JP2011004450A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3相電動機の電流検出に用いるシャント抵抗の数を減らしつつ、正弦波駆動に必要な電流検知は行い、部品点数が少なく、低コストのインバータ装置を実現する。
【解決手段】シャント抵抗45と駆動回路46の間に接続したアナログ回路47は、ほぼ電気角60度毎にボトムを有するアナログ電圧を出力し、3相電動機30を力率角の絶対値30度以下で運転することにより、簡単な構成で電流検知を行いながらの正弦波駆動が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務用や一般家庭用や業務用の各種電気機器などに使用され、ファンやポンプ、その他の負荷とするインバータ装置に関するものである。
従来、この種の電力変換装置は、直流電源と3相電動機の間に設けたインバータ回路と、前記インバータ回路の出力電流を検出する電流検出手段として、3個のシャント抵抗を設け、電流検出を行いながらPWM制御を行い、前記3相電動機を駆動するものであった(例えば、特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に記載された従来のインバータ装置の回路図を示すものである。
図11に示すように、交流電源1より全波整流回路2と電解コンデンサ3、4により構成される直流電源5を設け、インバータ回路6により3相交流電力に変換して、ドラム式洗濯機のメインのモータ7を駆動する。
電流検出手段8は、3シャント方式と呼ばれる構成で、シャント抵抗9、10、11、レベルシフト回路12により、各シャント抵抗の電圧波形を増幅および電位のシフトを行い出力するものである。
位置センサ13が設けられており、制御手段14によってベクトル制御などがなされ、モータ7を駆動するものとなっている。
また、インバータ回路15によっても直流電源5から3相交流電力への変換が行われ、乾燥ファン用のモータ16の駆動もなされる。
電流検出手段17もまた同様の構成であり、3シャント方式と呼ばれる構成で、シャント抵抗18、19、20、レベルシフト回路21により、各シャント抵抗の電圧波形を増幅および電位のシフトを行い出力するものである。
制御手段14は、電流検出手段17からの信号を受けて、モータへ出力する電圧位相に対して、有効電流成分Iaと無効電流成分Irを算出し、Irを設定値と等しくなるように印加電圧Vaを比例積分制御することにより、位置センサなしで正弦波電流をモータ16に供給して駆動するものであった。
特開2007−28724号公報
しかしながら、前記従来の構成では、2個の3相のモータ7、16について、メインのモータ7はもちろんのこと、モータ16についてまでもシャント抵抗を3個使用することによって、各相の電流値を検出する電流検出回路17を設ける構成としているため、部品点数が大変に多く必要となり、コスト高であった。
本発明は上記課題を解決するもので、3相モータの電流検出に用いるシャント抵抗の数
を減らしながら、モータの正弦波駆動を行う場合においても必要な電流検知が十分に行うことができ、部品点数が少なく、低コストのインバータ装置を実現することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のインバータ装置は、永久磁石を有する3相電動機と、前記3相電動機に電流を供給する6個のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記インバータ回路に直流電流を供給する直流電源と、前記直流電源のマイナス端子と前記インバータ回路の間に設けたシャント抵抗と、前記6個のスイッチング素子のオンオフを制御する駆動回路と、前記シャント抵抗と前記駆動回路の間に接続したアナログ回路を有し、前記駆動回路は、前記インバータ回路の出力周波数よりも高い周波数のキャリア波を出力するキャリア波発生手段を有するPWM手段を有し、前記アナログ回路は、ほぼ電気角60度毎にボトムを有するアナログ電圧を出力し、前記3相電動機を力率角の絶対値30度以下で運転するものである。
これによって、本発明は上記課題を解決するもので、1つのインバータ回路に必要となるシャント抵抗の数を1個として、部品点数を減らした低コストの構成としながら、電動機の正弦波駆動を行う場合においても必要な電流検知が十分に行えるものとなる。
