JP2005280302A - 蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 - Google Patents

蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 印画対象の画像の特徴に応じたサーマルヘッドの蓄熱補正処理を行う蓄熱補正装置を提供する。
【解決手段】 サーマルプリンタ1に画像データ3が入力されると、制御部9は画像データ3の輪郭部分と、輪郭以外の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理を行う。即ち、画像データ3を補正することで、サーマルプリンタ1のサーマルヘッドの蓄熱の影響を低減する。制御部9は、画像データ3に対して輪郭抽出処理、階調変換処理、隣接履歴補正処理を組み合わせて、最適な補正画像を作成して印画部11に送る。印画部11(サーマルヘッド)は、補正画像に応じてエネルギを印加し、印画を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーマルプリンタのサーマルヘッドに用いられ、蓄熱の影響による出力画質低下を補正する蓄熱補正装置、及び蓄熱補正装置を備える感熱記録装置に関するものである。
サーマルプリンタは、記録紙に重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッドで加熱し、インクリボンのインクを記録紙に熱転写して印画する装置である。インクリボンは、熱溶融性着色インキ層を有する熱転写シートであり、記録紙は紙やプラスチックシート等の受像シートである。
サーマルヘッドは、基板上に一列に形成される複数の発熱抵抗体から成る。サーマルプリンタは複数のインクリボンを備え、記録紙の同一位置に複数色のインクリボンのインクを重ねて転写することで、カラー印刷を行うことができる。例えば複数のインクリボンは回転式に設置され、熱転写を行うインクリボンをサーマルヘッドの位置に移動するようになっている。また、記録紙搬送装置は、記録紙を印画位置であるサーマルヘッドの位置に搬送し、記録紙の所定の印画範囲が印画される。
サーマルヘッドに画像データを入力すると、画像データに応じたエネルギがサーマルヘッドに印加され、記録紙に画像が出力される。しかしながら、サーマルヘッドを用いて出力を行う感熱記録装置では、印画が続くとサーマルヘッドの発熱抵抗体の温度が上昇し、蓄熱される熱の影響を受けて、例えば一定の画像データを入力したとしても徐々に印画記録濃度が上昇する。このため、出力画像の濃度が不均一になったり、画像の輪郭がぼやけたりすることがある。従って安定した画質の画像を得るためには、温度上昇に応じてサーマルヘッドへの印加エネルギを制御する必要がある。
従来、サーマルヘッドに温度検出素子を設け、サーマルヘッド全体の温度から印画パルス幅や通電電流を制御する感熱記録装置があった。また、サーマルヘッドの各発熱抵抗体ごとに過去の印画履歴を演算する回路を備え、画素単位で印画パルス幅や電流値を制御する感熱記録装置等が提案されている。
また、サーマルヘッドの温度補正を行う方法として、1つの画素に対して複数の周辺画素の蓄熱履歴を考慮に入れて画素補正演算を行い、画素補正演算が終了した1ラインごとに印画する方法がある(特許文献1)。
特開平5−169709号公報
しかしながら、温度検出素子でサーマルヘッドの温度を検出してサーマルヘッドへの印加エネルギを制御する感熱記録装置では、比較的低速に印画を行う場合には効果があっても、発熱抵抗体の温度が温度検出素子が取り付けられている基板の温度に反映されるまでに時間的な遅れがあるため、応答速度に限界があり、高速印画の感熱記録装置に対しては適さなかった。
また、各発熱抵抗体ごとに過去の印画履歴を演算し、画素単位で印画パルス幅や電流値を制御する感熱記録装置では、同一画素単体の熱履歴を考慮するのみであり、実際に影響を受ける周辺画素の熱履歴について考慮するものではなかった。
また、複数の周辺画素の蓄熱履歴を考慮に入れてサーマルヘッドの温度補正を行う場合では、例えば印画対象画像の輪郭部分(エッジ)の最適な蓄熱補正を行うと、輪郭部分以外の蓄熱補正が不十分で、エネルギ過多になり、インクリボン切れやシワの発生の原因となったり、サーマルヘッドの寿命を縮める原因となっていた。また、輪郭部分以外の部分に最適な蓄熱補正を行うと、輪郭部分の蓄熱補正としては不適切となりエネルギ不足で印画がかすれる場合があった。
