JP7552607B2 - レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置 - Google Patents

レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置 Download PDF

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Description

本技術は、レンズを光軸方向へ移動させるレンズ駆動装置、このレンズ駆動装置を備えた交換レンズ及びこのレンズ駆動装置を備えた撮像装置についての技術分野に関する。
撮像機能を有するカメラや交換レンズや携帯電話等にはレンズを光軸方向へ移動させるレンズ駆動装置が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなレンズ駆動装置はレンズを保持するレンズホルダーを備え、カメラモジュールとも称される。レンズホルダーはレンズとともにアクチュエーターによって光軸方向へ移動され、レンズが光軸方向へ移動されることによりズーミングやフォーカシングが行われる。
特許文献1においては、レンズを光軸方向へ移動させるアクチュエーターとして電気機械変換素子(圧電素子)によって駆動力が生じる超音波モーターが用いられている。特許文献1において、アクチュエーターは電気機械変換素子の一端に連続された軸状の部分が帯状の弾性体である板バネによって付勢された状態で押し付けられて保持されている。アクチュエーターの電気機械変換素子に電圧が印加されると、電気機械変換素子に生じる振動がレンズホルダーに駆動力として伝達され、伝達された駆動力によって上記した軸状の部分が往復運動することによりレンズがレンズホルダーとともに光軸方向へ移動される。
特開2015-105988号公報
ところで、上記のようなアクチュエーターの一部が板バネによって押し付けられた状態で保持されるレンズ駆動装置においては、アクチュエーターからレンズホルダーに対して駆動力が安定した状態で伝達される必要がある。アクチュエーターからレンズホルダーへの駆動力の安定した伝達状態を確保するためには、アクチュエーターに対する板バネによる安定した保持状態が確保される必要があり、板バネが塑性変形を生じていない状態でアクチュエーターに押し付けられることが望ましい。
そこで、本技術レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置は、アクチュエーターに対する板バネによる安定した保持状態を確保してアクチュエーターからレンズホルダーに対して安定した駆動力が伝達されるようにすることを目的とする。
第1に、本技術に係るレンズ駆動装置は、シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えたものである。
これにより、支持シャフトがレンズホルダーとは別部材として設けられ、板バネをレンズホルダーに組み付けた状態で支持シャフトをシャフト挿通孔に挿通することが可能になる。
第2に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記レンズホルダーに前記レンズを保持する環状のレンズ保持部と前記板バネが取り付けられるバネ取付部と前記バネ取付部に結合された補強部とが設けられることが望ましい。
これにより、補強部によってバネ取付部が補強されるため、板バネからレンズホルダーに付与される力によるバネ取付部の変形が抑制される。
第3に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記レンズ保持部と前記バネ取付部が樹脂材料によって形成され、前記補強部が金属材料によって形成され、前記補強部がインサート成形により前記バネ取付部及び前記レンズ保持部と一体に形成されることが望ましい。
これにより、補強部をバネ取付部に結合する作業が不要になる。
第4に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記補強部には前記板バネの厚み方向において前記板バネの少なくとも一部に対向するベース面部が設けられることが望ましい。
これにより、補強部に設けられたベース面部が板バネに対向した状態でバネ取付部に結合される。
第5に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記補強部には前記ベース面部に対して折り曲げられた曲げ面部が設けられることが望ましい。
これにより、ベース面部とベース面部に対して折り曲げられた曲げ面部とがバネ取付部に異なる向きで結合される。
第6に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記補強部には前記押付部によって押し付けられるアクチュエーターを受ける受け面部が設けられることが望ましい。
これにより、アクチュエーターを介してバネ取付部に付与される押付力が補強部の一部によって受けられる。
第7に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記板バネの一部と前記バネ取付部の一部との間に隙間が形成されることが望ましい。
これにより、板バネの一部とバネ取付部の一部とが非接触の状態で板バネがバネ取付部に取り付けられる。
第8に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記支持シャフトが炭素繊維強化樹脂によって形成されることが望ましい。
これにより、支持シャフトが高い強度と高い耐振動性を有する。
第9に、上記した本技術に係るレンズ駆動装置においては、前記支持シャフトの一部が前記レンズホルダーから突出された状態で前記シャフト挿通孔に挿通され、前記被支持部が前記支持シャフトにおける前記レンズホルダーから突出された部分に支持されることが望ましい。
これにより、被支持部がレンズホルダーの外側に位置される。