本発明は、シャント抵抗の数を1個の構成としながら、電動機の正弦波駆動を行う場合においても必要な電流検知が十分に行える部品点数が少なく、低コストのインバータ装置を実現することができるものとなる。
本発明の実施の形態1におけるインバータ装置の回路図 同インバータ装置の出力電圧波形図 同インバータ装置のθ=150度付近でのPWM手段の動作波形図 同インバータ装置のθ=150度付近でのPWMシフト手段およびアナログ回路の動作波形図 同インバータ装置の力率角検知手段の動作波形図 同インバータ装置の電流Iaを基準とした平面上でのベクトル図 同インバータ装置の電流位相βとトルクのグラフ 本発明の実施の形態2におけるインバータ装置の回路図 同インバータ装置の電流位相βとトルクのグラフ 本発明の実施の形態3におけるインバータ装置の断面図 従来の技術におけるインバータ装置の回路図
第1の発明は、永久磁石を有する3相電動機と、前記3相電動機に電流を供給する6個のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記インバータ回路に直流電流を供給する直流電源と、前記直流電源のマイナス端子と前記インバータ回路の間に設けたシャント抵抗と、前記6個のスイッチング素子のオンオフを制御する駆動回路と、前記シャント抵抗と前記駆動回路の間に接続したアナログ回路を有し、前記駆動回路は、前記インバータ回路の出力周波数よりも高い周波数のキャリア波を出力するキャリア波発生手段を有するPWM手段を有し、前記アナログ回路は、ほぼ電気角60度毎にボトムを有するアナログ電圧を出力し、前記3相電動機を力率角の絶対値30度以下で運転することにより、シャント抵抗の数を1個という簡単な構成でありながら、3相電動機の正弦波駆動で低騒音で運転させることが可能となり、また高力率によりインバータ回路の出力容量が小さくて済み、低コストで高効率のインバータ装置を実現することができるものとなる。
第2の発明は、特に第1の発明のアナログ回路を、シャント抵抗に発生する電圧のピーク値を保持するピークホールド回路とすることにより、比較的簡単で低コストの構成でアナログ回路を実現し、良好な3相電動機の正弦波駆動が可能となる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明のPWM手段を、3相の内の1相について直流電源のマイナス端子の電位とほぼ等しい2相変調とすることにより、スイッチング素子の内のキャリア周波数でスイッチング動作を行うスイッチング素子の数が少なく、効率が高いインバータ装置を実現することができる。
第4の発明は、特に第1〜3のいずれか1つの発明のPWM手段を、3相の内の少なくとも1相のPWM出力を時間的に前後に変化させるPWMシフト手段を有する構成とすることにより、3相電動機の力率角にかかわらず電流値を精度良く検知することができ、安定した駆動ができるものとなる。
第5の発明は、特に第1〜4のいずれか1つの発明の駆動回路を、3相電動機の力率角がほぼ所定値となるように前記インバータ回路を運転する構成とすることにより、比較的簡単な構成で効率が高い3相電動機の運転が可能となる。
第6の発明は、特に第1〜5のいずれか1つの発明の駆動回路を、3相電動機の無効電流がほぼ所定値となるように前記インバータ回路を運転する構成とすることにより、比較的簡単な構成で、3相電動機の効率が高い状態を安定して保つことができるものとなる。
第7の発明は、特に第5または第6の発明の駆動回路を、アナログ回路の出力のボトムのタイミングから、3相電動機の力率角を検知する構成とすることにより、比較的簡単な構成で、力率角が精度よく検知でき、効率が高く、また安定性の良い運転が可能となる。
第8の発明は、特に第1〜7のいずれか1つの発明の構成に加え、衣類に空気を送る送風手段を設け、3相電動機は、前記送風手段の送風ファンを駆動し、前記衣類を乾燥させる構成とすることにより、電圧・電流波形がほぼ正弦波で、騒音が小さく、省エネ効果に優れたインバータ装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるインバータ装置の回路図である。
図1において、永久磁石23、24を回転子25に用い、固定子26を有する3相電動機30は、6個のスイッチング素子31、32、33、34、35、36を有するインバータ回路37から電流が供給され、インバータ回路37に直流電流を供給する直流電源38が、100V50Hzまたは60Hzの単相交流電源39に接続された、全波の整流回路40、電解式のコンデンサ41、42で構成されており、倍電圧整流と呼ばれる整流により、無負荷時には約280Vの直流電圧がインバータ回路37へと出力されるものとなっている。
