JP2005133953A - トーンホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量化を有効に図れると共に、安価で、しかも優れた耐久性を有する構造を実現する。
【解決手段】 非駆動輪である車輪を支持する為のハブ4aの中心部に、このハブ4aを軸方向に貫通する状態で貫通孔8を形成する。上記ハブ4aの内端部に固定した内輪5の肩部に、密封部材としても機能する、トーンホイール19を外嵌固定し、上記貫通孔8の内端部開口を密に塞ぐ。上記貫通孔8内を挿通する部材は不要である。又、上記ハブ4aの外端部にキャップ27を内嵌固定し、上記貫通孔8の外端部開口を密に塞いで、この貫通孔8内から錆びが生じるのを防止する。
【選択図】 図1

Description

この発明に係る車輪用転がり軸受ユニットは、自動車の独立懸架式サスペンションに支持された非駆動輪{FF車(前置エンジン前輪駆動車)の後輪、FR車(前置エンジン後輪駆動車)及びRR車(後置エンジン後輪駆動車)の前輪}を、懸架装置に対して回転自在に支持する為に利用する。
自動車の独立懸架式サスペンションに支持された非駆動輪を、懸架装置に対して回転自在に支持する為に、外輪とハブとを転動体を介して回転自在に組み合わせた車輪用転がり軸受ユニットが、各種使用されている。この様な車輪用転がり軸受ユニットに於いて、上記外輪は、外周面に懸架装置に支持する為の第一の取付フランジを、内周面に外輪軌道を、それぞれ有し、使用時にも回転しない。又、上記ハブは、外周面の外端寄り部分(外とは、自動車に装着した場合に車両の幅方向外となる側を言う。以下同じ。)に車輪固定用の第二の取付フランジを、同じく中間部に直接又は内輪を介して内輪軌道を、それぞれ有し、使用時に回転する。そして、上記複数個の転動体を、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設ける事により、上記ハブに固定した車輪を、上記外輪を固定した懸架装置に対して回転自在に支持する。上述の様な非駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットの場合、一般的に、上記ハブには、中心部を貫通する貫通孔が必要とされない為、このハブを中実状としている。
これに対して、駆動輪{FF車の前輪、FR車及びRR車の後輪、4WD車(四輪駆動車)の全輪}を、懸架装置に対して回転自在に支持する為に使用する車輪用転がり軸受ユニットの場合には、等速ジョイントの軸と、車輪を固定するハブとを結合する必要がある為、このハブには一般的に、上記軸を挿通する為の貫通孔を設けている。
又、図13に示す様な、非駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットも従来から考えられ、実際に使用されている。この構造は、駆動輪用と非駆動輪用とで、車輪用転がり軸受ユニットの構成部品の共通化を図るものである。車両への組み付け状態で、懸架装置に支持した状態で回転しない外輪1は、外周面にこの懸架装置に支持する為の第一の取付フランジ2を、内周面に複列の外輪軌道3、3を、それぞれ有する。上記外輪1の内側には、それぞれが使用時に回転する、中空円筒状のハブ4及び内輪5を配置している。このうちのハブ4は、外周面の外端部(図13の左端部)に車輪固定用の第二の取付フランジ6を、同じく中間部に第一の内輪軌道7aを、それぞれ形成すると共に、中心部に軸方向に貫通する、請求項に記載した孔部に相当する、貫通孔8を形成している。又、上記内輪5は、外周面に第二の内輪軌道7bを形成し、上記ハブ4の内端部(内とは、自動車に装着した場合に車両の幅方向中心寄りとなる側を言い、図1〜13の右。図14の左。以下同じ。)外周面に外嵌している。
そして、上記貫通孔8の内側にボルト9を挿通すると共に、このボルト9の先端部で上記ハブ4の外端面から突出した部分にナット10を螺合し、更に緊締する事により、これらボルト9の頭部11とナット10との間で上記ハブ4及び内輪5を挟持して、これらハブ4と内輪5とを一体的に結合している。そして、上記外輪軌道3、3と上記内輪軌道7a、7bとの間に、複数個の転動体12、12(玉)を転動自在に設けている。又、上記外輪1の内端開口部に、金属板を折り曲げ成形して成り、第一の密封部材に相当する、有底短円筒状のカバー14を被着している。これと共に、上記外輪1の外端開口部と上記ハブ4の中間部外周面との間に、第二の密封部材に相当する、シールリング13を設けている。これにより、上記複数個の転動体12、12を設置した空間15部分に泥水、塵芥等の異物が進入する事を防止すると共に、この空間15内に存在する潤滑の為のグリースが、外部に漏出する事を防止している。
上述の様に構成する車輪用転がり軸受ユニットの使用時には、外輪1に設けた第一の取付フランジ2を図示しない懸架装置の一部に固定すると共に、ハブ4に設けた第二の取付フランジ6に、非駆動輪である、図示しない車輪を固定する。又、この図13に示した非駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットの場合には、前述した様に、駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットと、ハブの共通化を図る事ができる。即ち、駆動輪を支持する為の一般的な車輪用転がり軸受ユニットの場合には、前述した様に、ハブの中心部に等速ジョイントの軸を挿通する為の貫通孔(一般的にはスプライン孔)を設ける必要がある。これに対して、図13に示した構造の場合には、ハブ4の中心部に貫通孔8を設けている為、この貫通孔8の有無でハブを別々に製造する必要がなくなる。尚、非駆動輪用のハブ4の貫通孔8は、スプラインを形成する以前のままの状態として、スプライン形成に伴うコスト上昇を抑える。
又、図13に示した構造の場合には、上記ボルト9とナット10とにより上記貫通孔8の内端開口部を密に塞いでいる為、上記空間15内に存在するグリースがこの貫通孔8内に進入する事を防止して、このグリースの量を多くする必要が生じない。
又、特許文献1には、図14に示す様な車輪用転がり軸受ユニットが記載されている。この車輪用転がり軸受ユニットの場合、外輪1の内側に、中空円筒状のハブ4及びこのハブ4の内端部(図14の左端部)に外嵌固定した内輪5を、上記外輪1に対して、円錐ころ軸受により回転自在に支持している。この為、上記外輪1の軸方向両側部分内周面に、それぞれが円錐凹面状である1対の外輪軌道54、54を、傾斜方向を互いに逆にして形成している。又、上記ハブ4の中間部外周面及び内輪5の外周面に、それぞれが円錐凸面状である内輪軌道55a、55bを、傾斜方向を互いに逆にして形成している。そして、上記外輪軌道54、54と上記内輪軌道55a、55bとの間に、複数個のテーパころ56、56を転動自在に設けている。又、上記内輪5を上記ハブ4の内端部に固定する為、図示の構造の場合には、このハブ4の内端部に、直径方向外方に向け突出する塑性変形部58を形成している。そして、この塑性変形部58と、上記ハブ4の中間部外周面に形成した段部59との間で、上記内輪5を挟持している。
