JPH10278353A - 連結型カラープリンタ - Google Patents

連結型カラープリンタ

Info

Publication number
JPH10278353A
JPH10278353A JP9227197A JP9227197A JPH10278353A JP H10278353 A JPH10278353 A JP H10278353A JP 9227197 A JP9227197 A JP 9227197A JP 9227197 A JP9227197 A JP 9227197A JP H10278353 A JPH10278353 A JP H10278353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
print
colors
receiving sheet
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9227197A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Sawano
充 沢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP9227197A priority Critical patent/JPH10278353A/ja
Publication of JPH10278353A publication Critical patent/JPH10278353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】総プリント色数をプリントするのに要する時間
を短縮でき、1画面の大きさが大きい、総プリント色数
を自由に変えられる、色モワレの少ない良画質のカラー
画像をプリントできるカラープリンタを提供する。 【解決手段】カラープリンタで1色1画面ずつ総プリン
ト色数だけ順次プリントして受像シートにカラー画像を
形成する場合における該総プリント色数を、受像シート
送り方向に連結された複数台のプリントユニットで分担
させるようにし、その際、複数台のプリントユニットを
主走査方向にドット間隔以下の距離で互いにずらすよう
に配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラープリンタに関
するもので、特に1ラインを一斉にプリントするライン
方式のプリントユニットで1色1画面ずつ順次プリント
し、最終的に総プリント色数を受像シートの上にカラー
画像形成するカラープリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】ライン方式のプリントユニットによっ
て、1色1画面ずつ総プリント色数だけ順次繰り返して
プリントするカラープリンタはライン間の重なりのない
奇麗な画質で受像シートにカラー画像を形成する装置と
して広く利用されている。
【0003】従来のカラープリンタの構成についてサー
マル方式のプリンタを例として図4から図6に基づいて
説明する。
【0004】図4には従来のカラープリンタの全体が側
面図として示されている。1は給紙ユニットであり、カ
ラー画像を形成するための受像シート2をピンチローラ
3で送りながらプリントユニットに供給するユニットで
あり、4は総プリント色数4のプリントユニットであ
り、これには熱転写リボン5、サーマルヘッド6、プラ
テン7等のプリント機構が配備され、給紙ユニット1か
ら供給され2つのピンチローラ3で送られる受像シート
2にブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)の4色を順次プリントしカラー画像を形
成する4色プリントユニットである。
【0005】8は排出ユニットであり、これはプリント
ユニット4から画像が形成された受像シート2を排出
し、所定の長さにカッター9で切断し、切断された受像
シート2を重ね合わせて貯めて置くユニットである。
【0006】以上の給紙ユニット1、4色プリントユニ
ット4、排出ユニット8の各ユニットを、受像シート2
のピンチローラ3による送り方向に互いに連結して配備
し、給紙ユニット1から供給される受像シート2にプリ
ントユニット4でカラー画像を形成し、排出ユニット8
にカラー画像が形成された受像シート2を排出し切断し
て貯めて置く作業が、連続的にできるようにする。
【0007】次にプリントユニット3の構成の詳細につ
いて図5の部分斜視図に基づいて説明する。サーマルヘ
ッド6は、受像シート2の送り方向すなわち副走査方向
の長さが80μm、受像シートの送り方向に対して直角
