JP2001030525A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001030525A
JP2001030525A JP20456699A JP20456699A JP2001030525A JP 2001030525 A JP2001030525 A JP 2001030525A JP 20456699 A JP20456699 A JP 20456699A JP 20456699 A JP20456699 A JP 20456699A JP 2001030525 A JP2001030525 A JP 2001030525A
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ink
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JP20456699A
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Yoshimune Motoyanagi
吉宗 本柳
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多色インクリボンで複数色インクを重ね転写し
カラー印刷する装置で、印刷画像サイズに係わらずリボ
ンを無駄なく使用でき、しかも1行の連続印刷長さが制
限されず印刷長さを大きくして大きな画像のカラー印刷
を行なうこと。 【解決手段】Y,M,C の各インク層のそれぞれを1印刷行
の幅dに等しい幅aで並設した多色インクリボンR、こ
のリボンRの幅方向に複数配列した発熱体をYインク用
ヘッド部3y,Mインク用ヘッド部3m,Cインク用ヘッド
部3cで区分した印字ヘッド3を備え、ヘッド3を記録紙
の幅方向に走査する毎に1行幅dに等しい各インク層の
幅aの距離で改行させる。ヘッド3の記録紙幅方向への
走査に対応させて、各ヘッド部3y,3m,3cのそれぞれをY,
M,C 各色の印刷データに応じて順に1印刷行ずつ遅らせ
て発熱駆動すると共に、印刷行数が連続する前記各色印
刷データに応じて順次各ヘッド部3y,3m,3cのそれぞれを
並行して発熱駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色インクリボン
を用いてカラー印刷を行なう印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多色インクリボンを用いて熱
転写方式によりカラー印刷を行うシリアルプリンタがワ
ードプロセッサなどに組み込まれて使用されている。
【0003】このシリアルプリンタ(以下、印刷装置と
いう。)は、印字ヘッド、インクリボンの送り機構及び
インクリボンのマーク検出器などを搭載して記録紙の幅
方向に往復移動するキャリッジを備え、そのキャリッジ
に装着される前記多色インクリボンには、色の3原色に
関するイエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン
(C)のインク領域が長さ方向に同一周期で配列され、
各インク領域の先頭にはインクの頭出しマークが設けら
れている。
【0004】前記印刷装置では、まず多色インクリボン
を空送りしてYインクの頭出しを行い、次に記録紙の幅
方向へのキャリッジの移動に合わせてリボンを送りつつ
Yインク領域の1単位分を使って転写を行い、キャリッ
ジを復帰させるとともに、以下同様の手順でMインク及
びCインクの1単位分づつを使ってを重ね転写すること
により1印刷行分の印刷を行う。そして、1印刷行の印
刷毎に記録紙の長さ方向に改行紙送りを行うことで記録
紙にカラー画像を印刷するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷装置は、多
色インクリボンの長手方向に同一周期で設けられる各色
の1個のインク領域を使って重ね転写して1印刷行分の
印刷を行うため、1単位のインク領域の長さによって1
印刷行の最大印刷長さが決まる。
【0006】従って、印字ヘッドの移動走査方向が印刷
画像の幅方向に対応する場合において、その印刷画像の
幅と多色インクリボンの1印刷行の最大印刷長さと同等
であれば、各色のインクを無駄なく使用して画像を印刷
することができるが、印刷画像の幅が1印刷行の最大印
刷長さに比べて短いと、多色インクリボンの各インクが
一部しか使用されず無駄が生じることになる。また、イ
ンクの頭出し処理によりインク領域の先頭から使用され
るが、印刷画像が小さく1印刷行が短いと、1インク領
域内で使用部分の後に未使用部分を多く残すことにな
り、次のインクの頭出しのための空送り量が多くなり印
刷に時間を要することにもなる。
【0007】もっとも、印刷画像の幅とインク領域の長
さのアンバランスによって生じる多色インクリボンの無
駄は、インク領域の長さが異なる複数種類の多色インク
リボンを準備し、印刷画像のサイズに合わせて適宜なリ
ボンを選択することで対応することができるが、リボン
の選択と交換が面倒である。
【0008】また、従来の印刷装置では、各色のインク
領域の1単位づつをもって1印刷行の印刷を行っている
ため、印刷可能な画像の最大幅サイズがインク領域の長
さによって限定されて大きなサイズの画像の印刷ができ
ないという問題がある。
【0009】もっとも、1印刷行に使用するインク領域
の数を1個に限定しなければ大きな画像を印刷すること
も可能であるが、シリアルプリンタのリボン送り機構
は、一方向にしかリボン送りができないものが一般的で
あり、そのような装置で1印刷行の印刷に複数のインク
領域を使用するとすると、多数のインク領域を頭出しの
ために未使用のまま空送りすることになって、とても実
用的とは云えない。かといって、空送りした未使用のイ
ンク領域を使用するためにその位置まで戻れるようにリ
ボンの逆送り機構を設けるとすると、その付加機構のた
めに装置がコストアップするとともに、空送りしたリボ
ンから未使用のインク領域を見つけ出す処理が複雑とな
り、またリボンの逆送りのために印刷時間が多くかかっ
て、実用的ではない。
【0010】さらに、従来の印刷装置に使用される多色
インクリボンは、複数色のインク領域がリボンの長手方
向に同一周期で設けられているため、各色の印刷の前に
インクの頭出しの処理を行う必要があり、頭出し処理に
時間がかかり、多色インクリボンに付された頭出しマー
クを検出するための検出器や検出回路を必要とする。
【0011】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、サイズの小さい印刷画像であってもリボンを
無駄に消費することがなく、また1印刷行の最大印刷長
さが特定の長さに制限されることがなく大小サイズの画
像の印刷が可能であり、また印刷処理中にインクの頭出
しの処理を必要とせず頭出し用のマークの検出器及び検
出回路を不要にするとともに、大小サイズの画像のカラ
ー印刷をより短時間に処理可能な多色インクリボンを用
いた熱転写方式の印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
印刷装置は、記録紙の印刷範囲上で各印刷行に複数色の
インクによる印刷を順に重複させてカラー印刷を行なう
印刷装置であって、複数色のインクが前記印刷行に略等
しい幅でリボンの幅方向に並設された多色インクリボン
と、この多色インクリボンを長手方向に送るリボン送り
手段と、前記多色インクリボンの幅に対応して複数の発
熱体が配列され、記録紙の幅方向に移動走査して長手方
向にリボン送りされる前記多色インクリボンの複数色の
インクを記録紙に熱転写する印字ヘッドと、この印字ヘ
ッドが記録紙の幅方向に移動走査する毎に、記録紙を幅
方向と直交する長さ方向に前記印刷行の幅に相当する距
離だけ改行紙送りする紙送り手段と、複数印刷行からな
る複数色の印刷情報をそれぞれ記憶する記憶手段と、前
記印字ヘッドによる記録紙の幅方向への移動走査に対応
して、前記印字ヘッドに対して前記記憶手段に記憶され
た複数色の印刷情報を順に1印刷行ずつ遅らせて供給を
開始すると共に、印刷行数が連続する前記複数色の各印
刷情報を順次前記印字ヘッドに配列された前記多色イン
クリボンの複数色のインクの位置に対応する複数の発熱
体に並行して供給する供給手段とを備えることを特徴と
する。
【0013】この印刷装置では、印刷行に略等しい幅で
複数色のインクがリボンの幅方向に並設された多色イン
クリボンを長手方向にリボン送りするとともに、リボン
の幅に対応して配置され移動走査される印字ヘッドに1
印刷行ずつずれた複数色の印刷情報を並行して供給して
各色インクで複数印刷行の熱転写を同時に行い、これを
印刷行の幅相当分の改行紙送り毎に繰り返して重ね転写
するので、印刷画像の大小に係わらず多色インクリボン
の各インク領域をリボンの長手方向に沿って無駄なく連
続的に使用することができる。
【0014】また、多色インクリボンには複数色のイン
クがリボンの幅方向に並設されることで、複数色のイン
クはリボンの長手方向に連続して設けられることにな
り、このリボンが印字ヘッドの移動走査に応じて長手方
向に送られて印字ヘッドに供給されるので、1印刷行の
長さを任意の長さで印刷することができる。
【0015】さらに、前記印刷装置では、複数色の印刷
情報が夫々供給される印字ヘッドの発熱体には、常に多
色インクリボンの対応する色のインクが位置しているの