なお、図1においては、永久磁石23、24のみを示しているが現実には8極を有するもので構成している。
直流電源40のマイナス端子とインバータ回路37のマイナス端子の間には、シャント
抵抗45が挿入されており、6個のスイッチング素子31、32、33、34、35、36のオンオフを制御する駆動回路46が設けられており、シャント抵抗45と駆動回路46の間には、アナログ回路47が接続されている。
駆動回路46は、3相電動機30が最高速度である毎分6000回転でのインバータ回路37の出力周波数である400Hzに対して、十分に高い周波数となる15.625kHzの三角波のキャリア波を出力するキャリア波発生手段48、キャリア波と3相の電圧指令値との比較を行うことによりPWMの変調出力を行う比較手段49、UVWの3相の内の最も高電位を出力する1相に関して、PWM出力を時間的に前に変化させるPWMシフト手段50、さらにPWMシフト手段50の出力からハイ期間に高電位側素子をオンとし、ロー期間に低電位側素子をオンとするとともに、上下の素子のスイッチング時間遅れによる同時導通を防ぐために、双方のスイッチング素子が共にオフとなるようにターンオンする側の信号のエッジを時間的に後ろにずらせるデッドタイムも確保する6石分配手段51を備えたPWM手段52を構成している。
さらに駆動回路46は、出力の周波数、すなわち3相電動機30の速度に比例した信号を出力する速度設定手段54、所定値として力率角を設定する力率角設定手段55、力率角設定手段55とアナログ回路47からの信号を受けて、アナログ回路47出力電圧Voutとの誤差増幅を比例・積分の両成分を加算して行う誤差増幅手段56、誤差増幅手段56の出力に応じた振幅であり、周波数としては速度設定手段54からの信号に応じた3相の各電圧波形を出力する3相電圧演算手段58を設けたものとなっている。
以上の構成により、本実施の形態1のインバータ装置は、3相電動機30の力率角がほぼ所定値となるようにインバータ回路37を運転するものとなっている。
ボトム検知手段60と位相角判定手段61で構成した力率角検知手段62は、アナログ回路47の出力Voutのボトムタイミングから3相電動機の力率角を検知するものであり、電圧タイミングとボトムタイミングの位相差をボトム検知手段60で検知した後、3相電動機30が有するパラメータを用いて演算を行い、前記位相差に対応する力率角を1つ選定して、力率角として出力するものである。
アナログ回路47は、本実施の形態1においては、ピークホールド回路64で構成したものを用いており抵抗65、66、スルーレートが比較的大きい高速タイプのOPアンプ67、ダイオード68、コンデンサ69によって構成され、シャント抵抗45からの入力電圧Vinに対して、ほぼそのピーク値に相当する電圧を保持し、それに所定の増幅率を乗じた電圧を出力電圧Voutとして得ることができるものとなっている。
上記増幅率としては、抵抗65と抵抗66の和を、抵抗65で除した値で6倍程度としている。
シャント抵抗45の抵抗値としては、電力の損失を抑えるため、1オーム以下の小さい値を用いることが有利となるが、マイコンなどへのアナログ電圧があまり低いと、分解能が十分に得られない、ノイズの影響が大きくなる不具合があるが、本実施の形態1においては、上記増幅率が作用し、シャント抵抗45に発生する電圧のピーク値そのままではなく、所定の増幅率を乗じた電圧値が保持され、良好に働くものとなる。
また、コンデンサ69の充電経路としては、OPアンプ67からダイオード68を通しるものとなり、放電経路としては抵抗65、66の直列抵抗分となり、百数十マイクロ秒程度の放電時定数となり、キャリア波1周期内ではほぼピーク値に対応した電圧値を保つが、比較的放電時定数が短くしているため、3相電動機30が回転し、流れ込む電流が電
気角の変化によって変化していくと、それに伴って、ほぼ包絡線を検波した波形をVoutとして得ることができるものとなっている。
本実施の形態1においては、さらに過電流検知回路75が設けられており、直流電源76、コンパレータ77、抵抗80、81、82によって構成され、シャント抵抗45からの入力電圧Vinが、直流電源76を抵抗80、81で分圧して発生させた、第2の所定値に相当する直流電圧Vth2を越えた場合には、コンパレータ77の出力が、過電流状態を意味するローとする構成をとっている。