方向の主走査方向の幅が70μm程度の大きさのヒータ
が主走査方向に多数個ライン状に並べられ1ラインを一
斉にプリントできるようになっている。サーマルヘッド
6に対向してプラテン7が設けられていて、サーマルヘ
ッド6とプラテン7との間に4色ダンダラ熱転写リボン
5がガイドローラ28によって、受像シート2がピンチ
ローラ3によって送られてきて、互いに重ね合わされて
副走査方向に送られ、この時にサーマルヘッド6の各ヒ
ータが駆動パルスによって駆動されて発熱し、4色ダン
ダラ熱転写リボン5に塗られている熱転写インクを受像
シート2に1ライン一斉に熱転写によってプリントす
る。
【0008】4色ダンダラ熱転写リボン5は、図6の平
面図に示すように、ブラック(K)、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)の4色が等しい色長さで
塗り分けられた4色のダンダラ状のリボンのことであ
る。
【0009】受像シート2にカラー画像を形成するに
は、先ず受像シート2と4色ダンダラ熱転写リボン5と
を初期位置にセットした後順方向に送りながらK色のイ
ンクを色長さ分、すなわち1画面分だけ熱転写によって
プリントし、次いでK色のインクが既にプリントされた
受像シートを逆送りして初期位置に戻し、同時に4色ダ
ンダラ熱転写リボン5を順送りして次にプリントするY
色のインク部を初期位置にセットし、Kの場合と同様に
してY色のインクを1画面分だけ熱転写によってプリン
トし、その後も同様にしてM及びCのインクを1画面分
だけ熱転写によって次々とプリントする。
【0010】このようにK、Y、M、Cの4色の熱転写
インクを1色1画面分ずつ順次熱転写によってプリント
し重ね合わせて行くと、受像シート2には、K、Y、
M、Cの4色の熱転写インクによる混合色のカラー画像
を形成できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな構成の従来のカラープリンタには、1画面の長さが
長くできない、総プリント色数を自由に変えることが困
難で、プリント速度が遅い、主走査方向の色の重なりの
ずれによってカラー画像の品質が落ちるといったような
解決しなければならない課題がある。
【0012】従来のカラープリンタでは1画面の長さが
長くできないという理由はつぎのことによる。4色ダン
ダラリボンは、通常、グラビア印刷機によって印刷され
るが、印刷ドラムの円周長さを印刷周期の長さとし、こ
の印刷周期の長さを総色数で等分することになる。そう
して、グラビア印刷機は、設備上から印刷ドラムをそれ
ほど大きくできないので、現状は円周の長さが220c
m程度の印刷ドラムが限度であり、したがって図6に示
すように印刷周期は220cmとなり、4色ダンダラの
リボンだと220cm/4色で、1色の長さは55cm
となるからである。したがって、総プリント色数4のカ
ラープリントを従来のように4色カラープリント1台で
行なう時には1画面の長さは55cmが限度となる。
【0013】総プリント色数を変えるのが困難という理
由はつぎのことによる。従来のものは、多色カラープリ
ント1台で多色を面順次方式でプリントするように構成
されているので、その多色よりも多い総プリント色数の
増やすことは構造上困難であり、また、総プリント色数
を減らすことは、前記多色ダンダラリボンのうち使用し
ない色が使用済みリールに巻き取られていくことにな
り、省資源・省エネルギ上無駄なことだからである。
【0014】プリント速度が遅いという理由はつぎのこ
とによる。1色1画面ずつ順次プリントするには、前記
したように一旦プリントした受像シートを逆送りして再
び初期位置に戻さないと次の色をプリントできないの
で、総プリント数4では受像シートを4往復させること
になり、1色プリントに要する印刷時間の4倍必要とな
るからである。
【0015】主走査方向の色の重なりのずれによってカ
ラー画像の品質が落ちるという理由はつぎのことによ
る。たとえば、4色ダンダラリボンで4色カラープリン
トを行なう場合、まず第1色目を画面プリントし、次に
このプリントした受像シートを逆送りして再び初期位置
に戻して第2色目を画面プリントし、再度、このプリン
トした受像シートを逆送りして再び初期位置に戻して第
3色目を画面プリントし、このプリントした受像シート
を逆送りして再び初期位置に戻して最後の第4色目を画
面プリントしてでき上がりであるが、この場合、4色が
所定の位置に確実に印刷される必要があるが、4色のう
ち1色でも少しズレると、縞模様が目立ついわゆる色モ
アレが発生するからである。
【0016】このような色の重なりのずれの問題に対し
て、受像シートの送り方向すなわち副走査方向の色の重
