JP2005296095A - 食器洗い機のモータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプモータをセンサレス正弦波駆動して負荷状態を検出する。
【解決手段】交流電力1を整流回路2により直流電力に変換し、インバータ回路3によりポンプモータ4を駆動し、インバータ回路4の出力電流を電流検出手段5により検出してセンサレス正弦波駆動し、電流検出手段5により負荷変動を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は家庭用の食器を洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機のモータ駆動装置は、単相誘導モータによりポンプを駆動し回転数変動より負荷変動を検出するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−19506号公報
しかしながら、単相誘導モータは同期速度からのすべりで回転トルクを発生するものであるが、負荷変動による回転数変化は基本的に少なく、回転数変化よりポンプのエア噛み等の負荷変動を検出することは実際には困難であった。また、インバータと永久磁石同期モータによりポンプを駆動する最近の制御方式においては、回転数変動はほとんどなく、回転数から負荷変動を検出することはほとんど不可能であった。また、永久磁石同期モータをポンプモータに使用してV/f制御する場合には、負荷変動に対して脱調し易い欠点があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、モータ電流を検出してポンプモータをインバータ回路によりセンサレス正弦波駆動することによりモータ騒音を低下させ、位置センサをなくすことよりモータを小型化、薄型化、低価格化して信頼性を向上させ、モータ電流よりトルクに対応した電流を検出して負荷変動を検出することを目的としている。
さらに、永久磁石同期モータのモータ誘起電圧に対するモータ電流位相を最適設定することにより、モータ効率を高くし、トルク変動に対して脱調せず安定な回転駆動を目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機のモータ駆動装置は、交流電力を整流回路により直流電力に変換し、洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動するモータをインバータ回路により駆動し、インバータ回路の出力電流を電流検出手段により検出して設定回転数となるようにインバータ回路をPWM制御してセンサレス正弦波駆動し、電流検出手段により、モータの負荷状態を検出するようにしたものである。
さらに、モータ誘起電圧とインバータ回路出力電流位相をほぼ同相、あるいはモータ誘起電圧よりもインバータ回路出力電流位相を遅らすようにしたものである。
本発明の食器洗い機のモータ駆動装置は、インバータ回路の出力電流を電流検出手段により検出して設定回転数となるようにインバータ回路をPWM制御してセンサレス正弦波駆動し、電流検出手段によりモータトルクに対応した電流を検出して負荷状態を検出するものであり、低価格の電流検出手段によりセンサレス正弦波駆動と負荷状態の検出が可能となり、正弦波駆動によりモータ騒音を減らし、位置センサを無くしてモータを小型化でき、エア噛み時のトルク減少、あるいは、漏水による洗浄槽内の水位低下を検出できる。
また、モータ誘起電圧とインバータ回路出力電流位相をほぼ同相、あるいはモータ誘起電圧からインバータ回路出力電流位相を遅らすようにしたので、脱調しにくくなり安定な回転制御が可能となる。
第1の発明は、交流電源と、前記交流電源の交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動され洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動するモータと、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をPWM制御して設定回転数となるように前記モータをセンサレス駆動する制御手段よりなり、前記電流検出手段により前記モータの負荷状態を検出するようにしたものであり、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をセンサレス正弦波駆動し、かつ、ポンプモータの負荷状態を検出できるので、モータ騒音を減らし、位置センサを無くしてモータを小型化でき、エア噛み時のトルク減少、あるいは、漏水による洗浄槽内の水位低下を検出できる。
第2の発明は、第1の発明におけるインバータ回路は、インバータ回路は、6ヶのトランジスタとダイオードよりなる3相フルブリッジインバータ回路より構成し、電流検出手段は前記3相フルブリッジインバータ回路の下アームトランジスタの負電位側端子にそれぞれ接続したシャント抵抗より構成し、前記シャント抵抗に流れる電流を検出することにより前記インバータ回路の出力電流を検出するようにしたもので、低価格のシャント抵抗により電流検出手段を構成できるので、電流検出手段を小型でき、さらにモータの負荷状態を検出することができ、安価で信頼性の高い負荷状態検知手段を構成できる。
第3の発明は、第1の発明における電流検出手段により検知したインバータ回路電流よりモータ負荷状態を検出し、洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプのエア噛みを検出するようにしたものであり、エア噛みを検出することにより排水状態を検出でき、排水時間や排水時のモータ回転数を制御することができる。
第4の発明は、第1の発明において電流検出手段により検知したインバータ回路電流よりモータ負荷状態を検出し、洗浄槽の水位低下を検出するようにしたものであり、洗浄槽の水位低下を検出することにより漏水、あるいは給水等の不具合を検出できる。
第5の発明は、第1の発明において制御手段は、インバータ回路の出力電流とモータの誘起電圧との位相がほぼ同位相となるように制御してモータ電流より負荷状態を検出するようにしたものであり、モータ電流を検出することによりモータトルクの検出ができ、ポンプのエア噛み、あるいは洗浄槽の水位低下によるトルク低下を検出できる。