過電流のロー信号は、駆動回路46の6石分配手段51に入力されることにより、6個のスイッチング素子31、32、33、34、35、36へのオンオフ信号すべてをオフとするものとなっている。
したがって、駆動回路46は、アナログ回路47の出力が第2の所定値よりも高い場合、3相電動機30への電流の供給を遮断するものとなり、永久磁石を用いた3相電動機30が不可逆的に減磁してしまうこと、およびスイッチング素子31、32、33、34、35、36の過電流による破壊、また3相電動機30によって駆動される機械的負荷に過大なるトルクがかかって破壊、また使用者に危険を及ぼすというような問題が発生しないようにする、あるいは騒音や振動が発生するというような課題の1つあるいは複数に関しての保護をかけるものとして作用するものとなる。
図2は、インバータ回路37の出力電圧波形であり、直流電源38のマイナス側の端子から見たUVW各相の電圧波形を示している。
本実施の形態1においては、PWM手段52の出力としては、3相の内の最も低電位となる1相について、直流電源のマイナス端子の電位とほぼ等しい電位に固定した、2相変調を出力しているため、このような電圧波形となり、例えばU相の電圧がピークとなる電気角θ=90度のタイミングで、W相とV相の電圧が一旦ともに零に落ち、θ=150度のタイミングでは、U相とV相の電圧がクロスするという波形となる。
図3は、θ=150度付近で、正確には150度よりもわずか後の位相でのPWM手段52の動作波形を示したものであり、(ア)に示したように、15.625kHzの三角波のキャリア波を出力するキャリア波発生手段48から出力されるキャリア波C、これと電圧指令UcとVc値との比較を行うことにより、(イ)と(ウ)に示したU相分とV相分のPWMの変調出力が比較手段49から出力される。
本実施の形態1においては、UVWの3相の内の最も高電位を出力する1相に関しては、PWM出力を時間的に前に変化させるPWMシフト手段50を設けており、図3ではVcがUcよりも僅かに高いことから、(エ)に示したように、V相の波形が前方にシフトされてVsとして出力され、一方U相に関しては、(イ)に示されるUの信号がそのまま出力されるものとなる。
なお、W相については、この期間は零に固定されているため(オ)に示されているようにローの状態を続けるものとなる。
図4は、θ=150度付近、正確には150度よりもわずか後の位相でのPWMシフト手段50の出力(ア)にU相、(イ)にV相(シフトされた結果Vsとなっている)を示し、(ウ)にアナログ回路47の動作波形を示している。
なお、本実施の形態1でのインバータ装置は、通常力率角の絶対値が30度以内で動作
するように制御されているものとなっているが、なんらかの原因で、力率角の絶対値が30度以上となってしまった場合には、力率角の検知がなされてインバータ回路37の出力電圧が変化し、最終的には力率角の絶対値が30度以下の状態にまで復帰する動作がおこなわれるものとなる。
図4で動作波形を示した状態においては、力率角が遅れ60度にまで達した状態であって、U相の電流がθ=150度の点においても、ピークとなるため、U+に示すU相に流れ込んで行く電流値が、3相の内の最大値となっている。
ピークホールド回路47は、できる限り3相電動機30に流れる電流の内の最大の相のものを常に検知して、キャリア波成分を取り除いた包絡線検波した波形をVoutとして出力するものであり、特に本実施の形態1の場合には、PWMシフト手段50の作用により、V相の電圧波形がキャリア波に対して進んで出力されることにより、図4の(ウ)のTupに示したピークホールド回路64が行えるようになるため、良好に動作するものとなる。なお、Tdownは放電期間となる。
もし、PWMシフト手段50無き場合には、力率角の絶対値が大きい場合、θ=150度を過ぎた位相では、U相電流がシャント抵抗45流れる期間はなく、この期間の電圧波形は低いものに変化する。
図5は、力率角検知手段62の動作波形図を示している。
(ア)に示した電圧波形に対して、ボトム検知手段60は、(イ)に示されるように、アナログ回路47の出力Voutに、ほぼ電気角60度毎に発生するボトムのタイミングK1、K2、K3…を検知し、電圧波形で例えばθ=150度に発生するU相とV相の電圧クロス点からの時間を、位相(角度)でとらえてψ1として出力する。
