JP2006276244A - レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高精度にレンズ位置を検出することのできるレンズ装置を小型、及び安価に提供する。
【解決手段】 第1レンズ群31及び第2レンズ群31は、スライド軸37,38により軸支され、光軸方向に沿ってスライド自在とされている。第2レンズ群31の斜め前方には、光軸に交叉する方向に光を照射するLED35が配置されており、第2レンズ群31の上部には、LED35から照射された光を屈折させて光軸後端のイメージセンサ21に入射する凹レンズ31fが設けられている。第2レンズ群31が光軸方向でスライドすると、凹レンズ31fによりイメージセンサ21に入射される光の位置が変化する。この光の位置から、第2レンズ群31の位置を検出することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、携帯電話機等の小型の電子装置に組み込まれるレンズ装置に関し、更に詳しくは、レンズ群の移動位置を検出することのできるレンズ装置に関する。
デジタルカメラを内蔵したカメラ付き携帯電話機が普及している。従来のカメラ付き携帯電話機には、小型化及びコストダウンのために、単焦点の撮影レンズと、解像度の低いイメージセンサとが用いられていた。しかし、カメラ付き携帯電話機に高画質な撮影機能を望むユーザーが多いため、近年では光学ズームやオートフォーカス、画素数の多いイメージセンサ等を用いたカメラ付き携帯電話機も販売されている。
オートフォーカス機能によってピント調整を行う際には、レンズ群の位置を精度良く検出することが重要である。例えば、特許文献1記載のレンズ装置は、レンズ鏡筒の側面に形成された検出片を光学センサで検出することによりレンズ鏡筒の初期位置を検出し、この初期位置からのレンズ鏡筒の移動位置は、モーターの回転数をカウントすることにより算出している。また、特許文献2記載のレンズ装置は、レンズ鏡筒に金属製の摺動子を取り付け、この摺動子の移動経路上に複数の接点部を設け、摺動子が接触している接点部を検出することによってレンズ鏡筒の複数の基準位置を検出し、この基準位置からのモーターの回転数をカウントすることにより、レンズ鏡筒の移動位置を算出している。
位置を検出している。
特開平06−174999号公報 特開2004−317997号公報
特許文献1及び2記載のレンズ装置は、ともにレンズ鏡筒の基準位置を検出するための手段と、この基準位置からのモーターの回転数を検出する手段及びカウントする手段、この回転数からレンズ鏡筒の移動位置を算出する手段等が必要となり、カメラ付き携帯電話機のような小型の電子機器には組み込むことができない。また、部品数の多さからコストが高くなる。更に、モーター等の回転数からレンズ位置を算出しているため、検出精度が劣るという問題もある。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、高精度にレンズ位置を検出することのできるレンズ装置を小型、及び安価に提供する。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ装置は、光軸上に配置される撮影レンズと、この撮影レンズが光軸方向に移動できるように支持する支持手段と、撮影レンズを光軸方向に移動させる駆動手段と、撮影レンズに向けて光を照射する光源と、撮影レンズに設けられ、光源から照射された光を屈折させる副レンズと、この副レンズで屈折された光源の光が入射されるライン状の光電センサと、光電センサに入射した光源の光の位置から、撮影レンズの光軸方向の位置を検出するレンズ位置検出手段とから構成されている。これによれば、撮影レンズの位置を直接検出することができるので、モーターの回転数等から算出する場合に比べ、迅速に、また正確に撮影レンズの位置を知ることができ、初期位置を検出するセンサ等も不要となる。また、副レンズの代わりに、撮影レンズ自体と、撮影レンズの一部が外周に延長された延長部を用いて光源の光を屈折させてもよい。
また、光電センサとして、撮影レンズによって結像された画像を撮影するイメージセンサを用いたので、レンズ装置を小型化及びローコスト化することができる。また、イメージセンサの撮像面には、撮影レンズにより結像された画像を撮影する撮影エリアと、副レンズによって屈折された光源の光を撮影する検出エリアとを設けたので、光源の光により撮影した画像が悪影響を受けることはない。
本発明のレンズ装置によれば、少ない部品構成で撮影レンズの位置を直接検出することができるため、小形でローコストであり、かつ検出精度の優れたレンズ装置を提供することができる。
