JP6386870B2 - 車両用ブレーキシステムの入力装置 - Google Patents
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Description
この構成では、通気路内に防水構造を設ける拡径部を形成し、この拡径部に防水通気膜およびストッパを組み付けている。
したがって、従来の入力装置では、加工工数、部品点数および組み付け工数が増加し、製造コストが増加するという問題がある。
なお、シリンダ穴に対応するシリンダ用穴とは、シリンダ穴が形成された部位がシリンダ用穴に挿入されている構成や、シリンダ穴がシリンダ用穴に対向している構成である。
このように、本発明の入力装置では、通気路に異物が入るのを防止するための専用部品を基体に組み付けないため、加工工数、部品点数および組み付け工数を低減することができ、ひいては、製造コストを低減することができる。
また、本発明の入力装置では、シリンダ用穴と通気穴とが別に形成されており、通気路の開口部の位置や形状に合わせて、通気穴を配置することができるため、通気路の通気性を高めることができる。
本発明の入力装置は、車両用ブレーキシステムに用いられるものである。
以下の説明では、最初に車両用ブレーキシステムの全体構成について説明した後に、入力装置について詳細に説明する。
また、車両用ブレーキシステムAは、ブレーキペダルPのストローク量に応じてモータ(電動アクチュエータ)を駆動させることでブレーキ液圧を発生させるスレーブシリンダA2を備えている。
さらに、車両用ブレーキシステムAは、車両挙動の安定化を支援する液圧制御装置A3を備えている。
入力装置A1、スレーブシリンダA2および液圧制御装置A3は、別ユニットとして構成されており、外部配管を介して連通している。
第一ピストン1aおよび第二ピストン1bは、ブレーキペダルPの踏力を受けて第一シリンダ穴11内を底面側に摺動し、両圧力室1e,1f内のブレーキ液を加圧する。
第一メイン液圧路9aは、第一シリンダ穴11の第一圧力室1eを起点とする液圧路である。第一メイン液圧路9aの終点である出力ポート15aには、液圧制御装置A3に至る配管Haが連結されている。
第二圧力センサ8bは、第二メイン液圧路9bに設けられている。第二圧力センサ8bは、第二切替弁5よりも上流側(マスタシリンダ1側)に配置されており、マスタシリンダ1で発生したブレーキ液圧を検知する。
スレーブシリンダA2では、モータの回転駆動力を駆動力伝達部が進退運動に変換してスレーブピストンに伝達する。これにより、スレーブピストンがシリンダ穴内を摺動して、シリンダ穴内のブレーキ液を加圧する。スレーブシリンダA2で発生したブレーキ液圧は、配管Hc,Hdを通じて入力装置A1に入力される。
なお、図示は省略するが、液圧制御装置A3は、電磁弁やポンプなどが設けられた液圧ユニット、ポンプを駆動するためのモータ、電磁弁やモータなどを制御するための電子制御装置などを備えている。
液圧制御装置A3は、配管Ha,Hbを介して入力装置A1に接続されるとともに、配管を介して各ホイールシリンダWに接続されている。
車両用ブレーキシステムAでは、ブレーキペダルPが操作されたことをストロークセンサが検出すると、電子制御装置7は両切替弁4,5を閉弁した状態に切り替える。これにより、両メイン液圧路9a,9bの上流側と下流側とが遮断される。
これにより、ブレーキペダルPがストロークするとともに、ピストン2aには、コイルばね2b,2cによって、底面側に向けて付勢力が発生し、ピストン2aからブレーキペダルPに対して擬似的な操作反力が付与される。
スレーブシリンダA2では、スレーブシリンダA2から出力されたブレーキ液圧(第一圧力センサ8aで検出されたブレーキ液圧)と、マスタシリンダ1から出力されたブレーキ液圧(第二圧力センサ8bで検出されたブレーキ液圧)とを対比し、その対比結果に基づいてモータの回転数などを制御する。このようにして、スレーブシリンダA2ではブレーキペダルPのストローク量に応じてブレーキ液圧を発生させる。
さらに、液圧制御装置A3から各ホイールシリンダWにブレーキ液圧が伝達され、各ホイールシリンダWが作動することにより、各車輪に制動力が付与される。
この状態では、マスタシリンダ1によって両メイン液圧路9a,9bのブレーキ液圧が昇圧される。そして、両メイン液圧路9a,9bに通じている各ホイールシリンダWが昇圧し、車輪に制動力が付与される。
入力装置A1は、図3(b)に示すように、基体100と、基体100の内部に設けられたマスタシリンダ1およびストロークシミュレータ2と、基体100の外面に取り付けられた電子制御装置7と、基体100の取付面110に取り付けられたガスケット14と、を備えている。
入力装置A1は、エンジンルームRと車室Cとを仕切るダッシュボードBの前面B1(エンジンルームR側の面)に取り付けられる。
