JP4293044B2 - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム Download PDF

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Description

本発明は中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々についてn値化し、そのn値化の結果に基づいて、各色成分に対応するインクにてインクドットを形成するための画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムに関し、特に、近傍の画素の画素濃度を反映することにより、にじみを抑制すると共に高品質の画像を得るための画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに関するものである。
カラーインクジェット記録装置は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色インクの微細な粒子を記録紙に吹きつけて記録紙にインクドットを形成することにより記録を行う。
このインク微細な粒子が、溶媒の蒸発と記録紙の繊維間への浸透とによりインクドットとして定着するまでには数秒を要するのであるが、この定着までに要する時間は、インクの種類により異なる。例えば、顔料インクは染料インクに比較して、記録紙の繊維間に浸透しづらく、インクドットが形成されるまでに要する時間が染料インクに比較して長くなる。
図22は、Yインクの粒子100とKインクの粒子101とが互いに隣接する位置に吹きつけられた状態を示す概略図であって、(a)はインクの粒子が記録紙に吹きつけられた直後の状態を示す図であり、(b)はインクの粒子が記録紙に吹きつけられてから所定時間経過後の状態を示す図である。
例えば、Kインクが顔料インクであって、Yインクが染料インクである場合には、図22(b)に示すように、Yインクの粒子100はKインクの粒子101よりも先に記録紙の繊維間に浸透する。その結果、Yインクの粒子100に接触するKインクの粒子101が、その接触部分から表面張力によりYインクの粒子100に引っ張られる現象が発生し、Yインクにてドットが形成されるべき領域にKインクがにじむ。
特に、下色に黄色を指定した黒文字を印刷した場合には、黒文字を形成するKインクが下色の黄色ににじみ出して文字の輪郭が不鮮明となり、さらに、下色の黄色に対し、その黒色のにじみが特に目立ちやすいという問題点があった。
このような問題点を解決するために、異なる色のインクドットが隣接する場合には、一方のインクの粒子の量を通常より少なく制御する技術が提案されている。
特開平5−162339号公報(段落0019,段落0020)
しかしながら、インクジェット記録装置において、Kインクの定着性を向上させるために、黒色のベタ領域において、定着補助剤としてYインクドットを出力する場合があるが、上述の技術を適用すると、定着補助剤として出力されたYインクドットのドット径が小さくされてしまうので、Kインクの定着性を向上させる効果が充分に得られず、画像の品質が低下するという問題点があった。
また、上述の技術を適用すると、にじみの発生がそれほど問題とならない場合であっても、隣接する画素が異なる色であれば、一律にドット径が通常サイズよりも小さくされるので、ミクロ的すなわちドット単位でみると、にじみが抑制されるという利点があるものの、マクロ的すなわち画像全体としてみると、境界を構成する色、たとえば、下色に黄色を指定して黒文字を印刷した場合に、黒文字と下色の黄色との間に白い筋が発生し画像の品質が低下するという問題点もあった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、近傍の画素の画素濃度を反映することにより、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができる画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させるn値化手段と、そのn値化手段により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手段とを有し、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いるものであって、前記n値化手段は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正した上で、前記n値化を実行することを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化するn値化手段(但し、n≧2)と、そのn値化手段により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手段とを有し、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いるものであって、前記n値化手段は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正した上で、前記n値化を実行するものであることを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記第2の色成分に対応するインクの色は前記第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いものであることを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1の色成分に対応するインクの色は黒色であることを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2の色成分に対応するインクの色は黄色であることを特徴とする。
請求項記載の画像形成方法は、中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させ、また、そのn値化により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成し、そのインクドットの形成において、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる方法であって、前記n値化は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正した上で、n値化を実行することを特徴とする。
請求項記載の画像形成方法は、中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群(但し、n≧2)と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化し、そのn値化により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成し、そのインクドットの形成において、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる方法であって、前記n値化は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正した上で、n値化を実行するものである。
請求項記載の画像形成方法は、請求項6又は7に記載の画像形成方法において、前記第2の色成分に対応するインクの色は前記第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いものであることを特徴とする。
請求項記載の画像形成方法は、請求項からのいずれかに記載の画像形成方法において、前記第1の色成分に対応するインクの色は黒色であることを特徴とする。
請求項10記載の画像形成方法は、請求項からのいずれかに記載の画像形成方法において、前記第2の色成分に対応するインクの色は黄色であることを特徴とする。
