JP2006342860A - 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 - Google Patents

回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
組立作業性の向上と共に、密封性を確保した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】
内輪7に外嵌されたパルサリング11と、外方部材4の端部に装着され、パルサリング11に対向する位置に挿入孔17を有するカバー10と、挿入孔17に挿入され、回転速度センサ19が包埋された挿入部20a、およびカバー10の取付部16に固定される取付フランジ20bを有するセンサホルダ20とを備え、挿入部20aに形成された環状溝21aに弾性リング22が装着され、これが挿入孔17に弾性接触されると共に、センサホルダ20がカバー10に固定ボルト24を介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、挿入孔17と挿入部20aに金属環25、21が結合され、金属環25に環状溝21aが形成されると共に、この偏心量が50μm以下に規制されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承する車輪用軸受装置、特に、車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置が内蔵され、密封性の向上を図った回転速度検出装置付き車輪用軸受装置に関するものである。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承すると共に、アンチロックブレーキシステム(ABS)を制御し、車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置が内蔵された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が一般的に知られている。従来、このような車輪用軸受装置は、転動体を介して転接する内方部材および外方部材の間にシール装置が設けられ、円周方向に磁極を交互に並べてなる磁気エンコーダを前記シール装置に一体化させると共に、磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面配置され、車輪の回転に伴う磁気エンコーダの磁極変化を検出する回転速度センサとで回転速度検出装置が構成されている。
前記回転速度センサは、懸架装置を構成するナックルに車輪用軸受装置が装着された後、当該ナックルに装着されているものが一般的である。しかし、この回転速度センサと磁気エンコーダとのエアギャップの調整作業の煩雑さを解消すると共に、よりコンパクト化を狙って、最近では回転速度センサをも軸受に内蔵した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が提案されている。
このような回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の一例として図6に示すような構造が知られている。この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、図示しないナックルに支持固定され、固定部材となる外方部材51と、この外方部材51に複列のボール53、53を介して内挿された内方部材52とを有している。内方部材52は、ハブ輪55と、このハブ輪55に外嵌された内輪56とからなる。
外方部材51は、外周に車体取付フランジ51bを一体に有し、内周には複列の外側転走面51a、51aが形成されている。一方、内方部材52は、前記した外方部材51の外側転走面51a、51aに対向する複列の内側転走面55a、56aが形成されている。これら複列の内側転走面55a、56aのうち一方の内側転走面55aはハブ輪55の外周に一体形成され、他方の内側転走面56aは内輪56の外周に形成されている。この内輪56は、ハブ輪55の内側転走面55aから軸方向に延びる軸状の小径段部55bに圧入されている。そして、複列のボール53、53がこれら両転走面間にそれぞれ収容され、保持器57、57によって転動自在に保持されている。
ハブ輪55は、外周に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ54を一体に有し、小径段部55bの端部を径方向外方に塑性変形して加締部58が形成され、この加締部58によって前記内輪56が軸方向に固定されている。そして、外方部材51の端部にはシール59およびカバー63が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
内輪56の外周には磁気エンコーダ60が圧入されている。この磁気エンコーダ60は、磁性金属板により断面が略T字状の円環状に形成された支持環61と、この支持環61の側面に添着されたエンコーダ本体62とで構成されている。このエンコーダ本体62は、フェライトの粉末を混入させたゴム等の永久磁石からなり、円周方向にS極とN極とが交互に等間隔に着磁されている。
カバー63は外方部材51のインボード側の開口端部に外嵌固定され、外方部材51の開口部を閉塞している。このカバー63は、合成樹脂を射出成形してなる有底円筒状のカバー本体64と、このカバー本体64の開口部に結合された嵌合筒65とからなる。この嵌合筒65は、耐食性を有するステンレス鋼板をプレス成形して断面L字形の円環状に形成されている。そして、カバー本体64の射出成形時にモールドすることにより、このカバー本体64に一体化されている。
カバー本体64の径方向外方部には軸方向に突出する突部66が形成され、この突部66に、前記磁気エンコーダ60に対応する位置に挿入孔67が形成されている。この挿入孔67内にセンサユニット68が挿入される。このセンサユニット68は、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子からなるセンサおよびこの磁気検出素子の出力波形を整える波形整形回路が組み込まれたIC等からなり、車輪の回転速度を検出してその回転数を制御する自動車のアンチロックブレーキシステム(ABS)を構成している。
センサは合成樹脂からなるホルダ69中に包埋されている。このホルダ69には、図7に示すように、挿入部69aと取付フランジ69bが形成されると共に、挿入部69aの中間部外周には環状溝70が形成され、この環状溝70にOリング71が装着されている。また、センサユニット68の一部にはコネクタ72が直接固定され、前記挿入部69aと反対側に突部73が形成されている。そして、この突部73にコネクタ72が、その接続方向が前記センサユニット68の軸方向位置と一致する状態で包埋支持されている。また、カバー63の突部66の端面にはナット74が埋め込まれ、このナット74にボルト75を介してセンサユニット68が結合固定されている。
