JP2005276307A - ステッピングモータ駆動システム、情報記録再生装置及びステッピングモータ駆動方法 - Google Patents

ステッピングモータ駆動システム、情報記録再生装置及びステッピングモータ駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 保持電流の印加にともないモータの消費電力や発熱量が増加してしまう。
【解決手段】 ステッピングモータ駆動システム60は、駆動パルス信号に応じて所定角度角度回転するステッピングモータ20と、振動を検知して振動信号を出力する振動検出器40と、ステッピングモータ20に流される駆動電流を制御して、ステッピングモータ20を所定角度回転させるステッピングモータ制御部30と、を備えている。駆動パルス信号は、ステッピングモータ20を単位角度回転させるために必要な起動電流Iaと、起動電流Iaにより回転したステッピングモータ20の回転角度を保持する保持電流Ibと、から構成されている。ステッピングモータ制御部20は、振動検出器40により検知された振動信号に応じて保持電流Ibのレベルを変化させる。
【選択図】 図2


Description

本発明は、ステッピングモータ駆動システム、情報記録再生装置及びステッピングモータ駆動方法に関する。
近年、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクを再生する光ディスク記録再生装置が、情報記録再生装置の一つとして様々な分野で用いられている。この光ディスク記録再生装置は、ターンテーブル上に載置固定された光ディスクを回転させながら、光ディスクにレーザ光を照射し、その反射光を受光して光ディスクから各種情報を読み取ったり、光ディスクに情報を書き込んだりするように構成されている。
光ディスクへのレーザ光の照射は、光ピックアップによって行われる。光ピックアップは、主としてレーザ光源とこのレーザ光源から出力されたレーザ光を絞り込んで光ディスクに照射するレンズとから構成されており、これらの各部材は、光ディスクの径方向に沿って摺動可能に構成されたキャリッジ内に搭載されている。キャリッジは、主としてトラッキング追従動作時に発生するレンズのシフトを解消するためのトレース動作と、光ディスク内の目的のアドレスまで移動するサーチ動作の二つを行う。
このキャリッジは、一般にDCモータを用いて駆動される。DCモータは、一般に減速ギアを介して送りネジに動力伝達可能に構成されている。DCモータの回転力により送りネジが回転すると、キャリッジはこの送りネジの回転に応じて光ディスクの径方向に沿って摺動する(例えば、特許文献1参照)。
また、キャリッジを駆動するモータとして、ステッピングモータを用いた光ディスク記録再生装置も提案されている。このステッピングモータは、一般にステッピングモータに印加されるパルスの数に応じて、回転角度を制御可能に構成されているため、高い精度で送りネジの回転量、ひいてはキャリッジの位置制御を行うことが可能である。
特開2003−58192(図1)
一般に、DCモータは、減速ギアを含むギア列によって送りネジに動力伝達するため、キャリッジや送りネジに加わる振動等の外力に対しては減速ギア等のギア列による摩擦トルクがバッファとなり、モータ内部に大きな保持トルクを必要とすることなく、キャリッジの位置を保持することができる。
しかしながら、ステッピングモータは、ギア等を介すことなく送りネジに継ぎ手等を介して直結されているため、送りネジやキャリッジに加わる外力がそのままステッピングモータに伝達されることとなる。したがって、ステッピングモータには、キャリッジの位置を維持するために非回転時においても、モータ内部に保持トルクを持たせるためにある程度の保持電流を流す必要がある。
光ディスク記録再生装置においては、その制御を行う時間の大部分はトレース動作に割かれている。このトレース動作においては、ステッピングモータは回転動作を行うよりも、ステッピングモータを保持する時間のほうが圧倒的に長いため、ステッピングモータを保持するための保持電流の印加時間が自ずと長くなってしまう。したがって、ステッピングモータは、DCモータを使用する場合と比べて、保持電流の印加にともなうモータの消費電力や発熱量が増加してしまう。
本発明が解決すべき課題としては、保持電流の印加にともないモータの消費電力や発熱量が増加してしまう等が一例として挙げられる。
