JP2005275753A - 車載装置及び車載システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載装置に関する異常が発生した場合に、車両の乗員に適切な対処を促す。
【解決手段】 本車載システムは、有料道路自動料金収受(ETC)システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載される車載装置10と、その車両に搭載されるナビゲーション装置20とが、通信可能に接続されたものである。そして、車載装置10は、当該車載装置10に関する異常が発生した場合に、その発生した異常の種類を表すエラーコードをナビゲーション装置20へ通知する。一方、ナビゲーション装置20は、各エラーコードの内容やエラーに対する対処方法を示すメッセージを記憶部23に記憶しており、車載装置10から通知されたエラーコードに対応するメッセージを表示部27に表示する。このため、発生したエラーの内容や対処方法を車両の乗員に即座に把握させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有料道路自動料金収受システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載される車載装置に関するものである。
従来、有料道路の料金所に設置された路側装置と車両に搭載された車載装置(車載器)との間で無線通信を行うことにより料金収受をノンストップで自動的に行う有料道路自動料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムが知られている。
こうしたシステムでは、車載装置に関する何らかの異常が発生した場合に、車両の乗員にその旨を知らせることが望ましい。
そこで、車載装置か正常であるか異常であるかを路側無線装置が診断し、その診断結果が車載装置の表示部に表示されるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、有料道路に設置した路側無線装置が、車両の車載装置と無線通信を行うことによりその車載装置からログデータを収集し、収集したログデータに基づき車載装置に問題があるかを診断して、その診断結果を車載装置へ通知する。そして、車載装置は、路側無線装置から通知された診断結果(正常/異常)を自己の表示部へ表示する。これにより、車両の乗員は、車載装置が正常であるか異常であるかを把握することができる。
特開2001−331820号公報
しかしながら、車載装置が異常であることを車両の乗員が把握したとしても、それに対する適切な対処が行われないことが考えられる。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、車載装置に関する異常が発生した場合に、車両の乗員に適切な対処を促すことを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車載装置は、有料道路自動料金収受(ETC)システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載されるものである。そして、本車載装置では、異常検出手段が、複数種類の異常(当該車載装置に関する異常であり、例えば、当該車載装置の故障や、路側装置との間の通信異常等)を検出する。また、本車載装置は、複数種類の異常のそれぞれについて、異常の内容を表すメッセージを記憶する記憶手段を備えており、異常検出手段により異常が検出された場合に、報知手段が、その検出された異常に対応するメッセージを記憶手段から読み出して報知する。なお、メッセージの報知は、例えば文字表示や音声出力により行うことができる。
このため、本車載装置によれば、当該車載装置に関する何らかの異常が発生した場合に、それがどのような異常であるかを車両の乗員に知らせることができる。特に、本車載装置では、異常の内容をメッセージで報知するようにしているため、例えばエラーコード(異常の種類を表す番号等)により異常の内容を報知する構成に比べ、異常の内容を即座に把握させることができる。これにより、車両の乗員に過剰な不安を与えないようにすることができるとともに、適切な対処を促すことができる。
さらに、請求項2に記載のように、記憶手段に記憶されるメッセージに、異常の内容に加え、異常に対する対処方法が含まれていれば、車両の乗員が誤った対処を行ってしまうことを防ぐことができる。
加えて、請求項3に記載のように、操作誘導手段が、異常に対する対処のための入力操作を誘導するように構成されていれば、車両の乗員が異常に対する対処を容易に行うことができる。ここで、異常に対する対処のための入力操作としては、例えば、異常に対する対処として所定の連絡先に電話をかける必要がある場合に、その連絡先へ電話をかける処理を行うための入力操作が挙げられる。すなわち、車両の乗員に簡単な入力操作を行わせることで所定の連絡先へ電話をかける処理を自動的に行うようにすれば、車両の乗員が異常に対する対処を容易に行うことができるようになるのである。