第6の発明は、第1の発明において制御手段は、インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流が所定値となるように制御し、前記インバータ回路の有効電流によりモータの負荷状態を検出するようにしたものであり、有効電流を検出することによりモータ出力成分の検出ができ、モータ出力成分の低下を検出してポンプのエア噛み、あるいは洗浄槽の水位低下を検出できる。
第7の発明は、交流電源と、前記交流電源の交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動され洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動するモータと、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をPWM制御して設定回転数となるように前記モータをセンサレス駆動する制御手段よりなり、前記モータの誘起電圧に対してモータ電流位相が遅れ位相となるようにしたものであり、トルク増加によるロータ位相遅れが生じてもトルク電流が自然増加するので脱調しにくくなり安定な駆動が可能となる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置のブロック図を示すものである。
図1において、交流電源1より整流回路2に交流電力を加えて直流電力に変換し、インバータ回路3により直流電力を3相交流電力に変換してモータ4を駆動する。整流回路2は、全波整流回路20の直流出力端子にコンデンサ21a、21bを直列接続し、コンデンサ21a、21bの接続点を交流電源入力の一方の端子に接続して直流倍電圧回路を構成し、インバータ回路3への印加電圧を高くする。インバータ回路3の負電圧側に電流検出手段5を接続し、インバータ回路3の3相各下アームに流れる電流を検出することによりインバータ回路3の出力電流、すなわち、モータ4の各相電流を検出する。
電流検出手段5は、インバータ回路3の下アームトランジスタのエミッタ端子に接続されたシャント抵抗50a、50b、50cと、シャント抵抗50a、50b、50cのそれぞれの電圧降下を検知する電流検知回路51より構成される。
制御手段6は、電流検出手段5の出力信号よりインバータ回路3の出力電流を演算し、設定回転数に応じた所定周波数、所定電圧を印加してモータ4を回転駆動するものであり、モータ負荷に応じてインバータ回路出力電圧に対する出力電流位相、あるいは無効電流となるように制御することにより設定同期速度でモータ4を回転駆動できる。
図2はインバータ回路3の詳細な回路図であり、6個のトランジスタとダイオードよりなる3相フルブリッジインバータ回路により構成している。ここで、3相アームの1つのU相アーム30Aについて説明すると、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGBTと略す)よりなる上アームトランジスタ31a1と逆並列ダイオード32a1の並列接続体と、IGBTよりなる下アームトランジスタ31a2と逆並列ダイオード32a2の並列接続体を直列に接続し、上アームトランジスタ31a1のコレクタ端子は直流電源の正電位端子Lpに接続し、上アームトランジスタ31a1のエミッタ端子は出力端子Uに接続し、下アームトランジスタ31a2のエミッタ端子は電流検出手段5を構成するシャント抵抗50aを介して直流電源の負電位側端子Lnに接続する。
上アームトランジスタ31a1は上アーム駆動信号Upに応じて上アームゲート駆動回路33a1により駆動され、下アームトランジスタ31a2は下アーム駆動信号Unに応じて下アームゲート駆動回路33a2によりオンオフスイッチング制御される。上アームゲート駆動回路33a1は、微分信号によりセットリセットされるRSフリップフロップ回路を内蔵し、上アーム駆動信号Upの立ち上がりで上アームトランジスタ31a1をオン動作させ、上アーム駆動信号Upの立ち下がりで上アームトランジスタ31a1をオフ動作させる。下アームゲート駆動回路33a2にはRSフリップフロップ回路は不必要であり、内蔵していない。
IGBTのゲート印加電圧は10〜15V必要であり、下アームトランジスタ31a2をオンさせると、15Vの直流電源の+端子B1よりブートストラップ抵抗34a、ブートストラップダイオード35aを介してブートストラップコンデンサ36aが充電されるので、ブートストラップコンデンサ36aの蓄積エネルギーにより上アームトランジスタ31a1をオンオフスイッチングできる。また、下アームの逆並列ダイオード32a2が導通した場合にも同様にブートストラップコンデンサ36aが充電される。
V相アーム30B、W相アーム30Cも同様の接続であり、各アームの下アームトランジスタのエミッタ端子は電流検出手段5を構成するシャント抵抗50b、50cに接続し、シャント抵抗50b、50cの他方の端子は直流電源負電位端子Lnに接続している。IGBT、あるいはパワーMOSFETにより下アームトランジスタを構成すると、ゲート電圧を制御することによりスイッチング制御できるので、IGBTの場合はエミッタ端子、パワーMOSFETの場合にはソース端子に接続するシャント抵抗の電圧が1V以下となるように抵抗値を選定すればスイッチング動作にはほとんど影響することなく電圧制御によりオンオフスイッチング制御でき、シャント抵抗50a、50b、50cの電圧veu、vev、vewを検出することによりインバータ回路出力電流、すなわちモータ電流を検出できる特徴がある。
図3は、インバータ回路出力電流の検出タイミングを示し、三角波変調によりPWM制御して、スイッチングノイズの影響を減らすために上下アームIGBTのスイッチングタイミングをはずして高速A/D変換してマイクロコンピュータ等のモータ制御プロセッサにより電流検出する。
図3において、ckは三角波変調信号Vtのピーク値すなわち時間t3にて発生させる同期信号であり、vuはU相電圧制御信号で、三角波変調信号VtとU相電圧制御信号vuを比較してU相上アームトランジスタ31a1の駆動信号UpとU相下アームトランジスタ31a2の駆動信号Unを発生させる。t1〜t2区間、t5〜t6区間は上下アームトランジスタの非導通期間でデッドタイムΔtと呼び、A/D変換タイミングは、上アームトランジスタがオフで下アームトランジスタがオンとなる時間t3、あるいは、時間t3からデッドタイムΔt時間ずらした時間t4の範囲内で行うとよい。
