JP2005275002A - オートフォーカス撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成にてフォーカス調節を行うことのできるオートフォーカス撮像装置を提供する。
【解決手段】 フォーカス駆動装置41を、撮像レンズ40、撮像レンズ40を保持するレンズ保持枠53、フォーカス調節用押圧環54、固定筒55、コイルバネ56、押さえ環57、ステッピングモータ58及び駆動歯車59から構成する。レンズ保持枠53の外周面から周囲に突出するように形成されたカムピン53bは、フォーカス調節用押圧環54の固定筒55側の端部に形成されたカム面54dによって光軸L方向に押圧される。カム面54dは、光軸L方向に繰り返し凹凸する滑らかな曲線状となっており、フォーカス調節用押圧環54が一方向に回動することによってカムピン53bを光軸L方向に繰り返し押圧して、レンズ保持枠53を光軸L方向に往復動させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像素子に画像を結像して画像信号を得る撮像装置に関するものである。
近年、急速に普及するデジタルカメラには、撮像光学系と、撮像光学系により結像された画像を光電変換するCCDイメージセンサや、CMOSイメージセンサなどの撮像素子とが組み込まれており、最近では、単体のデジタルカメラだけではなく、携帯電話や、PDA(携帯型情報端末)、パーソナルコンピュータなどの各種電子機器に内蔵されることが多くなってきている。
上記のようなカメラでは、フォーカス調節に用いられるフォーカスレンズと、フォーカスレンズを保持するレンズ保持枠を光軸方向にスライド移動させるフォーカス駆動装置を備えた撮像装置を設けていることが多い。このような撮像装置では、レンズ保持枠を光軸方向に押圧するカム面を有する回動自在な押圧部材と、レンズ保持枠を押圧部材側に付勢するバネなどの付勢部材からなる構成が一般的である(例えば特許文献1)。また、フォーカス駆動装置を駆動制御して、フォーカス調節を自動的に行うことによって撮影者の便宜を図るオートフォーカス撮像装置も多い。
特開2003−295034号公報
しかしながら、上述したようなオートフォーカス撮像装置であっては、フォーカス調節を行う際にレンズ保持枠の最適な位置を決定するためにはレンズ保持枠を光軸方向に往復動させなければならず、レンズ保持枠を往復動させるには押圧部材の回動方向を反転させなければならなかった。そのため、オートフォーカス撮像装置の構成は復雑なものとなってしまっていた。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、簡単な構成にてフォーカス調節を行うことのできるオートフォーカス撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のオートフォーカス撮像装置は、フォーカスレンズを含む撮像光学系と、光軸方向へ周期的に複数回繰り返し凹凸するカム面または前記カム面に当接するカムピンのいずれか一方を有するとともに前記フォーカスレンズを保持するレンズ保持部材と、他方を有するとともに回動自在であり、前記カム面と前記カムピンとの摺動を介して前記レンズ保持部材を光軸方向に周期的に押圧して移動させる押圧部材と、前記レンズ保持部材を前記押圧部材側へ付勢する付勢部材と、前記押圧部材を回動させる駆動装置と、前記撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子から出力された撮像信号から合焦状態を検出する合焦検出手段と、前記駆動装置を駆動制御して前記押圧部材を一方向に回動させることによって、前記押圧部材を一回動させる毎に、前記レンズ保持部材を光軸方向に周期的に複数回往復動させるとともに、前記押圧部材が回動中に前記合焦検出手段が合焦状態を検出したときに前記カムピンが当接する位置における前記カム面の位相を判定し、判定した位相と同位相で前記カムピンが前記カム面に当接するよう前記押圧部材を停止させる制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明のオートフォーカス撮像装置は、駆動装置によって一方向に回動された押圧部材が、一回動する毎に、レンズ保持部材を光軸方向に周期的に複数回往復動させるとともに、押圧部材が回動中に合焦検出手段が合焦状態を検出したときにカムピンが当接する位置におけるカム面の位相を判定し、判定した位相と同位相でカムピンがカム面に当接するように制御手段が押圧部材を停止させるので、押圧部材の回動方向を反転させなくとも簡単な構成にてフォーカス調節を行うことができ、また、合焦状態の検出から押圧部材の停止に至るまで押圧部材の回動方向を反転させないので、フォーカス調節に要する時間を短縮することができる。