次に、請求項4に記載の車載システムは、有料道路自動料金収受(ETC)システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載される車載装置と、その車両に搭載されるナビゲーション装置とが、通信可能に接続されたものである。
そして、本車載システムにおいて、車載装置では、異常検出手段が、複数種類の異常(当該車載装置に関する異常であり、例えば、当該車載装置の故障や、路側装置との間の通信異常等)を検出し、通知手段が、異常検出手段により検出された異常の種類をナビゲーション装置へ通知する。
また、本車載システムにおいて、ナビゲーション装置は、複数種類の異常のそれぞれについて、異常の内容を表すメッセージを記憶する記憶手段を備えており、通知手段により異常の種類が通知された場合に、報知手段が、その通知された異常に対応するメッセージを記憶手段から読み出して報知する。なお、メッセージの報知は、例えば文字表示や音声出力により行うことができる。
このため、本車載システムによれば、車載装置に関する何らかの異常が発生した場合に、それがどのような異常であるかを車両の乗員に知らせることができる。特に、本車載システムでは、異常の内容をメッセージで報知するようにしているため、例えばエラーコード(異常の種類を表す番号等)により異常の内容を報知する構成に比べ、異常の内容を即座に把握させることができる。これにより、車両の乗員に過剰な不安を与えないようにすることができるとともに、適切な対処を促すことができる。
加えて、本車載システムでは、ナビゲーション装置側で報知を行うようにしているため、車両の乗員にとって把握しやすい報知を安価に実現することができる。すなわち、ナビゲーション装置には、道路地図等を表示するための表示手段が用いられることから、こうした表示手段を流用することで、メッセージを見やすく表示できるような表示手段(高価な表示手段)を車載装置側に設ける必要が無くなるからである。
さらに、請求項5に記載のように、記憶手段に記憶されるメッセージに、異常の内容に加え、異常に対する対処方法が含まれていれば、車両の乗員が誤った対処を行ってしまうことを防ぐことができる。
加えて、請求項6に記載のように、ナビゲーション装置において、操作誘導手段が、異常に対する対処のための入力操作を誘導するように構成されていれば、車両の乗員が異常に対する対処を容易に行うことができる。ここで、異常に対する対処のための入力操作としては、例えば、異常に対する対処として所定の連絡先に電話をかける必要がある場合に、その連絡先へ電話をかける処理を行うための入力操作が挙げられる。すなわち、車両の乗員に簡単な入力操作を行わせることで所定の連絡先へ電話をかける処理を自動的に行うようにすれば、車両の乗員が異常に対する対処を容易に行うことができるようになるのである。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の車載システムの概略構成を表すブロック図である。
同図に示すように、本車載システムは、有料道路自動料金収受(ETC)システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載される車載装置(いわゆるETC車載器)10と、その車両に搭載されるナビゲーション装置20とが、通信可能に接続されたものである。
そして、車載装置10は、無線通信部11、ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)12、カードインターフェイス(カードI/F)13、セキュリティアプリケーションモジュール(SAM)14、外部機器インターフェイス(外部機器I/F)15、制御部16等を備えている。
無線通信部11は、図示しないアンテナを介して路側装置との間でDSRC(Dedicated Short Range Communication)無線方式による無線通信を行う。
HMI12は、入力ボタンにより入力操作を受け付けるための入力部17、6桁の7セグメントLEDにより情報を表示する表示部18、音声情報を出力するスピーカ19等を備えている。
カードインターフェイス13は、ETCカード(ICカード)のICチップに記録されているデータの読み込み及びそのICチップへのデータの書き込みを行う。
SAM14は、無線通信部11を介した送受信データ、及び、カードインターフェイス13を介した入出力データについての暗号処理を行う。
外部機器インターフェイス15は、車両内に構築されたLAN(Local Area Network)(以下「車内LAN」という。)2を介してナビゲーション装置20との通信を行うためのものである。
制御部16は、CPU、ROM、RAMを中心に構成された周知のマイクロコンピュータからなり、上述の各部を制御して、各種アプリケーションを実行する。
一方、ナビゲーション装置20は、ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)21、近距離通信部22、記憶部23、通信インターフェイス(通信I/F)24、制御部25等を備えている。
HMI21は、入力操作を受け付けるための入力部26、液晶ディスプレイにより道路地図等の画像を表示する表示部27、経路案内等の音声情報を出力するスピーカ28、車両の乗員の音声を入力するマイク29等を備えている。