図4は、本発明による電流検知回路の詳細な実施例であり、シャント抵抗50a、50b、50cにより検出した電流信号を非反転増幅器により増幅し、マイクロコンピュータ等に内蔵するA/D変換回路が検出できるDC電圧レベルにレベル変換するものである。
電流検知回路51a、51b、51cは同一の回路なので、電流検知回路51aについて説明する。シャント抵抗50aに発生する電圧veuのピーク値はインバータ回路3のU相出力電流に対応しており、シャント抵抗電圧は電流検知回路の接地電位に対して正と負に変化する。マイクロコンピュータ等に内蔵のA/D変換回路は所定のDC電圧で動作するので、DC電圧のセンター値に対して変化するように増幅してレベルシフトさせる必要がある。言い換えれば、A/D変換回路の入力ダイナミックレンジ内で、モータ電流信号が変化するように設定する。
シャント抵抗50aと並列関係にコンデンサ500aを接続し、シャント抵抗50aより抵抗501a、502aを直列関係に接続して電流検知回路51aの直流電源(Vcc)に抵抗502aをプルアップ接続する。抵抗501a(抵抗値R2)と抵抗502a(抵抗値R1)の接続点を演算増幅器503aの+入力端子に接続し、演算増幅器503aの出力端子と−入力端子間に帰還抵抗504a(抵抗値R4)を接続し、−入力端子と接地電位間に抵抗505a(抵抗値R3)を接続し非反転増幅器として使用する。シャント抵抗抵抗値をRo、電流をIとするとveu=Ro×Iとなり、抵抗501aと抵抗502aの分圧比kをk=R2/(R1+R2)、帰還増幅率KをK=R4/R3とすると、電流検知回路51aの出力電圧vauは式1で表される。
Figure 2005296095
ここで、分圧比kと帰還増幅率Kの積、すなわち、k×K=0.5となるようにすれば、直流電源電圧Vccの1/2を中心にして電流Iに対応した電圧信号に変換される。
例えば、分圧比k=0.1、帰還増幅率K=5、シャント抵抗値Ro=0.2Ω、Vcc=5Vとすると、電流検知回路51aの出力電圧はvau=0.9×I+2.5で表される。すなわち、A/D変換回路のDC電圧が5Vの場合、センター値2.5Vが0Aに相当し、ダイナミックレンジは±2.5Vに対して±2.5Aまでの電流を検知することができる。抵抗506aとダイオード507a、508aはA/D変換回路の過電圧保護のために接続している。
図5は、本発明による電流検知回路の他の実施例であり、反転増幅器により電流信号を増幅して電圧レベル変換するもので、U相電流検知回路51a1の実施例のみ示している。
回路接続は、図4に示す実施例から一部変更したもので、抵抗502aを負電源Veにプルダウン接続し、演算増幅器503aを反転増幅器として使用したものである。図4に示す接地抵抗505aは省略できる。この時、帰還増幅率Kは帰還抵抗504a(R4)を入力抵抗501a(R2)で除したもので、シャント抵抗電圧降下veuと出力電圧vauの関係式は式2で表される。
Figure 2005296095
ここで、帰還抵抗504aと抵抗502aの比を、R4/R1=0.5に設定し、負電源VeのDC電圧絶対値をA/D変換器の電源電圧(ダイナミックレンジ)と等しくすると、A/D変換器の電源電圧のセンター値に対して上下に変化するようにシャント抵抗電圧が増幅されてレベル変換される。例えば、Ve=−5V、R4=10kΩ、R1=20kΩ、R2=2kΩとすると、vau=2.5−5×veuで表される。シャント抵抗抵抗値を0.2Ω、電流をIとすれば、vau=2.5−Iとなる。
図4に説明した非反転増幅器を使用した回路は、プルアップ接続するDC電源電圧とA/D変換回路のDC電圧と等しくし、入力抵抗とプルアップ抵抗の分圧比kと帰還増幅率Kの積、すなわち、k×Kをほぼ0.5となるようにすれば、A/D変換回路のDC電圧のセンター値にレベル変換できる。
また、図5に説明した反転増幅器を使用した回路は、負電源電圧絶対値をA/D変換回路のDC電圧と等しくし、帰還抵抗と負電源へプルダウン接続する抵抗の比をほぼ0.5に設定すればA/D変換回路のDC電圧のセンター値にレベル変換できる。
以上述べたように、本発明の電流検知回路は少ない部品点数と演算増幅器により構成でき、電流検出が容易で、かつ安価にできる特長がある。
図4に示した非反転増幅器による実施例は、単一電源で動作するので直流電源が簡略化される特長があり、図5に示した反転増幅器による実施例は、A/D変換回路のダイナミックレンジと同一の負電圧が必要となり価格アップとなるが、電流信号の正負の方向はモータ電流と等しいので演算が簡略化される特長がある。
図6は、本発明による制御手段のブロック図で、マイクロコンピュータ、あるいはディジタルシグナルプロセッサ等の高速プロセッサによりセンサレス正弦波駆動を実現するもので、モータ誘起電圧とインバータ回路出力電流位相をほぼ同相に制御するセンサレスベクトル制御の実施例である。
基本的な制御方法について図7のベクトル図を用いて説明する。図7は、ロータ表面に永久磁石を設けた表面永久磁石モータ(略してSPMモータ)のd−q座標系のベクトル図であり、モータ誘起電圧Vrはq軸と同軸となり、誘起電圧Vrは誘起電圧定数keと回転数Nの積に等しい。すなわち、誘起電圧Vrはモータ駆動周波数fに比例し、モータ印加電圧Va(=Vi)はモータ誘起電圧Vrにほぼ比例した電圧が印加される。言い換えれば、モータ印加電圧と周波数fの比(V/f)はほぼ一定に制御するのでV/f制御とも呼ばれる。
モータ電流Iをq軸電流とd軸電流に分解してそれぞれ制御すると一般的なベクトル制御になるが、センサレス制御の場合、q軸、d軸は直接検出できないので、モータ電流位相が角度γ進角していると仮定する。モータの電圧方程式は式3で表現されるので、駆動周波数fが固定された場合、d−q座標系においては、電流ベクトルIを固定するとモータ印加電圧ベクトルViが固定される。逆に、モータ印加電圧ベクトルViを固定すると電流ベクトルIは固定される。また、モータ印加電圧Vi(母線軸)を主軸とするa−r軸に座標変換した場合においても同様であり、電流ベクトルIを固定するとモータ誘起電圧ベクトルVrが固定される。言い換えれば、モータ定数があらかじめわかっておれば、電流ベクトルIを固定することにより誘起電圧Vrと電流Iの位相は一定に制御できるので、q軸電流Iq(すなわちトルク電流)をほぼ一定に制御できベクトル制御とほとんど同じ制御が可能となる。