図1及び図2は、本発明を実施したカメラ付き携帯電話機の構成を示す外観図、及びブロック図である。カメラ付き携帯電話機2は、ヒンジ部3により折り畳み自在に連結された受話部4と送話部5とからなる電話部6と、受話部4内に組み込まれているデジタルカメラであるカメラ部7とから構成されている。受話部4の外面には、カメラ部7のズームレンズ装置を保護する透明な保護板8が外部に露呈されている。
受話部4の内面側には、住所録や電話番号等の電話に関する各種情報や、カメラ部7で撮影した画像等が表示される液晶表示(LCD)パネル11と、受話スピーカー12とが組み込まれている。送話部5の内面側には送話マイク13のほか、送話時のダイヤル操作を行うためのダイヤルボタンや各種の設定ボタン、撮影時に操作されるシャッタボタン14やズームボタン15等からなる操作部16が設けられている。送話部5の側面に設けられたカードスロット17にメモリカード18を装填したときには、カメラ部7で撮影した画像を画像データとしてメモリカード18に保存することができる。
図3は、カメラ部7の外観形状を示す斜視図である。カメラ部7は、ズームレンズ装置20と、このズームレンズ装置20の外側に取り付けられたイメージセンサ21とから構成されている。イメージセンサ21としては、例えばCCDタイプのものが用いられるが、CMOSタイプのイメージセンサを用いてもよい。
ズームレンズ装置20は、内部に構成部品がコンパクトに組み込まれた箱形状のレンズ筐体25と、このレンズ筐体25の上面の開口25aを塞ぐ蓋部材26とからなる。図4に示すように、レンズ筐体25の前面25b及び背面25cには、前述の保護板8とイメージセンサ21とに対面して被写体光が通過される略円形の撮影開口27,28が設けられている。この撮影開口27と28との間には、撮影レンズである第1〜第3のレンズ群30〜32が組み込まれる。第3レンズ群32は、撮影開口28に嵌合されて固着される。
また、第1レンズ群30及び第2レンズ群31の側方には、これらを撮影光軸に沿って移動させるレンズ駆動機構34(図3参照)が組み込まれている。レンズ筐体25の前面25bの内面には、第2レンズ群31の光軸方向での位置の検出に用いられる光源であるLED35が組み込まれている。撮影開口28の上部には、イメージセンサ21を使用して第2レンズ群31の光軸方向での位置を検出するために、切欠36が形成されている。
第1レンズ群30及び第2レンズ群31は、それぞれ、レンズ部30a,31aと、軸受部30b,30c,31b,31cと、外周方向に突設されたピン形状のカムフォロワ30d,31dと、バネ掛け片30e,31eが透明なプラスチックによって一体に設けられている。また、第2レンズ群31のレンズ部31aの上部には、LED35に対する面が凹状にされた副レンズである、凹レンズ31fが一体に設けられている。
第1レンズ群30及び第2レンズ群31は、スライド軸37,38が軸受部30b,30c,31b,31cに挿入されることにより、撮影光軸方向で移動自在となるように支持される。スライド軸37,38は、レンズ筐体25の前面25b及び背面25cに形成された軸受穴25d,25eに軸支される。第1レンズ群30の軸受部30b,30cの前面には、スライド軸37,38に挿通された押圧バネ41,42が当接され、第1レンズ群30を撮影光軸の後方に向けて押圧する。バネ掛け片30e,31eには、引っ張りバネ43が掛けられ、第1レンズ群30と第2レンズ群31とを近接させる方向に付勢する。
レンズ駆動機構34は、駆動手段であるモーター46と、このモーター46の回転軸46aに取り付けられたウォームギヤであるモーターギヤ47と、このモーターギヤ47の回転方向を90°直交する方向に変換させるウォームホイールL1と、このウォームホイールL1の回転を減速して伝達する複数の減速ギヤL2〜L6と、減速ギヤL6によって回転されるカム駆動ギヤ48と、このカム駆動ギヤ48によって回転される円筒形状のズームカム49とから構成されている。モーター46は、パルスモータであり、ズームボタン15が操作されてズーム調整を行なうとき、またはシャッタボタン14が半押しされて焦点調整を行なうときに回転される。
ウォームホイールL1及びカム駆動ギヤ48は回転自在に、また、ズームカム49は回転自在かつスライド自在に回転軸50に支持される。回転軸50は、レンズ筐体25の前面25b及び背面25cに形成された軸受穴25f,25gに固着される。このように、二つのギヤL1,48とズームカム49とを同軸上に支持することによって、ズームレンズ装置20の部品点数を減らすことができ、小型化及びローコスト化に資することができる。なお、図面の煩雑化を避けるため図示していないが、モーター46、及び減速ギヤL2〜L6は、レンズ筐体25及び蓋部材26に設けられた周知のボスや軸受部によって支持されている。
