JP2008049049A - 遊技機及び遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の使用状況に応じて音量を調整可能である。
【解決手段】サブCPU74がスピーカ21L及び21Rから音源IC78を介して複数種類の音声を出力する。一方で、サブCPU74にはボリュームつまみ101a及び101bが接続されている。サブCPU74は、一般遊技状態の期間にはボリュームつまみ101aが示す音量を指示する音量信号を音源IC78へと送信すると共に、一般遊技状態以外の遊技状態の期間にはボリュームつまみ101bが示す音量を指示する音量信号を音源IC78へと送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、異なる遊技状態を有するパチスロ機やパチンコ機、その他の遊技機及び遊技システムに関する。
遊技の演出用の音声などを出力しつつ遊技を実行する遊技機において、演出用の音声の音量を演出に合わせて様々に変化させるものがある。このように、演出の目的のためにあらかじめ音声の音量を変化させるように設計されている遊技機として、特許文献1に記載されているものがある。
特開2005−118355号公報
しかし、遊技機の使用環境などの使用時の状況に応じて音量を調整する必要もしばしば生じる。例えば、遊技機が設置されている店内において遊技者の混み具合に応じて音量を調整する必要が生じる場合もある。
本発明の目的は、遊技機の使用状況に応じて音量を調整可能な遊技機及び遊技システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の遊技機は、複数の図柄を変動表示後に停止し、その停止した図柄の組合せが特定の図柄の組合せである場合に、第1の遊技状態から当該第1の遊技状態よりも遊技者にとって相対的に有利な第2の遊技状態に移行する処理を実行する遊技制御手段を備えた遊技機において、外部に音を発するスピーカと、前記スピーカに出力させる複数種類の音声を示す信号を前記スピーカに対して送信する出力手段と、遊技の状態が前記第1の遊技状態である第1の期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量と遊技の状態が前記第2の遊技状態である第2の期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量とを個別に調整する音量調整手段とが、前記遊技制御手段に接続されている。
本発明の遊技機によると、音量調整手段により、スピーカからの音声を調整可能である。したがって、使用状況に合わせて音量を調整することが可能な遊技機が実現する。また、2つの異なる遊技状態のそれぞれにおいてスピーカから出力される音声の音量が個別に調整可能である。つまり、第1の遊技状態と、ボーナス時等の遊技者にとって相対的に有利な第2の遊技状態とのそれぞれにおいて、互いに異なるボリュームで効果音を鳴らしたり背景曲を演奏させたりすることが可能である。したがって、ボーナス時等において通常時とのボリュームの差を顕著にすることでボーナス時の演出の効果を向上させたり、通常時のボリュームのみを下げることで遊技中の演出の効果をそれほど低下させることなく、遊技機からの音声のボリュームを抑制したりする調整が可能となる。このように、2つの遊技状態における音量を個別に調整できるので、使用状況に応じたより詳細な音量の調整が可能な遊技機が実現する。
また、本発明においては、前記音量調整手段が、音量を示すユーザからの入力を受け付ける第1及び第2の音量入力手段と、前記第1及び第2の期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量のそれぞれを前記第1及び第2の音量入力手段からの入力が示す各音量に設定する設定手段とを備えていることが好ましい。この構成によると、遊技機のユーザは、音量調節用のつまみ等の2つの音量入力手段を介して、通常時の音量と通常時以外の時の音量とを個別に調整することができる。
また、本発明においては、現在の時刻を取得する取得手段と、1日の範囲内における所定の時間範囲を記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した現在の時刻が前記記憶手段が記憶している所定の時間範囲内か否かを判定する判定手段とをさらに備えており、前記音量調整手段が、前記判定手段の判定結果に基づいて、現在の時刻が所定の時間範囲内であるときと現在の時刻が所定の時間範囲外であるときとで互いに異なる音量に、前記第2の期間に前記出力手段が出力する音声の音量を設定することが好ましい。この構成によると、現在の時刻が所定の時間範囲内であるときには、その時間範囲外であるときと異なる音量にスピーカからの音声の音量が設定される。したがって、遊技機のユーザが遊技機を操作して音量を調整する手間が省かれる。
また、本発明においては、ネットワークとの接続インタフェースと、前記接続インタフェースを介して接続されたネットワークを通じて、前記接続インタフェースを介して接続されたネットワークを通じて、前記出力手段が前記スピーカへと送信する信号が示す音声の音量の範囲を指示する指示データを受信する受信手段とをさらに備えており、前記音量調整手段が、前記受信手段が受信した指示データが指示する音量の範囲内に、前記第1及び第2の期間の少なくともいずれかの期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量を設定することが好ましい。この構成によると、ネットワークを介して遊技機の外部から遊技機のスピーカの音量を調整することが可能となる。これによって、遊技機から離れた場所からスピーカの音量を調整することが可能となる。
また、本発明の遊技システムは、本発明の遊技機と、前記遊技機にネットワークを介して接続されたホストコンピュータとを有している遊技システムであって、前記ホストコンピュータが、音量の範囲を示す入力を受ける入力手段と、前記入力手段からの入力が示す音量の範囲を指示する指示データを前記遊技機に送信する送信手段とを備えていることが好ましい。この構成によると、ホストコンピュータを利用して、複数の遊技機におけるスピーカの音量を一括で管理することが可能となる。これによって、スピーカの音量の設定に遊技機間でばらつきが生じるのが抑制される。
本発明の好適な実施の形態を図1〜図10に基づいて以下に説明する。
(遊技システムの構成)