本発明の請求項1記載のステッピングモータ駆動システムは、駆動パルス信号に応じて所定角度角度回転するステッピングモータと、振動を検知して振動信号を出力する振動検出器と、前記ステッピングモータに流される前記駆動パルス信号を制御して、前記ステッピングモータを所定角度回転させるステッピングモータ制御部と、を備え、前記駆動パルス信号は、前記ステッピングモータを単位角度回転させるために必要な起動電流と、前記起動電流により回転した前記ステッピングモータの回転角度を維持する保持電流と、から構成され、前記ステッピングモータ制御部は、前記振動検出器により検知された前記振動信号に応じて前記保持電流のレベルを変化させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のステッピングモータ駆動方法は、振動を検知して振動信号を生成するステップと、ステッピングモータに印加される駆動パルス信号を制御して、前記ステッピングモータを所定角度回転させるステップと、を備え、前記駆動パルス信号は、前記ステッピングモータを単位角度回転させるために必要な起動電流と、前記起動電流により回転した前記ステッピングモータの回転角度を維持する保持電流と、から構成され、前記振動検出器により検知された前記振動信号に応じて前記保持電流のレベルを変化させることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる情報記録再生装置の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明では、情報記録再生装置の例として光ディスク記録再生装置、特に車載用の光ディスク記録再生装置を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態の光ディスク記録再生装置の読取再生機構の要部を示す部分斜視図であり、図2は本実施形態の光ディスク記録再生装置の制御構造の要部を示すブロック図である。
本実施形態の光ディスク記録再生装置10は、その骨格となるシャーシ11上に各種機能部品が設置されて構成されている。
シャーシ11は、例えば金属板の打ち抜きプレス加工等により成型された上面視概ね長方形状の基体である。
このシャーシ11の裏面側11bには 光ディスクDを回転させるためのスピンドルモータ12取り付けられている。スピンドルモータ12の回転軸には、図示せぬターンテーブルが取り付けられており、光ディスクDはこのターンテーブル上に載置されて回転する。
また、シャーシ11の表面側11aには、キャリッジ13が設けられている。このキャリッジ13は、その内部に光ピックアップが形成されており、図示せぬレーザ光源から出力されたレーザ光がキャリッジ13の中央部に設けられた対物レンズ19(図2参照)から光ディスクDの情報記録面に向かって照射される。光ディスク記録再生装置10は、このレーザ光により光ディスクDからの情報の読み取り、または光ディスクDへの情報を書き込みを行う。
キャリッジ13は、その両端部近傍に設けられた2つの支持孔13a,13b内に、それぞれガイドシャフト14,15が挿通されている。ガイドシャフト14,15は、互いに略平行となるように両端がシャーシ11に固定されている。ガイドシャフト14,15は、キャリッジ13の移動方向を規制するガイドであり、キャリッジ13はガイドシャフト14,15の長手方向に沿ってのみ摺動可能に取り付けられている。
ガイドシャフト15近傍には、送りネジ16がガイドシャフト15と略平行となるように設けられている。この送りネジ16には、螺旋状のネジ溝16aが形成されており、このネジ溝16aにキャリッジ13に一体に形成された係合片13cが係合している。送りネジ16の一端は軸受17によって送りネジ16が回転可能に軸支されており、その他端はステッピングモータ20の出力軸に直結されている。
ステッピングモータ20は、供給される駆動パルス信号に応じて所定角度回転するモータであり、送りネジ16はこのステッピングモータ20の回転量に応じて回転する。送りネジ16が回転すると、キャリッジ13の係合片13cはネジ溝16aにガイドされながら摺動し、キャリッジ13全体とともに対物レンズ19をガイドシャフト14,15に平行な方向、具体的には光ディスクDの径方向に沿って移動させる。このように、ステッピングモータ20は、自身の出力軸の回転量に応じて、キャリッジ13,すなわち対物レンズ19を光ディスクDに対して相対的に移動させ、光ディスクDの半径方向全域にわたって対物レンズ19からレーザ光を照射するように構成されている。