第10に、本技術に係る交換レンズは、内部に配置されたレンズ駆動装置を備え、前記レンズ駆動装置は、シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えたものである。
これにより、レンズ駆動装置において、支持シャフトがレンズホルダーとは別部材として設けられ、板バネをレンズホルダーに組み付けた状態で支持シャフトをシャフト挿通孔に挿通することが可能になる。
第11に、本技術に係る撮像装置は、内部に配置されたレンズ駆動装置と前記レンズ駆動装置を介して取り込まれる光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ駆動装置は、シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えたものである。
これにより、レンズ駆動装置において、支持シャフトがレンズホルダーとは別部材として設けられ、板バネをレンズホルダーに組み付けた状態で支持シャフトをシャフト挿通孔に挿通することが可能になる。
図2乃至図11と共に本技術レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置の実施の形態を示すものであり、本図は、撮像装置として機能する携帯電話にレンズ駆動装置が設けられた例を示す斜視図である。 交換レンズにレンズ駆動装置が設けられた例を示す斜視図である。 撮像装置であるカメラにレンズ駆動装置が設けられた例を示す斜視図である。 レンズ駆動装置の分解斜視図である。 レンズ駆動装置の斜視図である。 駆動体の分解斜視図である。 駆動体の正面図である。 レンズホルダーにおいてバネ取付部から補強部を分離した状態で示す斜視図である。 板バネの被取付部が隙間分だけ弾性変形された状態を示す正面図である。 支持シャフトがレンズホルダーから突出されない状態で板バネの被支持部が支持シャフトに支持された例を概念的に示す断面図である。 撮像装置のブロック図である。
以下に、本技術レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した実施の形態は、本技術撮像装置を撮像機能を有する携帯電話に適用し、本技術レンズ駆動装置をこの携帯電話に組み込まれたレンズ駆動装置に適用したものである。
尚、本技術撮像装置及びレンズ駆動装置の適用範囲はそれぞれ携帯電話及び携帯電話に組み込まれたレンズ駆動装置に限られることはない。本技術撮像装置及びレンズ駆動装置は、例えば、スチルカメラ、ビデオカメラ、撮像機能を有するタブレット端末、撮像機能を有するパーソナルコンピューター等の各種の撮像装置又はこれらの撮像装置に組み込まれた各種のレンズ駆動装置に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、レンズの光軸方向を前後方向として前後上下左右の方向を示す。但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<レンズ駆動装置が設けられる構成の例>
レンズ駆動装置1は、例えば、携帯電話として機能する撮像装置100の内部に配置されている(図1参照)。
撮像装置100は、例えば、扁平な形状に形成された筐体101の内外に所要の各部が配置され、筐体101の厚み方向における一方の面側に撮影レンズ102が取り付けられている。筐体101の厚み方向における他方の面には、図示しない複数の操作部や表示部が設けられている。
筐体101の内部には撮影レンズ102に対応する位置にレンズ駆動装置1が配置されている。筐体101の内部にはレンズ駆動装置1を挟んで撮影レンズ102の反対側の位置に、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の図示しない撮像素子が配置されている。
また、レンズ駆動装置1は、例えば、交換レンズ200の内部に配置されていてもよい(図2参照)。
交換レンズ200は装置本体300に着脱可能にされている。装置本体300は筐体301の内外に所要の各部が配置されて成る。このような構成においては、交換レンズ200と装置本体300によって撮像装置400が構成される。
筐体301には、例えば、上面や後面に各種の操作部302、302、・・・が配置されている。操作部302、302、・・・としては、例えば、電源釦、シャッター釦、ズーム摘子、モード切替摘子等が設けられている。筐体301の後面には図示しないディスプレイ(表示部)が配置されている。
筐体301の前面には円形状の開口301aが形成され、開口301aの周囲の部分が交換レンズ200を取り付けるためのマウント部303として設けられている。筐体301の内部にはCCDやCMOS等の撮像素子304が配置され、撮像素子304は開口301aの後方に位置されている。
交換レンズ200の後端部には、装置本体300のマウント部303に、例えば、バヨネット結合されるレンズマウント201が設けられている。交換レンズ200にはズームリング202とフォーカスリング203が設けられている。ズームリング202が回転操作されることによりマニュアルズーミングが行われ、フォーカスリング203が回転操作されることによりマニュアルフォーカシングが行われる。
交換レンズ200は略円筒状に形成された外筐204と最も前側に配置された撮影レンズ205とを有している。ズームリング202とフォーカスリング203は外筐204の外面側に回転自在に支持されている。
さらに、レンズ駆動装置1は、例えば、スチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置500の内部に配置されていてもよい(図3参照)。
撮像装置500は装置本体501と装置本体501に前後方向(光軸方向)へ伸縮自在に支持されたレンズ鏡筒502とを備え、非撮影時等にレンズ鏡筒502が装置本体501に収納され、撮影時等にレンズ鏡筒502が装置本体501から前方へ突出される所謂沈胴タイプである。但し、撮像装置500はレンズ鏡筒502が装置本体501から突出されないタイプであってもよい。