なりのずれはVRスクリーンによって発生を防げるよう
になっているが、ライン方向、すなわち主走査方向の色
の重なりのずれについては発生を防ぐための有効な対策
がこれまでなく、主走査方向の色の重なりのズレにとも
なって色モアレが発生してカラー画像の品質がどうして
も落ちてしまった。
【0017】
【課題を解決するための手段】先ず第1から3の課題を
解決するため、本発明によれば、請求項1に示すような
構成とした。すなわち、カラープリンタで1色1画面ず
つ総プリント色数だけ順次プリントしカラー画像を受像
シートに形成する場合の総プリント色数を複数台のプリ
ントユニットで分担させ、該複数台のプリントユニット
を受像シート送り方向に連結して構成し、該複数台のプ
リントユニットで1色1画面ずつ順次プリントし、最終
的に前記総プリント色数だけカラー画像を受像シートに
形成するものである。これによって、1プリントユニッ
ト担当の色数は従来装置の色数よりも少なくなり、1プ
リントユニットに使用されるダンダラリボンの色数が減
るので、1色あたりのダンダラリボンのサイズが大きく
できる。よって1画面の長さの長いプリントをして第1
の課題を解決する。また少ない任意の色数のユニットを
任意の数だけ連結し総プリント色数を任意の色数まで増
減できるようにして第2の課題を解決し、さらに複数台
のプリントユニットが同時にプリントするので総プリン
ト色数のプリントに要する時間を短縮でき、第3の課題
を解決した。
【0018】また請求項2に示すように、総プリント色
数4を2色プリントユニット2台で分担させ、該プリン
トユニット2台を受像シート送り方向に互いに連結して
構成し、1台目の2色プリントユニットで1色1画面ず
つ2色を順次プリントした後、2台目の2色プリントユ
ニットで1色1画面ずつ2色を順次プリントし、最終的
に受像シートに総プリント色数4のカラー画像を形成す
るようにしている。このようにして、2色ダンダラリボ
ンを用いた2色プリントユニット2台で常時同時にプリ
ントしてゆくことができるので、1画面の長さを従来の
4色ダンダラリボンを用いた4色プリントユニットと比
べて2倍にすることができるようになった。さらに、総
プリント色数のプリントに要する時間を従来の4色ダン
ダラリボンを用いた4色プリントユニットと比べて定常
状態では半分にできる。
【0019】次に第4の課題を解決するため請求項3に
示すような構成としたことにより、4色が元々主走査方
向にドット間隔以下の距離で互いにずらして印刷される
ことになるので、主走査方向の色ズレが発生しても色モ
アレが目立たなくなり、第4の課題を解決した。
【0020】さらに、受像シート送り方向に互いに連結
した複数台のプリントユニットで構成したプリントユニ
ットの最後列に連結したプリントユニットに、受像シー
ト送り機構と、本紙給紙機構と、熱転写機構とを配備し
た本紙転写ユニットを受像シート送り方向で連結し、各
プリントユニットで1色1画面ずつ順次プリントし、最
終的に総プリント色数をプリントし受像シートに形成し
たカラー画像を本紙転写ユニットで本紙に連続的に熱転
写することによって、請求項1から3に示さた発明の利
点をを本紙熱転写方式にも応用できるようにした。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
実施例を示す図1から図3の側面図に基づいて説明す
る。なお、先に説明した従来例と同一の構成要素には同
一の符号を付してある。第1図に示すのは、総プリント
色数4を2色の2つに分割した請求項2の構成に相当す
る第1の実施の形態である。
【0022】1は従来例と同様の給紙ユニットであり、
カラー画像を形成するための受像シート2をピンチロー
ラ3で送りながらプリントユニットに供給するユニット
であり、10がプリントユニットであり、ブラック
(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の総プリント色数4を2色の2つに分割し、ブラ
ック(K)とシアン(C)の2色だけをプリントする2
色(K,C)ユニット11と、マゼンタ(M)とイエロ
ー(Y)の2色だけをプリントする2色(M.Y)ユニ
ット12とを互いに受像シート2の送り方向に連結した
構成としている。
【0023】13及び14は2色ダンダラ熱転写リボン
で、2色(K,C)ユニット11に配備する2色ダンダ
ラ熱転写リボン13にはK及びCの熱転写インクがダン
ダラに塗り分けられ、2色(M.Y)ユニット12に配
備する2色ダンダラ熱転写リボン14にはM及びYの熱
転写インクがダンダラに塗り分けられている。
【0024】2色の(K,C)ユニット11と(M.