近距離通信部22は、近距離無線通信機能(例えばBluetooth(登録商標)方式の無線通信機能)を備えた携帯電話機との間で無線通信を行うためのものである。すなわち、本ナビゲーション装置20は、携帯電話機との間で近距離無線通信を行うことにより、車両の乗員によるスピーカ28及びマイク29を用いたハンズフリー通話(送受話)を可能とする機能を有している。
記憶部(本実施形態ではEEPROM)23には、車載装置10のエラーコードと、各エラーコードのエラーが発生した場合に運転者に報知すべきメッセージとを対応させたデータが記憶されている。
ここで、車載装置10のエラーコードについて説明する。
車載装置10は、当該車載装置10に関する7種類の異常(エラー)を検出するようになっており、これらを「01」〜「07」のエラーコードで表す。ここで、「01」〜「07」のエラーコードは、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA:Japan Electronics and Information Technology Industries Association)によって定義されているものである。すなわち、「01」は「ETCカード挿入異常」、「02」は「データ処理異常」、「03」は「ETCカード異常」、「04」は「車載器故障」、「05」は「ETCカード情報の異常」、「06」は「車載器情報の異常」、「07」は「通信異常」を表す。
さらに、本実施形態の車載装置10は、上記「01」〜「07」のエラーコード(以下「大項目エラーコード」ともいう。)よりも異常内容を詳細に分類し、大項目エラーコードとは別の「01」〜「60」のエラーコード(以下「小項目エラーコード」という。)で表すようになっている。このため、例えば、大項目エラーコード「01」は更に小項目エラーコード「01」〜「05」に分類され、大項目エラーコード「02」は更に小項目エラーコード「06」〜「14」に分類される、というように、大項目エラーコードが同じであっても、そのエラーの内容に応じて異なる小項目エラーコードに分類される。ただし、本実施形態では、大項目エラーコードのうち、更に細かく分類する必要のない内容のものについては、対応する小項目エラーコードが設けられていない。
そして、ナビゲーション装置20の記憶部23には、図2に示すように、車載装置10の大項目エラーコード(図2(a))及び小項目エラーコード(図2(b))について、エラーが発生した場合に運転者に報知すべきメッセージが、各エラーコードに対応して記憶されているのである。ここで、メッセージには、エラーコードの内容と、エラーに対する対処方法とが記載されている。
一方、図1に示す通信インターフェイス24は、車内LAN2を介して車載装置10等との通信を行うためのものである。
また、制御部25は、CPU、ROM、RAMを中心に構成された周知のマイクロコンピュータからなり、上述の各部を制御して、各種アプリケーションを実行する。
次に、車載装置10の制御部16が行うエラー検出処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、本エラー検出処理は、当該車載装置10の電源がオンされることにより開始される。
このエラー検出処理が開始されると、まずS110で、当該車載装置10に関するエラー(大項目エラーコード「01」〜「07」のいずれかに分類されるエラー)が発生したか否かを判定し、エラーが発生したと判定した場合に、S120へ移行する。
S120では、エラーが発生したことをナビゲーション装置20へ通知する。具体的には、エラーが発生したことを示す信号(以下「エラー発生信号」という。)を、外部機器インターフェイス15を介してナビゲーション装置20へ送信する。
続いて、S130では、発生したエラーの種類を表すエラーコード(本実施形態では大項目エラーコード)を表示部18に表示(例えば、「01」と表示)させるとともに、そのエラーコードを表す音声をスピーカ19から出力(例えば、「エラー01」と出力)させる。
続いて、S140では、ナビゲーション装置20から大項目エラーコードの送信要求(後述するエラー報知処理(図4)のS230で行われる要求)がされたか否かを判定する。なお、この判定は、例えば一定時間の間に送信要求がされたか否かにより行う。
そして、S140で、大項目エラーコードの送信要求がされていないと判定した場合には、S110へ戻る。
一方、S140で、大項目エラーコードの送信要求がされたと判定した場合には、S150へ移行し、発生したエラーの種類を表す大項目エラーコードをナビゲーション装置20へ通知する。具体的には、大項目エラーコードのデータを、外部機器インターフェイス15を介してナビゲーション装置20へ送信する。
続いて、S160では、ナビゲーション装置20から小項目エラーコードの送信要求(後述するエラー報知処理(図4)のS260で行われる要求)がされたか否かを判定する。なお、この判定は、例えば一定時間の間に送信要求がされたか否かにより行う。
そして、S160で、小項目エラーコードの送信要求がされていないと判定した場合には、S110へ戻る。