レンズ鏡筒502は装置本体501に収納された状態において、バリア羽根503、503によって内部に配置されたレンズ等が前方から閉塞される。レンズ鏡筒502の内部にはレンズ駆動装置1が配置されている。装置本体501の内部にはレンズ駆動装置1を挟んでバリア羽根503、503の反対側の位置に、CCDやCMOS等の図示しない撮像素子が配置されている。
装置本体501は、例えば、横長の扁平な筐体504の内外に所要の各部が配置されて成る。筐体504の前面にはフラッシュ505が設けられている。筐体504の上面にはシャッター釦やズームスイッチや電源釦等の各種の操作部506、506、・・・が設けられている。筐体504の後面には図示しないディスプレイ(表示部)が配置されている。
<レンズ駆動装置の構成>
レンズ駆動装置1はケース2とカバー3と駆動体4を有している(図4及び図5参照)。
ケース2は前後方向を向く矩形のベース板5とベース板5の前面に支持された支持部材6とを有している。
ベース板5の左右両端部にはそれぞれ結合用突部5a、5aが設けられている。ベース板5には前後に貫通された円形状の光透過孔5bが形成されている。ベース板5の下側の一方の角部には前後に貫通された錘配置孔5cが形成されている。
支持部材6は厚みがベース板5より厚くされ、光透過孔5bの前側に前後に貫通された挿入配置孔6aを有している。挿入配置孔6aの径は光透過孔5bの径より大きく形成されている。支持部材6の上端側の位置には案内突部6bが設けられ、案内突部6bは挿入配置孔6aの中心へ向けて内方に突出されている。尚、案内突部6bは周方向に離隔して複数が設けられていてもよい。
支持部材6における側方の一端部には前方及び左右に開口された配置空間6cが形成されている。支持部材6には配置空間6cの真下の位置に上方及び側方に開口された挿入空間6dが形成され、挿入空間6dは配置空間6cと連通されている。支持部材6における挿入空間6dの前後の部分にはそれぞれ前後に貫通された軸受孔6e、6eが形成されている。
カバー3は前後方向を向き外形状が矩形状の覆い面部7と覆い面部7の外周部から後方に突出された周面部8とが一体に形成されて成る。覆い面部7には円形の通過孔7aが形成されている。周面部8の左右に離隔して位置された部分の後端部にはそれぞれ結合孔8a、8aが形成されている。
駆動体4はレンズホルダー9と支持シャフト10と板バネ11とアクチュエーター12を有している(図4、図6及び図7参照)。
レンズホルダー9は、例えば、インサート成形によって各部が一体に形成され、樹脂材料によって形成されたレンズ保持部13と樹脂材料によって形成されたバネ取付部14と金属材料によって形成された補強部15とを有している。
レンズ保持部13は円環状に形成され、径方向に貫通され後方に開口された被案内溝13aを有している。尚、被案内溝13aは周方向に離隔して複数が形成されていてもよい。レンズ保持部13にはレンズ16又は複数のレンズによって構成されたレンズ群が保持されている。
バネ取付部14はレンズ保持部13の外周面から突出され、側方に突出された側突部17と下斜め側方に突出された傾斜突部18とがレンズ保持部13の周方向において連続して設けられている(図6乃至図8参照)。バネ取付部14の外面は、側突部17の上側の面である一端面14aと、傾斜突部18の下側の面である他端面14bと、側突部17の側方(外方)を向く面である側面14cと、傾斜突部18の斜め下方を向く面である傾斜面14dと、側突部17から傾斜突部18に亘って形成された前面14eと、側突部17から傾斜突部18に亘って形成された後面14fとを有している。
側突部17には前後に貫通されたシャフト挿通孔19が形成されている。シャフト挿通孔19は支持シャフト10が挿通される挿通部19aと挿通部19aのレンズ保持部13側に連続して形成された余裕部19bとから成る(図7参照)。余裕部19bは上下の幅が挿通部19aの上下の幅より大きくされている。
側突部17の上端部には一対の第1のガイド突部20、20が設けられ、側突部17の下端部には一対の第2のガイド突部21、21が設けられている(図6乃至図8参照)。第1のガイド突部20、20と第2のガイド突部21、21はそれぞれ前後に離隔して位置され、側方における外方に突出する形状に形成されている。第1のガイド突部20、20の間には側方を向く位置決め面20aが形成され、位置決め面20aは側面14cにおける位置決め面20a以外の面より僅かに側方における外方に位置されている。
傾斜突部18には前後に貫通され傾斜面14dに開口するV字状の溝部18aが形成されている。
補強部15は一部がバネ取付部14に埋め込まれた状態にされ、インサート成形によってレンズ保持部13及びバネ取付部14と一体に形成され、バネ取付部14に結合されている。尚、図6乃至図9には、理解を容易にするために、補強部15に梨子地を付している。
補強部15は、上下に延び左右方向を向くベース面部15aと、ベース面部15aにおける上端部の前後両端部からベース面部15aに対して直交する同じ方向へ折り曲げられた第1の曲げ面部15b、15bと、ベース面部15aにおける下端寄りの部分の前後両端部からベース面部15aに対して直交する同じ方向へ折り曲げられた第2の曲げ面部15c、15cと、ベース面部15aの下端に連続されベース面部15aに対して傾斜する傾斜面部15dと、傾斜面部15dの下端に連続されV字状に屈曲された受け面部15eと、受け面部15eの下端に連続され受け面部15eに対して屈曲された端面部15fとから成る。
補強部15は、ベース面部15aが側面14cに対応して位置され、前側の第1の曲げ面部15bと前側の第2の曲げ面部15cとが前面14eに対応して位置され、後側の第1の曲げ面部15bと後側の第2の曲げ面部15cとが後面14fに対応して位置され、傾斜面部15dが傾斜面14dに対応して位置され、受け面部15eが溝部18aに対応して位置され、端面部15fが他端面14bに対応して位置されている。