請求項11記載の画像形成プログラムは、中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させるn値化手順と、そのn値化手順により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手順とを、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置に実現させるためのものであって、前記n値化手順は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正した上で、前記n値化を実行するものであることを特徴とする。
請求項12記載の画像形成プログラムは、中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化するn値化手順(但し、n≧2)と、そのn値化手順により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手順とを、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置に実現させるためのものであって、前記n値化手順は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正した上で、前記n値化を実行するものであることを特徴とする。
請求項13記載の画像形成プログラムは、請求項11又は12に記載の画像形成プログラムにおいて、前記第2の色成分に対応するインクの色は前記第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いものであることを特徴とする。
請求項14記載の画像形成プログラムは、請求項11から13のいずれかに記載の画像形成プログラムにおいて、前記第1の色成分に対応するインクの色は黒色であることを特徴とする。
請求項15記載の画像形成プログラムは、請求項11から13のいずれかに記載の画像形成プログラムにおいて、前記第2の色成分に対応するインクの色は黄色であることを特徴とする。
尚、請求項1、2、6、7、11及び12に記載の「前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度」とは、注目画素の近傍に位置する画素に含まれる全ての第1の色成分の画素濃度の最大値であってもよいし、平均値であってもよい。また、「前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、」とは、注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が絶対的に大きい場合であってもよし、注目画素に含まれる第1の色成分の画素濃度に対し、注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が相対的に大きい場合であってもよい。
請求項1記載の画像形成装置によれば、n値化の対象である注目画素のn値化が行われる前に、その注目画素の近傍に位置する画素に含まれ、対応するインクとして顔料インクが用いられる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度とn値化で用いられる所定の閾値との関係が補正される。そして、その補正は、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することによって行われる。これにより、近傍の画素の第1の色成分の画素濃度が大きい場合には、第1の色成分に対応する顔料インクと、第2の色成分に対応する染料インクとが接触する面積を減少させることができ、第1の色成分に対応する顔料インクにて形成されたインクドットが、近傍の第2の色成分に対応する染料インクにて形成されたインクドットににじむことが抑制されるという効果がある。
また、請求項1記載の画像形成装置によれば、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差を、近傍に位置する画素の第1の色成分の画素濃度に応じて補正してからn値化するので、注目画素についてn値化を実行したデータを補正をする場合に比較して、注目画素の近傍に位置する画素の濃度状態を一層細かく反映して、インクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量を制御することができるので、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
また、請求項記載の画像形成装置によれば、注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度に応じて画素濃度または誤差が補正されてn値化され、そのn値化の際に生じた誤差が周辺の画素のn値化に反映されるので、画像全体として見たときの第1の色成分と第2の色成分との境界部分におけるマクロ的な平均濃度を、第1の色成分の画素濃度に応じて調整することができ、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
請求項記載の画像形成装置によれば、n値化の対象である注目画素のn値化が行われる前に、その注目画素の近傍に位置する画素に含まれ、対応するインクとして顔料インクが用いられる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される閾値群の各値が大きくなるように補正されるので、各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と各画素の各色成分の画素濃度との比較により、各画素を各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化する、いわゆるディザ法を用いてn値化する画像形成装置において、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
請求項記載の画像形成装置によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置の奏する効果に加え、第2の色成分に対応するインクの色は第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いので、第1の色成分に対応する色のインクドットが形成される確率が低下させられたり、第1の色成分に対応する色のインクドットを形成するためのインク量が減少させれる場合に比較して、印刷物全体としての印象が変化しないという効果がある。
請求項記載の画像形成装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、第1の色成分に対応するインクの色は黒色なので、にじみが特に目立ちやすい黒色のインクドットについて、にじみの発生を抑制することができるという効果がある。
請求項記載の画像形成装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、第2の色成分に対応するインクの色は黄色なので、近傍の明度の低いインクドットのにじみを特に際だたせる黄色のインクドットについて、明度の低いインクドットのにじみが発生することを抑制できるという効果がある。
請求項記載の画像形成方法によれば、n値化の対象である注目画素のn値化が行われる前に、その注目画素の近傍に位置する画素に含まれ、対応するインクとして顔料インクが用いられる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度とn値化で用いられる所定の閾値との関係が補正される。そして、その補正は、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することによって行われる。これにより、近傍の画素の第1の色成分の画素濃度が大きい場合には、第1の色成分に対応する顔料インクと、第2の色成分に対応する染料インクとが接触する面積を減少させることができ、第1の色成分に対応する顔料インクにて形成されたインクドットが、近傍の第2の色成分に対応する染料インクにて形成されたインクドットににじむことが抑制されるという効果がある。
また、請求項記載の画像形成方法によれば、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差を、近傍に位置する画素の第1の色成分の画素濃度に応じて補正してからn値化するので、注目画素についてn値化を実行したデータを補正をする場合に比較して、注目画素の近傍に位置する画素の濃度状態を一層細かく反映して、インクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量を制御することができるので、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
