JP2005296136A - 接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジ - Google Patents

接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジ Download PDF

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Abstract

【課題】 ロックナットの使用時または非使用時のどちらでも高い操作性を発揮できるシリンジと、このシリンジに用いられるロックナット、および当該ロックナットを装着可能なシリンジを提供する。
【解決手段】 プレフィルドシリンジ1のルアー部120に対し、容易に脱着可能な有底筒体のロックナット30を装着する。ロックナット30の筒部に相当する側面部301の内面には雌ねじ3010を螺刻し、ラインシステムのポート50と螺合する。ロックナット30の外側では、シリンジ本体10に向かって軸方向に平行に2本の板状アーム31、32を延長して形成する。このアーム31、32の先端の内側は突起310、320を形成する。当該突起310、320の形状は、シリンジ本体10の凹部103と相補的な形状に設定、アーム31、32を広げることで脱着可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジに関する。
医療現場において、いわゆる注射筒であるシリンジは多様な使用方法により用いられる。一般的にはシリンジ先端のルアー部に針管を備える針基等のメステーパー型コネクタを装着し、患者から採血したり、シリンジ内に貯留された薬剤を患者へ投与するのに用いられる。
医療現場におけるシリンジには、プレフィルドシリンジが用いられることもある。このプレフィルドシリンジは、シリンジ本体内に予め薬剤が注入されたものである。この場合、シリンジ本体のノズル先端は例えば樹脂で封口されているが、使用時にはこの部分を開口し、プランジャを押し込んで薬剤を吐出させるようになっている。このようなプレフィルドシリンジによれば、患者への薬剤投与や薬剤混合に掛かる手間や時間を低減して速やかな処理を促すことができる。
また、輸液ラインシステム、採血ラインシステム等のパイプラインシステムと称されるシステムにおいても、シリンジが用いられることがある。このシステムでは、シリンジをラインシステムの外部ポートに接続し、そこからシリンジ中の薬剤を投与したり、逆にライン中から採取を行ったりする。このようなシリンジとラインシステムの接続方法として、ラインシステムの前記ポートに直接ルアー部を挿入する直接接続方法と、接続具(ロックナット)を用いてルアー部と前記ポートとを螺合して接続する固定接続方法が使用される。
ところで、上記ラインシステムのポートへ固定接続できるシリンジには、最初からルアー部にロックナットがセットされていることが多い。これはシリンジと上記ラインシステムとを確実に接続するために、ルアー部に径の異なる段差部を設け、ルアー部にロックナットを予め挿通してこの段差部で保持させておくことで、迅速な接続操作を行えるようにしたものである。
特開平7-148271号公報
しかしながら、このような接続具付きシリンジは、図10に示すように、上記直接接続型のポートに対してはロックナットが邪魔になり、ルアー部を前記ポートに接続できないという問題がある。
また別の問題として、図11に示すように、上記接続具付きシリンジに対して、ルアー部に針基を装着しようとしたとき、ロックナットが邪魔をしてユーザがルアー部と針基との正しい位置関係を把握できず、ルアー部と針基とをうまく接続できない。また、ルアー部にロックナットがセットされていることから、その分外部に露出しているルアー部の長さが不足してしまい、針基をルアー部に十分ホールドさせることができないという問題がある。
このように、ロックナット付きシリンジの汎用性における課題は、迅速で正確な対応を求められる医療現場の要求から早急に改善が望まれている。
本発明は以上の課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、ポートに対して固定接続することが可能であるとともに、接続具を使用しない直接接続などの場合でも高い操作性を発揮できるシリンジと、このシリンジに用いられる接続具、および当該接続具を装着可能なシリンジを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ポートにシリンジを接続するための接続具が、シリンジ本体のルアー部に配されてなる接続具付きシリンジであって、シリンジ本体外周面には、シリンジ本体の接続具側と係合する第一の係合部が形成され、接続具には、前記第一の係合部と係合する第二の係合部が形成され、接続具またはシリンジ本体に対して、所定の操作によりシリンジ軸方向とは異なる方向に外力を加えることによって、前記第一の係合部および前記第二の係合部の係合が解除される構成とした。