前述のように構成する従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置によれば、センサユニット68をカバー63に装着した状態で搬送や車体への組立を行う場合でも、このセンサユニット68から長いハーネスが外部に導出することがなくなり、搬送作業および組立作業の能率化を図ることができる。
特開2001−349899号公報
このような従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、図8(a)に示すように、カバー本体64の突部66に形成された挿入孔67内にセンサユニット68の挿入部69aが挿入された状態では、Oリング71の弾性によって挿入孔67と挿入部69aの環状溝70との軸芯が一致しているが、カバー63の突部66に埋め込まれたナット74にボルト75を螺合させる過程では、図8(b)に示すように、ボルト75の座面の摩擦力によってセンサユニット68が連れ回ることになる(図中矢印にて示す)。これにより、カバー本体64の挿入孔67とセンサユニット68における挿入部69aの環状溝70との偏心量が大きくなり、Oリング71のシメシロが不均一になって密封性が著しく低下する恐れがある。
また、こうした合成樹脂を射出成形して形成されたカバー63やセンサユニット68においては、通常、成形時の寸法バラツキや型ずれによって、カバー本体64の挿通孔67とセンサユニット68における挿入部69aの環状溝70との偏心量は150μm以上あり、組立作業性の向上と共に、密封性を確保することが課題となっていた。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、組立作業性の向上と共に、密封性を確保した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材のインボード側の端部に装着され、前記パルサリングに対向する位置に挿入孔を有するカバーと、このカバーの挿入孔に挿入され、回転速度センサが包埋された挿入部、および前記カバーの取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが前記カバーに固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記挿入部に金属環が一体に結合され、この金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記カバーの挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されている構成を採用した。
このように、ハブ輪と複列の転がり軸受とがユニット化され、この複列の転がり軸受を構成する内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、外方部材のインボード側の端部に装着され、パルサリングに対向する位置に挿入孔を有するカバーと、このカバーの挿入孔に挿入され、回転速度センサが包埋された挿入部、およびカバーの取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが挿入孔に弾性接触されると共に、センサホルダがカバーに固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、挿入部に金属環が一体に結合され、この金属環に環状溝が形成されると共に、カバーの挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されているので、外部から雨水やダスト等の異物がカバー内に侵入するのを防止し、密封性を確保した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記挿入孔に金属環が一体に結合され、この金属環に前記弾性リングが弾性接触していれば、カバーやセンサユニットが合成樹脂を射出成形して形成されていても、成形時の寸法バラツキや型ずれの影響をなくし、偏心量の抑制を一層図ることができる。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記ハブ輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材に穿設された挿入孔に挿入され、前記パルサリングに所定の径方向すきまを介して対向する回転速度センサが包埋された挿入部、および前記外方部材の取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが前記外方部材に固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記挿入部に金属環が結合され、この金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記外方部材の挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されている構成を採用した。
このように、ハブ輪と複列の転がり軸受とがユニット化され、この複列の転がり軸受を構成する内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、外方部材に穿設された挿入孔に挿入され、パルサリングに所定の径方向すきまを介して対向する回転速度センサが包埋された挿入部、および外方部材の取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが挿入孔に弾性接触されると共に、センサホルダが外方部材に固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、挿入部に金属環が結合され、この金属環に環状溝が形成されると共に、外方部材の挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されているので、外部から雨水やダスト等の異物が軸受内部に侵入するのを防止し、密封性を確保した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記偏心量が50μm以下に規制されていれば、弾性リングのシメシロを大きくすることなく少なくとも50μmに設定すれば、挿入孔に対して弾性リングのシメシロを確保することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記取付部に雌ねじが形成されると共に、固定ボルトの外周に雄ねじが形成され、中心部に軸方向に延びるスリットが形成され、当該固定ボルトを前記雌ねじに圧入して雄ねじが係合されていれば、このスリットによって固定ボルトの外径は縮径可能になり、組立作業性が向上して工数削減によるコスト低減ができると共に、従来のように、固定ボルトを螺合せずにセンサホルダをカバーに固定することができるため、固定ボルトの締付時にセンサホルダが連れ回るのを防止することができ、環状溝の偏心量を抑制して密封性を一層確保することができる。