また、請求項記載の画像形成方法によれば、注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度に応じて画素濃度または誤差が補正されてn値化され、そのn値化の際に生じた誤差が周辺の画素のn値化に反映されるので、画像全体として見たときの第1の色成分と第2の色成分との境界部分におけるマクロ的な平均濃度を、第1の色成分の画素濃度に応じて調整することができ、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
請求項記載の画像形成方法によれば、n値化の対象である注目画素のn値化が行われる前に、その注目画素の近傍に位置する画素に含まれ、対応するインクとして顔料インクが用いられる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される閾値群の各値が大きくなるように補正されるので、各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と各画素の各色成分の画素濃度との比較により、各画素を各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化する、いわゆるディザ法を用いてn値化する画像形成方法において、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
請求項記載の画像形成方法によれば、請求項6又は7に記載の画像形成方法の奏する効果に加え、第2の色成分に対応するインクの色は第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いので、第1の色成分に対応する色のインクドットが形成される確率が低下させられたり、第1の色成分に対応する色のインクドットを形成するためのインク量が減少させれる場合に比較して、印刷物全体としての印象が変化しないという効果がある。
請求項記載の画像形成方法によれば、請求項からのいずれかに記載の画像形成方法の奏する効果に加え、第1の色成分に対応するインクの色は黒色なので、にじみが特に目立ちやすい黒色のインクドットについて、にじみの発生を抑制することができるという効果がある。
請求項10記載の画像形成方法によれば、請求項からのいずれかに記載の画像形成方法の奏する効果に加え、第2の色成分に対応するインクの色は黄色なので、近傍の明度の低いインクドットのにじみを特に際だたせる黄色のインクドットについて、明度の低いインクドットのにじみが発生することを抑制できるという効果がある。
請求項11記載の画像形成プログラムによれば、中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させるn値化手順と、そのn値化手順により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手順とを、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置に実現させ、n値化手順により、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正させた上で、n値化を実行させるので、近傍の画素の第1の色成分の画素濃度が大きい場合には、第1の色成分に対応する顔料インクと、第2の色成分に対応する染料インクとが接触する面積が減少させられ、第1の色成分に対応する顔料インクにて形成されたインクドットが、近傍の第2の色成分に対応する染料インクにて形成されたインクドットににじむことが抑制されるという効果がある。
また、請求項11記載の画像形成プログラムによれば、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差を、近傍に位置する画素の第1の色成分の画素濃度に応じて補正させてからn値化させるので、注目画素についてn値化を実行したデータを補正をする場合に比較して、注目画素の近傍に位置する画素の濃度状態を一層細かく反映して、インクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量を制御することができるので、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
また、請求項11記載の画像形成プログラムによれば、注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度に応じて画素濃度または誤差を補正させてn値化させ、そのn値化の際に生じた誤差が周辺の画素のn値化に反映させるので、画像全体として見たときの第1の色成分と第2の色成分との境界部分におけるマクロ的な平均濃度を、第1の色成分の画素濃度に応じて調整することができ、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
請求項12記載の画像形成プログラムによれば、中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化するn値化手順(但し、n≧2)と、そのn値化手順により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手順とを、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置に実現させ、n値化手順により、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正させた上で、n値化を実行させるので、各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と各画素の各色成分の画素濃度との比較により、各画素を各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化する、いわゆるディザ法を用いてn値化するための画像形成プログラムにおいて、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができるという効果がある。
請求項13記載の画像形成プログラムによれば、請求項11又は12に記載の画像形成プログラムの奏する効果に加え、第2の色成分に対応するインクの色は第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いので、第1の色成分に対応する色のインクドットが形成される確率が低下させられたり、第1の色成分に対応する色のインクドットを形成するためのインク量が減少させれる場合に比較して、印刷物全体としての印象が変化しないという効果がある。
請求項14記載の画像形成プログラムによれば、請求項11から13のいずれかに記載の画像形成プログラムの奏する効果に加え、第1の色成分に対応するインクの色は黒色なので、にじみが特に目立ちやすい黒色のインクドットについて、にじみの発生を抑制することができるという効果がある。
請求項15記載の画像形成プログラムによれば、請求項11から13のいずれかに記載の画像形成プログラムの奏する効果に加え、第2の色成分に対応するインクの色は黄色なので、近傍の明度の低いインクドットのにじみを特に際だたせる黄色のインクドットについて、明度の低いインクドットのにじみが発生することを抑制できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、第1実施例の画像形成装置2の概略構成を表すブロック図である。
この画像形成装置2は、コンピュータを主体として構成され、CPU12、ROM13、RAM15を備えて、これらがバスBにより接続されて、制御信号やデータ信号を交換可能としている。
画像形成装置2は、これ以外に、バスBを介して、コンピュータとして必要なキーボード21やディスプレイ22等の入出力装置、ハードディスクやフレキシブルディスクドライブ等の外部記憶装置23およびカラープリンタ24が接続されている。