本発明で、解決しようとする問題点は、従来の蓄熱補正方法では印画対象画像の画像部分によっては、適切ではない補正が生じることである。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、印画対象の画像の特徴に応じたサーマルヘッドの蓄熱補正処理を行う蓄熱補正装置を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段とを、具備することを特徴とする蓄熱補正処理装置である。
隣接履歴補正手段は、1つの注目画素の周辺画素の画素値に、蓄熱の影響を除去する重み付けをして注目画素の画素値を補正する。全画像データに対して隣接履歴補正を行う。
輪郭抽出手段は、画像データの輪郭部分を抽出する。輪郭部分に最適な蓄熱補正量は、輪郭部分以外の蓄熱補正量より弱めにかける必要がある。
階調変換手段は、画像データを構成する全画素値に対して、指定する階調の比率を乗じて画像データの階調、即ち画像の明度変換を行う。
画像合成手段は、隣接履歴補正手段と輪郭抽出手段と階調変換手段後の画像データを合成し、サーマルヘッドの蓄熱の影響を低減する印画用画像データを得るものである。
第1の発明による蓄熱補正処理装置は、印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段とを具備し、印画用画像データを得て感熱記録装置のサーマルヘッドに提供する。
第2の発明は、サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、取得した第1の画像データの輪郭抽出を行い第1の輪郭データを得る輪郭抽出手段と、前記第1の輪郭データと、前記第1の画像データとから、輪郭以外のデータ抽出を行い第2の画像データを得る画像抽出手段と、前記第2の画像データの階調変換処理を行い、第3の画像データを得る階調変換手段と、前記第1の画像データの隣接履歴補正処理を行い、第4の画像データを得る隣接履歴補正手段と、前記第1の輪郭データを用い、前記第4の画像データから輪郭抽出を行って第2の輪郭データを得る輪郭抽出手段と、前記第3の画像データの前面に前記第2の輪郭データを合成して第5の画像データを得る画像合成手段と、を具備することを特徴とする蓄熱補正処理装置である。
第3の発明は、サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、印画する画面の画像データ処理工程として、隣接履歴補正工程と、輪郭抽出工程と、階調変換工程と、画像合成工程とを、具備することを特徴とする蓄熱補正処理方法である。
第4の発明は、サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、取得した第1の画像データの輪郭抽出を行い第1の輪郭データを得る輪郭抽出工程と、前記第1の輪郭データと、前記第1の画像データとから、輪郭以外のデータ抽出を行い第2の画像データを得る画像抽出工程と、前記第2の画像データの階調変換処理を行い、第3の画像データを得る階調変換工程と、前記第1の画像データの隣接履歴補正処理を行い、第4の画像データを得る隣接履歴補正工程と、前記第1の輪郭データを用い、前記第4の画像データから輪郭抽出を行って第2の輪郭データを得る輪郭抽出工程と、前記第3の画像データの前面に前記第2の輪郭データを合成して第5の画像データを得る画像合成工程とを、具備することを特徴とする蓄熱補正処理方法である。
第5の発明は、サーマルヘッドを有する感熱記録装置であって、画像データを取得し記録する手段と、前記画像データの画像補正処理を行う蓄熱補正処理手段と、画像補正処理された前記画像データを、前記サーマルヘッドに送り、印画する印画手段とを、具備することを特徴とする感熱記録装置である。
前記蓄熱補正処理手段は、印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段とを具備する。
本発明によれば、印画対象の画像の特徴に応じたサーマルヘッドの蓄熱補正処理を行う蓄熱補正装置を提供することができる。
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係るサーマルプリンタ1の構成を示す図である。
(1.構成)
(1−1.サーマルプリンタ1の構成)