で、インクの頭出しの処理を必要としない。
【0016】また、本発明の請求項2に係る印刷装置
は、記録紙の印刷範囲上で各印刷行に複数色のインクに
よる印刷を順に重複させてカラー印刷を行なう印刷装置
であって、複数色のインク層が前記印刷行の幅より大き
な幅で、かつ前記印刷行の幅の約n倍(nは2以上の整
数)のピッチでリボンの幅方向に並設された多色インク
リボンと、この多色インクリボンを長手方向に送るリボ
ン送り手段と、前記多色インクリボンの幅方向に対応し
て複数の発熱体が配列され、記録紙の幅方向に移動走査
して長手方向にリボン送りされる前記多色インクリボン
の複数色のインクを記録紙に熱転写する印字ヘッドと、
前記印字ヘッドが記録紙の幅方向に移動走査する毎に、
記録紙を幅方向と直交する長さ方向に前記印刷行の幅に
相当する距離だけ改行紙送りする紙送り手段と、複数印
刷行からなる複数色の印刷情報をそれぞれ記憶する記憶
手段と、前記印字ヘッドによる記録紙の幅方向へのn回
の移動走査に対応して、前記印字ヘッドに対して前記記
憶手段に記憶された複数色の印刷情報を順にn印刷行ず
つ遅らせて供給を開始すると共に、印刷行数がnずつ異
なる前記複数色の各印刷情報を順次前記印字ヘッドに配
列された前記多色インクリボンの複数色のインクの位置
に対応し、かつ前記印刷行の幅に対応する複数の発熱体
に並行して供給する供給手段とを備えることを特徴とす
る。
【0017】この印刷装置では、印刷行の幅より大で印
刷行のn倍のピッチで複数色のインクがリボンの幅方向
に並設された多色インクリボンを長手方向にリボン送り
するとともに、リボンの幅に対応して配置され移動走査
される印字ヘッドにn印刷行ずつずれた複数色の印刷情
報を並行して供給して各色インクで複数印刷行の熱転写
を同時に行い、これを印刷行の幅相当分の改行紙送り毎
に繰り返して重ね転写するので、請求項1の印刷装置と
同様に、印刷画像の大小に係わらず多色インクリボンの
各インク領域をリボンの長手方向に沿って無駄なく連続
的に使用することができ、また1印刷行の長さが任意の
長さでも印刷することができ、またインクの頭出しの処
理を必要としない。
【0018】さらに、この印刷装置では、複数色の印刷
情報を印刷する印字ヘッドの夫々の発熱体の幅が印刷行
の幅に対応するとともに、多色インクリボンの複数色の
インクが前記夫々の発熱体の位置に対応し、かつ印刷行
の幅をより大きな幅であるので、リボン送りが蛇行して
リボンが印字ヘッドの幅方向に変動しても、多色インク
リボンの各色インク領域はそのインクの色に対応する印
字ヘッドの発熱体領域をカバーすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0020】(第1実施形態)図1は本発明の実施形態
に係る印刷装置の印字機構の主要部を示す構造説明図で
ある。
【0021】図1において、1はプラテンローラ、2は
キャリッジ、3は印字ヘッド、4は多色インクリボンを
収納したカセット、5はガイドレールである。キャリッ
ジ2は歯車8a、8bの間に懸架された歯付ベルト8c
に取り付けられ、キャリッジ2は図示しないキャリッジ
移動用モータにより歯車8aが駆動されることにより前
記ガイドレール5にガイドされプラテンローラ1に沿っ
て図1の符号X及びYで示す記録紙7の幅方向に往復移
動する。また、キャリッジ2には、印字ヘッド3が搭載
されるとともに、インクリボンの巻取軸6、このインク
リボン巻取軸6の図示しない駆動機構、印字ヘッド3の
アップ・ダウン駆動機構等が搭載される。
【0022】キャリッジ2が図1のホームポジション位
置からX方向に移動すると、該当する印刷行の印刷デー
タに応じてインクリボン巻取軸6がキャリッジ2に搭載
されたモータにより駆動されるとともに、印字ヘッド3
がプラテンローラ1に圧接して記録紙7に印字が行なわ
れる。キャリッジ2が図1の右側の印刷範囲の端部まで
移動し、当該印刷行の1行分の印刷データの印字を終え
ると、印字ヘッド3がプラテンローラ1から開離すると
ともに、キャリッジ2はY方向に移動しホームポジショ
ンに戻る。記録紙7に対する各印刷行の1行に対し、こ
の印字動作を3回繰り返してイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)の3色のインクを用いY,M,C
の各印刷データを重ね印刷する。
【0023】図2は前記印刷装置のカセット4に収納さ
れる第1実施形態の多色インクリボンR及び印字ヘッド
3の関係を示す図である。
【0024】図2のように、カセット4内に収納される
多色インクリボンRには、Y,M,Cの3色のインク層
が、それぞれ1インク層当たり1行の印刷行の幅dに略
等しい幅aで当該リボンの幅方向に並設される。リボン
幅方向に並設されるY,M,Cの各インク層はリボンの
長手方向にリボンの両エンドまで連続して設けられる。
【0025】そして、印字ヘッド3には、前記多色イン
クリボンRの幅方向のY,M,Cの各インク層に対応し
て3つのグループに区分される複数の発熱体3y,3
m,3cが配列されており、前記キャリッジ2の移動に
伴ないこの印字ヘッド3が記録紙7の幅方向に移動走査
して前記多色インクリボンRの3色のインクY,M,C
を各対応する行の印刷データに応じて記録紙7に熱転写
する。
【0026】記録紙7はプラテンローラ1及びそれに外
接する図示しない紙押えローラに挟まれて紙搬送路に支
持されている。印字ヘッド3が記録紙7の幅方向に1回
移動走査される毎に、図示しない用紙フィードモータ及
び回転伝達機構によりプラテンローラ1が所定の角度回
転駆動されて記録紙7をZ方向にフィードして前記多色
インクリボンRのインク層の幅aだけ改行紙送りする。
この改行紙送り長さaは、1印刷行の幅dに相当し、印
字ヘッド2の発熱体の区分幅bにも相当する。
【0027】この印刷装置では、印刷が開始されると、
前記キャリッジ2のY方向への移動に伴ない、印字ヘッ
ド3が記録紙7の幅方向に1回移動走査される毎に次の
ような印刷動作が行なわれるもので、まず、1行目のY
印刷データに応じて印字ヘッド部3yが駆動されて1行
目のY色印刷が行なわれる。そして、記録紙7が1行の
幅d(=a=b)で改行され、次に、2行目のY印刷デ
ータに応じて印字ヘッド部3yが駆動されて2行目のY
色印刷が行なわれるのと同時に、前記1行目のY色印刷
が成された上に重ねて該1行目のM印刷データに応じて
印字ヘッド部3mが駆動されて1行目のM色印刷が行な
われる。さらに、記録紙7が1行の幅d(=a=b)で
改行され、3行目のY印刷データに応じて印字ヘッド部
3yが駆動されて3行目のY色印刷が行なわれると同時
に、前記2行目のY色印刷が成された上に重ねて該2行
目のM印刷データに応じて印字ヘッド部3mが駆動され
て2行目のM色印刷が行なわれ、同時に、前記1行目の
Y色及びM色の重ね印刷が成された上にさらに重ねて該
1行目のC印刷データに応じて印字ヘッド部3cが駆動
されて1行目のC色印刷が行なわれる。
【0028】この時点で、記録紙7には、1行目のY,
M,Cの各印刷データが重ね印刷されて1行目のカラー
印刷は終了し、2行目にはY,Mの印刷データのみが重
ね印刷され、3行目にはY印刷データのみが印刷された
状態となる。
【0029】この後、前記同様に、Y,M,Cの各印刷
データを1行分ずつずらした各印字ヘッド部3y,3
m,3cそれぞれによるY,M,Cの各インクを並行使
用した3行同時印刷を、記録紙7を1行改行しながら繰
り返し行なうことにより、記録紙7に対する各印刷行毎
のカラー印刷が順次行なわれることになる。
【0030】図3は前記印刷装置の電子回路の構成を示
すブロック図である。
【0031】図3において、10は制御部、11はキー
入力部、11aは印刷開始を指示する印刷キー、11b
は文字入力を行なう文字キー、11cは外部機器からの
画像データの入力を指示する画像キー、11dは印刷の
中止を指示する中止キーである。また、その他にも、種
々の制御キーが設けられる。
【0032】12はROMであり、制御プログラムの
他、文字フォントのパターンデータ、表示部14に表示
するメッセージ情報等も記憶される。
【0033】13はRAMであり、印刷する画像データ
を記憶する画像データメモリ、この画像データメモリに
記憶された画像データから作成されるY,M,Cの各印
刷データが記憶される印刷データメモリ等を備える。
【0034】さらに、前記RAM13は、印字ヘッド3
におけるY用印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド部3
m,C用印字ヘッド部3cのそれぞれに対し各対応する
色(Y,M,C)の印刷データの供給すべき印刷行の行
数を、印字ヘッド3の記録紙7の幅方向への移動走査に
伴なう1回の印刷動作毎にカウントするためのyカウン
タメモリ,mカウンタメモリ,cカウンタメモリを備
え、さらに、印刷データの最終印刷行数を記憶する最終
行数pメモリを備える。
【0035】14は表示部、15はプリンタ制御部、1
6は印字ヘッド(サーマルヘッド)3を発熱駆動するヘ
ッドドライバ、17、18、19はモータドライバ、2
0はキャリッジ2に搭載されたインクリボン巻取軸6と
印字ヘッド3を駆動するモータである。このモータ20
の駆動により、インクリボン巻取軸6が回転駆動され、
また、カムを介して印字ヘッド3がアップ・ダウンす
る。
【0036】21はキャリッジ2に連結されたキャリッ
