JP2005273886A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 金属製のカバー22にセンサ4を保持したホルダ28を装着する構造で、このカバー22内への異物進入を防止できる構造を、低コストで実現する。
【解決手段】 上記カバー22の底板部24に、挿入孔26と、貫通孔27とを形成する。このうちの挿入孔26に、上記ホルダ28のうちで、その先端部にセンサを保持した挿入部29を挿入する。又、上記貫通孔27部分で上記底板部24に、上記ホルダ28に設けた取付フランジ部35の先端部の取付孔36を挿通したボルト37を螺合させる為の袋ナット31を、上記底板部24の一部を塑性変形させる事により固定する。これら袋ナット31と底板部24との結合部に存在する微小隙間を、塗装により塞ぐ。
【選択図】 図4

Description

この発明に係る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用する。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)、或はビークルスタビリティコントロール装置(VSC)等の車両用走行状態安定化装置を制御する為には、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この為に使用する回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして、例えば特許文献1〜2に記載されたものが、従来から知られている。このうちの特許文献1に記載された従来構造の場合には、使用時にも回転しない外輪の軸方向内端(軸方向に関して内とは、車両への組み付け状態で幅方向中央側を言う。反対に、車両への組み付け状態で幅方向外側を、軸方向に関して外と言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)部に嵌合固定したカバーにセンサを、このカバーに溶接固定したボルトを利用して支持固定している。又、特許文献2に記載された従来構造の場合には、金属製のカバーの一部に設けた有底の凹部に内嵌固定したナット或はボルトを利用して、このカバーに対しセンサを支持固定している。
上述した様な従来構造のうち、特許文献1に記載された構造の場合には、カバーとボルトの座面との間から、泥水等の異物がこのカバー内に侵入する可能性がある。上記特許文献1に記載された構造の場合、転がり軸受ユニットのうちで転動体を設置した部分の軸方向内端側を密封する為のシール部材が組み付けられていないが、実際の場合には、上記カバー内に侵入した異物が上記部分に迄入り込むのを防止する為のシール部材が必要になる。そして、この様なシール部材を設ける事に伴って、製造コストが嵩むだけでなく、転がり軸受ユニットの回転抵抗(動トルク)が大きくなると言った問題を生じる。又、特許文献2に記載された構造の場合には、金属製のカバーの一部に有底の凹部を形成し、この凹部内にナット或はボルトを内嵌固定する作業が面倒で、コストが嵩む原因となる。
実開平7−31539号公報 特許第3440800号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑み、カバー内に異物が入り込む事を防止できる構造を低コストで実現すべく発明したものである。
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、外輪と、ハブと、複数個の転動体と、エンコーダと、カバーと、挿入孔と、センサとを備える。
このうちの外輪は、内周面に外輪軌道を有し、使用時にも回転しない。
又、上記ハブは、外周面に内輪軌道を有し、使用時に回転する。
又、上記各転動体は、この内輪軌道と上記外輪軌道との間に転動自在に設けられている。
又、上記エンコーダは、上記ハブの軸方向内端部若しくは内端寄り部分に、このハブと同心に固定されたもので、その被検出面の特性を、円周方向に関して交互に変化させている。
又、上記カバーは、上記外輪の軸方向内端部に、この外輪の軸方向内端開口部を塞ぐ状態で固定されたもので、金属板製で円筒部の軸方向内端部を底板部で塞いだ有底円筒状である。
又、上記挿入孔は、上記カバーの一部で上記エンコーダと対向する部分に設けられている。
又、上記センサは、上記エンコーダの被検出面に対向する状態で設けられ、このエンコーダの回転に伴って出力を変化させるものである。
又、上記センサはホルダに保持されており、このホルダは、このセンサを保持した状態で上記挿入孔に挿入される挿入部と、この挿入部の軸方向内端部にその基端部を結合した取付フランジ部とを備えている。