Figure 2005296095
無効電流Isinφ(=Ir)を適当な値に選び、進角γを小さくすることにより、モータ電流Iはトルク電流(q軸電流)Iqとほとんど同じとなり、高効率運転が可能となり、モータ損失が減らせるのでモータの温度上昇を減らし、モータを小型化できる。
また、通常運転において、図8に示したようにモータ電流位相を誘起電圧位相とほぼ同位相に設定することにより、急激な負荷変動により位相φが変化してもq軸との位相γが遅れてトルクが急減して脱調することがなくなる。
図8は、誘起電圧位相とモータ電流(インバータ回路出力電流)位相が同一の時のベクトル図であり、モータ電流Iはq軸電流Iqと同一となる。
誘起電圧位相とモータ電流位相をほぼ同相に制御するために、インバータ回路3の無効電力とモータのリアクタンス電力が同じとなるように制御するとよい。そのための詳細な説明を図6のブロック図に従い説明する。
図6において、駆動条件設定手段60は、モータ駆動条件に応じて駆動回転数、トルク電流、進み角γを求めて、駆動周波数f、無効電流Isinφ等を設定するもので、回転数設定手段61、無効電流設定手段62に設定信号を送る。キャリヤ信号発生手段63は、PWM変調のための三角波信号Vtと同期信号ckを発生させるもので、キャリヤ周波数(スイッチング周波数)はモータ騒音を減らすために、通常、15kHz以上の超音波周波数に設定する。同期信号ckは各演算ブロックに送られ、同期信号ckに同期して各演算ブロックが動作する。
回転数設定手段61は、モータ駆動周波数fを設定するためにキャリヤ信号周期Tcの位相角Δθを求めて電気角演算手段64に加え、V/f設定手段65に駆動周波数信号fを送る。電気角演算手段64は、同期信号ckに同期して位相θを求め、規格化された正弦波テーブルを記憶する記憶手段66や座標変換手段等に位相信号θを加える。
V/f設定手段65は、駆動周波数fと負荷トルクに応じた印加電圧定数kvnを設定するもので回転数あるいは負荷トルクに比例した値が設定される。ポンプモータの場合には、負荷トルクは回転数の2乗で増加するので、印加電圧定数kvnは駆動周波数の2乗に比例して増加させる必要がある。しかし、ポンプモータの場合には、それほど高い回転数は必要としないので、1.0〜1.3まで直線的に変化させても問題ない。後ほど述べるように、1モータ2ポンプ、あるいは、1モータ1ポンプ方式により正回転で洗浄運転、逆回転で排水運転させる場合にはモータに必要なトルク電流がそれぞれ変化するので、印加電圧定数kvnと無効電流を正転と逆転で設定値を変更させる必要がある。
記憶手段66は、位相角に対応した三角関数の演算を行うために必要な規格化された正弦波テーブルを記憶領域に記憶しており、例えば、位相0から2πまで−1から+1までの正弦波データを持っている。
高速A/D変換手段67は、図3のタイミングチャートに示したように三角波変調信号Vtのピーク値にて電流検出手段5の出力信号veu、vev、vewをインバータ出力電流に対応したディジタル信号Iu、Iv、Iwに数マイクロ秒以下でA/D変換して3相/2相・母線軸変換手段68に各相電流の瞬時値を加える。
3相/2相・母線軸変換手段68は、インバータ回路出力電流の瞬時値を3相/2相変換してインバータ回路出力電圧軸、すなわちモータ母線軸(a−r軸)へ座標変換するもので、式4を用いて絶対変換し、a軸成分Iaとr軸成分Irを求める。IrはIsinφに相当しインバータ出力(母線電圧)からみると無効電流成分となる。座標変換することにより、出力電流瞬時値より瞬時に無効電流成分Irが求まるだけではなく、式5に示す二乗平均により出力電流ベクトル絶対値Iを瞬時に求めることができる。
Figure 2005296095
Figure 2005296095
無効電流比較手段69は、3相/2相・母線軸変換手段68の出力信号Irと無効電流設定手段62の設定信号Irsを比較し誤差信号ΔIrを出力し、誤差信号増幅演算手段70により増幅あるいは積分して印加電圧定数変更信号kvを制御電圧比較設定手段71に出力する。
制御電圧比較設定手段71は、V/f設定手段65の出力信号kvnと誤差信号増幅演算手段70の出力信号kvを比較してインバータ出力電圧制御信号Vaを設定するもので、無効電流成分Irが所定値となるようにインバータ出力電圧を制御するもので、インバータ出力電圧制御信号Vaを、2相/3相・母線軸逆変換手段72に加える。
実際の演算は、V/f設定手段65により与えられた駆動周波数に比例した電圧、すなわち、回転数Nに比例したモータ誘起電圧Vr(=ke×N)に印加電圧定数を掛けた電圧(kvn×Vr)に、誤差信号ΔIrの積分要素、比例要素、微分要素を加え、PID制御により電圧補正する。トルク変動等による無効電流変化が無ければ印加電圧Vaは、モータ誘起電圧Vrに印加電圧定数を掛けた電圧(kvn×Vr)になる。
2相/3相・母線軸逆変換手段72は、式6に示す逆変換式を用いて3相正弦波電圧信号を発生させる。インバータ出力電圧はa軸と同相なので、Vaのみ演算すればよく、3相電圧vu、vv、vwをPWM制御手段73に出力する。
Figure 2005296095
起動制御手段74は、モータ起動時に駆動周波数を零から設定値まで直線的に増加させ、回転数に対応して無効電流Irを変化させるものである。負荷トルクが一定で、回転数を急速に立ち上げたい場合には、無効電流Irを大きくして立ち上げる。また、後ほど述べるようにモータ電流位相をモータ誘起電圧位相に合わせる無効電力制御を行う場合には、起動時には無効電力制御が動作しないように設定する。
電流演算手段75は、3相/2相・母線軸変換手段68より出力されるa軸成分Iaとr軸成分Irより式4に示す二乗平均により出力電流ベクトル絶対値Iを求め、モータリアクタンス電力演算に使用する。