一方、S160で、小項目エラーコードの送信要求がされたと判定した場合には、S170へ移行し、発生したエラーの種類を表す小項目エラーコードをナビゲーション装置20へ通知する。具体的には、小項目エラーコードのデータを、外部機器インターフェイス15を介してナビゲーション装置20へ送信する。その後、S110へ戻る。
次に、ナビゲーション装置20の制御部25が行うエラー報知処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、本エラー報知処理は、当該ナビゲーション装置20の電源がオンされることにより開始される。
このエラー報知処理が開始されると、まずS210で、車載装置10からのエラー発生信号(上述したエラー検出処理(図3)のS120で送信される信号)が通信インターフェイス24を介して入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合に、S220へ移行する。
S220では、車載装置10でエラーが発生したことを示すメッセージを表示部27に表示させる。本実施形態では、図5(a)に示すように、「ETCがご利用できません。」というメッセージを一定時間(例えば10秒間)表示させる。
続いて、S230では、車載装置10で発生したエラーの種類を表す大項目エラーコードの送信要求を行う。具体的には、大項目エラーコードの送信を要求するための信号を、通信インターフェイス24を介して車載装置10へ送信する。
続いて、S240では、車載装置10から大項目エラーコードの通知がされたか否かを判定し、大項目エラーコードが通知された場合にS250へ移行する。
S250では、通知された大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在するか否かを判定する。つまり、エラーの内容がより細かく分類できるものであるか否かを判定するのである。なお、この判定は、「01」〜「07」の大項目エラーコードのうち、対応する小項目エラーコードが存在するものをあらかじめ記憶しておくことにより行うことができる。
そして、S250で、通知された大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在すると判定した場合には、S260へ移行し、車載装置10で発生したエラーの種類を表す小項目エラーコードの送信要求を行う。具体的には、小項目エラーコードの送信を要求するための信号を、通信インターフェイス24を介して車載装置10へ送信する。
続いて、S270では、車載装置10から小項目エラーコードの通知がされたか否かを判定し、小項目エラーコードが通知された場合にS280へ移行する。
S280では、通知された小項目エラーコードに対応して記憶されているメッセージを記憶部23から読み出して、S300へ移行する。
一方、S250で、通知された大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在しないと判定した場合には、S290へ移行し、通知された大項目エラーコードに対応して記憶されているメッセージを記憶部23から読み出して、S300へ移行する。
S300では、記憶部23から読み出したメッセージを、表示部27に表示させる(図5(b))。なお、上記S220でメッセージを表示中であれば、その表示終了後に表示する。
続いて、S310では、車両の乗員によるエラーに対する対処のための入力操作を誘導するエラー対処操作誘導処理を行う。具体的には、例えば、エラーに対する対処として所定の連絡先(例えばサービス店)へ電話で連絡する必要がある場合には、図5(b)に示すように、表示部27に連絡ボタンを表示し、この連絡ボタンが車両の乗員によって選択操作されることによりその連絡先へ自動的に電話をかける処理を行う。ここで、連絡先へのダイヤルは、例えば近距離通信部22を介して携帯電話機との間で無線通信可能な状態で行うことができる。なお、本S310の処理は、エラー対処操作誘導処理によって誘導する処理が完了するか、一定時間が経過することにより終了し、S210へ戻る。また、入力操作を誘導する必要のないエラーについては、本エラー対処操作誘導処理を行わないようにしてもよい。
なお、本実施形態の車載システムでは、エラー検出処理(図3)におけるS110の処理が、本発明の異常検出手段に相当し、S150,S170の処理が、本発明の通知手段に相当する。また、記憶部23が、本発明の記憶手段に相当し、表示部27と、エラー報知処理(図4)におけるS280〜S300の処理とが、本発明の報知手段に相当し、S310の処理が、本発明の操作誘導手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態の車載システムでは、車載装置10に関するエラーが発生した場合に(S110:YES)、そのエラーの内容及びそのエラーに対する対処方法がナビゲーション装置20の表示部27に表示される(S300)。このため、本車載システムによれば、車載装置10に関するエラーが発生した場合に、そのエラーの内容や対処方法を車両の乗員に即座に把握させることができる。すなわち、仮にエラーコードのみを表示するような構成では、車両の乗員は、そのエラーコードの内容や対処方法を把握するために車載装置10の取扱説明書等を調べる必要があるが、本車載システムの構成では、このようなことを行う必要がないのである。これにより、車両の乗員に過剰な不安を与えないようにすることができるとともに、適切な対処を促すことができる。例えば、エラーの発生により車両が料金所で止められた場合にも、運転者は、エラーの内容及びその対処方法を即座に把握することができるため、例えばむやみに車両をバックさせるなどのパニックに陥ることなく適切な対処を行うことができる。