ここで、第一の係合部はシリンジ本体外周面において、ルアー部の設けられた先端側の方が広がった部分(凸部および凹部を併設してなる段差領域)とすることができる。
具体的には、接続具本体は筒体であり、前記第二の係合部は、前記接続具本体より延長して配された延長部上に形成されており、接続具本体がシリンジのルアー部に挿入されるとともに、前記延長部がシリンジ本体外周面と弾性接触することで前記第一の係合部および第二の係合部が互いに係合し、接続具またはシリンジ本体に対して前記所定の操作を行うことにより、前記延長部の第二の係合部がシリンジ外周面から離間され、前記係合が解除される構成とすることができる。
このような本発明の構成では、第一に、接続具をルアー部に挿通し、接続具の第二の係合部をシリンジ本体の第一の係合部と係合させることで、シリンジに接続具を係合して装着することができる。ユーザはこのように接続具をシリンジ側へ係合し、接続具を利用してシリンジを輸液ラインシステム等の固定接続型ポートに接続することができる。
そして第二に、本発明では所定の操作により、シリンジ軸方向と異なる方向に外力(例えばシリンジ径方向への外力)を接続具に加え、例えば延長部に設けられた接続具の第二の係合部をシリンジ側の第一の係合部より離間させれば、接続具の第一および第二の係合部の係合が解かれるので、ルアー部から容易に接続具を外し取ることができる。
このように接続具をいったんルアー部から取り外せば、ルアー部を直接接続型ポートに接続する際に接続具が邪魔になることがないので、ルアー部を、接続具を用いない輸液ラインシステム等の直接接続型ポートにも確実に接続することができ、高い汎用性を発揮することが可能である。
また、従来構成のプレフィルドシリンジでは、接続具が邪魔してユーザがルアー部と針基の位置を確認するのが困難であり、また接続具があるために針基をルアー部の奥までしっかり装着しにくいという操作性上の問題があったが、本発明では上記のように簡単に接続具をシリンジと分離できるので、このような従来の問題を根本的に解決することができる。
1.実施の形態1
1-1.プレフィルドシリンジの全体構成
図1は、本発明の実施の形態1におけるプレフィルドシリンジと接続具(ロックナット)の構成を示す断面図である。なお、ここではプレフィルドシリンジとロックナットを組み合わせる構成としたが、本発明はプレフィルドシリンジ以外のシリンジに適用してもよい。ここでは説明上、プランジャ40は断面形状ではなく、通常の側面構成を示している。
当図に示されるプレフィルドシリンジ1の構成は、大きく分けてシリンジ本体10、針基20、プランジャ(押し子またはピストンとも称する)40等からなる。
シリンジ本体10はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の耐薬性に優れる材料を射出成形してなる筒状体である。その先端側は天面部110で封口されており、当該天面部110の中央部に、先細りのテーパー状に絞り加工されてなるルアー部120が突設されている。ルアー部120はISO6/100に準じたテーパーが形成されており、一般的な針基20が容易に装着される。図1中、ルアー部120先端にはキャップ20が装着されている。ここで、本発明のプレフィルドシリンジ1の特徴として、ルアー部120寄りのシリンジ本体10外周面を取り囲むように、凸部101、102および凹部103が併設されている。これは後述のロックナット30と係合するためのものである。
一方、シリンジ本体10の後端側には開口部12が形成されている。
以下、シリンジ本体10の長手方向に沿った方向を「軸方向」、当該軸方向に対して垂直な方向を「径方向」という。
プランジャ40は、シリンジ本体10と同様に耐薬性に優れる樹脂材料からなり、補強目的に十字断面形状を持つプランジャ本体42の両端に、径方向に主面を有する円盤状の端部が形成された構造を持つ。前記端部の一方はユーザが指で押圧するための押圧端部41であって、他方の端部はシリンジ本体10内部に軸方向に挿入されるヘッド部43である。
ヘッド部43の先端にはパッキン44が配設されており、このパッキン44がシリンジ本体10の内壁と密に接触するようになっている。ここで、パッキン44および前記キャップ20によって内部封止されたシリンジ本体10内部には、薬剤100が貯留されている。
このような構成のプレフィルドシリンジでは、使用時にユーザは前記キャップ20をはずし、薬剤100を吐出できる状態にする。そしてユーザがプランジャ40の押圧端部を指でシリンジ側へ押し込むことによって、その押し込み量に応じてルアー部120先端から薬剤100が吐出される。
1-2.ロックナットの構成について
本実施の形態1のプレフィルドシリンジ1には、図1に示すように、その特徴としてルアー部120に容易に脱着可能な接続具であるロックナット30が装着されている。当該ロックナット30は、医療現場において、プレフィルドシリンジ10を輸液ラインシステムまたは採血ラインシステム中の固定接続型ポートに接続するため等の接続具として用いられるものである。
