JP2013250487A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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俊明 紺野
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Abstract

【課題】 動作の信頼性の向上及び小型化を図る。
【解決手段】 光学素子を保持し光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより素子保持枠を光軸方向へ移動させる駆動部と、駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより光学素子の光軸方向における位置を検出する位置検出部と、位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が駆動側保持部と検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ駆動部と位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、中間部が素子保持枠の外周より外側に位置され光軸方向において折り返され、中間部の折り返し位置が素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにした。
【選択図】 図6

Description

本技術はレンズ鏡筒及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、フレキシブルプリント配線板の一部を駆動側保持部と検出側保持部の間に配置し光軸方向において折り返して動作の信頼性の向上及び小型化を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置には、内部にレンズ等の各種の光学部品や光学素子が配置されたレンズ鏡筒が伸縮自在に設けられたものがある。
このようなレンズ鏡筒には、例えば、非撮影時に装置本体に収納され撮影時に装置本体から繰り出されてズーム倍率の変更等を行うことが可能な所謂沈胴タイプがある(例えば、特許文献1参照)。
沈胴タイプのレンズ鏡筒は、非撮影時における小型化(薄型化)と撮影時における良好な光学性能の確保との両立を図ることが可能になる。
また、撮像装置にはレンズ鏡筒として設けられた交換レンズが装置本体に着脱可能とされたタイプもある。
このような交換レンズ式の撮像装置にあっては、交換レンズを撮影状況等に応じて取り換えることにより、所望の倍率や明るさの画像を撮影することが可能になり、撮影に関する使い勝手の向上を図ることができる。
上記のような撮像装置にあっては、レンズ鏡筒において、レンズ等の光学素子を保持する素子保持枠が光軸方向へ移動され、例えば、フォーカシングが行われる。素子保持枠の光軸方向への移動は、例えば、マグネットとコイルを有する駆動部によって行われ、コイルにフレキシブルプリント配線板を介して通電が行われることにより駆動部に駆動力(推力)が発生する。
また、撮像装置においては、素子保持枠の光軸方向における位置が位置検出部によって検出され、この位置検出も位置検出部の検出素子にフレキシブルプリント配線板を介して通電されることにより行われる。
特開2008−203330号公報
ところが、特許文献1に記載されたレンズ鏡筒にあっては、レンズ保持枠の光軸方向における移動時にフレキシブルプリント配線板が光軸方向において撓むように構成されている。
従って、フレキシブルプリント配線板が撓んだときにフレキシブルプリント配線板がレンズ鏡筒の各部に接触し傷付きや損傷が発生したり、フレキシブルプリント配線板との接触により各部の動作に支障を来たすおそれがあり、このような不具合が発生すると動作の信頼性の低下を来たしてしまう。
また、フレキシブルプリント配線板は駆動部と位置検出部に接続されているため、フレキシブルプリント配線板と駆動部と位置検出部の位置関係によってはレンズ鏡筒が大型になり小型化に支障を来たすおそれもある。
そこで、本技術レンズ鏡筒及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、動作の信頼性の向上及び小型化を図ることを課題とする。
第1に、レンズ鏡筒は、上記した課題を解決するために、光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにしたものである。
従って、レンズ鏡筒にあっては、駆動側保持部と検出側保持部の間に配置された中間部の折り返し位置が素子保持枠の移動に伴って素子保持枠の外周より外側で光軸方向において変化される。
第2に、上記したレンズ鏡筒においては、前記中間部が被取付部と前記被取付部に連続し前記光軸方向において折り返された折り返し部とを有し、前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に前記光軸方向に延び前記被取付部が取り付けられる取付部が設けられ、前記取付部の長手方向における一端面に前記素子保持枠が移動されたときに前記被取付部の前記取付部に対する移動を規制する移動規制部が設けられ、前記被取付部が前記一端面を跨いで屈曲された状態で前記取付部に取り付けられることが望ましい。
素子保持枠が移動されたときに被取付部の取付部に対する移動を規制する移動規制部が設けられ、被取付部が一端面を跨いで屈曲された状態で取付部に取り付けられることにより、折り返し部における変形可能な一定の長さが確保される。
第3に、上記したレンズ鏡筒においては、前記光軸方向において前記素子保持枠に対向しレンズ保持枠を有するぶれ補正部が配置され、前記ぶれ補正部は前記レンズ保持枠を光軸に直交する第1の方向へ移動させる第1の補正駆動部と前記レンズ保持枠を前記光軸及び前記第1の方向にともに直交する第2の方向へ移動させる第2の補正駆動部とを有し、前記駆動部と前記第1の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置され、前記位置検出部と前記第2の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置されるようにすることが望ましい。
駆動部と第1の補正駆動部が光軸を挟んで反対側に位置され、位置検出部と第2の補正駆動部が光軸を挟んで反対側に位置されるようにすることにより、スペースの有効活用が図られる。
第4に、上記したレンズ鏡筒においては、前記第1の補正駆動部と前記第2の補正駆動部に接続されるフレキシブル基板が設けられ、前記フレキシブル基板の一部が前記光軸方向において折り返された屈曲部として設けられ、前記屈曲部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に位置されることが望ましい。
フレキシブル基板の一部が光軸方向において折り返された屈曲部として設けられ、屈曲部が駆動側保持部と検出側保持部の間に位置されることにより、スペースの有効活用が図られる。
第5に、上記したレンズ鏡筒においては、前記駆動側保持部と前記検出側保持部を有する鏡筒ベースが設けられ、前記鏡筒ベースの外周部が取り付けられる固定環が設けられ、前記フレキシブルプリント配線板の一部が前記鏡筒ベースの外周部と前記固定環によって挟持されることが望ましい。
鏡筒ベースの外周部が取り付けられる固定環が設けられ、フレキシブルプリント配線板の一部が鏡筒ベースの外周部と固定環によって挟持されることにより、フレキシブルプリント配線板の撓みが押さえられ、フレキシブルプリント配線板の他の部分との接触が回避される。
第6に、上記したレンズ鏡筒においては、前記取付部に取り付けられ前記被取付部を押さえる押さえ部材が設けられることが望ましい。
取付部に取り付けられ被取付部を押さえる押さえ部材が設けられることにより、被取付部が押さえ部材によって押さえられて取付部に取り付けられる。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにしたものである。
従って、撮像装置にあっては、レンズ鏡筒において、駆動部と位置検出部の間に配置された中間部の折り返し位置が素子保持枠の移動に伴って素子保持枠の外周より外側で光軸方向において変化される。
本技術レンズ鏡筒は、光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにしている。
従って、フレキシブルプリント配線板の中間部が変形されたときにフレキシブルプリント配線板がレンズ鏡筒の各部に接触することがなく動作の信頼性の向上を図ることができると共に中間部が駆動部と位置検出部の間に位置されているためスペースの有効活用が図られ小型化を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記中間部が被取付部と前記被取付部に連続し前記光軸方向において折り返された折り返し部とを有し、前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に前記光軸方向に延び前記被取付部が取り付けられる取付部が設けられ、前記取付部の長手方向における一端面に前記素子保持枠が移動されたときに前記被取付部の前記取付部に対する移動を規制する移動規制部が設けられ、前記被取付部が前記一端面を跨いで屈曲された状態で前記取付部に取り付けられている。
従って、折り返し部の移動が規制され、折り返し部における変形可能な一定の長さが確保され、素子保持枠の良好な移動状態を確保することができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記光軸方向において前記素子保持枠に対向しレンズ保持枠を有するぶれ補正部が配置され、前記ぶれ補正部は前記レンズ保持枠を光軸に直交する第1の方向へ移動させる第1の補正駆動部と前記レンズ保持枠を前記光軸及び前記第1の方向にともに直交する第2の方向へ移動させる第2の補正駆動部とを有し、前記駆動部と前記第1の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置され、前記位置検出部と前記第2の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置されるようにしている。
従って、スペースの有効活用が図られ、レンズ鏡筒の小径化を図ることができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記第1の補正駆動部と前記第2の補正駆動部に接続されるフレキシブル基板が設けられ、前記フレキシブル基板の一部が前記光軸方向において折り返された屈曲部として設けられ、前記屈曲部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に位置されている。
従って、スペースの有効活用が図られ、レンズ鏡筒の一層の小径化を図ることができる。
請求項5に記載した技術にあっては、前記駆動側保持部と前記検出側保持部を有する鏡筒ベースが設けられ、前記鏡筒ベースの外周部が取り付けられる固定環が設けられ、前記フレキシブルプリント配線板の一部が前記鏡筒ベースの外周部と前記固定環によって挟持されている。
従って、フレキシブルプリント配線板の撓みが押さえられ、フレキシブルプリント配線板の他の部分との接触が回避されてフレキシブルプリント配線板の傷付きや損傷を防止することができる。
請求項6に記載した技術にあっては、前記取付部に取り付けられ前記被取付部を押さえる押さえ部材が設けられている。
従って、被取付部を簡単な構成で取付部に取り付けることができると共に押さえ部材によって安定した状態で取付部に取り付けることができる。
本技術撮像装置は、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにしている。
従って、フレキシブルプリント配線板の中間部が変形されたときにフレキシブルプリント配線板がレンズ鏡筒の各部に接触することがなく動作の信頼性の向上を図ることができると共に中間部が駆動部と位置検出部の間に位置されているためスペースの有効活用が図られ小型化を図ることができる。
以下に、本技術を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術撮像装置をスチルカメラに適用し、本技術レンズ鏡筒をこのスチルカメラに設けられたレンズ鏡筒に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はスチルカメラ及びスチルカメラに設けられたレンズ鏡筒に限られることはなく、例えば、ビデオカメラや他の機器に組み込まれる各種の撮像装置及びこれらの撮像装置に設けられる各種のレンズ鏡筒に広く適用することができる。また、レンズ鏡筒は交換レンズであってもよい。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[撮像装置の構成]
先ず、撮像装置1の全体の構成について説明する(図1乃至図3参照)。
撮像装置1は、図1及び図2に示すように、装置本体2と装置本体2に前後方向(光軸方向)へ移動自在に支持されたレンズ鏡筒3とを備え、非撮影時等にレンズ鏡筒3が装置本体2に収納され(図1参照)、撮影時等にレンズ鏡筒3が装置本体2から前方へ突出される(図2参照)所謂沈胴タイプの撮像装置である。レンズ鏡筒3は装置本体2に収納される収納位置(図1参照)と装置本体2から前方へ突出される繰出位置(図2参照)との間で伸縮される。
このような沈胴タイプの撮像装置1にあっては、非撮影時における小型化(薄型化)と撮影時における良好な光学性能の確保とを両立させることができる。
装置本体2は、例えば、横長の扁平な筐体4の内外に所要の各部が配置されて成る(図1乃至図3参照)。
装置本体2の前面にはフラッシュ5が設けられている。装置本体2の上面にはシャッター釦6、ズームスイッチ7及び電源釦8が設けられている。装置本体2の後面にはディスプレイ9と各種の操作部10、10、・・・が設けられている。
[レンズ鏡筒の構成]
次に、レンズ鏡筒3の具体的な構成について説明する。
レンズ鏡筒3は第1の移動枠11と第2の移動枠12と固定環13を有している(図1及び図2参照)。
第1の移動枠11は略円筒状に形成された外周部11aと外周部11aの前端部から内方へ張り出された前面部11bとを有している。
第2の移動枠12は第1の移動枠11の外周部11aより一回り大きい略円筒状に形成されている。第2の移動枠12には第1の移動枠11が前後方向(光軸方向)へ移動自在に支持されている。
固定環13は第2の移動枠12より一回り大きい略円筒状に形成されている。固定環13には第2の移動枠12が前後方向へ移動自在に支持されている。
第1の移動枠11の内部には1群ユニット14が保持されている。1群ユニット14は第1の移動枠11の移動に伴って前後方向へ移動される。1群ユニット14には第1レンズ群15が保持されている。
第2の移動枠12の内部には2群ユニット16が保持されている(図4参照)。2群ユニット16は第2の移動枠12の移動に伴って前後方向へ移動される。
2群ユニット16は外形が円形状に形成された保持枠17を有している。保持枠17には第2レンズ群18が保持されている。保持枠17における前面側には開口絞り19が配置されている。開口絞り19は略円環状のベース板19aとベース板19aの開口を開閉する絞り羽根19b、19bとを有している。絞り羽根19b、19bは2群ユニット16に設けられた図示しない駆動モーター等の羽根駆動部によって動作される。
第2の移動枠12の内部には3群ユニット20が保持されている(図4乃至図6参照)。3群ユニット20は第2の移動枠12の移動に伴って前後方向へ移動される。
3群ユニット20はぶれ補正部として機能し、レンズ保持枠21を有している。レンズ保持枠21は円形状に対して一部が切り欠かれた切欠部21aを有している。レンズ保持枠21には第3レンズ群22が保持されている。