上記したように、レンズホルダー9においては、樹脂材料によって形成されたバネ取付部14と金属材料によって形成された補強部15とが一体に形成されているため、補強部15によってバネ取付部14が補強される。
また、レンズホルダー9においては、レンズ保持部13とバネ取付部14が樹脂材料によって形成され、補強部15が金属材料によって形成され、補強部15がインサート成形によりレンズ保持部13及びバネ取付部14と一体に形成されている。
従って、補強部15をバネ取付部14に結合する作業が不要になり、レンズ駆動装置1における各部の組付工数の低減及び部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
さらに、補強部15にはベース面部15aに対してそれぞれ折り曲げられた第1の曲げ面部15b、15bと第2の曲げ面部15c、15cが設けられている。
従って、ベース面部15aとベース面部15aに対してそれぞれ折り曲げられた第1の曲げ面部15b、15b及び第2の曲げ面部15c、15cとがバネ取付部14に異なる向きで結合されるため、補強部15によるバネ取付部14に対する高い補強効果を確保することができる。
また、補強部15にベース面部15aと第1の曲げ面部15b、15bと第2の曲げ面部15c、15cが設けられることにより、バネ取付部14に対する補強部15の結合面積が大きくなり、補強部15によるバネ取付部14に対する一層高い補強効果を確保することができる。
尚、補強部15においては、第1の曲げ面部15b、15bと第2の曲げ面部15c、15cの合計の面積が補強部15の全体の面積に対して20%以上にされることが望ましい。
支持シャフト10は、例えば、炭素繊維強化樹脂によって丸軸状に形成されている。尚、支持シャフト10は高い強度を有し耐熱性及び耐摩耗性の高い所謂スーパーエンジニアリング樹脂によって形成されてもよく、金属によって形成されていてもよい。支持シャフト10はバネ取付部14のシャフト挿通孔19に挿通され(図6及び図7参照)、シャフト挿通孔19に挿通された状態において軸方向における両端部がそれぞれバネ取付部14から前後に突出される。
板バネ11は、例えば、金属材料によって形成され、被取付部22と被支持部23、23と押付部24が一体に形成されて成る。
被取付部22は上下に延び左右方向を向く形状に形成されている。被支持部23、23は被取付部22に対して折り曲げられ、被取付部22の上下方向における中央部の前後両端部から被取付部22に直交する同じ方向に突出されている。被支持部23は被取付部22に連続され左右方向に延びる連結部25と連結部25の先端部に対して下方に屈曲された係合部26とから成るフック状に形成されている。押付部24は被取付部22の下端に連続され被取付部22に対して傾斜されている。
尚、上記には、被支持部23がフック状に形成された例を示したが、被支持部23は先端部がU字状に形成されていてもよい。
板バネ11は被取付部22に対して押付部24が弾性変形可能にされている。また、板バネ11は被取付部22自身が厚み方向において弾性変形可能にされている。
アクチュエーター12は、例えば、圧電素子を用いた超音波モーターであり、前後方向が軸方向にされた駆動軸27と駆動軸27の軸方向における一端に連続された素子部27aと錘部28とを有している。駆動軸27は、例えば、炭素繊維強化樹脂のように高い強度と高い摺動性を有する材料によって形成されている。素子部27aは圧電セラミックと内部電極とが交互に積層されて構成され、電圧の印加により膨張及び収縮されて振動し駆動軸27に対する前後方向への駆動力を生じる。
<レンズ駆動装置の組付>
上記のように構成されたレンズ駆動装置1は、以下のようにして各部が組み付けられる。
先ず、ケース2の支持部材6にレンズ16を保持するレンズホルダー9が配置された状態において、アクチュエーター12が支持部材6に取り付けられる。このときレンズホルダー9は、レンズ保持部13が挿入配置孔6aに挿入されて配置され、バネ取付部14と補強部15が配置空間6cと挿入空間6dに配置される。また、レンズホルダー9の被案内溝13aに支持部材6の案内突部6bが挿入される。
アクチュエーター12は駆動軸27がベース板5の後方から錘配置孔5cを経て軸受孔6e、6eに挿入されて支持部材6に取り付けられ、錘部28が錘配置孔5cに配置される。アクチュエーター12は駆動軸27の一部が支持部材6に接着等によって固定されてもよい。このとき駆動軸27は一部が補強部15の受け面部15eに挿入される。
次に、バネ取付部14に板バネ11が組み付けられる。板バネ11は被取付部22が第1のガイド突部20、20と第2のガイド突部21、21に案内されて板バネ11に組み付けられる。板バネ11は、被取付部22の一端部(上端部)22aが第1のガイド突部20、20の間に形成された位置決め面20aに押し当てられると共に押付部24がアクチュエーター12の駆動軸27に押し当てられ、被取付部22が厚み方向において補強部15のベース面部15aに対向して位置される。
また、板バネ11は被支持部23、23がシャフト挿通孔19の挿通部19aを閉塞せず余裕部19bの略全体を係合部26が閉塞した状態でそれぞれバネ取付部14の前面14eと後面14fに対向して位置される。このとき板バネ11の被取付部22とバネ取付部14の側面14cとの間に一定の隙間Hが形成される(図7参照)。
次いで、支持シャフト10がレンズホルダー9のバネ取付部14に形成されたシャフト挿通孔19の挿通部19aに挿通される。このとき、上記したように、支持シャフト10の軸方向における両端部がそれぞれバネ取付部14から前後に突出される。
支持シャフト10がシャフト挿通孔19に挿通されることにより、支持シャフト10の軸方向における両端部がそれぞれ板バネ11の被支持部23、23に係合される。このとき支持シャフト10のシャフト挿通孔19への挿通は板バネ11を変形させることなく行うことが可能であるため、板バネ11に塑性変形が生じない。