図1は、本実施形態に係る遊技システム1000の構成を示す概略図である。遊技システム1000はホストコンピュータ200及び遊技機1を有している。ホストコンピュータ200と遊技機1とはネットワーク150を介して互いに接続されている。ネットワーク150は、LAN(Local Area Network)等の一施設内に私的に敷設されたネットワークであってもよいし、インターネット等の公共のネットワークを利用したものであってもよい。後述のように、ホストコンピュータ200は遊技機1に各種の指示データを送信し、遊技機1はホストコンピュータ200からの指示データに基づいて動作する。また、ホストコンピュータ200は、キーボード201及びマウス202等の入力装置を有している。遊技システム1000のユーザは、かかる入力装置から制御の内容を入力することにより、ホストコンピュータ200を介して、遊技機1を離れた位置から制御することができる。
(遊技機1の構成)
遊技機は、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を入賞ライン上に停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作の検知により変動表示を停止可能に構成されている。そして、本実施の形態の遊技機は、コインやメダル等の転がり難い形状の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体としてメダルを用いて説明する。
図1には遊技機1の外観を示す斜視図が含まれている。遊技機1の筐体は概略的に上下方向について最も長尺な直方体の形状を有している。遊技機1の筐体の前面パネルであるキャビネット2の左部(又は右部)は筐体のその他の部分に蝶番を介して固定されている。これによって、キャビネット2の右部(又は左部)を遊技機1の前方へと引っ張ることによりキャビネット2が蝶番を中心に回転し、遊技機1の内部が前面から外部へと開放される。キャビネット2には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述するが、液晶表示装置5の後方に配置された3個のリール3L・3C・3Rの複数の図柄が視認可能に構成されており、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能となっている。尚、本実施形態においては、液晶表示装置5が、リール3L・3C・3Rの前方に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。また、液晶表示装置5については後に詳述する。
液晶表示装置5の後方には、変動表示手段として、3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」及び「上チリ」の図柄からなっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
図2は、図1における液晶表示装置5の前面の拡大図である。液晶表示装置5の前面には表示面51aが形成されている。そして、かかる表示面51aから、リール3L・3C・3Rにおいて縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン12を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、センターライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
図1に示されているように、液晶表示装置5の左部には、遊技開始表示ランプ25、当り表示ランプ(所謂「WINランプ」)17、メダル投入ランプ24、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cの各種ランプと、払出枚数表示部18、クレジット表示部19及び役物作動(ボーナス)回数表示部20の各種表示部とが設けられている(図2参照)。これらランプ及び表示部も、リール3L・3C・3Rと同様に、キャビネット2の前面から液晶表示装置5を介して、視認できるようになっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB又はRBに内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。尚、内部当籤とは、入賞成立が可能な役をCPU31により抽籤することであり、内部当籤した入賞可能な役を内部当籤役といい、詳しくは後述する。メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、クレジット表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、ボーナス回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側にはメダル投入口22が設けられている。台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施例では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
台座部10の前面の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、メダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダル115はメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。
キャビネット2の上方の左部及び右部にはスピーカ21L・21Rがそれぞれ設けられている。また、スピーカ21Lとスピーカ21Rとの間には、入賞図柄の組み合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方にはLEDランプ29が設けられており、遊技状態に応じた演出に伴い、点滅等するようになっている。
キャビネット2の背面にはボリュームつまみ101a及び101bが設置されている。ボリュームつまみ101a及び101bは、それぞれ遊技機1からの音声の音量を調整するためのつまみである。また、キャビネット2の背面にはモードスイッチ102が設置されている。モードスイッチ102は2つの状態を有しており、これらの2つの状態は互いに遊技機1のユーザによって手動で切り替えられる。後述のように、モードスイッチ102が一方の状態を取っているときにはボリュームつまみ101a及び101bによる音量の調整が可能であり、モードスイッチ102が他方の状態を取っているときにはホストコンピュータ200を介して音量の調整が行われる。モードスイッチ102並びにボリュームつまみ101a及び101bはキャビネット2の背面に設置されているため、これらのスイッチ等を操作するためにはキャビネット2を開ける必要がある。
