JP2005288806A - 熱転写印刷装置用インクリボン及び熱転写印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単数のインクリボンを用いて通常の単色印刷と同等の印刷時間でカラー印刷を行うことを可能とし、印刷時間を短縮しうる熱転写印刷装置を提供することを課題とする。
【解決手段】一画素を分割し、互いに異なる色が隣り合うようにYMCの色素1aを配置し、画素データに要求される色素を発熱素子6によって熱溶解させ、発色させることができるので、単数のインクリボン1を用いたカラー印刷をすることができ、印刷時間を短縮することが可能となる。
【選択図】図4
【解決手段】一画素を分割し、互いに異なる色が隣り合うようにYMCの色素1aを配置し、画素データに要求される色素を発熱素子6によって熱溶解させ、発色させることができるので、単数のインクリボン1を用いたカラー印刷をすることができ、印刷時間を短縮することが可能となる。
【選択図】図4
Description
本発明は、熱転写印刷装置用インクリボン及び熱転写印刷装置に関する。
一般に、熱転写印刷装置では、熱溶解性のインクを塗布したインクリボン(又は、インクシートとも呼ばれる)を印刷紙に圧着させた状態でサーマルヘッドに通電を行い、サーマルヘッド上の発熱素子により溶解したインクを印刷紙に溶着させて印刷するように構成されている。
従来の熱転写印刷装置では、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色ごとのインクリボンが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−11335号公報
従来の熱転写印刷装置では、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色ごとのインクリボンが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
従来のインクリボンでは、各YMCの色に対応して印刷動作を3回ないし4回繰り返すため、長い印刷時間を要していた。また、同一個所を重複して印刷するため、色ずれが発生する場合があり、ドットの位置合わせに高い精度が要求される。
本発明は、一回の印刷動作でカラー印刷を行うことを可能とし、印刷時間を短縮しうるインクリボン及び熱転写印刷装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、連続した長尺ベースフィルム上に、互いに異なる色の複数の熱溶解性色素が隣接して配置されていること、を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱転写印刷装置用インクリボンにおいて、前記色素の色は、少なくともイエロー、マゼンタ、シアンであること、を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の熱転写印刷装置用インクリボンにおいて、前記色素は、前記ベースフィルムの搬送方向及び当該搬送方向と直行する方向においてイエロー、マゼンタ、シアンの組み合わせの単位で配列されていること、を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の熱転写印刷装置用インクリボンと、前記インクリボンの各色素に1対1で熱的に接触可能に配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の熱転写印刷装置用インクリボンにおいて、前記色素の面積を前記発熱素子の接触面積よりも相対的に大きくしたこと、を特徴とする。
請求項1、2、3の発明によれば、各色素が同一リボン上に平面的に配置されているため、色素数と同じ枚数のインクリボンを使用することなく、一種類のインクリボンでしかも一回の印刷動作で複数の色を発色させることができ、印刷時間を短縮することが可能となる。
請求項4の発明によれば、選択した個々の色素ごとに発熱素子を用いて熱溶解させ、発色させることが可能となる。したがって、単数のインクリボンでカラー印刷を行うことができ、印刷時間を短縮することが可能となり、また、個々の色素を発色させることができ、印刷品質を向上させることが可能となる。
請求項5の発明によれば、選択した個々の色素ごとに発熱素子を用いて、色素と発熱素子の接触位置がずれても隣接の色素が発色しないように熱溶解させ、選択した色素を発色させることが可能となる。したがって、単数のインクリボンでカラー印刷を行うことができ、印刷時間を短縮することが可能となり、隣接した色素の発色を防止することができ、印刷品質を向上させることが可能となる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に、熱転写印刷装置の全体構成例を示す。
図1に、熱転写印刷装置の全体構成例を示す。
図1に示すように、熱転写印刷装置100は、インクリボン1、送り出しリール2、巻き取りリール3、モータ4、サーマルヘッド5、発熱素子6、サーマルヘッド圧着バネ7、プラテンロール8、受像紙9、給紙トレイ10、給紙ローラ11、搬送ローラ12a、12b等を備えて構成される。
インクリボン1は、送り出しリール2に格納され、印刷時にモータ4により駆動される巻き取りリール3によって送り出しリール2から供給される。印刷に使用したインクリボン1は、巻き取りリール3に巻き取られ回収される。
サーマルヘッド5は、複数の発熱素子6を備え、プラテンロール8との間にインクリボン1と受像紙9とを挟む。発熱素子6は、サーマルヘッド圧着バネ7の弾性によりインクリボン1に圧着される。
受像紙9は、給紙トレイ10に格納されており、印刷時にモータ4により駆動される給紙ローラ11によって供給され、モータ4によって駆動される搬送ローラ12によって排紙方向へ搬送される。
次に、熱転写印刷装置における制御について説明する。
図2に、熱転写印刷装置の制御システムの例を示す。
図2に、熱転写印刷装置の制御システムの例を示す。
図2に示すように、制御システム110は、制御回路14、印刷データ記憶回路15と、駆動回路16、搬送制御回路17を備える。
制御回路14は、図示しないが、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ、I/O等からなるマイクロプロセッサを用いて構成される。制御回路14は、入力された印刷データに基づき各発熱素子6の発熱量や印刷タイミング等を算出し、印刷データ記憶回路15に書き込むとともに、算出したデータに基づき、駆動回路16と搬送制御回路17を制御する。
駆動回路は14、図示しないが、論理ゲート回路の組み合わせと、通電制御用のパワートランジスタ等を用いて構成され、制御回路14により設定された各発熱素子6の発熱量に基づいて、発熱素子6の発熱開始や発熱停止等の動作を制御する。
発熱素子6は、サーミスタ等の電気抵抗の温度依存性が大きな材料により形成され、サーマルヘッド上に主走査方向xに沿って所定のドットピッチで直線状に配置され、マウントされている。