図5に示すように、カム駆動ギヤ48は、減速ギヤL6に噛合するギヤ部48aの歯面部の中央に、歯列の形成されていない溝部48bが形成されている。この溝部48b内には、蓋部材26の内面に設けられた規制部材であるリブ53が挿入される。これにより、カム駆動ギヤ48の軸方向への移動が規制される。なお、リブ53の端面は、溝部48bの曲面に合せて円弧状に形成されているため、リブ53の幅が狭くても確実にカム駆動ギヤ48のスライドを防止することができる。また、レンズ筐体25に蓋部材26を取り付けることにより、リブ53がカム駆動ギヤ48の溝部48bに挿入されるので、組立工数が増えることはない。
図6及びカム駆動ギヤ48及びズームカム49の展開図である図7(A)に示すように、カム駆動ギヤ48のズームカム49に対する側の端面には、軸方向に沿って突設され、回転方向に一定角度で配置された3本の突起状の連動ボス56が設けられている。この連動ボス56は、連係機構を構成する第1の連係部材であり、各連動ボス56の先端には、円弧形状のカムフォロワ57が一体に形成されている。
ズームカム49のカム駆動ギヤ48に対する側の端面には、軸方向に沿って突設され、回転方向に一定角度で配置された3個の連結突起59が形成されている。この連結突起59は、連動ボス56の幅寸法よりも離して配置されており、連動ボス56に対して第2の連係部材及び第3の連係部材として作用する。各連結突起59の間には、二つの斜面61a,61bと、これらの斜面61a,61bの双方に連設してカム駆動ギヤ48に近接する位置に設けられた頂上面61cと、連結突起59と各斜面61a,61bとに連設された麓面61d,61eとからなる略三角形状のフォーカスカム62がそれぞれ設けられている。麓面61d,61eが光軸方向において同一の位置にされているのは、図4中の時計方向へのズームカム49の回転によってテレからワイドへとズーム調整を行い、反時計方向への回転によってワイドからテレへのズーム調整を行なうため、両端の麓面61d,61eのフォーカス位置を同じ位置(例えば無限遠)にし、各斜面61a,61bの頂上面61c近傍で違う距離(例えば最至近)にするためである。
ズームカム49の外周面には、外周方向に突出されたカム部64が設けられており、このカム部64の端面には、第1カム面65及び第2カム面66が設けられている。これらのカム面65,66の展開図である図8に示すように、第1カム面65は、両端部が光軸方向において同一の位置に配置された円弧形状を有しており、第2カム面66は、ワイド端からテレ端に向けて直線の傾斜を有している。
第1レンズ群30は、光軸方向の後方にオフセットして設けられたカムフォロワ30dが、押圧バネ41,42の押圧によって第1カム面65に当接する。第2レンズ群31は、引っ張りバネ43によって引っ張られることにより、外周に設けられたカムフォロワ31dが第2カム面66に当接する。
例えば、カム駆動ギヤ48を、図6中に示すワイド方向Wに回動させると、図7(A)に示すように、連動ボス56の一方の側面56aが連結突起59の一方の側面59aを押圧し、ズームカム49を図4中の時計方向に回転させる。これにより、第1レンズ群30は光軸先端側に向けて移動し、第2レンズ群31は後端側に向けて移動するため、図9(A)中に実線で示すように、ズーム倍率が広角側にセットされる。また、カム駆動ギヤ48を、テレ方向Tに回動させると、図7(B)に示すように、連動ボス56の他方の側面56bが連結突起59の他方の側面59bを押圧し、ズームカム49を図4中の反時計方向に回転させる。これにより、図9(A)中に二点鎖線で示すように、第1レンズ群30及び第2レンズ群31は光軸方向の先端側に向けて移動し、ズーム倍率が望遠側にセットされる。
カム駆動ギヤ48の回転が、ワイド方向Wへの回転から、図7(B)に示すテレ方向Tへの回転へと切り替わる際に、連動ボス56のカムフォロワ57がフォーカスカム62に当接する。このように、連動ボス56とカムフォロワ57とを一体に形成しているので、別々に設ける場合に比べて、部品点数を減少させることができ、小型化及びローコスト化に資することができる。
ズームカム49は、回転時に所定量のフリクションが発生するように、例えば回転軸50が圧入されている。このフリクションFは、例えば、カム駆動ギヤ48の連動ボス56が連結突起59を押圧してズームカム49を回転させる際の回転トルクT1よりも小さく、カムフォロワ57がフォーカスカム62の斜面61a,61bを押圧することにより、ズームカム49の回転方向に生じる回転トルクT2よりも大きい。そのため、カム駆動ギヤ48が、ワイド方向Wへの回転からテレ方向Tへと回転方向が切り替わる際に、カムフォロワ57がフォーカスカム62の斜面に当接しても、ズームカム49は回転せずに軸方向にスライドする。