本発明を適用したカメラ付き携帯電話の正面側の外観斜視図を図1に、背面側の外観斜視図を図2に示す。カメラ付き携帯電話2の本体部3は、上部筐体11、及び下部筐体12と、これら筐体を回動自在に連結するヒンジ部13とから構成されている。
上部筐体11には、図2に示すように、本発明が実施されたオートフォーカス撮像装置21が設けられており、カメラ付き携帯電話2では、このオートフォーカス撮像装置21によって被写体画像を取得する。ヒンジ部13には、カメラ付き携帯電話2の使用時に、上部筐体11と下部筐体12とが所定の角度で係止されるように、クリック機構(図示せず)が設けられている。本体部3は、ヒンジ部13を介して回動させることにより、上部筐体11と下部筐体12とを展開及び折り畳み可能となっており、カメラ付き携帯電話2の非使用時には、上部筐体11と下部筐体12とが平行となるように折り畳まれる。
上部筐体11及び下部筐体12は、ともに略矩形の薄板形状に形成されており、上部筐体11の背面11aからはオートフォーカス撮像装置21が露呈し、正面11bにはLCDパネル26及び受話スピーカ27が、上面11cにはアンテナ28が配置されており、下部筐体12の正面12aには操作部31及び送話マイク32が配置されている。さらに下部筐体12の下面12bには、パーソナルコーンピュータなどの外部機器とケーブル接続するためのソケット34、及びメモリーカード35が装填されるメモリカードスロット36が設けられている。メモリカードスロット36の奥には、挿入されたメモリカード35に電気的に接続して、画像データ等の読み書きを行なう書込読出回路37が組み込まれている。
アンテナ28は、通話や電子メールサービス、インターネット接続サービスを利用する際に他の携帯電話やインターネットサーバからの電波信号を受信するとともに、カメラ付き携帯電話2から発信される電波信号を外部に送信する。受話スピーカ27は、通信相手の音声や着信音などを出力する。LCDパネル26には、メニュー画面や着信相手の電話番号などの各種情報、撮像素子42(図3に図示)により得られたスルー画像や、メモリカードに記録された画像が表示される。送話マイク32は、話し手の音声を電気的な音声信号に変換して、アンテナ28を介して通話相手に送信する。
操作部31は、選択キー31a、シャッタボタン31bや、ダイヤルキー31cなどからなる。選択キー31aは、各種メニューの選択・設定などに使用される。このカメラ付き携帯電話2は、各種モードの中から撮像モードを選択して被写体の撮像を行うことができるようになっており、これらモードの選択は選択キー31aを操作して行う。また、選択キー31aは、オートフォーカス撮像装置21による被写体の撮像操作にも使用される。シャッタボタン31bは、オートフォーカス撮像装置21により撮像を行うときのレリーズ操作に使用する。さらにまた、ダイヤルキー31cは、電話番号や電子メールの文章などを入力する際に操作される。
オートフォーカス撮像装置21は、図3に示すように、フォーカス調節に用いられる撮像レンズ(フォーカスレンズ)40を備えたフォーカス駆動装置41、撮像素子42を有し、これらは図4に示すように一体となったユニット状態で上部筐体11に組み込まれている。撮像素子42としては、CCDまたはCMOSが使用される。撮像素子42は、受光素子46、受光素子46が実装された半導体基板47、及び受光素子46の受光面を覆うガラスカバー48などからなり、筐体11に形成された露呈穴11eと対面する位置にある内壁面11fに固定されている。撮像素子42は、撮像した被写体画像を光電変換して光量に応じたアナログの撮像信号を出力する。また、撮像素子42は、シャッタボタン31bの操作に応じてシャッタレリーズ動作を行なう電子シャッタ機能を備えている。なお、露呈穴11eには保護カバー50が固着されている。
フォーカス駆動装置41は、図3に示すように、撮像レンズ40、撮像レンズ40を保持するレンズ保持枠(レンズ保持部材)53、フォーカス調節用押圧環(押圧部材)54、固定筒55、コイルバネ(付勢部材)56、押さえ環57、ステッピングモータ(駆動装置)58及び駆動歯車59からなる。
レンズ保持枠53は、撮像レンズ40を保持する円筒状の枠部53aと、この枠部53aの外周面から周囲に突出するように形成されたカムピン53bとからなる。カムピン53bは円柱状であり、それぞれが光軸Lに関して120°の回転対称となるよう3個配設され、撮像レンズ40が光軸Lに対して傾斜しないように、それぞれが同時にフォーカス調節用押圧環54と当接するようになっている。なお、カムピン53bは、3個に限らず、フォーカス調節用押圧環54と安定して当接できるように適宜の個数として良い。また、図4では、撮像レンズ40として第1群40a、第2群40b及び第3群40cからなる3群のレンズが図示されているがこれに限るものではない。