Y)ユニット12とは、前記したように配備する2色ダ
ンダラ熱転写リボン13及び14の色合いが異なるだけ
で他は全く同一の構成で、従来例と同様のサーマルヘッ
ド6とプラテン7から成る熱転写プリント機構と、ピン
チローラ3の受像シート2の紙送り機構とが配備され、
さらに受像シート2の主走査方向位置の微調整機構とし
て左右位置調整ローラ15も配備されている。
【0025】以上のプリントユニット10では、給紙ユ
ニット1から供給される受像シート2に先ず2色(K,
C)ユニット11でKとCとの2色を従来と同様の面順
次方式でプリントし、次いでKとCとが既にプリントさ
れた受像シート2に2色(M.Y)ユニット12でMと
Cとの2色を従来と同様の面順次方式でプリントし、受
像シート2に4色を面順次方式でプリントし4色の混合
色のカラー画像を形成する。
【0026】以上のプリントユニット10でのプリント
においては、前記したように2色ダンダラ熱転写リボン
13及び14が利用され、2色ダンダラ熱転写リボンの
色長さは、印刷周期の長さを2色だけでダンダラに塗り
分けているので4色ダンダラリボンの2倍であり、1画
面の長さは従来が55cm程度であったの対して2倍の
110cm程度となる。
【0027】また2色(K,C)ユニット11と(M.
Y)ユニット12とで2色が同時にプリントされるの
で、プリント速度も従来の1ユニットで4色を順次プリ
ントするのに比べて2倍となる。この2色ユニットを2
つ連結したプリントユニット10は、それほど大きさは
大きくなく、しかも1画面の大きさがかなり大きな画像
をかなりの速さで形成でき、非常にバランスが良い。ま
た各色のプリントをする時の受像シート2の初期位置を
合わせるために、プリントの先頭にマークを入れ、この
マークを光学センサで読み取って同期を取るようにして
いるのでレジストレーションも良く、長さ方向にずれた
場合はサーマルヘッド6にエネルギーを印加するタイミ
ングを調整し、幅方向にずれた場合は左右位置調整ロー
ラ15で調整する。8は従来例と同様の排出ユニットで
あり、プリントユニット10から画像が形成された受像
シート2を排出し、カッター9で切断した受像シート2
を重ね合わせて貯めて置くユニットとである。以上の給
紙ユニット1、2色ユニット11及び12を互いに連結
した4色プリントユニット10及び排出ユニット8の各
ユニットを、受像シート2の送り方向に互いに連結して
配備し、給紙ユニット1から供給される受像シート2に
プリントユニット10で1画面の大きなカラー画像を速
い速度でプリントし、排出ユニット8に排出し切断し貯
めて置く作業を連続的にできるようにする
【0028】第2図に示すのは、総プリント色数4を1
色プリントユニット4台で分担し、しかも1色プリント
ユニットを4つ主走査方向に20μmずつ互いにずらし
ながら受像シート2の送り方向に連結した請求項3の構
成に相当する第2の実施例である。図2おいて、16が
プリントユニットであり、プリントユニット16以外の
構成は第1実施例の図1と全く同一の構成であるので説
明を省略する。プリントユニット16は、K、C、M、
Yの総プリント色数4を1色の4つに分割し、Kだけを
プリントする1色(K)ユニット17、Cだけをプリン
トする1色(C)ユニット18、Mだけをプリントする
1色(M)ユニット19、Yだけをプリントする1色
(Y)ユニット20の4つのユニットを、主走査方向に
20μmずつ互いにずらしながら受像シート2の送り方
向に連結した構成としている。
【0029】以上のプリントユニット16を構成する1
色の(K)ユニット17、(C)ユニット18、(M)
ユニット19、(Y)ユニット20には、K、C、M、
Yだけの熱転写インクが塗られた1色熱転写リボン2
1、22、23、24が各々配備されている。プリント
ユニット16では、給紙ユニット1から供給される受像
シート2に先ず1色(K)ユニット17でKの1色1画
面だけをプリントし、次に1色(C)ユニット18で既
にKがプリントされた受像シート2にCの1色1画面だ
けをプリントし、次に1色(M)ユニット19でKとC
とが既にプリントされた受像シート2にMの1色1画面
だけをプリントし、最後に1色(Y)ユニット20で
K、C、Mが既にプリントされている受像シート2にY
の1色1画面だけをプリントし、受像シート2に4色を
面順次方式でプリントし4色の混合色のカラー画像を形
成する。