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記カバーのうち、上記ホルダの挿入部を上記挿入孔に挿入した状態で上記取付フランジの先端部に形成した取付孔が対向する部分に、上記カバーの軸方向両側面同士を通じさせる貫通孔が形成されている。
そして、この貫通孔部分で上記底板部の軸方向外側面に、軸方向外端部が閉じられ、軸方向内端面の中央部にねじ孔が開口した袋ナットが、このねじ孔と上記貫通孔とを整合させ、且つ結合部を密封した状態で結合固定されている。
更に、上記ホルダは、上記取付孔に挿通したボルトを上記ねじ孔に螺合する事により、上記カバーに対し支持固定されている。
上述の様に構成する本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、カバー内に泥水等の異物が入り込む事を防止できる構造を低コストで実現できる。
即ち、前述の特許文献1に記載された発明の様に、ナット或はボルト等の締結用部品を金属製のカバーに溶接しただけでは、このカバーの底板部とボルトの座面との間等から、泥水等の異物がカバー内に侵入するが、本発明の場合には底板部に対して袋ナットを結合部を密封した状態で結合固定している。従って、この袋ナットの設置部分を通じて、泥水等の異物がカバー内に侵入する事を防止できる。
又、特許文献2に記載された発明の様に、金属製のカバーの一部に有底の凹部を形成し、この凹部内にナット或はボルトを内嵌固定すると言った、面倒な作業が不要になり、この面からも、低コストで構成できる。
本発明を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した様に、袋ナットの軸方向内端面に突出部を設け、この突出部を貫通孔に内嵌する事でこの袋ナットがカバーに結合固定する。そして、少なくとも底板部の軸方向外側面と袋ナットの外周面とに、互いに結合された状態で塗装を施す事により結合部を密封する。
この様にすれば、仮に上記底板部と上記袋ナットとの間に微小な隙間が存在しても、塗装により形成された塗膜によりこの隙間が完全に塞がれて、カバー内への異物進入防止をより確実にできる。
又、上述した請求項2に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項3に記載した様に、突出部の外周面に凹凸を設け、この突出部を貫通孔に内嵌した状態でこの凹凸部をこの貫通孔の内周面と係合させる事により、この貫通孔の内側での上記突出部の回転を阻止する。
或は、請求項4に記載した様に、突出部を、軸方向内端となる先端側の外径が、軸方向外端となる基端側の外径に比べて大きくなったものとする。そして、上記突出部を貫通孔に内嵌すると共に、多角形等の非円形とされた袋ナットの本体部分の軸方向内端部を底板部のうちで上記貫通孔の周囲部分に沈入させ、更に、この貫通孔の一部を上記突出部の基端部に食い込ませる事により、上記貫通孔の内側での上記袋ナットの回転を阻止する。
この様に構成すれば、簡単な作業で、上記袋ナットを上記カバーに対し、ボルトとの緊締に伴って回転しない状態で固定する事ができ、しかも、この袋ナットを使用してセンサを保持したホルダをこのカバーに支持固定する作業も容易に行なえる。
又、本発明を実施する場合に好ましくは、請求項5に記載した様に、袋ナットを底板部に溶接する事により、この袋ナットを底板部に結合固定する。この溶接は、スポット溶接で足り、全周に亙って行なう必要はない。そして、少なくとも底板部の軸方向外側面と袋ナットの外周面とに、互いに結合された状態で塗装を施す事により結合部を密封する。
この様な構成を採用しても、カバー内に泥水等の異物が入り込む事を防止できる構造を低コストで実現できる。
図1〜4は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施例1を示している。本実施例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、使用時にも回転しない外輪1の内径側に、使用時に回転するハブ2を回転自在に支持している。そして、このハブ2の軸方向内端部に固定したエンコーダ3の回転速度を、上記外輪1に支持したセンサ4により検出自在としている。上記外輪1の内周面には、複列の外輪軌道5、5を設けている。又、上記ハブ2は、ハブ本体6と内輪7とを組み合わせて成る。即ち、このハブ本体6の軸方向内端寄り部分に形成した小径段部8に上記内輪7を外嵌し、このハブ本体6の内端部に設けた円筒部9の先端部分を径方向外方に塑性変形する事で形成したかしめ部10により、上記内輪7の軸方向内端面を抑え付けている。この様に構成する上記ハブ2の外周面で上記各外輪軌道5、5に対向する部分には、それぞれ内輪軌道11、11を設けている。そして、これら各内輪軌道11、11と上記各外輪軌道5、5との間にそれぞれ複数個ずつの転動体12、12を、それぞれ保持器13、13により保持した状態で転動自在に設け、上記外輪1の内径側に上記ハブ2を、回転自在に支持している。