又、上記外輪1の内端開口部に、金属板を折り曲げ成形して成り、第一の密封部材に相当する、有底短円筒状のカバー14を被着している。これと共に、上記外輪1の外端(図14の右端)開口部と上記ハブ4の中間部外周面との間に、第二の密封部材に相当する、シールリング13を設けている。又、上記ハブ4の中心部に、軸方向に貫通する貫通孔8を形成すると共に、この貫通孔8の内端部内周面に密封部材57を固定して、この密封部材57により上記貫通孔8の内端部を密に塞いでいる。
上述の様に構成する特許文献1に記載された構造の場合、前述の図13に示した構造と異なり、ハブ4に形成した貫通孔8の内側に、ボルト9(図13参照)等の部材を挿通させずに済む。しかも、この貫通孔8の内端部に密封部材57を設けている為、複数個のテーパころ56、56を設置した空間15内に存在するグリースが、上記貫通孔8内に進入する事を防止でき、このグリースの量を多くする必要を生じない。
近年、自動車の燃費性能、乗り心地性能、及び動力性能の向上の観点から、車輪用転がり軸受ユニットの軽量化の要望が強くなっている。この様な車輪用転がり軸受ユニットの軽量化を図る手段としては、非駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットのハブのうち、構造上不要な部分の肉抜きをする事が有効である。この為には、駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットの場合だけでなく、非駆動輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットの場合にも、ハブに貫通孔を形成するのが、自動車の軽量化を図る為に望ましい。
一方、前述の図13に示した構造の様に、ハブ4に貫通孔8を設ける事により、実質的に、ハブ4の肉抜きをした構造も従来から考えられてはいるが、これは単に共通化の観点から設けているものに過ぎない。従って、同図の構造の場合、上記貫通孔8内にボルト9の一部を挿通しており、有効な軽量化を図る事はできない。これに対して、上述の図14に示した特許文献1に記載された構造の場合には、ハブ4に貫通孔8を設けると共に、この貫通孔8内にボルト等の重量が嵩む部材を挿通していない。この為、図14に示した構造の場合には、前述の図13に示した構造と異なり、有効な軽量化を図れる。但し、この図14に示した構造の場合には、上記貫通孔8の外端部を塞ぐ部材を設けていない為に、この貫通孔8内に外部から泥水等が進入する可能性がある。そして、この貫通孔8内に泥水等が進入した場合には、この貫通孔8の内面から錆びが生じて、上記ハブ4の耐久性が低下する可能性がある。
一方、前記特許文献1には、図14に示した構造とは別の構造として、ハブの中心部に、軸方向に貫通する貫通孔を形成すると共に、この貫通孔の外端部を密封部材により塞いだ構造も記載されている(Fig.6)。従って、この構造の場合には、上述の図14に示した構造の場合に生じる上述した様な不都合を生じない。但し、この構造の場合には、上記貫通孔の内端部を塞ぐ密封部材を設けていない。この為、この構造の場合には、複数個の転動体が存在する空間内に存在するグリースが、上記貫通孔内に進入する可能性があり、この空間内のグリースが不足するのを防止する為には、この空間内に充填するグリースの量を多くする必要が生じる。この様にグリースの量を多くするのは、車輪用転がり軸受ユニットのコスト及び重量が嵩む為、好ましくない。
米国特許3,589,747号明細書
本発明の車輪用転がり軸受ユニットは、上述の様な事情に鑑みて、非駆動輪である車輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットの軽量化を有効に図れると共に、安価で、しかも優れた耐久性を有する構造を実現すべく発明したものである。
本発明の車輪用転がり軸受ユニットは、前述した従来構造と同様に、外周面に懸架装置に支持する為の第一の取付フランジを、内周面に外輪軌道を、それぞれ有し、使用時にも回転しない外輪と、外周面の一端寄り部分に車輪を支持する為の第二の取付フランジを、同じく中間部に直接又は内輪を介して内輪軌道を、それぞれ有し、使用時に回転するハブと、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、上記外輪の他端開口部を塞ぐ第一の密封部材と、上記外輪の一端開口部と上記ハブの中間部外周面との間を塞ぐ第二の密封部材とを備える。
特に、本発明の車輪用転がり軸受ユニットに於いては、上記ハブの中心部に、このハブの両端面中心部にそれぞれ開口する状態で形成された孔部と、上記第一の密封部材により外部と仕切られた空間の内部に設けられて、上記孔部の両端開口のうちのハブの他端部内側と、このハブの外周面と上記外輪の内周面との間で上記各転動体を設置した部分との間を塞ぐ第三の密封部材と、上記孔部の両端開口のうちのハブの一端側開口を塞ぐ第四の密封部材とを備える。
上述の様に構成する本発明の車輪用転がり軸受ユニットの場合、ハブの中心部に、このハブの両端面中心部にそれぞれ開口する状態で孔部を形成している。この為、ハブの構造上不要な部分の肉抜きをして、有効に軽量化を図る事ができる。更に、本発明の場合には、第三の密封部材により、転動体を設置した空間内に潤滑の為に存在するグリースが、上記孔部の両端開口のうちのハブの他端部内側に進入する事を防止できて、このグリースの量を多くする必要を生じない。従って、上記孔部を設けた事に伴ってグリースの量が多くなり、重量が増えたり、コストが上昇したりする不都合を生じない。更に、本発明の場合には、第四の密封部材により、上記孔部の両端開口のうちのハブの一端部開口内に外部から泥水等が進入し、このハブの内側から錆びが生じる事を防止して、このハブの耐久性を十分に確保する事ができる。
この為、本発明の車輪用転がり軸受ユニットは、軽量化を有効に図る事ができ、この軽量化により自動車の燃費性能、乗り心地性能、及び動力性能の向上に寄与する事ができる。更に、内部に封入するグリースの量を少なく抑えて、安価で、しかも十分な耐久性を有する構造を実現できる。