【0030】以上のようにしプリントユニット16でプ
リントする時に、前記したように1色の(K)、
(C)、(M)、(Y)の各ユニット17、18、1
9、20は互いに20μm主走査方向にずらしてあるの
で、K、C、M、Yの4色は互いに主走査方向に20μ
mだけずらしながら1画面ずつ順次プリントされてい
る。このように各色を主走査方向にドット間隔以下の距
離だけずらしながらプリントし色の重なりを減らすと元
々各色を主走査方向にドット間隔以下の距離だけずれて
いるためそこに万が一色ズレが発生してもほとんど目立
たなくなり、主走査方向の実質的な色の見えの変化すな
わち色モアレの発生が減ることとなる。このドット間隔
以下の距離だけずらす手法は図2の1色プリントユニッ
ト4台のケースに限られるものではなく、2色プリント
ユニット2台のケースであっても他の組み合わせのケー
スであっても採用すれば色モアレ対策の効果が上がる。
【0031】またプリントユニット16では総プリント
色数の4色が4つのプリントユニットで同時にプリント
されるので、プリント速度は従来の4倍になり、熱転写
リボン21、22、23及び24には1色のインクしか
塗られていなく色長さは無限なので、1画面の長さは任
意の長さにでき、さらに位置合わせのためにリボンの先
端を検出する必要がなく制御が容易になる。さらに、4
つの1色ユニット17、1819及び20を連結して構
成したプリントユニット16は、1色リボン4本と4本
のサーマルヘッドとを1つのユニットにまとめて配備し
て構成したプリントユニットと比べて、大きさは小さ
く、各色の色合わせをきちんと重なるようにしないで済
むので精度も低くて良く、安価に作れる。
【0032】第3図に示すのは、2つの2色ユニットを
受像シート送り方向に連結し4色をプリントする第1実
施例のプリントユニット10の後側に連結した2色
(M.Y)ユニット12に本紙転写ユニット25を直結
した、請求項4に相当する第3の実施例である。本紙転
写ユニット25には、受像シート2の送り機構並びに本
紙26の給紙機構としての複数のピンチローラ3と、熱
転写機構としての2本のヒートローラ27が配備してあ
る。プリントユニット10では、受像シート2に、第1
実施例と同様に2つの2色ユニット11及び12でK,
C、M、Yの4色の熱転写インクの混合色のカラー画像
を形成する。本紙転写ユニット25では、カラー画像を
形成した受像シート2と本紙26とが重ね合わされて2
本のヒートローラ27の間を通過し、この時に受像シー
ト2に形成されていたカラー画像が本紙26に熱転写さ
れ、カラー画像を熱転写した本紙26だけが排出ユニッ
ト8に排出され、カッター9で切断して重ね合わせて貯
められる。本紙転写ユニットのヒートローラ27は上下
可動になっており、転写動作時以外は、受像シートと接
触しないようにしてある。
【0033】このようにプリントユニット10で従来の
2倍という速いプリント速度で1画面が従来の2倍の大
きさのカラー画像を形成すると、プリントユニット10
に本紙転写ユニット25を直結し、受像シート2に形成
されたカラー画像を本紙26に高速で連続的に熱転写で
きるようになる。
【0034】以上本発明の構成についてサーマルヘッド
と熱転写リボンとを利用するサーマル式プリンタを例と
して説明して来たが、サーマル式でもヘッドとしてレー
ザヘッドを利用したり、受像シートとして感熱シートを
利用したプリンタや、サーマル式以外の電子写真式やイ
ンクジエット式のプリンタにも、本発明は容易に適用で
きる。
【0035】また総プリント色数を分割するに当たり必
ずしも等分する必要はなく、実施例としては示さないが
必要に応じては、総プリント色数を3色とし、この3色
を1色と2色に分割し、1色ユニットと2色ユニットと
の2つのユニットを連結してプリントユニットを構成し
ても良い。
【0036】
【実施例】本発明のカラープリントの実施例は次の通り
である。 サーマルヘッド 主走査方向解像度300dpi、 ヒータサイズ 主走査方向70μm、副走査方向80μm ヘッド抵抗値 3500Ω 電圧 18V 副走査速度 12.1mm/s 受像シート 富士写真フイルム製デジタルカラープルーファー FirstProof用レシーバーシートA3Wと同一材料 をロール形態に加工したもの。 熱転写リボン 富士写真フイルム製デジタルカラープルーファー FirstProof用プルーフリボンJと同一材料を各実 施形態に対応した色数に加工したもの。 スクリーニング VRスクリーン。 ストローブ(パルス幅) 各ドット毎0.5〜2.9〜4.6msec (色、階調による)