図8に示すベクトル図よりわかるように、モータ電流位相を誘起電圧位相と同相にするためには、インバータ出力無効電圧とモータのリアクタンス電圧を等しくする式7の関係が成立すればよい。式7の両辺に電流Iを掛けると式8が成立し、左辺はインバータ出力の無効電力を示し、右辺はモータリアクタンス電力を示すので、式7、又は、式8の関係式が成立すればインバータ出力電流、すなわち、モータ電流位相を誘起電圧位相と同相にすることができる。
Figure 2005296095
Figure 2005296095
式8を変形すると式9が成立し、印加電圧Vaと無効電流Irの積より求めた無効電力と、モータインピーダンスωLと電流Iより求めたリアクタンス電力が等しくなるように制御すれば良いことがわかる。
Figure 2005296095
無効電力演算手段76は、印加電圧Vaと無効電流Irの積よりインバータ回路3の無効出力電力を演算するもので、リアクタンス電力演算手段77は、モータインダクタンスLと駆動周波数fより求めたインピーダンスωLに電流Iの二乗を掛けてモータリアクタンス電力を求める。電力比較手段78は、無効電力演算手段76とリアクタンス電力演算手段77の出力信号を比較し差分信号を力率変更手段79に加え、力率変更手段79は無効電力差分信号により無効電力設定値を変更するために、駆動条件設定手段60に変更信号を加え、無効電流設定手段62の設定値を変更し、インバータ出力無効電力とモータリアクタンス電力が等しくなるように制御する。
図9は、PWM制御による各部波形のタイミングチャートを示す。Euは中性点からみたモータ誘起電圧波形で、IuはU相電流波形であり、モータ誘起電圧Euとほぼ同相である。vu、vv、vwはU相、V相、W相の各PWM制御入力信号、すなわち、2相/3相・母線軸逆変換手段72の出力信号で三角波変調信号Vtと比較することによりPWM制御出力信号Upを生成する。信号vuとU相出力電圧位相は同じであり、U相電流Iuの位相は信号vuから位相φ遅れる。
図10は、本発明によるモータ駆動装置の動作を示すフローチャートである。ステップ100よりモータ駆動プログラムが開始し、ステップ101に進んで起動運転かどうかの判定を行い、起動運転ならばステップ102に進んで起動制御サブルーチンを実行する。
起動制御サブルーチン102は、図13の起動制御のタイムチャートに示すように回転数零から設定回転数(駆動周波数fs)となるまで、駆動周波数fを直線的に上昇させるもので、駆動周波数fに応じて無効電流設定値Irsを設定する。ポンプやファン等の流体負荷の場合、トルクは回転数の2乗により変化するので、厳密には回転数に対応したトルク電流Iqを実験等により求め、ロータ位相が回転磁界よりも遅れると仮定してIsinφを計算し起動制御することにより安定な起動が可能となる。起動時には加速のためにトルク電流を大きくする必要があり、脱調を防ぐために無効電流設定値Irsはトルクに対応した値よりも大きめに設定する必要がある。
本発明による駆動方式は起動安定性がよく、V/f設定値、無効電流設定値Irsを大きく変更させなくても起動可能となる場合が多い。
次に、ステップ103に進んでキャリヤ信号割込の有無を判定し、キャリヤ信号割込が有ればステップ104のキャリヤ信号割込サブルーチンとステップ105の回転数制御サブルーチンを実行する。
図11は、キャリヤ信号割込サブルーチンのフローチャートである。ステップ200よりプログラムが開始し、ステップ201にてキャリヤ同期信号ckのカウント数kがモータ駆動周波数fの1周期内のキャリヤ数kcかどうか判定し、等しければステップ202に進んでキャリヤカウント数kをクリヤする。モータ駆動周波数fの1周期内のキャリヤ数kcは、駆動周波数設定時に予め求める。
例えば、8極モータの回転数4040rpmにおける駆動周波数fは269.3Hz、周期Tは3.712msecとなり、キャリヤ周期Tcが64μsec(キャリヤ周波数15.6kHz)の場合、パルス数kcは58となる。1キャリヤ周期Tcの位相Δθは、駆動周波数fの1周期を2πとすると、Δθ=2π/kcとなる。
ステップ203にてキャリヤ同期信号のカウント数をインクリメントとし、次にステップ204に進んで、キャリヤ数kと1キャリヤ周期Tcの位相Δθより電気角θの演算を行う。次にステップ205に進んで電流検出手段5からの信号を検出してインバータ出力電流Iu、Iv、Iwを検出する。次にステップ206に進んで式4に従い3相/2相・母線軸座標変換を行い無効電流Irと有効電流Iaを求め、ステップ207に進んでIr、Iaをメモリする。
次に、ステップ208に進んでインバータ出力電流(モータ)のベクトル絶対値Iを式5により求め、次にステップ209に進んで演算値IとIrよりsinφを求める。図8に示したように無効電力によりモータ誘起電圧と電流を同相に制御するベクトル制御の場合、sinφの演算は不要であるが、式6を用いた制御の場合には必要となる。
次にステップ210に進んで印加電圧Vaを呼び出し、次にステップ211に進んで式6に従い、2相/3相・母線軸座標変換を行いインバータ各相制御信号vu、vv、vwを求め、ステップ212に進んでPWM制御を行い、ステップ213に進んでリターンする。
図12は回転数制御サブルーチンのフローチャートである。回転数制御サブルーチンはキャリヤ信号毎に必ずしも行う必要がないので、例えば、2キャリヤ信号毎に実行してもよい。キャリヤ周波数が超音波周波数になるとキャリヤ周期内のプログラム処理時間が問題となるので、位相計算や電流検出演算、あるいはPWM制御等のキャリヤ毎に必ず実行する処理と、座標変換や図10に示したキャリヤ毎に必ずしも実行する必要のない処理を分け、キャリヤ毎に必ずしも実行する必要のない処理を複数に分割して処理することによりモータ制御以外のシーケンスプログラムを実行させることができる。
ステップ300より回転数制御サブルーチンが開始し、ステップ301にて駆動周波数設定値fsを呼出し、次にステップ302に進んで周波数設定値fsに対応した無効電流設定値Irsを呼び出し、ステップ303に進んで式3の3相/2相・母線軸座標変換より求めた無効電流Irを呼出し、ステップ304に進んで印加電圧定数設定値V/fを呼び出す。次にステップ305に進んでIrsとIrを比較し誤差信号ΔIrより印加電圧定数kvを演算し、次に、ステップ306に進んで印加電圧定数設定値V/fと印加電圧定数kvの差Δkvを演算する。次にステップ307に進んでΔkvより母線軸印加電圧信号Vaを演算してVaをメモリし、ステップ308に進んで起動フラグの有無を判定する。
