JP4381842B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、単一の駆動源と、駆動源により回転される一本の駆動軸とで、被写体像のズーミングを行うためのズームレンズ、および被写体像の焦点合わせを行うためのフォーカスレンズを含む少なくとも2種類のレンズを光軸方向に移動させる像装置に関する。
撮像装置として、CCDイメージセンサ(CCD)などの固体撮像素子で撮像した被写体光をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記録媒体に記録するデジタルカメラやカメラ付き携帯電話が普及している。
上記のような撮像装置には、被写体像のズーミングを行うためのズームレンズや、被写体像の焦点合わせを行うためのフォーカスレンズを保持するレンズ鏡胴が組み込まれている。従来のレンズ鏡胴には、ズームレンズ用、フォーカスレンズ用の少なくとも2つの駆動モータが搭載されていた。このため、コストダウン・小型化を図る上で障害となるという問題があった。
上記問題を解決するために、単一の駆動モータを用い、ズームレンズ、フォーカスレンズへの駆動モータの駆動力の伝達を機械的に切り換えるレンズ鏡胴が提案されている(特許文献1参照)。また、単一の駆動モータで複数のスクリュー軸を回転させ、レンズを保持する保持枠とスクリュー軸との連動を解除する解除機構を有するレンズ鏡胴が提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−242362号公報 特開2002−162555号公報
昨今の電子機器の低価格・小型化傾向に伴い、カメラ付き携帯電話に搭載される撮像装置には、より一層のコストダウン・小型化が要求される。しかしながら、特許文献1および2に記載のレンズ鏡胴は、駆動モータの駆動力の伝達を切り換える機構や、複数のスクリュー軸、保持枠とスクリュー軸との連動を解除する解除機構を有しているため、上記要求を満たすことができないおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、さらなるコストダウン・小型化に寄与することができる像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、単一の駆動源と、駆動源により回転される一本の駆動軸と、被写体像のズーミングを行うためのズームレンズ、および被写体像の焦点合わせを行うためのフォーカスレンズを含み、前記被写体像を結像面に結像させる複数のレンズと、レンズを保持する複数の保持枠と、前記駆動軸の回転に連動して、前記ズームレンズ、および前記フォーカスレンズを保持する少なくとも2つの保持枠を、前記レンズの光軸方向に往復移動させる少なくとも2つの動力伝達機構とを備え、少なくとも1つの前記動力伝達機構は、前記駆動軸に設けられたカム溝、および前記保持枠に設けられ前記カム溝と係合し前記カム溝に沿って移動するカムピン、若しくは前記駆動軸に設けられたピン、および前記保持枠に設けられ前記ピンと当接し前記ピンに沿って移動する変位部材のうち少なくともいずれか1つからなり、前記カム溝または前記変位部材は、前記フォーカスレンズを保持する保持枠が、前記結像面側の一端から前記被写体像側の一端に移動する往路と、前記被写体像側の一端から前記結像面側の一端に移動する復路とで、前記フォーカスレンズを保持する保持枠の移動量の変化率が前記往路で高くなるように形成されており、前記往路では、前記フォーカスレンズを保持する保持枠を連続的に移動させて前記フォーカス評価値を算出し、算出したフォーカス評価値から前記合焦位置を予測するとともに、前記復路では、予測した合焦位置付近で前記フォーカスレンズを保持する保持枠を移動させて、前記合焦位置を探索する制御手段を備えたことを特徴とする。
ここで、前記カム溝または前記変位部材は、前記駆動軸の1回転に対して、前記往復移動を複数回周期的に繰り返すように形成されていることが好ましい。
