JP2005292327A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報の着信等を報知する機構とレンズのフォーカッシング又はズーミングを行う機構を備えたレンズ駆動装置の小型化、薄型化を図る。
【解決手段】筒状部11をもつベース10、光軸方向に往復動自在に筒状部11に支持されたレンズ枠20、レンズ枠を光軸方向に移動させる駆動機構、駆動機構に駆動力を及ぼすモータ60、ベース10に回動自在に支持され不釣合いの質量をもつ分銅120を備え、駆動機構は、モータ60が所定の休止位置から一方向に起動するときレンズ枠20を光軸方向に移動させ、モータ60が所定の休止位置から他方向に起動するとき分銅120を回転させるべく、駆動リング30,カムリング40及び連動リング50を含む。これにより、一つのモータ60で、レンズ枠を移動させると共に分銅を回転させることができるため、構造が簡略化され、携帯電話機等に搭載される小型のレンズ駆動装置が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ等に搭載されるデジタルカメラに適用されるレンズ駆動装置に関し、特に、情報の着信あるいは時刻を報知する振動機構を備えたレンズ駆動装置に関する。
デジタルカメラ等に適用される従来のレンズ駆動装置としては、CCD等を固定するベース、ベースに固定された円筒状の固定筒、固定筒の内側において回転自在に配置された円筒状のカム筒、カム筒の内側において光軸方向に往復動自在に配置されレンズを保持するレンズ筒、カム筒を駆動するモータ等を備え、モータの回転によりカム筒が回転すると、そのカム溝がレンズ筒のフォロワピンにカム作用を及ぼして、レンズ筒を光軸方向に移動させて、フォーカシングあるいはズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、従来の携帯電話機においては、情報の着信を振動により報知するための振動機構として、携帯電話機のケース内に固定されたモータ、モータの回転軸に固着された不釣合い質量をもつ分銅等を備え、着信信号に基づいてモータが起動すると、分銅が回転して振動を発生するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開2002−286993号公報 特開2003−057705号公報 特開2000−334382号公報 特開2003−145049号公報
ところで、上記従来のレンズ駆動装置は、構造的に複雑で、光軸方向の寸法も比較的長く、装置全体としても大きいため、撮影専用のデジタルカメラ等に搭載することはできても、携帯電話機等の小型の携帯情報端末機に搭載するのは困難である。
したがって、携帯電話機等に搭載のデジタルカメラ(モバイルカメラ)において、フォーカシングあるいはズーミングを電動で行うレンズ駆動装置を適用するには、装置の小型化、薄型化等を図る必要がある。
また、情報の着信を報知する従来の振動機構は、専用のモータを用いて分銅を回転させるものである。したがって、仮に、この振動機構とレンズ駆動装置とを、携帯電話機に搭載しようとすると、それぞれが独立したユニットとして構成され、又、それぞれのユニットが駆動源としてのモータを備えているため、広い搭載スペースが必要になり、従来の小型の携帯電話機等にそのまま組み込むのは困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、情報の着信あるいは時刻等を報知できると共にフォーカシングあるいはズーミングを電動で行え、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ等の小型の携帯情報端末機に搭載できる、小型で薄型のレンズ駆動装置を提供することにある。
本発明のレンズ駆動装置は、光軸方向に伸長する筒状部を有するベースと、レンズを保持すると共に筒状部において光軸方向に往復動自在に支持されたレンズ枠と、レンズ枠を光軸方向に移動させる駆動機構と、駆動機構に駆動力を及ぼすモータと、ベースに回動自在に支持され不釣合いの質量をもつ分銅と、を備え、上記駆動機構は、モータが所定の休止位置から一方向に起動するときレンズ枠を光軸方向に移動させ、モータが所定の休止位置から他方向に起動するとき分銅を回転させるように、形成されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、モータが所定の休止位置から一方向に起動する(回転し始める)と、駆動機構がレンズ枠(レンズ)を光軸方向に移動させて、フォーカシングあるいはズーミングを行う。一方、モータが所定の休止位置から他方向に起動する(回転し始める)と、駆動機構が分銅を回転させることで振動が発生し、情報の着信あるいは時刻等を報知する。このように、一つのモータで、レンズ枠を移動させる駆動源及び分銅を回転させる駆動源を兼ねるため、構造が簡略化され、携帯電話機等に搭載される小型のレンズ駆動装置が得られる。