フォーカス調節用押圧環54は、図3に示すように、円環部54aと、この円環部54aの外周面上に円周方向に設けられた外歯車54b及び突片54cとが一体に形成されている。円環部54aは、固定筒55側の端部にカム面54dが形成されている。カム面54dは、光軸L方向に複数回繰り返し凹凸する滑らかな曲線状となっており、フォーカス調節用押圧環54が一方向に回動することによってカムピン53bを光軸L方向に繰り返し押圧して、フォーカス調節用押圧環54が一回動する毎に、レンズ保持枠53を光軸L方向に複数回往復動させる。外歯車54bには、ステッピングモータ58の駆動軸58aに固着された駆動歯車59が噛み合わされ、フォーカス調節用押圧環54は、駆動歯車59を介してステッピングモータ58によって回動される。なお、フォーカス調節用押圧環54を回動させる駆動源は、ステッピングモータ58に限らず、サーボモータなどを適宜用いて良く、また、駆動歯車59と外歯車54bとの間に減速歯車等を適宜設けても良い。フォーカス調節用押圧環54の回動位相の原点は、フォーカス調節用押圧環54の周囲に配設したフォトインタラプタ60が突片54cを検知したときに後述するシステムコントローラ(制御手段)70(図5に図示)に検知信号を入力することによって設定される。突片54cは、レンズ保持枠53が撮像素子42に最も近づいたときが原点に設定されるように、光軸Lに関して120°の回転対称となるように3個配設されている。なお、突片54cは、カムピン53bの個数や位置に応じて適宜設ければ良い。ステッピングモータ58は、システムコントローラ70によって駆動制御される。
固定筒55は、円筒部55aと、この円筒部55aの後部に一体に形成されたベース部55bとからなる。円筒部55aは、撮像レンズ40の光軸Lを中心にした円筒形状に形成されており、内部にコイルバネ56を収容し、外周面にフォーカス調節用押圧環54が回動自在に嵌合し、内周面にレンズ保持枠53が光軸L方向にスライド自在に嵌合される。円筒部55aには、被写体側が開放となるよう光軸Lと平行に切り欠かれたガイド溝55cが、光軸Lに関して120°の回転対称となるよう3ヶ所形成されている。円筒部55aにレンズ保持枠53が嵌合された際には、カムピン53bがそれぞれガイド溝55cに挿通されることによって、レンズ保持枠53は光軸L方向にスライド自在であるとともに光軸Lを回動軸とする回動を規制される。円筒部55aの内部に収容されたコイルバネ56は、レンズ保持枠53の撮像素子42側の端面に当接し、レンズ保持枠53をフォーカス調節用押圧環54側へと付勢する。そして、フォーカス調節用押圧環54が円筒部55aに嵌合することにより、カムピン53b側面であって円筒部55aの外周面から突出した部位と、カム面54dとが当接した状態となる。ベース部55bには、開口部55dが形成されており、開口部55dに対面する位置に撮像素子42が固定されている。
押さえ環57は、背面側に円柱状に切り欠かれた嵌合凹部57aが形成された円盤であり、撮像レンズ40を露呈させる穴57bが光軸L上に形成されている。押さえ環57は、嵌合凹部57aが固定筒55の円筒部55a前端部に嵌合されて固着されるとともに、フォーカス調節用押圧環54の前面と当接し、フォーカス調節用押圧環54が円筒部55aから脱落しないよう保持する。また、穴57bには、内径が小さくなっている絞り部57cが形成されている。
図5に、本発明を説明するうえで必要なオートフォーカス撮像装置21の構成をブロック図で示す。
撮像素子42から出力された撮像信号は、画像処理回路74に入力される。画像処理回路74は、いわゆるアナログ・フロント・エンド回路であり、アナログの撮像信号をデジタルの撮像信号に変換するとともに、画像データに輝度レベル補正やホワイトバランス補正等の画質調整とYC処理と、固定長化処理及び圧縮処理とを施す。撮影中にLCDパネル26にスルー画表示を行なう場合には、画質調製された画像データに簡易レベルの簡易YC処理を施し、輝度データと色差データとからなる簡易YC画像データに変換する。この簡易YC画像データは、画像メモリ76を介して表示回路77に読み出され、NTSC等のコンポジット信号に変換されてLCDパネル26に入力される。撮影が行なわれた場合には、画像処理回路74は、画質調製が施された画像データに本格的なYC処理を施し、YC画像データを生成する。このYC画像データには、更に固定長化処理と圧縮処理とが施され、例えばjpeg形式の圧縮画像データに変換される。圧縮画像データは、後述するRAM70bに記憶された後、書込読出回路37を介してメモリカード35に書き込まれる。