起動フラグがあれば、ステップ309に進みインバータ出力無効電力を演算し、ステップ310に進んでモータリアクタンス電力を演算し、ステップ311に進んで無効電力の差分を演算し、ステップ312の力率変更サブルーチンに進んで無効電流設定値を変更して無効電力の差分が零となるように制御し、ステップ313に進んでサブルーチンをリターンする。
無効電力の差分が零となるように制御することによりモータ誘起電圧とインバータ回路出力電流位相をほぼ同相とすることができるので、相電流がトルク電流と等しくなり、モータトルクが低下すると相電流が減少するので、負荷状態の変化を相電流により検出できる。よって、ポンプモータのエア噛みによるトルク減少や洗浄槽の水位低下によるトルク減少を検出することにより、洗浄槽の水位やエア噛みを検出することが可能となる。
再び、図10に示すモータ駆動プログラムに戻り、ステップ106に進んで洗浄運転フラグの有無の判定をし、洗浄運転ならばステップ107に進んで負荷状態検知判定を行う。
負荷状態検知は、インバータ回路出力相電流Iを検知してモータ負荷を検出するもので、電流が所定値よりも減少するとエア噛み、あるいは、低水位と判断しステップ108に進んでモータ駆動を停止する。次にステップ109に進んでフロートスイッチ等により洗浄槽の水位を検知し、ステップ110に進んで水位判定を行う。水位が所定値よりも低下した場合には、ステップ111に進んで異常報知等の異常処理を行いサブルーチンをリターンする。水位の低下がなければステップ112に進んでモータの再起動処理を行いサブルーチンをリターンする。
ステップ106にて洗浄運転フラグが無ければ、ステップ113に進み排水運転フラグの有無を判定する。排水運転ならばステップ114に進んで負荷状態検知を行う。
排水運転時の負荷状態検知は、インバータ回路出力相電流の変化によりエア噛み検知を行うもので、排水運転にてポンプモータを駆動する場合、ポンプに水が供給されておればポンプランナー(インペラー11)にトルクが加わり相電流は所定値となるが、洗浄水が排水されるとポンプランナーに空気が回り込んでエア噛みによりトルクが減少しモータ電流が減少するので、相電流の変化を検出することによりエア噛みを検出できる。
ステップ114にて排水エア噛み検知をすると、ステップ115に進んで騒音を低下させるためにモータ駆動設定回転数を低下させ、ステップ116に進んで回転数低下による排水能力低下を補正するために排水時間を延長する。排水運転開始からエア噛み検知するまでの時間taを計測し、時間taに応じて残りの排水時間tbを延長する。
図13は、前述したようにモータ起動時の制御タイムチャートであり、回転数零から設定回転数(駆動周波数fs)となるまで、駆動周波数fを直線的に上昇させるもので、駆動周波数fに応じて無効電流設定値Irsを設定する。本発明によるセンサレス駆動はV/f制御の1つの方法であり、駆動周波数を変えることによりモータ回転数制御を行うもので、ロータが電流に対して遅れないようにするため、q軸に対して電流が遅角(ロータは進角)となるように、印加電圧は誘起電圧よりも高く設定して起動させる。印加電圧を低くすると電流進角(ロータは遅角)となり脱調し易くなる。言い換えれば、駆動周波数に対する印加電圧V/f値と無効電流Isinφは高めに設定し、特に起動時には高めに設定して起動させる。
図14は、食器洗い機を簡略化して表したもので、1モータ1ポンプ方式の構造を示す断面図である。洗浄槽7に給水弁8より水道水を給水し、洗浄水9を洗浄槽7に貯水する。洗浄槽7の下部に軸方向が垂直となるように扁平状のDCブラシレスモータ4を配設し、モータ4の下部にポンプケーシング10を配置し、インペラー11を回転させることにより軸方向から遠心方向に圧力を加える。正転方向に回転させると噴射ノズル12aを有する噴射翼12bから食器(図示せず)に洗浄水を噴射して洗浄する。正回転させるとポンプケーシング10の内部圧力が高くなって、ポンプケーシング10側面に設けた排水弁13が閉じるので、水流方向は噴射翼12b側となる。インペラー11を逆転させるとインペラー11の側面から垂直方向に圧力が加わり排水弁13が開いて垂直方向の水流が排水管14方向に流れるので1つのモータとポンプで洗浄と排水が可能となる。洗浄用と排水用にそれぞれインペラーとポンプケーシングを設ける1モータ2ポンプ方式でも、正回転で洗浄、逆回転で排水とすることが可能であるが、ポンプの高さが高くなり、洗浄槽7の下部容積を小さくできない課題がある。
本発明によれば、DCブラシレスモータの位置センサを無くすことができるので、扁平構造のモータを更に薄くでき、1モータ1ポンプ方式と組み合わせることにより洗浄槽下部容積を減らして食器を配設する洗浄槽容積を大きくすることができる。さらに、DCブラシレスモータ4はモータ出力一定ならば回転数を高くするほどモータを小型化できるので、インペラー回転数を高くすることによりポンプ形状とモータ形状を小型化できる特長がある。
図15は、洗浄運転時におけるモータ電流変化を示し、洗浄槽や洗浄ポンプから水漏れして水位が低下した場合のモータ電流変化を示す。
時間t0にてポンプモータ駆動開始し、定常回転数に於いてはモータ電流は所定のピーク値Ioとなるが、ポンプモータのオンオフを繰り返すうちにモータ電流は除々に減少し、モータ駆動中に電流が設定値Id以下になると負荷状態検知手段が漏水と判定し、ポンプモータの駆動を停止させ水位低下を判定し、所定水位以下ならば図10のフローチャートで説明したように異常判定する。
1モータ1ポンプ方式の場合、インペラー11を逆回転させることにより排水弁13が開き、正回転においては排水弁13は閉じるが、排水弁13にゴミが詰まる等の異常時には洗浄運転、すなわち、正回転の場合にも排水され水漏れが発生するので、上述したようにモータ負荷状態を検出して水漏れを検出する必要がある。