上記構成において、駆動機構は、駆動片を有しかつ筒状部に回動自在に支持されると共にモータにより回転駆動される駆動リングと、筒状部に回動自在に支持されてレンズ枠にカム作用を及ぼすと共に駆動リングが一方向に回転するとき駆動片に係合する第1係合片を有するカムリングと、筒状部に回動自在に支持されて分銅を回転させると共に駆動リングが他方向に回転するとき駆動片に係合する第2係合片を有する連動リングと、を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動リングが、モータによって所定の休止位置から一方向に回転させられる(所定の角度範囲に亘って往復回転する)と、その駆動片が第1係合片に係合して、カムリングが回転し、レンズ枠が光軸方向に移動する。一方、駆動リングが、モータによって所定の休止位置から他方向に回転させられる(所定の角度範囲に亘って往復回転する)と、その駆動片が第2係合片に係合して、連動リングが回転し、分銅が回転する。このように、休止位置を起点として、モータが駆動リングをいずれの向きに回転させるかによって、カムリングによるレンズ枠の移動又は連動リングによる分銅の回転が選択されるため、モータへ流す電流の方向を選択するだけで、フォーカシング(又はズーミング)又は着信の報知を容易に行わせることができる。
上記構成において、カムリングは、光軸方向において、駆動リングの一方側に隣接して配置され、連動リングは、光軸方向において、駆動リングの他方側に隣接して配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動リングの回転駆動力が、その駆動片からカムリングの第1係合片に又は連動リングの第2係合片に効率良く伝達されると共に、光軸方向において装置を薄型化することができる。
上記構成において、ベースには、休止位置においてカムリングを停止させる第1ストッパと、カムリングを第1ストッパに向けて付勢する第1付勢部材と、休止位置において連動リングを停止させる第2ストッパと、連動リングを第2ストッパに向けて付勢する第2付勢部材と、が設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、カムリングが休止位置(第1ストッパにより停止した位置)から離れる向きに回転させられて再び休止位置に戻る所定の角度範囲において、カムリングはレンズ枠に対して確実に光軸方向へのカム作用を及ぼし、又、連動リングが休止位置(第2ストッパにより停止した位置)から離れる向きに回転させられて再び休止位置に戻る所定の角度範囲において、連動リングは確実に分銅を回転させることができる。
上記構成において、分銅は、連動リングと転がり接触するローラを有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、連動リングは、分銅のローラと転がり接触して、分銅を回転させるため、ギヤ等を用いる場合に比べて構造が簡単であると共に円滑な回転が得られる。
上記構成において、ローラは、少なくとも連動リングと接触する部分がゴム材料により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、連動リングの回転力は、ゴム材料を介して分銅に伝達されるため、若干圧縮した状態で両者を接触させることにより、回転力の伝達が確実に行われ、又、ゴムのバネ定数を適宜選定することにより、駆動力の伝達効率を最適に設定することができ、又、操作者が振動を確実に感知できるように振動の伝達特性を設定することができる。
上記構成において、分銅の回転軸は、レンズ枠の移動方向と略平行である、構成を採用することができる。
この構成によれば、分銅の回転により発生する振動の振幅方向が、レンズ枠の移動方向(光軸方向)と略垂直な面内であるため、その振動がレンズ枠を光軸方向に移動させるような悪影響を防止することができる。
上記構成において、モータは、その回転軸が駆動リングの回転面と略平行となるように、ベースに固定されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、モータの長手方向を駆動リングの回転面と略平行に沿わせることで、光軸方向において装置を薄型化することができる。それ故に、特に、携帯電話機等に対して容易に搭載することができる。