AF評価値算出回路(合焦状態検出手段)80は、画像処理回路74によって生成された一画面分の画像データのコントラストからAF評価値を算出する。一般に、画像のコントラストは被写体像が合焦状態となったときに最も高くなり、このときにAF評価値も最も高くなる。AF評価値はシステムコントローラ70にAF評価値信号として入力される。
システムコントローラ70は、オートフォーカス撮像装置21の全体を制御する。システムコントローラ70は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPUの他に、制御プログラムや各種設定データ等が記憶されたROM70aと、制御時に生じた種々のデータが記憶されるRAM70bとを備えている。
システムコントローラ70は、モータドライバ61を介して駆動パルスを印加することによってステッピングモータ58を駆動制御し、フォーカス調節用押圧環54を回動させる。このとき、システムコントローラ70は、フォトインタラプタ60からの検知信号が入力された時点をフォーカス調節用押圧環54の回動位相の原点として設定しリセットパルスを発生させる。また、システムコントローラ70は、ステッピングモータ58に印加した駆動パルスを原点設定時からカウントし、該カウント値から算出される駆動軸58aの回動数に基づいてフォーカス調節用押圧環54の回動位相及びカムピン53bが当接する位置におけるカム面54dの位相を監視する。また、フォーカス調節用押圧環54を、原点から、レンズ保持枠53が撮像素子42から最も遠くなる位置となる回動位相まで回動させるために要する駆動パルスのカウント値Nを、予め一意に定義しておく。
システムコントローラ70は、ステッピングモータ58を一方向に駆動して、レンズ保持枠53とともに撮像レンズ40を光軸L方向に往復動させ、このときのAF評価値信号の変化にリアルタイム処理を行い、ピーク値が現れる毎にフォーカス位置検出信号を発生させる。システムコントローラ70は、リセットパルス発生時から、再度リセットパルスが発生する時点までピーク値をホールドし、リセットパルス発生毎にこれをクリアする。システムコントローラ70は、リセットパルス発生時から、駆動パルスのカウント値がNとなるまでの期間で、最後にフォーカス位置検出信号が発生した時点の、カムピン53bが当接する位置におけるカム面54dの位相を被写体像が合焦状態となる位相と判定し、その時点の駆動パルスのカウント値Xを記憶する。そして、カムピン53bが当接する位置におけるカム面54dの位相が、合焦状態として判定した位相と同位相となるよう、記憶したカウント値Xにあたる駆動パルスを、リセットパルス発生時よりステッピングモータ58に印加してフォーカス調節用押圧環54を回動及び停止させる。
上記構成の作用について、図6(a),(b)及び図7を基に説明する。図6(a),(b)は、光軸Lと直交する方向から見た、カムピン53b及びカム面54dの連動を示す図である。レンズ保持枠53がコイルバネ56によってフォーカス調節用押圧環54側に付勢されているので、カムピン53bは、カム面54dによって押圧されるとガイド溝55cの内面に沿って光軸L方向に摺動する。このように、フォーカス調節用押圧環54がステッピングモータ58によって一方向に回動すると、カムピン53bと当接する位置におけるカム面54dの位相は、光軸L方向へ周期的に繰り返し凹凸し、カムピン53bは光軸L方向に往復動される。なお、図6(a)はフォーカス調節用押圧環54側に移動するカムピン53を示し、図6(b)は撮像素子42側に移動するカムピン53を示す。
図7は、システムコントローラ70がステッピングモータ58を駆動してフォーカス調節用押圧環54を回動させた際の、レンズ保持枠53の移動位置、リセットパルス、駆動パルスのカウント値、AF評価値信号、AF評価値信号のピーク値ホールド、フォーカス位置検出信号を示すタイミングチャートの例である。また、被写体像が合焦状態となるレンズ保持枠の位置(以下、フォーカス位置と記す)の例を一点鎖線にて示す。レンズ保持枠53の移動位置は、チャート図上方を撮像素子42の遠方とし、レンズ保持枠53が撮像素子42に最も近づいたときにフォーカス調節用押圧環54の原点設定が行われるとする。なお、図7はステッピングモータ58が回転し続けている状態を示しており、システムコントローラ70によってステッピングモータ58が停止させられた場合には、その時点で各変化は停止する。