ジ移動用の歯付ベルト8cを回転駆動するキャリッジ移
動用モータである。
【0037】また、22はプラテンローラ1を駆動する
用紙フィードモータである。
【0038】24は外部機器とのデータの入出力を行な
う入出力部(I/O)であり、外部機器から画像データ
が取り込まれる。
【0039】次に、前記構成による第1実施形態の印刷
装置の動作について説明する。
【0040】キー入力部11の画像キー1cの操作に応
じて、外部機器24から入出力部(I/O)24を介し
て、例えばデジタルカメラで撮影されたカラー画像デー
タやテキストデータをビットマップとして展開したカラ
ー画像データが取り込まれると、この入出力部(I/
O)24を介して取り込まれた画像データは、RAM1
3内の画像データメモリに記憶される。
【0041】この画像データメモリに記憶されたカラー
画像データは、Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の各色毎の画像データに分離変換され、印刷
データとして印刷データメモリに記憶される。
【0042】こうして、外部機器からの画像データが、
Y,M,Cの3原色に分離された印刷データとして取り
込まれた後、キー入力部11における印刷キー11aが
操作されると、図4における印刷処理が起動される。
【0043】図4は前記印刷装置にて行なわれる第1実
施形態の印刷処理を示すフローチャートである。
【0044】図5は前記印刷装置の第1実施形態の印刷
処理に伴なう記録紙7に対するカラー印刷状態を示す図
である。
【0045】この印刷処理が起動されると、RAM13
内のyカウンタメモリ,mカウンタメモリ,cカウンタ
メモリにそれぞれ印刷対象行数“1”がセットされ、ま
ず、yカウンタ値“1”に従って前記印刷データメモリ
から1行目のY印刷データが読み出され、キャリッジ2
の移動による印字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への1
回目の移動走査に伴ない、前記1行目のY印刷データに
応じてY用印字ヘッド部3yが発熱駆動され、図5
(A)に示すように、多色インクリボンRのYインクを
使用した1行目のY色印刷Y1が行なわれる(ステップ
S1,S2)。
【0046】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“2”にカウントアップされると共に、用紙
フィードモータ22によりプラテンローラ1が回転駆動
されて、図5(B)に示すように、記録紙7が1行の幅
d(=a=b)で改行される(ステップS3,S4)。
【0047】すると、次に前記yカウンタ値“2”に従
って前記印刷データメモリから2行目のY印刷データが
読み出されると共に、mカウンタ値“1”に従って1行
目のM印刷データが読み出され、前記同様に印字ヘッド
3の記録紙7上の幅方向への2回目の移動走査に伴な
い、図5(B)に示すように、前記2行目のY印刷デー
タに応じてY用印字ヘッド部3yが発熱駆動されて多色
インクリボンRのYインクを使用した2行目のY色印刷
Y2が行なわれると共に、前記1行目のM印刷データに
応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆動されて多色イン
クリボンRのMインクを使用した1行目のM色印刷M1
が該1行目のY色印刷済み部分(Y1)に重ねて行なわ
れる(ステップS5)。
【0048】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“3”に、また、mカウンタメモリにおける
M印刷対象行数が“2”にカウントアップされると共
に、用紙フィードモータ22によりプラテンローラ1が
回転駆動されて、図5(C)に示すように、記録紙7が
1行の幅d(=a=b)で改行される(ステップS6,
S7)。
【0049】すると、次に前記yカウンタ値“3”に従
って前記印刷データメモリから3行目のY印刷データが
読み出されると共に、mカウンタ値“2”に従って2行
目のM印刷データが、また、cカウンタ値“1”に従っ
て1行目のC印刷データが読み出され、前記同様に印字
ヘッド3の記録紙7上の幅方向への3回目の移動走査に
伴ない、図5(C)に示すように、前記3行目のY印刷
データに応じてY用印字ヘッド部3yが発熱駆動されて
多色インクリボンRのYインクを使用した3行目のY色
印刷Y3が行なわれると共に、前記2行目のM印刷デー
タに応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆動されて多色
インクリボンRのMインクを使用した2行目のM色印刷
M2が該2行目のY色印刷済み部分(Y2)に重ねて行
なわれ、さらに、前記1行目のC印刷データに応じてC
用印字ヘッド部3cが発熱駆動されて多色インクリボン
RのCインクを使用した1行目のC色印刷C1が該1行
目のY色+M色印刷済み部分(Y1+M1)に重ねて行
なわれる(ステップS8)。
【0050】この時点で、1行目のY,M,Cの各印刷
データの重ね印刷が終了され、1行目についてのカラー
印刷画像が完成する。
【0051】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“4”に、また、mカウンタメモリにおける
M印刷対象行数が“3”に、また、cカウンタメモリに
おけるC印刷対象行数が“2”にカウントアップされ、
そのカウントアップされたyカウンタ値がRAM13内
の最終行数メモリに記憶されている最終印刷行数pを越
えたか否か、つまり、最終印刷行のY色印刷Ypが成さ
れたか否か判断される(ステップS9,S10)。
【0052】ここで、yカウンタ値が最終印刷行数pを
越えてなく、最終印刷行のY色印刷Ypは成されてない
と判断されると、さらに、用紙フィードモータ22によ
りプラテンローラ1が回転駆動されて、図5(D)に示
すように、記録紙7が1行の幅d(=a=b)で改行さ
れる(ステップS10→S11)。
【0053】すると、今度は前記yカウンタ値“4”に
従って前記印刷データメモリから4行目のY印刷データ
が読み出されると共に、mカウンタ値“3”に従って3
行目のM印刷データが、また、cカウンタ値“2”に従
って2行目のC印刷データが読み出され、前記同様に印
字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への4回目の移動走査
に伴ない、図5(D)に示すように、前記4行目のY印
刷データに応じてY用印字ヘッド部3yが発熱駆動され
て多色インクリボンRのYインクを使用した4行目のY
色印刷Y4が行なわれると共に、前記3行目のM印刷デ
ータに応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆動されて多
色インクリボンRのMインクを使用した3行目のM色印
刷M3が該3行目のY色印刷済み部分(Y3)に重ねて
行なわれ、さらに、前記2行目のC印刷データに応じて
C用印字ヘッド部3cが発熱駆動されて多色インクリボ
ンRのCインクを使用した2行目のC色印刷C2が該2
行目のY色+M色印刷済み部分(Y2+M2)に重ねて
行なわれる(ステップS8)。
【0054】この時点で、前記1行目のカラー印刷画像
(Y1+M1+C1)の印刷に続き、2行目のY,M,
Cの各印刷データの重ね印刷が終了され、該2行目まで
のカラー印刷画像が完成する。
【0055】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“5”に、また、mカウンタメモリにおける
M印刷対象行数が“4”に、また、cカウンタメモリに
おけるC印刷対象行数が“3”にカウントアップされ、
そのカウントアップされたyカウンタ値がRAM13内
の最終行数メモリに記憶されている最終印刷行数pを越
えたか否か、つまり、最終印刷行のY色印刷Ypが成さ
れたか否か判断される(ステップS9,S10)。
【0056】ここで、yカウンタ値が最終印刷行数pを
越えてなく、最終印刷行のY色印刷Ypは成されてない
と判断されると、さらに、用紙フィードモータ22によ
りプラテンローラ1が回転駆動されて、図5(E)に示
すように、記録紙7が1行の幅d(=a=b)で改行さ
れ、印字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への5回目の移
動走査による5行目のY色印刷Y5,4行目のY色印刷
済み部分(Y4)に重ねたM色印刷M4,3行目のY色
+M色印刷済み部分(Y3+M3)に重ねたC色印刷C
3の待機状態となる(ステップS10→S11)。
【0057】そしてこの後、前記ステップS8〜S11
の処理が繰り返し行なわれることで、Y,M,Cそれぞ
れの印刷対象行を順次カウントアップしながら1行ずつ
ずらしたY用印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド部3
m,C用印字ヘッド部3cそれぞれによる3行同時印刷
が繰り返され、3行目,4行目,5行目,…と順次各印
刷行のカラー印刷画像が完成されることになる。
【0058】そして、前記RAM13内の最終印刷行数
メモリに記憶されている最終印刷行数pが、例えば“1
0”(行)である場合に、前記ステップS9において、
yカウンタ値が“11”,mカウンタ値が“10”,c