図3(a)に示すように、基体100の中央部に第一シリンダ穴11が配置され、第一シリンダ穴11の右側に第二シリンダ穴12が配置されている。
図3(a)に示すように、取付面110の上下左右の四隅には、それぞれスタッドボルト140が立設されている(図3(b)参照)。
円筒部120の内部は、第一シリンダ穴11の後端部であり、円筒部120の開口部は、第一シリンダ穴11の後端開口部である。このように、円筒部120は、第一シリンダ穴11の後端部の周壁部であり、マスタシリンダ1の後端部は円筒部120によって形成されている。
通気路13は、取付面110に開口し、取付面110から前方に向けて延びており、通気路13の前端部は基体100の左側面130に開口している。通気路13は、基体100の前後方向の略中央部において、左側に向けて直角に屈曲している。
通気路13の前端側の開口部13bは、左側面130に取り付けられたハウジング7aの周壁部に囲まれる位置に開口している。
また、図3(a)に示すように、ガスケット14の上下左右の四隅には、基体100のスタッドボルト140が挿入される取付穴14bが形成されている。
通気部14cは、円形の領域であり、通気路13の開口部13aに連通する複数の通気穴14dが格子状に配置されている。すなわち、通気部14cは、ガスケット14の一部をメッシュ状に加工した部位である。
また、ダッシュボードBには、取付面110の円筒部120が挿入される開口部B2が形成されている(図4参照)。そして、円筒部120は、ガスケット14のシリンダ用穴14aおよびダッシュボードBの開口部B2を通じて、車室C側に突出している。
なお、入力装置A1を搬送や保管する場合には、通気路13の開口部13aをカバーや蓋部材によって閉塞することで、通気路13に水が入るのを防止することができる。
なお、本実施形態の入力装置A1では、ガスケット14に複数の通気穴14dを格子状に配置しているため、多数の小さな通気穴14dによって、通気路13の通気性を高めつつ、通気路13に異物が入るのを防止することができる。
本実施形態では、図3(b)に示すように、基体100の取付面110に円筒部120を突設し、円筒部120の先端部に第一シリンダ穴11が開口しているが、取付面110を平坦に形成し、その取付面110に第一シリンダ穴11を開口させてもよい。
このように、取付面110上にマスタシリンダ1の後端部(後端面)が配置されている場合には、ガスケット14のシリンダ用穴14aは、第一シリンダ穴11の開口部11aに対向する位置に形成される。
1a 第一ピストン
1b 第二ピストン
2 ストロークシミュレータ
2a ピストン
3 リザーバ
4 第一切替弁
5 第二切替弁
6 開閉弁
7 電子制御装置
7a ハウジング
8a 第一圧力センサ
8b 第二圧力センサ
9a 第一メイン液圧路
9b 第二メイン液圧路
9c 連絡液圧路
9e 分岐液圧路
11 第一シリンダ穴
11a 開口部
12 第二シリンダ穴
13 通気路
13a 開口部(後端部)
13b 開口部(前端部)
14 ガスケット
14a シリンダ用穴
14c 通気部
14d 通気穴
100 基体
110 取付面
120 円筒部
130 左側面
140 スタッドボルト
A 車両用ブレーキシステム
A1 入力装置
A2 スレーブシリンダ
A3 液圧制御装置
B ダッシュボード
B2 開口部
C 車室
P ブレーキペダル(ブレーキ操作子)
P1 ロッド
R エンジンルーム
W ホイールシリンダ
Claims (2)
- 車両用ブレーキシステムの入力装置であって、
シリンダ穴を有し、前記シリンダ穴の開口部の周囲に取付面が形成された基体と、
前記シリンダ穴に挿入され、ブレーキ操作子が連結されたピストンと、
前記基体の外面に取り付けられた電子制御装置と、
前記取付面に取り付けられたガスケットと、を備え、
前記取付面は、前記ガスケットを介してダッシュボードに対向しており、
前記基体の内部には、前記取付面に開口するとともに、前記電子制御装置のハウジング内に通じる位置に開口している通気路が形成され、
前記ガスケットには、前記シリンダ穴に対応するシリンダ用穴が形成されるとともに、
前記ガスケットの一部には、前記取付面に当接する通気部が形成され、前記通気部には、前記通気路の開口部に連通し、格子状に配置された複数の通気穴が加工されていることを特徴とする車両用ブレーキシステムの入力装置。 - 前記基体の内部には、前記ブレーキ操作子に操作反力を付与するストロークシミュレータが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキシステムの入力装置。
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