図1は、請求項1に対応する、本発明の実施例1を示している。尚、本発明の特徴は、非駆動輪である車輪を支持する為の車輪用転がり軸受ユニットの軽量化を有効に図ると共に、安価で、しかも優れた耐久性を有する構造を実現する事を目的として、ハブ4aの構造上不要な部分の肉抜きをすると共に、密封構造に工夫した点にある。懸架装置に対して、ハブ4aに固定した車輪を回転自在に支持する部分の構造自体は、前述の図13〜14に示した従来構造と同様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する部分に関する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。尚、本実施例の場合は、車輪の回転速度を検出する為の回転速度検出装置を、車輪用転がり軸受ユニットに組み込んでいる。
本発明の車輪用転がり軸受ユニットは、使用時に懸架装置の一部に固定する外輪1の内側に、複数個の転動体12、12を介して、非駆動輪である、車輪を固定する為のハブ4aを配置している。そして、上記外輪1の内端(図1の右端)開口部に、第一の密封部材に相当する、有底短円筒状のカバー28を被着すると共に、上記外輪1の外端(図1の左端)開口部と上記ハブ4aの中間部外周面との間に、第二の密封部材に相当する、円環状のシールリング13を設けている。このシールリング13は、鋼板等の金属板を断面略コ字形で全体を円環状に形成して成る芯金60と、ゴムの如きエラストマー等の弾性材61とにより構成している。そして、上記芯金60の外周縁部に設けた円筒部を、上記外輪1の外端部内周面に締り嵌めにより内嵌固定している。そして、上記弾性材61を構成する複数本のシールリップの先端縁を、上記ハブ4aの外端部外周面に設けた第二の取付フランジ6の基端部内側面及び上記ハブ4aの中間部外周面に、それぞれ摺接させている。従って、上記シールリング13により、上記第二の取付フランジ6のうち、強度が最も劣る部分である、基端部の内側面を外部から密封して、この基端部内側面に、泥水等が付着する事を防止できる。従って、本実施例の場合には、この基端部内側面に錆びが生じてこの部分の強度が低下する事を防止して、上記第二の取付フランジ6の耐久性を十分に確保できる。
一方、上記ハブ4aの中心部には、このハブ4aを軸方向に貫通する状態で、請求項に記載した孔部に相当する、貫通孔8を形成している。従って、この貫通孔8の両端は、それぞれ上記ハブ4aの両端面中心部に開口している。尚、この貫通孔8の内径は、車輪用転がり軸受ユニットに付与される荷重に耐える事のできる範囲で極力大きくする事が、軽量化を図る面からは好ましい。
又、上記ハブ4aは、内端(図1の右端)寄り部分に段部16を形成する事により、この段部16よりも内端側部分を小径円筒部17としている。そして、この小径円筒部17の外周面に内輪5を外嵌すると共に、この小径円筒部17の内端部で上記内輪5よりも軸方向に突出した部分を、この内輪5の内端面に向けかしめ付ける事により、かしめ部18を形成している。従って、上記内輪5は、このかしめ部18と上記段部16との間で挟持されて、上記ハブ4aに対し一体的に結合される。尚、図示の例では、転動体12、12として玉を使用しているが、重量の嵩む車輪用転がり軸受ユニットの場合には、転動体としてテーパころを使用する場合もある。
又、上記内輪5の肩部外周面には、本実施例での第三の密封部材となる、トーンホイール19を外嵌固定している。このトーンホイール19は、軟鋼板等の磁性金属板から成る。そして、この磁性金属板をプレス成形する事により、有底短円筒状の塞ぎ筒部20と、この塞ぎ筒部20の開口端縁部から直径方向外方に向け折れ曲がった状態で連続して成る円輪部21と、この円輪部21の一部を上記塞ぎ筒部20とは軸方向反対側に向け折り曲げつつ、この折り曲げた部分を180度折り返す事により形成した、嵌合筒部22と、上記円輪部21の外径側部分を上記塞ぎ筒部20と同方向に向け折り曲げ形成すると共に、この塞ぎ筒部20よりも軸方向内側に突出させた円筒部23とから構成している。そして、この円筒部23に、円周方向に亙って等間隔に、それぞれが軸方向に長いスリット状の透孔24、24を形成している。そして、これら各透孔24、24と、隣り合う透孔24、24同士の間に存在する柱部とが、後述するセンサ25の検出部と対向する被検出部を構成する。上述の様にして成るトーンホイール19は、前記円輪部21の内径寄り部分の側面を上記内輪5の端面に突き当てるまで、上記嵌合筒部22を上記内輪5の肩部外周面に締り嵌めにより外嵌する事で、上記内輪5に固定している。従って、このトーンホイール19を構成する塞ぎ筒部20が、前記カバー28により外部と仕切られた空間の内部で、上記貫通孔8の内端開口部と、前記ハブ4aの外周面と上記外輪1の内周面との間で上記各転動体12、12を設置した空間15部分との間を密に塞ぐ第三の密封部材として機能する。
一方、上記外輪1の内端開口部には、上記カバー28を内嵌固定する事により、この外輪1の内端開口部を密に塞いでいる。このカバー28は、軟鋼板、ステンレス鋼板等の金属板をプレス成形する事により造ったもので、円筒部29と底板部30とから成る。又、このうちの円筒部29の一部に、全周に亙り、直径方向外方に向け直角に折り曲げつつ、この折り曲げた部分を180度折り返す事により形成した、突き当て部31を設けている。そして、この突き当て部31により上記外輪1に対する上記カバー28の位置決めを図りつつ、上記円筒部29の先端部(図1の左端部)を、上記外輪1の内端開口部に締り嵌めにより内嵌固定している。この状態で、上記トーンホイール19の周囲は上記カバー28により覆われる。従って、上記外輪1の内端開口部は、このカバー28により密に塞がれ、上記外輪1の外端開口部と上記ハブ4aの中間部外周面との間が、前記シールリング13により密に塞がれる事と相俟って、上記複数個の転動体12、12を設置した空間15部分に泥水、塵芥等の異物が進入する事を防止すると共に、この空間15内に存在する潤滑の為のグリースが、外部に漏出する事を防止する。
又、このカバー28内に、内部にパッシブ型のセンサ25を包埋した、略有底円筒状の合成樹脂32の基部(図1の右部)を保持固定している。又、この合成樹脂32の先半部(図1の左半部)に設けた筒部33の外周面と上記カバー28の円筒部29との間に、円環状空間34を設けている。上述の様に上記トーンホイール19を上記内輪5に固定した状態では、このトーンホイール19を構成する円筒部23が、上記円環状空間34内に位置する。
又、上記合成樹脂32中に包埋したセンサ25は、全体を円環状に構成したもので、永久磁石と、ステータと、コイルとを備える。そして、このセンサ25の検出部を、被検出部である、上記トーンホイール19の円筒部23の内周面に、微小隙間を介して対向させている。尚、この様な円環状のセンサ25の構造自体は従来から周知であると共に、本発明の要旨でもない為、このセンサ25に関する詳細な説明は省略する。