このスライド時には、図9(B)に示すように、第1カム面65が第1レンズ群30のカムフォロワ30dを光軸方向に押圧し、第2レンズ群31は引っ張りバネ43の付勢によって第2カム面66にカムフォロワ31dが当接するように、光軸方向の先端側に移動する。このように、ズームの方向が切り替えられる区間を利用して、第1レンズ群30と第2レンズ群31との間隔を変えることなく両者を光軸方向に移動させることができるので、一つのモーター46を用いたレンズ駆動機構43により、ズーム倍率を変化させずにフォーカス調整を行なうことができる。
ウォームホイールL1側の端面図である同図(A)、及びズームカム49のフォーカスカム62側の端面図である図10(B)に示すように、第1カム面65と第2カム面66とには、回転中心から放射状に突出された規制突起69,70が設けられている。ズームカム49が所定量以上の回転を行なうと、この規制突起69,70が第1レンズ群30と第2レンズ群31のカムフォロワ30d,31dにそれぞれ当接し、ズームカム49の回転が停止される。
LED35は、照射した光が光軸と黄砂するように、レンズ筐体25の前面内壁に取り付けられている。図9に示すように、LED35から照射された光は、第2レンズ群31の凹レンズ31fに入射され、この凹レンズ31fに屈折されてイメージセンサ21に入射する。図中2点鎖線で示すように、イメージセンサ21に入射されるLED35の光は、第2レンズ群31が光軸方向で移動することにより変化するため、イメージセンサ21に入射したLEDの光の位置から、ズーム倍率やピント位置等を知ることができる。
図11に示すように、イメージセンサ21の撮像面72は、画像を撮影するために用いられる撮影エリア72aと、LED35の光を検出するために用いられる検出エリア72bとに分けられている。これにより、LED35の光によって撮影された画像に悪影響が生じることはない。
図2に示すように、システムコントローラ75は、操作部16の各種ボタンからの入力操作に応答して、電話部6及びカメラ部7の各部を制御する。カメラ付き携帯電話機2を撮影モードに切り替えると、システムコントローラ75は、データバス76を介してROM77に格納されている各種プログラムを読み出し、これらのプログラムに従ってカメラ部7の各部を駆動する。
タイミングジェネレータ(TG)80は、基準パルスを発生してCCDドライバ81等に入力する。CCDドライバ81は、基準パルスにしたがってイメージセンサ21を駆動させる。イメージセンサ21は、レンズ群30〜32を通して入射された被写体光に基づいて、アナログの撮像信号を出力する。なお、この撮像信号には、撮像面72の検出エリア72bによって撮影されたLED35の光の画像も含まれている。
イメージセンサ21から順次に出力されてくる撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)や、利得可変増幅器(GCA)、A/Dコンバータ(ADC)等を一つのチップに組み込んだアナログフロントエンドチップ回路(AFE)84によりデジタルの画像データに変換される。こうして得られた画像データは、画像処理回路85によってスルー画表示用の簡易の画像処理が施され、画像メモリ86に順次に書き込まれる。画像メモリ86に書き込まれた画像データは、システムコントローラ75によって読み出され、LCDドライバ87によりLCDパネル11にスルー画表示される。なお、検出エリア72bでLED35の光を撮影した画像データは、スルー画表示用の画像データから分割され、レンズ位置検出回路93に入力される。
AF回路90は、画像処理回路85によって生成された一画面分の画像データのコントラストからAF評価値を算出する。一般に、画像のコントラストは被写体像がピント合致状態となったときが最も高くなり、このときにAF評価値も最も高くなる。AF評価値はシステムコントローラ75にAF評価値信号として入力される。
LED35は、システムコントローラ75により制御されるLEDドライバ92により適宜点灯される。レンズ位置検出回路93は、画像処理回路85から入力されたLED35の光の画像データから、第2レンズ群31の光軸方向の位置を算出し、この位置データをシステムコントローラ75に入力する。システムコントローラ75は、逐次に入力されるAF評価値信号と位置データとを常に監視しながらモータドライバ94の制御を行い、第1レンズ群30及び第2レンズ群31をピント合致位置に移動させる。
スルー画表示中にシャッタボタン14が操作されると、その瞬間の画像データには画像処理回路85によって撮影用の高度な画像処理が施される。画像処理後に画像メモリ86に書き込まれた画像データは、システムコントローラ75によって読み出されメディアコントローラ96を介してメモリカード18に書き込まれる。