なお、(イ)に示した条件としては、電流が電圧に対して約20度遅れた状態としている。
ここで、ψ1の値としては、0〜60度の範囲内となり、その値は3相電動機30の入力力率によって変化するものとなる。
本実施の形態1においては、特にPWMシフト手段50を用いていることから、力率角の絶対値が60度程度とかなり大きい値にまで変化した場合でも、アナログ回路47の出力Voutの波形は、ほぼ図5(イ)に示しているような、60度毎にボトムを有するちょうど3相交流電圧を全波整流した出力電圧波形に類似する波形が保たれるものとなる。
ちなみに、電流が電圧に対して40度程度まで遅れた場合、本実施の形態1においては、(ウ)の実線に示すようなボトムN1、N2、N3、N4を有するVout波形が保たれるためψ2が容易に検知できるものとなるが、PWMシフト手段50が無しの場合には、破線で示したように、電圧のクロスのタイミングの直前で、シャント抵抗45への電圧印加の期間が零となり、P2、P3のようなボトム点を有するVout波形となる。
一旦このような力率角の絶対値が大きい状態となると、ボトム点から力率角の検知が正常に行われなくなる可能性があり、例えば力率角の絶対値を30度以内に設定した場合でも、一旦力率角の絶対値が大きい状態となってしまった時点で、正常な制御に戻ることができず、力率角が異常な状態に陥ってしまう可能性が高いものとなる。
よって、PWMシフト手段50が動作する本実施の形態1において、幅広い力率角での
ボトム点からの力率角検知ができるという構成は、安定性を確保する上で大変有利に作用するものとなる。
本実施の形態1において、力率角とψ1の関係については、力率角が0(すなわち力率1)の場合には、ψ1=30度となり、電流の位相が遅れるに従って、ψ1がその分増していって、力率角30度(遅れ)の時、ψ1=60度(または0度)となり、力率角=ψ1−30度という関係になる。
アナログ回路47の出力Voutのボトムのタイミングを検知する代わりに、ピークのタイミングを検知しても、同様に力率角の検知が可能であり、その場合には、ピークとボトムの位相が30度ずれるので、それに応じて演算を行うことにより力率角の検知が可能である。
ピーク点においては、正弦波の頂上付近の波形に類似した状態となるため、時間に対するVoutの傾斜がほぼ零であり、ピークのタイミングを検出した場合の誤差が大きくなる傾向があるが、実用上差し支えなければ問題はない。
このように、ボトムタイミングから位相ψ1をつかむことにより、力率角が検知できるものとなるが、ボトムは60度毎に存在するため、力率角が60度異なる場合にはψ1として同じ値となる。
例えば、電圧に対して電流が、30度の進みの時と、30度の遅れの時には、同じψ1値=0度(60度とも言える)になるので、本実施の形態1においては、位相角判定手段61によって、検知したψ1から力率角を1つだけに絞って出力させる動作を行わせている。
図6は、電流Iaを基準とした平面上でのベクトル図を示している。
横軸であるX軸は、3相電動機30に流れ込む電流Iaのベクトルの向きにとっており、X軸と直交する軸としてY軸をとっている。
OAは3相電動機30が有する巻線抵抗RaにIaが流れることによって生ずる電圧降下RaIaであり、ABは巻線のインダクタンス分Lによって発生する電圧降下ωL×Iaであり、電流に対して90度進んだ位相であるためY軸に平行となり、抵抗RaとインダクタンスLによって発生する合計の電圧降下がOBとなる。
3相電動機30が回転することによって発生する誘導起電力は、永久磁石23、24からの鎖交磁束Ψaとして、ω×Ψaという大きさになるが、永久磁石23、24の位相、すなわちd軸が不明であるとすると実線円上のどこかの点になっている。
ここで、位相角判定手段61は、現実にインバータ回路37から3相電動機30に出力されている電圧値Vaが破線円で示されることを利用し、C点とQ点を実線円と破線円の交点として求めることができる。
Q点に関しては、3相電動機30への入力電力がマイナスとなることから、可能性として排除することができ、残ったC点、すなわち力率角ψcのポイントが電圧・電流と3相電動機30のパラメータ(Ψa、Ra、L)を用いた候補となり、ちなみにBCがq軸となり、dq面上での数値も計算は可能である。
よってボトム検知手段60を用いず、上記のC点のみで制御を行うことも可能ではある