又、前記ハブ4aの外端面には、上記貫通孔8の外端開口の周囲を覆う状態で、軸方向に突出する筒部26を設けている。そして、この筒部26の開口端部に、第四の密封部材に相当する金属板製のキャップ27を、締り嵌めにより内嵌固定し、上記貫通孔8の外端側開口を密に塞いでいる。このキャップ27は、板厚が1mm程度の薄肉鋼板を折り曲げ成形する事により造っている。尚、このキャップ27を構成する円筒部62の外周面に、錆びが生じると、この錆びが原因で、上記円筒部62の外周面と上記筒部26の端部内周面との間に隙間が生じる可能性がある。そして、この様に隙間が生じると、上記貫通孔8内に泥水等が進入し、この貫通孔8の表面から錆が生じてハブ4aの強度が低下する可能性がある。この様に貫通孔8内に泥水等が進入するのを防止する為に、本実施例の場合には、上記キャップ27の表面に、カチオン塗装又は亜鉛メッキ等の防錆処理を施して、上記円筒部62の外周面に錆びを生じにくくしている。
上述の様に構成する本発明の車輪用転がり軸受ユニットの場合、ハブ4aの中心部に、このハブ4aを軸方向に貫通する状態で貫通孔8を形成すると共に、この貫通孔8内を挿通する部材をなくしている。従って、ハブ4aの構造上不要な部分の肉抜きをして、有効に軽量化を図れる。更に、本発明の場合、カバー28により外部と仕切られた空間の内部で、上記貫通孔8の内端開口部と、上記ハブ4aの外周面と上記外輪1の内周面との間で上記各転動体12、12を設置した空間15部分との間を、第三の密封部材である、トーンホイール19により塞いでいる。従って、このトーンホイール19により、転動体12、12を設置した空間15内に潤滑の為に存在するグリースが、上記貫通孔8の内端部内側に進入する事を防止できて、このグリースの量を多くする必要がない。従って、本発明の場合には、上記貫通孔8を設けた事に伴い、グリースの必要量が多くなって重量が増えたり、コストが上昇したりする不都合を生じない。
更に、本発明の場合には、上記ハブ4aの外端面に設けた筒部26の開口端部に、第四の密封部材である、金属板製のキャップ27を締り嵌めにより内嵌固定して、上記貫通孔8の外端側開口を密に塞いでいる。従って、本発明の場合には、上記キャップ27により、上記貫通孔8の外端部開口内に外部から泥水等が進入し上記ハブ4aの内側から錆びが生じる事を防止して、このハブ4aの耐久性を十分に確保する事ができる。更に、上記キャップ27を設けた事により、上記貫通孔8内に石等が入り込む事を防止して、この石等が自動車の走行時に振り飛ばされる事を防止できる。
更に、本実施例の車輪用転がり軸受ユニットの場合には、回転速度検出装置を組み込んでいる。車輪用転がり軸受ユニットの使用時に、ハブ4aに固定した図示しない車輪が回転すると、センサ25の検出部の近傍を、上記円筒部23に形成した透孔24、24と、円周方向に隣り合う透孔24、24同士の間に存在する柱部とが交互に通過する。この結果、上記センサ25内を流れる磁束の密度が変化し、このセンサ25の出力が変化する。この様にしてセンサ25の出力が変化する周波数は、上記車輪の回転数に比例する。従って、上記センサ25の出力を、コネクタ35及びこのコネクタ35に接続した図示しないハーネスにより、図示しない制御器に送れば、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)を適切に制御できる。特に、本実施例の場合には、上述の様に作用する回転速度検出装置を構成するトーンホイール19が、第三の密封部材として、前記貫通孔8の内端部を密に塞ぐ役目も果たしている。従って、この貫通孔8の内端部を密に塞ぐ第三の密封部材とトーンホイール19とを別々に設ける必要がなくなり、回転速度検出装置を組み込んだ車輪用転がり軸受ユニットの部品点数並びに組立工数を削減して、コスト低減を図れる。
次に、図2は、やはり請求項1に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合、上述した実施例1の場合と異なり、第三の密封部材に相当するトーンホイール19aを、ハブ4aの内端部に、内輪5を介さずに直接固定している。このトーンホイール19aは、軟鋼板等の磁性金属板を絞り加工等する事により造ったもので、有底円筒状の段付塞ぎ部36と、この段付塞ぎ部36の開口端縁部から直径方向外方に向け折れ曲がった状態で連続して成る円輪部37と、この円輪部37の外径側端縁部から上記段付塞ぎ部36と軸方向反対側に向け折れ曲がった状態で連続して成る円筒部38とから成る。このうちの段付塞ぎ部36は、底部側の小径筒部39と開口側の大径筒部40とを、段部41により連続させて成る。そして、上記円筒部38に、円周方向に亙り等間隔に、軸方向に長いスリット状の透孔24、24を設ける事により、この円筒部38をトーンホイール19aの被検出部としている。そして、上記段付塞ぎ部36の小径筒部39を貫通孔8の内端部に締り嵌めにより内嵌する事で、トーンホイール19aを上記ハブ4aの内端部に直接固定すると共に、このトーンホイール19aにより上記貫通孔8の内端部を密に塞いでいる。又、この際、上記段部41を、上記ハブ4aの小径円筒部17の一部内周面に設けた段部45に突き当てる事により、上記トーンホイール19aの位置決めを図っている。
一方、外輪1の内端部には、この外輪1の内端開口部を密に塞ぐ状態で、第一の密封部材に相当する、金属板製のカバー28aを内嵌固定している。そして、このカバー28aの底板部30に、内部にセンサ25aを支持したセンサユニット42を、このセンサ25aの検出部を含んだ先端部を上記カバー28aの内側に位置させる状態で固定している。この為、図示の例の場合には、この底板部30の一部に通孔43を設け、この通孔43にセンサユニット42の先端部を挿通すると共に、この通孔43の周縁部で底板部30の内側面に上記センサユニット42のフランジ部44を突き当てた状態で、このフランジ部44とカバー28aとを結合している。
上述の様なセンサユニット42内に支持するセンサ25aは、ホール素子、磁気検出素子等、磁束の量に応じて出力を変化させる磁気検出素子及びこの磁気検出素子の出力波形を整える為の波形整形回路を組み込んだICと、永久磁石とにより構成する、アクティブ型のセンサである。そして、上記センサユニット42の側面に設けた検出部を、上記トーンホイール19aの円筒部38の内周面に、微小隙間を介して対向させている。
尚、本発明を回転速度検出装置付の車輪用転がり軸受ユニットとして実施する場合に、本実施例で用いるセンサ25a、又は上述した実施例1で用いるセンサ25は、上述した説明のものに限定するものでなく、本実施例と実施例1との場合で相互に変えたものを用いる事もでき、又、磁気検出式のものに限らず、光電式、渦電流式等、他の構造のものも採用できる。