次に、本発明のカメラ付き携帯電話機の撮影処理について説明する。カメラ付き携帯電話機2を用いて撮影を行う時には、折り畳まれている受話部4と送話部5を展開状態にするとともに、操作部16の選択ボタンを操作して撮影モードを選択する。撮影モードが選択されると、ズームレンズ装置20のズーム状態をワイド位置にセットする原点位置セット処理が行われる。
システムコントローラ75は、モータドライバ94を制御し、モーター46を図4中の反時計方向に回転させる。カム駆動ギヤ48は、図中時計方向に回転し、図7(A)に示すように、連動ボス56の側面56aで連結突起59の側面59aを押圧して、ズームカム49を同方向に回転させる。これにより、第1レンズ群30及び第2レンズ群31は、図9(A)に実線で示すワイド位置に移動する。この原点位置セット処理中に、システムコントローラ75はLED35を適宜発光させ、第2レンズ群31の光軸方向の位置を検出する。そして、第2レンズ群30がワイド位置への移動を完了したときにモーター46の回転を停止させ、原点位置セット処理を終了する。なお、本実施形態のズーム連像装置では、第2レンズ群31の位置を直接検出することができるので、原点位置セット処理は省略することもできる。
LCDパネル11には、イメージセンサ21に入射された被写体光の画像がスルー画表示されるので、ユーザーはその画像を見ながらズームボタン15を操作してズーム倍率を変更させ、またはシャッタボタン14を半押ししてピント合せを行ない、撮影する画像のフレーミングを行なう。例えば、ズームボタン15がテレ側に操作されると、モーター46は図4中において時計方向への回転を開始する。カム駆動ギヤ48は、図中反時計方向に回転し、図7(B)に示すように、連動ボス56の側面56bで連結突起59の側面59bを押圧して、ズームカム49を同方向に回転させる。これにより、第1レンズ群30及び第2レンズ群31は、図9(A)に二点鎖線で示すテレ位置に向けて移動する。
シャッタボタン14が半押しされると、システムコントローラ75は、現在のズーム調整がワイドからテレ、またはテレからワイドへのいずれの方向で行なわれていたのかを判断してモーター46の回転方向を決定する。例えば、上述したように、ワイドからテレへとズーム調整が行なわれていた場合には、モーター46をそのズーム調整時の反対方向、すなわち図4中の反時計方向に回転させる。これにより、カム駆動ギヤ48は図中時計方向に回転し、その回転の途中で、図7(C)に示すように、カムフォロワ57がフォーカスカム62の斜面61aに当接する。ズームカム49は、カムフォロワ57と斜面61aとにより発生する回転トルクT2と回転方向のフリクションFとの作用により、図9(B)に示すように、光軸の先端側に向けてスライドする。これにより、ズーム倍率が維持されたまま、フォーカス調整が行なわれる。
システムコントローラ75は、AF回路90から逐次に入力されるAF評価値信号と、レンズ位置検出回路93から入力される位置データとを常に監視しながらモータドライバ94の制御を行い、第1レンズ群30及び第2レンズ群31をピント合致位置に移動させる。ピントが合った場合には、例えばLCDパネル11上にその旨を表示したり、ランプ等を発光させてもよい。スルー画表示中にシャッタボタン14が操作されると、その瞬間の画像データには画像処理回路85によって撮影用の高度な画像処理が施され、メモリカード18に書き込まれる。
なお、上記実施形態では、LED35の光を撮影した画像を第2レンズ群31の位置検出のみに用いたが、図12に示すように、LCDパネル11上に、スルー画表示100とともにLED35の光の画像101を表示させ、ズーム倍率の指標として利用することもできる。また、撮影用のイメージセンサ21でLED35の光を撮影したが、イメージセンサ21とは別に専用のラインセンサ等を使用してもよい。
また、上記実施形態では、凹レンズ31fを使用してLED35の光を屈折させたが、図13のズームレンズ装置110に示すように、第2レンズ群111のレンズ部111aの一部を外周に延長させた延長部112を使用してLED113の光を屈折させてもよい。第2レンズ群111の光軸方向の移動を、イメージセンサ115に入射されるLED113の光の幅方向での移動によって検出するために、前記延長部112は第2レンズ群111のレンズ部111aの側方に形成されている。また、LED113は、レンズ筐体117の前面内壁に取り付けられており、光軸と平行に光を照射するように設置されている。
図14に実線で示すように、第2レンズ群111が光軸方向後端のワイド位置にあるときには、LED113の光は延長部112で屈折されてイメージセンサ115の左端側に入射される。また、図中2点鎖線で示すように、第2レンズ群111が光軸方向先端のテレ位置に移動されると、LED113の光はイメージセンサ115の中央近傍に入射される。このように、第2レンズ群111の移動によってイメージセンサ115に入射されるLED113の光の位置が変化するため、同様にズーム倍率やピント位置などを検出することができる。