上記構成をなすレンズ駆動装置は、一つのモータで、情報の着信あるいは時刻等を報知できると共にフォーカシングあるいはズーミングを行えるため、構造の簡略化、小型化、薄型化等が達成され、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ等の小型の携帯情報端末機に容易に適用され得る。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図5は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観斜視図、図2は装置の分解斜視図、図3は装置の平面図、図4は装置の側面図、図5は装置の断面図である。
このレンズ駆動装置は、図1ないし図5に示すように、光軸方向Lに伸長する筒状部11をもつベース10、筒状部11に収容されるレンズ枠20、筒状部11の外周面に対して回動自在に設けられた環状の駆動リング30、カムリング40、連動リング50、駆動リング30に駆動力を付与するステップモータ60、カムリング40を反時計回りに付勢する第1付勢部材としての第1コイルスプリング70、連動リング50を時計回りに付勢する第2付勢部材としての第2コイルスプリング80、座面リング90、圧縮スプリング100、押え板110、ベース10に回動自在に支持された分銅120等を備えている。
そして、駆動リング30及びカムリング40により、レンズ枠20を光軸方向Lに移動させる駆動機構が構成され、又、駆動リング30及び連動リング50により、分銅120を回転させる駆動機構が構成されている。
ベース10は、筒状部11、筒状部11の後方に形成された略矩形の凹部12、ステップモータ60の固定部13、連動リング50の座面14、分銅120の支軸15、第1ストッパ16、第2ストッパ17、ピン18,19等を備えており、その凹部12には、撮像素子としてのCCD130が配置されるようになっている。
筒状部11は、円筒状をなし、その径方向に貫通すると共に光軸方向Lに伸長しかつ前方側Fに開口する3つのガイド孔11a、開口端部に突出して形成された6本の突起11b等により形成されている。3つのガイド孔11aは、周方向において等角度(120度)の間隔で形成されている。
レンズ枠20は、図2及び図5に示すように、内部にレンズGを保持する円筒部21、円筒部21の外周面から径方向外側に向けて突出する3つの突出部22等により形成されており、レンズGの前方には所定の絞り口径をなす開口板23が設けられている。
円筒部21は、図5に示すように、筒状部11の内周面に嵌め込まれ(内嵌され)て、光軸方向Lに摺動自在に支持されている。
3つの突出部22は、周方向において等角度(120度)の間隔で形成されており、筒状部11のガイド孔11aに挿通されて、周方向においてガタツキが無く光軸方向Lにのみ往復動自在に案内されるようになっている。また、突出部22は、それぞれ、後方側Rの側面が後述するカムリング40のカム面44に係合し、前方側Fの側面が座面リング90を介して圧縮スプリング100の一端部に係合するようになっている。
駆動リング30は、図1ないし図5に示すように、筒状部11に外嵌される環状部31、環状部31の外周面から径方向外側に突出して形成された駆動片32、同様に径方向外側に突出して円弧状に形成された歯車部(ウォームホイール)33等により形成されており、環状部31が筒状部11に外嵌されると共に連動リング50に摺動自在に積層された状態で、筒状部11に回動自在に支持されている。
歯車部33は、後述するステップモータ60のウォーム61と噛合するものであり、駆動片32は、カムリング40の第1係合片42に係合してカムリング40に回転駆動力を伝達し、又、連動リング50の第2係合片52に係合して連動リング50に回転駆動力を伝達するものである。
カムリング40は、図1ないし図5に示すように、筒状部11に外嵌される環状部41、環状部41の外周面から径方向外側に突出しかつ略L字状に屈曲して形成された第1係合片42、同様に径方向外側に突出して形成された掛止片43、環状部41の前端面に形成された3つのカム面44等により形成されており、環状部41が筒状部11に外嵌されると共に駆動リング30に摺動自在に積層された状態で、筒状部11に回動自在に支持されている。
第1係合片42には、駆動リング30が時計回りに回転するとき、駆動片32が係合するようになっており、掛止片43には、カムリング40を反時計回りに付勢するべく第1コイルスプリング70の一端が掛止されている。また、3つのカム面44は、それぞれレンズ枠20の3つの突出部22を受けて光軸方向Lにカム作用を及ぼすものである。