図3は、液晶表示装置5を遊技機1の内部から見たときの図である。図4は、液晶表示装置5の分解斜視図である。液晶表示装置5は、図3及び図4に示すように、保護ガラス52と表示板53とからなる表示面パネル51、透明液晶パネル54、導光板55、反射フィルム56、所謂白色光源である蛍光ランプ57a・57b、58a・58b、ランプホルダ59a〜59h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル54の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。この液晶表示装置5は、リール3L・3C・3Rに対向する位置に設けられている。また、このリール3L・3C・3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス52及び表示板53は、透明な部材で構成されている。表示板53には、上述のBETランプ9a〜9c等に対応する位置に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板53の絵柄等が形成されている領域が、表示面パネル51における絵柄形成領域51bであり、表示板53の絵柄等が形成されていない領域が、表示面パネル51における表示面51aである。なお、表示面パネル51に絵柄形成領域51bを形成せず、表示面パネル51の全面を表示面51aとしてもよい。この場合、表示板53に絵柄を形成しないか、又は、表示板53を省略すればよい。なお、表示板53の裏面に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル54は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。この透明液晶パネル54の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(液晶表示装置5の背面からその前面へと透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル54を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、リール3L・3C・3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、リール3L・3C・3Rに表示された識別情報(例えば、図柄)の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板55は、蛍光ランプ57a・57bからの光を透明液晶パネル54へ導き出す(透明液晶パネル54を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル54の後方に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム56は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板55に導入された光を導光板55の前面側へ向けて反射させる。この反射フィルム56は、反射領域56A及び非反射領域(透過領域)56Bにより構成されている。
蛍光ランプ57a・57bは、導光板55の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ59により支持されている。この蛍光ランプ57a・57bから照射される光は、反射フィルム56の反射領域56Aで反射して透明液晶パネル54を照明する。
蛍光ランプ58a・58bは、反射フィルム56の背面の上部及び下部にリール3L・3C・3Rに向かってそれぞれ配置されている。蛍光ランプ58a・58bから出てリール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域56Bへ入射した光は、透明液晶パネル54を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ57a・57bから照射され、反射フィルム56の反射領域56Aで反射した光と、蛍光ランプ58a・58bから照射され、リール3L・3C・3Rの表面で反射して非反射領域56Bへ入射した光とが、透明液晶パネル54を照明する。従って、反射フィルム56の非反射領域56Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム56の反射領域56Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
遊技機1では、液晶表示装置5の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。遊技機1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合には、反射フィルム56を全て非反射領域56Bとするか、反射フィルム56を省略すればよい。
(遊技機の電気的構成:主制御回路)
上記の遊技機1は、図5に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記のCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(BETランプ9a・9b・9c、WINランプ17、メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、クレジット表示部19、ボーナス回数表示部20)と、メダルを収納し、排出機構駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す排出機構40bと、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じて停止信号を発生する。