サーマルプリンタ1は、記録紙に重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッドで加熱し、インクリボンのインクを記録紙に熱転写して印画する装置である。サーマルプリンタ1は、画像入力部5、記憶部7、制御部9、印画部11等から構成され、それぞれがバス13で接続される。
画像入力部5には印画する画像データ3が入力される。記憶部7は、入力される画像データ3や、算出途中の一時保存データ、補正した画像データ3、補正処理用パラメータ等を記録する。制御部9は、CPU等であり、画像入力部5に対して画像データ3の取り込み指示や、画像データ3の補正演算処理や、印画部11に処理後の画像データを送り印画指示などを行う。
印画部11は、図示していないが、基板上に一列に形成される複数の発熱抵抗体からなるサーマルヘッドと、インクリボンと、記録紙、及びサーマルヘッドの駆動部等から構成される。印画部11は、制御部9の指示で印画する画像データが送られると、画素値に応じたエネルギをサーマルヘッドに印加し、出力画像15を出力する。画素値が大きければ印画記録濃度が高く、反対に画素値が小さければ印画記録濃度は低い。
図2は、図1のサーマルプリンタ1の構成と処理内容の関係とを示す図である。画像入力部5は、画像データ3の画像読み取り17を行い、読み取った画像を記憶部7の画像メモリ23に記録すると同時に制御部9に送る。制御部9は、画像データ3に対して画像処理19を行う。
画像処理19は、後で詳述するが、輪郭抽出処理、階調変換処理、隣接履歴補正処理等の処理工程であり、記憶部7の画像メモリ23内の画像データを、それぞれの処理の処理パラメータ25を利用して画像処理し、処理終了の都度、画像メモリ23に記憶する工程を経て、最終画像データを得る。制御部9は、最後に得られた画像データを、印画部11に送り、画像印画21を行う。
(1−2.記憶部7の構成)
図3は、サーマルプリンタ1の記憶部7の内容を示す。記憶部7は、画像処理する対象画像データを記憶する画像メモリ23部と、画像処理を行う際に用いるパラメータを記憶する処理パラメータ25部とから構成される。尚、ここでは説明を省略するが、記憶部7は他に、制御用プログラムや、印画部11(サーマルヘッド)の制御パラメータ等も記録している。
画像メモリ23には、サーマルプリンタ1が取得した元画像としての画像データ3を画像G27−1として登録する。画像G27−2、画像G27−3、画像G27−4、画像G27−5、輪郭R29−1、輪郭R29−2は、画像処理19(図2)の過程で算出されるデータとして登録される。尚、元画像である画像G27−1と最終データ画像G27−5以外の、算出過程のデータは、特に画像メモリ23に残さなくてもよい。
また、記憶部7の処理パラメータ25として、画像処理用のパラメータである隣接履歴補正パラメータ31、輪郭抽出用パラメータ33、階調変換パラメータ35が記録される。詳細については後述する。
(2.処理手順)
(2.1 画像データ3の取得)
図4に、画像処理19(図2)の処理のフローチャートを示す。従来、サーマルプリンタ1のサーマルヘッドの蓄熱補正を行う方法として、画像データを列単位でラインメモリに読み込み、1列分(或いは複数列)のデータ補正が終了するつど印画していくものがあった。本実施の形態では、印画する画像データ全体に対してデータ補正が行われた後、印画を行う。特に、画像データの画像の特徴、例えば画像の輪郭の特徴等が補正に反映されることが、本実施の形態の特徴である。
図4はフローチャートを示す。図5は、図4のフローチャートに対応する画像データを視覚的に示した図である。
まず、サーマルプリンタ1の画像入力部5が、画像データ3を読み込む(ステップ1001)。画像データ3が、例えば画素数640×480であるとすると、画素それぞれが画素値57(例えば図11に示す)を有する。画像が単色であれば、画像データ3は画素数と同じ640×480個のデータからなる。また、画像がカラー画像であれば、1画素がシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色について画素値を持つので、画像データ3は、画素数×色数(例えば、640×480×4)個のデータからなる。
本実施の形態では、画像データ3は単色であるものとして説明する。尚、画像データ3がカラー画像の場合は、それぞれの色の画素値に対して、画像補正処理を行う。