ROM13には、プログラム記憶部13aが記憶領域として割り当てられている。プログラム記憶部13aには、コンピュータとして必要な基本的なプログラム、後述するページ処理プログラム、誤差拡散処理プログラム、およびその他の処理プログラムが格納され、必要に応じてCPU12により実行される。なお、外部記憶装置23を介して、前記各種プログラムが記憶されたフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記憶媒体から、必要に応じて作業用メモリ15fに読み込んで起動することにより実行しても良い。
RAM15には、閾値記憶部15a、誤差分配マトリックス記憶部15b、誤差バッファ用メモリ15c、入力画像データ記憶部15d、出力画像データ記憶部15e、作業用メモリ15fが記憶領域として割り当てられている。
閾値記憶部15aは、誤差拡散法に用いられる閾値を記憶している。誤差分配マトリックス記憶部15bは、図2に示すように、注目画素25について、誤差拡散法により算出された出力濃度値と元の濃度値との誤差を、誤差バッファ用メモリ15c内の周辺画素(図2において分数値が記入されている画素)に分配する際に、分配対象となる周辺画素およびその分配率を、誤差分配マトリックスとして記憶している。
誤差バッファ用メモリ15cは、誤差の分配対象となる画素毎に分配される誤差を蓄積している。入力画像データ記憶部15dは外部記憶装置23等から導入された中間調カラー画像データを、色成分としてのCMYK毎に1プレーンずつ記憶している。各原色の濃度範囲は0〜255である。出力画像データ記憶部15eは、入力画像データ記憶部15dに記憶されている中間調カラー画像データを後述するページ処理(図3参照)により2値化して得られた擬似中間調画像データを記憶するものである。なお、必要に応じてこの擬似中間調画像データは、ディスプレイ22に表示されたり、カラープリンタ24により記録される。
カラープリンタ24は、出力画像データ記憶部15eに格納した疑似中間調画像データをインクジェット方式によりドットの有無で印刷するプリンタである。
次に、CPU12にて実行される、ページ処理を、図3のフローチャートにより説明する。図3は、ページ処理を示すフローチャートである。この処理は、入力画像データ記憶部15dに格納されている中間調カラー画像データを2値化して擬似中間調画像データを作成するために行われる。ページ処理が開始されると以下の手順を実行する。
まず、2値化処理する画素の位置を判別するための変数I,Jを0に初期化する(S1,S2)。なお、変数Iは主走査方向(x方向)の位置を示し、変数Jは副走査方向(y方向)の位置を示し、変数I,Jで示される画素のことを注目画素25と呼ぶことにする(図2参照)。
次に、この注目画素25のKの入力濃度(画素濃度)を、誤差バッファ用メモリ15cから読み取られたその注目画素25に対応する2値化誤差値とに基づいて補正し、その補正により得られた画素濃度と閾値との比較により、注目画素のKの出力濃度を「0」(オフ)または「1」(オン)に設定する(S3)。この出力濃度の値は、出力画像データ記憶部15eにプレーンKの2値化画像データとして、S3の処理の2値化毎に順次蓄積される。
同様にしてCの出力濃度が設定され、Mの出力濃度が設定されることにより(S4,S5)、プレーンC及びプレーンMの2値化画像データが順次蓄積される。続いて後述するYハーフトーン処理(図4参照)により、Yの出力濃度が設定され(S6)、プレーンYの2値化画像データが順次蓄積される。
次に、主走査方向(図3に示すx方向)の2値化処理、すなわち1ライン分の処理が終了したか否かを判定する(S7)。
終了していなければ(S7:No)、注目画素25の主走査方向の位置Iを1つ増加させて(S8)、再度S2から処理を繰り返す。
1ライン分の2値化処理を終了したと判定した場合(S7:Yes)には、注目画素25の副走査方向の位置Jを1つ増加させて(S9)、1ページ分の全画素の2値化処理が終了したか否かを判定する(S10)。1ページ分の全画素の処理が終了していなければ(S10:No)、S2から処理を繰り返す。
こうして、1ページ分のプレーンK、プレーンC、プレーンM、プレーンYについて2値化されて、これらの2値化データが出力画像データ記憶部15eに疑似中間調画像データとして蓄積されると、ページ処理を終了する。
次に、図4を参照して、上述したYハーフトーン処理(図3のS6)について説明する。図4は、Yハーフトーン処理を示すフローチャートである。
まず、注目画素25のY(第2の色成分)の入力濃度(画素濃度)Iyを入力する(S601)。次に、注目画素近傍画素26のK(第1の色成分)の入力濃度情報Ikpを求める(S602)。
ここで注目画素近傍画素26とは、その注目画素近傍画素26に対応して形成されたインクドットが注目画素25に対応して形成されたインクドットと少なくとも一部が重なるような画素をいい、インクの液滴サイズ、印刷の解像度、記録媒体の種類に応じて適宜定められる。本実施例では、図2に斜線で示すように、注目画素25の周縁の8つの画素が注目画素近傍画素26に相当する。
また、ここで注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとは、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度の最大値、または、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度を平均して得られた平均値をいう。
続いて、S602の処理で取得された注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて、補正係数αを決定する。
図5は、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて補正係数αを求めるためのテーブルを示す図である。図5に示すように、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが大きいほど、補正係数αが小さくなるようにテーブルが定められている。
そして、図5に示すテーブルに基づいて決定された補正係数αを乗算することにより、注目画素25のYの入力濃度Iyを補正して更新する(S603)。すなわち、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが大きい値であるほど、注目画素25のYの入力濃度Iyが小さい値となるように補正することで、S603の処理に続く誤差拡散処理(S604)において、この注目画素25のYについての画素濃度が「1」(オン)に2値化されて、その注目画素25に対応するYのインクドットが形成される確率を減少させることができる。
図6(a)は、プレーンYの入力濃度Iyを示す図であって、図6(b)は、プレーンYの誤差拡散後の画素濃度を示す図である。なお、領域Aは、Yの入力濃度Iyが全て「255」であるYのベタ領域に相当し、領域BはKのベタ領域との境界を構成するYのベタ領域に相当し、領域Cは、Yの入力濃度Iyが全て「0」であるKのベタ領域に相当する。
また、図示は省略するが、プレーンKの入力濃度は、領域A及び領域Bにおいて「0」であり、領域Cにおいて「255」である。
図6(a)に示すプレーンYを、本第1実施例のYハーフトーン処理(図3参照)により2値化処理する場合に、Kのベタ領域である領域Cに隣接する領域Bの画素についての補正係数αが、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて、例えば「0.25」として決定されると、領域Bにおける画素のYの入力濃度Iyが「255」から「64」に補正されて、その補正された入力濃度Iyに基づいて誤差拡散処理がされるので(図3のS604)、図6(b)に示すように、領域BにおいてYインクドットが形成される確率が減少し、補正をしない場合に比較して、Yインクドットの数が約4分の1になる。
本実施例の画像形成装置2によれば、2値化の対象である注目画素25の近傍に位置する注目画素近傍画素26に含まれるKの入力濃度が大きいほど、Yのインクドットが形成される確率が減少するように、その注目画素25に含まれるYの入力濃度Iyが補正されて2値化が実行されるので、近傍の画素のKの入力濃度が大きい場合には、Kのインクと、Yのインクとが接触する面積を減少させることができ、Kのインクにて形成されたインクドットが、近傍のYのインクにて形成されたインクドットににじむことが抑制される。