レンズ保持枠21における前面側にはシャッター23が配置されている。シャッター23は支持ベース23aと支持ベース23aの光透過孔23bを開閉する羽根部材23c、23cとを有している。羽根部材23c、23cは3群ユニット20に設けられたシャッター駆動部24によって動作される。
レンズ保持枠21は、図5に示すように、支持ベース25と支持ベース25に左右方向へ移動自在に支持された第1の可動ベース26と第1の可動ベース26に上下方向へ移動自在に支持された第2の可動ベース27とを有している。
支持ベース25には、下端部に左右方向へ延びる第1のガイド軸28が取り付けられ、左右両端部にそれぞれ上下方向へ延びる第2のガイド軸29、29が取り付けられている。
第1の可動ベース26は第1のガイド軸28に案内されて第2の可動ベース27と一体になって支持ベース25に対して左右方向へ移動される。第2の可動ベース27は第2のガイド軸29、29に案内されて第1の可動ベース26に対して上下方向へ移動される。第1の可動ベース26と第2の可動ベース27がそれぞれ移動されることにより第3レンズ群22が左右方向及び上下方向へ移動されてぶれ補正が行われる。
3群ユニット20には第1の可動ベース26と第2の可動ベース27をそれぞれ移動させる第1の補正駆動部30と第2の補正駆動部31が設けられている。第1の補正駆動部30と第2の補正駆動部31はそれぞれ図示しないマグネットとコイルを有し、各コイルに図示しない電源供給回路からフレキシブル基板32を介して駆動電流が供給される。
フレキシブル基板32には第1の可動ベース26と第2の可動ベース27が支持ベース25に対して移動されるときに変形される屈曲部32aが設けられ、屈曲部32aは光軸方向に延びる状態で折り返されている(図7参照)。屈曲部32aは他の部分から後方へ突出するように設けられ、レンズ保持枠21における切欠部21aの近傍に位置されている。
固定環13には4群ユニット33が取り付けられている。4群ユニット33は鏡筒ベース34に所定の各部が支持又は取り付けられて構成されている(図6及び図8参照)。鏡筒ベース34は前後方向を向く略円板状のベース面部35とベース面部35からそれぞれ前方へ突出された駆動側保持部36、検出側保持部37及び取付部38とを有している。
ベース面部35の中央部には略矩形の配置孔35aが形成されている。配置孔35aにはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有する図示しない素子ユニットが取り付けられて配置されている。
駆動側保持部36はベース面部35の上端寄りの位置に設けられ左右の幅が大きく上下の幅が小さい形状に形成されている。駆動側保持部36にはヨーク39が取り付けられている。ヨーク39は駆動側保持部36と同様に左右の幅が大きく上下の幅が小さい形状に形成され、左右方向に貫通された環状に形成されている。ヨーク39の内面にはマグネット40が取り付けられている。
検出側保持部37はベース面部35の左端寄りの位置に設けられ左右方向を向く厚みの薄い形状に形成されている。検出側保持部37には前後に延びる検出板41が取り付けられている。
取付部38は前後に延びる板状に形成され、駆動側保持部36と検出側保持部37の間において両側部がそれぞれ駆動側保持部36と検出側保持部37に連続して設けられている(図8及び図9参照)。取付部38のベース面部35からの前方への突出量は駆動側保持部36と検出側保持部37のベース面部35からの前方への突出量より小さくされている。
取付部38の先端面(前面)には前方へ突出された移動規制部38a、38aが離隔して設けられている(図10参照)。
鏡筒ベース34には上下に離隔してガイド軸42、42が取り付けられている(図6及び図8参照)。一方のガイド軸42は駆動側保持部36に取り付けられ、他方のガイド軸42はベース面部35の下端寄りの位置に前方へ突出するように取り付けられている。
鏡筒ベース34には素子保持枠43が前後方向へ移動自在に支持され、素子保持枠43はガイド軸42、42に案内されて前後方向へ移動される。
素子保持枠43は保持部43aと軸受部43b、43bとコイル取付部43cとセンサー取付部43dを有している。保持部43aには光学素子である第4レンズ群44が保持されている。軸受部43b、43bは保持部43aの外周面から外方へ突出されそれぞれガイド軸42、42に摺動自在に支持されている。コイル取付部43cは保持部43aの外周面から外方へ突出され、コイル取付部43cには軸方向が前後方向にされ横長のコイル45が取り付けられ、コイル45にはヨーク39の一部が挿通されている。センサー取付部43dは保持部43aの外周面から外方へ突出され、センサー取付部43dには検出素子46が取り付けられ、検出素子46は検出板41に対向して位置されている。
コイル45はヨーク39及びマグネット40とともに素子保持枠43を前後方向へ移動させる駆動部47として機能する。
また、検出素子46は検出板41とともに素子保持枠43の前後方向における位置を検出する位置検出部48として機能する。
コイル45と検出素子46にはフレキシブルプリント配線板49が接続されている。フレキシブルプリント配線板49は一端部50が二股状に形成されてコイル45と検出素子46に接続され、他端部51がベース面部35から外方へ導出され図示しない電源供給回路に接続されている。