サーマルプリンタ1の制御部9は、画像入力部5から入力された画像データ3を、取得画像G27−1として、記憶部7の画像メモリ23に登録する(ステップ1002)。
(2.2 輪郭抽出処理37)
次に、制御部9は画像メモリ23から画像G27−1を取得し、画像G27−1の輪郭抽出処理37(図5参照)を行い、輪郭R29−1を得る(ステップ1003)。輪郭抽出処理37は、記憶部7に登録されている輪郭抽出用パラメータ33を用いて、画像から輪郭部分を抽出する処理である。
輪郭抽出用パラメータ33とは、輪郭抽出パターン47(図7に示す)のことであり、輪郭抽出パターン作成のための各種パラメータ(抽出幅、テーブルサイズ・・・等)を含む。図6は、輪郭抽出用パラメータ33を選定、又は作成するための、輪郭抽出設定2001を説明する図である。図1には示していないが、操作者が例えばサーマルプリンタ1のバス13に接続される設定部から、輪郭抽出設定2001を行うものとする。また、輪郭抽出設定2001の結果は、記憶部7の輪郭抽出用パラメータ33として登録される。
輪郭抽出設定2001において、規定パターンを用いる場合(ステップ2002のYES)は、操作者が輪郭抽出パターン47を選択する(ステップ2003)。輪郭抽出パターン47が選択されると輪郭抽出設定は終了する(ステップ2006)。図7(a)、(b)、(c)に、輪郭抽出の輪郭抽出パターン47−1、47−2、47−3をそれぞれ示す。いずれもパターンサイズは7×7である。
図7(a)の輪郭抽出パターン47−1は、注目画素49−1に対し、縦方向±3、横方向±3の画素位置にパラメータ51−1の値を有する。パラメータ51−1の値は、画素位置により異なる重み付けがなされている。空データ53−1は、重み付けがない画素位置である。即ち、輪郭抽出パターン47−1は注目画素49−1を中心に、テーブルサイズ7×7の画素値に対して輪郭抽出の演算が行われる。
演算式は、注目画素49−1の画素値をPとし、演算後の画素値をP´とすると、式(1)に示される。
P´=P−(P×C+P×C+P×C・・・P×C)・・・(1)
ここで、P、P、P・・・Pは注目画素49−1の周囲の画素値であり、C、C、C・・・Cはそれぞれの画素値に対する重み付けのパラメータ51−1の値である。
画像G27−1の全画素を順に注目画素49−1にして、式(1)の演算を行う。図7(a)の輪郭抽出パターン47−1を用いて輪郭を抽出すると、処理対象画像の輪郭の外側が抽出される。ただし、角が欠ける輪郭が抽出される。
次に、同様にして図7(b)の輪郭抽出パターン47−2を用いて、画像G27−1の全画素を順に注目画素49−1として輪郭抽出を行うと、処理対象画像の輪郭の外側が抽出される
同様にして図7(c)の輪郭抽出パターン47−3を用いて、画像G27−1の全画素を順に注目画素49−1として輪郭抽出を行うと、処理対象画像の輪郭の内側が抽出される。本実施の形態では、図7(c)の輪郭抽出パターン47−3を用いて画像G27−1の輪郭抽出処理37を行う。いずれの輪郭抽出パターン47を選択するかは、その画像の特徴により選定される。図5のように元画像G27−1は、中が白抜きの文字「ABC」であるので、処理対象画像の輪郭の内側を、輪郭抽出するものとした。
尚、図7で説明した輪郭抽出パターンサイズは7×7であったが、例えば画像の縦横(主走査方向、副走査方向)の解像度が異なる場合には、縦横サイズを異なる値に設定した輪郭抽出パターン(例えば9×7)を選定することで、輪郭抽出精度を向上させることができる。
図6のステップ2002に戻り、輪郭抽出設定2001に、規定パターンを用いない場合(ステップ2002のNO)は、操作者がパターンの作成を行う(ステップ2004)。パターンの作成とは、図7に示すような輪郭抽出パターン47を作成することであり、輪郭の抽出幅、テーブルサイズ(図7では7×7)、注目画素位置(図7ではテーブルの中心である[4、4]の位置)、スケール(テーブルの縮尺など)、オフセット(テーブルの位置のずれ)、フィルタ値(重み付けとしてのパラメータ値)などを指定する。画像が有する特徴に合わせて、輪郭抽出に最適な輪郭抽出パターンを、操作者が任意に設定することができる。
作成されたパターンは、記憶部7の輪郭抽出用パラメータ33として登録され(ステップ2005)、設定終了となる(ステップ2006)。