ロックナット30は、機械的強度に優れる樹脂材料を射出成形してなる有底筒体であって、筒部に相当する側面部301の内面には、ISO594-2に準じた規格の雌ねじ3010が螺刻されている。この雌ねじ3010は後述する雄ねじ5010と螺合するようになっている。
ロックナット30の内部には、ルアー部120がほとんど隙間なく挿通できる程度の大きさの穿孔部を中心に有するリブ3020が形成され、ロックナット内部の空間をシリンジ側と区画する隔壁構造をなしている。一方、ロックナット30の外側では、シリンジ本体10に向かって軸方向に平行に2本の板状アーム31、32がT字状の支点より延長して形成されている。このアーム31、32の先端の内側は三角断面形状を有する爪形の突起310、320が形成されている。当該突起310、320の形状は、前記シリンジ本体10の凹部103と相補的な形状に設定されたものである。
1-3.シリンジとロックナットの脱着について
図2は、ロックナットの係合方法を示す図である。
上記構成を有するロックナット30によれば、使用時には図2に示すように、第一ステップとして、ユーザがまずルアー部120にロックナット30を挿通させる(このときロックナット内部でリブ3020中央にルアー部120を挿通させる)。このときユーザはリブ3020がルアー部120の根元までしっかり挿通させるように確認する。
そして第二ステップとして、ユーザはロックナット30から延長されたアーム31、32を用い、アーム31、32の内側に配された突起310、320をシリンジ本体10の凹部103に弾性接触させて相補的に嵌合させ、係合させる。突起310、320の形状は凸部101、102および凹部103に合わせて形成されているので、上記係合によりロックナット30はシリンジ本体10側に確実に保持される。
ここで図3は、ロックナット30を使用して、プレフィルドシリンジ1を輸液ラインシステムの固定接続型ポート50側と接続した状態を表す断面図である。ロックナット30の雌ねじ3010は、ポート50側の雄ねじ5010と螺合し、これによってプレフィルドシリンジ1のルアー部120先端は、ポート50内部に設けられたパッキン52を密に押圧しながら輸液ライン中に挿入される。このとき、シリンジ本体10は凸部101、102、凹部103および突起310、320によりロックナット30としっかり固定されており、ルアー部120はロックナット内部のリブ3020により姿勢を支持されているので、使用中にプレフィルドシリンジ1がはずれることはない。したがって、ユーザは安心してプランジャ40を適宜押し込み、必要量の薬剤100を投与することができる。
一方、本実施の形態1のロックナット30は、一度シリンジ本体10と係合させた後も、次のように所定の操作を行うことで容易にシリンジ側から外すことが可能である。この操作は可逆的に簡単に(例えば片手でも)行えるので、これによって、ロックナット30必要時のみに、これをプレフィルドシリンジ1に係合し、不必要なときにはロックナット30を取り外してプレフィルドシリンジ1を使用することができる。
ロックナット30を外す具体的な方法(上記所定の操作)としては、図4のシリンジおよびロックナット断面図に示すように、ユーザがアーム31、32のシリンジ先端側を押圧して、当該アーム31、32の中央を力点とし突起310、320と凸部101の当接部分を支点として「てこの原理」で相互作用させ、突起310、320が配設されたアーム31、32先端をシリンジ本体10側より反らせるように操作する(つまりロックナット30に対して、シリンジ軸方向とは異なる方向に外力を加える)。こうすれば、突起310、320が少なくとも凸部102、凹部103に対して離間し、フリー状態となるので、この状態で軽い力によりロックナット30をシリンジ側から引き抜くことができる。なお、前記アーム31、32の中央を押圧しなくても、突起310、320が配設されたアーム31、32先端を外側へ指等で広げる操作を行うことによっても、ロックナット30をシリンジ本体10側から容易に脱離させることができる。
なお、ロックナット30に対して、T字状の支点を設けながらアーム31、32を配設すれば、アーム31、32後端を押圧してアーム31、32先端を広げることができ、簡単にロックナット30をシリンジ本体10から脱離できるので望ましい。
ここで図5は、上記の方法でプレフィルドシリンジ1からロックナット30を外して、プレフィルドシリンジ1を輸液ラインシステムの直接接続型ポート500側と接続した状態を表す断面図である。このように本実施の形態1では、ロックナット30が外されていることから、プレフィルドシリンジ1のルアー部120がロックナット30に邪魔されることなく、ポート500内部のパッキン52に正しく且つ密にホールドされ、良好なプレフィルドシリンジ1とポート500の接続が実現されている。
また図6は、プレフィルドシリンジ1からロックナット30を外し、ルアー部120に針基70を装着した状態を示す断面図である。針基70はルアー部120の形状に合わせて形成された樹脂部材からなるソケット部71が、いわゆる注射針として針管72を保持した構成を有するものである。図11に示すように、ロックナットがセットされたまま外すことのできない従来構成のプレフィルドシリンジでは、ロックナットが邪魔してユーザがルアー部と針基の位置を確認するのが困難であり、誤穿刺によりユーザが感染菌に触れる危険性があった。またロックナットがあるために針基をルアー部の奥までしっかり装着しにくいという問題があったが、本実施の形態1では、ユーザが軽く前記アーム31、32を操作することによって、容易にロックナット30をプレフィルドシリンジ1から外せるので、このような従来の問題を根本的に解決することができる。
<その他の実施の形態について>
実施の形態1のロックナット30のアーム31、32は、その先端にそれぞれ三角断面形状を持つ突起310、320を1つずつ形成し、これに対してシリンジ本体10の凸部101、102、凹部103が嵌合する構成としたが、本発明は他にも以下に示す実施の形態とすることができる。
2.実施の形態2
図7に示す実施の形態2では、ロックナット30の構成は実施の形態1とほぼ同様であるが、シリンジ本体10の構成が若干異なる。本実施の形態2では、シリンジ本体10の外周面に沿って、スパイラルな凸部からなる雄ねじ部104が形成されている点に特徴を有している。
本発明ではこのような雄ねじ部104を有するシリンジ本体10を使用しても、実施の形態1と同等の効果が奏される。これに加えて、ロックナット30の雄ねじ部104への螺合程度(締め込み具合)を調節することで、シリンジ本体10とロックナット30の位置関係を若干調節することが可能であり、例えば通常より長さが短いルアー部120に対応する固定接続型ポートに対しても良好に接続を行うことができる。
3.実施の形態3
図8に示す実施の形態3では、ロックナット30の構成は実施の形態1とほぼ同様であるが、シリンジ本体10の構成が若干異なる。本実施の形態3では、シリンジ本体10の外周面より陥没させてなる凹部105が形成されている点に特徴を有している。
本実施の形態3では、このような雄ねじ部104を有するシリンジ本体10を使用しても、実施の形態1と同等の効果が奏される。また、本実施の形態3では、シリンジ本体10が凸部101、102がないスムーズな表面に形成されているため、例えばユーザ操作時にシリンジ本体10の凸部101、102が衣服に引っ掛かるといった問題の発生を回避することが可能である。なお、本実施の形態3では、当然ながら凹部105を形成できるだけのシリンジ本体10の材料厚みを考慮する必要がある。
4.実施の形態4
図9に示す実施の形態4では、シリンジ本体10の構成は実施の形態1とほぼ同様であるが、ロックナット35の構成が若干異なる。本実施の形態3では、ロックナット35のアーム36、37の先端内側に、複数の突起3510、3520を一定間隔ごとに形成している点に特徴を有している。
本実施の形態3では、このような雄ねじ部104を有するシリンジ本体10を使用しても、実施の形態1と同等の効果が奏される。特に本実施の形態4では、複数の凸部3510、3520がシリンジ本体10側と嵌合するので、より確実に両者の固定を行うことが可能である。
5.その他の事項について
本発明のプレフィルドシリンジ1は、ロックナット30を外したのち針基60を装着する例について説明したが、発明はこれに限定せず、針基の他にパイプ状のルアーやチューブなどを用いてもよい。針基を装着したプレフィルドシリンジ1では誤穿刺防止のため、針基および針管の上からこれらを覆い保護するように、キャップ等を取り付けると効果的である。このキャップは、バイアル瓶に用いられるキャップと同様のものを用いることができる。
上記各実施の形態では、雌ねじが螺刻されたロックナットの構成例を開示したが、本発明はこの構成に限定するものではなく、断続的なねじ切り構造、カップジョイント構造等、その他の構造でラインシステムのポート側と接続するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、ロックナットのアームを2本設ける構成例を示したが、本発明のアームの本数はこれ以外であってもよい。また、前記アームを設ける代わりに、ロックナットの円周側面を軸方向に延長させて筒状の延長部を形成し、この延長部の内部に突起を設けるようにしてもよい。この場合、ロックナット側の弾性変形を考慮すると、ロックナットとシリンジとは嵌合よりも螺合により係合する構造とするのが望ましい。
また、本発明で用いるシリンジのルアー部は、円形断面形状を持つものに限らず、例えば矩形断面形状、楕円断面形状、三角断面形状のものであってもよい。ただしその場合、ルアー部の形状に合うポートおよび針基を選ぶ必要がある。