本発明の撮像装置によれば、単一の駆動源と、駆動源により回転される一本の駆動軸と、被写体像のズーミングを行うためのズームレンズ、および被写体像の焦点合わせを行うためのフォーカスレンズを含み、被写体像を結像面に結像させる複数のレンズと、レンズを保持する複数の保持枠と、駆動軸の回転に連動して、ズームレンズ、およびフォーカスレンズを保持する少なくとも2つの保持枠を、レンズの光軸方向に往復移動させる少なくとも2つの動力伝達機構とを備え、少なくとも1つの前記動力伝達機構は、前記駆動軸に設けられたカム溝、および前記保持枠に設けられ前記カム溝と係合し前記カム溝に沿って移動するカムピン、若しくは前記駆動軸に設けられたピン、および前記保持枠に設けられ前記ピンと当接し前記ピンに沿って移動する変位部材のうち少なくともいずれか1つからなり、前記カム溝または前記変位部材は、前記フォーカスレンズを保持する保持枠が、前記結像面側の一端から前記被写体像側の一端に移動する往路と、前記被写体像側の一端から前記結像面側の一端に移動する復路とで、前記フォーカスレンズを保持する保持枠の移動量の変化率が前記往路で高くなるように形成されており、前記往路では、前記フォーカスレンズを保持する保持枠を連続的に移動させて前記フォーカス評価値を算出し、算出したフォーカス評価値から前記合焦位置を予測するとともに、前記復路では、予測した合焦位置付近で前記フォーカスレンズを保持する保持枠を移動させて、前記合焦位置を探索する制御手段を備えたので、部品コストおよび部品の設置スペースが節約され、さらなるコストダウン・小型化に寄与することができる。また、最近の低価格・小型化傾向に適応した装置を提供することができる。
図1および図2において、本発明を適用したカメラ付き携帯電話2は、上部本体10と、下部本体11と、これらの本体10、11を回動自在に連結するヒンジ部12とから構成されている。ヒンジ部12には、カメラ付き携帯電話2の使用時に、上部本体10と下部本体11とが所定の角度で係止されるようにクリック機構(図示せず)が設けられている。上部本体10と下部本体11とは、このヒンジ部12により展開および折り畳み可能となっており、カメラ付き携帯電話2の非使用時には、上部本体10の正面10aと下部本体11の正面11aとが対面するように折り畳まれる。
上部本体10には、その正面10aに液晶表示器(LCD)13および受話スピーカ14が設けられており、上面からアンテナ15の先端が突出している。また、上部本体10の背面10bには、撮像装置16が搭載されている。
下部本体11には、その正面11aに操作部17および送話マイク18が設けられており、下面11bには、パーソナルコーンピュータなどの外部機器とケーブル接続するためのソケット19、およびメモリーカード20が着脱可能に装填されるメモリカードスロット21が設けられている。
LCD13は、メニュー画面や着信相手の電話番号、撮像装置16から得られる被写体のスルー画像や、メモリカード20に記録された画像などを表示する。受話スピーカ14は、通信相手の音声や着信音などを出力する。アンテナ15は、通話や電子メールサービス、インターネット接続サービスを利用する際に、他の携帯電話やインターネットサーバからの電波信号を受信するとともに、カメラ付き携帯電話2から発信される電波信号を外部に送信する。
操作部17は、十字キー17a、レリーズボタン17b、決定・選択ボタン17c、通話開始ボタン17d、通話中止ボタン17e、およびダイヤルキー17fからなる。十字キー17aは、各種メニュー画面内でカーソルを移動させる際や、撮像装置16のズーム操作を行う際に操作される。決定・選択ボタン17cは、LCD13にメニュー画面を表示させる際や、選択内容を決定する際に操作される。ダイヤルキー17fは、電話番号や電子メールの文章などを入力する際に操作される。送話マイク18は、話し手の音声を集音する。メモリカード20は、撮像装置16で取得した画像データを記録する。
レリーズボタン17bは、2段階押しのスイッチとなっている。LCD13による被写体のフレーミングの後に、レリーズボタン17bを軽く押圧(半押し)すると、自動露光調整、自動焦点調整などの各種撮影準備処理が施される。この状態でレリーズボタン17bをもう1度強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、後述する画像処理および圧縮処理が施され、メモリカード20に記録される。
図3において、本発明の第1の実施形態に係るレンズ鏡胴30は、単一のレンズモータ31と、レンズモータ31により回転される一本のスクリュー軸32と、フォーカスレンズ33a、33b、およびズームレンズ33cと、フォーカスレンズ33a、33b、およびズームレンズ33cを保持する第1、第2保持枠34a、34bと、これら第1、第2保持枠34a、34bを、レンズの光軸35の方向に往復移動させる第1、第2動力伝達機構36a、36bとからなる。
レンズモータ31はステッピングモータからなり、モータドライバ54(図5参照)から送信される駆動パルスにより動作制御され、レリーズボタン17bの半押しに伴う撮影準備処理や、十字キー17aによるズーム操作を行う際に駆動される。スクリュー軸32は、光軸35と平行に延設されたレンズモータ31の回転軸に、直接ネジ山37が形成されたものである。