搬送制御回路17は、制御回路14により算出された印刷タイミングに基づき、モータ4を制御し、駆動する。
図3に、熱転写印刷装置用インクリボンの例を示す。
図3に示すように、熱転写印刷装置用インクリボン1は、一連続した長尺ベースフィルム13上に互いに異なる色の複数の熱溶解性色素1aが隣接して配置されてなる。層構造としては、ベースフィルム層13上に色素層1aが形成された構造である。ここで、色素1aの色は色の三原色であるYMCであることを例にして、以下説明する。
図4に、熱転写印刷装置用インクリボン1の拡大図を示す。インクリボンは、一画素に相当する部分が九等分割され、各箇所に互いに異なる色の色素、色素Y1ay、色素M1ac、色素C1amが配置される。主走査方向と副走査方向との両方向において、色素は色素Y1ay、色素M1ac、色素C1amを組み合わせの単位として配列され、画素毎に同じ配列が繰り返される。
インクリボンに配列された色素1aは、通電されて発熱した発熱素子6の接触により熱溶解され、発色する。画像データにより画素単体に指定された色がYMCいずれかの場合には、該当する色素1aが配置されている三箇所を熱溶解し、Kの場合は一画素に配置されている九箇所の色素1a全てを熱溶解することにより、画素を発色させる。
図5に、インクリボン上の色素1aと発熱素子6との接触時における面積の大小関係を示す。発熱素子6と色素1aは1対1で熱的に接触し、熱溶解性色素1aの有する断面積は発熱素子6が接触時に有する断面積よりも相対的に大きくなるように設定されている。このような面積の設定より、発熱素子6と熱溶解性色素1a単体の接触箇所にずれが生じても隣接する熱溶解性色素1aの熱溶解を防止でき、画像データより指定された色のみ発色させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、上記実施の形態における記述内容は一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、一画素は九等分割されて各箇所に色素が配列されていると説明したが、これに限定されず、一画素が三十六等分割されていても、本発明を適用することが可能である。
例えば、一画素は九等分割されて各箇所に色素が配列されていると説明したが、これに限定されず、一画素が三十六等分割されていても、本発明を適用することが可能である。
また、インクリボン1の熱溶解性色素1aの色はYMCであると説明したが、これに限定されず、その他の色の色素を用いてカラー印刷を行っても、本発明を適用することが可能である。
また、図4において熱溶解性色素1aが円形状に配置されると説明したが、形状はこれに限定されず、図6に示すように方形状に配置されていても、本発明を適用することが可能である。
100 熱転写印刷装置100
1 インクリボン1
1a 色素
1ay 色素Y
1am 色素M
1ac 色素C
1ay2 色素Y2
1am2 色素M2
1ac2 色素C2
2 送り出しリール2
3 巻き取りリール3
4 モータ4
5 サーマルヘッド5
6 発熱素子6
7 サーマルヘッド圧着バネ7
8 プラテンロール8
9 受像紙9
10 給紙トレイ10
11 給紙ローラ11
12a、12b 搬送ローラ12a、12b
13 ベースフィルム層13
110 制御システム110
14 制御回路14
15 印刷データ記憶回路15
16 駆動回路16
17 搬送制御回路17
1 インクリボン1
1a 色素
1ay 色素Y
1am 色素M
1ac 色素C
1ay2 色素Y2
1am2 色素M2
1ac2 色素C2
2 送り出しリール2
3 巻き取りリール3
4 モータ4
5 サーマルヘッド5
6 発熱素子6
7 サーマルヘッド圧着バネ7
8 プラテンロール8
9 受像紙9
10 給紙トレイ10
11 給紙ローラ11
12a、12b 搬送ローラ12a、12b
13 ベースフィルム層13
110 制御システム110
14 制御回路14
15 印刷データ記憶回路15
16 駆動回路16
17 搬送制御回路17
Claims (5)
- 連続した長尺ベースフィルム上に、互いに異なる色の複数の熱溶解性色素が隣接して配置されていること、
を特徴とする熱転写印刷装置用インクリボン。 - 請求項1に記載の熱転写印刷装置用インクリボンにおいて、
前記色素の色は、少なくともイエロー、マゼンタ、シアンであること、
を特徴とする熱転写印刷装置用インクリボン。 - 請求項2に記載の熱転写印刷装置用インクリボンにおいて、
前記色素は、前記ベースフィルムの搬送方向及び当該搬送方向と直行する方向においてイエロー、マゼンタ、シアンの組み合わせの単位で配列されていること、
を特徴とする熱転写印刷装置用インクリボン。 - 請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の熱転写印刷装置用インクリボンと、
前記インクリボンの各色素に1対1で熱的に接触可能に配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、
を備えたことを特徴とする熱転写印刷装置。 - 請求項4に記載の熱転写印刷装置用インクリボンにおいて、
前記色素の面積を前記発熱素子の接触面積よりも相対的に大きくしたこと、
を特徴とする熱転写印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004105272A JP2005288806A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 熱転写印刷装置用インクリボン及び熱転写印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004105272A JP2005288806A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 熱転写印刷装置用インクリボン及び熱転写印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005288806A true JP2005288806A (ja) | 2005-10-20 |
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ID=35322308
Family Applications (1)
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JP2004105272A Pending JP2005288806A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 熱転写印刷装置用インクリボン及び熱転写印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004105272A patent/JP2005288806A/ja active Pending
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