被支持部23、23は係合部26、26における被取付部22側の縁部26a、26aと連結部25における係合部26、26側の縁部25a、25aとが支持シャフト10に係合される。被支持部23、23が支持シャフト10に係合されることにより、板バネ11が支持シャフト10に支持され板バネ11のバネ取付部14からの脱落が防止される。
上記のように被支持部23、23が支持シャフト10におけるレンズホルダー9から突出された部分に支持されることにより、被支持部23、23がレンズホルダー9の外側に位置されるため、被支持部23、23を視認した状態で支持シャフト10に支持させることが可能になり、被支持部23、23を支持シャフト10に容易かつ確実に支持させることができる。
また、被支持部23、23間の距離が大きくなるため、被支持部23、23を支持シャフト10に安定した状態で支持させることができる。
尚、支持シャフト10の挿通部19aへの挿通に際し、被支持部23、23のシャフト挿通孔19に対する位置によっては支持シャフト10を挿通部19aに挿通し難い場合が生じる可能性があるが、板バネ11の被取付部22とバネ取付部14の側面14cとの間には隙間Hが形成されているため、隙間Hの分だけ、被取付部22を弾性変形させてバネ取付部14の側面14cに押し付けることが可能である(図9参照)。被取付部22に力Qを付与して隙間Hの分、被取付部22を弾性変形させると、被取付部23が左右方向においてレンズ保持部13側に変位するため、余裕部19bにおける係合部26による閉塞部分が小さくなる。従って、シャフト挿通孔19における支持シャフト10の挿入が可能な部分が大きくなり、支持シャフト10のシャフト挿通孔19への挿通を容易に行うことができる。
上記した隙間Hの分の被取付部22の変形は弾性変形であるため、隙間Hの分、被取付部22を変形させても被取付部22が塑性変形することはない。また、被取付部22に対して付与されていた力Qが取り除かれると、隙間Hの分、被取付部22が弾性復帰される。被取付部22が弾性復帰されることにより、係合部26が左右方向においてレンズ保持部13から離隔する方向へ変位されるため、係合部26の縁部26aが支持シャフト10に押し付けられると共に支持シャフト10が挿通部19aを形成する壁面19cに押し付けられ、板バネ11が支持シャフト10に安定した状態で支持される。
また、板バネ11は被支持部23、23が支持シャフト10に支持され押付部24が弾性変形されて付勢力が生じた状態でアクチュエーター12の駆動軸27に押し付けられるため、被取付部22の一端部22aが位置決め面20aに押し付けられ、バネ取付部14には板バネ11の被取付部22から力Fが付与される(図7参照)。
このようにバネ取付部14には板バネ11の被取付部22から力Fが付与されるが、補強部15には被取付部22に対向するベース面部15aが設けられている。
従って、補強部15に設けられたベース面部15aが板バネ11に対向した状態でバネ取付部14に結合されているため、板バネ11からレンズホルダー9に付与される力によるバネ取付部14の変形を効率的に抑制することができる。
また、板バネ11は押付部24が駆動軸27に押し付けられ被取付部22の一端部22aが位置決め面20aに押し付けられるため、被支持部23、23には左右方向においてレンズ保持部13から離隔する方向への力Pが付与される。従って、係合部26の縁部26aと縁部25aが支持シャフト10に押し付けられると共に支持シャフト10が挿通部19aを形成する壁面19cと壁面19dに押し付けられ易くなり、板バネ11の支持シャフト10に対する安定した支持状態を確保することができる。
上記したように、板バネ11が支持シャフト10に支持された状態においては、押付部24が被支持部23に対して弾性変形されて駆動軸27に押し付けられ、被取付部22の一端部22aが位置決め面20aに押し付けられる。押付部24が弾性変形されて駆動軸27に押し付けられることにより、駆動軸27は押付部24の付勢力によって補強部15の受け面部15eに押し付けられる。
このように補強部15には押付部24によって押し付けられるアクチュエーター12を受ける受け面部15eが設けられている。
従って、アクチュエーター12を介してバネ取付部13に付与される押付力が補強部15の一部によって受けられるため、板バネ11による押付力によるバネ取付部13の変形を抑制することができると共にアクチュエーター12を板バネ11によって安定した状態で押し付けることができる。
板バネ11が支持シャフト10に支持された状態においては、上記したように、板バネ11の被取付部22とバネ取付部14の側面14cとの間に一定の隙間Hが形成される。
このように板バネ11の被取付部22とバネ取付部14の側面14cとの間に隙間Hが形成されるため、板バネ11の一部とバネ取付部14の一部とが非接触の状態で板バネ11がバネ取付部14に取り付けられ、板バネ11とバネ取付部14の接触による粉塵の発生を抑制することができる。
また、隙間Hによりバネ取付部14と板バネ11の被取付部22の少なくとも一部が離隔して位置されるため、バネ取付部14の存在が板バネ11の弾性力に影響を及ぼし難くなり、板バネ11の安定した弾性力を確保することができる。
上記のように、支持シャフト10に板バネ11が支持された状態において、ケース2とカバー3を結合することによりレンズ駆動装置1の組付が完了される。ケース2とカバー3の結合は、ケース2の結合用突部5a、5aがそれぞれカバー3の結合孔8a、8aに挿入されて係合されることにより行われる。
上記のように組み立てられたレンズ駆動装置1において、撮影時に取り込まれる被写体の光はカバー3の通過孔7aを介してレンズ16に入射され、レンズ16に入射された光がケース2の光透過孔5bを透過されて撮像素子に入射される。このときアクチュエーター12からレンズホルダー9に伝達される駆動力によってレンズホルダー9とレンズ16が一体になって光軸方向へ移動される。このとき支持部材6の案内突部6bによってレンズホルダー9の被案内溝13aが案内されレンズホルダー9とレンズ16が光軸方向へ高い精度で移動され、例えば、フォーカシングやズーミングが行われる。