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材のインボード側の端部に装着され、前記パルサリングに対向する位置に挿入孔を有するカバーと、このカバーの挿入孔に挿入され、回転速度センサが包埋された挿入部、および前記カバーの取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが前記カバーに固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記挿入部に金属環が一体に結合され、この金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記カバーの挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されているので、外部から雨水やダスト等の異物がカバー内に侵入するのを防止して密封性を確保し、回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
また、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記ハブ輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材に穿設された挿入孔に挿入され、前記パルサリングに所定の径方向すきまを介して対向する回転速度センサが包埋された挿入部、および前記外方部材の取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが前記外方部材に固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記挿入部に金属環が結合され、この金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記外方部材の挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されているので、外部から雨水やダスト等の異物が軸受内部に侵入するのを防止し、密封性を確保した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
外周に懸架装置を構成するナックルに固定するための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪とからなる内方部材と、前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、前記外方部材のインボード側の端部に装着され、前記パルサリングに対向する位置に挿入孔を有する合成樹脂製のカバーと、このカバーの挿入孔に挿入され、回転速度センサが包埋された挿入部、および前記カバーの取付部に固定される取付フランジを有する合成樹脂製のセンサホルダとを備え、前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが、前記カバーに固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記カバーの挿入孔とセンサホルダの挿入部にそれぞれ金属環が一体に結合され、前記挿入部の金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記カバーの挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が50μm以下に規制されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は図1の要部拡大図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は従動輪側の第3世代と呼称され、ハブ輪1と複列の転がり軸受2とをユニット化して構成されている。複列の転がり軸受2は、内方部材3と外方部材4、および両部材3、4間に転動自在に収容された複列の転動体(ボール)5、5とを備えている。内方部材3は、ハブ輪1と、このハブ輪1に圧入固定された内輪7とを指す。
ハブ輪1は、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、この車輪取付フランジ6の円周等配位置には車輪を締結するハブボルト6aが植設されている。また、外周にアウトボード側の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる軸状の小径段部1bが形成され、この小径段部1bに内輪7が所定のシメシロを介して圧入されている。そして、小径段部1bの端部を径方向外方に塑性変形させて加締部1cが形成され、この加締部1cによってハブ輪1に対して内輪7が軸方向に固定されている。なお、内輪7の外周にはインボード側の内側転走面7aが形成されている。
一方、外方部材4は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に固定される車体取付フランジ4bを一体に有し、内周に前記内方部材3の複列の内側転走面1a、7aに対向する複列の外側転走面4a、4aが形成されている。複列の転がり軸受2は、これら両転走面4a、1aおよび4a、7a間に収容された複列の転動体5、5と、これら複列の転動体5、5を転動自在に保持する保持器8とを備えている。
外方部材4の両端部にはシール9およびカバー10が装着され、外方部材4と内方部材3間に形成される環状空間の開口部を密封している。そして、これらシール9およびカバー10により、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ハブ輪1は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、シールランド部となる車輪取付フランジ6のインボード側の基部および内側転走面1aから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部1cは、鍛造後の素材表面硬さ25HRC以下の未焼入れ部としている。
また、外方部材4は、ハブ輪1と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、複列の外側転走面4a、4aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。一方、内輪7は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。なお、ここでは、複列の転がり軸受2として、転動体5、5をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受であっても良い。また、第3世代の構造を例示したが、一対の内輪をハブ輪に圧入した、所謂第2世代の構造であっても良い。
内輪7の外周にはパルサリング11が圧入されている。このパルサリング11は、円環状に形成された支持環12と、この支持環12の側面に加硫接着等で接合された磁気エンコーダ13とで構成されている。この磁気エンコーダ13は、ゴム等のエラストマにフェライト等の磁性体粉が混入され、周方向に交互に磁極N、Sが着磁されて車輪の回転速度検出用のロータリエンコーダを構成している。
支持環12は、強磁性体の鋼鈑、例えば、フェライト系のステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)や、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工によって断面略L字状に形成され、内輪7に圧入される円筒部12aと、この円筒部12aから径方向内方に延びる立板部12bとを有している。この立板部12bのインボード側の側面に磁気エンコーダ13が接合されている。
カバー10は外方部材4のインボード側の開口端部に内嵌固定され、外方部材4の開口部を閉塞している。このカバー10は、合成樹脂を射出成形してなる有底円筒状のカバー本体14と、このカバー本体14の開口部に一体モールドされた芯金15とからなる。この芯金15は、耐食性を有するステンレス鋼板をプレス成形して断面L字形の円環状に形成されている。特に、この芯金15は、後述する回転速度センサ19の感知性能に悪影響を及ぼさないように、非磁性体の鋼鈑、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)で形成されるのが好ましい。
カバー本体14の径方向外方部には軸方向に突出する取付部16が一体に形成され、この取付部16に、前記磁気エンコーダ13に対応する位置に挿入孔17が形成されている。この挿入孔17内にセンサユニット18が挿入される。このセンサユニット18は、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子からなる回転速度センサ19およびこの磁気検出素子の出力波形を整える波形整形回路が組み込まれたIC等からなり、車輪の回転速度を検出してその回転数を制御する自動車のアンチロックブレーキシステム(ABS)を構成している。
回転速度センサ19は合成樹脂からなるセンサホルダ20内に包埋されている。このセンサホルダ20には、図2に拡大して示すように、挿入部20aと取付フランジ20bが一体に形成されている。また、挿入部20aの中間部外周には、環状溝21aが形成された金属環21が一体モールドされている。この環状溝21a内にOリング等からなる弾性リング22が装着され、カバー本体14の挿入孔17に弾性接触している。なお、ここでは、環状溝21aが旋削等による切削加工によって形成され、また、金属環21がセンサホルダ20にインサート成形によって一体固定されたものを例示したが、これに限らず、金属環21が鋼板製であっても良く、また、環状溝21aがプレス加工によって形成されていても良い。さらに、鋼板製の金属環21がセンサホルダ20に圧入固定されても良い。
本実施形態では、合成樹脂製のカバー本体14に対して、弾性リング22が装着される環状溝21aが金属環21に形成されているため、カバー本体14の挿入孔17に対して、環状溝21aの偏心量を所定値に規制することができ、密封性を確保して外部から雨水やダスト等の異物がカバー10内に侵入するのを防止することができる。因みに、環状溝21aの偏心量は、カバー本体14の挿入孔17に対して50μm以下に規制されている。これにより、弾性リング22のシメシロを大きくすることなく少なくとも50μmに設定すれば、挿入孔17に対して弾性リング22のシメシロを確保することができる。
また、カバー本体14の取付部16には、内周に雌ねじ23aが形成されたナット23がインサート成形によって埋め込まれている。このナット23の外周には一部に平坦面23bが形成され、回り止めと共に、ナット23が軸方向に移動するのを防止している。本実施形態では、固定ボルト24は、その外周に前記ナット23の雌ねじ23aに係合する雄ねじ24aが形成されていると共に、中心部には軸方向に延びるスリット24bが形成されている。このスリット24bによって固定ボルト24の外径は縮径可能になり、ナット23内に固定ボルト24を圧入するだけで両ねじ23a、24aを係合させることができる。したがって、従来のように、固定ボルト24を螺合せずにセンサホルダ20をカバー本体14に固定することができるため、固定ボルト24の締付時にセンサホルダ20が連れ回るのを防止することができ、環状溝21aの偏心量を抑制して密封性を一層確保することができる。また、組立作業性が向上して工数削減によるコスト低減ができる。
固定ボルト24の頭部には六角レンチ等の締結工具が係合する凹み24cが形成されている。これにより、従来の固定ボルトと同様に、補修時等にセンサホルダ20を容易に取り外すことができる。なお、こうした固定ボルト24による固定以外にも、図示はしないが、カバー本体の取付部に嵌合孔を形成し、この嵌合孔の内径より大径に形成されたスプリングピン等の固定ピンを圧入してセンサホルダをカバー本体に固定するようにしても良い。
図3は、図2の変形例であるが、カバー本体14’の挿入孔17’には、環状溝21aに対応した位置に金属環25が一体モールドされている。これにより、カバー本体14’の挿入孔17’に対して、環状溝21aの偏心量を一層抑制することができ、密封性を確保することができる。ここで、金属環25は旋削等による切削加工によって形成されも良いし、鋼板からプレス加工によって形成されても良い。
また、カバー本体14の取付部16には、内周に雌ねじ23aが直接形成されている。これによりコスト低減ができると共に、前述した実施形態と同様、雌ねじ23a内に固定ボルト24を圧入するだけで両ねじ23a、24aを係合させることができ、固定ボルト24を螺合せずにセンサホルダ20をカバー本体14’に固定することができる。
図4は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図、図5は図4の要部拡大図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は駆動輪側の第3世代と呼称され、ハブ輪26と複列の転がり軸受27とがユニット化して構成されている。このうち複列の転がり軸受27は、内方部材28と外方部材29および両部材28、29間に転動自在に収容された複列の転動体5、5とを備えている。内方部材28は、ハブ輪26と、このハブ輪26に圧入固定された内輪7とを指す。
ハブ輪26は、アウトボード側の端部に車輪取付フランジ6を一体に有し、外周にアウトボード側の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)26aが形成されている。小径段部1bには内輪7が所定のシメシロを介して圧入され、小径段部1bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部1cによってハブ輪26に対して内輪7が軸方向に固定されている。
一方、外方部材29は、外周に車体取付フランジ(図示せず)を一体に有し、内周に前記内方部材28の複列の内側転走面1a、7aに対向する複列の外側転走面4a、4aが形成されている。複列の転がり軸受27は、これら両転走面4a、1aおよび4a、7a間に収容された複列の転動体5、5と、これら複列の転動体5、5を転動自在に保持する保持器8とを備えている。外方部材29の両端部にはシール9、9’が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ハブ輪26の外周にはパルサリング30が圧入固定されている。このパルサリング30は焼結金属から円環状に形成され、外周に凹凸部30aが刻設されている。一方、外方部材29には、この凹凸部30aに対応した位置に径方向に貫通して挿入孔31が形成されている。この挿入孔31内にセンサユニット18が挿入され、ハブ輪26の回転に伴って凹凸部30aの周りの磁束変化によって車輪の回転速度を検出する。なお、こうした回転速度検出部は凹凸部30aを有するパルサリング30に限らず、例えば、前述した実施形態のようなフェライトの粉末を混入させたゴム等の永久磁石からなる磁気エンコーダであっても良い。
センサユニット18を構成するセンサホルダ20は、図5に拡大して示すように、挿入部20aと取付フランジ20bが一体に形成されている。また、挿入部20aの中間部外周には、環状溝21aが形成された金属環21が一体モールドされている。この環状溝21a内に弾性リング22が装着されている。
本実施形態では、金属製の外方部材29の挿入孔31に対して、弾性リング22が装着される環状溝21aが金属環21に形成されているため、挿入孔31に対して、環状溝21aの偏心量を所定値に規制することができ、外方部材29の密封性を確保することができる。
また、外方部材29における挿入孔31の近傍に雌ねじ23aが形成されている。また、固定ボルト24は、その外周に雌ねじ23aに係合する雄ねじ24aが形成されると共に、中心部には軸方向に延びるスリット24bが形成されている。そして、雌ねじ23aに固定ボルト24を圧入するだけで両ねじ23a、24aを係合させることができる。したがって、固定ボルト24を螺合せずにセンサホルダ20を外方部材29に固定することができるため、固定ボルト24の締付時にセンサホルダ20が連れ回るのを防止することができ、環状溝21aの偏心量を抑制して密封性を一層確保することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、駆動輪用、従動輪用、あるいは転動体がボール、円錐ころ等、あらゆる構造の内輪回転タイプの車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の変形例を示す要部拡大図である。 本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 図4の要部拡大図である。 従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 図6の要部拡大図である。 (a)は、図7のVIII−VIII線に沿った横断面図で、ボルトを螺合する前の状態を示している。 (b)は、同上、ボルトを螺合する時の状態を示している。
符号の説明
1、26・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、7a・・・・・・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1c・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
2、27・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3、28・・・・・・・・・・・・・・内方部材
4、29・・・・・・・・・・・・・・外方部材
4a・・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
4b・・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
5・・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
6・・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
7・・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
8・・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
9、9’・・・・・・・・・・・・・・シール
10・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
11、30・・・・・・・・・・・・・パルサリング
12・・・・・・・・・・・・・・・・支持環
12a・・・・・・・・・・・・・・・円筒部
12b・・・・・・・・・・・・・・・立板部
13・・・・・・・・・・・・・・・・磁気エンコーダ
14、14’・・・・・・・・・・・・カバー本体
15・・・・・・・・・・・・・・・・芯金
16・・・・・・・・・・・・・・・・取付部
17、17’、31・・・・・・・・・挿入孔
18・・・・・・・・・・・・・・・・センサユニット
19・・・・・・・・・・・・・・・・回転速度センサ
20・・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダ
20a・・・・・・・・・・・・・・・挿入部
20b・・・・・・・・・・・・・・・取付フランジ
21、25・・・・・・・・・・・・・金属環
21a・・・・・・・・・・・・・・・環状溝
22・・・・・・・・・・・・・・・・弾性リング
23・・・・・・・・・・・・・・・・ナット
23a・・・・・・・・・・・・・・・雌ねじ
23b・・・・・・・・・・・・・・・平坦面
24・・・・・・・・・・・・・・・・固定ボルト
24a・・・・・・・・・・・・・・・雄ねじ
24b・・・・・・・・・・・・・・・スリット
24c・・・・・・・・・・・・・・・凹み
30a・・・・・・・・・・・・・・・凹凸部
51・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
51a・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
51b・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
52・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
53・・・・・・・・・・・・・・・・ボール
54・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
55・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
55a、56a・・・・・・・・・・・内側転走面
55b・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
56・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
57・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
58・・・・・・・・・・・・・・・・加締部
59・・・・・・・・・・・・・・・・シール
60・・・・・・・・・・・・・・・・磁気エンコーダ
61・・・・・・・・・・・・・・・・支持環
62・・・・・・・・・・・・・・・・エンコーダ本体
63・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
64・・・・・・・・・・・・・・・・カバー本体
65・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合筒
66、73・・・・・・・・・・・・・突部
67・・・・・・・・・・・・・・・・挿入孔
68・・・・・・・・・・・・・・・・センサユニット
69・・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダ
69a・・・・・・・・・・・・・・・挿入部
69b・・・・・・・・・・・・・・・取付フランジ
70・・・・・・・・・・・・・・・・環状溝
71・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング
72・・・・・・・・・・・・・・・・コネクタ
74・・・・・・・・・・・・・・・・ナット
75・・・・・・・・・・・・・・・・ボルト

Claims (5)

  1. 内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    前記内輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、
    前記外方部材のインボード側の端部に装着され、前記パルサリングに対向する位置に挿入孔を有するカバーと、
    このカバーの挿入孔に挿入され、回転速度センサが包埋された挿入部、および前記カバーの取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、
    前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが前記カバーに固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、
    前記挿入部に金属環が一体に結合され、この金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記カバーの挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されていることを特徴とする回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  2. 前記挿入孔に金属環が一体に結合され、この金属環に前記弾性リングが弾性接触している請求項1に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  3. 前記内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪とからなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    前記外方部材と内方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    前記ハブ輪に外嵌され、円周方向に特性を交互に、かつ等間隔に変化させたパルサリングと、
    前記外方部材に穿設された挿入孔に挿入され、前記パルサリングに所定の径方向すきまを介して対向する回転速度センサが包埋された挿入部、および前記外方部材の取付部に固定される取付フランジを有するセンサホルダとを備え、
    前記挿入部の略中間部に形成された環状溝に弾性リングが装着され、この弾性リングが前記挿入孔に弾性接触されると共に、前記センサホルダが前記外方部材に固定ボルトを介して着脱自在に固定された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、
    前記挿入部に金属環が結合され、この金属環に前記環状溝が形成されると共に、前記外方部材の挿入孔に対して、当該環状溝の偏心量が所定値以下に規制されていることを特徴とする回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  4. 前記偏心量が50μm以下に規制されている請求項1乃至3いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  5. 前記取付部に雌ねじが形成されると共に、固定ボルトの外周に雄ねじが形成され、中心部に軸方向に延びるスリットが形成され、当該固定ボルトを前記雌ねじに圧入して前記雄ねじが係合されている請求項1乃至4いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
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