その他の構成及び作用に就いては、上述した実施例1の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図3は、やはり請求項1に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例の場合には、前述した各実施例の場合と異なり、内輪5をハブ4bに固定するのに、このハブ4bの内端部をかしめる事はしない。その代わりに、上記ハブ4bの内端部に設けた小径円筒部17の先半部外周面に、雄ねじ部46を形成している。そして、上記小径円筒部17に内輪5を外嵌した状態で、この雄ねじ部46に、第三の密封部材に相当する袋ナット47を螺合し、更に緊締している。これにより、上記内輪5は、上記ハブ4bに設けた段部16と上記袋ナット47の端面との間で挟持され、上記ハブ4bに固定される。この為、この袋ナット47に形成した雌ねじ部48の軸方向長さは、この袋ナット47を上記雄ねじ部46に螺合し緊締した際に、この袋ナット47の端面を上記内輪5の内端面に突き当てるのに十分な長さとしている。
一方、第一の密封部材に相当する、カバー28bの中心寄り部分には、軸方向に突出する状態で膨出部49を形成し、上記袋ナット47とカバー28bとが干渉する事を防止している。尚、本実施例の場合は、上述した各実施例の場合と異なり、車輪用転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んでいない。
その他の構成及び作用に就いては、上述した実施例2の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図4は、やはり請求項1に対応する、本発明の実施例4を示している。本実施例の場合には、前述の図1、2に示した実施例1、2の場合とほぼ同様のハブ4aの内端部に、第三の密封部材に相当する、耐油性を有する合成樹脂製の塞ぎ部材50を固定している。この塞ぎ部材50は、有底短円筒状の塞ぎ筒部51と、この塞ぎ筒部51の開口端縁部から直径方向外方に向け折れ曲がった状態で全周に亙り連続して成る鍔部52とから成る。そして、この鍔部52の側面をかしめ部18の内端面に突き当てるまで、上記塞ぎ筒部51を上記ハブ4aの内端部に設けた薄肉円筒部53の一部内周面に圧入し、締り嵌めにより内嵌固定している。この状態で、上記貫通孔8の内端部は、上記塞ぎ部材50により密に塞がれる。
上述の様に構成する本実施例の場合は、第三の密封部材である塞ぎ部材50を合成樹脂製としている為、金属板製から成るものを用いた車輪用転がり軸受ユニットよりも安価、且つ、軽量にできると共に、この塞ぎ部材50を金属板製とした場合よりも弾性変形量を大きくできる。従って、上記薄肉円筒部53の一部をかしめる事により、この薄肉円筒部53の他の部分の内径寸法が適正値よりも多少小さくなって合成樹脂製の塞ぎ部材50との嵌合締め代が大きくなった場合でも、この塞ぎ部材50の一部に割れ等の損傷を生じる事なく、この塞ぎ部材50を十分に嵌合固定できる。又、本実施例の場合は、前述した各実施例の場合の様に、トーンホイール19、19aを構成する円筒部23、38(図1、2参照)や袋ナット47(図3参照)を設けない分、第一の密封部材であるカバー28cの軸方向長さを短縮できる。
尚、本実施例の様に、合成樹脂製の塞ぎ部材50を用いた場合には、この塞ぎ部材50の塞ぎ筒部51の外周面の円周方向複数個所に係合突起を設けると共に、これら各係合突起と係合自在な係合溝若しくは係合凹部を、上記ハブ4aの内端部に設けた薄肉円筒部53の内周面に形成する事もできる。この様にすれば、上記塞ぎ部材50を上記薄肉円筒部53に内嵌固定した状態で、上記係合溝若しくは係合凹部に上記各係合突起を係合させる事により、上記塞ぎ部材50が上記ハブ4aの内端部から不用意に外れる事を確実に防止できる。
その他の構成及び作用に就いては、前述した実施例2の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図5は、やはり請求項1に対応する、本発明の実施例5を示している。本実施例の場合には、上述した各実施例の場合と異なり、ハブ4cの中心部に軸方向に貫通する貫通孔8(図1〜4)を形成していない。その代わりに、本実施例の場合は、上記ハブ4cの両端部に、このハブ4cの両端面中心部にそれぞれ開口する状態で設けた、請求項に記載した孔部に相当する、凹孔63a、63bを、それぞれ形成している。尚、この様な各凹孔63a、63bの内径に就いても、上述した各実施例で設けた貫通孔8の場合と同様に、車輪用転がり軸受ユニットに付与される荷重に耐える事のできる範囲で極力大きくする事が、軽量化を図る面からは好ましい。又、上記ハブ4cの一部で、上記両凹孔63a、63b同士の間に存在する仕切部分104の厚さに就いては、車輪用転がり軸受ユニットに付与される荷重に耐える事のできる範囲で極力薄くする事が、軽量化を図る面からは好ましい。又、本実施例の場合の様に、上記ハブ4cの両端部に凹孔63a、63bを形成しなくても、上記ハブ4cの端部のうち、何れか一方の端部に軸方向に長い凹孔を形成し、この凹孔の底部と上記ハブ4cの端部との間に存在する仕切部分を所望の厚さにする事により車輪用転がり軸受ユニットの軽量化を図る事もできる。但し、この様に軸方向に長い凹孔を上記ハブ4cに形成する場合、この凹孔を比較的安価な鍛造加工により形成するのは難しい。従って、本実施例の場合には、比較的安価な鍛造加工により形成する事ができる様に、上記ハブ4cの両端部に上記凹孔63a、63bを形成している。
一方、外輪1の内端部には、第一の密封部材に相当する、合成樹脂製のカバー28dを被着して、この外輪1の内端開口部を塞いでいる。このカバー28dは、合成樹脂を射出成形して成る円板状の本体75と、この本体75の外端面外周寄り部分にその基端部を包埋支持した、金属製のスリーブ76とを備える。このスリーブ76は、ステンレス鋼板等の錆びにくい金属板、或は軟鋼板の表面にクロムメッキ等の防錆処理層を形成した金属板を、断面L字形で全体を円環状に形成して成るもので、嵌合筒部77と、この嵌合筒部77の基端縁から直径方向外方に折れ曲がった外向鍔部78とから成る。この様なスリーブ76は、上記外向鍔部78を上記本体75の射出成形時にモールドする事により、この本体75の外端面外周寄り部分に結合している。そして、このスリーブ76を構成する円輪部78を、上記本体75の外周寄り部分に包埋し、上記嵌合筒部77の先半部を上記本体75よりも軸方向外側に突出させている。尚、上記外向鍔部78には、多数の透孔79、79を、円周方向に亙って間欠的に形成している。これら各透孔79、79の内側には上記本体75を構成する合成樹脂が、この本体75の射出成形時に流入して、この本体75と上記スリーブ76との結合強度を高める。