システムコントローラ70の駆動によってステッピングモータ58が回転すると、フォーカス調節用押圧環54を一方向に回動し、カムピン53bとともにレンズ保持枠53が光軸に沿って往復動する。フォトインタラプタ60からの検知信号が入力されると、システムコントローラ70はリセットパルスを発生させる。システムコントローラ70は、AF評価値信号の変化にリアルタイム処理を行い、ピーク値が現れる毎にフォーカス位置検出信号を発生させる。そして、システムコントローラ70は、リセットパルス発生時から、駆動パルスのカウント値がNとなるまでの期間において最後にフォーカス位置検出信号が発生した時点の、カムピン53bが当接する位置におけるカム面54dの位相を被写体像が合焦状態となる位相と判定し、その時点の駆動パルスのカウント値Xを記憶する。そして、記憶したカウント値Xにあたる駆動パルスをリセットパルス発生時よりステッピングモータ58に印加し、フォーカス調節用押圧環54を回動及び停止させることによって、カムピン53bが当接する位置におけるカム面54dの位相が合焦状態として判定した位相と同位相となる。このように、自動的にフォーカス調節を行うことができる。
なお、記憶したカウント値にあたる駆動パルスをステッピングモータ58に印加する契機となるリセットパルスは、フォーカス位置を決定した直後のものであればフォーカス調節に掛かる時間が最短となる。また、脱調などによるステッピングモータ58の回転数と印加した駆動パルス数の誤差が無視できる場合には、フォーカス調節用押圧環54の回動位相と駆動パルスのカウント値を予め一意に定義して、フォーカス位置を決定した直後にレンズ保持枠53を再度フォーカス位置とする、カムピン53bが当接する位置におけるカム面54dの位相に対応する駆動パルスのカウント値を算出することもできる。この場合のカウント値の例を図7にYで示す。
なお、上記実施形態においては、フォーカス調節用押圧環54の回動位相の原点を、レンズ保持枠53が撮像素子42に最も近づく位置となるときの回動位相としたが、これに限らず、適宜の回動位相として良い。この場合、カウント値Nは、レンズ保持枠53が撮像素子42に最も近づく位置と撮像素子42から最も遠くなる位置との間を少なくとも一回移動させるために要する駆動パルスのカウント値となる。
上記実施形態においては、フォーカス調節用押圧環54にカム面54dを設け、レンズ保持枠53にカムピン53bを設けたが、カム面及びカムピンはそれぞれどちらか一方ごとに設けられていれば良く、レンズ保持枠53にカム面を設け、フォーカス調節用押圧環54にカムピンを設けるとしても良い。
上記実施形態においては、本発明を適用したカメラ付き携帯電話を例に上げて説明しているが、これに限らず、PDAやパーソナルコンピュータなどに適用してもよい。
カメラ付き携帯電話を示す正面側斜視図である。 カメラ付き携帯電話の背面側斜視図である。 本発明のオートフォーカス撮像装置の構造を示す分解斜視図である。 カメラ付き携帯電話の要部断面図である。 本発明のオートフォーカス撮像装置の構成を示すブロック図である。 光軸と直交する方向から見たカムピンとカム面との関係を示す概略図である。 本発明のオートフォーカス実行時のタイミングチャートである。
符号の説明
2 カメラ付き携帯電話
21 オートフォーカス撮像装置
40 撮像レンズ(フォーカスレンズ)
41 フォーカス駆動装置
42 撮像素子
53 レンズ保持枠(レンズ保持部材)
53b カムピン
54 フォーカス調節用押圧環(押圧部材)
54d カム面
56 コイルバネ(付勢部材)
58 ステッピングモータ(駆動装置)
70 システムコントローラ(制御手段)
80 AF評価値算出回路(合焦状態検出手段)

Claims (1)

  1. フォーカスレンズを含む撮像光学系と、
    光軸方向へ周期的に複数回繰り返し凹凸するカム面または前記カム面に当接するカムピンのいずれか一方を有するとともに前記フォーカスレンズを保持するレンズ保持部材と、
    他方を有するとともに回動自在であり、前記カム面と前記カムピンとの摺動を介して前記レンズ保持部材を光軸方向に周期的に押圧して移動させる押圧部材と、
    前記レンズ保持部材を前記押圧部材側へ付勢する付勢部材と、
    前記押圧部材を回動させる駆動装置と、
    前記撮像光学系によって受光面に結像された被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された撮像信号から合焦状態を検出する合焦検出手段と、
    前記駆動装置を駆動制御して前記押圧部材を一方向に回動させることによって、前記押圧部材を一回動させる毎に、前記レンズ保持部材を光軸方向に周期的に複数回往復動させるとともに、前記押圧部材が回動中に前記合焦検出手段が合焦状態を検出したときに前記カムピンが当接する位置における前記カム面の位相を判定し、判定した位相と同位相で前記カムピンが前記カム面に当接するよう前記押圧部材を停止させる制御手段とを備えたことを特徴とするオートフォーカス撮像装置。
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