又、上記ハブ2の軸方向外端部外周面で上記外輪1の外端部から軸方向外方に突出した部分に、車輪を取り付ける為の回転側フランジ14を設けている。又、上記外輪1の軸方向中間部外周面に、この外輪1を懸架装置に取り付ける為の静止側フランジ15を設けている。又、上記外輪1の外端開口部と上記ハブ2の中間部外周面との間の隙間を、シールリング16により塞いで、上記各転動体12、12を設置した空間17の両端開口のうち、軸方向外端側の開口を塞いでいる。尚、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの場合には、上記複数個の転動体12、12として、図示の様な玉に代えて、テーパころを使用する場合もある。
上述の様な転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込むべく、上記内輪7の軸方向内端部で上記内輪軌道11から外れた部分の外周面に、前記エンコーダ3を外嵌固定している。このエンコーダ3は、それぞれが円環状に造られた、芯金18と永久磁石19とから成る。このうちの芯金18は、軟鋼板等の磁性金属板に塑性加工を施す事により、断面略T字形としたもので、円筒部20と円輪部21とを備える。そして、このうちの円筒部20を上記内輪7の軸方向内端部に締まり嵌めで外嵌する事により、この内輪7の内端部に固定している。又、上記永久磁石19は、上記円輪部21の軸方向内側面に添着している。この永久磁石19は、軸方向に亙って着磁されており、着磁方向は、円周方向に関して交互に、且つ、等間隔で変化させている。従って、被検出面である、上記永久磁石19の軸方向内側面には、S極とN極とが、交互に、且つ、等間隔で配置されている。
又、上記外輪1の内端開口部にカバー22を、上記エンコーダ3を構成する永久磁石19の軸方向内側面に対向する状態で嵌合固定している。上記カバー22は、SPCCの如き軟鋼板、或はアルミニウム合金板等の金属板(本実施例の場合には磁性材であるSPCC材)に絞り加工等の塑性加工を施して成り、円筒部23の軸方向内端部を底板部24で塞いだ有底円筒状である。本実施例の場合、上記カバー22を磁性材製とする事により、上記エンコーダ3及び前記センサ4を外部磁界から遮蔽し、これら両部材3、4による回転速度検出を、ノイズによる影響を受けず正確に行なえる様にしている。
又、上記円筒部23の軸方向中間部に、上記金属板の一部を径方向外方に座屈変形させると共に軸方向に重ね合わせた、外向フランジ状の鍔部25を形成している。この様なカバー22は、この鍔部25よりも軸方向外寄り部分である上記円筒部23の先端部を上記外輪1の軸方向内端部に締り嵌めで内嵌する事により、この外輪1の軸方向内端部に固定している。この状態で、上記鍔部25の軸方向外側面を、上記外輪1の軸方向内端面に突き当てて、上記カバー22の軸方向に関する位置決めを図っている。尚、上記円筒部23の先端部の内径は、上記芯金18を構成する円輪部21の外径よりも少しだけ大きくしている。従って、この円輪部21の外周縁は上記円筒部23の先端部の内周面に近接対向して、当該部分にラビリンスシールを構成し、前記各転動体12、12を設置した、前記空間17に存在するグリースが、上記円輪部21を越えて上記カバー22内に入り込む事を防止する。
又、上記底板部24の上部に、挿入孔26と貫通孔27とを設けている。このうちの挿入孔26は、前記エンコーダ3の回転速度を検出する為のセンサ4を保持したホルダ28の挿入部29を挿入する為のもので、上記底板部24の外径寄り部分(上端部分)で上記エンコーダ3と対向する部分に形成している。本実施例の場合、上記挿入孔26をバーリング加工により形成して、この挿入孔26の周縁部に小円筒部30を形成している。本実施例の場合、この小円筒部30の一部外周面と、上記円筒部23の一部内周面とを当接させている。即ち、上記挿入孔26を、できる限り外径寄り部分に位置させている。これに対して、上記貫通孔27は、上記底板部24のうちで上記挿入孔26よりも中心寄り部分に、プレスによる打ち抜き等により形成している。