上述の様なカバー28dは、本体75の外側面外周縁部を上記外輪1の内端面に突き当てると共に、上記スリーブ76の嵌合筒部77の先半部を上記外輪1の内端部内周面に内嵌する事により、この外輪1の内端開口部を塞いでいる。従って、複数個の転動体12、12を設置した空間15は、内端部を上記カバー28dにより仕切られる。
又、本実施例の場合には、第三の密封部材である、組み合わせシールリング64を、上記ハブ4cの内端部(図5の右端部)外周面と外輪1の内端部内周面との間部分に設け、上記ハブ4cの外周面と上記外輪1の内周面との間で各転動体12、12を設置した上記空間15部分と、前記両凹孔63a、63bのうちの上記ハブ4cの内端部に設けた一方の凹孔63aの内端側開口との間を密に塞いでいる。上記組み合わせシールリング64は、シールリング65とスリンガ74とから成る。このうちのスリンガ74は、鋼板、ステンレス鋼板等の金属板を、断面L字形で全体を円環状に形成して成る。又、このスリンガ74には、フェライト等の強磁性材製の粉末を混入したゴムから造った永久磁石であるエンコーダ67を結合している。このエンコーダ67は、軸方向に着磁すると共に、着磁方向を円周方向に亙り交互に且つ等間隔に変化させる事により、内側面にS極とN極とを円周方向に亙って交互に且つ等間隔に配置している。そして、上記スリンガ74を構成する円輪部70の内側面に上記エンコーダ67を、接着、焼き付け等により結合支持している。この様なスリンガ74は、円筒部71を、内輪5の肩部外周面に締り嵌めで外嵌する事により、この内輪5の内端部に外嵌固定している。
一方、上記シールリング65は、鋼板、ステンレス鋼板等の金属板を、断面L字形で全体を円環状に形成して成る芯金68と、この芯金68を構成する円輪部72の内側面に支持した、ゴム等のエラストマーの如き弾性材69とから構成している。又、この弾性材69は、先端に複数本(図示の例では2本)のシールリップを有する。この様なシールリング65は、上記芯金68を構成する円筒部73を、上記外輪1の内端部内周面に締り嵌めで内嵌する事により、この外輪1の内端部に内嵌固定している。
そして、上記シールリング65に設けた弾性材69のシールリップの先端縁を、上記スリンガ74を構成する円筒部71の外周面及び円輪部70の外側面に、全周に亙り摺接させる事により、複数の転動体12、12を設置した空間15と、前記一方の凹孔63a内の空間とを遮断している。
又、前記カバー28dを構成する本体75の一部で上記エンコーダ67の内側面と対向する部分には、挿入孔80を、上記本体75を貫通する状態で、上記外輪1の軸方向に亙り形成している。そして、この挿入孔80内に、センサユニット81の先端寄り部分を挿入している。このセンサユニット81は、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子並びにこの磁気検出素子の出力波形を整える為の波形整形回路を組み込んだIC82と、上記エンコーダ67から出る(或はエンコーダ67に流れ込む)磁束を上記磁気検出素子に導く為の、磁性材製のポールピース等とを、合成樹脂中に包埋して成る。又、上記IC82から整形された波形として出る出力信号を図示しない制御器に送る為のハーネス83の端部を、(コネクタ等を介する事なく)直接上記センサユニット81に接続している。従って、コネクタを省略して、その分、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットのコスト低減を図れる。
この様なセンサユニット81は、図6に詳示する様に、先端(図6の左端)寄り部分に
設けた、上記挿入孔80にがたつきなく挿通自在な円柱状の挿入部84と、この挿入部84の基端部(図6の右端部)に形成した、位置決め部である、外向フランジ状の鍔部85とを備える。そして、上記挿入部84の中間部外周面の直径方向反対側2個所位置に、円周方向に長い係止溝86を、それぞれの底面が互いに平行になる状態で形成している。
一方、上記カバー28dの外面(このカバー28dにより塞ぐべき、転動体12、12を設置した空間15と反対側の側面で、図5の右側面)の一部で、上記挿入孔80の開口周囲部分には、係止筒87を設けている。この係止筒87の内周面は、上記挿入孔80の内周面と共に、単一円筒面を構成している。又、上記係止筒87の中間部で、直径方向反対側2個所位置には、この係止筒87の内、外両周面同士を貫通する状態で、円周方向に長い切り欠き88を、それぞれ形成している。上記センサユニット81の挿入部84を上記挿入孔80に、上記鍔部85が上記係止筒87の先端面に突き当たるまで挿入した状態では、上記各切り欠き88が上記挿入部84に設けた各係止溝86と対向する様に、各部の寸法を規制している。又、上記各係止溝86の幅wを、次述する結合ばね89を構成する線材の外径よりも十分に大きくし、上記各切り欠き88の幅Wを、上記各係止溝86の幅wよりも更に十分に大きくしている。
そして、上記センサユニット81を、上記係止筒87に対して、結合ばね89により結合固定している。この結合ばね89は、ステンレスのばね鋼、クロムメッキ若しくは亜鉛メッキを施したばね鋼等、弾性及び耐食性を有する線材を曲げ形成して成るもので、略U字形に形成した湾曲部90と、この湾曲部90の両端を互いに逆方向に向け折り曲げた1対の脚部91、91とから成る。上記結合ばね89はその自由状態で、上記1対の脚部91、91同士の間隔が縮まる方向の弾力を有する。そして、上記湾曲部90の中間部で互いに対向する2個所位置に抑え部92、92を、それぞれ形成している。これら各抑え部92、92は、上記湾曲部90の中間部を、同一方向(装着状態で上記係止筒87の軸方向)に「く」字形に折り曲げて成る。
上述の様な結合ばね89により、上記センサユニット81を上記係止筒87に対し結合する作業は、次の様にして行なう。先ず、センサユニット81の挿入部84を、上記係止筒87及び挿入孔80に挿入し、上記鍔部85を上記係止筒87の先端面に当接させる。この状態で、上記センサユニット81を構成する挿入部84の先端面に設けた検出部と前記エンコーダ67の内側面との間に、所望の厚さ寸法(例えば0.5mm程度)の微小隙間が存在する様に、各部の寸法を規制している。又、この状態で、上記挿入部84に設けた各係止溝86と、上記係止筒87に設けた各切り欠き88とが互いに整合する様に、上記挿入部84を上記挿入孔80に対して回転等する。
次いで、上記結合ばね89の脚部91、91同士の間隔を弾力に抗して広げつつ上記係止筒87の一部で上記各切り欠き88を形成した部分の外周面を抑え付ける。上記1対の脚部91、91の先端部同士の自由状態での間隔は、上記1対の切り欠き88同士の間隔よりも狭いので、上記結合ばね89が前記カバー28dから不用意に外れる事はない。又、この状態で、上記結合ばね89に設けた各抑え部92、92を、上記各切り欠き88を通じて、上記センサユニット81の挿入部84に設けた各係止溝86の外側面(図6の左側面)に係合させる。この係合に伴って、上記各抑え部92、92が、上記係止筒87の軸方向に亙り弾性的に圧縮される。そして、これら各抑え部92、92が上記センサユニット81に、前記鍔部85を上記係止筒87の先端面に押し付ける方向の弾力を付与して、上記センサユニット81を、上記カバー28dに対しがたつきなく結合固定する。