次に、図2を参照しながら、ステッピングモータ20及びステッピングモータ20を駆動する駆動回路について説明する。
ステッピングモータ20は、例えば2相の場合、供給される駆動パルスの数に応じて回転角度を制御する1相励磁、2相励磁又は1−2相励磁などのモードと、供給される励磁パルスをさらに細かく分割してステッピングモータ20の回転角度を細かく制御するマイクロステップモード等により駆動することができる。以下の説明では、細かい角度でステッピングモータ20を制御する必要のあるトラッキング追従時のトレース動作に焦点を当て、このマイクロステップモードにおけるステッピングモータ20の動作について説明する。
ステッピングモータ20を制御する制御機構としては、ステッピングモータ制御部30、ドライバ35、振動検出器40、ADコンバータ45が設けられており、これらステッピングモータ20を加えてステッピングモータ駆動システム60が構成されている。
ステッピングモータ制御部30は、ステッピングモータ20を駆動するための駆動波形を生成する駆動波形生成回路である。
図3は、このステッピングモータ制御部30が生成した駆動波形の例を示すグラフであり、図4は、図3の領域α部分の拡大図である。
マイクロステップモードにおいて、ステッピングモータ制御部30が生成する駆動波形としては、図3に示すように、正弦波Aとこの正弦波Aと位相が90℃ずれた正弦波Bの2相の正弦波が例示される。ステッピングモータ制御部30は、この正弦波Aと正弦波Bのうち何れか一方の位相を他方に比べて進ませることにより、すなわち位相が進んだ正弦波を選択することによりステッピングモータ20の正転逆転を制御する。例えば、ステッピングモータ制御部30は、正弦波Aが正弦波Bよりも90度進んでいる場合には、ステッピングモータ20を正転させ、正弦波Bが正弦波Aよりも90度進んでいる場合には、ステッピングモータ20を逆転させる。
ドライバ35は、ステッピングモータ制御部30が生成した二つの正弦波A,Bを増幅するとともに、この二つの正弦波A,Bと逆位相である2つの正弦波C,Dを生成する。そして、ドライバ35により生成、増幅された4つの正弦波A〜Dは、ステッピングモータ20にそれぞれ供給され、各正弦波A〜Dの位相に応じて、ステッピングモータ20の回転角度を制御する。
ここで、ステッピングモータ制御部30は、図4(a),図4(b)に示すように、正弦波の一つの山を複数種類の矩形波を組み合わせることにより生成している。図4(a),図4(b)に示す例では、正弦波の一つの山が16分割され、この分割された個々の矩形波によりステッピングモータが単位角度回転し、例えば2相で等価磁極数が5のモータの場合、全16個の矩形波によりステッピングモータ30が36度回転するように構成されている。ステッピングモータ30では、図4(a),図4(b)の縦軸の電流値Iが変化すると、ステッピングモータ30内における磁石との相互作用の大きさが変化する。具体的には、図4(a)に示すように、全体の平均電流値Iが大きな正弦波をステッピングモータ30に入力すると、ステッピングモータ30の軸回転トルク及び保持トルクが大きくなり、一方、図4(b)に示すように、全体の平均電流値Iが相対的に小さな正弦波をステッピングモータ30に入力すると、ステッピングモータ30の保持トルクが小さくなる。
振動検出器40は、光ディスク記録再生装置10に加わる振動を検出するセンサである。この振動検出器40としては、各種加速度センサや、変位センサ等を用いることが可能であり、その構造は特に限定されない。振動検出器40は、振動の大きさを電気信号に変換してADコンバータ45に出力する。そして、ADコンバータ45は、この振動検出器40から出力された電気信号をデジタル信号に変換して、ステッピングモータ制御部30に出力する。ここでは、ステッピングモータ制御部30とADコンバータの中間にノイズフィルタを配置して、波形を成型してからステッピングモータ制御部30に出力するように構成してもよい。
本実施形態では、ステッピングモータ制御部30は、この光ディスク記録再生装置10に加わる振動のレベルに応じて、出力する正弦波の電流レベルを可変制御し、ステッピングモータ30の保持トルクの大きさを変化させるように構成されている。
図5及び図6は、本実施形態のステッピングモータ制御部30が出力する駆動電流の波形を示す図である。