フレキシブルプリント配線板49の中間部52は他端部51側から順にベース面部35上に配置された配置部52aと検出側保持部37の後端部における外面に貼り付けられた被貼付部52bと取付部38に取り付けられた被取付部52cと素子保持枠43が前後方向へ移動されるときに変形される折り返し部52dとを有している。中間部52には側方へ突出された被規制突部52eが設けられている。折り返し部52dは光軸方向において厚み方向に折り返され素子保持枠43の外周より外側に位置されている。
中間部52は被取付部52cの厚み方向における一方の面が取付部38に面接触された状態で押さえ部材53に押さえられて取り付けられる。被取付部52cは取付部38の外面の略全体と先端面の略全体と内面の上端部に接した状態で取り付けられる(図9参照)。
このとき被規制突部52eが移動規制部38a、38a間に挿入される(図10参照)。
押さえ部材53は上下に延びる外面部53aと外面部53aの前端部から直交する方向へ突出された連結部53bと連結部53bに連続され外面部53aに対向する弾性変形部53cとから成る。弾性変形部53cは外面部53aより長さが短くされ、外面部53aに離接する方向へ弾性変形可能とされている。
押さえ部材53はフレキシブルプリント配線板49の中間部52を外側から覆う状態で取付部38に取り付けられる。このとき押さえ部材53は弾性変形部53cが外面部53aから離隔される方向へ弾性変形された状態で取付部38に取り付けられており、弾性変形部53cと外面部53aが近付く方向への付勢力が作用されている。
従って、押さえ部材53の取付部38からの抜けが防止され、中間部52が取付部38に安定した状態で取り付けられる。
このようにフレキシブルプリント配線板49の被取付部52cは押さえ部材53に押さえられた状態で取付部38に取り付けられるため、被取付部52cを簡単な構成で取付部38に取り付けることができると共に押さえ部材53によって安定した状態で取付部38に取り付けることができる。
鏡筒ベース34はベース面部35の外周部が固定環13の後端部にネジ止め等によって取り付けられる。ベース面部35の外周部が固定環13の後端部に取り付けられた状態においては、フレキシブルプリント配線板49の一部がベース面部35の外周部と固定環13の後端部とによって挟持されて押さえられる。
従って、フレキシブルプリント配線板49の撓みが押さえられ、フレキシブルプリント配線板49の他の部分との接触が回避されてフレキシブルプリント配線板49の傷付きや損傷を防止することができる。
[3群ユニットと4群ユニットの位置関係]
次に、3群ユニット20と4群ユニット33の位置関係について説明する(図4、図6及び図11参照)。
上記のように構成された3群ユニット20と4群ユニット33が光軸方向において並んで配置された状態においては、3群ユニット20の切欠部21aに4群ユニット33の駆動側保持部36と検出側保持部37と取付部38が位置される。
従って、第1の移動枠12及び固定環13の内部において、3群ユニット20と4群ユニット33の一部とが半径方向において重なる状態で位置され、レンズ鏡筒3の小径化を図ることができる。
このとき3群ユニット20の第1の補正駆動部30はベース面部35における下端部の前方に位置され、4群ユニット33の駆動部47に対向して位置される(図11参照)。また、3群ユニット20の第2の補正駆動部31はベース面部35における右端部の前方に位置され、4群ユニット33の位置検出部48に対向して位置される。
従って、3群ユニット20の第1の補正駆動部30と4群ユニット33の駆動部47とは光軸を挟んで上下方向において反対側に位置され、3群ユニット20の第2の補正駆動部31と4群ユニット33の位置検出部48とは光軸を挟んで左右方向において反対側に位置される。
このように第1の補正駆動部30と駆動部47が光軸を挟んで反対側に位置され、第2の補正駆動部31と位置検出部48が光軸を挟んで反対側に位置されるように構成されることにより、スペースの有効活用が図られ、レンズ鏡筒3の小径化を図ることができる。
また、第1の補正駆動部30と駆動部47が光軸を挟んで反対側に位置され、第2の補正駆動部31と位置検出部48が光軸を挟んで反対側に位置されるため、第1の補正駆動部30と駆動部47の間に一定の距離が確保されると共に第2の補正駆動部31と位置検出部48の間に一定の距離が確保される。さらに、駆動部47が光軸の上方側に配置され、第1の補正駆動部30が光軸の右方側に配置され、第2の補正駆動部31が光軸の下方側に配置され、位置検出部48が光軸の左方側に配置されているため、これらの各部間に一定の距離が確保される。
従って、駆動部47と第1の補正駆動部30と第2の補正駆動部31と位置検出部48の間の相互の磁場干渉を回避することが可能であり、駆動部47と第1の補正駆動部30と第2の補正駆動部31と位置検出部48の動作の信頼性の向上を図ることができる。
加えて、3群ユニット20の第1の補正駆動部30と第2の補正駆動部31に接続されたフレキシブル基板32の屈曲部32aは、4群ユニット33の駆動部47と位置検出部48の間に位置される。
従って、スペースの有効活用が図られ、レンズ鏡筒3の一層の小径化を図ることができる。
[4群ユニットにおける動作]