が、本実施の形態1においては、ボトム検知手段60が検知した力率角の候補の中から、1つの力率角を選び出す方法を用いており、電気角60度毎に存在するボトム検知手段60からの力率角の候補をO点からとると、それぞれ60度の間隔で、E点、F点、G点の3点が取れるが、このうちF点が最もC点に近いVa値であることから、位相角判定手段61は、Va値が低すぎるE点と、Va値が高すぎるG点を候補から切り捨て、F点(力率角ψf)と判定するものとなる。
このようにボトム検知手段60を用いることにより、3相電動機30の動作中に、そのパラメータ値(Ψa、L、Ra)が変動した場合であっても、正しい力率角が検知できるものとなる。
図7は、電流位相βとトルクのグラフを示しており、横軸にはq軸からの電流ベクトルの位相βをとり、縦軸にトルクをとっている。
実線カーブaは、本実施の形態1で、力率角を30度(電流遅れ)、力率値で0.86として制御した場合の特性を示すものであり、ほぼβが+20度程度において、トルクがピークとなる特性となる。
制御の安定性を保つには、ピーク点の左側(βが小さい方)とすることが必要であるが、発明者らの設計の場合、β=−10度程度のA点においては十分な安定性が得られるものとなっていることが確認された。
ちなみに破線カーブbは、Iaを一定に保つように制御する場合を参考として示しているものであるが、この場合にはトルクのピークは、β=0度となり、安定性が十分に確保できる点としては、β=−40度程度のB点となる。
本実施の形態1においては、βの絶対値を−10度程度で絶対値が小さい値で済むため、電流Iaが、トルクに有効に使用されるものとなり、高効率で安定した3相電動機30の駆動が可能となる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の第2の実施の形態におけるインバータ装置の回路図を示している。なお、実施の形態1と同一の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態2においては、駆動回路90の構成が実施の形態1とは異なり、力率角検知手段62の出力を受ける無効電流検知手段91を設けており、sinψ(ψは力率角)とVoutの大きさから検知される3相電動機30への電流値Iaとの積算、Ia×sinψの計算を行うことにより、無効電流値を出力する。
無効電流設定手段92は、無効電流Iγ(=Ia×sinψ)の設定値(所定値)を出力し、誤差増幅回路93が、両者の誤差を計算した上で、比例積分(PI)を乗じて増幅し、結果を3相電動機30への電圧設定値として、3相電圧演算手段58に出力するものとなっている。
以上の構成により、本実施の形態2のインバータ装置は、3相電動機30の無効電流がほぼ所定値となるようにインバータ回路37を運転するものとなっている。
図9は、本実施の形態2の電流位相βとトルクのグラフを示しており、横軸にはq軸からの電流ベクトルの位相βをとり、縦軸にトルクをとっている。
実線カーブcは、本実施の形態2で、無効電流の設定値(所定値)を1.4A(電圧ベクトルに対して電流ベクトルが遅れとなる位相)として、制御した場合の特性を示すものであり、ほぼβが+40度程度において、トルクがピークとなる特性となる。
制御の安定性を保つには、ピーク点の左側(βが小さい方)とすることが必要であるが、表面磁石電動機構造(SPM)として、最も効率の良い電流位相となるβ=0度のC点においても、十分な安定性が得られるものとなっている。
ちなみに破線カーブbは、Iaを一定に保つように制御する場合を参考として示しているものであるが、この場合にはトルクのピークは、β=0度となり、安定性が十分に確保できる点としては、β=−40度程度のB点となる。
なお、本実施の形態2においては、力率角、あるいは力率そのものを所定値に制御する運転は行っていないが、上記の無効電流値を所定値となるように運転されることにより、力率角としても、絶対値が30度以下という範囲で安定して運転することができるものとなる。
力率角の絶対値が30度以下である場合には、力率として0.86という十分高い値となっており、ボトム検知手段60について、PWMシフト手段50の有無に関わらず、安定して動作すると同時に、インバータ回路37を構成する各スイッチング素子に必要な定格電流値も最小限に近いもので、3相電動機30への電力供給が可能となり、低コストで小型のインバータ装置を実現することができるものとなる。
本実施の形態2においては、βの絶対値がほぼ零と極めて小さい値とすることができるため、電流Iaが、トルク電流Iqにほぼ等しく、実施の形態1と比較してもさらに有効に使用されるものとなり、高効率で安定した3相電動機30の駆動が可能となる。
