JP2005289155A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動モータを使用した車両用ブレーキ液圧制御装置においても、良好な組立性を確保する。
【解決手段】 シール部材30は、第二取付面102のうち、一段後退したシール面135に合わせられ、シール面135と電動モータ20の間に挟まれている。また、モータ装着孔132で発生する液体が貫通孔131に入り込まないように、貫通孔131の第二取付面102側の開口の周囲には、シール部材39が電動モータ20との間に挟まれている。ポンプボディ100のシール面135は、シール部材30の外形に沿った円形をなし、シール部材30が当接する部分は、全周にわたって平面で形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両用ブレーキ液圧制御装置に関し、詳しくは組立性に優れた車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
一般に、車輪ブレーキに加わるブレーキ液圧を制御するための車両用ブレーキ液圧制御装置は、ブレーキペダルの踏み込みによるブレーキ液圧の車輪ブレーキへの伝達を許容する常開型の入口弁や、車輪がロックしそうになったときなどに開放されることで車輪ブレーキに加わるブレーキ液圧を逃がす常閉型の出口弁や、出口弁の開放により逃がされたブレーキ液圧を吸収するためのリザーバなどを備えている。このような車両用ブレーキ液圧制御装置としては、従来、ポンプボディ(基体)と、ポンプボディに取り付けられる電動モータと、基体の他側面に取り付けられる、制御装置などを収納するコントロールハウジング(ハウジング)とを備えて構成されている(特許文献1参照)。
このような構成の車両用ブレーキ液圧制御装置は、塵埃や水による誤作動を防止するため、電動モータは、Oリングなどのシール部材を介してポンプボディに取り付けられていた。
そして、特許文献1に見られるように、電動モータのハウジングを形成するケースを閉塞する蓋板(特許文献1の図13、符号54参照)は、モータケースの開口に圧入される形で設けられていた。
特開2003−327107号公報(段落0010〜0043、図6、図13)
しかしながら、前記したタイプの電動モータを使用する場合には、カバーとケースの嵌合部から、ハウジング内に水分が浸入することを防止するため、嵌合部の外周側および内周側の両方をシールしていた(1つは図示されていない)が、それぞれがサイズの異なる別部材になっていた。
そこで、本発明では、このような電動モータを使用した車両用ブレーキ液圧制御装置においても、良好な組立性を確保することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置は、ブレーキ液の油路が形成されたポンプボディと、前記ポンプボディの一側面に取り付けられる電動モータと、前記ポンプボディの他側面に取り付けられるコントロールハウジングとを備えた車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記電動モータは、一端に開口部を有するモータケースと、前記開口部に嵌入されたモータカバーとを備え、前記一端側の面が前記ポンプボディの前記一側面に環状のシール部材を介して取り付けられ、前記シール部材は、前記開口部の縁の外側に沿った外周シールと、前記開口部の縁の内側に沿った内周シールと、前記外周シールおよび前記内周シールをつなぐ連結部とを備えてなることを特徴とする。
このような車両用ブレーキ液圧制御装置であれば、モータケースとモータカバーが嵌合される部分の外周側に液体や塵埃が入り込むのを防止する外周シール、内周側に液体が入り込むのを防止する内周シールが配置されて、かつ、内周シールと外周シールは連結部によりつながっているため、組立時には一つの部品として扱えるため、組立性が良好であるともに、各シールを個別に構成した場合に比較してコストも抑えることができる。
また、前記した車両用ブレーキ液圧制御装置は、前記モータカバーの外周付近には、前記外周シール、前記内周シール、および前記電動モータにより囲まれる空間と、前記電動モータ内とを連通する孔を有するのが望ましい。
または、前記モータカバーの外周付近には、前記外周シール、前記内周シール、および前記電動モータにより囲まれる空間と、前記内周シールの内側の空間とを連通する孔または凹部を有するのが望ましい。
車両用ブレーキ液圧制御装置は、完成品検査において密閉性を検査する必要があるが、このような孔または凹部があれば、孔や凹部と、電動モータとの間に形成される隙間から、外周シールと内周シールの間の空間を連通させることができる。そのため、装置内部に連通する通気口(後に、空気を通し、塵埃、水を通さない多孔性樹脂膜で封止される)から圧力をかけることで、外周シールの密閉性を検査することが可能になる。
同様の目的から、前記した車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記ポンプボディの前記シール部材が配置される部分には、前記外周シール、前記内周シール、および前記ポンプボディにより囲まれる空間と、内周シールの内側の空間とを連通するための凹部を有するのが望ましい。