カウンタ値が“9”にアップセットされ、ステップS1
0において、yカウンタ値“11”が最終印刷行数p
“10”を越えており、最終印刷行のY色印刷Y10が
成されたと判断されると、さらに、記録紙7が1行の幅
d(=a=b)で改行されて、該10行目のY色印刷済
み部分(Y10)がM用印字ヘッド部3mの位置にセッ
トされ、また、9行目のY色+M色印刷済み部分(Y9
+M9)がC用印字ヘッド部3cの位置にセットされる
(ステップS10→S12)。
【0059】すると、前記mカウンタ値“10”に従っ
て前記印刷データメモリから10行目のM印刷データが
読み出されると共に、cカウンタ値“9”に従って9行
目のC印刷データが読み出され、前記同様に印字ヘッド
3の記録紙7上の幅方向への11回目の移動走査に伴な
い、前記10行目のM印刷データに応じてM用印字ヘッ
ド部3mが発熱駆動されて多色インクリボンRのMイン
クを使用した10行目のM色印刷M10が該10行目の
Y色印刷済み部分(Y10)に重ねて行なわれると共
に、前記9行目のC印刷データに応じてC用印字ヘッド
部3cが発熱駆動されて多色インクリボンRのCインク
を使用した9行目のC色印刷C9が該9行目のY色+M
色印刷済み部分(Y9+M9)に重ねて行なわれる(ス
テップS13)。
【0060】この時点で、前記9行目のY,M,Cの各
印刷データの重ね印刷が終了され、該9行目までのカラ
ー印刷画像が完成する。
【0061】すると、cカウンタメモリにおけるC印刷
対象行数が“10”にカウントアップされると共に、さ
らに、記録紙7が1行の幅d(=a=b)で改行され
て、該10行目のY色+M色印刷済み部分(Y10+M
10)がC用印字ヘッド部3cの位置にセットされる
(ステップS14,S15)。
【0062】すると、前記cカウンタ値“10”に従っ
て前記印刷データメモリから10行目のC印刷データが
読み出され、前記同様に印字ヘッド3の記録紙7上の幅
方向への12回目の移動走査に伴ない、前記10行目の
C印刷データに応じてC用印字ヘッド部3cが発熱駆動
されて多色インクリボンRのCインクを使用した10行
目のC色印刷C10が該10行目のY色+M色印刷済み
部分(Y10+M10)に重ねて行なわれる(ステップ
S16)。
【0063】これにより印刷最終行pである10行目ま
でのカラー印刷画像が完成する。
【0064】すると、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が連続的に回転駆動されて印刷済みの記
録紙7が排紙され、前記一連の印刷処理は終了される
(ステップS17,END)。
【0065】第1実施形態の印刷装置は、Y,M,Cの
各インク層をそれぞれ1印刷行の幅dに等しい幅aで並
設した多色インクリボンRと、この多色インクリボンR
を長手方向にリボン送りするインクリボン巻取軸6を含
むリボン送り機構と、前記多色インクリボンRの幅方向
に複数配列した発熱体を前記多色インクリボンRのYイ
ンク層に対応するY用印字ヘッド部3yとMインク層に
対応するM用印字ヘッド部3mとCインク層に対応する
C用印字ヘッド部3cとで区分した印字ヘッド3とを備
え、印字ヘッド3の記録紙7の幅方向への移動走査に応
じてリボン送り機構によって多色インクリボンRを長手
方向に送るとともに、印字ヘッド3のY用印字ヘッド部
3y,M用印字ヘッド部3m,C用印字ヘッド部3cに
印刷データメモリから順次読み出す1印刷行ずつずれた
Y,M,C各色の印刷データを並行して供給して同時に
熱転写し、印字ヘッド3を移動走査する毎に、記録紙7
を前記1印刷行の幅d(多色インクリボンRの各インク
層の幅a)の距離で改行させることで、各印刷行につい
て、Y,M,C各色インクの重ね転写を行うものであ
る。
【0066】従って、第1実施形態の印刷装置によれ
ば、印刷画像の大小に係わらず多色インクリボンの各イ
ンク領域をリボンの長手方向に沿って無駄なく連続的に
使用することができ、また1印刷行の長さを任意の長さ
で印刷することができる。
【0067】上述のように、従来の多色インクリボン
は、リボンの長手方向に同一周期で複数色のインクが設
けられていた。そして、従来の熱転写方式のシリアルプ
リンタでは、このような多色インクリボンを使い各イン
クの1領域づつを重ね転写して1印刷行のカラー印刷を
行うものであるから、1印刷行の最大長さがインクの1
領域の長さによって決まる。従来のものも、その最大長
さの範囲内であれば、1印刷行の長さを任意の長さとす
ることができるが、1印刷行の長さが前記最大長さを超
える印刷は不可能である。また、従来の装置では、1印
刷行の印刷開始時にインク領域の先頭を印字ヘッドに位
置合わせしてインク領域の先頭から使用し、そのインク
領域に未使用部分が残っていても次の行の印刷時にはリ
ボンを空送りして次のインク領域の頭出しをする。従っ
て、1印刷行の長さが前記最大長さに比べて小さければ
小さいほどインク1領域の一部しか転写に使われず、無
駄が生じていた。
【0068】第1実施形態の印刷装置によれば、多色イ
ンクリボンにはY、M、Cのインクがリボン幅方向に並
設され、リボンは印字ヘッドに対して長手方向に送られ
て消費されるものであるから、1印刷行の長さは従来の
リボンの場合のような制限を受けることなく印刷情報に
応じて任意の長さにすることができ、大きなサイズの画
像の印刷も可能になる。また、多色インクリボンを空送
りすることなく、前の印刷行の後に続いて次の印刷行の
印刷に使用することができるので、インクリボンの無駄
が生じない。
【0069】従って、従来においては、多色インクリボ
ンを無駄なく使用するために1インク領域の長さの異な
る複数のものを用意し、印刷画像(記録紙)のサイズに
応じて使い分けする場合があったが、本発明では印刷画
像のサイズに対応する1印刷行の長さを任意とすること
ができ、しかも印刷画像のサイズに係わらず無駄のない
有効使用ができるので、複数のリボンを準備する必要が
なく1種類で間に合わせることができる。
【0070】また、第1実施形態の印刷装置によれば、
複数色の印刷情報が夫々供給される印字ヘッド3のY用
印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド部3m,C用印字ヘ
ッド部3cには、常に多色インクリボンRの対応する色
のインクが位置しているので、従来のY、M、Cのイン
クがリボンの長手方向に同一周期で設けられた多色イン
クリボンを使用する場合に行われるインクの頭出し処理
が不要になる。
【0071】従来装置は、複数の色の印刷情報を時間的
に順に印字ヘッドに供給する印刷方式であったため、各
色の印刷情報の印刷の都度、それに対応するインクを印
字ヘッドに位置合わせする必要があり、リボンを長手方
向に空送りしリボン長手方向に面順次に配列されるイン
ク領域の頭出しを行っていた。第1実施形態の印刷装置
では、複数の色の印刷情報を並行して印字ヘッドに供給
し同時に印刷する方式であり、上述のように印字ヘッド
には、複数色のインクの全てが常に位置合わせされてい
るため、従来のようなインク頭出し処理を必要としな
い。そして、従来の装置では、このインクの頭出しの処
理を重ね転写の各転写の開始時毎に繰り返し繰り返し行
うため、処理時間を要し印刷時間が長くなった。本第1
実施形態の印刷装置では、このような処理を不要とした
ことで印刷時間を短縮することができる。また、そのよ
うな処理のための回路・処理手段を不要とすることがで
きる。
【0072】なお、前記第1実施形態では、図2で示し
たように、多色インクリボンRにおけるY,M,Cの各
色のインク層を、印刷の行幅dに相当する幅aでその幅
方向に夫々密着して隣接するよう並設させ、印字ヘッド
3もこれに対応して各インク層にそれぞれ対応する位置
の発熱体をY用印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド部3
m,C用印字ヘッド部3cとして隣接密着して区分制御
する構成としたが、この構成では、Y,M,C各色の印
刷データの並行印刷時において、リボン送りに蛇行があ
ると、多色インクリボンRのインク領域の幅と印字ヘッ
ド3の各印字ヘッド部3y、3m、3cの幅とが同一で
互いに余裕がないために、各印字ヘッド部3y、3m、
3cの端部が対応する多色インクリボンRの各インクか
ら外れてしまい、リボンが存在しないために転写できな
かったり、或いは互いに隣接するインクの色が混じり込
んで転写される恐れがある。
【0073】そこで、次の第2実施形態において説明す
るように、多色インクリボンRにおけるY,M,Cの各
色のインク層の幅aを1印刷行の幅dより大きくすると
共に、その幅方向に一定の間隔をおいて隣接するよう並
設し、印字ヘッド3もこれに対応して各インク層にそれ
ぞれ対応する位置の発熱体を1印刷行の幅dに等しい幅
bでY用印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド部3m,C
用印字ヘッド部3cとして一定の間隔fをおいて区分制
御する構成とすることで、Y,M,C各色の印刷データ
の並行印刷時において多色インクリボンRのリボン送り
に多少の蛇行があっても、各印字ヘッド部が対応する多
色インクリボンRのインクから外れることがないように
することができる。
【0074】(第2実施形態)図6は前記印刷装置のカ
セット4に収納される第2実施形態の多色インクリボン
R及び印字ヘッド3の関係を示す図である。