なお、LED113の光は、イメージセンサ115の撮影エリア内に入射するため、撮影された画像に影響が出ないようにLED113を点灯させるタイミングを設定しなければならない。また、撮影後の画像処理によって、LED113の光の画像を削除してもよい。例えば、LED113の光が記録される前の画像と、記録された後の画像とを比較すれば、LED113の光の画像を識別して削除することができる。このときには、LED113の光が記録される前の画像を利用して、削除された画像を補完するとよい。
上記各実施形態では、カム駆動ギヤに第1の連係部材である連動ボスとカムフォロワとを設け、ズームカムに第2、第3の連係部材及びフォーカスカムを設けたが、逆にしてもよい。また、モーターとしてパルスモータを用いたが、DCモーター等、他のモーターを用いてもよい。また、カメラ付き携帯電話機を例に説明したが、その他の電子機器に組み込まれるデジタルカメラや、通常のデジタルカメラや、ビデオカメラ、銀塩カメラ等のズームレンズ装置として使用することもできる。
本発明のズームレンズ装置を使用したカメラ付き携帯電話機の外観形状を示す斜視図である。 カメラ付き携帯電話機の構成を示すブロック図である。 第1実施形態のズームレンズ装置の外観形状を示す斜視図である。 ズームレンズ装置の構成を示す分解斜視図である。 ズームカムの軸支状態を示す断面図である。 カム駆動ギヤとズームカムとの間を連係する機構を示す斜視図である。 カム駆動ギヤとズームカムとの連係状態を示す説明図である。 ズームカムの各カム面の展開図である。 ズームレンズ装置のズーム調整時及びフォーカス調整時の各部の動きを表す平面図である。 ズームカムの端面を表す側面図である。 イメージセンサの撮像面の概略図である。 LCDパネルにLEDの光の画像を表示する一例を示す説明図である。 第2実施形態のズームレンズ装置の斜視図である。 第2実施形態のズームレンズ装置の平面図である。
符号の説明
2 カメラ付き携帯電話機
7 カメラ部
20 ズームレンズ装置
21 イメージセンサ
30 第1レンズ群
31 第2レンズ群
31f 凹レンズ
32 第3レンズ群
34 レンズ駆動機構
35 LED
46 モーター
48 カム駆動ギヤ
49 ズームカム
93 レンズ位置検出回路

Claims (5)

  1. 光軸上に配置される撮影レンズと、
    この撮影レンズが光軸方向に移動できるように支持する支持手段と、
    撮影レンズを光軸方向に移動させる駆動手段と、
    撮影レンズに向けて光を照射する光源と、
    撮影レンズに設けられ、光源から照射された光を屈折させる副レンズと、
    この副レンズで屈折された光源の光が入射されるライン状の光電センサと、
    光電センサに入射した光源の光の位置から、撮影レンズの光軸方向の位置を検出するレンズ位置検出手段とを備えたことを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記副レンズとして、撮影レンズの外周に設けられた凹レンズを用いたことを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
  3. 前記光電センサとして、撮影レンズによって結像された画像を撮影するイメージセンサを用いたことを特徴とする請求項1または2記載のレンズ装置。
  4. 前記イメージセンサの撮像面は、撮影レンズにより結像された画像を撮影する撮影エリアと、副レンズによって屈折された光源の光を撮影する検出エリアとを有することを特徴とする請求項3記載のレンズ装置。
  5. 前記副レンズに代えて、撮影レンズ、または撮影レンズの一部が外周に延長された延長部を使用して、光源の光を屈折させることを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007141608A1 (en) * 2006-06-05 2007-12-13 Nokia Corporation Method and device for position sensing of an optical component in an imaging system
JP2016047150A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 富士フイルム株式会社 内視鏡装置

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