同様に、前記内周シールは、前記外周シール、前記内周シール、および前記ポンプボディにより囲まれる空間と、内周シールの内側の空間とを連通するための凹部または切欠きを有するように構成することもできる。または、前記内周シールは、前記外周シール、前記内周シール、および前記電動モータにより囲まれる空間と、内周シールの内側の空間とを連通するための凹部または切欠きを有してもよい。
また、前記した車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記電動モータは、その出力軸の少なくとも一部に形成された偏心軸部と、前記偏心軸部に設けられたベアリングとを有し、前記ポンプボディは、前記出力軸が収容され、前記ベアリングが押動するプランジャが設けられたモータ装着穴を有し、車両搭載時において、前記孔、凹部、または切欠きは、前記モータ装着穴より上に位置させるのが望ましい。このように、前記孔、凹部、または切欠きをモータ装着穴より上にすることで、モータ装着穴において発生する液体が、前記孔、凹部、または切欠きからモータケースとモータカバーの間への浸入を抑制することができる。
前記したような通気用の通路が形成された車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記連結部に、孔を形成しておいて、連結部のポンプボディ側と電動モータ側とを連通させることもできる。
本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置によれば、モータケースにモータカバーを嵌入
したタイプの電動モータを用いた場合においても、良好な組立性を実現することができる。
また、内周シールと外周シールの間の空間を内周シールの内側の空間と連通させることで、車両用ブレーキ液圧制御装置に内圧をかけて密閉性の検査を行うことができる。
[第1実施形態]
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は、実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置のブレーキ液圧回路図であり、図2は、実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の分解斜視図であり、図3(a)は、ポンプボディの第一取付面側の斜視図であり、(b)は、ポンプボディの第二取付面側の斜視図である。
まず、図1のブレーキ液圧回路図を参照して、車両用ブレーキ液圧制御装置Aにおける各構成部品の機能について簡単に説明する。
車両用ブレーキ液圧制御装置Aは、運転者がブレーキペダルPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生するマスタシリンダMと、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとの間に配置されている。マスタシリンダMの二つの出力ポートM1,M2は、後記するポンプボディ100(図2参照)の入口ポート121に接続され、ポンプボディ100の出口ポート122が、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。そして、通常時は車両用ブレーキ液圧制御装置A内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
車両用ブレーキ液圧制御装置Aには、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに対応して四つの入口弁1、四つの出口弁2、および四つのチェック弁1aが設けられる。また、出力ポートM1,M2に対応した各出力液圧路91,92に対応して二つのリザーバ3、二つのポンプ4、二つのダンパ5、および二つのオリフィス5aが設けられ、二つのポンプ4を駆動するための電動モータ20を備えている。
入口弁1は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとマスタシリンダMとの間に配置された常開型の電磁弁である。入口弁1は、通常時に開いていることで、マスタシリンダMから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRへブレーキ液圧が伝達するのを許容している。また、入口弁1は、車輪がロックしそうになったときに図示せぬ制御装置により閉塞されることで、ブレーキペダルPから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達する液圧を遮断する。
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間に配置された常閉型の電磁弁である。出口弁2は、通常時に閉塞されているが、車輪がロックしそうになったときに図示せぬ制御装置により開放されることで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに加わるブレーキ液圧を各リザーバ3に逃がす。
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続されている。このチェック弁1aは、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダM側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、ブレーキペダルPからの入力が解除された場合に入口弁1を閉じた状態にしたときにおいて、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダM側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ3は、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液圧を吸収する機能を有している。
ポンプ4は、リザーバ3で吸収されているブレーキ液を吸入し、そのブレーキ液をダンパ5やオリフィス5aを介してマスタシリンダMへ戻す機能を有している。これにより、リザーバ3によるブレーキ液圧の吸収によって減圧された各出力液圧路91,92の圧力状態が回復される。
次に、車両用ブレーキ液圧制御装置Aの具体的な構造について詳細に説明する。
図2に示すように、車両用ブレーキ液圧制御装置Aは、ブレーキ液の通り道となる油路が形成されるポンプボディ100と、ポンプボディ100の第一取付面101に一体に固着され、電子制御ユニット12などが収容されるコントロールハウジング10と、ポンプボディ100の第二取付面102に一体に固着され、ブレーキ液を送るポンプ4の動力となる電動モータ20とを主に備えている。
コントロールハウジング10は、ポンプボディ100側に開口を有する箱状に形成された部材であり、図4に示すように、その開口部がポンプボディ100の第一取付面101にシール部材11を介してボルト43(1つのみ図示)により取り付けられることによって、その内部に電子制御ユニット12などを収容するための密閉された部屋(容積の大きな部屋)R1が形成される。
電動モータ20は、モータケース21、モータカバー22およびロータ23を主に備えている。モータケース21は、略有底円筒状に形成された部材であり、その開口部にモータカバー22が圧入されることによって、その内部にロータ23を収容するための部屋(容積の大きな部屋)R2が形成される。また、ロータ23の出力軸23aは、モータケース21の底部に固定されるボールベアリング24と、モータカバー22に固定されるボールベアリング25と、ポンプボディ100に固定されるボールベアリング26とにより回転自在に支持されている。そして、この出力軸23aの適所(ボールベアリング25,26の間に位置する部分)には、偏心軸部27が設けられ、偏心軸部27には、ポンプ4のプランジャ41を往復動させるために、その外周面でプランジャ41を適宜押圧するボールベアリング28(ベアリング)が設けられている。
なお、前記したモータケース21とモータカバー22とで形成される部屋R2は、モータケース21およびモータカバー22の圧入部分の微細な隙間や出力軸23aを支持するボールベアリング25の隙間を介して外部と連通しているが、モータケース21がシール部材30(図4参照)を介してポンプボディ100の第二取付面102に取り付けられることによって、外部とは遮断された(密閉された)状態となっている。
図3(a)に示すように、ポンプボディ100は、略矩形に形成される金属部品であり、その各面に形成した穴に取り付ける各種機器や、その内部に適宜形成される油路などによって前記したブレーキ液圧回路(図1参照)を構築するものである。以下に、このポンプボディ100の各面に形成する穴などについて詳細に説明する。
第一取付面101には、前記した四つの入口弁1および四つの出口弁2(図1参照)を装着するための四つの入口弁装着穴111および四つの出口弁装着穴112が形成されるとともに、その下部の中央に第二取付面102側へと貫通する貫通孔131が形成されている。そして、第一取付面101における貫通孔131の両脇には、前記した二つのリザーバ3(図1参照)を構成するための二つのリザーバ穴113が形成されている。図3(b)に示すように、第二取付面102には、前記した二つの入口ポート121や、電動モータ20の出力軸23aが取り付けられるモータ装着穴132が形成されている。
図3(a)に示すように、上面103には、前記した四つの出口ポート122が形成され、側面105,106には、ポンプ4を取り付けるためのポンプ孔114(手前の一つのみ図示)とその開口部に蓋を取り付けることにより前記ダンパ5として機能するダンパ穴115(手前の一つのみ図示)とがそれぞれ一つずつ形成されている。なお、このポンプ孔114は、図4に示すように、前記したモータ装着穴132に連通している。
なお、前記した貫通孔131は、図4に示すように、ロータ23に電力を供給するためのモータ接続端子23bが挿通される孔であり、このモータ接続端子23bは、コントロールハウジング10内へ突出して図示せぬバスバーを介して電子制御ユニット12に接続されている。すなわち、この貫通孔131によって、コントロールハウジング10内の部屋R1と、モータケース21内の部屋R2とが連通している。また、この貫通孔131の適所には、貫通孔131と下面104側とを連通して外部へ通じる通気孔133が形成され、この通気孔133には、通気防水部材Gが設けられている。ここで、通気防水部材Gは、外部からの水の浸入を阻止し、かつ空気の出入りのみを許容する部材であり、例えば周知であるゴアテックス(登録商標)などを通気防水部材Gとして採用することができる。
続いて、前記した各穴と油路との関係について以下に説明する。
図5に示すように、入口ポート121は、第一油路141を介して入口弁装着穴111に連通し、この入口弁装着穴111は、第二油路142を介して出口ポート122に連通するとともに、第三油路143を介して出口弁装着穴112に連通している。また、出口弁装着穴112は、第四油路144を介してポンプ孔114に連通し、このポンプ孔114は、第五油路145を介してリザーバ穴113に連通している。さらに、ポンプ孔114は、図4に示すように、第六油路146を介してダンパ穴115に連通するとともに、図1に示すオリフィス5aや図示せぬ油路を介して入口ポート121(図5参照)に連通している。
これにより、図5に示すように、通常時においては、入口ポート121から流入するブレーキ液が、常開型の入口弁1を通って出口ポート122から出て行く。また、車輪がロックしそうになったときにおいては、入口弁1が閉じられ、出口弁2が開放されることで、出口ポート122から戻ってくるブレーキ液が、入口弁1の周囲、出口弁2およびポンプ4の周囲を通ってリザーバ穴113へ入っていく。そして、リザーバ穴113内のブレーキ液を入口ポート121へ戻す場合は、ポンプ4の駆動によってリザーバ穴113内からポンプ4内にブレーキ液が吸引され、この吸引されたブレーキ液が図4に示すダンパ穴115や図示せぬオリフィス5a(図1参照)で圧力変動が減衰された後、図示せぬ油路を通って入口ポート121に戻される。
前記した電動モータ20は、図3(b)に示すポンプボディ100の第二取付面102に、シール部材30を介して取り付けられる。
シール部材30は、図2に示すように、環状のゴムシールであり、外周シール31と、内周シール32と、外周シール31と内周シール32とをつなぐ連結部33とから構成されている。
外周シール31は、モータケース21の開口部21aの縁の外側に沿う、言い換えれば、モータカバー22の外周の外側に沿う円形状をしている。
内周シール32は、モータケース21の開口部21aの縁の内側に沿う、言い換えれば、モータカバー22の外周の内側に沿う円形状をしている。
外周シール31と内周シール32の各断面は、円形状をしている。そして、連結部33は、外周シール31と内周シール32とを連続して全周にわたって連結している。
連結部33には、周方向に所定間隔、例えば中心からの角度が45度ごとに孔34が形成されている。
図6、図7は、実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置Aの特徴部分を示す図であり、図6(a)は、縦断面図、図6(b)は、ポンプボディの第二取付面側、図7(a)は、電動モータの取付面側、図7(b)は、図6(a)のB部拡大図を示す。なお、図6(a)における車両用ブレーキ液圧制御装置Aの向きは、車両に搭載するときの向きである。これは、マスタシリンダMや各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続される配管(図示しない)を取り付けやすくすることと、通気孔133を下方に向けることによって、通気孔133の水ぬれの可能性を低くするためである。以下、上下方向、水平方向は、図6(a)を基準に称する。
図6(a)に示すように、シール部材30は、第二取付面102のうち、一段後退したシール面135に合わせられ、シール面135と電動モータ20の間に挟まれている。また、モータ装着穴132で発生する塵埃や液体が貫通孔131に入り込まないように、貫通孔131の第二取付面102側の開口の周囲には、シール部材39が電動モータ20との間に挟まれている。
図6(b)に示すように、ポンプボディ100のシール面135は、シール部材30の外形に沿った円形をなし、シール部材30が当接する部分は、全周にわたって平面で形成されている。
そして、第二取付面102の貫通孔131の両脇には、凹部136が形成されている。凹部136は、モータ装着穴132から垂れた液体を溜めて、貫通孔131に入るのを極力防止するためのものである。
図7(a)に示すように、モータカバー22の上端には、周方向に長い孔29が形成されている。この孔29は、電動モータ20、外周シール31、内周シール32、および連結部33で囲まれる空間S1と、電動モータ20内とを連通している(図7(b)参照)。なお、図7(a)においては、シール部材30およびシール部材39が当接する部分を斜線で示している。
以上のような構成の車両用ブレーキ液圧制御装置Aを組み立てる際は、ポンプボディ100に入口弁1などの各部品を組み付ける。そして、第二取付面102のシール面135にシール部材30を合わせ、モータ接続端子23bの根本にシール部材39を付ける。さらに、電動モータ20の出力軸23aをモータ装着穴132に装入して位置合わせし、ボルト42で電動モータ20をポンプボディ100に締め付ける。
また、コントロールハウジング10もモータ接続端子23bに係合させるようにポンプボディ100に合わせ、ボルト43で締め付けることで取り付けられる。
このように、本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御装置Aでは、外周シール31と内周シール32が連結部33でつながれて一体となっているため、組立時に一つの部品を合わせるだけで済み、作業性が良い。特に、外周シール31の外側の段差でシール部材30をポンプボディ100に位置合わせすればよいので、ポンプボディ100のシール面135の加工も容易である。すなわち、外周シール31と内周シール32が別体となっていると、外周シール31の他に、内周シール32も位置合わせできなくてはならないことから、外周シール31を組み付ける溝の加工などが必要になるが、本実施形態のシール部材30であればその必要はない。
そして、車両用ブレーキ液圧制御装置Aの組付け後は、通気孔133から圧力をかけることでシール部材30の気密性の検査を行うことができる。
すなわち、通気孔133から入った空気は、図6(a)に示すように貫通孔131からモータ接続端子23bに沿って電動モータ20の内部に入り込む。さらに、高圧の空気は、図7(b)に示すように孔29を通じて外周シール31、内周シール32、および電動モータ20により囲まれる空間S1に入り、孔34を通じて、外周シール31、内周シール32、およびポンプボディ100に囲まれる空間S2に入る。そのため、外周シール31と電動モータ20との間の気密性、および外周シール31とポンプボディ100との間の気密性を検査することができる。
このような本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置Aは、車両の車輪に設けられた図示せぬ車輪速センサからの情報により推定車体速度を求めて、これと、実際の車輪速度との間にずれが生じた場合などに、ロックし始めたと判断し、アンチロック制御を行う。すなわち、入口弁1と出口弁2の開閉を制御して、車輪のロック状態を防ぐように、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRの液圧を調整する。このとき、ブレーキ液をマスタシリンダMへ戻すために電動モータ20が作動し、偏心軸部27のボールベアリング28がプランジャ41を繰り返し押圧する(図4参照)。
この動作により、ボールベアリング28またはプランジャ41から液体のしみだしが生じうるが、かかる液体などは、重力に従い下方に移動する。
そして、前記した凹部136に一部は溜まり、残りは下方へ移動するが、シール部材39により貫通孔131への入り込みが防止される。また、さらに下方へ移動する液体などは、内周シール32により外側への移動が阻止される。そのため、モータケース21とモータカバー22の間から電動モータ20の中へ液体などが入り込むことが防止される。
なお、モータカバー22に孔29が開いているため、図7(a)に示すように内周シール32と電動モータ20とが、孔29の部分で密着していないが、孔29は、車両用ブレーキ液圧制御装置Aの車両搭載時に上方向となるため、液体等が電動モータ20内に入り込むことを抑制できる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。参照する図面において、図8は、本実施形態の特徴部分を示す図であり、(a)は、縦断面図、(b)はポンプボディの第二取付面側、(c)は、(a)のC部拡大図を示す。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、電動モータ20およびポンプボディ100のシール部材30との当接部分の形状が異なるだけであるので、当該部分についてのみ説明する。
図8(a)に示すように、シール部材30は、第二取付面102のうち、一段低くなったシール面135に合わせられ、シール面135と電動モータ20の間に挟まれている。また、モータ装着穴132で発生する塵埃や液体が貫通孔131に入り込まないように、貫通孔131の第二取付面102側の開口の周囲には、シール部材39が電動モータ20との間に挟まれている。
図8(b)に示すように、ポンプボディ100のシール面135は、シール部材30の外形に沿った円形をなしている。そして、外周シール31が当接する部分は、全周にわたって平面で形成されているが、内周シール32が当接する部分は、上部において窪んだ凹部137となっている。そのため、図8(c)に示すように、空間S2は、内周シール32の内側の空間S3と連通している。