また、本実施例の画像形成装置2によれば、その注目画素25に含まれるYの入力濃度Iy(0〜255)を、近傍に位置する注目画素近傍画素26の入力濃度に応じて補正してから2値化するので、注目画素25について2値化を実行したデータ(0または1)を補正をする場合に比較して、注目画素25の近傍に位置する注目画素近傍画素26の濃度状態を一層細かく反映して、にじみを抑制するためにオフとされる画素の比率を制御することができるので、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができる。
さらに、注目画素25の近傍に位置する注目画素近傍画素26に含まれるKの入力濃度に応じてYの入力濃度Iyを補正して2値化し、その2値化の際に生じた誤差を周辺の画素の2値化に反映させるので、画像全体として見たときのKとYとの境界部分におけるマクロ的な平均濃度(Yのインクドットの発生頻度)を、Kの入力濃度に応じて調整することができ、にじみを抑制しつつ高品質の画像を形成することができる。
なお、「注目画素近傍画素26に含まれるKの入力濃度が大きいほど」とは、注目画素近傍画素26に含まれるKの入力濃度が絶対的に大きい場合だけでなく、注目画素25に含まれるKの入力濃度に対し、注目画素近傍画素26に含まれるKの入力濃度が相対的に大きい場合も含む。
注目画素25に含まれるKの入力濃度に対し、注目画素近傍画素26に含まれるKの入力濃度が相対的に大きいほど、注目画素25についてYのインクドットが形成される確率を低下させるためには、S602の処理(図4参照)において、数式1または数式2に示す式により得られる値を注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとして用いれば良い。
(数式1)
Ikp=注目画素近傍画素のKの入力濃度の最大値−注目画素のKの入力濃度
(数式2)
Ikp=注目画素近傍画素のKの入力濃度の平均値−注目画素のKの入力濃度
図7は、数式1または数式2を用いて得られた注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて補正係数αを求めるためのテーブルを示す図であり、これは図5で示すIkpの値が−255〜0〜255の範囲に拡張したものに相当する図である。図7に示すように、注目画素近傍画素26のKの入力濃度が注目画素25のKの入力濃度に比較して大きいほど、補正係数αが小さくなるようにテーブルが定められているとともに、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが負の場合は「1」に設定される。
図8は、図7に示すテーブルに基づいて決定される補正係数αを用いて入力濃度Iyを補正する場合のプレーンYの画素濃度を示す図であり、図6に相当する図である。
図6と異なるのは、図8(a)に示すように、Kインクの定着性を向上させるために、定着補助剤としてYのインクドットがKのベタ領域である領域Cにおいても形成されるようにYの入力濃度Iyが「255」に設定された画素が領域Cに存在する点である。
図8(a)に示すプレーンYの入力濃度Iyを、図7に示すテーブルに基づいて決定された補正係数αを用いて補正すると、注目画素25のKの入力濃度と注目画素近傍画素26のKの入力濃度との差が大きい領域、すなわちKのベタ領域である領域Cに隣接する領域BのプレーンYの入力濃度Iyのみが「255」から、例えば「64」に補正され、誤差拡散処理(図4のS604)により2値化されるので、図8(b)に示すように、領域Bに形成されるYのインクドットの数のみが約4分の1になるとともに、領域Cに形成されるYのインクドットの数は変化しない。
すなわち、数式1または数式2及び図7に示すテーブルを用いることにより、注目画素25のKの入力濃度が注目画素近傍画素26のKの入力濃度と等しい場合には補正係数αが「1」となるので、Kのベタ領域(領域C)におけるYの入力濃度Iyは補正(Iy=Iy×α)により変化せず、Kのベタ領域に形成されるインクドット数は変化しないのである。したがって、Kのベタ領域におけるKのインクの定着性を充分に得ることができる。
次に、第2実施例を説明する。この第2実施例は、Yハーフトーン処理(図3のS6)において、周辺誤差eを補正する点が第1実施例と異なる。尚、第2実施例は、第1実施例の画像形成装置2と同じ構成については同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9を参照して、第2実施例のYハーフトーン処理(図3のS6)について説明する。図9は、第2実施例のYハーフトーン処理を示すフローチャートであり、図4に相当する図である。
まず、注目画素25のYの入力濃度Iyを入力する(S611)。次に、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpを求める(S612)。
また、ここで注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとは、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度の最大値、または、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度を平均して得られた平均値をいう。
図10は、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて補正係数δを決定するためのテーブルを示す図である。図10に示すように、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが大きいほど、補正係数δが大きくなるようにテーブルが予め定められている。図10の入力濃度情報Ikpと補正係数δとの関係をδ=Fc(Ikp)とする。
続いて、S612の処理で取得された注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて、図10で決定した補正係数δと入力濃度Iyから誤差補正値γを算出する(S613)。
次に、閾値記憶部15aから閾値Tを求める。ここで閾値Tとしては、例えば「128」が設定されている(S614)。そして、誤差バッファ用メモリ15cから、注目画素25に蓄積された周辺誤差eを求める(S615)。
続いて、S613で算出された誤差補正値γをS615で求めた周辺誤差eから減算して得られる値を、注目画素25のYの入力濃度Iyから減算し、補正入力濃度Iy’を算出する(S616)。したがって、誤差補正値γが大きいほど、すなわち注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが大きいほど、補正入力濃度Iy’が小さい値となる。
次にS616の処理にて求められた補正入力濃度Iy’と閾値Tとを比較する(S617)。Iy’<Tであれば(S617:No)、出力濃度としてオフ(OFF)が設定され(S619)、Iy’≧Tであれば(S617:Yes)、出力濃度としてオン(ON)が設定される(S618)。この出力濃度の値は、出力画像データ記憶部15eにプレーンYの2値化画像データとして、S618またはS619の2値化毎に順次蓄積される。
続いて、補正入力濃度Iy’からドット出力情報例えば「255」を減算して、注目画素誤差Eを算出し(S620)、誤差バッファ用メモリ15cに格納する。
図11は、プレーンYの誤差拡散後の画素濃度を示す図である。なお、領域Aは、Yのベタ領域に相当し、領域BはKのベタ領域との境界を構成するYのベタ領域に相当し、領域CはKのベタ領域に相当する。また、図示は省略するが、プレーンKの入力濃度は、領域A及び領域Bにおいて「0」であり、領域Cにおいて「255」である。
図11は、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて、領域Bにおける画素についての誤差補正値γが例えば、「128」と算出されることにより、領域Bの補正入力濃度Iy’のみが「128」に補正され、その補正入力濃度Iy’に基づいて誤差拡散処理が実行された状態を示す。