図5に示すように、ステッピングモータ20が単位角度回転するために必要な起動トルクを生じさせるために必要な起動トルク生成電流Ia(以下、単に起動電流Iaと呼ぶ)は、一つの矩形波のうちの一部であり、残りの部分はステッピングモータ20の回転角度を保持するための保持電流Ibである。
本実施形態では、ステッピングモータ制御部30は、この光ディスク記録再生装置10に加わる振動のレベルが、例えば所定のしきい値以上であれば(振動大の場合)、保持電流Ibを起動電流Iaと同じレベルに保ち(図5参照)、一方振動のレベルがこのしきい値よりも小さければ(振動小の場合)保持電流Ibを起動電流Iaと比べて低いレベルに抑制する(図6参照)ように構成されている。
図5及び図6を比較して示すと、起動電流Iaは、振動レベルに関わらず一定のレベルに保たれているが、保持電流Ibは、振動の大きさによって変化させられている。具体的に、振動小の場合には、図6において空白の領域で示すように一部の電流Icが振動レベルがしきい値以上の場合からカットされており、図6に示す振動小の場合には、この電流Ic分だけ消費電力が抑制されることとなる。
一般に、保持電流Ibが大きいと、保持トルクが大きいためステッピングモータ20の静止位置が振動等の外乱により影響を受けにくいが、電力消費量が大きくなってしまい発熱量も増してしまう。一方、保持電流Ibが小さいと、電力消費量が小さく発熱量も小さいが、保持トルクが小さいためステッピングモータ20の静止位置が振動等の外乱により影響を受けやすい。
本実施形態の光ディスク記録再生装置10は、以上を考慮し、振動レベルがしきい値以上であれば保持電流Ibを高いレベルに保ち、保持トルクを大きくして振動に対してしっかりとステッピングモータ20の静止位置を保持するとともに、振動レベルがしきい値よりも小さければ保持電流Ibを低くして、保持トルクを小さくすることにより消費電力を抑制して発熱を押さえるように構成されている。本実施形態では、以上のような構成により、振動のレベルに応じて保持電流Ibを可変にし、保持トルクと消費電力及び発熱の間のトレードオフの関係を相互補完により両立させるように構成されている。
なお、上記説明では、所定のしきい値に応じて保持電流Ibの大きさを変えるとして説明を行ったが、これに限られることはなく、振動レベルに応じて直線的に、又は曲線的に保持電流Ibの大きさを変化させるように構成してもよく、また複数のしきい値を設けて、しきい値毎に保持電流Ibの大きさを変化させるように構成してもよい。
また、しきい値を設けた場合に保持電流Ibの大きさを変化させる割合については、ステッピングモータ20の使用環境に応じて設定すればよく、例えば想定される低振動時にステッピングモータ20の静止位置が振動により変化しない程度の保持トルクを与えることが可能な保持電流Ibを低振動時に流せばよい。
また、振動大の場合であっても、非通電時の機構的なトルクが十分に大きい場合には、起動電流Iaに対して保持電流Ibの大きさを小さくするように構成してもよい。
本実施形態の構成をまとめると、以上説明したように、光ディスク記録再生装置10は、ステッピングモータ駆動システム60を備えている。そして、ステッピングモータ駆動システム60は、駆動電流に応じて所定角度角度回転するステッピングモータ20と、振動を検知して振動信号を出力する振動検出器40と、ステッピングモータ20に流される駆動電流を制御して、ステッピングモータ20を所定角度回転させるステッピングモータ制御部30(およびドライバ35)と、を備えている。そして、駆動電流は、ステッピングモータ20を単位角度回転させるために必要な起動電流Iaと、起動電流Iaにより回転したステッピングモータ20の回転角度を保持する保持電流Ibと、から構成され、ステッピングモータ制御部20は、振動検出器40により検知された振動信号に応じて保持電流Ibのレベルを変化させる。
本実施形態によれば、振動のレベルに応じて保持電流Ibの大きさを変化させることにより、振動のレベル毎に適切なレベルの保持電流Ibをステッピングモータ20に流すことが可能である。したがって、不必要な保持電流Ibを削減して省電力化することによりステッピングモータ20からの発熱量を抑制するとともに、必要時には保持電流Ibのレベルを高く保つことにより、ステッピングモータ20の保持トルクを高めてステッピングモータ20及びステッピングモータ20により制御されるキャリッジの動作に外乱の影響が及びにくくすることができる。したがって、振動が発生しやすい車載用の場合であっても、振動の影響が少なくかつ発熱の低い光ディスク記録再生装置を提供することができる。