また、連結部33に設けられた孔34により、空間S1と空間S2とが連通している。
なお、第1実施形態と異なり、内周シール32は、電動モータ20と全周にわたって密着している。
このような車両用ブレーキ液圧制御装置Aによれば、組立後の気密性の検査において、通気孔133から圧力をかけることにより、外周シール31と電動モータ20、または外周シール31とポンプボディ100の気密性の検査を行うことができる。
すなわち、通気孔133から入った空気は、図8(a)に示すように貫通孔131からモータ接続端子23bに沿って電動モータ20の内部に入り込む。さらに、高圧の空気は、ボールベアリング25の隙間を抜けてモータ装着穴132の中に入る。そして、ボールベアリング25が固定されるモータカバー22とポンプボディ100の隙間を抜けて空間S3へ入る。空間S3へ入った空気は、図8(c)に示すように凹部137および孔34を通ることで、空間S1,S2に入ることができるため、外周シール31の気密性を検査することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
例えば、図9(a)、(b)に示したシール部材の要部拡大図のように、シール部材30が当接するポンプボディ100および電動モータ20のシール面は、ともに平面で形成しておき、内周シール32の一部を細くして凹部35を形成しても良い。この凹部35によっても、空間S1,S2と、空間S3とを連通させ、外周シール31の気密性の検査を行うことができる。なお、図9(a)においては、凹部35をポンプボディ100側に向けて組み付けているが、電動モータ20側へ向けて組み付けても良い。
また、図10(a)、(b)に示したシール部材の要部拡大図のように、シール部材30が当接するポンプボディ100および電動モータ20のシール面は、ともに平面で形成しておき、内周シール32の一部を切り欠いて切欠部36を形成しても良い。この切欠部36によっても、空間S1,S2と、空間S3とを連通させ、外周シール31の気密性の検査を行うことができる。この場合には、切欠部36を連結部33にまで延ばして形成することで、前記した孔34を省略することができる。
なお、図9,図10のようなシール部材を用いる場合には、凹部35,切欠部36を上側にしてシール部材を組み付けるのがよい。
さらに、図11(a)、(b)に示すように、モータカバー22の外周付近に凹部29′を設け、電動モータ20とシール部材30の間の空間S1とシール部材30の内側の空間S3とを連通するように構成することもできる。
また、第1実施形態に示した電動モータ20の孔29と、第2実施形態の凹部137を共に設けて、シール部材30に、孔34を設けないようにすることもできる。
本実施形態では、アンチロックブレーキ制御装置を例に説明したが、車体安定制御装置や自動ブレーキを行うことができるブレーキ制御装置に本発明を適用することも可能である。
実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置のブレーキ液圧回路図である。 実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の分解斜視図である。 (a)は、ポンプボディの第一取付面側の斜視図であり、(b)は、ポンプボディの第二取付面側の斜視図である。 車両用ブレーキ液圧制御装置の破断斜視図である。 実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の油路およびリザーバを示す断面図である。え 実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の特徴部分を示す図であり、(a)は、縦断面図、(b)はポンプボディの第二取付面側を示す。 実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の特徴部分を示す図であり、(a)は、電動モータの取付面側、(b)は、図6(a)のB部拡大図を示す。 本実施形態の特徴部分を示す図であり、(a)は、縦断面図、(b)はポンプボディの第二取付面側、(c)は、(a)のC部拡大図を示す。 車両用ブレーキ液圧制御装置の変形例を示す要部拡大図であり、(a)は、シール部材近傍の断面図、(b)は、シール部材の平面図である。 車両用ブレーキ液圧制御装置の他の変形例を示す要部拡大図であり、(a)は、シール部材近傍の断面図、(b)は、シール部材の平面図である。 車両用ブレーキ液圧制御装置のさらに他の変形例を示す要部拡大図であり、(a)は、シール部材近傍の断面図、(b)は、電動モータのモータカバー側の側面図である。
符号の説明
10 コントロールハウジング
11 シール部材
20 電動モータ
21 モータケース
21a 開口部
22 モータカバー
29 孔
30 シール部材
31 外周シール
32 内周シール
33 連結部
34 孔
35 凹部
36 切欠部
39 シール部材
100 ポンプボディ

Claims (11)