【0075】この第2実施形態では、カセット4内に収
納される多色インクリボンRには、Y,M,Cの3色の
インク層が、それぞれ1インク層当たり1行の印刷行の
幅dより大きな幅aで、かつその行幅dの2倍のピッチ
2dで当該リボンの幅方向に並設される。
【0076】そして、印字ヘッド3には、前記多色イン
クリボンRの幅方向のY,M,Cの各インク層に対応し
てそれぞれ前記1印刷行の幅dに等しい幅bで3つに区
分される複数の発熱体3y,3m,3cが配列されてお
り、前記キャリッジ2の移動に伴ないこの印字ヘッド3
が記録紙7の幅方向に移動走査して前記多色インクリボ
ンRの3色のインクY,M,Cを各対応する行の印刷デ
ータに応じて記録紙7に熱転写する。
【0077】この場合、多色インクリボンRにおける
Y,M,Cの各インク層の並設ピッチ及びこれに対応し
て区分制御される印字ヘッド3のY用印字ヘッド部3
y,M用印字ヘッド部3m,C用印字ヘッド部3cの配
列ピッチは、何れも1印刷行幅dの2倍に等しい幅2d
に設定されるので、例えば被印刷画像データにおけるあ
る印刷行のY印刷データに応じてY用印字ヘッド部3y
により多色インクリボンRのYインクを使用してY色印
刷された記録紙7の印刷行は、該記録紙7の2回の改行
紙送りによって次に重複印字すべきM用印字ヘッド部3
mに対応する多色インクリボンRのMインクの位置に移
動セットされることになる。
【0078】すなわち、印刷が開始されると、印字ヘッ
ド3が記録紙7の幅方向に1回移動走査される毎に次の
ような印刷動作が行なわれる。
【0079】まず、1行目のY印刷データに応じて印字
ヘッド部3yが駆動されて1行目のY色印刷が行なわれ
る。そして、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行さ
れ、次に、2行目のY印刷データに応じて印字ヘッド部
3yが駆動されて2行目のY色印刷が行なわれる。さら
に、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行され、3行目
のY印刷データに応じて印字ヘッド部3yが駆動されて
3行目のY色印刷が行なわれるのと同時に、前記1行目
のY色印刷が成された上に重ねて該1行目のM印刷デー
タに応じて印字ヘッド部3mが駆動されて1行目のM色
印刷が行なわれる。さらに、記録紙7が1行の幅d(=
b)で改行され、4行目のY印刷データに応じて印字ヘ
ッド部3yが駆動されて4行目のY色印刷が行なわれる
と同時に、前記2行目のY色印刷が成された上に重ねて
該2行目のM印刷データに応じて印字ヘッド部3mが駆
動されて2行目のM色印刷が行なわれる。続いて、記録
紙7が1行の幅d(=b)で改行され、5行目のY印刷
データに応じて印字ヘッド部3yが駆動されて5行目の
Y色印刷が行なわれると同時に、前記3行目のY色印刷
が成された上に重ねて該3行目のM印刷データに応じて
印字ヘッド部3mが駆動されて3行目のM色印刷が行な
われ、同時に、前記1行目のY色及びM色の重ね印刷が
成された上にさらに重ねて該1行目のC印刷データに応
じて印字ヘッド部3cが駆動されて1行目のC色印刷が
行なわれる。
【0080】この時点で、記録紙7には、1行目のY,
M,Cの各印刷データが重ね印刷されて1行目のカラー
印刷は終了し、2行目及び3行目にはY,Mの印刷デー
タのみが重ね印刷され、4行目及び5行目にはY印刷デ
ータのみが印刷された状態となる。
【0081】この後、前記同様に、Y,M,Cの各印刷
データを2行分ずつずらした各印字ヘッド部3y,3
m,3cそれぞれによるY,M,Cの各インクを並行使
用した1行おきの3行同時印刷を、記録紙7を1行改行
しながら繰り返し行なうことにより、記録紙7に対する
各印刷行毎のカラー印刷が行なわれることになる。
【0082】そして、この第2実施形態の印刷装置の電
子回路におけるRAM13には、さらに、記録紙7の2
行改行を繰り返しカウントするためのkカウンタメモリ
が備えられる。
【0083】次に、前記構成による第2実施形態の印刷
装置の動作について説明する。
【0084】キー入力部2の画像キー1cの操作に応じ
て、外部機器24から入出力部(I/O)24を介し
て、例えばデジタルカメラで撮影されたカラー画像デー
タやテキストデータをビットマップとして展開したカラ
ー画像データが取り込まれると、この入出力部(I/
O)24を介して取り込まれた画像データは、RAM1
3内の画像データメモリに記憶される。
【0085】この画像データメモリに記憶されたカラー
画像データは、Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の各色毎の画像データに分離変換され、印刷
データとして印刷データメモリに記憶される。
【0086】こうして、外部機器からの画像データが、
Y,M,Cの3原色に分離された印刷データとして取り
込まれた後、キー入力部2における印刷キー11aが操
作されると、図7における印刷処理が起動される。
【0087】図7は前記印刷装置にて行なわれる第2実
施形態の印刷処理を示すフローチャートである。
【0088】図8は前記印刷装置の第2実施形態の印刷
処理に伴なう記録紙7に対するカラー印刷状態を示す図
である。
【0089】この印刷処理が起動されると、RAM13
内のyカウンタメモリ,mカウンタメモリ,cカウンタ
メモリにそれぞれ印刷対象行数“1”がセットされると
共に、kカウンタメモリに改行数“1”がセットされ、
まず、yカウンタ値“1”に従って前記印刷データメモ
リから1行目のY印刷データが読み出され、キャリッジ
4の移動による印字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への
1回目の移動走査に伴ない、前記1行目のY印刷データ
に応じてY用印字ヘッド3yが発熱駆動され、図8
(A)に示すように、多色インクリボンRのYインクを
使用した1行目のY色印刷Y1が行なわれる(ステップ
A1,A2)。
【0090】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“2”にカウントアップされると共に、kカ
ウンタメモリにおける改行数が“2”にカウントアップ
される(ステップA3)。
【0091】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、図8(B)に示すよ
うに、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行される(ス
テップA4)。
【0092】この際、前記記録紙7のY色印刷Y1が成
された1行目の印刷行は、印字ヘッド3における下段の
Y用印字ヘッド部3yによるYインクの転写範囲と中段
のM用印字ヘッド部3mによるMインクの転写範囲とに
挟まれた中央に位置する状態となる。
【0093】ここで、前記kカウンタメモリにセットさ
れている改行数が“2”を越えたか否か、つまり、前記
記録紙7のY色印刷が成された1行目の印刷行がM用印
字ヘッド部3mに対応するMインクの転写位置まで改行
移動されたか否か判断される(ステップA5)。
【0094】この場合、現在のkカウンタ値は“2”で
あり、前記Y色印刷が成された1行目の印刷行はMイン
クの転写位置まで改行移動されてないと判断され、前記
yカウンタ値“2”に従って前記印刷データメモリから
2行目のY印刷データが読み出され、キャリッジ4の移
動による印字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への2回目
の移動走査に伴ない、前記2行目のY印刷データに応じ
てY用印字ヘッド3yが発熱駆動され、図8(B)に示
すように、多色インクリボンRのYインクを使用した2
行目のY色印刷Y2が行なわれる(ステップA5→A
2)。
【0095】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“3”にカウントアップされると共に、kカ
ウンタメモリにおける改行数が“3”にカウントアップ
される(ステップA3)。
【0096】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、図8(C)に示すよ
うに、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行される(ス
テップA4)。
【0097】すると、現在のkカウンタ値“3”に従っ
て、前記Y色印刷が成された1行目の印刷行がMインク
の転写位置まで改行移動されたと判断され、該kカウン
タ値が“1”にリセットされた後(ステップA5→A
6)、前記yカウンタ値“3”に従って前記印刷データ
メモリから3行目のY印刷データが読み出されると共
に、mカウンタ値“1”に従って1行目のM印刷データ
が読み出され、印字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への
3回目の移動走査に伴ない、図8(C)に示すように、
前記3行目のY印刷データに応じてY用印字ヘッド部3
yが発熱駆動されて多色インクリボンRのYインクを使
用した3行目のY色印刷Y3が行なわれると共に、前記
1行目のM印刷データに応じてM用印字ヘッド部3mが
発熱駆動されて多色インクリボンRのMインクを使用し
た1行目のM色印刷M1が該1行目のY色印刷済み部分