尚、本実施例の場合も、前記ハブ4cの外端面に設けた筒部26に、キャップ27を内嵌固定し、前記両凹孔63a、63bのうちの他方の凹孔63bの外端側開口を密に塞いでいる。従って、本実施例の場合には、上記キャップ27により、この他方の凹孔63bの内面から錆びが生じる事を防止できる。
上述の様に構成する本実施例の場合、複数個の転動体12、12を設置した空間15内に存在するグリースが、上記ハブ4cの内端部に設けた一方の凹部63aの内端側開口内に進入する事を、第三の密封部材である、組み合わせシールリング64により防止できる。又、この組み合わせシールリング64は、上記ハブ4cの内端部外周面と外輪1の内端部内周面との間部分に設けている為、本実施例の場合には、上記複数個の転動体12、12を設置した空間15の容量を、前述した各実施例の場合に比べてより小さくできる。この結果、本実施例の場合には、前述した各実施例の場合よりも、上記空間15内に封入するグリースの量を少なく抑えて、車輪用転がり軸受ユニットの重量及びコストを低減できる。
又、本実施例では、カバー28dを、外輪1の内端部内周面に内嵌固定する構造としたが、このカバー28dを、外輪1の内端部外周面に外嵌固定する構造とする事もできる。この様な構造を採用すれば、外輪1の内端部の内側に、上記カバー28dの嵌合部を進入させる必要がなくなる為、上記カバー28dの一部と第三の密封部材との干渉を考慮せずに済み、その分、車輪用転がり軸受ユニットの軸方向長さの短縮化を図れる。
その他の構成及び作用に就いては、前述した実施例1の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図9は、請求項1及び請求項2に対応する、本発明の実施例6を示している。本実施例の場合には、外輪1の内端部に、この外輪1の内端開口部を密に塞ぐ状態で、第一の密封部材に相当する、カバー28eを内嵌固定している。このカバー28eは、軟鋼板、ステンレス鋼板等の金属板をプレス形成する事により造ったもので、皿状の塞ぎ部93と、この塞ぎ部93の外周縁部から連続する状態で直径方向外方に向け直角に折り曲げつつ、この折り曲げた部分を180度折り返す事により形成した突き当て部94と、この突き当て部94の内周縁から連続する状態で上記塞ぎ部93とは反対側に直角に折れ曲った嵌合筒部95と、この嵌合筒部95の先端縁から連続する状態で直径方向内方に向け折れ曲った内向鍔部96とから成る。そして、上記突き当て部94により上記外輪1に対する上記カバー28eの位置決めを図りつつ、上記嵌合筒部95を上記外輪1の内端開口部に締り嵌めにより内嵌固定する事で、上記カバー28eにより上記外輪1の内端開口部を密に塞いでいる。
又、ハブ4cの内端部に外嵌固定した内輪5の肩部外周面に、第三の密封部材に相当する、塞ぎ部材97を外嵌固定している。この塞ぎ部材97は、金属板を絞り加工等する事により造ったもので、丸鉢状の塞ぎ筒部98と、この塞ぎ筒部98の開口端縁部から直径方向外方に向け折れ曲がった状態で全周に亙り連続して成る外向鍔部99とから成る。そして、上記内輪5の肩部外周面に、上記塞ぎ筒部98の開口周縁部を、締り嵌めにより外嵌固定している。上記カバー28eは、上記塞ぎ部材97を上記内輪5に外嵌固定した後に、上記外輪1の内端開口部に内嵌固定する。そして、この状態で、上記塞ぎ部材97に設けた外向鍔部99の外周縁を、上記外輪1の内端部内周面に、1mm程度の微小隙間を介して対向させる。従って、上記塞ぎ部材97は、上記内輪5の内端部外周面と外輪1の内端部内周面との間を、ラビリンスシールにより塞ぐ。又、上記外向鍔部99の内側面外周縁部には、上記カバー28eに設けた内向鍔部96の外側面を、やはり1mm程度の微小隙間を介して対向させている。又、上記塞ぎ筒部98と上記カバー28eの塞ぎ部93とを、互いに微小隙間を介して対向させる。
上述の様に構成する本実施例の場合、塞ぎ部材97に設けた外向鍔部99が、内輪5の内端部外周面と外輪1の内端部内周面との間を、ラビリンスシールにより塞いでいる。従って、本実施例の場合には、上記外向鍔部99が、複数個の転動体12、12を設置した空間15内に存在するグリースが漏れ出るのを防止して、この空間15内に充填するグリースの量を少なく抑えると共に、組み合わせシールリング64(図5)等を設けた場合の様に回転トルクを増大させる事を防止できる。更に、本実施例の場合には、上記外向鍔部99に内向鍔部96を、微小隙間を介在して対向させる事で、この対向させた部分にもラビリンスシールを形成している。従って、上記転動体12、12を設置した空間15内から上記塞ぎ部材97とカバー28eとに囲まれた空間100内に、グリースが進入するのをより有効に防止できる。又、上記塞ぎ部材97と上記カバー28eの外側面とを、互いに微小隙間を介して対向させている為に、例え上記塞ぎ部材97とカバー28eとに囲まれた空間100内にグリースが進入したとしても、この空間100の中心寄り部分にグリースを進入しにくくして、上記空間15内のグリースの減少を最小限に抑えられる。尚、本実施例の場合には、上述した実施例5の場合と異なり、車輪用転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んでいない。
その他の構成及び作用に就いては、上述した実施例5の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図10は、やはり請求項1及び請求項2に対応する、本発明の実施例7を示している。本実施例の場合には、上述した実施例6の場合と異なり、第三の密封部材として、塞ぎ部材97(図9)の代わりに、スリンガ101を使用している。このスリンガ101は、SPCC等の金属板をプレス成形する事により造ったもので、断面L字形で全体を円環状に形成している。そして、このスリンガ101を構成する円筒部102を、内輪5の肩部に締り嵌めにより外嵌固定している。この状態で、外輪1の内端部内周面に、上記スリンガ101を構成する円輪部103の外端縁を、1mm程度の微小隙間を介して対向させる。又、この円輪部103の内側面外周縁部に、カバー28eを構成する内向鍔部96の外側面を、やはり1mm程度の微小隙間を介して対向させている。上述の様に構成する本実施例の場合には、ハブ4cの内端面とカバー28eの外側面との間に、上記スリンガ101が存在しない為、上述した実施例6の場合よりも、車輪用転がり軸受ユニットの軸方向長さを短くできる。尚、本実施例の場合には、内輪5と第三の密封部材であるスリンガ101とを別体としているが、この内輪5の肩部外周面一部に直径方向外方に向け全周に亙り突出する鍔部を、この内輪5と一体に形成する事により、第三の密封部材をこの内輪5の一部により構成する事もできる。