尚、上記挿入孔26を単なる打ち抜き孔とせず、小円筒部30を設けたバーリング孔とする理由は、上記ホルダ28の挿入部29の外周面に係止したOリング38の外周縁を確実に当接させ、この挿入部29の挿通部分の間のシールを図り易くする為である。又、上記バーリング孔とする理由には、打ち抜き孔のエッジで上記ホルダ28の表面を損傷する事を防止する事、並びに、上記挿入部29の外周面と上記小円筒部30の内周面とが当接する部分の軸方向寸法を大きくして、この挿入部29の先端部に保持された上記センサ4の径方向に関する位置決めを安定させる事が含まれる。尚、上記挿入孔26をバーリング加工により形成する場合には、上記小円筒部30の軸方向長さを、必ずしも十分に確保できず、この軸方向長さが短くなる可能性がある。この様な場合で、各部の寸法許容差によっては、上記Oリング38が上記小円筒部30の内周面から外れる可能性がある場合には、上記小円筒部30を、バーリング加工ではなく、深絞り加工により形成し、この小円筒部30の軸方向長さを確保する事もできる。
又、上記底板部24の軸方向外側面のうちで上記貫通孔27の周囲部分に、袋ナット31を固定している。本実施例の場合、この袋ナット31の軸方向内端面に、円環状の突出部32を、全周に亙り連続して突出形成している。この突出部32の先半部(軸方向内半部)33の外径は、基半部(軸方向外半部)34の外径よりも大きくしており、この先半部33の外周面は、先端縁に向かうに従って小さくなる方向に傾斜した、先細テーパ面としている。又、上記先半部33の外周面には、ローレット加工により、微小な凹凸を形成している。この様な先半部33の先端縁の自由状態での外径d33は、上記貫通孔27の自由状態での内径R27よりも小さく、同じく基端縁の自由状態での外径D33は、この内径R27よりも大きい(d33<R27<D33)。この様な突出部32を備えた、上記袋ナット31は、図3(A)に示す様に、この突出部32を上記貫通孔27の軸方向外端側開口に対向させた状態から、上記底板部24の軸方向外側面に、プレス加工機等により強く押し付ける。
この押し付け作業の結果、上記突出部32が、上記底板部24の一部で上記貫通孔27の内周面部分を塑性変形させながらこの貫通孔27内に、図3(B)に示す様に、この底板部24の軸方向外側面と上記袋ナット31の本体部分の軸方向内端面とが当接するまで押し込まれる。この作業により、上記突出部32の先半部33が上記貫通孔27の内周面部分に食い込み、上記袋ナット31が前記カバー22の底板部24の軸方向外側面で上記貫通孔27を囲む部分に支持固定される。本実施例の場合、上記突出部32の表面硬度はHv550程度であり、SPCC材製で硬度がHv100〜130程度である上記カバー22よりも十分に硬い。従って、このカバー22の一部が塑性変形して、上記突出部32が上記貫通孔27の内周面部分に食い込む事は十分に可能である。又、本実施例の場合、上記底板部24の厚さは、0.8〜1.2mm程度であるが、この程度の厚さであっても、上記突出部32の軸方向寸法を適切に規制する事で、この突出部32を上記底板部24の軸方向内側面から出っ張らせる事なく、この底板部24に上記袋ナット31を固定できる。
この様にして互いに結合固定した、この底板部24の軸方向外側面(図1、3、4の左側面)と、上記袋ナット31の外周面とには、これら底板部24と袋ナット31とを結合固定した後に、塗装を施している。塗装の種類は特に問わないが、耐水性塗料が好ましい。例えば、上記底板部24に上記袋ナット31を結合固定した状態で、カチオン塗装等の防錆処理を、上記カバー22の表裏両面(底板部24に関しては軸方向内外両側面)に施す事が考えられる。この様にして、上記底板部24の軸方向外側面と袋ナット31の外周面とを塗装する事により、互いに結合されたこれら底板部24と袋ナット31との間に存在する微小隙間を、全周に亙って完全に塞ぎ、上記貫通孔27内に入り込んだ泥水等の異物が、上記カバー22の内側に入り込む事を確実に防止できる様にしている。
上記微小隙間の開口面積は僅少である為、この微小隙間を塞ぐ為には、特に塗膜の厚さを大きくする必要はないが、塗膜の強度を確保できる限り、大きくする事は自由である。塗膜の厚さが大きくなる様な場合には、上記袋ナット31の内周面に形成したねじ孔部分は、必要に応じて塗料が入り込まない様に、マスキングにより覆う。塗膜の厚さが、このねじ孔と後述するボルト37との螺合の妨げとならない程度であれば、この様な配慮は不要である。例えば、上記カチオン塗装の膜厚は15〜25μm程度と薄く、カチオン塗装を施す事での寸法変化は僅かである。従って、このカチオン塗装処理は、雌ねじを設けた上記袋ナット31の内周面と、前記挿入孔26と、前記貫通孔27とに、マスキングを施す事なく行なえる。尚、上記底板部24の軸方向外側面と上記袋ナット31の外周面とにのみ、接着剤又はコーキング剤を塗布する事も、請求項2に記載した塗装の概念に含まれる。