第1動力伝達機構36aは、スクリュー軸32の根元に固定された円柱38の周面を一周するように穿たれたカム溝39と、第1保持枠34aから延設され、カム溝39と係合するカムピン40と、第1保持枠34aに取り付けられたガイド部材41と、光軸35と平行になるように上部本体10に固定された第1ガイドバー42aとから構成される。カムピン40は、スクリュー軸32の回転に連動して、カム溝39に沿って移動する。ガイド部材41には、挿通穴43が設けられており、この挿通穴43に第1ガイドバー42aが挿通されている。
第2動力伝達機構36bは、前述のネジ山37と、第2保持枠34bに形成され、ネジ山37と螺合するネジ穴44と、光軸35と平行になるようにレンズモータ31に固定された第2ガイドバー42bとから構成される。第2保持枠34bには、挿通穴45が設けられており、この挿通穴45に第2ガイドバー42bが挿通されている。これにより、第2保持枠34bの紙面垂直方向の回転が制限される。
レンズモータ31が駆動してスクリュー軸32が回転すると、第1保持枠34aに保持されたフォーカスレンズ33a、33b、および第2保持枠34bに保持されたズームレンズ33cは、それぞれ図4に示すような軌跡La〜Lcを描きながら光軸35の方向に移動する。すなわち、フォーカスレンズ33a、33bは、レンズ鏡胴30の背後に配置されたCCD46の結像面47側を始端として、被写体像側の終端に向かい、被写体像側の終端に停まった後、被写体像側の終端から再び結像面47側の始端に向かうという往復移動をスクリュー軸32が1回転する間に行い、これを周期的に繰り返す。ズームレンズ33cは、結像面47側を始端として、被写体像側を終端とする範囲を移動し、十字キー17aの操作量に応じて、段階的に複数箇所のズーム位置Zに停止する。
カメラ付き携帯電話2の電気的構成を示す図5において、レンズ鏡胴30に配置された各レンズおよび絞り50(図3には不図示)を透過した被写体光は、CCD46により撮像信号として出力される。信号処理回路51は、CCD46から出力された撮像信号に対して、サンプリング、増幅、およびA/D変換を施し、デジタルの画像データを出力する。フレームメモリ52は、信号処理回路51から出力されたデジタルの画像データを一旦格納する。
CPU53は、カメラ付き携帯電話2の全体の動作を統括的に制御する。CPU53は、フレームメモリ52に格納された画像データに対して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理、YC変換処理、圧縮処理などの各種画像処理を施す。このCPU53には、前述の操作部17の他に、レンズモータ31の駆動を制御するモータドライバ54、受話スピーカ14および送話マイク18で入出力される音声に対して、ノイズ除去などの各種処理を施す音声処理回路55、LCD13の表示制御を行うLCDドライバ56、メモリカード20へのデータの入出力制御を行うメディアコントローラ57、アンテナ15を介して電波信号の送受信を行う無線通信I/F58、ソケット19を介して外部機器とのデータの送受信を行う外部通信I/F59が接続されている。
実際の被写体撮影時には、CPU53は、十字キー17aの操作に応じて、モータドライバ54を介してレンズモータ31を駆動し、ズームレンズ33cを保持する第2保持枠34bを移動させ、ズームレンズ33cを所望のズーム位置Zに停止させた後、第1動力伝達機構36aで規制される図4に示す焦点調節範囲Ef内で、再びモータドライバ54を介してレンズモータ31を駆動し、フォーカスレンズ33a、33bを保持する第1保持枠34aを、焦点調節範囲Efの一端から他端に向けて連続的に移動させて、被写体像の合焦状態を示すフォーカス評価値fを算出する。
フォーカス評価値fの算出は、例えば特開2002−72073号公報に開示される公知技術を用いて行う。すなわち、CCD47から出力される撮像信号のうち、被写体像の中央部分などの評価対象エリアを表す撮像信号から高周波成分を抽出し、その絶対値を積算する。図6に示すように、CPU53は、焦点調節範囲Ef内の各点でフォーカス評価値fを算出し、前回の算出結果と比較して増加している場合には、前回と同方向に第2保持枠34bを移動させ続け、反対に減少している場合には、前回と逆方向に第2保持枠34bを移動させて、被写体像の合焦位置Pを探索する。
次に、上記構成を有するカメラ付き携帯電話2の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、操作部17を操作するなどして撮像装置16による被写体の撮影が可能な状態とすると、レンズ鏡胴30の各レンズ33a〜33cおよび絞り50を透過した被写体光がCCD46の結像面47に結像され、CCD46により撮像信号に変換される。