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のような構成のものであ
り、プリント速度が速く、1画面の大さが大きく、総プ
リント色数を任意の数に自由に変えられ、副走査方向だ
けでなく、主走査方向の色ズレにともなう色モアレも発
生しないので画質の良いカラー画像を受像シートに形成
でき、さらに形成したカラー画像を連続的に本紙に転写
できたりし、しかも装置をそれほど大きくならないで安
価に作れ、速度、コスト、大きさのバランスがとれ、し
かもフレキシビリティに富んだ連結型カラープリンタを
提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態側面図、
【図2】 第2実施形態側面図、
【図3】 第3実施形態側面図、
【図4】 従来形態側面図、
【図5】 従来形態部分斜視図、
【図6】 4色ダンダラ熱転写リボン平面図。
【符号の説明】
1:給紙ユニット 2:受像シート 3:ピンチローラ 4:プリントユニット 5:熱転写リボン 6:サーマルヘッド 7:プラテン 8:排出ユニット 9:カッター 10:プリントユニット 11:2色(K,C)ユニット 12:2色(M,Y)ユニット 13:2色(K,C)熱転写リボン 14:2色(M,Y)熱転写リボン 15:左右位置調整ローラ 16:プリントユニット 17:1色(K)ユニット 18:1色(C)ユニット 19:1色(M)ユニット 20:1色(Y)ユニット 21:1色(K)熱転写リボン 22:1色(C)熱転写リボン 23:1色(M)熱転写リボン 24:1色(Y)熱転写リボン 25:本紙転写ユニット 26:本紙 27:ヒートローラ 28:ガイドローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラープリンタで1色1画面ずつ総プリ
    ント色数だけ順次プリントして受像シートにカラー画像
    を形成する場合における該総プリント色数を、受像シー
    ト送り方向に連結された複数台のプリントユニットで分
    担させることを特徴とする連結型カラープリンタ。
  2. 【請求項2】 前記連結型カラープリンタにおいて、 総プリント色数4を、受像シート送り方向に連結された
    2台の2色プリントユニットで分担させ、1台目の2色
    プリントユニットで1色1画面ずつ2色を順次プリント
    した後、2台目の2色プリントユニットで1色1画面ず
    つ2色を順次プリントし、最終的に受像シートに総プリ
    ント色数4のカラー画像を形成する請求項1記載の連結
    型カラープリンタ。
  3. 【請求項3】 前記連結型カラープリンタにおいて、 総プリント色数を、受像シート送り方向に連結された該
    総プリント色数と同数台の1色プリントユニットで分担
    させ、その際、各1色プリントユニットを主走査方向に
    ドット間隔以下の距離で互いにずらして受像シート送り
    方向に連結して構成し、これによって色の重なりを主走
    査方向にずらし距離分だけずらしながら1色1画面ずつ
    総プリント色数を順次プリントし受像シートにカラー画
    像を形成することを特徴とする請求項1記載の連結型カ
    ラープリンタ。
  4. 【請求項4】 受像シート送り方向に互いに連結した複
    数台のプリントユニットで構成したプリントユニットの
    最後列に連結したプリントユニットに、受像シート送り
    機構と、本紙給紙機構と、熱転写機構とを配備した本紙
    転写ユニットを受像シート送り方向で連結し、各プリン
    トユニットで1色1画面ずつ順次プリントし、最終的に
    総プリント色数をプリントし受像シートに形成したカラ
    ー画像を本紙転写ユニットで本紙に連続的に熱転写する
    請求項1〜3のいずれか1項の記載の連結型カラープリ
    ンタ。