そして、上記カバー22の外径寄り部分にホルダ28を、上記挿入孔26と上記貫通孔27並びに上記袋ナット31とを利用して、支持固定している。上記ホルダ28は、合成樹脂を射出成形して成るもので、挿入部29と取付フランジ部35とを備える。このうちの挿入部29は、前記挿入孔26の周縁部に形成した小円筒部30内にがたつきなく挿入自在な、略円柱状である。この様な挿入部29の先端部には、前記永久磁石19の被検出面に対向し、この被検出面の特性変化に対応して出力を変化させる前記センサ4(センサ本体)を保持(包埋支持)している。又、上記取付フランジ部35は、上記挿入部29の軸方向内端部にその基端部を結合したもので、その先端部には取付孔36を形成している。この取付孔36の中心と上記挿入部29の中心とのピッチは、上記挿入孔26の中心と上記貫通孔27の中心とのピッチに等しくしている。
この様なホルダ28を上記カバー22に支持固定する際には、上記挿入部29を上記挿入孔26に挿入すると共に、上記取付孔36を上記貫通孔27に整合させる。そして、この取付孔36及びこの貫通孔27を、軸方向内側から外側に向けて挿通したボルト37を、上記袋ナット31に螺合し更に緊締する。この状態で上記ホルダ28が上記カバー22に支持固定され、上記挿入部29の先端部に保持された上記センサ4が、上記永久磁石19の被検出面に、適正隙間を介して近接対向する。又、この状態で、上記挿入部29の基端寄り(軸方向内端寄り、図1、4の右端寄り)部分に形成した係止溝40に係止したOリング38が、この係止溝40の底面と前記小円筒部30の内周面との間で、径方向に関して弾性的に圧縮される。従って、この小円筒部30の内周面と上記挿入部29の外周面との間のシールが有効に図られる。尚、本実施例の場合には、上記ボルト37として、M6で強度区分が12.9のものを使用している。この場合に於ける、このボルト37の適正締付けトルクは、約13N・mとなる。
上述の様な本実施例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの使用時には、前記外輪1の外周面に固設した前記静止側フランジ15を懸架装置に対して、図示しないボルトにより結合固定すると共に、前記ハブ2の外周面に固設した回転側フランジ14に車輪を、この回転側フランジ14に設けた複数本のスタッド39により固定する事で、上記懸架装置に対して上記車輪を回転自在に支持する。この状態で車輪が回転すると、上記挿入部29の先端部に保持された上記センサ4の近傍を、上記永久磁石19の被検出面に存在するS極とN極とが交互に通過する。この結果、上記センサ4を構成する、ホールIC、磁気抵抗素子等の磁気検出素子の特性が変化し、このセンサ4の出力が変化する。この様にしてこのセンサ4の出力が変化する周波数は、上記車輪の回転数に比例する。従って、このセンサ4の出力を図示しない制御器に送れば、ABSやTCS、VSC等の車両用走行状態安定化装置を適切に制御できる。
尚、本実施例の場合、前述の様に、前記小円筒部30の一部外周面と、前記円筒部23の一部内周面とを当接させて、前記挿入孔26を、できる限り外径寄り部分に位置させている。この為、上記永久磁石19の被検出面のうちで上記センサ4が対向する部分の直径を大きくできる。この部分の直径を大きくする事により、磁極が変化する回数を同じとした場合には、着磁領域の幅寸法(着磁面積)の増大による、磁気強化により、上記センサ4の検出性能の向上を図れる。又、上記幅寸法を同じとした場合には、磁極が変化する回数を多くして、回転速度検出に関する精度向上に寄与できる。この様に、上記小円筒部30をできる限り外径寄り部分に設置する為に、この小円筒部30を形成する為のバーリング加工時に加工用のダイスは、この小円筒部30のうちで外径寄り部分(図1、4の上部)をサポートせず、この小円筒部30の全周のうちでこの外径寄り部分を除いた部分をサポートする。
上述の様に構成し作用する本実施例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合には、前記カバー22内に泥水等の異物が入り込む事を防止できる構造を低コストで実現できる。即ち、前述の特許文献1に記載された発明の様に、ナット或はボルト等の締結用部品を金属製のカバーに溶接しただけでは、このカバーの底板部とボルトの座面との間等から、泥水等の異物がカバー内に侵入するが、本実施例の場合には、前記底板部24に対して前記袋ナット31を結合固定すると共に、この結合部を密封している。従って、この袋ナット31の設置部分を通じて、泥水等の異物が上記カバー22内に侵入する事を防止できる。又、やはり前述した特許文献2に記載された発明の様に、金属製のカバーの一部に有底の凹部を形成し、この凹部内にナット或はボルトを内嵌固定すると言った、面倒な作業が不要になり、この面からも、低コストで構成できる。
