声データとを抽出する。さらに、“N”の部分に挿入するための音声データとして、「4」という音声データと、「10」という音声データとを抽出する。
上述したようにしてステップS20の処理を実行した後、音源IC232は、抽出した複数の音声データに基づいて、メッセージを構成するメッセージデータを合成してサウンドバッファ235に一時的に保持させる(ステップS21)。
ステップS20において上記(例1)の処理を実行した場合、音源IC232は、「おはようございます」という音声データと、「いらっしゃいませ」という音声データとに基づいて、「おはようございます。いらっしゃいませ。」というメッセージデータを合成し、サウンドバッファ235に一時的に保持させる。
また、ステップS20において上記(例2)の処理を実行した場合、音源IC232は、上述した複数の音声データに基づいて、「いらっしゃいませ。4月4日午前10時、新装オープンします。」という音声データを合成し、サウンドバッファ235に一時的に保持させる。このとき、音源IC232は、合成手段として機能し、サウンドバッファ235は、バッファ手段として機能する。
次に、音源IC232は、サウンドバッファ235に保持されたメッセージデータを、順次、音声信号に変換し、AMP236に出力する(ステップS22)。このとき、音源IC232は、出力手段として機能する。音声信号は、AMP236によって増幅され、スピーカ21によってメッセージとして出力される。その後、本サブルーチンを終了する。
このように、パチスロ遊技装置1によれば、未だ遊技を行っていない遊技者がパチスロ遊技装置1の近傍を通りかかったとき、焦電赤外線センサ28によって5秒間にわたって遊技者を検出すると、種々のメッセージを出力する。
例えば、パターン1のメッセージ「こんにちは。いらっしゃいませ。」というメッセージを出力した場合、あたかも遊技者に話し掛けるようにして遊技に勧誘することができ、未だ遊技を行っていない遊技者に対して積極的に遊技への興味や関心を惹き付けることができる。また、パターン3、4、7、8のメッセージのように、遊技履歴に関するメッセージを出力した場合には、積極的にパチスロ遊技装置1における遊技履歴を遊技者に伝えることができ、遊技への興味や関心を惹き付けることが可能になる。さらに、パターン2、5、6のメッセージのように、機種やメーカーの宣伝広告や、遊技店やそのイベントの宣伝広告に関するメッセージを出力することにより、高い宣伝広告機能を発揮することができ、集客力の向上を図ることができる。
本発明の遊技機によって出力するメッセージは、特に限定されるものではなく、例えば、上述した例の他に、遊技内容を報知するメッセージや、演出内容を報知するメッセージ、演出に登場するキャラクタが遊技者に話し掛けるようなメッセージ等を挙げることができる。
また、上述した例では、音声メッセージを書換可能なフラッシュメモリ(音声メッセージ用フラッシュメモリ234)に記憶する場合について説明したが、勿論、他の記憶媒体(ROM、RAM等)であってもよい。
また、本発明においては、図11(b)に示す「宣伝広告A」に対応した音声データ「このパチスロ機は○○社の新機種××です」のように、遊技機固有の識別情報を出力するための音声データ(識別情報音声データ)を書換不可能な第1記憶手段(例えば、ROM等)に記憶し、他の音声データを書換可能な第2記憶手段(例えば、RAM、フラッシュメモリ等)に記憶することが望ましい。遊技店が音声データを独自に更新することができ、遊技者に飽きられてしまうことを防止することができるからである。また、識別情報音声データについては書き換えることができないので、遊技店が音声データを更新する際に誤って識別情報音声データを消去してしまうことを防止することができる。
本発明においては、全てのメッセージが複数の音声データによって構成される必要はなく、単一の音声データによってメッセージが構成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
複数台の本発明に係るパチスロ遊技装置が設置された遊技店(所謂パチンコホール)のレイアウトを模式的に示す概略図である。 図1に示した遊技店の島を模式的に示す正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置を模式的に示す斜視図である。 図3に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図3に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図4に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。 図3に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図7に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 図1に示した情報管理装置の内部構成を示すブロック図である。 図3に示したパチスロ遊技装置の副制御回路において実行されるメッセージ出力処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)は、メッセージ選択用ルックアップテーブルの一例を示す図であり、(b)、(c)は、音声データのテーブルを示す図である。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
28 焦電赤外線センサ
34 透明液晶パネル
36 反射フィルム
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 通信用インターフェイス回路
82 副制御回路
100 遊技店
101 島
102 椅子
110 情報管理装置
111 配線

Claims (4)

  1. 遊技者を非接触で検出可能であり、かつ、遊技者を検出したことに基づいて検出信号を出力する検出手段と、
    複数の音声データを記憶する記憶手段と、
    前記検出手段から出力された検出信号に基づいて、複数種類のメッセージのなかから、いずれかのメッセージを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたメッセージを構成する複数の音声データを前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された複数の音声データに基づいて、前記選択手段により選択されたメッセージを構成するメッセージデータを合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成されたメッセージデータを一時的に保持するバッファ手段と、
    前記バッファ手段に保持されたメッセージデータに基づいてメッセージを出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記出力手段は、前記検出手段により遊技者が検出されたことを受けてメッセージを出力してから所定期間が経過するまで、前記検出手段によって新たに遊技者が検出されてもメッセージの出力を行わないことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記記憶手段は、遊技機固有の識別情報を出力するための識別情報音声データを記憶する書換不可能な第1記憶手段と、その他の音声データを記憶する書換可能な第2記憶手段とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の複数の遊技機と、
    前記複数の遊技機と通信回線を介して接続され、かつ、遊技店に設置された情報管理装置と
    を備えた遊技システムであって、
    前記情報管理装置は、
    所定の表示データを表示する表示手段と、
    複数の音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記複数の音声データの夫々に対応した表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶される複数の表示データを抽出して、前記複数の音声データの夫々に対応した表示データを前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
    遊技店の店員の操作によって、前記表示手段に表示される複数の表示データのなかから、特定の表示データを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された表示データと対応する音声データを、前記通信回線を介して、前記複数の遊技機に一括して送信することが可能な送信手段とを備え、
    前記複数の遊技機の夫々が備える記憶手段は、
    前記送信手段から前記通信回線を介して送信された音声データを記憶する
    ことを特徴とする遊技システム。
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