JP2005277432A - 微結晶化合物光半導体、それを用いた微結晶化合物光半導体膜及び光半導体素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 0.5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有する微結晶化合物を構造内に50%以上有し、微結晶の大きさが0.1μm以上100μm以下であることを特徴とする。この微結晶化合物は、チッ素元素を含む化合物を、Gaを含む有機金属化合物との反応を生起させるのに必要なエネルギー状態や励起種に活性化し、これらの活性化したチッ素元素を含む化合物をとGaを含む有機金属化合物とを反応させることで製造しうる。
【選択図】 なし
Description
本発明の微結晶化合物半導体は、さらにAlおよび/またはInを含むことを特徴とする。
本発明の微結晶化合物光半導体膜は、前記本発明の微結晶化合物光半導体からなるものである。
本発明の微結晶化合物光半導体は、5原子%以上40原子%以下の水素、Ga及びチッ素元素を含む微結晶化合物をその構造中に含んでいることを特徴とする光半導体で、さらにAl,Inの一つ以上の元素を含んでも良い。AlはIII 族元素の全体の0.1原子%から99.9原子%の範囲が可能であり、InはIII 族元素の全体の0.1原子%から99.9原子%の範囲が可能である。
本発明の微結晶光半導体は、次のように製造することができる。
n型用の元素としてはIa族のLi、Ib族のCu、Ag、Au、IIa族のMg、IIb族のZn、IVa族のSi、Ge、Sn、Pb、VIa族のS、Se、Teを用いることができる。
(実施例1)
洗浄したAl基板、石英基板、Siウェハーを基板ホルダー16に載せ、排気口12を介して容器14内を真空排気後、ヒーター18により基板を350℃に加熱した。
H2ガスに対して、高周波コイル26を介して13.56MHzの高周波で出力100Wで放電を行ったこと以外は実施例1と同じ条件で成膜を行った。
実施例1と同じ装置、同じ基板を用いて、N2ガスをガス導入管20より1000sccm導入し、2.45GHzのマイクロ波出力を300Wで放電を行った。
この時、反射波は0Wであった。H2 ガス300sccmをガス導入管22より導入し、13.56MHzの高周波で出力100Wで放電を行った。この時、反射波は0Wであった。ヒーター18により基板ホルダー16の温度を300℃とした。
実施例2と同じ装置、同じ基板を用いて、N2ガスをガス導入管20より1000sccm導入し、2.45GHzのマイクロ波出力を300Wで放電を行った。
この時、反射波は0Wであった。H2ガス100sccmをガス導入管22より導入し、13.56MHzの高周波で出力300Wで放電を行った。この時、反射波は0Wであった。ヒーター18により基板ホルダーの温度を400℃とした。
実施例1と同じ装置、同じ基板を用いて、N2ガスをガス導入管20より1000sccm導入し、2.45GHzのマイクロ波出力を300Wで放電を行った。この時、反射波は0Wであった。また、H2ガスは50sccmを導入した。ヒーター18により基板ホルダー16の温度を450℃とした。
この状態でガス導入管20よりトリメチルガリウム0.5sccmを導入した。得られた膜の膜組成はGa/N比1.03でほぼ化学量論化に等しいことが分かった。
12 排気口
14 真空容器
16 基板ホルダー
18 ヒーター
20、22 ガス導入管
28、30 石英管
24 マイクロ導波管
26 高周波コイル
32、34 ガス導入管
Claims (21)
- 5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有し、微結晶の大きさが0.1μm以上100μm以下である微結晶化合物を構造内に有することを特徴とする微結晶化合物光半導体。
- 前記微結晶化合物に、さらにAlおよび/またはInを含むことを特徴とする請求項1に記載の微結晶化合物光半導体。
- 前記微結晶化合物が、C,Si,Ge,Snから選ばれた少なくとも一つ以上の元素を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の微結晶化合物光半導体。
- 前記微結晶化合物が、Be,Mg,Ca,Zn,Srから選ばれた少なくとも1つ以上の元素を更に含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の微結晶化合物光半導体。
- 5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有し、立方晶あるいは六方晶のうちいずれか一方の結晶系である微結晶化合物を構造内に有することを特徴とする微結晶化合物光半導体。
- 5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有し、さらに酸素および炭素の含有量が0原子%以上15原子%以下である微結晶化合物を構造内に有することを特徴とする微結晶化合物光半導体。
- 前記微結晶化合物光半導体が、Xeランプ光を照射した際に明暗抵抗比4桁以上の光導電性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の微結晶化合物光半導体。
- 前記微結晶化合物光半導体の光学Gapが2.8eV以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の微結晶化合物光半導体。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の微結晶化合物光半導体からなる微結晶化合物光半導体膜。
- 基板と、光導電部材と、電極と、からなる半導体素子であって、
該光導電部材は、P型,I型,N型いずれか1つの単独の化合物半導体で形成され、
該単独の化合物半導体は、5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有する微結晶化合物を構造内に有する微結晶化合物半導体であることを特徴とする光半導体素子。 - 前記微結晶化合物に、さらにAlおよび/またはInを含むことを特徴とする請求項10に記載の光半導体素子。
- 前記微結晶化合物が、C,Si,Ge,Snから選ばれた少なくとも1つ以上の元素を更に含むことを特徴とする請求項10または請求項11記載の光半導体素子。
- 前記微結晶化合物が、Be,Mg,Ca,Zn、Srから選ばれた少なくとも1つ以上の元素をさらに含むことを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の光半導体素子。
- 前記微結晶化合物が5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有し、さらに酸素および炭素の含有量が0原子%以上15原子%以下である請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の光半導体素子。
- 前記微結晶化合物の大きさが0.1μm以上100μm以下である請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の光半導体素子。
- 前記光半導体素子が、Xeランプ光を照射した際に明暗抵抗比4桁以上の光導電性を有することを特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の光半導体素子。
- 前記微結晶化合物光半導体の光学Gapが2.8eV以上であることを特徴とする請求項10乃至請求項16のいずれか1項に記載の光半導体素子。
- 基板と、光導電部材と、電極と、を備えた半導体素子であって、
該光導電部材は、少なくともp型,i型,n型いずれか1つの化合物半導体で形成され、
該化合物半導体が、5原子%以上40原子%以下の水素とGaとチッ素元素とを含有し、微結晶の大きさが0.1μm以上100μm以下である微結晶化合物を構造内に有する微結晶化合物光半導体であることを特徴とする光半導体素子。 - 前記光半導体素子が、Xeランプ光を照射した際に明暗抵抗比4桁以上の光導電性を有することを特徴とする請求項18記載の光半導体素子。
- 前記微結晶化合物光半導体の光学Gapが2.8eV以上であることを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の光半導体素子。
- 前記光半導体素子が、光起電力素子であることを特徴とする請求項10乃至請求項20のいずれか1項に記載の光半導体素子。
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