図4のステップ1003に戻り、抽出された輪郭R29−1のデータは、記憶部7の画像メモリ23に登録される。
次に、画像G27−1と、輪郭R29−1のデータを用いて、画像G27−1から輪郭R29−1以外の部分の抽出処理39(図5)を行い、画像G27−2を得る(ステップ1004)。輪郭R29−1の画素位置[X,Y]の画素値が「0」であるときの、画素位置[X,Y]の画像G27−1の画素値を抽出して、画像G27−2を得る。図5に示すように、画像G27−2は、元画像G27−1から輪郭部分を除去した画像である。
(2.3 階調変換処理41)
次に制御部9は、画像G27−2に対し、階調変換処理41を行い画像G27−3を得る(ステップ1005)。階調変換処理41は、記憶部7に登録されている階調変換パラメータ35を用いて、全画素に階調比率を乗じて、画像の明暗を調整することである。
ここで、図8により、階調変換設定3001について説明する。前述の輪郭抽出設定2001と同様に、操作者は階調比率を設定することができる。即ち、操作者は、サーマルプリンタ1のバス13に接続される設定部から、階調変換設定3001として、元画像G27−1に対する階調比率(k%)を入力し(ステップ3002)、設定を終了する(ステップ3003)。
設定された階調比率(k%)は、階調変換パラメータ35として記憶部7に登録される。階調変換の演算式は、画素値をPとし、演算後の画素値をP´とすると、式(2)に示される。
P´=P×k×0.01・・・(2)
画像G27−2の全画素について、上記階調変換処理41が行われ、得られた画像G27−3は、記憶部7の画像メモリ23に登録される。
(2.4 隣接履歴補正処理43)
次に、図4のステップ1002に戻り、制御部9は画像G27−1に対して前述の輪郭抽出処理37(図5参照)を行うと同時に、画像G27−1に対して隣接履歴補正処理43(図5参照)を行う。隣接履歴補正処理43は、記憶部7に登録されている隣接履歴補正パラメータ31を用いて、注目画像に対してサーマルヘッドの熱履歴を補正する演算を行い、補正画像G27−4を算出する処理である。
サーマルプリンタ1は、印画時間の経過とともに、サーマルヘッドが蓄熱して印画画像の濃度が不均一になるため、この蓄熱履歴を考慮してサーマルヘッドへの入力画像に事前補正を行う。隣接履歴補正パラメータ31は、この事前補正を行うためのパラメータである。
図9は、隣接履歴補正パラメータ31を選定、又は作成するための、隣接履歴補正設定4001を説明する図である。操作者が、例えばサーマルプリンタ1のバス13に接続される設定部から、隣接履歴補正設定4001を行うものとする。また、隣接履歴補正設定4001の結果は、記憶部7の隣接履歴補正パラメータ31として登録される。
隣接履歴補正設定4001において、補正ファイルを用いる場合(ステップ4002のYES)は、操作者が記憶部7に登録されている隣接履歴補正パラメータ31のファイル名を指定して開く(ステップ4003)。隣接履歴補正パラメータ31が選択されると隣接履歴補正設定は終了する(ステップ4005)。
隣接履歴補正パラメータ31は、図10に示すように、注目画素55の周辺画素の画素値に設定された重み付けである。例えば図10に示す数値は、単位は「%」で示される。注目画素55の周辺画素の画素値にこの重み付けをして加算し、注目画素55を補正する。図10は、テーブルサイズが5×5であり、注目画素55を画素位置[3、5]に置く。注目画素55のある第5列を、印字行とすると、第4列は直前に印字された行、第3列はその前に印字された行・・・である。また、注目画素55のある第3行の左右方向の行は、サーマルプリンタ1のサーマルヘッドが平行移動する隣接する画素である。
図10は、注目画素55を100%とすると、周辺画素の隣接履歴補正パラメータ31は、Ca=−2%、Cb=−2%、Cc=−1%、Cd=−2%、Ce=−1%・・・・と設定されている。図11は、補正対象となる画像の画素値57を表すテーブルであり、図10の隣接履歴補正パラメータ31と対応する。P、Pa、Pb、Pc、・・・は、画素値57であり、例えば画素値57が大きい値であれば濃い色であることを示す。
例えば、図11の全画素値57が、100であるとすると(P=Pa=Pb=Pc・・・=100)、隣接履歴補正処理43の演算式は、注目画素55の画素値をPとし、演算後の画素値をP´とすると、式(3)に示される。
P´=P+(P×C+P×C+P×C・・・)・・・(3)
図10、図11の数値を用いて算出すると、
注目画素55の演算後の画素値P´は、
P´=100+(−2−2−1−2−1−4−5−4−9−10−9)=51
と、算出され、補正後の画素値P´=51が得られる。
図9のステップ4002に戻り、補正ファイルを用いない場合(ステップ4002のNO)、操作者が補正ファイル、即ち隣接履歴補正パラメータ31の作成を行う(ステップ4004)。隣接履歴補正パラメータ31の作成とは、図10に示す隣接履歴補正パラメータ31のテーブルを作成することであり、テーブルサイズ(図10では5×5)、注目画素位置(図10では[3、5]の位置)、スケール(テーブルの縮尺など)、オフセット(テーブルの位置のずれ)を指定し、テーブルにパラメータ値を指定する。
作成された隣接履歴補正パラメータ31は、記憶部7に登録され設定終了となる(ステップ4005)。
図4に戻り、画像G27−1の全画素を順に注目画素55として、この隣接履歴補正パラメータ31を用いて隣接履歴補正を行うと、補正後の画像として画像G27−4を得る(ステップ1006)。画像G27−4は記憶部7の画像メモリ23に登録される。
次に、画像G27−4と、輪郭R29−1のデータを用いて、画像G27−4の輪郭抽出処理38(図5)を行い、輪郭R29−2を得る(ステップ1007)。即ち、輪郭R29−1の画素位置[X,Y]の画素値が「0」でないときの、画素位置[X,Y]の画像G27−4の画素値を抽出して、輪郭R29−2を得る。図5によると輪郭R29−2は、画像G27−4から輪郭を抽出した画像になる。輪郭R29−2は記憶部7の画像メモリ23に登録される。
(2.5 合成処理45)
次に、制御部9は、記憶部7の画像メモリ23から画像G27−3と輪郭R29−2とを取り出し、画像G27−3の前面に輪郭R29−2を置いて合成処理45を行い、画像G27−5を得る(ステップ1008)。画像G27−5は記憶部7の画像メモリ23に登録される。
制御部9は、画像処理19の工程を終了し、画像G27−5のデータを印画部11(サーマルヘッド)に送る(ステップ1009)。
印画部11は、画像G27−5のデータに応じてサーマルヘッドの印加エネルギを制御し、画像を印画出力する(ステップ1010)。
尚、本実施の形態では、図4の画像処理19に示す手順で一度に処理を行ったが、輪郭抽出処理37、階調変換処理41、隣接履歴補正処理43などを、処理ごとに操作者が設定を確認しつつ行ってもよい。
また、図4で説明した画像処理19の手順に限定せず、最適な蓄熱補正処理を行うために、別の手順で処理を行ってもよい。
また、本実施の形態では、図1のサーマルプリンタ1が制御部9を有するものとして説明したが、画像処理を行う制御部(コンピュータ等)をサーマルプリンタ1とは別に設けてもよい。この場合、外部の制御部で画像データの画像処理(蓄熱補正処理)を行い、画像処理後のデータをサーマルプリンタ1に入力して印画を行う。
また、本実施の形態では画像データ3は単色であるものとして説明したが、画像データがカラーの場合は、1画素がシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックのそれぞれの画素値を持つので、これら4色の画素値について本実施の形態の画像処理を行い、サーマルプリンタ1で印刷する画像データの蓄熱補正処理を行う。
また、サーマルヘッドで感熱記録紙を加熱して直接発色させる感熱記録方式のサーマルプリンタにおいても、蓄熱補正の方法として本実施の形態を利用することができる。
(3.効果等)
このように、本実施例によれば、輪郭部分と輪郭部分以外の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理を行うので、輪郭部分に対しても輪郭部分以外に対してもそれぞれ最適な補正がなされる。従って、蓄熱補正量の過不足によるシワの発生やインクリボンの損傷の防止、輪郭部分のかすれなどの不具合を解消する効果がある。
また、本実施例によれば、画像の特徴に応じた最適な蓄熱補正処理を行うことができるので、サーマルプリンタ出力画像の画像品質を向上させる効果がある。
尚、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に限られるものではない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本実施の形態におけるサーマルプリンタ1の構成を示す図 蓄熱補正装置と方法を示す図 記憶部7の構造を示す図 蓄熱補正方法のフローチャート 画像データ 輪郭抽出設定の手順 輪郭抽出パターン47 階調変換設定の手順 隣接履歴補正設定の手順 隣接履歴補正パラメータ31 画素値57
符号の説明
1………サーマルプリンタ
3………画像データ
5………画像入力部
7………記憶部
9………制御部
11………印画部
13………バス
15………出力画像
17………画像読み取り
19………画像処理
21………画像印画
23………画像メモリ
25………処理パラメータ
27−1〜27−5………画像データ
29−1、29−2………輪郭データ
31………隣接履歴補正パラメータ
33………輪郭抽出用パラメータ
35………階調変換用パラメータ
37、38………輪郭抽出処理
39………輪郭以外の抽出処理
41………階調変換処理
43………隣接履歴補正処理
45………合成処理
47−1〜47−3………輪郭抽出パターン
49−1〜49−3、55………注目画素
51−1〜51−3………パラメータ
53−1〜53−3………空データ
57………画素値

Claims (6)

  1. サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
    印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段と、
    を、具備することを特徴とする蓄熱補正処理装置。
  2. サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
    取得した第1の画像データの輪郭抽出を行い第1の輪郭データを得る輪郭抽出手段と、
    前記第1の輪郭データと、前記第1の画像データとから、輪郭以外のデータ抽出を行い第2の画像データを得る画像抽出手段と、
    前記第2の画像データの階調変換処理を行い、第3の画像データを得る階調変換手段と、
    前記第1の画像データの隣接履歴補正処理を行い、第4の画像データを得る隣接履歴補正手段と、
    前記第1の輪郭データを用い、前記第4の画像データから輪郭抽出を行って第2の輪郭データを得る輪郭抽出手段と、
    前記第3の画像データの前面に前記第2の輪郭データを合成して第5の画像データを得る画像合成手段と、
    を具備することを特徴とする蓄熱補正処理装置。
  3. サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
    印画する画面の画像データ処理工程として、隣接履歴補正工程と、輪郭抽出工程と、階調変換工程と、画像合成工程と、
    を、具備することを特徴とする蓄熱補正処理方法。
  4. サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
    取得した第1の画像データの輪郭抽出を行い第1の輪郭データを得る輪郭抽出工程と、
    前記第1の輪郭データと、前記第1の画像データとから、輪郭以外のデータ抽出を行い第2の画像データを得る画像抽出工程と、
    前記第2の画像データの階調変換処理を行い、第3の画像データを得る階調変換工程と、
    前記第1の画像データの隣接履歴補正処理を行い、第4の画像データを得る隣接履歴補正工程と、
    前記第1の輪郭データを用い、前記第4の画像データから輪郭抽出を行って第2の輪郭データを得る輪郭抽出工程と、
    前記第3の画像データの前面に前記第2の輪郭データを合成して第5の画像データを得る画像合成工程と、
    を、具備することを特徴とする蓄熱補正処理方法。
  5. サーマルヘッドを有する感熱記録装置であって、
    画像データを取得し記録する手段と、
    前記画像データの画像補正処理を行う蓄熱補正処理手段と、
    画像補正処理された前記画像データを、前記サーマルヘッドに送り、印画する印画手段と、
    を、具備することを特徴とする感熱記録装置。
  6. 前記蓄熱補正処理手段は、印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段とを、具備することを特徴とする請求項5記載の感熱記録装置。
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