リール位置検出回路47はリール位置検出回路47からのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(排出機構40bから払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、投入されたメダルの枚数等が格納される。一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブル、停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルや、副制御回路72へ送信するための各種制御指令等が格納されている。主制御回路71は、副制御回路72に制御指令や情報等を一方向に出力可能に接続されている。
(遊技機1の電気的構成:副制御回路72)
副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令に基づいて液晶表示装置5の表示制御、及び、LEDランプ29a〜29cからの光の出力制御を行う。また、ボリュームつまみ101a及び101b並びにモードスイッチ102の状態を示す信号を受信すると共に、ホストコンピュータ200からの指示データを受信する。そして、ボリュームつまみ101aからの信号やホストコンピュータ200からの指示データ等に基づいて、スピーカ21L・21Rから出力される音声を制御する。
図5は、副制御回路72の詳細な構成を示すブロック図である。副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構築されている。副制御回路72は、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を有している。また、液晶表示装置5の画像(映像)を制御する画像制御回路81、スピーカ21L・21Rから出力させる音声を制御する音源IC78、パワーアンプ79及びLEDランプ29a〜29cを駆動するLED駆動回路77を有している。パワーアンプ79は音源IC78からの音声に対応する音声信号を増幅してスピーカ21L及び21Rへと出力する。スピーカ21L及び21Rは、パワーアンプ79からの音声信号に相当する音声を出力する。パワーアンプ79はゲインが可変のアンプである。音源IC78はパワーアンプ79へと音声信号を送信すると共に、パワーアンプ79のゲインを制御する。
また、副制御回路72は、入力ポート111及びネットワークインタフェース112を有している。サブCPU74には、入力ポート111を介してボリュームつまみ101a及び101b並びにモードスイッチ102が、ネットワークインタフェース112及びネットワーク150を介してホストコンピュータ200が、それぞれ接続されている。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87を有している。画像制御IC82は所定の画像処理を実行する。画像制御ワークRAM83には、サブマイクロコンピュータ73からの作業データ等が格納される。画像ROM86は演出用の画像データ等を格納している。画像制御IC82は画像ROM86から演出用の画像データ等を取り出すと共に、画像制御ワークRAM83に格納された作業データやサブマイクロコンピュータ73が設定したパラメータ等に基づいて、液晶表示装置5に表示させるべき画像データを生成する。そして、画像制御IC82は、このように生成した画像データをビデオRAM87に格納する。さらに、画像制御IC82は、ビデオRAM87に格納された画像データに相当する画像を表示するよう指示する信号を液晶表示装置5へと送信する。
サブマイクロコンピュータ73は、サブCPU74、ROM75及びRAM76を有している。ROM75は、演出処理ルーチン及び後述の音量調整処理ルーチン等をサブCPU74に実行させるプログラム並びにスピーカ21L,21Rから出力する複数種類の音声を示す音声データ等を格納している。また、RAM76には、種々の処理ルーチンを実行する際にサブCPU74が各種の作業用のデータを一時的に格納するデータ格納領域が形成される。例えば、RAM76には、主制御回路71から受け取った内部当籤役や、内部当籤役に対応する停止テーブルの種類等の各種のデータが記憶されるとともに、後述の時間帯・音量テーブルが記憶される。
サブCPU74は、モードスイッチ102の状態に応じて、以下のようにスピーカ21L及び21Rからの音声の音量を制御する。モードスイッチ102は、上記のとおり2つの状態を有しており、一方の状態は手動調整モードに、他方の状態は自動調整モードに対応している。サブCPU74はモードスイッチ102が2つの状態のいずれを取っているかを判定する。そして、サブCPU74は、モードスイッチ102が手動調整モードに対応する状態であると判定したときに以下の第1の音量制御を実行し、自動調整モードに対応する状態であると判定したときに以下の第2の音量制御を実行する。
第1の音量制御は以下のとおりである。まず、サブCPU74は、ボリュームつまみ101a及び101bがどのような大きさの音量を示しているかを取得する。そして、サブCPU74は、これらのつまみが示す音量を指示する音量指示信号を、演出用の音声を出力するよう指示する信号と共に音源IC78へと送信する。ここで、演出用の音声を出力するよう指示する信号は、ROM75に格納されている音声データに基づいて生成される。そして、音源IC78は、パワーアンプ79のゲインを、サブCPU74からの音量を指示する信号が示す音量に相当するものに設定すると共に、遊技の演出用の音声を示す信号をパワーアンプ79へと送信する。
ここで、ボリュームつまみ101a及び101bのいずれに係る音量指示信号が音源IC78に送信されるかは、後述の主制御回路71からの遊技状態指示信号に基づいて決定される。主制御回路71からの遊技状態指示信号には、現在の遊技状態が一般遊技状態か一般遊技状態以外の状態であるかを示す信号が含まれている。遊技状態指示信号が一般遊技状態を示している場合には、副制御回路72は、ボリュームつまみ101aが示す音量を指示する信号を音源IC78へと送信する。一方で、遊技状態指示信号が一般遊技状態以外の状態を示している場合には、副制御回路72は、ボリュームつまみ101bが示す音量を指示する信号を音源IC78へと送信する。
第2の音量制御は以下のとおりである。ホストコンピュータ200は、後述のように時間帯・音量テーブルを示すデータを遊技機1へと送信する。ホストコンピュータ200からの時間帯・音量テーブルを示すデータを受信すると、サブCPU74はかかるデータをRAM76に格納する。表1は、時間帯・音量データの一例を示している。表1において、第1行目は1日における各時間帯を示している。第2行目及び第3行目は、第1行目における各時間帯に対応する音量A及び音量Bをそれぞれ示している。音量Aは一般遊技状態における音量に相当し、音量Bは一般遊技状態以外の状態における音量に相当する。音量A及び音量Bのそれぞれは大、中及び小の3段階で設定されている。