特に、本車載システムでは、車載装置10に関するエラーの内容やその対処方法をナビゲーション装置20の表示部27で表示するようにしているため、比較的長いメッセージを見やすく表示することができ、しかも安価に実現することができる。すなわち、ナビゲーション装置には、道路地図等を表示する必要上、比較的大型のディスプレイが用いられることから、こうしたディスプレイを流用することで、メッセージを見やすく表示できるような表示手段(高価な表示手段)を車載装置10側に設ける必要が無くなるからである。
加えて、本車載システムでは、エラーに対する対処のための入力操作を誘導するようにしているため(S310)、車両の乗員は、エラーに対する対処を容易かつ確実に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態の車載システムでは、車載装置10に関するエラーが発生した場合に、そのエラーの内容及びそのエラーに対する対処方法を示すメッセージをナビゲーション装置20の表示部27に表示することで報知するようにしているが(S300)、これに限ったものではない。例えば、そのメッセージを表す音声についてもナビゲーション装置20のスピーカ28から出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態の車載システムでは、車載装置10に関するエラーが発生した場合に、車載装置10では大項目エラーコードの表示及び音声出力を行うようにしているが(S130)、これに限ったものではない。例えば、その大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在する場合には、その小項目エラーコードの表示及び音声出力を行うようにしてもよい。また、表示又は音声出力のいずれか一方のみを行うようにしてもよい。また、車載装置10では表示及び音声出力を一切行わないようにしてもよい。
さらに、上記実施形態の車載システムでは、車載装置10に関するエラーが発生した場合に、ナビゲーション装置20の表示部27にエラーが発生したことを示すメッセージを表示し(S220)、その後、自動的にエラーの内容やエラーに対する対処方法を示すメッセージを表示するようにしているが(S300)、これに限ったものではない。例えば、車載装置10でエラーが発生した場合に、ナビゲーション装置20の表示部27にエラーが発生したことを示すメッセージを表示した後、車両の乗員による所定の入力操作が行われた場合にのみ、エラーの内容やエラーに対する対処方法を示すメッセージを表示するようにしてもよい。このようにすれば、車両の乗員がエラーの内容や対処方法を把握しているにもかかわらず表示部27に表示されることを防ぐことができる。
また、上記実施形態の車載システムでは、ナビゲーション装置20から車載装置10へ大項目エラーコードや小項目エラーコードの送信要求が行われることで、車載装置10からナビゲーション装置20へそれらが通知されるようにしているが、これに限ったものではない。例えば、ナビゲーション装置20から車載装置10へ送信要求を特に行うことなく、車載装置10からナビゲーション装置20へ大項目エラーコードや小項目エラーコードが通知されるようにしてもよい。
一方、上記実施形態の車載システムでは、車載装置10に関するエラーが発生した場合に、ナビゲーション装置20の表示部27でその旨の報知を行うようにしているが、これに限ったものではない。例えば、車載装置10がメッセージを表示可能な表示部を備えている場合には、車載装置10単独で報知を行うようにしてもよい。以下、このような構成の一例を図6及び図7を用いて説明する。
図6に示す車載装置30は、基本的な構成は上記実施形態の車載装置10(図1)と同一であるが、表示部31の構成と、記憶部32を有している点と、制御部16の実行する処理とが異なる。なお、上記実施形態の車載装置10と同じ構成要素については同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本車載装置30の表示部31は、メッセージの表示が可能な液晶ディスプレイにより情報を表示するものである。
また、記憶部(例えばEEPROM)32は、上記実施形態におけるナビゲーション装置20の記憶部23に相当するものであり、上記実施形態で説明したデータ(図2)が記憶されている。
ここで、上記実施形態のエラー検出処理(図3)に代えて制御部16が行うエラー報知処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、本エラー報知処理は、当該車載装置30の電源がオンされることにより開始される。