CCD46から出力された撮像信号は、信号処理回路51でデジタルの画像データに変換され、フレームメモリ52に一旦格納される。フレームメモリ52に格納された画像データは、CPU53で各種画像処理を施され、再びフレームメモリ52に格納される。
画像処理後の画像データは、LCDドライバ56を介してLCD13にスルー画像として表示される。撮影者は、このスルー画像を見ながら被写体のフレーミングを行い、必要に応じて十字キー17aを操作して被写体のズーミングを行う。
十字キー17aが操作されると、モータドライバ54を介してレンズモータ31が駆動され、スクリュー軸32が回転される。スクリュー軸32が回転されると、第2動力伝達機構36bにより、ズームレンズ33cを保持する第2保持枠34bが光軸35の方向に移動され、十字キー17aの操作量に応じたズーム位置Zに停止される。
被写体のフレーミング後、レリーズボタン17bが半押しされると、CPU53により、再びモータドライバ54を介してレンズモータ31が駆動され、スクリュー軸32が回転される。スクリュー軸32が回転されると、第1動力伝達機構36aにより、フォーカスレンズ33a、33bを保持する第1保持枠34aが、焦点調節範囲Efの一端から他端に向けて連続的に移動され、その各点で被写体像の合焦状態を示すフォーカス評価値fが算出される。そして、この算出されたフォーカス評価値fに基づいて、被写体像の合焦位置Pの探索が行われる。
CPU53により被写体像の合焦位置Pが探索されると、合焦位置Pにフォーカスレンズ33a、33bを保持する第1保持枠34aが停止され、このときフレームメモリ52に格納されていた画像データがデータロックされる。この状態でレリーズボタン17bが全押しされて撮影が実行されると、データロックされていた画像データは、CPU53でYC変換、圧縮処理などが施され、メディアコントローラ57を経由してメモリカード20に記録される。
上記のような構成であると、単一のレンズモータ31、一本のスクリュー軸32といった、簡単且つ部品点数の少ない構成で被写体像の焦点合わせおよびズーミングを行うことができる。また、単一の駆動系を制御することで、被写体像の焦点合わせおよびズーミングを行うので、撮影準備処理に伴う制御シーケンスを簡略化することができる。
図8において、本発明の第2の実施形態に係るレンズ鏡胴60は、図3に示すレンズ鏡胴30の第1動力伝達機構36aの代わりに、第3動力伝達機構36cを有している。また、第1保持枠34aには、これを結像面48側に付勢するバネ61が取り付けられている。
第3動力伝達機構36cは、スクリュー軸32の軸方向に対して垂直な方向に突設されたピン62と、第1保持枠34aに取り付けられ、ピン62と当接する変位部材63とを備えている。変位部材63は、スクリュー軸32の回転に連動して、ピン62に沿って移動する。この変位部材63には、第1、第2挿通穴64a、64bが設けられており、第1挿通穴64aにはスクリュー軸32が、第2挿通穴64bには第1ガイドバー42aが挿通されている。
レンズモータ31が駆動してスクリュー軸32が回転すると、第1の実施形態と同様に、フォーカスレンズ33a、33bは、CCD46の結像面47側を始端として、被写体像側の終端に向かい、被写体像側の終端に停まった後、被写体像側の終端から再び結像面47側の始端に向かうという往復移動をスクリュー軸32が1回転する間に行い、これを周期的に繰り返す。
上記実施形態では、第1、第3動力伝達機構36a、36cを1つずつ設けたレンズ鏡胴30、60を例に挙げて説明したが、例えば図9に示すように、第1動力伝達機構36aと略同様の構成を有する第4、第5動力伝達機構36d、36eを2つ設けるなど、第1、第3動力伝達機構36a、36cをそれぞれ、あるいは組み合わせて複数設けてもよい。このようにすると、複雑なレンズの移動を簡単に実現させることができ、多種多様なレンズ光学系への適用が可能となる。
また、図10に示すように、フォーカスレンズ33cを保持する第1保持枠34aが、結像面47側の一端から被写体像側の一端に移動する往路Gと、被写体像側の一端から結像面47側の一端に移動する復路Rとで、第1保持枠34aの移動量の変化率(傾き)が往路Gで高くなるように、カム溝39または変位部材63を形成してもよい。この場合、CPU53は、往路Gでは、第1保持枠34aを連続的に移動させて、焦点調節範囲Efgの各点でフォーカス評価値fを算出し、算出したフォーカス評価値fから合焦位置Pを予測するとともに、復路Rでは、焦点調節範囲Efrにおいて、図11に示すように、予測した合焦位置P付近で第1保持枠34aを移動させて、合焦位置Pを探索する。このように、往路Gで合焦位置Pを比較的粗く探索しておき、復路Rで詳細な合焦位置Pの探索を行うので、上記実施形態のように、前回のフォーカス評価値fの算出結果と比較して合焦位置Pを探索するいわゆる山登りサーボ方式よりも、より速く合焦位置Pを探索することができる。