以下に、4群ユニット33における動作について説明する(図12及び図13参照)。
4群ユニット33において、コイル45に通電が行われると、駆動部47に推力が生じて素子保持枠43がガイド軸42、42に案内されて前後方向(光軸方向)へ移動され、例えば、フォーカシングが行われる。素子保持枠43が前後方向へ移動されるときにはフレキシブルプリント配線板49における中間部52の折り返し部52dが前後に伸縮するように変形され折り返し位置が前後方向において変化される。
このとき検出素子46に通電が行われ、位置検出部48によって素子保持枠43の前後方向における位置が検出される。
上記した素子保持枠43の移動時には、素子保持枠43の移動に伴って折り返し部52dに対して引張力又はその反対の力が付与されるが、被規制突部52eが取付部38の移動規制部38a、38a間に挿入されているため、折り返し部52dの長手方向における移動が規制される。
従って、折り返し部52dにおける変形可能な一定の長さが確保され、素子保持枠43の良好な移動状態を確保することができる。
[まとめ]
以上に記載した通り、撮像装置1及びレンズ鏡筒3にあっては、フレキシブルプリント配線板49の中間部52が素子保持枠43の外周より外側に位置され折り返し部52dが光軸方向において折り返されて折り返し位置が素子保持枠43の移動に伴って光軸方向において変化される。
従って、フレキシブルプリント配線板49の中間部52が変形されたときにフレキシブルプリント配線板49がレンズ鏡筒3の各部に接触することがなく動作の信頼性の向上を図ることができると共に中間部52が駆動部47と位置検出部48の間に位置されているためスペースの有効活用が図られ小型化を図ることができる。
[撮像装置の一実施形態]
図14に、本技術撮像装置の一実施形態によるスチルカメラ(デジタルスチルカメラ)のブロック図を示す。
撮像装置(ビデオカメラ)100(撮像装置1に相当)は、撮像機能を担うカメラブロック70と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部71と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部72とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する液晶パネル等の画像表示部73(ディスプレイ9に相当)と、メモリーカード1000へ画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)74と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)75と、使用者によって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部76(シャッター釦6、ズームスイッチ7、電源釦8、操作部10等に相当)と、カメラブロック70に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部77とを備えている。
カメラブロック70は、レンズ群78を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子79等とによって構成されている。
カメラ信号処理部71は、撮像素子79からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部72は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
画像表示部73は使用者の入力部76に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W74は、画像処理部72によって符号化された画像データーのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データーの読出を行う。
CPU75は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部76からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部76は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、使用者による操作に応じた指示入力信号をCPU75に対して出力する。
レンズ駆動制御部77は、CPU75からの制御信号に基づいてレンズ群78の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W74に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU75による制御の下で、カメラブロック70において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部71を介して画像表示部73に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部76からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU75がレンズ駆動制御部77に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部77の制御に基づいてレンズ群78の所定のレンズが移動される。