尚、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの軸方向内端側から、上記カバー22内に異物が入り込む可能性のある部分は、次の(a) 〜(c) に示した3個所位置である。
(a) 上記カバー22を構成する円筒部23の先端部(軸方向外端部)と前記外輪1の軸方向内端部との嵌合部。
(b) 前記挿入部29が前記小円筒部30を挿通した部分。
(c) 上記袋ナット31と上記底板部24との結合部。
このうちの(a) 部分は、円筒部23の先端部を上記外輪1の軸方向内端部に大きな締り嵌めで内嵌しており、且つ、前記鍔部25の軸方向外側面を上記外輪1の軸方向内端面に突き当てている。従って、上記(a) 部分には、上記異物が通過する様な隙間が殆ど存在せず、仮に存在しても、上記鍔部25に覆われている為、この隙間部分に異物が勢い良く吹き付けられる事はない。この為、上記(a) 部分から上記カバー22内に異物が入り込む事はない。
又、上記(b) 部分は、前述した様にOリング38により塞いでいる。この為、この(b) 部分から上記カバー22内に異物が入り込む事はない。
更に、上記(c) 部分は、前記突出部32を前記底板部24に形成した貫通孔27に、この底板部24を塑性変形させつつ圧入している。従って、上記袋ナット31と上記底板部24との結合部には、これら袋ナット31と底板部24とを結合した直後の状態でも、微小隙間しか存在しない。しかも本実施例の場合には、この微小隙間も塗装による塗膜で塞いでいる為、上記(c) 部分から上記カバー22内に異物が入り込む事はない。
この結果、このカバー22内に上記異物が入り込む事を、ほぼ確実に防止できる。
又、本実施例は、上記カバー22の変形を防止して回転速度検出を正確に行なえる構造を実現する面からも有利である。即ち、上記袋ナット31を上記底板部24に固定する作業は、この底板部24を受板等の平面上に置いた状態で、上記袋ナット31をこの底板部24に押し付ける事で行なう為、この底板部24に有害な歪みが生じる事はない。従って、特に面倒な調節作業を行なわなくても、前記エンコーダ3を構成する上記永久磁石19の被検出面と、上記センサ4の検出部との位置関係を、設計通り正確に規制する事ができて、コストを嵩ませる事なく、回転輪であるハブ2の回転速度検出を正確に行なえる。
図5は、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合には、エンコーダ3aを構成する芯金18aの軸方向外端部を径方向外方に折り曲げ形成して成る円輪部41の外周縁を、外輪1の軸方向内端部内周面、又は、カバー22を構成する円筒部23の先端部内周面に近接対向させて、当該部分にラビリンスシールを構成している。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図6は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例の場合には、エンコーダ3bを構成する芯金18bを、断面L字形としている。即ち、この芯金18bは、円筒部20の軸方向内端部を径方向外方に向け直角に折り曲げて成る円輪部21aを備え、この円輪部21aの軸方向内側面に、円輪状の永久磁石19を、全周に亙って添設している。その他の部分の構造及び作用は、上述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図7〜8は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施例4を示している。本実施例の場合には、袋ナット31aの軸方向内端面に突出形成された突出部32aの外周面形状を、先端縁(軸方向内端縁)に向かう程外径が大きくなる方向に傾斜したテーパ面としている。この様な突出部32aの自由状態での外径d32a は、貫通孔27の自由状態での内径R27と同じか、この内径R27よりも僅かに小さい(d32a ≦R27)。この様な突出部32aを設けた上記袋ナット31aをカバー22の底板部24の軸方向外側面に固定する際には、先ず、図8(A)に示す様に、上記突出部32aを上記貫通孔27内に挿入する。次いで、上記袋ナット31aを上記底板部24に向け、プレス加工機等により強く押し付ける。