図11に示すように、第2実施例のYハーフトーン処理においても、第1実施例と同様のプレーンYの2値化画像データを得ることができるので、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の第2実施例では、S612の処理(図8参照)において、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとして、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度の最大値、または、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度を平均して得られた平均値を用いていたが、上述した数式1または数式2に示す式により得られる値を注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとして用いてもよい。
図12は、数式1または数式2を用いて得られた注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて補正係数δを決定するためのテーブルを示す図であり、これは図10で示すIkpの値が−255〜0〜255の範囲に拡張したものに相当する図である。図12に示すように、注目画素近傍画素26のKの入力濃度が注目画素25の入力濃度に比較して大きいほど補正係数δが大きくなり、且つ、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが、所定の正の値以下の場合には補正係数δが「0」となるようにテーブルが予め定められている。
図13は、数式1または数式2により算出された入力濃度情報Ikpに基づいて誤差補正値γを算出し、その誤差補正値γを用いてプレーンYの周辺誤差eを補正して2値化した場合に得られるプレーンYの出力濃度を示す図であり、図8(b)に相当する図である。
第2実施例においても、第1実施例と同様に、Kのベタ領域(領域C)に形成されるインクドット数は変化しないように補正することができ、Kのベタ領域におけるKのインクの定着性を充分に得ることができる。
次に、第3実施例を説明する。この第3実施例は、Yハーフトーン処理(図3のS6)が、誤差拡散法ではなく、ディザ法を用いたものである点が第1実施例及び第2実施例と異なる。尚、第3実施例は、第1実施例の画像形成装置2と同じ構成については同じ符号を付し、その説明は省略する。
ディザ法とは、中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個(例えば1個)の閾値群と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類(例えばオンとオフの2種類)のいずれかの値にn値化(例えば2値化)するものである。
本第3実施例では、各色成分毎に1つ設定された1〜256までの閾値群(n=2)と、各画素の各色成分の画素濃度(0〜255)との比較により各画素を、各色成分毎に、2値化する場合について説明する。
図16(a)は、中間調カラー画像のYの入力濃度(画素濃度)について各画素毎に設定されている1〜256までの閾値を示す図である。注目画素25のYの入力濃度が、その注目画素25について設定されている閾値以上であれば、その注目画素25に対応するYのインクドットの出力はオンとされ、注目画素25のYの入力濃度が、その注目画素について設定されている閾値よりも小さければ、その注目画素25に対応するYのインクドットの出力はオフにされることにより、中間調カラー画像の各画素のYの入力濃度が2値化される。
図14を参照して、第3実施例のYハーフトーン処理(図3のS6)について説明する。図14は、ディザ法を用いたYハーフトーン処理を示すフローチャートであり、図4に相当する図である。
まず、注目画素25のYの入力濃度Iyを入力する(S631)。次に、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpを求める(S632)。
また、ここで注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとは、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度の最大値、または、8つの注目画素近傍画素26のKの入力濃度を平均して得られた平均値をいう。
続いて、S632の処理で取得された注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて、閾値補正値βを決定する。
図15は、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて閾値補正値βを求めるためのテーブルを示す図である。図15に示すように、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpが大きいほど、閾値補正値βが大きくなるようにテーブルが定められている。
次に、注目画素25について予め定められている閾値Tmatに閾値補正値βを加算して、注目画素25のYの閾値Tを求める(S634)。図16(a)は、ディザマトリックスに基づいて配置された閾値Tmatの一例を示す図であって、図16(b)は、図16(a)に示す閾値Tmatを閾値補正値βにより補正して得られた閾値Tの一例を示す図である。
なお、領域Aは、Yのベタ領域に相当し、領域BはKのベタ領域との境界を構成するYのベタ領域に相当し、領域CはKのベタ領域に相当する。
また、図16(b)は、領域B、領域Cに存在する画素についての閾値補正値βが「128」である場合の閾値Tを示している。すなわち、注目画素近傍画素26のKの入力濃度が大きい領域B、領域Cについては、図16(b)に示すように、図16(a)に示す対応する閾値Tmatに、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて決定された閾値補正値βとして「128」が加算されている。
次に、S63の処理において決定された閾値Tと注目画素25のYの入力濃度Iyとを比較する(S635)。Iy<Tであれば(S635:No)、出力濃度としてオフ(OFF)が設定され(S637)、Iy≧Tであれば(S635:Yes)、出力濃度としてオン(ON)が設定される(S636)。
第3実施例のYハーフトーン処理においても、第1実施例及び第2実施例と同様のプレーンYの2値化画像データを得ることができるので、第1実施例及び第2実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、第3実施例のYハーフトーン処理においても、上述した数式1または数式2に示す式により得られる値を注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpとして用いてもよい。
図17は、数式1または数式2を用いて得られた注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて閾値補正値βを求めるためのテーブルを示す図であり、図7に相当する図である。図17に示すように、注目画素近傍画素26のKの入力濃度が注目画素25のKの入力濃度に比較して大きいほど、閾値補正値βが大きくなるとともに、注目画素25のKの入力濃度が注目画素近傍画素26のKの入力濃度よりも大きいとき(Ikpが0以下のとき)は、閾値補正値βが0となるようにテーブルが定められている。
図18は、数式1または数式2により算出された入力濃度情報Ikpに基づいて算出された閾値補正値βにより補正された閾値Tを示す図である。図18に示すように、Kのベタ領域とYのベタ領域の境界、すなわち注目画素近傍画素26のKの入力濃度が注目画素25のKの入力濃度に比較して大きい領域Bのみ閾値Tを高くすることで、Kのベタ領域(領域C)に形成されるインクドット数が変化しないように補正することができ、Kのベタ領域におけるKのインクの定着性を充分に得ることができる。
上記実施例において、請求項1に記載されたn値化手段としては、図4のフローチャートのYハーフトーン処理、図9のフローチャートのYハーフトーン処理が該当する。また、請求項3に記載されたn値化手段としては、図14のYハーフトーン処理が該当する。