尚、レンズ駆動装置1には駆動体4を光軸方向に直交する方向へ変位させ、像ぶれの補正を行うぶれ補正機構が設けられていてもよい。
尚、上記には、シャフト挿通孔19に挿通された支持シャフト10の軸方向における両端部がそれぞれバネ取付部14から前後に突出された例を示したが、支持シャフト10がバネ取付部14から突出されない状態で被支持部23、23が支持シャフト10に支持される構成にすることも可能である(図10参照)。この場合には、例えば、バネ取付部14にレンズ16と反対側に開口された挿入穴29、29が前後に離隔して形成され、挿入穴29、29がシャフト挿通孔19に連通される。被支持部23、23はそれぞれ挿入穴29、29に挿入された状態で支持シャフト10の軸方向における両端寄りの部分に支持される。
このように被支持部23、23がそれぞれ挿入穴29、29に挿入された状態で支持シャフト10の両端寄りの部分に支持されるため、支持シャフト10がバネ取付部14から前後に突出されない状態で被支持部23、23を支持シャフト10に支持させることが可能になる。従って、支持シャフト10がバネ取付部14から前後に突出されないため、レンズ駆動装置1の光軸方向における小型化を図ることが可能になる。
<まとめ>
以上に記載した通り、レンズ駆動装置1にあっては、レンズ16を保持するレンズホルダー9と、レンズホルダー9とレンズ16を光軸方向へ移動させるアクチュエーター12と、シャフト挿通孔19に挿通される支持シャフト10と、支持シャフト10に支持される被支持部23と付勢力によってアクチュエーター12をレンズホルダー9に押し付ける押付部24とを有する板バネ11とが設けられている。
従って、支持シャフト10がレンズホルダー9とは別部材として設けられ、板バネ11をレンズホルダー9に組み付けた状態で支持シャフト10をシャフト挿通孔19に挿通することが可能である。これにより、板バネ11に塑性変形が生じず、アクチュエーター12に対する板バネ11による安定した保持状態を確保してアクチュエーター12からレンズホルダー9に対して安定した駆動力が伝達されるようにすることができる。
また、レンズホルダー9にレンズ16を保持する環状のレンズ保持部13と板バネ11が取り付けられるバネ取付部14とバネ取付部14に結合された補強部15とが設けられている。
従って、補強部15によってバネ取付部14が補強されるため、板バネ11からレンズホルダー9に付与される力によるバネ取付部14の変形が抑制され、板バネ11のバネ取付部14に対する安定した取付状態を確保することができる。
さらにまた、補強部15によってレンズホルダー9の全体の剛性が高くなるため、レンズホルダー9の各部の厚みを厚くして剛性を高める必要がなく、レンズホルダー9の小型化を図ることができる。
加えて、支持シャフト10が炭素繊維強化樹脂によって形成されることにより、支持シャフト10が高い強度と高い耐振動性を有するため、板バネ11の支持シャフト10に対する安定した支持状態を確保することができると共にアクチュエーター12の駆動時に生じる超音波振動による所謂音鳴きと称される異音の発生を抑制することができる。
<撮像装置の一実施形態>
以下に、本技術撮像装置の一実施形態の構成例について説明する(図10参照)。
撮像装置100(400、500)は、撮像機能を担うカメラブロック90と、撮影された画像信号のアナログ-デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部91と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部92とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する表示部93と、メモリー99への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)94と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)95と、カメラブロック90に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部96と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等の操作部97とを有している。
カメラブロック90はレンズ駆動装置1を有する部分であり、交換レンズ200やレンズ鏡筒502であってもよい。
撮像装置100には、カメラブロック90によって取り込まれた光学像を電気的信号に変換するCCDやCMOS等の撮像素子98が設けられている。
カメラ信号処理部91は、撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部92は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
表示部93はユーザーの操作部97に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。尚、撮像装置100においては、表示部93が設けられていなくてもよく、撮影された画像データが他の表示装置に送出されて画像が表示されるように構成されていてもよい。
R/W94は、画像処理部92によって符号化された画像データのメモリー99への書込及びメモリー99に記録された画像データの読出を行う。
CPU95は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、操作部97からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
レンズ駆動制御部96は、CPU95からの制御信号に基づいてレンズを移動させる駆動源を制御する。
操作部97はユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU95に対して出力する。
メモリー99は、例えば、R/W94に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリー又は撮像装置100の内部に予め組み込まれている半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU95による制御の下で、撮影された画像信号がカメラ信号処理部91を介して表示部93に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作部97からの指示入力信号が入力されると、CPU95がレンズ駆動制御部96に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部96の制御に基づいてレンズが移動される。
操作部97からの指示入力信号により撮影動作が行われると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部91から画像処理部92に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W94に出力され、メモリー99に書き込まれる。
メモリー99に記録された画像データを再生する場合には、操作部97に対する操作に応じて、R/W94によってメモリー99から所定の画像データが読み出され、画像処理部92によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が表示部93に出力されて再生画像が表示される。
尚、本技術において、「撮像」とは、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理から、カメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理、画像処理部92による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理、R/W94によるメモリー99への画像信号の書込処理までの一連の処理の一部のみ、または全てを含む処理のことを言う。
即ち、「撮像」とは、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理のみを指してもよく、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理までを指してもよく、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理を経て、画像処理部92による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理までを指してもよく、撮像素子98による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部91による撮像素子98からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理、及び画像処理部92による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理を経て指してもよく、R/W94によるメモリー99への画像信号の書込処理までを指してもよい。
上記の処理において各処理の順番は適宜入れ替わってもよい。
また、本技術において、カメラブロック90及び撮像装置100は、上記の処理を行う撮像素子98、カメラ信号処理部91、画像処理部92、R/W94の一部のみまたは全てを含むように構成されていてもよい。
さらに、カメラブロック90が撮像素子98、カメラ信号処理部91、画像処理部92、R/W94のうち一部を含み、装置本体が残りを含むように構成されていてもよい。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)
シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、
前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、
前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、
前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えた
レンズ駆動装置。
(2)
前記レンズホルダーに前記レンズを保持する環状のレンズ保持部と前記板バネが取り付けられるバネ取付部と前記バネ取付部に結合された補強部とが設けられた
前記(1)に記載のレンズ駆動装置。
(3)
前記レンズ保持部と前記バネ取付部が樹脂材料によって形成され、
前記補強部が金属材料によって形成され、
前記補強部がインサート成形により前記バネ取付部及び前記レンズ保持部と一体に形成された
前記(2)に記載のレンズ駆動装置。
(4)
前記補強部には前記板バネの厚み方向において前記板バネの少なくとも一部に対向するベース面部が設けられた
前記(2)又は前記(3)に記載のレンズ駆動装置。
(5)
前記補強部には前記ベース面部に対して折り曲げられた曲げ面部が設けられた
前記(4)に記載のレンズ駆動装置。
(6)
前記補強部には前記押付部によって押し付けられるアクチュエーターを受ける受け面部が設けられた
前記(2)から前記(5)の何れかに記載のレンズ駆動装置。
(7)
前記板バネの一部と前記バネ取付部の一部との間に隙間が形成された
前記(2)から前記(6)の何れかに記載のレンズ駆動装置。
(8)
前記支持シャフトが炭素繊維強化樹脂によって形成された
前記(1)から前記(7)の何れかに記載のレンズ駆動装置。
(9)
前記支持シャフトの一部が前記レンズホルダーから突出された状態で前記シャフト挿通孔に挿通され、前記被支持部が前記支持シャフトにおける前記レンズホルダーから突出された部分に支持される
前記(1)から前記(8)の何れかに記載のレンズ駆動装置。
(10)
内部に配置されたレンズ駆動装置を備え、