(実施の形態3)
図10は、本発明の第3の実施の形態における一般にドラム式の洗濯乾燥機と呼ばれる洗濯から乾燥までを自動で行うことができるインバータ装置の断面図である。なお、実施の形態1、2と同一の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
図10において、筐体100内に、ドラムなどと呼ばれる回転自在の洗濯槽101を設け、ドラム電動機102がドラム制御回路103によって回転制御されることにより、ドラム軸104を介して駆動するものとなっている。
2つの軸受け105、106が洗濯槽101とドラム電動機102間のドラム軸104に設けられている。
洗濯槽101は、受け筒110の中に設けられており、水111および衣類112を内部に収納するものとなっており、前から衣類112を出し入れするための蓋113、水が漏れないようにしつつ、運転中の振動を吸収するゴム製のパッキング114が備わっている。
洗濯する際に、インバータ装置内に水を引き込むための給水手段120は、A端を水道管に接続した給水ホース121、給水弁122、給水弁の開閉を制御する給水弁制御回路123によって構成したものを設けており、排水手段126が、排水弁127、排水ホース128、排水弁の開閉を制御する排水弁制御回路129によって構成されている。
乾燥時に、衣類112に空気を送る送風手段131を有し、送風手段131は、送風フ
ァン132、通風路133、134により構成され、3相電動機135は、送風手段131の送風ファン132を回転駆動し、通風路133、134を通じて衣類112に空気を循環させることにより、乾燥がなさせるものとなっている。
なお、空気の循環経路に電熱式のヒータ、あるいはヒートポンプを用いた除湿器などを設けることもでき、その場合には乾燥性能として高いものが得られる。
また、洗濯槽101には、B端を風呂に浸けた風呂水ホース140、風呂水ポンプ141が設けられており、洗濯槽101内に洗濯のために風呂水が給水される構成となっていて、風呂水ポンプ141を駆動する3相電動機142が設けられている。
さらに、洗濯槽101内の水111を循環させる循環ポンプ145が設けられており、洗濯時に循環ポンプ145を駆動する3相電動機146が回転することにより、洗剤を含んだ洗浄水が、洗濯槽101内を循環することにより、効果的な洗浄が行われるものとなっている。
本実施の形態3においては、3つの3相電動機135、142、146に関して、2個以上を同時に運転することがないシーケンスで制御がなされるものとなっていることから、リレーを用いた電動機切換回路150を設け、インバータ回路151の出力の切換を行い、必要な3相電動機へと接続がなされる合理的な構成を用いている。
なお、電動機切換回路150は、3相3線の内の2線に関しての切換を行えばよく、他の1線は、始終接続されたままという構成で、なんら不具合は発生しないことから、リレー素子数は、削減されたものとすることができる。
インバータ回路151は、直流電源152から280V程度の直流電圧の供給を受け、直流電源152のマイナス端子とインバータ回路151の間に設けたシャント抵抗153、およびアナログ回路154、駆動回路155、過電流検知回路156を設けている部分に関しては、実施の形態2で説明したインバータ装置と全く同等のもので構成されている。
一方、ドラム電動機102を駆動するドラム制御回路103についても、別途3相6石のインバータ回路の構成を用いており、直流電源152からの直流電圧の供給を受けるものとなっており、直流電源152が共通に使用される構成となっている。
なお、直流電源152は、その他の負荷と併せて、100V50Hzまたは60Hzの交流電源159から交流電圧の供給を受けるものとなっている。
以上の構成により、本実施の形態3のインバータ装置は、順次切り替えて駆動される3個の3相電動機135、142、146に対して、1個のインバータ回路151で済ませるとともに、シャント抵抗153、アナログ回路154、駆動回路155にあっても、送風手段131を駆動する比較的電力容量が大なるものが必要となる3相電動機135を含む、3個の3相電動機すべての駆動に共用することができる、極めて合理的な構成とすることが可能となり、その上で、正弦波駆動に必要な電流検知が十分に行えるという優れたインバータ装置が実現できるものとなる。