具体的には、ステッピングモータ制御部20は、振動信号のレベルが所定値以上の場合、保持電流Ibを起動電流Iaと同レベルに保つように構成することができる。このように構成することにより、ステッピングモータ20に対し振動が発生している状況下の場合には、保持電流Ibを高め、ステッピングモータ20の保持トルクを大きくすることにより、ステッピングモータ20及びステッピングモータ20により制御されるキャリッジの動作に外乱の影響を受けにくくすることができる。
一方、ステッピングモータ制御部20は、振動信号のレベルが所定値より小さい場合、保持電流Ibを前記起動電流Iaに対して小さくするように構成することができる。このように構成することにより、ステッピングモータ20に対し振動がさほど発生していない状況下の場合には、保持電流Iaを低くしてステッピングモータ20の保持トルクを小さくすることにより、ステッピングモータ20の発熱量を抑制することができる。
なお、上記説明では、光ディスク記録再生装置は、車載用であるとして説明を行ったが、これに限られることはなく、何らかの振動に曝される可能性のある光ディスク記録再生装置、例えば携帯用の光ディスク記録再生装置にステッピングモータ駆動システム60を適用するようにしてもよい。
また、上記説明では、情報記録再生装置として光ディスク記録再生装置を例に挙げて説明を行ったが、これに限られることはなく、ステッピングモータを使用して記録媒体に記録又は再生を行う各種記録再生装置に適用してもよい。
本発明にかかる光ディスク記録再生装置の読取再生機構の要部を示す部分斜視図である。 本発明にかかる光ディスク記録再生装置の制御構造の要部を示すブロック図である。 ステッピングモータ制御部が生成した駆動波形の例を示すグラフである。 図3の領域α部分の拡大図であり、(a)はトルク大の場合の波形を、(b)はトルク小の場合の波形の例を示す図である。 ステッピングモータ制御部が出力する駆動電流の波形を示す図である。 ステッピングモータ制御部が出力する駆動電流の波形を示す図である。
符号の説明
10 情報記録再生装置
13 キャリッジ
19 対物レンズ
20 ステッピングモータ
30 ステッピングモータ制御部
35 ドライバー
40 振動検出器
45 ADコンバータ

Claims (5)

  1. 駆動パルス信号に応じて所定角度角度回転するステッピングモータと、
    振動を検知して振動信号を出力する振動検出器と、
    前記ステッピングモータに印加される前記駆動パルス信号を制御して、前記ステッピングモータを所定角度回転させるステッピングモータ制御部と、を備え、
    前記駆動パルス信号は、前記ステッピングモータを単位角度回転させるために必要な起動電流と、前記起動電流により回転した前記ステッピングモータの回転角度を維持する保持電流と、から構成され、
    前記ステッピングモータ制御部は、前記振動検出器により検知された前記振動信号に応じて前記保持電流のレベルを変化させることを特徴とするステッピングモータ駆動システム。
  2. 前記ステッピングモータ制御部は、前記振動信号のレベルが所定値以上の場合、前記保持電流を前記起動電流と同レベルに保つことを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ駆動システム。
  3. 前記ステッピングモータ制御部は、前記振動信号のレベルが所定値より小さい場合、前記保持電流を前記起動電流に対して小さくすることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ駆動システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のステッピングモータ駆動システムを備えた情報記録再生装置。
  5. 振動を検知して振動信号を生成するステップと、
    ステッピングモータに印加される駆動パルス信号を制御して、前記ステッピングモータを所定角度回転させるステップと、を備え、
    前記駆動パルス信号は、前記ステッピングモータを単位角度回転させるために必要な起動電流と、前記起動電流により回転した前記ステッピングモータの回転角度を維持する保持電流と、から構成され、
    前記振動検出器により検知された前記振動信号に応じて前記保持電流のレベルを変化させることを特徴とするステッピングモータの駆動方法。
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