また、本発明では、ルアー部根元の天面部外周から複数のアームを延長して設け、当該アームとロックナット外周に設けた凸部とを係合させる構成としてもよい。この場合、シリンジ本体に軸方向とは異なる外力を加えることにより、各アームをロックナットから離間させるようにする。
本発明の接続具付きシリンジ、およびシリンジに用いる接続具、並びにシリンジは、医療現場において患者に薬液を投与したり、血液を採取する目的で利用することができる。
実施の形態1に係るプレフィルドシリンジの構成を示す断面図である。 ロックナットの係合方法を示す図である。 プレフィルドシリンジを輸液ラインシステムの固定接続型ポート側と接続した状態を表す断面図である。 プレフィルドシリンジおよびロックナットの断面図である。 プレフィルドシリンジを輸液ラインシステムの直接接続型ポート側と接続した状態を表す断面図である。 プレフィルドシリンジのルアー部に針基を装着した状態を示す断面図である。 実施の形態2におけるロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。 実施の形態3におけるロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。 実施の形態4におけるロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。 従来のロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。 従来のロックナットとプレフィルドシリンジの構成を示す図である。
符号の説明
1 プレフィルドシリンジ
10 シリンジ本体
12 (後端側)開口部
20 キャップ
30、35 ロックナット
31、32、36、37 アーム
40 プランジャ
41 押圧端部
42 プランジャ本体
43 ヘッド部
44 パッキン
50、500 ポート
52 パッキン
100 薬剤
101、102 凸部
103、105 凹部
104 凸部(雄ねじ)
110 天面部
120 ルアー部
310、320、3510、3520 突起
3010 雌ねじ
3020 リブ

Claims (6)

  1. ポートにシリンジを接続するための接続具が、シリンジ本体のルアー部に配されてなる接続具付きシリンジであって、
    シリンジ本体外周面には、シリンジ本体の接続具側と係合する第一の係合部が形成され、
    接続具には、前記第一の係合部と係合する第二の係合部が形成され、
    接続具またはシリンジ本体に対して、所定の操作によりシリンジ軸方向とは異なる方向に外力を加えることによって、前記第一の係合部および前記第二の係合部の係合が解除される構成であることを特徴とする接続具付きシリンジ。
  2. 接続具本体は筒体であり、
    前記第二の係合部は、前記接続具本体より延長して配された延長部上に形成されており、
    接続具本体がシリンジのルアー部に挿入されるとともに、前記延長部がシリンジ本体外周面と弾性接触することで前記第一の係合部および第二の係合部が互いに係合し、接続具またはシリンジ本体に対して前記操作を行うことにより、前記延長部の第二の係合部がシリンジ外周面から離間され、前記係合が解除される構成であることを特徴とする請求項1に記載の接続具付きシリンジ。
  3. シリンジ本体外周面に第一の係合部が配されたシリンジのルアー部に外挿され、ポートにシリンジを接続する接続具であって、
    前記第一の係合部と係合する第二の係合部が配され、
    接続具またはシリンジ本体に対して、所定の操作によりシリンジ軸方向とは異なる方向に外力を加えることによって、前記第一の係合部および前記第二の係合部の係合が解除される構成であることを特徴とする接続具。
  4. 接続具本体は筒体であり、
    前記第二の係合部は、前記接続具本体より延長して配された延長部上に形成されており、
    接続具本体がシリンジのルアー部に挿入されるとともに、前記延長部がシリンジ本体外周面と弾性接触することで前記第一の係合部および第二の係合部が互いに係合し、前記延長部の第二の係合部をシリンジ外周面から離間することで前記係合が解除される構成であることを特徴とする請求項3に記載の接続具。
  5. シリンジ本体外周面に第一の係合部が配されたシリンジであって、
    前記第一の係合部に対して請求項3または4に記載の接続具における第二の係合部が係合し、接続具またはシリンジ本体に対して、所定の操作によりシリンジ軸方向とは異なる方向に外力を加えることによって、前記第一の係合部および前記第二の係合部の係合が解除される構成であることを特徴とするシリンジ。
  6. 請求項1または2に記載の接続具付きシリンジを用いて患者に薬剤を投与することを特徴とする治療方法。
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