特に、洗濯槽101や送風ファン132を有する構成のものに3相電動機を取り付けた構成の場合、洗濯槽101などに共鳴して発生する騒音が問題となる場合が多く、キャリア周波数としては、可聴周波数の上限に近い、例えば15.625kHz(64μs周期)という程度のかなり高周波のものを使用することが騒音防止の観点から有効となる。
洗濯乾燥機のような複数の3相電動機をインバータで駆動する場合、キャリア周波数を同一周波数とするなど、干渉による騒音を防ぐこと、また構成を簡単にすることが有利になり、例えば、全て15.625kHzの単一周波数とするなどすれば、合理的である。
このようにキャリア周波数を高に周波数とする場合は、シャント抵抗45に最大電流相の電流が流れる時間がどうしても短いものとなるが、特に本実施の形態3に示しているようにPWMシフト手段50を用いた上で、アナログ回路47を組み合わせることにより、高いキャリア周波数を用いた低騒音を実現しつつ、アナログ回路47の出力として、3相の内の最大電流に良く対応したピークホールド出力Voutを得ることができ、それを受ける駆動回路155として一般に良く用いられるAD変換器を持ったマイクロコンピュータなどについても、アナログ回路47の出力電圧が馴らされた波形となることから、検知のタイミング、変換速度などにも制限が少ないので、低コストのものを使用することができるものとなる効果も大きい。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置は、3相電動機の電流検出に用いるシャント抵抗の数を減らしながら、モータの正弦波駆動に必要な電流検知が十分に行うことができ、部品点数が少なく、低コストのインバータ装置を提供できるものとなる。
23、24 永久磁石
30 3相電動機
31、32、33、34、35、36 スイッチング素子
37 インバータ回路
38 直流電源
45 シャント抵抗
46 駆動回路
47 アナログ回路
48 キャリア波発生手段
52 PWM手段
64 ピークホールド回路
50 PWMシフト手段

Claims (8)

  1. 永久磁石を有する3相電動機と、前記3相電動機に電流を供給する6個のスイッチング素子を有するインバータ回路と、前記インバータ回路に直流電流を供給する直流電源と、前記直流電源のマイナス端子と前記インバータ回路の間に設けたシャント抵抗と、前記6個のスイッチング素子のオンオフを制御する駆動回路と、前記シャント抵抗と前記駆動回路の間に接続したアナログ回路とを備え、前記駆動回路は、前記インバータ回路の出力周波数よりも高い周波数のキャリア波を出力するキャリア波発生手段を有するPWM手段を有し、前記アナログ回路は、ほぼ電気角60度毎にボトムを有するアナログ電圧を出力し、前記3相電動機を力率角の絶対値30度以下で運転するインバータ装置。
  2. アナログ回路は、シャント抵抗に発生する電圧のピーク値を保持するピークホールド回路とした請求項1記載のインバータ装置。
  3. PWM手段は、3相の内の1相について直流電源のマイナス端子の電位とほぼ等しい2相変調とした請求項1または2に記載のインバータ装置。
  4. PWM手段は、3相の内の少なくとも1相のPWM出力を時間的に前後に変化させるPWMシフト手段を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  5. 駆動回路は、3相電動機の力率角がほぼ所定値となるように前記インバータ回路を運転する請求項1〜4のいずれ1項に記載のインバータ装置。
  6. 駆動回路は、3相電動機の無効電流がほぼ所定値となるように前記インバータ回路を運転する請求項1〜5のいずれ1項に記載のインバータ装置。
  7. 駆動回路は、アナログ回路の出力のボトムのタイミングから、3相電動機の力率角を検知する請求項5または6に記載のインバータ装置。
  8. 衣類に空気を送る送風手段を有し、3相電動機は、前記送風手段の送風ファンを駆動し、前記衣類を乾燥させる請求項1〜7のいずれか1項に記載のインバータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108667378A (zh) * 2018-05-22 2018-10-16 北京因时机器人科技有限公司 一种单电阻移相电流采样方法及装置

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