なお、図12に示すように、スクリュー軸32の1回転に対して、第1保持枠34aの往復移動が複数回周期的に繰り返されるように、カム溝39または変位部材63を形成してもよい。このようにすると、ズーム位置Zの数を相対的に増加させることができ、ズーム倍率をより細かく設定することが可能となる。
上記実施形態では、撮像装置としてカメラ付き携帯電話2を例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、デジタルカメラやビデオカメラなどの他の撮像装置についても適用可能である。
本発明を適用したカメラ付き携帯電話の正面外観斜視図である。 カメラ付き携帯電話の背面外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るレンズ鏡胴の構成を示す概略図である。 スクリュー軸の回転数に対する各レンズの移動軌跡を示すグラフである。 カメラ付き携帯電話の電気的構成を示すブロック図である。 焦点調節範囲に対するフォーカス評価値の変化を示すグラフである。 被写体撮影時のカメラ付き携帯電話の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ鏡胴の構成を示す概略図である。 別の実施形態に係るレンズ鏡胴の構成を示す概略図である。 さらに別の実施形態に係るスクリュー軸の回転数に対する各レンズの移動軌跡を示すグラフである。 さらに別の実施形態に係る焦点調節範囲に対するフォーカス評価値の変化を示すグラフである。 さらに別の実施形態に係るスクリュー軸の回転数に対する各レンズの移動軌跡を示すグラフである。
符号の説明
2 カメラ付き携帯電話
13 液晶表示器(LCD)
16 撮像装置
17 操作部
17a 十字キー
17b レリーズボタン
20 メモリカード
30、60、70 レンズ鏡胴
31 レンズモータ
32 スクリュー軸
33a、33b フォーカスレンズ
33c ズームレンズ
34a、34b 第1、第2保持枠
35 光軸
36a〜36e 第1〜第5動力伝達機構
39 カム溝
40 カムピン
46 CCD
47 結像面
51 信号処理回路
53 CPU
54 モータドライバ
62 ピン
63 変位部材

Claims (2)

  1. 単一の駆動源と、
    駆動源により回転される一本の駆動軸と、
    被写体像のズーミングを行うためのズームレンズ、および被写体像の焦点合わせを行うためのフォーカスレンズを含み、前記被写体像を結像面に結像させる複数のレンズと、
    レンズを保持する複数の保持枠と、
    前記駆動軸の回転に連動して、前記ズームレンズ、および前記フォーカスレンズを保持する少なくとも2つの保持枠を、前記レンズの光軸方向に往復移動させる少なくとも2つの動力伝達機構とを備え、
    少なくとも1つの前記動力伝達機構は、前記駆動軸に設けられたカム溝、および前記保持枠に設けられ前記カム溝と係合し前記カム溝に沿って移動するカムピン、若しくは前記駆動軸に設けられたピン、および前記保持枠に設けられ前記ピンと当接し前記ピンに沿って移動する変位部材のうち少なくともいずれか1つからなり、
    前記カム溝または前記変位部材は、前記フォーカスレンズを保持する保持枠が、前記結像面側の一端から前記被写体像側の一端に移動する往路と、前記被写体像側の一端から前記結像面側の一端に移動する復路とで、前記フォーカスレンズを保持する保持枠の移動量の変化率が前記往路で高くなるように形成されており、
    前記往路では、前記フォーカスレンズを保持する保持枠を連続的に移動させて前記フォーカス評価値を算出し、算出したフォーカス評価値から前記合焦位置を予測するとともに、前記復路では、予測した合焦位置付近で前記フォーカスレンズを保持する保持枠を移動させて、前記合焦位置を探索する制御手段を備えたことを特徴とする撮像装置
  2. 前記カム溝または前記変位部材は、前記駆動軸の1回転に対して、前記往復移動を複数回周期的に繰り返すように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置
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