この押し付け作業により、図8(B)に示す様に、非円形の一種の多角形である正六角形とされた上記袋ナット31aの本体部分の軸方向内端部が、上記底板部24のうちで上記貫通孔27の周囲部分に沈入する。同時に、この貫通孔27の周縁部の肉が径方向内側に変位し、上記突出部32aの基端部に食い込む。この結果、上記袋ナット31aが上記底板部24に対し、ボルト37(図4参照)の緊締の際にも(上記正六角形部分が上記底板部24に食い込んでいる為に)回転する事を防止された状態で、不離に結合固定される。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図9は、請求項1に対応する、本発明の実施例5を示している。本実施例の場合には、エンコーダ3を構成する芯金18のうちで、円輪部21の内径寄り部分の軸方向外側面を、内輪7の軸方向内端面に当接させている。本実施例は、この様な構造により、上記エンコーダ3の軸方向に関する位置決め精度の向上並びに軸方向寸法の短縮を図っている。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜4の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図10は、請求項1に対応する、本発明の実施例6を示している。本実施例の場合には、カバー22aを構成する円筒部23aの直径(内径r23a 、R23a )が、この円筒部23aの軸方向中間部に形成した鍔部25よりも軸方向外寄り(r23a )で小さく、軸方向内寄り(R23a )で大きくなっている(R23a >r23a )。この様な本実施例の場合、底板部24aの直径を大きくし、この底板部24aの径方向外端部に設ける挿入孔26の径方向位置を、先に述べた各実施例の場合に比べて外寄りにできる。この結果、永久磁石19のうちでセンサが対向する部分の直径を大きくして、回転速度を表す信号を大きくしたり、回転速度検出の精度向上を図れる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施例1〜5の何れかと同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図11は、請求項1に対応する、本発明の実施例7を示している。本実施例の場合には、カバー22bを構成する円筒部23bの軸方向外端寄り部分の断面形状をクランク形にしている。そして、この円筒部23bの軸方向外端部を、外輪1の軸方向内端部に外嵌している。本実施例の場合、この様な構成により、底板部24bの直径を大きくし、この底板部24bの径方向外端部に設ける挿入孔26の径方向位置を外寄りにしている。尚、本実施例の場合、上記外輪1の内径r1 は、この外輪1の中心軸αを中心として上記挿入孔26の内周面に内接する円の直径Rよりも小さくなる(r1 <R)。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例6と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図12は、請求項1、5に対応する、本発明の実施例8を示している。本実施例の場合には、袋ナット31bを底板部24bの外側面に、溶接固定している。この袋ナット31bの軸方向内端面には、突出部は設けていない。又、溶接は、円周方向2〜3個所を溶接するスポット溶接により行ない、溶接時の熱による影響を極力抑えている。そして、上記袋ナット31bの外周面と上記底板部24bの外側面との間に、シリコン系のコーキング剤を塗布した後、カバー22bの表裏両面と袋ナット31bとに防食の為のカチオン塗装を施している。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施例7と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
本発明の実施例1を、センサを省略した状態で示す断面図。 同じくカバーに支持固定する袋ナットを示す斜視図。 同じくこの袋ナットをカバーに支持固定する状態を工程順に示す、図1のA部に相当する拡大断面図。 同じく上記カバーにセンサを組み付けた状態を示す、図1の右上部に相当する断面図。 本発明の実施例2を示す、図4のB部に相当する断面図。 同実施例3を示す、図4と同様の断面図。 同実施例4を示す、袋ナットの斜視図。 同じくこの袋ナットをカバーに支持固定する状態を工程順に示す、図3と同様の拡大断面図。 本発明の実施例5を示す、図4と同様の図。 同実施例6を、センサを保持したホルダを省略した状態で示す、図4と同様の図。 同実施例7を示す、図10と同様の図。 同実施例8を示す、図10と同様の図。