JP9227197A 1997-04-10 1997-04-10 連結型カラープリンタ Pending JPH10278353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227197A JPH10278353A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 連結型カラープリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227197A JPH10278353A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 連結型カラープリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10278353A true JPH10278353A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14049743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9227197A Pending JPH10278353A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 連結型カラープリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10278353A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361939A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Hitachi Koki Co Ltd 画像記録装置
JP2011110816A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp サーマル式プリンタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361939A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Hitachi Koki Co Ltd 画像記録装置
JP2011110816A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp サーマル式プリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5611629A (en) Multiple print head nonimpact printing apparatus
US4623900A (en) Image building apparatus
JPH0867038A (ja) ロール紙型記録装置
JPH10278353A (ja) 連結型カラープリンタ
JPH10250120A (ja) カラー印刷装置
JPH0373472B2 (ja)
JPS63154374A (ja) 画像形成装置
JP3447140B2 (ja) サーマルプリンタの印刷制御方法
JPS61112667A (ja) カラ−プリンタ
EP1127697B1 (en) Current supply control method for line thermal head
JP2752759B2 (ja) インクジェット記録方法およびそれを実施するインクジェット記録装置
JPS595091A (ja) 転写形カラ−プリンタ−
JPS5911278A (ja) カラ−サ−マルプリンタ
JPS5911261A (ja) 熱転写記録装置
EP1223040B1 (en) Thermal printer
JP3359767B2 (ja) 熱転写記録装置
JP2002240340A (ja) シリアルプリント方法及びシリアルプリンタ
JPS62207066A (ja) 熱転写プリンタの濃度調整方法
JP3352250B2 (ja) プリンタの印字方法
JPS6024970A (ja) 熱転写式カラ−プリンタ
JPH10309817A (ja) 熱転写プリンタ及びインクシート
JPH0631955A (ja) 熱転写記録装置
JPS59101385A (ja) 転写型感熱記録装置
JPH0222082A (ja) 感熱転写型プリンター
JPS6311385A (ja) 多色熱転写型プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20061124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070905