このエラー報知処理が開始されると、まずS410で、当該車載装置30に関するエラー(大項目エラーコード「01」〜「07」のいずれかに分類されるエラー)が発生したか否かを判定し、エラーが発生したと判定した場合に、S420へ移行する。
S420では、発生したエラーの種類を表す大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在するか否かを判定する。
そして、S420で、大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在すると判定した場合には、S430へ移行し、その小項目エラーコードに対応して記憶されているメッセージを記憶部32から読み出して、S450へ移行する。
一方、S420で、大項目エラーコードに対応する小項目エラーコードが存在しないと判定した場合には、S440へ移行し、その大項目エラーコードに対応して記憶されているメッセージを記憶部32から読み出して、S450へ移行する。
S450では、記憶部32から読み出したメッセージを、表示部31に表示させる。
続いて、S460では、上記実施形態のエラー報知処理(図4)におけるS310の処理と同様、車両の乗員によるエラーに対する対処のための入力操作を誘導するエラー対処操作誘導処理を行う。その後、S410へ戻る。
このような車載装置30によれば、ナビゲーション装置20を流用することなく上記実施形態の車載システムと同様の効果を得ることができる。なお、本車載装置30では、エラー報知処理(図7)におけるS410の処理が、本発明の異常検出手段に相当し、記憶部32が、本発明の記憶手段に相当し、表示部31と、S430〜S450の処理とが、本発明の報知手段に相当し、S460の処理が、本発明の操作誘導手段に相当する。
実施形態の車載システムの概略構成を表すブロック図である。 記憶部に記憶されているデータの説明図である。 エラー検出処理のフローチャートである。 エラー報知処理のフローチャートである。 表示部の表示内容を説明する説明図である。 変形例の車載装置の概略構成を表すブロック図である。 変形例のエラー報知処理のフローチャートである。
符号の説明
10…車載装置、11…無線通信部、12…ヒューマンマシンインターフェイス、13…カードインターフェイス、14…セキュリティアプリケーションモジュール、15…外部機器インターフェイス、16…制御部、17…入力部、18…表示部、19…スピーカ、20…ナビゲーション装置、21…ヒューマンマシンインターフェイス、22…近距離通信部、23…記憶部、24…通信インターフェイス、25…制御部、26…入力部、27…表示器、28…スピーカ、29…マイク

Claims (6)

  1. 有料道路自動料金収受システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載される車載装置であって、
    複数種類の異常を検出する異常検出手段と、
    前記複数種類の異常のそれぞれについて、異常の内容を表すメッセージを記憶する記憶手段と、
    前記異常検出手段により異常が検出された場合に、その検出された異常に対応するメッセージを前記記憶手段から読み出して報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする車載装置。
  2. 請求項1に記載の車載装置において、
    前記記憶手段に記憶されるメッセージには、異常の内容に加え、該異常に対する対処方法が含まれていること、
    を特徴とする車載装置。
  3. 請求項2に記載の車載装置において、
    異常に対する対処のための入力操作を誘導する操作誘導手段を備えていること、
    を特徴とする車載装置。
  4. 有料道路自動料金収受システムにおいて道路側に設置される路側装置との間で通信を行うために車両に搭載される車載装置と、前記車両に搭載されるナビゲーション装置とが通信可能に接続された車載システムであって、
    前記車載装置は、
    複数種類の異常を検出する異常検出手段と、
    該異常検出手段により検出された異常の種類を前記ナビゲーション装置へ通知する通知手段と、を備えており、
    前記ナビゲーション装置は、
    前記複数種類の異常のそれぞれについて、異常の内容を表すメッセージを記憶する記憶手段と、
    前記通知手段により異常の種類が通知された場合に、その通知された異常に対応するメッセージを前記記憶手段から読み出して報知する報知手段と、を備えていること、
    を特徴とする車載システム。
  5. 請求項4に記載の車載システムにおいて、
    前記記憶手段に記憶されるメッセージには、異常の内容に加え、該異常に対する対処方法が含まれていること、
    を特徴とする車載システム。
  6. 請求項5に記載の車載システムにおいて、
    前記ナビゲーション装置は、異常に対する対処のための入力操作を誘導する操作誘導手段を備えていること、
    を特徴とする車載システム。
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