  1. ブレーキ液の油路が形成されたポンプボディと、前記ポンプボディの一側面に取り付けられる電動モータと、前記ポンプボディの他側面に取り付けられるコントロールハウジングとを備えた車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記電動モータは、一端に開口部を有するモータケースと、前記開口部に嵌入されたモータカバーとを備え、前記一端側の面が前記ポンプボディの前記一側面に環状のシール部材を介して取り付けられ、
    前記シール部材は、前記開口部の縁の外側に沿った外周シールと、前記開口部の縁の内側に沿った内周シールと、前記外周シールおよび前記内周シールをつなぐ連結部とを備えてなることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記モータカバーの外周付近には、前記外周シール、前記内周シール、および前記電動モータにより囲まれる空間と、前記電動モータ内とを連通する孔を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記モータカバーの外周付近には、前記外周シール、前記内周シール、および前記電動モータにより囲まれる空間と、前記内周シールの内側の空間とを連通する孔または凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  4. 前記ポンプボディの前記シール部材が配置される部分には、前記外周シール、前記内周シール、および前記ポンプボディにより囲まれる空間と、内周シールの内側の空間とを連通するための凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  5. 前記内周シールは、前記外周シール、前記内周シール、および前記ポンプボディにより囲まれる空間と、内周シールの内側の空間とを連通するための凹部または切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  6. 前記内周シールは、前記外周シール、前記内周シール、および前記電動モータにより囲まれる空間と、内周シールの内側の空間とを連通するための凹部または切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  7. 前記連結部は、孔を有することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  8. 前記電動モータは、その出力軸の少なくとも一部に形成された偏心軸部と、前記偏心軸部に設けられたベアリングとを有し、
    前記ポンプボディは、前記出力軸が収容され、前記ベアリングが押動するプランジャが設けられたモータ装着穴を有し、
    車両搭載時において、前記孔は、前記モータ装着穴より上に位置することを特徴とする請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  9. 前記電動モータは、その出力軸の少なくとも一部に形成された偏心軸部と、前記偏心軸部に設けられたベアリングとを有し、
    前記ポンプボディは、前記出力軸が収容され、前記ベアリングが押動するプランジャが設けられたモータ装着穴を有し、
    車両搭載時において、前記孔又は凹部は、前記モータ装着穴より上に位置することを特徴とする請求項3に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  10. 前記電動モータは、その出力軸の少なくとも一部に形成された偏心軸部と、前記偏心軸部に設けられたベアリングとを有し、
    前記ポンプボディは、前記出力軸が収容され、前記ベアリングが押動するプランジャが設けられたモータ装着穴を有し、
    車両搭載時において、前記凹部は、前記モータ装着穴より上に位置することを特徴とする請求項4に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  11. 前記電動モータは、その出力軸の少なくとも一部に形成された偏心軸部と、前記偏心軸部に設けられたベアリングとを有し、
    前記ポンプボディは、前記出力軸が収容され、前記ベアリングが押動するプランジャが設けられたモータ装着穴を有し、
    車両搭載時において、前記凹部または切欠きは、前記モータ装着穴より上に位置することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。

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JP2013112070A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Honda Motor Co Ltd モータシリンダ装置
JP2018114904A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置
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