入力部76からの指示入力信号によりカメラブロック70の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部71から画像処理部72に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W74に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
フォーカシングやズーミングは、CPU75からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部77がレンズ群78の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データーを再生する場合には、入力部76に対する操作に応じて、R/W74によってメモリーカード1000から所定の画像データーが読み出され、画像処理部72によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が画像表示部73に出力されて再生画像が表示される。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにしたレンズ鏡筒。
(2)前記中間部が被取付部と前記被取付部に連続し前記光軸方向において折り返された折り返し部とを有し、前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に前記光軸方向に延び前記被取付部が取り付けられる取付部が設けられ、前記取付部の長手方向における一端面に前記素子保持枠が移動されたときに前記被取付部の前記取付部に対する移動を規制する移動規制部が設けられ、前記被取付部が前記一端面を跨いで屈曲された状態で前記取付部に取り付けられた前記(1)に記載のレンズ鏡筒。
(3)前記光軸方向において前記素子保持枠に対向しレンズ保持枠を有するぶれ補正部が配置され、前記ぶれ補正部は前記レンズ保持枠を光軸に直交する第1の方向へ移動させる第1の補正駆動部と前記レンズ保持枠を前記光軸及び前記第1の方向にともに直交する第2の方向へ移動させる第2の補正駆動部とを有し、前記駆動部と前記第1の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置され、前記位置検出部と前記第2の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置されるようにした前記(1)又は前記(2)に記載のレンズ鏡筒。
(4)前記第1の補正駆動部と前記第2の補正駆動部に接続されるフレキシブル基板が設けられ、前記フレキシブル基板の一部が前記光軸方向において折り返された屈曲部として設けられ、前記屈曲部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に位置された前記(3)に記載のレンズ鏡筒。
(5)前記駆動側保持部と前記検出側保持部を有する鏡筒ベースが設けられ、前記鏡筒ベースの外周部が取り付けられる固定環が設けられ、前記フレキシブルプリント配線板の一部が前記鏡筒ベースの外周部と前記固定環によって挟持された前記(1)から前記(4)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(6)前記取付部に取り付けられ前記被取付部を押さえる押さえ部材が設けられた前記(2)から前記(5)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(7)内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにした撮像装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図14と共に本技術の最良の形態を示すものであり、本図は、レンズ鏡筒が装置本体に収納されている状態で示す撮像装置の斜視図である。 レンズ鏡筒が装置本体から突出されている状態で示す撮像装置の斜視図である。 撮像装置を図1及び図2とは反対側から見た状態で示す斜視図である。 2群ユニットと3群ユニットと4群ユニットを一部を分解して示す斜視図である。 3群ユニットの斜視図である。 3群ユニットと4群ユニットの分解斜視図である。 図6のVII−VII線に沿う拡大断面図である。 4群ユニットの斜視図である。 フレキシブルプリント配線板の中間部が押さえ部材によって押さえられて取付部に取り付けられている状態を示す拡大側面図である。 フレキシブルプリント配線板の被規制突部が取付部の位置規制部間に挿入されている状態を示す拡大斜視図である。 第3レンズ群と第4レンズ群の位置関係を示す概略正面図である。 素子保持枠が後方の移動端に位置されている状態を示す拡大断面図である。 素子保持枠が前方の移動端に位置されている状態を示す拡大断面図である。 撮像装置のブロック図である。
1…撮像装置、3…レンズ鏡筒、20…3群ユニット(ぶれ補正部)、30…第1の補正駆動部、31…第2の補正駆動部、32…フレキシブル基板、32a…屈曲部、34…鏡筒ベース、36…駆動側保持部、37…検出側保持部、38…取付部、38a…移動規制部、43…素子保持枠、47…駆動部、48…位置検出部、49…フレキシブルプリント配線板、52…中間部、52c…被取付部、52d…折り返し部、53…押さえ部材、100…撮像装置、79…撮像素子