連動リング50は、図1ないし図5に示すように、筒状部11に外嵌される環状部51、環状部51の外縁領域から光軸方向Lに突出して形成された第2係合片52、環状部51から径方向外側に突出して形成された掛止片53等により形成されており、環状部51が筒状部11に外嵌されると共にベース10の座面14に摺動自在に載置された状態で、筒状部11に回動自在に支持されている。
第2係合片52には、駆動リング30が反時計回りに回転するとき、駆動片32が係合するようになっており、掛止片53には、連動リング50を時計回りに付勢するべく第2コイルスプリング80の一端が掛止されている。
上記駆動リング30、カムリング40、及び連動リング50の配置関係は、光軸方向Lにおいて、駆動リング30を挟んで、その一方側に隣接してカムリング40が配置され、その他方側に隣接して連動リング50が配置されている。したがって、駆動リング30の回転駆動力が、駆動片32からカムリング40の第1係合片42に又は連動リング50の第2係合片52に効率良く伝達され、又、光軸方向Lにおいて装置が薄型化される。
第1コイルスプリング70は、図1及び図3に示すように、その一端がカムリング40の掛止片43に掛止され、その他端がベース10上のピン18に掛止されて、カムリング40を反時計回りに付勢し、休止状態においては、掛止片43を第1ストッパ16に当接させるようになっている。
第2コイルスプリング80は、図1及び図3に示すように、その一端が連動リング50の掛止片53に掛止され、その他端がベース10上のピン19に掛止されて、連動リング50を時計回りに付勢し、休止状態においては、掛止片53を第2ストッパ17に当接させるようになっている。
圧縮スプリング100は、図2、図4及び図5に示すように、座面リング90を挟んで、突出部22の前方側に位置するように、筒状部11の外周面に取り付けられて、押え板110により、所定の付勢力を発生するように圧縮された状態に保持されている。
したがって、圧縮スプリング100は、レンズ枠20の突出部22を光軸方向Lの後方側Rに向けて付勢してカム面44に対して常に接触させるように作用する。
押え板110は、図1ないし図5に示すように、筒状部11の6本の突起11bを嵌合させる6個の嵌合孔110aを有し、筒状部11に嵌め込まれた圧縮スプリング100を外側(前方側F)から押さえ込んだ状態で、嵌合孔110aに突起11bが嵌合されて筒状部11の開口端部に当接され、ベース10に連結されている。
ステップモータ60は、図1ないし図5に示すように、回転軸60aに固着されたウォーム61を有し、ベース10の固定部13に固定された状態で、駆動リング30の歯車部(ウォームホイール)33と噛合している。
ここで、ステップモータ60は、その回転軸60aが、駆動リング30の回転面と略平行、すなわち、光軸方向Lと略垂直な面に対して略平行となるようにベース10に固定されている。したがって、ステップモータ60の長手方向を駆動リング30の回転面と略平行に沿わせることで、光軸方向Lにおいて装置を薄型化することができる。
分銅120は、図1ないし図5に示すように、回転の際に不釣合いの質量となるウエイト121、連動リング50の外周面50aと転がり接触するゴム製のローラ122等により形成されており、ローラ122の外周面が連動リング50の外周面50aと転がり接触する状態で、ベース10の支軸15に対して回動自在に支持されている。
すなわち、連動リング50の回転力は、ゴム材料であるローラ122を介して、転がり接触により分銅120に伝達される。したがって、ギヤ等を用いる場合に比べて構造が簡単であると共に円滑に回転力を伝達することができ、ローラ122を若干圧縮した状態で連動リング50の外周面50aに接触させることにより、回転力の伝達を確実に行わせることができ、又、ゴムのバネ定数を適宜選定することにより、駆動力の伝達効率を最適に設定することができる。さらに、操作者が振動を確実に感知できるように振動の伝達特性を設定することができる。
また、分銅120の回転軸(支軸15)は、レンズ枠20の移動方向(光軸方向L)と略平行となるように形成されている。したがって、分銅120の回転により発生する振動の振幅方向は、レンズ枠20の移動方向(光軸方向L)と略垂直な面方向となり、その振動がレンズ枠20を光軸方向Lに移動させるのを防止でき、レンズ枠20を所望の位置に維持することができる。
図6は、上記レンズ駆動装置Mが、携帯電話機に搭載された実施形態を示すものである。すなわち、携帯電話機200は、図6に示すように、種々の操作釦201aが配列されると共に内部に種々の電子部品が配置された本体201、本体201に対して開閉自在に連結され種々の情報を表示するモニター202aが設けられた蓋体202、蓋体202に配置されたカメラユニット203等により形成されている。そして、カメラユニット203に本発明のレンズ駆動装置Mが適用されている。