図16は、排水運転時におけるモータ電流変化と制御シーケンスを示し、エア噛み検知して排水ポンプ回転数と排水時間を制御する。排水運転開始すると、時間t0からt1まで回転数Nを零からN1まで直線的に立ち上げ、モータ電流Iは零からI1まで増加し、回転数N1で排水運転を続けると電流値はほぼ一定の期間(t1〜t2)があり、洗浄水が無くなってくるとエア噛みしてモータ電流Iが低下し始める。時間t3においてモータ電流値が設定値Is以下になるとエア噛みと判定し、モータ回転数NをN2まで低下させる。ポンプモータ回転数をN2まで低下させると排水能力が低下するので、排水時間を延長する必要があり、残りの排水時間(t3〜t4)は排水条件により変化するエア噛み検知時間(t0〜t3)に応じて変える。すなわち、排水ホースが長い場合や、排水ホースが途中で高くなっている場合にはエア噛み検知時間は長くなるので残りの排水時間を長くしないと完全に排水しない。
以上述べた如く、本発明はモータ誘起電圧とインバータ回路出力電流位相を同相となるように制御してモータ電流を検知することによりモータトルクを直接検知することができるので、エア噛みや洗浄槽の水位低下を判別でき、排水時間を短縮したり水漏れによる洗浄水加熱ヒータの空焼きを防止することができる。
モータ誘起電圧とインバータ回路出力電流位相が同相となるように、無効電力とリアクタンス電力が等しくなるように制御する実施例を示したが、式7に示したように無効電圧とリアクタンス電圧の差分によりモータ電流位相を制御しても同様であることは明らかである。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態について図17を用いて説明する。図17のブロック図は、図6に示したブロック図において無効電力の差分による力率変更制御を省略したものである。トルク電流Iqを検出することにより負荷状態を検出できるので、トルク電流に対応した有効電流Iaを検出することにより負荷状態を検出することができる。
図18は、図17に示したブロック図の遅角制御のベクトル図を示す。q軸に対して電流位相を遅角設定するもので、q軸電流Iqに応じて有効電流Iaが増減するようにしたものである。
q軸に対して電流位相を遅らすためには、モータ誘起電圧Vrに対して印加電圧Vaを大きくする。モータ誘起電圧Vrに対する印加電圧Vaの比率を印加電圧定数kvnとするとkvn=Va/Vrで表される。図18に示すように、q軸からの電流位相をγとすると、Iq=Icosγ、Ia=Icosφとなるので、遅角位相γを大きくすると有効電流IaはIqに近い値となる。よって、印加電圧定数kvnを大きくして無効電流設定値Irsを適当な値に設定することにより、遅角位相γを大きくして有効電流Iaよりトルク電流Iqの増減が判別できる。
エア噛み等によりトルク電流Iqが減少しても無効電流Irは一定となるように制御されるので、モータ電流Iの減少はわずかであるが、電流位相γが増大してトルク電流Iqは減少し、モータ電流Iが減少した分、位相φが大きくなり有効電流Iaは減少するのでトルク電流Iqと同様に負荷により有効電流Iaは増減する。
図17のブロック図は、3相/2相・母線軸変換手段68の出力信号Iaを負荷状態判別手段80Aに加えて有効電流Iaの大小によりトルク変動を判別し、エア噛み検知判定、あるいは水位低下判定し、判定信号を駆動条件変更手段81Aに加えてモータ駆動条件を変更し、実施の形態1で説明したようにモータ停止、あるいは、モータ回転数変更を行う。
モータ電流位相を遅角設定すると、負荷増大によりモータトルクが増加してロータが遅れると電流位相はq軸に近づいてトルク電流Iqが増加するので自動的にトルクが増加し、脱調しにくく安定な動作を行う特長がある。電流進角の場合、ロータが遅れると逆にトルク電流が減少するので脱調し易くなる。よって、安定動作させるためにも電流遅角設定は非常に有利となる。
図19は、ポンプモータの回転数に対応した無効電流設定値Irsと、印加電圧定数kvnの最適設定値を示す特性図である。モータ回転数の二乗によりトルク電流が増加するので、無効電流設定値Irsもほぼ二乗で増加させ、印加電圧定数kvnも1から二乗で増加させることにより所定の遅角設定値γsにすることができる。
モータ電流位相を遅角設定するためには、モータ印加電圧Vaはモータ誘起電圧Vrよりも必ず高く設定する必要がある。モータ印加電圧VaはPI制御の場合、式10に示されるように印加電圧定数kvn、誘起電圧定数ke、回転数Nの積に、誤差比例要素、誤差積分要素が加わるので、過度的に変動が大きくなり脱調する可能性がある。よって、式11に示すように印加電圧定数の上限値kvnmax、下限値kvnminにより印加電圧Vaの上限と下限を設定することにより脱調や異常電流を防止できる。印加電圧定数の下限値は通常1に設定される。
Figure 2005296095
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以上述べたように、本発明はモータ誘起電圧とインバータ回路出力電流の位相が所定の遅角位相となるように印加電圧Vaと無効電流Irを最適設定制御することによりセンサレス正弦波駆動の動作安定性を高めることができ、さらに、有効電流Iaを検知して負荷変動を検知するものである。
特に、印加電圧定数をほぼ一定に制御した場合、印加電圧はモータ回転数に比例し、印加電圧と有効電力の積がモータ出力にほぼ比例するので、印加電圧と有効電力の積を検出することによりモータ出力変動を検出できる。回転数一定ならば印加電圧定数を一定に制御した場合、有効電流変動はトルク変動にほぼ比例するのでトルク検知、すなわち負荷変動を検知できることは明らかである。
以上のように、本発明による食器洗い機のモータ駆動装置は、安価な電流検出手段によりインバータ回路電流を検出してDCブラシレスモータをセンサレス正弦波駆動し、かつ上記電流検出手段により負荷変動を検出するもので、位置センサをなくし、かつ、高効率運転が可能となるので、モータを小型化、薄型化、低振動、低価格化して信頼性を向上させることができる。
また、瞬時電流検出が容易にできるので、モータ負荷変動によるモータ電流変化よりエア噛み検知や洗浄槽水位低下検知が容易となる。
また、インバータ無効電力とモータリアクタンス電力の差分を検出し、差分が零となるように力率制御することにより誘起電圧位相とインバータ回路出力電流位相がほぼ一定とすることができるので、インバータ回路出力電流がトルク電流とほぼ同じとなり、電流検出することによりトルク検出でき、負荷変動が容易となるので、エア噛みや洗浄槽の水位低下を容易に検出できる。