Claims (7)

  1. 光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、
    通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、
    前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、
    通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、
    一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、
    前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、
    前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにした
    レンズ鏡筒。
  2. 前記中間部が被取付部と前記被取付部に連続し前記光軸方向において折り返された折り返し部とを有し、
    前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に前記光軸方向に延び前記被取付部が取り付けられる取付部が設けられ、
    前記取付部の長手方向における一端面に前記素子保持枠が移動されたときに前記被取付部の前記取付部に対する移動を規制する移動規制部が設けられ、
    前記被取付部が前記一端面を跨いで屈曲された状態で前記取付部に取り付けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記光軸方向において前記素子保持枠に対向しレンズ保持枠を有するぶれ補正部が配置され、
    前記ぶれ補正部は前記レンズ保持枠を光軸に直交する第1の方向へ移動させる第1の補正駆動部と前記レンズ保持枠を前記光軸及び前記第1の方向にともに直交する第2の方向へ移動させる第2の補正駆動部とを有し、
    前記駆動部と前記第1の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置され、
    前記位置検出部と前記第2の補正駆動部が前記光軸を挟んで反対側に位置されるようにした
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1の補正駆動部と前記第2の補正駆動部に接続されるフレキシブル基板が設けられ、
    前記フレキシブル基板の一部が前記光軸方向において折り返された屈曲部として設けられ、
    前記屈曲部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に位置された
    請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記駆動側保持部と前記検出側保持部を有する鏡筒ベースが設けられ、
    前記鏡筒ベースの外周部が取り付けられる固定環が設けられ、
    前記フレキシブルプリント配線板の一部が前記鏡筒ベースの外周部と前記固定環によって挟持された
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記取付部に取り付けられ前記被取付部を押さえる押さえ部材が設けられた
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  7. 内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    光学素子を保持し前記光学素子の光軸方向へ移動される素子保持枠と、
    通電されることにより前記素子保持枠を前記光軸方向へ移動させる駆動部と、
    前記駆動部の少なくとも一部を保持する駆動側保持部と、
    通電されることにより前記光学素子の前記光軸方向における位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部の少なくとも一部を保持する検出側保持部と、
    一部が前記駆動側保持部と前記検出側保持部の間に配置された中間部として設けられ前記駆動部と前記位置検出部にそれぞれ接続されたフレキシブルプリント配線板とを備え、
    前記中間部が前記素子保持枠の外周より外側に位置され前記光軸方向において折り返され、
    前記中間部の折り返し位置が前記素子保持枠の移動に伴って光軸方向において変化されるようにした
    撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014078977A (ja) * 2010-01-07 2014-05-01 Toshiba Corp 動画像復号化装置、方法及びプログラム
JP2018169499A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット

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