前記レンズ駆動装置は、
シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、
前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、
前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、
前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えた
交換レンズ。
(11)
内部に配置されたレンズ駆動装置と前記レンズ駆動装置を介して取り込まれる光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
前記レンズ駆動装置は、
シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、
前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、
前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、
前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えた
撮像装置。
100 撮像装置
400 撮像装置
200 交換レンズ
304 撮像素子
500 撮像装置
1 レンズ駆動装置
9 レンズホルダー
10 支持シャフト
11 板バネ
12 アクチュエーター
13 レンズ保持部
14 バネ取付部
15 補強部
15a ベース面部
15b 第1の曲げ面部
15c 第2の曲げ面部
15e 受け面部
16 レンズ
19 シャフト挿通孔
23 被支持部
24 押付部
98 撮像素子
H 隙間

Claims (11)

  1. シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、
    前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、
    前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、
    前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えた
    レンズ駆動装置。
  2. 前記レンズホルダーに前記レンズを保持する環状のレンズ保持部と前記板バネが取り付けられるバネ取付部と前記バネ取付部に結合された補強部とが設けられた
    請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズ保持部と前記バネ取付部が樹脂材料によって形成され、
    前記補強部が金属材料によって形成され、
    前記補強部がインサート成形により前記バネ取付部及び前記レンズ保持部と一体に形成された
    請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記補強部には前記板バネの厚み方向において前記板バネの少なくとも一部に対向するベース面部が設けられた
    請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記補強部には前記ベース面部に対して折り曲げられた曲げ面部が設けられた
    請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記補強部には前記押付部によって押し付けられるアクチュエーターを受ける受け面部が設けられた
    請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記板バネの一部と前記バネ取付部の一部との間に隙間が形成された
    請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記支持シャフトが炭素繊維強化樹脂によって形成された
    請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記支持シャフトの一部が前記レンズホルダーから突出された状態で前記シャフト挿通孔に挿通され、
    前記被支持部が前記支持シャフトにおける前記レンズホルダーから突出された部分に支持される
    請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  10. 内部に配置されたレンズ駆動装置を備え、
    前記レンズ駆動装置は、
    シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、
    前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、
    前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、
    前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えた
    交換レンズ。
  11. 内部に配置されたレンズ駆動装置と前記レンズ駆動装置を介して取り込まれる光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記レンズ駆動装置は、
    シャフト挿通孔を有しレンズを保持するレンズホルダーと、
    前記レンズホルダーと前記レンズを前記レンズの光軸方向へ移動させるアクチュエーターと、
    前記シャフト挿通孔に挿通される支持シャフトと、
    前記支持シャフトに支持される被支持部と付勢力によって前記アクチュエーターを前記レンズホルダーに押し付ける押付部とを有する板バネとを備えた
    撮像装置。
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