(Y1)に重ねて行なわれる(ステップA7)。
【0098】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“4”にカウントアップされ、また、mカウ
ンタメモリにおけるM印刷対象行数が“2”にカウント
アップされると共に、kカウンタメモリにおける改行数
が“2”にカウントアップされる(ステップA8)。
【0099】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、図8(D)に示すよ
うに、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行される(ス
テップA9)。
【0100】この際、前記記録紙7のY色及びM色の重
ね印刷Y1+M1が成された1行目の印刷行は、印字ヘ
ッド3における中段のM用印字ヘッド部3mによるMイ
ンクの転写範囲と上段のC用印字ヘッド部3cによるC
インクの転写範囲とに挟まれた中央に位置する状態とな
り、また、前記Y色印刷Y3が成された3行目の印刷行
は、印字ヘッド3における下段のY用印字ヘッド部3y
によるYインクの転写範囲と中段のM用印字ヘッド部3
mによるMインクの転写範囲とに挟まれた中央に位置す
る状態となる。
【0101】ここで、前記kカウンタメモリにセットさ
れている改行数が“2”を越えたか否か、つまり、前記
記録紙7のY色及びM色の重ね印刷Y1+M1が成され
た1行目の印刷行がC用印字ヘッド部3cに対応するC
インクの転写位置まで改行移動されると共に、前記Y色
印刷Y3が成された3行目の印刷行がM用印字ヘッド部
3mに対応するMインクの転写位置まで改行移動された
か否か判断される(ステップA10)。
【0102】この場合、現在のkカウンタ値は“2”で
あり、前記Y色及びM色の重ね印刷が成された1行目の
印刷行はCインクの転写位置まで改行移動されてなく、
また、前記Y色印刷が成された3行目の印刷行はMイン
クの転写位置まで改行移動されてないと判断され、前記
yカウンタ値“4”に従って前記印刷データメモリから
4行目のY印刷データが読み出されると共に、mカウン
タ値“2”に従って2行目のM印刷データが読み出さ
れ、印字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への4回目の移
動走査に伴ない、図8(D)に示すように、前記4行目
のY印刷データに応じてY用印字ヘッド部3yが発熱駆
動されて多色インクリボンRのYインクを使用した4行
目のY色印刷Y4が行なわれると共に、前記2行目のM
印刷データに応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆動さ
れて多色インクリボンRのMインクを使用した2行目の
M色印刷M2が該2行目のY色印刷済み部分(Y2)に
重ねて行なわれる(ステップA10→A7)。
【0103】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“5”にカウントアップされ、また、mカウ
ンタメモリにおけるM印刷対象行数が“3”にカウント
アップされると共に、kカウンタメモリにおける改行数
が“3”にカウントアップされる(ステップA8)。
【0104】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、図8(E)に示すよ
うに、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行される(ス
テップA9)。
【0105】すると、現在のkカウンタ値“3”に従っ
て、前記Y色+M色の重ね印刷Y1+M1が成された1
行目の印刷行がCインクの転写位置まで改行移動される
と共に、前記Y色印刷Y3が成された3行目の印刷行が
Mインクの転写位置まで改行移動されたと判断され、前
記yカウンタ値“5”に従って前記印刷データメモリか
ら5行目のY印刷データが読み出されると共に、mカウ
ンタ値“3”に従って3行目のM印刷データが、また、
cカウンタ値“1”に従って1行目のC印刷データが読
み出され、前記同様に印字ヘッド3の記録紙7上の幅方
向への5回目の移動走査に伴ない、図8(E)に示すよ
うに、前記5行目のY印刷データに応じてY用印字ヘッ
ド部3yが発熱駆動されて多色インクリボンRのYイン
クを使用した5行目のY色印刷Y5が行なわれると共
に、前記3行目のM印刷データに応じてM用印字ヘッド
部3mが発熱駆動されて多色インクリボンRのMインク
を使用した3行目のM色印刷M3が該3行目のY色印刷
済み部分(Y3)に重ねて行なわれ、さらに、前記1行
目のC印刷データに応じてC用印字ヘッド部3cが発熱
駆動されて多色インクリボンRのCインクを使用した1
行目のC色印刷C1が該1行目のY色+M色印刷済み部
分(Y1+M1)に重ねて行なわれる(ステップA10
→A11)。
【0106】この時点で、1行目のY,M,Cの各印刷
データの重ね印刷が終了され、1行目についてのカラー
印刷画像が完成する。
【0107】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“6”に、また、mカウンタメモリにおける
M印刷対象行数が“4”に、また、cカウンタメモリに
おけるC印刷対象行数が“2”にカウントアップされ、
そのカウントアップされたyカウンタ値がRAM13内
の最終行数メモリに記憶されている最終印刷行数pを越
えたか否か、つまり、最終印刷行のY色印刷Ypが成さ
れたか否か判断される(ステップA12,A13)。
【0108】ここで、yカウンタ値が最終印刷行数pを
越えてなく、最終印刷行のY色印刷Ypは成されてない
と判断されると、さらに、用紙フィードモータ22によ
りプラテンローラ1が回転駆動されて、図8(F)に示
すように、記録紙7が1行の幅d(=b)で改行される
(ステップA13→A14)。
【0109】すると、今度は前記yカウンタ値“6”に
従って前記印刷データメモリから6行目のY印刷データ
が読み出されると共に、mカウンタ値“4”に従って4
行目のM印刷データが、また、cカウンタ値“2”に従
って2行目のC印刷データが読み出され、前記同様に印
字ヘッド3の記録紙7上の幅方向への6回目の移動走査
に伴ない、図8(F)に示すように、前記6行目のY印
刷データに応じてY用印字ヘッド部3yが発熱駆動され
て多色インクリボンRのYインクを使用した6行目のY
色印刷Y6が行なわれると共に、前記4行目のM印刷デ
ータに応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆動されて多
色インクリボンRのMインクを使用した4行目のM色印
刷M4が該4行目のY色印刷済み部分(Y4)に重ねて
行なわれ、さらに、前記2行目のC印刷データに応じて
C用印字ヘッド部3cが発熱駆動されて多色インクリボ
ンRのCインクを使用した2行目のC色印刷C2が該2
行目のY色+M色印刷済み部分(Y2+M2)に重ねて
行なわれる(ステップA11)。
【0110】この時点で、前記1行目のカラー印刷画像
(Y1+M1+C1)の印刷に続き、2行目のY,M,
Cの各印刷データの重ね印刷が終了され、該2行目まで
のカラー印刷画像が完成する。
【0111】すると、yカウンタメモリにおけるY印刷
対象行数が“7”に、また、mカウンタメモリにおける
M印刷対象行数が“5”に、また、cカウンタメモリに
おけるC印刷対象行数が“3”にカウントアップされ、
そのカウントアップされたyカウンタ値がRAM13内
の最終行数メモリに記憶されている最終印刷行数pを越
えたか否か、つまり、最終印刷行のY色印刷Ypが成さ
れたか否か判断される(ステップA12,A13)。
【0112】ここで、yカウンタ値が最終印刷行数pを
越えてなく、最終印刷行のY色印刷Ypは成されてない
と判断されると、さらに、用紙フィードモータ22によ
りプラテンローラ1が回転駆動されて、記録紙7が1行
の幅d(=b)で改行され、印字ヘッド3の記録紙7上
の幅方向への7回目の移動走査による7行目のY色印刷
Y7,5行目のY色印刷済み部分(Y5)に重ねたM色
印刷M5,3行目のY色+M色印刷済み部分(Y3+M
3)に重ねたC色印刷C3の待機状態となる(ステップ
A13→A14)。
【0113】そしてこの後、前記ステップA11〜A1
4の処理が繰り返し行なわれることで、Y,M,Cそれ
ぞれの1行おきの印刷対象行を順次カウントアップしな
がら2行ずつずらしたY用印字ヘッド部3y,M用印字
ヘッド部3m,C用印字ヘッド部3cそれぞれによる3
行同時印刷が繰り返され、3行目,4行目,5行目,…
と順次各印刷行のカラー印刷画像が完成されることにな
る。
【0114】そして、前記RAM13内の最終印刷行数
メモリに記憶されている最終印刷行数pが、例えば“1
0”(行)である場合に、前記ステップA12におい
て、yカウンタ値が“11”,mカウンタ値が“9”,
cカウンタ値が“7”にアップセットされ、ステップA
13において、yカウンタ値“11”が最終印刷行数p
“10”を越えており、最終印刷行のY色印刷Y10が
成されたと判断されると、kカウンタ値が“1”にリセ
ットされた後、さらに、記録紙7が1行の幅d(=b)
で改行されて、該9行目のY色印刷済み部分(Y9)が
M用印字ヘッド部3mの位置にセットされ、また、7行
目のY色+M色印刷済み部分(Y7+M7)がC用印字
ヘッド部3cの位置にセットされる(ステップA13→