以上実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば上記実施例において、注目画素近傍画素26とは、図2に斜線で示すように、注目画素25の周縁の8つの画素をいうものであったが、インクの液滴のサイズ、印刷媒体、解像度、ピクセルサイズに応じて適宜定められるものである。
図19は、インクドットが互いに重なる画素の範囲を説明する図である。図19(a)に示すように、解像度が高いほど隣り合うドット間の距離が短いので、1つのインクドットと重なり合うインクドットの数は多くなり、注目画素近傍画素26として設定するべき範囲が大きくなる。また、インクドットのドット径が大きいほど、1つのインクドットと重なり合うインクドットの数は多くなり、注目画素近傍画素26として設定するべき範囲が大きくなる。
図19(b)の「3」欄に、KのインクドットとYのインクドットとが重ならなくなる画素数を示す。図19(b)に示すように、注目画素25に対応して形成されたインクドットと少なくとも一部が重なり合うインクドットの範囲は、解像度、ピクセルサイズ、ドット径、印刷媒体及び液滴サイズとの関係により変動する。
具体的には、普通紙やインクジェット紙のように吸水性が高い印刷媒体の場合にはにじみが大きくドット径が大きくなるので、注目画素近傍画素26として設定するべき範囲を拡大し、光沢紙やマット紙のように吸水性が低い印刷媒体の場合には、にじみが小さいためドット径が小さくなるので、注目画素近傍画素26として設定するべき範囲を縮小する。
また、液滴サイズが大きい場合にはドット径が大きくなるので、注目画素近傍画素26として設定するべき範囲を拡大し、液滴サイズが小さい場合にはドット径が小さくなるので、注目画素近傍画素26として設定するべき範囲を縮小する。
図19(c)は、KのインクドットとYのインクドットとが重ならなくなる画素数が「2」である場合に設定される注目画素近傍画素26の範囲を示す図であって、注目画素25を黒丸で示し、注目画素近傍画素26を白丸で示す。すなわち、注目画素近傍画素26に対応して形成されたインクドットが注目画素25に対応して形成されたインクドットと重ならなくなる領域内の画素が注目画素近傍画素26として決定される。
図20(a)は、図19(c)に示すように注目画素25から2つ離れた画素までを注目画素近傍画素26とし、その注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに基づいて、注目画素25のYの入力濃度を「255」から「64」に補正した場合におけるプレーンYの画素濃度を示す図であって、図20(b)は、プレーンYの誤差拡散後の画素濃度を示す図である。
このようにすれば、解像度が高い、液滴サイズが大きい、印刷媒体がにじみ易いなどの理由によりKのインクドットとYのインクドットとが重ならなくなる画素数が大きい場合であっても、確実ににじみを防止することができる。
また、上記実施例は、画素濃度をオンかオフのいずれかに2値化するものであったが、本発明は2値化に限られるものではない。例えば、n値化の対象である注目画素25の近傍に位置する画素に含まれるKの画素濃度が大きいほど、その注目画素25に含まれるYのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、その注目画素25に含まれるYの画素濃度と所定の閾値との関係を補正してn値化を実行しても良い。
この場合には、カラープリンタ24(図1参照)として、ドット径が互いに異なる2種類以上のドットを記録することができるように構成されているものが好適に用いられる。
図21は、Yの画素濃度を4値化する誤差拡散処理を示すフローチャートであって、図4のS604の処理に換えて用いられる。
図21に示す誤差拡散処理では、まず、注目画素25の周辺誤差eを求め(S6041)、大ドット閾値threL、中ドット閾値threM、小ドット閾値threS、大ドット出力値dotvL、中ドット出力値dotvM、小ドット出力値dotvSを予め定められた所定の値に設定する(S6042)。
次に、図4のS601の処理で入力された注目画素25のYの入力濃度Iyに周辺誤差eを加算して入力濃度補正値Iy’を算出する(S6043)。
続いて、入力濃度補正値Iy’が大ドット閾値threL以上であるか否かを調べ(S6044)、入力濃度補正値Iy’が大ドット閾値threL以上であれば、その注目画素25に対応して大ドットの出力がオンとされ、入力濃度補正値Iy’から大ドット出力値dotvLを減算することにより、注目画素25の誤差Eが算出される(S6045)。
一方、入力濃度補正値Iy’が大ドット閾値threLよりも小さい場合には、入力濃度補正値Iy’が中ドット閾値threM以上であるか否かを調べ(S6046)、入力濃度補正値Iy’が中ドット閾値threM以上であれば、その注目画素25に対応して中ドットの出力がオンとされ、入力濃度補正値Iy’から中ドット出力値dotvMを減算することにより、注目画素25の誤差Eが算出される(S6047)。
また、入力濃度補正値Iy’が中ドット閾値threMよりも小さい場合には、入力濃度補正値Iy’が小ドット閾値threS以上であるか否かを調べ(S6048)、入力濃度補正値Iy’が小ドット閾値threS以上であれば、その注目画素25に対応して小ドットの出力がオンとされ、入力濃度補正値Iy’から小ドット出力値dotvSを減算することにより、注目画素25の誤差Eが算出される(S6049)。
一方、入力濃度補正値Iy’が中ドット閾値threMよりも小さい場合には、ドット出力をオフとする。
続いて、S6045,S6047,S6049,S6050の処理で算出された注目画素25の誤差Eを保存し(S6051)、処理を終了する。
このようにすれば、注目画素近傍画素26のKの入力濃度情報Ikpに応じて、注目画素25のYの入力濃度が4値化され、KのインクドットとYのインクドットとの境界部にも中ドットまたは小ドットでYのインクドットが形成され、画像全体として見たときにKのインクにより形成された画像とYのインクにより形成された画像との間が淡い黄色として見えるので、例えば黒文字とその黒文字の下色の黄色との間が白い筋が発生することが抑制される。
また、本実施例の画像処理を実行する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えられる。このようなプログラムの場合、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等の記憶媒体に記憶し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMを記憶媒体として前記プログラムを記憶しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
第1実施例の画像形成装置の概略構成を表すブロック図である。 誤差拡散法により算出された出力濃度値と元の濃度値との誤差の分配対象と なる周辺画素およびその分配率を示す誤差分配マトリックスの構成説明図である。 ページ処理を示すフローチャートである。 Yハーフトーン処理を示すフローチャートである。 注目画素近傍画素のKの入力濃度情報Ikpに基づいて補正係数αを求める ためのテーブルを示す図である。 (a)は、プレーンYの入力濃度Iyを示す図であって、(b)は、プレー ンYの誤差拡散後の画素濃度を示す図である。 数式1または数式2を用いて得られた注目画素近傍画素のKの入力濃度情報 Ikpに基づいて補正係数αを求めるためのテーブルを示す図である。 図7に示すテーブルに基づいて決定される補正係数αを用いて入力濃度を補 正した場合のプレーンYの誤差拡散後の画素濃度を示す図であり、図6に相当する図 である。 第2実施例のYハーフトーン処理を示すフローチャートであり、図4に相当 する図である。 注目画素近傍画素のKの入力濃度情報Ikpに基づいて補正係数δを求め るためのテーブルを示す図である。 プレーンYの誤差拡散後の画素濃度を示す図である。 数式1または数式2を用いて得られた注目画素近傍画素のKの入力濃度情 報Ikpに基づいて補正係数δを決定するためのテーブルを示す図である。 図12に示すテーブルに基づいて決定された補正係数δにより算出される 誤差補正値γを用いて入力濃度を補正した場合のプレーンYの誤差拡散後の画素濃度 を示す図であり、図8(b)に相当する図である。 第3実施例のYハーフトーン処理を示すフローチャートであり、図4に相 当する図である。 注目画素近傍画素のKの入力濃度情報Ikpに基づいて閾値補正値βを求 めるためのテーブルを示す図である。 (a)は、ディザマトリックスに基づいて配置された閾値Tmatの一例 を示す図であって、(b)は、(a)に示す閾値Tmatを閾値補正値βにより補正 して得られた閾値Tの一例を示す図である。 数式1または数式2を用いて得られた注目画素近傍画素のKの入力濃度情 報Ikpに基づいて閾値補正値βを求めるためのテーブルを示す図である。 図17に示すテーブルに基づいて決定される閾値補正値βを用いて閾値T matを補正した場合の閾値Tの一例を示す図であり、図16(b)に相当する図で ある。 注目画素近傍画素とインクドットの重なりとの関係を示す図である。 (a)は注目画素から2つ離れた画素までを注目画素近傍画素とした場合 におけるプレーンYの画素濃度を示す図であって、(b)はプレーンYの誤差拡散後 の画素濃度を示す図である。 Yの画素濃度を4値化する誤差拡散処理を示すフローチャートである。 Kインクの粒子とYインクの粒子とが互いに隣接する位置に吹きつけられ た状態を示す概略図である。