このように、薄型化、小型化が要求される携帯電話機200において、本発明のレンズ駆動装置Mを容易に搭載することができる。
次に、上記レンズ駆動装置が携帯電話機200に搭載された場合の動作について説明する。先ず、休止位置において、駆動リング30は、その駆動片32がカムリング40の第1係合片42及び連動リング50の第2係合片52から離脱した略中間の位置に位置している。
この休止状態において、操作者がカメラユニット203で撮影したい場合は、撮影モードに移行するための所定の操作釦201aを操作することにより、ステップモータ60が一方向に起動して、駆動リング30を休止位置から時計回りに回転させる。すると、駆動片32が第1係合片42に係合して、その回転力をカムリング40に伝達する。
これにより、カムリング40は、第1コイルスプリング70の付勢力に抗しつつ、時計回りに回転し、そのカム面44が突出部22に対して光軸方向Lにカム作用を及ぼして、沈動状態(休止位置)にあるレンズ枠(レンズG)20が光軸方向Lの前方に向けて適宜移動させられて、自動的に焦点を合わせるフォーカシングが行われる。このフォーカシングが完了すると、操作者は被写体の撮影を行うことができる。
そして、撮影が終了して、操作者が非撮影モードに移行するための操作釦201aを押すと、ステップモータ60が他方向に回転して、駆動リング30を元の休止位置に復帰させ、カムリング40は、第1コイルスプリング70の付勢力により反時計回りに回転して、その掛止片43が第1ストッパ16に当接して停止する。
一方、休止状態において、情報の着信があると、ステップモータ60が他方向に起動して、駆動リング30を休止位置から反計回りに回転させる。すると、駆動片32が第2係合片52に係合して、その回転力を連動リング50に伝達する。
これにより、連動リング50は、第2コイルスプリング80の付勢力に抗しつつ、反時計回りに回転し、その外周面50aを転がり接触する分銅120を回転させる。その結果、情報の着信を操作者に報知するための振動が発生する。そして、操作者の停止操作があるまで、ステップモータ60は、駆動リング30を所定の角度範囲で往復回転させ、それに追随して連動リング50も往復回転するため、分銅120も往復回転して、振動を発生し続ける。
そして、操作者が所定の操作釦201aを押して停止操作を行うと、ステップモータ60が一方向に回転して、駆動リング30を元の休止位置に復帰させ、連動リング50は、第2コイルスプリング80の付勢力により時計回りに回転して、その掛止片53が第2ストッパ17に当接して停止する。
尚、所定の時刻を報知するように設定された場合も、情報の着信を報知する場合と同様に作動する。
このように、休止位置を起点として、ステップモータ60が駆動リング30をいずれの向きに回転させるかによって、カムリング40によるレンズ枠20の移動又は連動リング50による分銅120の回転が選択されるため、ステップモータ60へ流す電流の方向を選択するだけで、フォーカシング又は情報着信(あるいは時刻)の報知を容易に行わせることができる。
また、カムリング40が休止位置(第1ストッパ16により停止した位置)から離れる向きに回転させられて再び休止位置に戻る所定の角度範囲において、カムリング40はレンズ枠20に対して確実に光軸方向Lへのカム作用を及ぼすことができ、又、連動リング50が休止位置(第2ストッパ17により停止した位置)から離れる向きに回転させられて再び休止位置に戻る所定の角度範囲において、連動リング50は確実に分銅120を回転させることができる。
上記実施形態においては、連動リング50の外周面50aで分銅120に回転力を伝達するように構成したが、これに限定されるものではなく、連動リング50の上面(光軸方向Lに垂直な主面)の外縁領域と転がり接触するように分銅を配置してもよい。
上記実施形態においては、一つのレンズ枠20をカムリング40で移動させてフォーカシングを行わせる構成を示したが、複数のレンズ枠を相対的に移動させるようにしてズーミングを行わせる構成において本発明を採用してもよい。
上記実施形態においては、駆動源としてステップモータを採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、駆動リング30の回転角度範囲を検出する検出手段(例えば、光センサ等)を設ける場合は、駆動源としてDCモータを採用することができる。