Figure 2008049049
一方で、サブマイクロコンピュータ73は内部時計103を有している。サブCPU74は、内部時計103によって現在の時刻を取得する。そして、CPU74は、RAM76に格納されている時間帯・音量テーブルを参照して、現在の時刻が属する時間帯に対応する音量A及び音量Bを示すデータを取り出す。例えば、現在の時刻が10時である場合には音量A及びBは双方とも中であり、現在の時刻が21時である場合には、音量A及びBはそれぞれ小及び大である。CPU74は、このようにRAM76から取り出したデータが示す音量A及びBのいずれかを指示する音量指示信号を、演出用の音声を出力するよう指示する信号と共に音源IC78へと送信する。ここで、主制御回路71からの遊技状態指示信号が一般遊技状態を示している場合には、音量Aを指示する信号が音源IC78へと送信される。一方で、遊技状態指示信号が一般遊技状態以外の状態を示している場合には、音量Bを指示する信号が音源IC78へと送信される。
(ホストコンピュータ200の構成)
図7は、ホストコンピュータ200の構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ200は、CPU204、ROM205、RAM206、入力ポート203及びネットワークインタフェース207を有している。CPU204には入力ポート203を介してキーボード201及びマウス202が接続されている。また、ネットワークインターフェース207はネットワーク150に接続されており、CPU204はネットワークインタフェース207及びネットワーク150を介して複数の遊技機1と接続されている。
ROM205にはCPU204に後述の時間帯・音量テーブル生成ルーチンを実行させるプログラム等が格納されている。RAM206には、時間帯・音量テーブル生成ルーチンを実行する際にCPU204が生成した作業データ等が格納されるデータ格納領域が形成される。ホストコンピュータ200には、キーボード201やマウス202を介して時間帯及び音量がユーザによって入力される。ホストコンピュータ200は、ユーザからの入力に基づき、時間帯・音量テーブル生成ルーチンに従って表1に示されるような時間帯・音量テーブルを生成すると共に、各遊技機1へと時間帯・音量テーブルを示すデータを送信する。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位有価価値に対して遊技者に付与される有価価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、一般遊技状態又はBB一般遊技状態において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
以上のように、『BB一般遊技状態』及び『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、『一般遊技状態』と比べて遊技者にとって相対的に有利な遊技状態であるといえる。
(図柄組み合せと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合せとメダルの払い出し枚数との関係について説明する。一般遊技状態においては、『BB』と、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「赤7−赤7−赤7」、又は、「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。これらのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカ、ベル、上チリ、下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚、6枚のメダルが払い出される。
BB一般遊技状態では、『RB』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『上チリの小役』と『下チリの小役』とに入賞する可能性がある。また、RB遊技状態においては、『再遊技』、『スイカ』、『ベル』、『上チリ・下チリ』の小役に入賞する可能性がある。スイカ、ベル、上下チリの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
(主制御回路71の動作)
上記の構成において、図8に示すメインルーチンのフローチャートを参照して、主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(A1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(A2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、CPU31は、投入メダルセンサ22SやBETスイッチ11S・12Sからの入力があるまで待機状態となる(A3)。この後、メダル投入信号を副制御回路72に送信すると共に、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(A4)。
スタートスイッチ6Sがオンされてない場合には(A4:NO)、A4を繰り返すことにより入力待ちの状態となり、スタートスイッチ6Sがオンされた場合には(A4:YES)、遊技開始信号を副制御回路72に送信すると共に、抽籤用の乱数を抽出する(A5)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおける遊技状態を確認する(A6)。即ち、今回のゲームの遊技状態をBB一般遊技状態、RB遊技状態及び一般遊技状態の何れかにセットする。そして、副制御回路72へと今回のゲームの遊技状態を示す遊技状態指示信号を送信する。