その他の構成及び作用に就いては、上述した実施例6の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図11は、やはり請求項1及び請求項2に対応する、本発明の実施例8を示している。本実施例の場合には、内輪5の内端面と、ハブ4cの内端部に設けたかしめ部18との間で、第三の密封部材に相当する、金属板製で円輪状のスリンガ101aの内周縁部を挟持する事により、このスリンガ101aを上記ハブ4cに固定している。そして、外輪1の内端部に内嵌固定したカバー28fに設けた嵌合筒部95の内周面に上記スリンガ101aの外端縁を、1mm程度の微小隙間を介して対向させている。又、このスリンガ101aの内側面外周寄り部分に、上記カバー28fの突き当て部94の外側面中心寄り部分を、やはり1mm程度の微小隙間を介して対向させている。尚、本実施例の場合、上記カバー28fの開口端縁部には、直径方向内方に向け突出する内向鍔部は形成しない。
その他の構成及び作用に就いては、上述した実施例7の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図12は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施例9を示している。本実施例の場合には、上述した各実施例の場合と異なり、第一の密封部材と第三の密封部材とを、同一の部材である、金属板製のカバー28gにより構成している。この為、本実施例の場合には、このカバー28gに設ける内向鍔部96aの直径方向長さを、前述の図9、10に示した実施例6、7の場合よりも長くしている。そして、このカバー28gを、外輪1の内端部に内嵌固定した状態で、上記内向鍔部96aの内端縁を、内輪5の内端部外周面に、1mm程度の微小隙間を介して直接対向させている。従って、本実施例の場合には、第一の密封部材と、第三の密封部材とを、別体としていない分、部品点数の削減による軽量化及びコスト低減を図る事ができる。又、ラビリンスシールを構成する微小隙間を、空間15の内径側に設けている為、運転時に加わる遠心力に拘らず、この空間15内のグリースが上記微小隙間を通過しにくくしている。
その他の構成及び作用に就いては、前述した実施例7の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本発明の実施例1を示す断面図。 同実施例2を示す断面図。 同実施例3を示す断面図。 同実施例4を示す断面図。 同実施例5を示す断面図。 実施例5で使用するセンサユニットを示す斜視図。 同じく結合ばねを示す斜視図。 同じくカバーを示す斜視図。 本発明の実施例6を示す断面図。 実施例7を示す断面図。 実施例8を示す断面図。 実施例9を示す断面図。 従来構造の第1例を示す断面図。 同第2例を示す断面図。
符号の説明
1 外輪
2 第一の取付フランジ
3 外輪軌道
4、4a、4b、4c ハブ
5 内輪
6 第二の取付フランジ
7a 第一の内輪軌道
7b 第二の内輪軌道
8 貫通孔
9 ボルト
10 ナット
11 頭部
12 転動体
13 シールリング
14 カバー
15 空間
16 段部
17 小径円筒部
18 かしめ部
19、19a トーンホイール
20 塞ぎ筒部
21 円輪部
22 嵌合筒部
23 円筒部
24 透孔
25、25a センサ
26 筒部
27 キャップ
28、28a〜28g カバー
29 円筒部
30 底板部
31 突き当て部
32 合成樹脂
33 筒部
34 円環状空間
35 コネクタ
36 段付塞ぎ部
37 円輪部
38 円筒部
39 小径筒部
40 大径筒部
41 段部
42 センサユニット
43 通孔
44 フランジ部
45 段部
46 雄ねじ部
47 袋ナット
48 雌ねじ部
49 膨出部
50 塞ぎ部材
51 塞ぎ筒部
52 鍔部
53 薄肉円筒部
54 外輪軌道
55a、55b 内輪軌道
56 テーパころ
57 密封部材
58 塑性変形部
59 段部
60 芯金
61 弾性材
62 円筒部
63a、63b 凹孔
64 組み合わせシールリング
65 シールリング
67 エンコーダ
68 芯金
69 弾性材
70 円輪部
71 円筒部
72 円輪部
73 円筒部
74 スリンガ
75 本体
76 スリーブ
77 嵌合筒部
78 外向鍔部
79 透孔
80 挿入孔
81 センサユニット
82 IC
83 ハーネス
84 挿入部
85 鍔部
86 係止溝
87 係止筒
88 切り欠き
89 結合ばね
90 湾曲部
91 脚部
92 抑え部
93 塞ぎ部
94 突き当て部
95 嵌合筒部
96、96a 内向鍔部
97 塞ぎ部材
98 塞ぎ筒部
99 外向鍔部
100 空間
101、101a スリンガ
102 円筒部
103 円輪部
104 仕切部分

Claims (3)

  1. 外周面に懸架装置に支持する為の第一の取付フランジを、内周面に外輪軌道を、それぞれ有し、使用時にも回転しない外輪と、外周面の一端寄り部分に車輪を支持する為の第二の取付フランジを、同じく中間部に直接又は内輪を介して内輪軌道を、それぞれ有し、使用時に回転するハブと、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、上記外輪の他端開口部を塞ぐ第一の密封部材と、上記外輪の一端開口部と上記ハブの中間部外周面との間を塞ぐ第二の密封部材とを備えた車輪用転がり軸受ユニットに於いて、上記ハブの中心部に、このハブの両端面中心部にそれぞれ開口する状態で形成された孔部と、上記第一の密封部材により外部と仕切られた空間の内部に設けられて、上記孔部の両端開口のうちのハブの他端部内側と、このハブの外周面と上記外輪の内周面との間で上記各転動体を設置した部分との間を塞ぐ第三の密封部材と、上記孔部の両端開口のうちのハブの一端側開口を塞ぐ第四の密封部材とを備える事を特徴とする車輪用転がり軸受ユニット。
  2. 第三の密封部材が、孔部の両端開口のうちのハブの他端部内側と、このハブの外周面と外輪の内周面との間で各転動体を設置した部分との間を、ラビリンスシールにより塞いでいる、請求項1に記載した車輪用転がり軸受ユニット。
  3. 第一の密封部材と第三の密封部材とを同一の部材により構成した、請求項1又は請求項2に記載した車輪用転がり軸受ユニット。
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