符号の説明
1 外輪
2 ハブ
3、3a、3b エンコーダ
4 センサ
5 外輪軌道
6 ハブ本体
7 内輪
8 小径段部
9 円筒部
10 かしめ部
11 内輪軌道
12 転動体
13 保持器
14 回転側フランジ
15 静止側フランジ
16 シールリング
17 空間
18a、18b 芯金
19 永久磁石
20 円筒部
21、21a 円輪部
22、22a、22b カバー
23、23a、23b 円筒部
24、24a、24b 底板部
25 鍔部
26 挿入孔
27 貫通孔
28 ホルダ
29 挿入部
30 小円筒部
31、31a、31b 袋ナット
32、32a 突出部
33 先半部
34 基半部
35 取付フランジ部
36 取付孔
37 ボルト
38 Oリング
39 スタッド
40 係止溝
41 円輪部

Claims (5)

  1. 内周面に外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、外周面に内輪軌道を有し、使用時に回転するハブと、この内輪軌道と上記外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、このハブの軸方向内端部若しくは内端寄り部分にこのハブと同心に固定された、その被検出面の特性を、円周方向に関して交互に変化させたエンコーダと、上記外輪の軸方向内端部に、この外輪の軸方向内端開口部を塞ぐ状態で固定された、金属板製で円筒部の軸方向内端部を底板部で塞いだ有底円筒状のカバーと、このカバーの一部で上記エンコーダと対向する部分に設けられた挿入孔と、このエンコーダの被検出面に対向する状態で設けられ、このエンコーダの回転に伴って出力を変化させるセンサとを備え、このセンサはホルダに保持されており、このホルダは、このセンサを保持した状態で上記挿入孔に挿入される挿入部と、この挿入部の軸方向内端部にその基端部を結合した取付フランジ部とを備えている回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記カバーのうち、上記ホルダの挿入部を上記挿入孔に挿入した状態で上記取付フランジの先端部に形成した取付孔が対向する部分に、上記カバーの軸方向両側面同士を通じさせる貫通孔が形成されており、この貫通孔部分で上記底板部の軸方向外側面に、軸方向外端部が閉じられ、軸方向内端面の中央部にねじ孔が開口した袋ナットが、このねじ孔と上記貫通孔とを整合させ、且つ結合部を密封した状態で結合固定されており、上記ホルダは、上記取付孔に挿通したボルトを上記ねじ孔に螺合する事により、上記カバーに対し支持固定されている事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  2. 袋ナットの軸方向内端面に突出部が設けられており、この突出部を貫通孔に内嵌する事でこの袋ナットがカバーに結合固定されており、少なくとも底板部の軸方向外側面と袋ナットの外周面とに、互いに結合された状態で塗装を施す事により結合部を密封している、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  3. 突出部の外周面に凹凸が設けられており、この突出部を貫通孔に内嵌した状態でこの凹凸部をこの貫通孔の内周面と係合させる事により、この貫通孔の内側での上記突出部の回転を阻止している、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  4. 突出部が、軸方向内端となる先端側の外径が、軸方向外端となる基端側の外径に比べて大きくなったものであり、上記突出部を貫通孔に内嵌すると共に、非円形とされた袋ナットの本体部分の軸方向内端部を底板部のうちで上記貫通孔の周囲部分に沈入させ、更に、この貫通孔の一部を上記突出部の基端部に食い込ませる事により、上記貫通孔の内側での上記袋ナットの回転を阻止している、請求項2に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
  5. 袋ナットを底板部に溶接する事により、この袋ナットを底板部に結合固定しており、少なくとも底板部の軸方向外側面と袋ナットの外周面とに、互いに結合された状態で塗装を施す事により結合部を密封している、請求項1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
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