そして、確率抽籤処理を行い(A7)、内部当籤役を決定する。続いて、停止テーブル群選択処理が実行される(A8)。具体的には、内部当籤役の種類を用いて特定の停止テーブル群を選択する。かかる停止テーブル群は、後のA10において、リール3L・3C・3Rを停止させる際に使用される。ここで、内部当籤役や、遊技状態、停止テーブル群、内部当籤役に対応する図柄に係る情報を含む遊技情報信号を副制御回路72へ送信する。続いて、リール回転処理が行われる(A9)。具体的には、リール3L・3C・3Rを回転させ、所定速度(例えば、定速回転)に達した際に、リール停止許可信号を副制御回路72に送信する。リール停止許可信号には、所定速度に達した後、リール位置検出回路47が内部当籤役に対応する図柄が有効ライン(具体的には、センターライン8c)に位置したときに検出する検出信号が含まれる。
次に、リール回転停止処理が実行される(A10)。即ち、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが操作されたタイミングや自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、A9において決定(選択)された停止テーブル、停止操作位置及び停止制御位置に基づいて滑りコマ数を決定する。『滑りコマ数』は、停止ボタンが操作された後、リールが停止するまでの間に移動する図柄の数である(リールが停止するまでの間における図柄の移動量(移動距離)を示す)。なお、本実施の形態では『滑りコマ数』は「0」とする。即ち、停止ボタン7L・7C・7Rが操作されると同時にリールが停止する。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させる。尚、停止ボタン7L・7C・7Rが操作され、対応するリールが停止する毎にリール停止信号(左、中、右)を副制御回路72に送信する。また、全てのリールが停止したときに、全リール停止信号を副制御回路72に送信する。
次に、CPU31は入賞判定を行う(A11)。入賞判定とは、透明液晶パネル54を介して視認可能なリールの9つの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別する。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。そして、入賞信号を副制御回路72に送信する。この後、獲得したメダルのクレジット又は払出しを行う(A12)。具体的には、入賞成立によりメダルを獲得する場合は、払出枚数表示部18にメダルの獲得枚数を表示する。そして、遊技者がC/Pボタン14を切り替えることにより、獲得したメダルを遊技機1内にクレジットするか、メダル払出口15からメダルを払い出すかを選択することができる。尚、クレジットしたメダルは、次ゲームでBETボタン11・12を押すことによりメダルを賭けることができる。尚、入賞役がBB又はRBであると判定された場合には、BB又はRB遊技状態の発生を行う。
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(A13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(A13:NO)、A2に戻る。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(A13:YES)、ボーナス(BB,RB)の『遊技数チェック処理』を行う(A14)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックすると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行う。
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判定する(A15)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。また、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。この結果、ボーナスの終了時でないと判定した場合には(A15:NO)、A2に戻る。一方、ボーナスの終了時であると判定した場合には(A15:YES)、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(A16)、A2に戻る。
(ホストコンピュータ200の動作)
図9は、ホストコンピュータ200が実行する時間帯・音量生成ルーチンの各ステップを示すフローチャートである。まず、キーボード201等を介してユーザが時間帯及び音量を入力する(S1)と、ホストコンピュータ200のCPU204はユーザからの入力に基づいて時間帯・音量テーブルを生成する(S2)。そして、CPU204はRAM206に時間帯・音量テーブルを格納する(S3)と共に、かかる時間帯・音量テーブルを示すデータを各遊技機1へと送信する(S4)。なお、ユーザがキーボード201等を介して、時間帯・音量テーブルを新規に編集できると共に、既に生成されてRAM206に格納された時間帯・音量テーブルの内容を変更できるような構成をホストコンピュータ200が有していてもよい。
(副制御回路72の動作)
図10は、副制御回路72が実行する音量調整処理ルーチンの各ステップを示すフローチャートである。なお、かかる音量調整処理ルーチンは、所定時間の経過ごとに実行されてもよいし、ボリュームつまみ101a及び101bのいずれかが操作された直後のタイミング、又は、ホストコンピュータ200から時間帯・音量テーブルが送信された直後のタイミング等に実行されてもよい。
副制御回路72のサブCPU74は、まずモードスイッチ102を参照する(S11)。モードスイッチ102が自動調整モードを示している場合には、サブCPU74は、内部時計103を参照して現在時刻を取得する(S12)。そして、時間帯・音量テーブルにおいて現在時刻がどの時間帯の範囲内かを判定し、その時間帯に対応する音量A及び音量Bを取得する(S13)。
次に、サブCPU74は、主制御回路71からの遊技常態指示信号が一般遊技状態を示しているか否かを判定する(S14)。一般遊技状態を示していると判定した場合には(S14、YES)、サブCPU74は音量Aを指示する信号を音源IC78に送信する(S15)。一方、一般遊技状態以外の状態を示していると判定した場合には(S14、NO)、サブCPU74は音量Bを指示する信号を音源IC78に送信する(S16)。そして、一連のステップが終了する。
