JP2005280302A - 蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 - Google Patents
蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005280302A JP2005280302A JP2004102164A JP2004102164A JP2005280302A JP 2005280302 A JP2005280302 A JP 2005280302A JP 2004102164 A JP2004102164 A JP 2004102164A JP 2004102164 A JP2004102164 A JP 2004102164A JP 2005280302 A JP2005280302 A JP 2005280302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image data
- contour
- data
- correction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
【解決手段】 サーマルプリンタ1に画像データ3が入力されると、制御部9は画像データ3の輪郭部分と、輪郭以外の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理を行う。即ち、画像データ3を補正することで、サーマルプリンタ1のサーマルヘッドの蓄熱の影響を低減する。制御部9は、画像データ3に対して輪郭抽出処理、階調変換処理、隣接履歴補正処理を組み合わせて、最適な補正画像を作成して印画部11に送る。印画部11(サーマルヘッド)は、補正画像に応じてエネルギを印加し、印画を行う。
【選択図】 図1
Description
(1−1.サーマルプリンタ1の構成)
サーマルプリンタ1は、記録紙に重ねたインクリボンの背後をサーマルヘッドで加熱し、インクリボンのインクを記録紙に熱転写して印画する装置である。サーマルプリンタ1は、画像入力部5、記憶部7、制御部9、印画部11等から構成され、それぞれがバス13で接続される。
図3は、サーマルプリンタ1の記憶部7の内容を示す。記憶部7は、画像処理する対象画像データを記憶する画像メモリ23部と、画像処理を行う際に用いるパラメータを記憶する処理パラメータ25部とから構成される。尚、ここでは説明を省略するが、記憶部7は他に、制御用プログラムや、印画部11(サーマルヘッド)の制御パラメータ等も記録している。
(2.1 画像データ3の取得)
図4に、画像処理19(図2)の処理のフローチャートを示す。従来、サーマルプリンタ1のサーマルヘッドの蓄熱補正を行う方法として、画像データを列単位でラインメモリに読み込み、1列分(或いは複数列)のデータ補正が終了するつど印画していくものがあった。本実施の形態では、印画する画像データ全体に対してデータ補正が行われた後、印画を行う。特に、画像データの画像の特徴、例えば画像の輪郭の特徴等が補正に反映されることが、本実施の形態の特徴である。
次に、制御部9は画像メモリ23から画像G127−1を取得し、画像G127−1の輪郭抽出処理37(図5参照)を行い、輪郭R129−1を得る(ステップ1003)。輪郭抽出処理37は、記憶部7に登録されている輪郭抽出用パラメータ33を用いて、画像から輪郭部分を抽出する処理である。
P´=P−(P1×C1+P2×C2+P3×C3・・・Pn×Cn)・・・(1)
ここで、P1、P2、P3・・・Pnは注目画素49−1の周囲の画素値であり、C1、C2、C3・・・Cnはそれぞれの画素値に対する重み付けのパラメータ51−1の値である。
。
次に制御部9は、画像G227−2に対し、階調変換処理41を行い画像G327−3を得る(ステップ1005)。階調変換処理41は、記憶部7に登録されている階調変換パラメータ35を用いて、全画素に階調比率を乗じて、画像の明暗を調整することである。
P´=P×k×0.01・・・(2)
画像G227−2の全画素について、上記階調変換処理41が行われ、得られた画像G327−3は、記憶部7の画像メモリ23に登録される。
次に、図4のステップ1002に戻り、制御部9は画像G127−1に対して前述の輪郭抽出処理37(図5参照)を行うと同時に、画像G127−1に対して隣接履歴補正処理43(図5参照)を行う。隣接履歴補正処理43は、記憶部7に登録されている隣接履歴補正パラメータ31を用いて、注目画像に対してサーマルヘッドの熱履歴を補正する演算を行い、補正画像G427−4を算出する処理である。
P´=P+(Pa×Ca+Pb×Cb+Pc×Cc・・・)・・・(3)
注目画素55の演算後の画素値P´は、
P´=100+(−2−2−1−2−1−4−5−4−9−10−9)=51
と、算出され、補正後の画素値P´=51が得られる。
次に、制御部9は、記憶部7の画像メモリ23から画像G327−3と輪郭R229−2とを取り出し、画像G327−3の前面に輪郭R229−2を置いて合成処理45を行い、画像G527−5を得る(ステップ1008)。画像G527−5は記憶部7の画像メモリ23に登録される。
このように、本実施例によれば、輪郭部分と輪郭部分以外の面積の違いを考慮した蓄熱補正処理を行うので、輪郭部分に対しても輪郭部分以外に対してもそれぞれ最適な補正がなされる。従って、蓄熱補正量の過不足によるシワの発生やインクリボンの損傷の防止、輪郭部分のかすれなどの不具合を解消する効果がある。
3………画像データ
5………画像入力部
7………記憶部
9………制御部
11………印画部
13………バス
15………出力画像
17………画像読み取り
19………画像処理
21………画像印画
23………画像メモリ
25………処理パラメータ
27−1〜27−5………画像データ
29−1、29−2………輪郭データ
31………隣接履歴補正パラメータ
33………輪郭抽出用パラメータ
35………階調変換用パラメータ
37、38………輪郭抽出処理
39………輪郭以外の抽出処理
41………階調変換処理
43………隣接履歴補正処理
45………合成処理
47−1〜47−3………輪郭抽出パターン
49−1〜49−3、55………注目画素
51−1〜51−3………パラメータ
53−1〜53−3………空データ
57………画素値
Claims (6)
- サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段と、
を、具備することを特徴とする蓄熱補正処理装置。 - サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
取得した第1の画像データの輪郭抽出を行い第1の輪郭データを得る輪郭抽出手段と、
前記第1の輪郭データと、前記第1の画像データとから、輪郭以外のデータ抽出を行い第2の画像データを得る画像抽出手段と、
前記第2の画像データの階調変換処理を行い、第3の画像データを得る階調変換手段と、
前記第1の画像データの隣接履歴補正処理を行い、第4の画像データを得る隣接履歴補正手段と、
前記第1の輪郭データを用い、前記第4の画像データから輪郭抽出を行って第2の輪郭データを得る輪郭抽出手段と、
前記第3の画像データの前面に前記第2の輪郭データを合成して第5の画像データを得る画像合成手段と、
を具備することを特徴とする蓄熱補正処理装置。 - サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
印画する画面の画像データ処理工程として、隣接履歴補正工程と、輪郭抽出工程と、階調変換工程と、画像合成工程と、
を、具備することを特徴とする蓄熱補正処理方法。 - サーマルヘッドを有する感熱記録装置において、
取得した第1の画像データの輪郭抽出を行い第1の輪郭データを得る輪郭抽出工程と、
前記第1の輪郭データと、前記第1の画像データとから、輪郭以外のデータ抽出を行い第2の画像データを得る画像抽出工程と、
前記第2の画像データの階調変換処理を行い、第3の画像データを得る階調変換工程と、
前記第1の画像データの隣接履歴補正処理を行い、第4の画像データを得る隣接履歴補正工程と、
前記第1の輪郭データを用い、前記第4の画像データから輪郭抽出を行って第2の輪郭データを得る輪郭抽出工程と、
前記第3の画像データの前面に前記第2の輪郭データを合成して第5の画像データを得る画像合成工程と、