さらに、印加電圧定数と無効電流を適当に設定し、誘起電圧位相よりもモータ電流位相を遅らすことにより制御安定性を高めることができ、プログラムステップ数が少ない簡単な制御によりトルク変動に対して安定に動作し脱調しにい食器洗い機のモータ駆動装置を実現できる。
また、エア噛みや水位低下に関する負荷変動の実施例を示したが、ポンプモータがロックして回転不能となった場合や、脱調した場合には誘起電圧が発生せず、有効電流が極端に減少するので有効電流により回転停止を容易に検出できる。
以上のように、本発明による食器洗い機のモータ駆動装置は、交流電力を整流回路により直流電力に変換し、モータをインバータ回路により駆動し、インバータ回路の出力電流を電流検出手段により検出して設定回転数となるようにインバータ回路をPWM制御してセンサレス正弦波駆動し、電流検出手段により、モータの負荷状態を検出するようにしたものであるから、安価な電流検出手段により容易に負荷状態の検知が可能となり、空気調和機のヒートポンプや冷却ファンモータ、あるいは洗濯乾燥機の脱水槽兼洗浄槽駆動用モータや乾燥用ファンモータ、あるいは、風呂水ポンプモータ駆動等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置のブロック図 同食器洗い機のモータ駆動装置のインバータ回路を示す図 同食器洗い機のモータ駆動装置の電流検出タイミングチャート 同食器洗い機のモータ駆動装置の非反転増幅器による電流検知回路を示す図 同食器洗い機のモータ駆動装置の反転増幅器による電流検知回路を示す図 同食器洗い機のモータ駆動装置の制御手段のブロック図 同食器洗い機のモータ駆動装置の制御ベクトル図 同食器洗い機のモータ駆動装置の誘起電圧と電流同相の制御ベクトル図 同食器洗い機のモータ駆動装置の各部波形とタイミングチャート 同食器洗い機のモータ駆動装置のモータ制御プログラムのフローチャート 同食器洗い機のモータ駆動装置のモータ制御プログラムのキャリヤ信号割込サブルーチンのフローチャート 同食器洗い機のモータ駆動装置のモータ制御プログラムの回転数制御サブルーチンのフローチャート 同食器洗い機のモータ駆動装置の起動制御のタイミングチャート 同食器洗い機のモータ駆動装置の断面図 同食器洗い機のモータ駆動装置の水位低下時のモータ電流変化を示す図 同食器洗い機のモータ駆動装置のエア噛み時の制御タイミングチャート 本発明の第2の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置の制御手段のブロック図 同食器洗い機のモータ駆動装置の誘起電圧と電流遅相の制御ベクトル図 同食器洗い機のモータ駆動装置の制御手段のポンプモータ回転数と無効電流、印加電圧定数との関係を示す制御特性図
符号の説明
1 交流電源
2 整流回路
3 インバータ回路
4 モータ
5 電流検出手段
6 制御手段

Claims (7)

  1. 交流電源と、前記交流電源の交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動され洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動するモータと、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をPWM制御して設定回転数となるように前記モータをセンサレス駆動する制御手段よりなり、前記電流検出手段により前記モータの負荷状態を検出するようにした食器洗い機のモータ駆動装置。
  2. インバータ回路は、6ヶのトランジスタとダイオードよりなる3相フルブリッジインバータ回路より構成し、電流検出手段は前記3相フルブリッジインバータ回路の下アームトランジスタの負電位側端子にそれぞれ接続したシャント抵抗より構成し、前記シャント抵抗に流れる電流を検出することにより前記インバータ回路の出力電流を検出するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。
  3. 電流検出手段により検知したインバータ回路電流よりモータ負荷状態を検出し、洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプのエア噛みを検出するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。
  4. 電流検出手段により検知したインバータ回路電流よりモータ負荷状態を検出し、洗浄槽の水位低下を検出するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。
  5. 制御手段は、インバータ回路の出力電流とモータの誘起電圧との位相がほぼ同位相となるように制御してモータ電流より負荷状態を検出するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。
  6. 制御手段は、インバータ回路の出力電圧と出力電流との位相、あるいは無効電流が所定値となるように制御し、前記インバータ回路の有効電流によりモータの負荷状態を検出するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。
  7. 交流電源と、前記交流電源の交流電力を直流電力に変換する整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動され洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動するモータと、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段の出力信号により前記インバータ回路をPWM制御して設定回転数となるように前記モータをセンサレス駆動する制御手段よりなり、前記モータの誘起電圧に対してモータ電流位相が遅れ位相となるようにした食器洗い機のモータ駆動装置。
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