一方で、S11において、モードスイッチ102が手動調整モードを示してる場合には、サブCPU74は、主制御回路71からの遊技状態指示信号が一般遊技状態を示しているか否かを判定する(S17)。一般遊技状態を示していると判定した場合には(S17、YES)、サブCPU74は、ボリュームつまみ101aが示す音量を指示する信号を音源IC78に送信する(S18)。一方、一般遊技状態以外の状態を示していると判定した場合には(S17、NO)、サブCPU74は、ボリュームつまみ101bが示す音量を指示する信号を音源IC78に送信する(S19)。そして、一連のステップが終了する。
(本実施形態の概要)
本実施形態の遊技機1は、主制御回路71に(遊技制御手段)に接続された副制御回路72を有している。そして、副制御回路72は、音源IC78(出力手段)を有しており、副制御回路72には音源IC78からの信号が示す音声を出力するスピーカ21L及び21Rが接続されている。さらに、副制御回路72にはボリュームつまみ101a及び101b(第1及び第2の音量入力手段)が接続されている。一方で、遊技状態には一般遊技状態と一般遊技状態以外の遊技状態(本実施形態においては、BB一般遊技状態及びRB遊技状態)とがある。副制御回路72は、ボリュームつまみ101a及び101bのそれぞれが示す音量が指示する音量信号を音源IC78へと送信する(音量調整手段)。これによって、遊技機1のユーザは、一般遊技状態の期間(第1の期間)の音量と一般遊技状態以外の遊技状態の期間(第2の期間)の音量とを個別に調整可能である。
また、本実施形態においては、モードスイッチ102の状態に応じて手動で音量を調整するモードと、自動で音量を調整するモードとが切り替えられる。したがって、遊技機1の使用状況に応じた調整モードを選択することが可能である。そして、自動で音量を調整するモードにおいて副制御回路72は内部時計103から現在時刻を取得する(取得手段)と共に、現在時刻が時間帯・音量テーブルのどの時間帯かを判定し(判定手段)、時間帯に応じた音量を指示する音量信号を音源IC78へと送信する。したがって、時間帯・音量テーブルの内容に沿って、1日の時間帯に応じた適切な音量で遊技機1から音声が出力される。
ここで、時間帯・音量テーブルの時間帯と音量とが、例えば遊技機1が設置されている店に来店中の遊技者の混雑状況に基づいて設定されているとよい。具体的には、1日の時間帯に応じて来店した遊技者の人数を計測し、計測された人数に適当な統計処理を施す。そして、そのような統計処理の結果に応じて時間帯・音量テーブルが作成されるとよい。このような場合には、例えば遊技者が混む時間帯には一般遊技状態以外の遊技状態の音量を制限して店内の全体の音響を制限することにより、過剰な音響が遊技者に不快感を与えたりするのを抑制することができる。一方で、遊技者があまり混まない時間帯には一般遊技状態の音量より一般遊技状態以外の遊技状態の音量を大きくすることにより、店内の賑わいを増したりすることができる。
また、遊技機1は、ホストコンピュータ200にネットワーク150を介して接続されている。そして、上記の時間帯・音量テーブルは、キーボード201及びマウス202(入力手段)を介してホストコンピュータ200において作成され、各遊技機1へと送信される。したがって、遊技機1におけるスピーカ21L及び21Rの音量を遊技機1から離れた位置で調整することができると共に、複数の遊技機1におけるスピーカ21L及び21Rの音量を一括して管理することが可能である。
なお、ホストコンピュータ200において生成される時間帯・音量テーブルは、全ての遊技機1に共通のものでなくてもよい。例えば、複数の遊技機1をいくつかのグループに分けて、グループごとに異なる時間帯・音量テーブルを生成すると共に、各グループに対応する時間帯・音量テーブルをそのグループに属する遊技機1へと送信してもよい。
また、遊技機1がネットワーク150に接続されていない場合には、副制御回路72のROM75等にあらかじめ記憶されている時間帯・音量テーブルに基づいて音量が制御される、という構成を遊技機1が有していてもよい。
また、遊技機1において、サブCPU74が音源IC78に音量信号を送信し、音源IC78がかかる音量信号が示す音量に相当する大きさに、パワーアンプ79のゲインを設定している。しかし、サブCPU74が直接パワーアンプ79のゲインを調整するような構成を遊技機1が有していてもよい。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機1は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複、置き換えて備えていてもよい。
即ち、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、内部当籤役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行なう表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当籤役として持ち越す内部当籤役持越手段と、内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当籤役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当籤役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当籤役決定手段』は、内部当籤役抽籤手段、内部当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組合せの表示(『777』『776』等)、複数の図柄のうちに特定の図柄が含まれている(単チェリー、2連チェリー等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB,RB,SB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB,RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組合せられたもの等を含む。