A15,A16)。
【0115】すると、前記mカウンタ値“9”に従って
前記印刷データメモリから9行目のY印刷データが読み
出されると共に、cカウンタ値“7”に従って7行目の
M印刷データが読み出され、印字ヘッド3の記録紙7上
の幅方向への11回目の移動走査に伴ない、前記9行目
のM印刷データに応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆
動されて多色インクリボンRのMインクを使用した9行
目のM色印刷M9が該9行目のY色印刷済み部分(Y
9)に重ねて行なわれると共に、前記7行目のC印刷デ
ータに応じてC用印字ヘッド部3cが発熱駆動されて多
色インクリボンRのCインクを使用した7行目のC色印
刷C7が該7行目のY色+M色印刷済み部分(Y7+M
7)に重ねて行なわれる(ステップA17)。
【0116】この時点で、前記7行目のY,M,Cの各
印刷データの重ね印刷が終了され、該7行目までのカラ
ー印刷画像が完成する。
【0117】すると、mカウンタメモリにおけるM印刷
対象行数が“10”にカウントアップされ、また、cカ
ウンタメモリにおけるC印刷対象行数が“8”にカウン
トアップされると共に、kカウンタメモリにおける改行
数が“2”にカウントアップされる(ステップA1
8)。
【0118】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、記録紙7が1行の幅
d(=b)で改行される(ステップA19)。
【0119】この際、前記記録紙7のY色及びM色の重
ね印刷Y9+M9が成された9行目の印刷行は、印字ヘ
ッド3における中段のM用印字ヘッド部3mによるMイ
ンクの転写範囲と上段のC用印字ヘッド部3cによるC
インクの転写範囲とに挟まれた中央に位置する状態とな
る。
【0120】ここで、前記kカウンタメモリにセットさ
れている改行数が“2”を越えたか否か、つまり、前記
記録紙7のY色及びM色の重ね印刷Y9+M9が成され
た9行目の印刷行がC用印字ヘッド部3cに対応するC
インクの転写位置まで改行移動されたか否か判断される
(ステップA20)。
【0121】この場合、現在のkカウンタ値は“2”で
あり、前記Y色及びM色の重ね印刷が成された9行目の
印刷行はCインクの転写位置まで改行移動されてないと
判断され、前記mカウンタ値“10”に従って前記印刷
データメモリから10行目のM印刷データが読み出され
ると共に、cカウンタ値“8”に従って8行目のC印刷
データが読み出され、印字ヘッド3の記録紙7上の幅方
向への12回目の移動走査に伴ない、前記10行目のM
印刷データに応じてM用印字ヘッド部3mが発熱駆動さ
れて多色インクリボンRのMインクを使用した10行目
のM色印刷M10が該10行目のY色印刷済み部分(Y
10)に重ねて行なわれると共に、前記8行目のC印刷
データに応じてC用印字ヘッド部3cが発熱駆動されて
多色インクリボンRのCインクを使用した8行目のC色
印刷C8が該8行目のY色+M色印刷済み部分(Y8+
M8)に重ねて行なわれる(ステップA20→A1
7)。
【0122】この時点で、前記8行目のY,M,Cの各
印刷データの重ね印刷が終了され、該8行目までのカラ
ー印刷画像が完成する。
【0123】すると、mカウンタメモリにおけるM印刷
対象行数が“11”にカウントアップされ、また、cカ
ウンタメモリにおけるC印刷対象行数が“9”にカウン
トアップされると共に、kカウンタメモリにおける改行
数が“3”にカウントアップされる(ステップA1
8)。
【0124】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、記録紙7が1行の幅
d(=b)で改行される(ステップA19)。
【0125】すると、現在のkカウンタ値“3”に従っ
て、前記Y色+M色の重ね印刷Y1+M1が成された9
行目の印刷行がCインクの転写位置まで改行移動された
と判断され、該kカウンタ値が“1”にリセットされた
後(ステップA20→A21)、前記cカウンタ値
“9”に従って前記印刷データメモリから9行目のC印
刷データが読み出され、印字ヘッド3の記録紙7上の幅
方向への13回目の移動走査に伴ない、前記9行目のC
印刷データに応じてC用印字ヘッド3cが発熱駆動さ
れ、多色インクリボンRのCインクを使用した9行目の
C色印刷C9が該9行目のY色+M色印刷済み部分(Y
9+M9)に重ねて行なわれる(ステップA22)。
【0126】この時点で、前記9行目のY,M,Cの各
印刷データの重ね印刷が終了され、該9行目までのカラ
ー印刷画像が完成する。
【0127】すると、cカウンタメモリにおけるC印刷
対象行数が最終行pである“10”にカウントアップさ
れると共に、kカウンタメモリにおける改行数が“2”
にカウントアップされる(ステップA23)。
【0128】そして、用紙フィードモータ22によりプ
ラテンローラ1が回転駆動されて、記録紙7が1行の幅
d(=b)で改行される(ステップA24)。
【0129】この際、前記記録紙7のY色+C色印刷Y
10+M10が成された最終行pである10行目の印刷
行は、印字ヘッド3における中段のM用印字ヘッド部3
mによるMインクの転写範囲と上段のC用印字ヘッド部
3cによるCインクの転写範囲とに挟まれた中央に位置
する状態となる。
【0130】ここで、前記kカウンタメモリにセットさ
れている改行数が“2”を越えたか否か、つまり、前記
記録紙7のY色+M色印刷が成された10行目の印刷行
がC用印字ヘッド部3cに対応するCインクの転写位置
まで改行移動されたか否か判断される(ステップA2
5)。
【0131】この場合、現在のkカウンタ値は“2”で
あり、前記Y色+M色印刷が成された10行目の印刷行
はCインクの転写位置まで改行移動されてないと判断さ
れ、前記cカウンタ値“10”に従って前記印刷データ
メモリから10行目のC印刷データが読み出され、印字
ヘッド3の記録紙7上の幅方向への14回目の移動走査
に伴ない、前記10行目のC印刷データに応じてC用印
字ヘッド3cが発熱駆動され、多色インクリボンRのC
インクを使用した10行目のC色印刷C10が該10行
目のY色+M色印刷済み部分(Y10+M10)に重ね
て行なわれる(ステップA25→A22)。
【0132】この時点で、前記10行目のY,M,Cの
各印刷データの重ね印刷が終了され、該印刷データの最
終行pである10行目までの全カラー印刷画像が完成す
る。
【0133】すると、cカウンタメモリにおけるC印刷
対象行数が“11”にカウントアップされると共に、k
カウンタメモリにおける改行数が“3”にカウントアッ
プされ、用紙フィードモータ22によりプラテンローラ
1が回転駆動されて、記録紙7が1行の幅d(=b)で
改行された後(ステップA23,A24)、現在のkカ
ウンタ値“3”に従って、前記10行目までのカラー印
刷が成されたと判断され、用紙フィードモータ22によ
りプラテンローラ1が連続的に回転駆動されて印刷済み
の記録紙7が排紙され、前記一連の印刷処理は終了され
る(ステップA25→A26,END)。
【0134】第2実施形態の印刷装置は、Y,M,Cの
各インク層をそれぞれ1印刷行の幅dより大きな幅aで
かつその行幅dの2倍のピッチ2dで幅方向に並設した
多色インクリボンRと、この多色インクリボンRを長手
方向にリボン送りするインクリボン巻取軸6を含むリボ
ン送り機構と、前記多色インクリボンRの幅方向のY,
M,Cの各インク層に対応してそれぞれ前記1印刷行の
幅dに等しい幅bで3つに区分制御されるY用印字ヘッ
ド部3y,M用印字ヘッド部3m,C用印字ヘッド部3
cを有する印字ヘッド3とを備え、印字ヘッド3の記録
紙7の幅方向への移動走査に応じてリボン送り機構によ
って多色インクリボンRを長手方向に送るとともに、印
字ヘッド3のY用印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド部
3m,C用印字ヘッド部3cに印刷データメモリから順
次読み出す2印刷行ずつずれたY,M,C各色の印刷デ
ータを並行して供給して同時に熱転写し、印字ヘッド3
の2回の移動走査に対応させて、記録紙7を前記1印刷
行の幅dに等しい多色インクリボンRの各インク層間の
1/2ピッチの距離で改行させように構成したものであ
る。
【0135】従って、第2実施形態の印刷装置によれ
ば、印刷画像の大小に係わらず多色インクリボンの各イ
ンク領域をリボンの長手方向に沿って無駄なく連続的に
使用することができ、また1印刷行の長さを任意の長さ
で印刷することができる。
【0136】また、複数色の印刷情報が夫々供給される
印字ヘッド3のY用印字ヘッド部3y,M用印字ヘッド
部3m,C用印字ヘッド部3cには、常に多色インクリ
ボンRの対応する色のインクが位置しているので、従来
のY、M、Cのインクがリボンの長手方向に同一周期で
設けられた多色インクリボンを使用する場合に行われる
インクの頭出し処理が不要になる。
【0137】しかも、この第2実施形態の印刷装置で
は、前述したように、多色インクリボンRにおいて所定
のピッチでリボンの幅方向に並設されるY,M,Cの各
色のインク層の幅aを、1印刷行の幅d、すなわち間隔
fを設けてY,M,Cの各色のインク層のピッチと同一
のピッチとした印字ヘッド部3のY用印字ヘッド部3
y,M用印字ヘッド部3m,C用印字ヘッド部3cの幅
bより大きくしたので、Y,M,C各色の印刷データの
並行印刷時において多色インクリボンRの送りに多少の
蛇行があっても各印字ヘッド部3y、3m、3cは、多
色インクリボンRのY,M,Cの各色のインク層から外
れることがなく、リボンの蛇行による印刷不良を防止で
きる。
【0138】なお、前記第2実施形態では、多色インク
リボンRにおけるY,M,Cの各色のインク層は各1色
の幅aを1印刷行の幅dより大きくすると共に、さら
に、その幅方向に一定の間隔fをおいて隣接するよう並
設したが、各インク層の幅aが1印刷行の幅dよりも大
きければ、隣接する各インク層同士は密着して並設する
構成としてもよい。この場合でも、前記第2実施形態同
様に、隣接するインクの色の混じり込みによる印刷不良
を防止できることは勿論である。
【0139】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
印刷装置によれば、印刷行に略等しい幅で複数色のイン
クがリボンの幅方向に並設された多色インクリボンを長
手方向にリボン送りするとともに、リボンの幅に対応し
て配置され移動走査される印字ヘッドに1印刷行ずつず
れた複数色の印刷情報を並行して供給して各色インクで
複数印刷行の熱転写を同時に行い、これを印刷行の幅相
当分の改行紙送り毎に繰り返して重ね転写するので、印
刷画像の大小に係わらず多色インクリボンの各インク領
域をリボンの長手方向に沿って連続的に使用することが
でき、多色インクリボンの無駄な消費をなくすることが
できる。
【0140】また、請求項1の印刷装置によれば、多色
インクリボンには複数色のインクがリボンの幅方向に並
設されることで、複数色のインクはリボンの長手方向に
連続して設けられることになり、このリボンが印字ヘッ
ドの移動走査に応じて長手方向に送られて印字ヘッドに
供給されるので、1印刷行の長さを任意の長さで印刷す
ることができ、大きなサイズの画像も印刷できる。
【0141】さらに、請求項1の印刷装置によれば、複
数色の印刷情報が夫々供給される印字ヘッドの発熱体に
は、常に多色インクリボンの対応する色のインクが位置
しているので、従来の多色インクリボンのようなリボン
を空送りして印字ヘッドに所定のインクを位置合わせす
る頭出しの処理を必要とせず、この頭出しの処理のため
の回路手段や制御をなくすることができ、印刷時間も短
くすることができる。
【0142】また、本発明の請求項2に係る印刷装置に
よれば、印刷行の幅より大で印刷行のn倍のピッチで複
数色のインクがリボンの幅方向に並設された多色インク
リボンを長手方向にリボン送りするとともに、リボンの
幅に対応して配置され移動走査される印字ヘッドにn印
刷行ずつずれた複数色の印刷情報を並行して供給して各
色インクで複数印刷行の熱転写を同時に行い、これを印
刷行の幅相当分の改行紙送り毎に繰り返して重ね転写す
るので、請求項1の印刷装置と同様に、印刷画像の大小
に係わらず多色インクリボンの各インク領域をリボンの
長手方向に沿って無駄なく連続的に使用することがで
き、また1印刷行の長さが任意の長さでも印刷すること
ができ、またインクの頭出しの処理を必要としない。
【0143】また、請求項2に係る印刷装置によれば、
複数色の印刷情報を印刷する印字ヘッドの夫々の発熱体
の幅が印刷行の幅に対応するとともに、多色インクリボ
ンの複数色のインクが前記夫々の発熱体の位置に対応
し、かつ印刷行の幅をより大きな幅であるので、リボン
送りが蛇行してリボンが印字ヘッドの幅方向に変動して
も、多色インクリボンの各色インク領域はそのインクの
色に対応する印字ヘッドの発熱体領域をカバーすること
ができ、印刷不良の発生を防止できる。
【0144】また、請求項3及び4に係る印刷装置によ
れば、請求項2に係る印刷装置と同様な効果が得られる
と共に、請求項3の印刷装置では、多色インクリボンの
複数色のインクが間隔をおいてリボンの幅方向に並設さ
れるので、間隔の分だけインクを節約した多色インクリ
ボンを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る印刷装置の印字機構の
主要部を示す構造説明図。
【図2】前記印刷装置のカセットに収納される第1実施
形態の多色インクリボン及び印字ヘッドの関係を示す
図。
【図3】前記印刷装置の電子回路の構成を示すブロック
図。
【図4】前記印刷装置にて行なわれる第1実施形態の印
刷処理を示すフローチャート。
【図5】前記印刷装置の第1実施形態の印刷処理に伴な
う記録紙に対するカラー印刷状態を示す図。
【図6】前記印刷装置のカセットに収納される第2実施
形態の多色インクリボン及び印字ヘッドの関係を示す
図。
【図7】前記印刷装置にて行なわれる第2実施形態の印
刷処理を示すフローチャート。
【図8】前記印刷装置の第2実施形態の印刷処理に伴な
う記録紙に対するカラー印刷状態を示す図。
【符号の説明】 1 …プラテンローラ、 2 …キャリッジ、 3 …印字ヘッド(サーマルヘッド)、 3y…Y用印字ヘッド部、 3m…M用印字ヘッド部、 3c…C用印字ヘッド部、 4 …多色インクリボンのカセット、 5 …ガイドレール、 6 …多色インクリボンの巻取軸、 7 …記録紙、 8c…キャリッジ移動用の歯付ベルト、 10 …制御部、 11 …キー入力部、 11a…印刷キー、 11b…文字キー、 11c…画像キー、 11d…中止キー、 12 …ROM、 13 …RAM、 14 …表示部、 15 …プリンタ制御部、 16 …ヘッドドライバ、 17〜19…モータドライバ、 20 …リボン巻取軸及びヘッド駆動用モータ、 21 …キャリッジ移動用モータ、 22 …用紙フィードモータ、 24 …入出力部(I/O)、 R …多色インクリボン、 a …1インク層の幅、 b …1インク印刷用ヘッド部の幅、 d …1印刷行の幅。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の印刷範囲上で各印刷行に複数色
    のインクによる印刷を順に重複させてカラー印刷を行な
    う印刷装置であって、 複数色のインクが前記印刷行に略等しい幅でリボンの幅
    方向に並設された多色インクリボンと、 この多色インクリボンを長手方向に送るリボン送り手段
    と、 前記多色インクリボンの幅に対応して複数の発熱体が配
    列され、記録紙の幅方向に移動走査して長手方向にリボ
    ン送りされる前記多色インクリボンの複数色のインクを
    記録紙に熱転写する印字ヘッドと、 この印字ヘッドが記録紙の幅方向に移動走査する毎に、
    記録紙を幅方向と直交する長さ方向に前記印刷行の幅に
    相当する距離だけ改行紙送りする紙送り手段と、 複数印刷行からなる複数色の印刷情報をそれぞれ記憶す
    る記憶手段と、 前記印字ヘッドによる記録紙の幅方向への移動走査に対
    応して、前記印字ヘッドに対して前記記憶手段に記憶さ
    れた複数色の印刷情報を順に1印刷行ずつ遅らせて供給
    を開始すると共に、印刷行数が連続する前記複数色の各
    印刷情報を順次前記印字ヘッドに配列された前記多色イ
    ンクリボンの複数色のインクの位置に対応する複数の発
    熱体に並行して供給する供給手段と、を備えることを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 記録紙の印刷範囲上で各印刷行に複数色
    のインクによる印刷を順に重複させてカラー印刷を行な
    う印刷装置であって、 複数色のインク層が前記印刷行の幅より大きな幅で、か
    つ前記印刷行の幅の約n倍(nは2以上の整数)のピッ
    チでリボンの幅方向に並設された多色インクリボンと、 この多色インクリボンを長手方向に送るリボン送り手段
    と、 前記多色インクリボンの幅方向に対応して複数の発熱体
    が配列され、記録紙の幅方向に移動走査して長手方向に
    リボン送りされる前記多色インクリボンの複数色のイン
    クを記録紙に熱転写する印字ヘッドと、 前記印字ヘッドが記録紙の幅方向に移動走査する毎に、
    記録紙を幅方向と直交する長さ方向に前記印刷行の幅に
    相当する距離だけ改行紙送りする紙送り手段と、 複数印刷行からなる複数色の印刷情報をそれぞれ記憶す
    る記憶手段と、 前記印字ヘッドによる記録紙の幅方向へのn回の移動走
    査に対応して、前記印字ヘッドに対して前記記憶手段に
    記憶された複数色の印刷情報を順にn印刷行ずつ遅らせ
    て供給を開始すると共に、印刷行数がnずつ異なる前記
    複数色の各印刷情報を順次前記印字ヘッドに配列された
    前記多色インクリボンの複数色のインクの位置に対応
    し、かつ前記印刷行の幅に対応する複数の発熱体に並行
    して供給する供給手段と、を備えることを特徴とする印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記多色インクリボンの複数色のインク
    は間隔をおいてリボンの幅方向に並設されることを特徴
    とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記多色インクリボンの複数色のインク
    は互いに密着してリボンの幅方向に並設されることを特
    徴とする請求項2に記載の印刷装置。
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