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置は、構造の簡略化、小型化、薄型化等が達成されつつ、フォーカシング(あるいはズーミング)と情報着信(あるいは所定時刻)の報知を行えるため、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ等の小型の携帯情報端末機に適用されるのは勿論のこと、デジタルカメラを備えたその他の情報端末機等においても有用である。
本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の平面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の側面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す断面図である。 本発明のレンズ駆動装置を携帯電話機に搭載した実施形態を示す外観斜視図である。
符号の説明
10 ベース
11 筒状部
11a ガイド孔
11b 突起
12 凹部
13 固定部
14 座面
15 分銅の支軸
16 第1ストッパ
17 第2ストッパ
18,19 ピン
20 レンズ枠
21 円筒部
22 突出部
23 開口板
G レンズ
30 駆動リング(駆動機構)
31 環状部
32 駆動片
33 歯車部
40 カムリング(駆動機構)
41 環状部
42 第1係合片
43 掛止片
44 カム面
50 連動リング(駆動機構)
51 環状部
52 第2係合片
53 掛止片
60 ステップモータ
60a 回転軸
61 ウォーム
70 第1コイルスプリング(第1付勢部材)
80 第2コイルスプリング(第2付勢部材)
90 座面リング
100 圧縮スプリング
110 押え板
120 分銅
121 ウエイト(不釣合いの質量)
122 ローラ
130 CCD
L 光軸方向

Claims (8)

  1. 光軸方向に伸長する筒状部を有するベースと、レンズを保持すると共に前記筒状部において光軸方向に往復動自在に支持されたレンズ枠と、前記レンズ枠を光軸方向に移動させる駆動機構と、前記駆動機構に駆動力を及ぼすモータと、前記ベースに回動自在に支持され不釣合いの質量をもつ分銅と、を備え、
    前記駆動機構は、前記モータが所定の休止位置から一方向に起動するとき、前記レンズ枠を光軸方向に移動させ、前記モータが所定の休止位置から他方向に起動するとき、前記分銅を回転させるように、形成されている、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記駆動機構は、駆動片を有しかつ前記筒状部に回動自在に支持されると共に前記モータにより回転駆動される駆動リングと、前記筒状部に回動自在に支持されて前記レンズ枠にカム作用を及ぼすと共に前記駆動リングが一方向に回転するとき前記駆動片に係合する第1係合片を有するカムリングと、前記筒状部に回動自在に支持されて前記分銅を回転させると共に前記駆動リングが他方向に回転するとき前記駆動片に係合する第2係合片を有する連動リングと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記カムリングは、光軸方向において、前記駆動リングの一方側に隣接して配置され、
    前記連動リングは、光軸方向において、前記駆動リングの他方側に隣接して配置されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記ベースには、前記休止位置において前記カムリングを停止させる第1ストッパと、前記カムリングを前記第1ストッパに向けて付勢する第1付勢部材と、前記休止位置において前記連動リングを停止させる第2ストッパと、前記連動リングを前記第2ストッパに向けて付勢する第2付勢部材と、が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記分銅は、前記連動リングと転がり接触するローラを有する、
    ことを特徴とする請求項2ないし4いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記ローラは、少なくとも前記連動リングと接触する部分がゴム材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記分銅の回転軸は、前記レンズ枠の移動方向と略平行である、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記モータは、その回転軸が前記駆動リングの回転面と略平行となるように、前記ベースに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載のレンズ駆動装置。


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