『内部当籤役』は、複数の役から内部当籤役決定手段により内部当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル115、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル115、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当籤役決定手段がレギュラーボーナスを内部当籤役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当籤役決定手段が決定した内部当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当籤役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダル115が遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダル115の投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダル115が遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダル115の投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
さらに、本発明は、上述のパチスロ機やパチンコ遊技機等の実機の他、これらパチスロ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。尚、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態である遊技システムの概略構成図及び遊技機の斜視図である。 図1の液晶表示装置の前面拡大図である。 図1の液晶表示装置を遊技機の内部から見た場合の斜視図である。 図1の液晶表示装置の分解図である。 図1の遊技機の電気回路の構成を示すブロック図である。 図5の副制御回路周辺の構成を示すブロック図である。 図1のホストコンピュータ周辺の構成を示すブロック図である。 図5の主制御回路が実行するメインルーチンのフローチャートである。 図1のホストコンピュータが実行する時間帯・音量テーブル生成ルーチンのフローチャートである。 図5の副制御回路が実行する音量調整処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機
21L,21R スピーカ
71 主制御回路
72 副制御回路
音源IC78 音源
102 モードスイッチ
103 内部時計
112、207 ネットワークインタフェース
150 ネットワーク
200 ホストコンピュータ
201 キーボード
202 マウス
1000 遊技システム

Claims (5)

  1. 複数の図柄を変動表示後に停止し、その停止した図柄の組合せが特定の図柄の組合せである場合に、第1の遊技状態から当該第1の遊技状態よりも遊技者にとって相対的に有利な第2の遊技状態に移行する処理を実行する遊技制御手段を備えた遊技機において、
    外部に音を発するスピーカと、
    前記スピーカに出力させる複数種類の音声を示す信号を前記スピーカに対して送信する出力手段と、
    遊技の状態が前記第1の遊技状態である第1の期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量と遊技の状態が前記第2の遊技状態である第2の期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量とを個別に調整する音量調整手段とが、前記遊技制御手段に接続されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記音量調整手段が、
    音量を示すユーザからの入力を受け付ける第1及び第2の音量入力手段と、
    前記第1及び第2の期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量のそれぞれを前記第1及び第2の音量入力手段からの入力が示す各音量に設定する設定手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 現在の時刻を取得する取得手段と、
    1日の範囲内における所定の時間範囲を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した現在の時刻が前記記憶手段が記憶している所定の時間範囲内か否かを判定する判定手段とをさらに備えており、
    前記音量調整手段が、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、現在の時刻が所定の時間範囲内であるときと現在の時刻が所定の時間範囲外であるときとで互いに異なる音量に、前記第2の期間に前記出力手段が出力する音声の音量を設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. ネットワークとの接続インタフェースと、
    前記接続インタフェースを介して接続されたネットワークを通じて、前記出力手段が前記スピーカへと送信する信号が示す音声の音量の範囲を指示する指示データを受信する受信手段とをさらに備えており、
    前記音量調整手段が、
    前記受信手段が受信した指示データが指示する音量の範囲内に、前記第1及び第2の期間の少なくともいずれかの期間に前記出力手段が送信する信号が示す音声の音量を設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  5. 請求項4に記載の遊技機と、前記遊技機にネットワークを介して接続されたホストコンピュータとを有している遊技システムであって、
    前記ホストコンピュータが、
    音量の範囲を示す入力を受ける入力手段と、
    前記入力手段からの入力が示す音量の範囲を指示する指示データを前記遊技機に送信する送信手段とを備えていることを特徴とする遊技システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183787A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013223641A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Olympia:Kk 遊技機
JP2015202330A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016087067A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 株式会社三共 遊技機

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