符号の説明
2 画像形成装置
24 カラープリンタ(印刷手段)
25 注目画素
26 注目画素近傍画素(注目画素の近傍に位置する画素)

Claims (15)

  1. 中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させるn値化手段と、そのn値化手段により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手段とを有し、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置において、
    前記n値化手段は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正した上で、前記n値化を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化するn値化手段(但し、n≧2)と、そのn値化手段により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手段とを有し、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置において、
    前記n値化手段は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正した上で、前記n値化を実行するものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第2の色成分に対応するインクの色は前記第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の色成分に対応するインクの色は黒色であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の色成分に対応するインクの色は黄色であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させ、また、そのn値化により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成し、そのインクドットの形成において、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成方法において、
    前記n値化は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正した上で、n値化を実行することを特徴とする画像形成方法。
  7. 中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群(但し、n≧2)と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化し、そのn値化により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成し、そのインクドットの形成において、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成方法において、
    前記n値化は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正した上で、n値化を実行するものであることを特徴とする画像形成方法。
  8. 前記第2の色成分に対応するインクの色は前記第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成方法。
  9. 前記第1の色成分に対応するインクの色は黒色であることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の画像形成方法。
  10. 前記第2の色成分に対応するインクの色は黄色であることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の画像形成方法。
  11. 中間調カラー画像の各画素に含まれる互いに異なる複数の色成分の各々について、画素濃度と所定の閾値との比較により、各画素を各色成分毎にn種類(但し、n≧2)のいずれかの状態にn値化し、そのn値化の際に生じた誤差を周辺の画素のn値化に反映させるn値化手順と、そのn値化手順により設定された値に基づいて、前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手順とを、前記複数の色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置に実現させるための画像形成プログラムにおいて、
    前記n値化手順は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分の画素濃度またはその第2の色成分の画素濃度に反映される誤差が小さくなるように補正することにより、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と前記所定の閾値との関係を補正した上で、前記n値化を実行するものであることを特徴とする画像形成プログラム。
  12. 中間調カラー画像の各画素毎に設定された(n−1)個の閾値群と、各画素の各色成分の画素濃度との比較により各画素を、各色成分毎に、n種類のいずれかの値にn値化するn値化手順(但し、n≧2)と、そのn値化手順により設定された値に基づく量の前記色成分に対応するインクにてインクドットを形成する印刷手順とを、前記色成分のうち第1の色成分に対応するインクとして顔料インクを用い、その第1の色成分とは異なる第2の色成分に対応するインクとして染料インクを用いる画像形成装置に実現させるための画像形成プログラムにおいて、
    前記n値化手順は、n値化の対象である注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる前記第2の色成分に対応する染料インクにてインクドットが形成される確率またはそのインクドットを形成するためのインク量が減少するように、前記注目画素の近傍に位置する画素に含まれる前記第1の色成分の画素濃度が大きいほど、その注目画素に含まれる第2の色成分の画素濃度と比較される前記閾値群の各値が大きくなるように補正した上で、前記n値化を実行するものであることを特徴とする画像形成プログラム。
  13. 前記第2の色成分に対応するインクの色は前記第1の色成分に対応するインクの色に比較して明度が高いものであることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成プログラム。
  14. 前記第1の色成分に対応するインクの色は黒色であることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の画像形成プログラム。
  15. 前記第2の色成分に対応するインクの色は黄色であることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の画像形成プログラム。
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