を、具備することを特徴とする蓄熱補正処理方法。 - サーマルヘッドを有する感熱記録装置であって、
画像データを取得し記録する手段と、
前記画像データの画像補正処理を行う蓄熱補正処理手段と、
画像補正処理された前記画像データを、前記サーマルヘッドに送り、印画する印画手段と、
を、具備することを特徴とする感熱記録装置。 - 前記蓄熱補正処理手段は、印画する画面の画像データ処理手段として、隣接履歴補正手段と、輪郭抽出手段と、階調変換手段と、画像合成手段とを、具備することを特徴とする請求項5記載の感熱記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004102164A JP4386779B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004102164A JP4386779B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005280302A true JP2005280302A (ja) | 2005-10-13 |
JP4386779B2 JP4386779B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=35179178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004102164A Expired - Fee Related JP4386779B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4386779B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007114147A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 感熱記録装置、画像形成方法及び印画物 |
JP2008080755A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱記録装置及び画像形成方法 |
JP2009241394A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱記録装置、蓄熱補正方法、及び印画物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7301777B2 (ja) | 2020-03-24 | 2023-07-03 | 株式会社東芝 | 感熱媒体及びレーザ記録装置 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004102164A patent/JP4386779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007114147A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 感熱記録装置、画像形成方法及び印画物 |
US8031374B2 (en) | 2006-03-31 | 2011-10-04 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal recording device, image forming method and printed matter |
KR101351828B1 (ko) | 2006-03-31 | 2014-01-23 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 감열 기록 장치, 화상 형성 방법 및 인화물 |
JP2008080755A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱記録装置及び画像形成方法 |
JP2009241394A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱記録装置、蓄熱補正方法、及び印画物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4386779B2 (ja) | 2009-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8570606B2 (en) | Method, device and computer program to correct a registration error in a printing process that is due to deformation of the recording medium | |
JP2006302023A (ja) | 粒状ノイズ抑制のための画像処理方法及びプログラム及びこの方法を実施する粒状抑制処理モジュール | |
JP2010286620A5 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 | |
JP2001189849A (ja) | 勾配ベースのトラップ方法及び装置 | |
JP2011077844A (ja) | 印刷装置およびキャリブレーション方法 | |
JP4293044B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム | |
JP4386779B2 (ja) | 蓄熱補正装置、蓄熱補正方法、及び感熱記録装置 | |
JP2007196603A (ja) | サーマル印刷システム及びプログラム | |
JP4203189B2 (ja) | カラー画像処理装置 | |
US8867094B2 (en) | Printing system, image forming apparatus, and printing method for detecting image defects | |
JP7034742B2 (ja) | 画像形成装置、その方法およびプログラム | |
JP4935689B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成装置のキャリブレーション方法 | |
JP5361252B2 (ja) | 印刷装置及びその制御方法、プログラム、記録媒体 | |
JP4431980B2 (ja) | 階調補正方法とその方法を用いたカラープリント装置 | |
JP2006210981A (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2008126424A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP4929737B2 (ja) | 熱転写記録装置及び熱転写記録方法 | |
JP3087845B2 (ja) | 原稿画像をスキャナで読み取って拡大印刷するデジタル画像処理方法 | |
JPWO2019008706A1 (ja) | 熱転写プリンターおよび印刷制御方法 | |
JP2007313815A (ja) | 熱転写記録装置、画像形成方法及び印画物 | |
JP2007034471A (ja) | コントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法と生成プログラムと生成モジュール | |
JP2005136645A (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラム | |
JPH02184461A (ja) | 感熱プリンタ | |
JP2005275787A (ja) | 画像処理方法及び装置並びにプリンタ | |
JP2021003903A (ja) | 熱転写プリンターおよび印刷制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090929 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4386779 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |