JP2005272894A - 化合物膜の製造方法および化合物半導体素子の製造方法 - Google Patents

化合物膜の製造方法および化合物半導体素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原料を効率的に利用でき、生産性の高い化合物膜の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の化合物膜の製造方法は、元素Aを含み、融点がTmである材料からなるターゲット18を用意する工程(a)と、ターゲット18に対向する位置に基板12を配置する工程(b)と、ターゲット18と基板12との間において元素Bを含むガスのプラズマを形成し、ターゲット18の表面をスパッタリングする工程(c)と、基板12上に元素Aおよび元素Bを含む化合物の膜20を成長させる工程(d)とを含む化合物膜の製造方法である。工程(c)は、ターゲット18の少なくとも表面領域を融点Tm以上に加熱し、厚さ1μm以上の溶融層を形成しながら、溶融層の表面をスパッタリングする工程(c1)を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、化合物膜の製造方法および化合物半導体素子の製造方法に関し、特に窒化物半導体の膜を基板上に成長させる新しい方法に関する。
窒化物半導体は、 III−V族化合物半導体のうち、V族元素として窒素(N)を含有する半導体であり、その代表例は、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)である。これらの窒化物半導体のバンドギャップは、Siのバンドギャップ(約1.1eV)の2倍以上の大きさを持ち、「ワイドバンドギャップ半導体」と呼ばれている。窒化物半導体に含まれるガリウム(Ga)、インジウム(In)、および/またはアルミニウム(Al)の濃度を変化させることにより、バンドギャップの大きさを広い範囲で制御することができる。
このような窒化物半導体は、そのバンドギャップが大きいことから、青色、青紫色、紫外の領域にわたる発光素子のみならず、低消費電力高周波素子や大電流用半導体素子の材料として活発に研究開発が進められている。窒化物半導体の中でも特にGaN系半導体は青色LEDや青紫色レーザに適用され、実用化されている。これらの短波長発光素子は、現在、サファイア基板やSiC基板上に成長させた窒化物半導体膜を用いて作製されている。
上記の窒化物半導体膜のような化合物膜の成長は、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy)、MBE(Molecular Beam Epitaxy)などの方法によって行なわれる。なかでも、工業的には、成長のレートが相対的に高いMOCVDやHVPEが主として用いられる。例えばGaN膜をサファイア基板上に形成させる場合、MOCVD法では、トリメチルガリウム(TMG)、アンモニア(NH3)、水素(H2)、および窒素(N2)などのガスが用いられ、HVPEでは、塩化ガリウム(GaCl3)、窒素(N2)、および塩化水素(HCl)などのガスが用いられる。
なお、特許文献1および特許文献2は、Gaなどの低融点材料のターゲットを用い、窒素ガスプラズマによる反応性スパッタを行うことによって基板上にGaN膜を成長する方法を記載している。スパッタ法は、MOCVD法などに比べると、原料の利用効率が高く、装置の構造も簡単である。
特開平8−181073号公報 特開平11−172424号公報
MOCVD法やHVPE法によって窒化物半導体膜を形成する場合、使用する原料ガスが発火性や有毒性を有しているという問題がある。例えばトリメチルガリウム(TMG)には発火性があり、塩化ガリウム(GaCl3)は有毒である。このように危険な原料ガスは、その取り扱いが難しく、堆積装置の構造も複雑になる。また、基板上に成長させる化合物を構成しない元素が原料ガス中に多く含まれるため、原料の利用効率が悪く、生産性が低いという問題を有している。
これに対し、特許文献1および特許文献2に記載されている方法では、Gaなどの低融点材料ターゲットを液体窒素などの冷却剤を用いて冷却しながらスパッタを行っている。これは、Gaの融点が約30℃であるため、スパッタ時にターゲット材料が液化しないようにターゲット温度をその融点よりも充分に低い温度に維持するためである。しかし、このようにターゲット温度を室温よりも低く維持するには、通常のスパッタ装置には設けられてないような特別の冷却装置が必要となり、装置が大型化する。また、これらの反応性スパッタ法によって堆積されたGaNなどの窒化物半導体は、充分な結晶性を有しておらず、半導体素子に求められる優れた膜質を有していないという問題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原料を効率的に利用でき、生産性の高い化合物膜の製造方法を提供することにある。
本発明による化合物膜の製造方法は、元素Aを含み、融点がTmである材料からなるターゲットを用意する工程(a)と、前記ターゲットに対向する位置に基板を配置する工程(b)と、前記ターゲットと前記基板との間において元素Bを含むガスのプラズマを形成し、前記ターゲットの表面をスパッタリングする工程(c)と、前記基板上に元素Aおよび元素Bを含む化合物の膜を成長させる工程(d)とを含む化合物膜の製造方法であって、前記工程(c)は、前記ターゲットの少なくとも表面領域を融点Tm以上に加熱し、厚さ1μm以上の溶融層を形成しながら、前記ターゲットの表面をスパッタリングする工程(c1)を含む。
好ましい実施形態において、前記材料は、Ga、In、およびAlからなる群から選択された少なくとも1種類の材料を主成分とし、融点Tmが30℃以下である前記元素である。
好ましい実施形態において、前記材料は、GaおよびInからなる群から選択された少なくとも1種類の材料を主成分とし、融点Tmが30℃以下である前記元素である。
好ましい実施形態において、前記元素AはGaであり、元素Bは窒素である。
好ましい実施形態において、前記基板上に成長させられる膜は窒化物半導体膜である。
好ましい実施形態において、前記工程(c1)において、前記ターゲットの裏面と接触する部材の温度を10℃以上に保持する。
好ましい実施形態において、前記基板は、サファイア、SiC、GaN、またはZnOの単結晶から形成されている。
好ましい実施形態において、前記工程(d)は、前記基板の温度を350〜1200℃以下に加熱・保持する工程(d1)を含む。
好ましい実施形態において、前記(c)は、元素Bを前記溶融層中に溶解させる工程(c2)を含む。
好ましい実施形態において、前記(c)は、元素Bを前記溶融層中の元素Aと化学的に結合させる工程(c2)を含む。
好ましい実施形態において、前記工程(c)は、前記ターゲットの表面に元素Aおよび元素Bを含む反応層を形成し、前記反応層をスパッタリングする工程(c3)を含む。
本発明による化合物半導体素子の製造方法は、上記いずれかの方法よって化合物膜が形成された基板を用意する工程と、前記化合物膜の上に化合物半導体積層構造を設ける工程とを含む。
本発明によれば、ターゲットの少なくとも表面領域を融点Tm以上に加熱し、厚さ1μm以上の溶融層を形成しながら、前記ターゲットの表面をスパッタリングする工程を行なうため、反応性スパッタの効率が上昇し、ターゲットに対向する基板上に結晶性の優れた化合物膜を成長させることができる。
本発明では、MOCVD法などのエピタキシャル成長法に比べて安全かつ安価なガスを用いながら、より構造の簡単なスパッタ装置を用いて窒化物半導体の膜を形成することが可能になる。
本発明者は、GaやGa−Inなどの低融点材料のターゲットを用い、反応性スパッタを行うに際して、ターゲット表面の温度を融点以上に上昇させ、溶融させることにより、形成すべき化合物膜の成長レートを向上させるとともに、膜中に含まれる窒素の量を増加させ、膜質を改善できることを見出した。
本発明では、まず、Gaなどの元素Aを含み、融点がTmである材料からなるターゲットを用意する工程(a)と、このターゲットに対向する位置に基板を配置する工程(b)とを行なう。次に、ターゲットと基板との間において窒素などの元素Bを含むガスのプラズマを形成し、ターゲットの表面をスパッタリングする工程(c)を行い、これによって基板上に元素Aおよび元素Bを含む化合物の膜を成長させる。
本発明で特徴的な点は、工程(c)において、ターゲットの少なくとも表面領域を融点Tm以上に加熱し、厚さ1μm以上の溶融層を形成しながら、ターゲット表面をスパッタリングする点にある。
このようなスパッタリングにより、ターゲットから元素Aを基板上に供給しつつ、プラズマ中から元素Bをターゲットに供給することが可能である。好ましい実施形態では、プラズマ中における元素Bがターゲット表面の溶融部分に固溶し、元素Aと反応して元素Aおよび元素Bの化合物を形成する。この化合物がスパッタされることにより、対向基板上に成長する化合物の成長レートを高めることができる。また、元素Bと結合した反応層がスパッタされることにより、基板上に飛来する元素Bの量が増えるため、基板上に成長する化合物層中における元素Bの組成比率を上昇させることも可能になる。
上記のように、ターゲット表面において元素Aと元素Bとの結合が促進される理由は、プラズマ中の元素Bが反応性の高い活性種に変化していることと、ターゲット表面が溶融することによって元素Aの反応性自体が向上していること、さらには、プラズマから元素Bが高いエネルギーを持ってターゲット表面に衝突して化学反応を促進することなどによるものと考えられる。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に用いられるスパッタ装置を説明する。なお、スパッタ装置としては、図1に示すもの以外にも、例えばマグネトロン型スパッタ装置を用いることも可能である。
図示されているスパッタ装置100は、チャンバー10と、チャンバー10の内部において基板12を保持する基板ホルダー14と、基板12に対向する位置に設けられたカソード16と、カソード16上に配置されたGa系III族金属ターゲット18とを備えている。
ターゲット18は、基板12上に成長させる半導体膜20の種類に応じて、Ga、GaIn、In、AlなどのIII族半導体材料が適宜選択される。
チャンバー10には、不図示のガスインレットおよびガスアウトレットが形成され、ガスインレットから流量の制御された窒素ガスなどの雰囲気ガスがチャンバー10の内部に導入される。ガスアウトレットは排気システムに接続されている。
基板ホルダー14およびカソード16の各々には独立して高周波電力を印加するように電源が接続されている。ターゲット18は、シャーレ22の内部に入れられており、シャーレ22とカソード16との間にはバッキングプレート24が配置されている。シャーレ22は、SUSや、Cu、カーボンなどの材料から形成される。
カソード16およびターゲット18は、接地されたシールド(アースシールド)26によって取り囲まれている。このアースシールド26には、ターゲット18の上面を開放する開口部が設けられているが、ターゲット18の周縁部はアースシールド26によってカバーされている。
本実施形態では、図1のスパッタ装置100が動作するとき、窒素(N2)分圧比が10〜100%のスパッタガスがチャンバー10の内部に導入され、カソード16に13.56MHzの高周波電力(RF電力)が印加される。このとき、基板ホルダー14には高周波電力が印加されても、印加されなくてもよい。
カソード16に印加されたRF電力により、基板12とターゲット18との間の空間に放電が生じ、窒素を含むスパッタガスのプラズマが形成される。
本発明の好ましい実施形態では、ターゲット18の少なくとも表面領域における温度をターゲット材料の融点Tm以上に加熱し、その部分を溶融層に変化させる。溶融層の厚さは1μm以上である。ターゲット18の表面に、このような溶融層を形成すると、スパッタ中に窒素ガスが溶融層に溶解する。このため、ターゲット18からスパッタされて基板12上に成長するターゲット材料の膜中に効率よく窒素が導入される。
GaNなどの窒化物半導体では、窒素が不足しやすく、それに起因して結晶性の低下が引き起こされることが知られている。しかし、本発明の好ましい実施形態によれば、ターゲット18の表面が溶融することにより、基板上に成長する窒化物半導体膜20中の窒素量が増加し、それによって窒化物半導体膜20の結晶性が改善されると考えられる。
好ましい実施形態では、ターゲット18の溶融部分において窒素が溶解または反応する結果、NとGaとが結合した化合物(窒化物)の層(反応層)が溶融部分に形成される。このような反応層(固体状態)がターゲット表面に形成されると、対向基板上にGaのみならず、N(窒素)を効率的に供給し、堆積することが可能になる。
従来、固体状態のGaは窒素をほとんど固溶しないことが知られている(N濃度0.1%以下)。このため、スパッタのターゲットをGaNから形成することは極めて難しく、GaN焼結体ターゲットの価格は数グラムで1万円を超える。また、GaNからは、800℃程度の温度で窒素(N)から分解・離脱してしまうという問題もある。
これに対し、本発明では、プラズマに晒されたGaターゲットの表面を溶融し、また、プラズマによって活性化した窒素を供給することにより、GaとNとの間における反応性を高めることができる。このような反応によって形成された窒化物の層(反応層)の融点はGa単体に比べて充分に高く、固体状態にある。このような反応層がプラズマによってスパッタされることにより、化学量論的に窒素が不足していない結晶性に優れた窒化ガリウムを高いレートで成長させることが可能になる。本発明者の検討によれば、Gaに対して原子比率で略同じ程度のNが溶融表面に溶解し、反応層を形成していると考えられる。
この反応層はターゲットの溶融部分の一部または全体を覆っていても良い。固体の反応層がスパッタによって減少すると、ターゲット溶融表面が露出または形成されることになるが、これらの反応が継続的に進行するため、高品質の窒化ガリウム結晶層を基板上に高いレートで成長させることが可能になる。
投入電力の大きさやスパッタの種々の条件によっては、上記のような固体状の反応層の形成が促進されることもあれば、逆に、ほとんど形成されない場合もある。実験によれば、投入電力を大きくするほど、反応層が形成それやすいようである。
なお、従来技術のように、ターゲットの溶融を阻止するためにターゲットを強力に冷却する場合には、溶融層を形成できないため、充分な量の窒素を取り込んだ反応層を形成することも難しい。
以下、本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
まず、SUS製のシャーレ(直径:75mm、深さ:6mm)22を用意し、150℃に加熱したGa(融点:約29℃)をシャーレの内部へ流し込んだ。この後、Gaの温度を室温程度に低下させた。そして、ほとんど固体化させた状態のGaターゲット18を図1に示すスパッタ装置のカソード16上に固定した。Gaターゲット18の厚さは約6mmであった。スパッタ時におけるGaターゲット18の温度上昇が過度のレベルに達しないように、カソード16の温度を調節することが好ましい。通常のスパッタ装置のカソードには、水冷機構が備え付けられているので、その水冷機構をそのまま用いることができる。本発明では、前述した特許文献1および2に記載されているような特別の冷却装置(ターゲット温度を融点よりも充分に低い温度に保つ装置)は不要である。
本実施例では、スパッタ工程中において、室温程度または室温を少し下回る温度の冷却水を水冷機構内で循環させることにより、カソード16の過熱を抑制し、バッキングプレート24の温度を17〜20℃程度に制御した。
チャンバー10の内部は、真空排気によって1μTorr以下に減圧した後、流量計を介して窒素ガスを供給しながら、基板12を約700℃に加熱した状態でGaターゲット18のスパッタを行なった。窒素ガス流量は20sccm、圧力は7mTorrに設定した。また、カソード16とグランドレベル(アースシールド26)との間に投入したRF電力は500W、T/Sは70mmに設定した。基板12としては、C面を主面とするサファイア基板を用い、そのC面上に約2μmの窒化ガリウム膜(図1における参照符号「20」)を成長させた。
窒化ガリウム膜20の成長中、ターゲット18の表面を観察すると、RF電力の投入直後から、溶融していることが確認された。スパッタ前においてターゲット18の表面に深さ0.5mm程度の凹部を形成した痕が、スパッタ後には消失していることから、溶融部分の層厚は1μmを充分に超える大きさであることがわかる。
サファイアの基板12上に成長した窒化ガリウム膜20は、(0002)面に配向したウルツ型結晶の膜であった。サファイア基板12の結晶面方位に従い、基板面内においても結晶方位のそろった単結晶の膜が得られた。膜の成長レートは15nm/minであった。
(比較例)
カソード16の温度を調節する冷却水の温度を8℃まで低下させることにより、ターゲットのバッキングプレートの温度を10℃程度に下げたこと以外は実施例1と同一の条件で、スパッタを行なった。この場合、スパッタ工程中におけるターゲット18の溶融は観察されず、固体状態のGaターゲット18のスパッタが行なわれた。この比較例では、膜の成長レートは8nm/minに低下し、得られた膜も非晶質であった。EPMAによる組成分析を行なったところ、膜の組成はGaリッチであり、窒素含有比率が著しく低下していた。
固体状態のGaターゲットからは、基板へのGa供給レートが低下するだけではなく、膜中への窒素の供給が著しく不充分なものとなることがわかる。
GaNの表面を溶融することにより、少なくともターゲットの表面のGa溶融層を形成すると、Gaのみならず、窒素の基板上への供給レートが高まるため、結晶性に優れたGaN膜を得ることができる。
(実施例2)
本実施例では、室温でGa−75%In(融点:15.7℃)をSUS製シャーレ(直径:75mm、深さ:6mm)22の内部へ流し込んだ。本実施例では、融点が室温(25℃程度)を下回る低い値を有するターゲット材料を用いるため、特別の加熱をしない場合でも、シャーレ22などの容器内にターゲット材料を流し込むことができる。
この後、液体状態のGaInターゲット18を保持するシャーレ22を図1に示すスパッタ装置のカソード16上に固定した。シャーレ22におけるGaInターゲットの厚さは約5mmであった。
本実施例でも、スパッタ工程中において室温程度または室温を少し下回る温度の冷却水を水冷機構内で循環させることにより、カソード16を冷却し、バッキングプレート24の温度を24℃程度に制御した。
本実施例では、チャンバー10の内部は、真空排気によって1μTorr以下の減圧した後、流量計を介してアルゴン(Ar)ガスおよび窒素(N2)ガスを供給しながら、基板12を650℃に加熱した状態でGaInターゲット18のスパッタを行なった。アルゴンおよび窒素のガス圧力(分圧)は、いずれも7mTorrに設定した。また、カソード−グラウンド間に投入したRF電力は300W、T/Sは70mmに設定した。基板12は、実施例1と同じく、C面を主面とするサファイア基板であり、そのC面上に約2μmのGaInN膜を成長させた。
GaInN膜の成長中、GaInのターゲット18を観察すると、ターゲット18の全体が溶融した状態にあることを確認できた。
サファイア基板12上に成長したGaInN膜(図1の参照符号「20」)は、(0002)面に配向したウルツ型結晶の膜であった。格子定数はGaNの格子定数よりも5%大きく、膜の成長レートは10nm/minであった。
(実施例3)
150℃に加熱したGa(融点:約29℃)を実施例1と同じシャーレの内部へ流し込んだ。この後、Gaの温度を室温程度に低下させた。そして、ほとんど固体化させた状態のGaターゲット18を図1に示すスパッタ装置のカソード16上に固定した。Gaターゲット18の厚さは約6mmであった。本実施例でも、スパッタ工程中において室温程度または室温を少し下回る温度の冷却水を水冷機構内で循環させることにより、カソード16を冷却し、バッキングプレート24の温度を18〜22℃程度に制御する。
チャンバー10の内部は、真空排気によって1μTorr以下に減圧した後、流量計を介して窒素(N2)ガスを供給しながら、基板12を780℃に加熱した状態でGaターゲット18のスパッタを行なった。窒素の流量は40sccm、圧力は14mTorrに設定した。また、カソード−グラウンド間に投入したRF電力は700W、T/Sは70mmに設定した。基板は、他の実施例と同じく、C面を主面とするサファイア基板であり、そのC面上に約2μmのGaN膜を成長させた。
本実施例におけるスパッタ条件は、実施例1におけるスパッタ条件に比べて、窒素のチャンバー10の内部における分圧を高く維持し、また投入するRF電流を増加させている。
GaN膜の成長中、ターゲット16の表面を観察すると、実施例1と同様にRF電力の投入直後に溶融していることが確認された。しかし、700Wまで電力を上昇させる過程において、ターゲット表層部が溶融金属とは異なる物質によって覆われていることが確認された。スパッタ工程の終了後に、上記の物質を分析したところ、GaNから形成されていることがわかった。
サファイア基板12上に成長したGaN膜20は、(0002)面に配向したウルツ型結晶の膜であった。サファイア基板12の結晶面方位に従い、基板面内においても結晶方位がそろった略単結晶の膜が得られた。膜の成長レートは、実施例1における値よりも大きく、50nm/minであった。
本実施例では、得られた膜中に含まれるGaおよびNのモル比率が1:1であり、Arや酸素は検出されなかった。
このように、本実施例によれば、窒化ガリウム膜中における窒素の不足を招くことなく、高品質のGaN結晶膜が得られた。
(実施例4)
図2は、スパッタ工程中の窒素雰囲気ガス圧力と窒化ガリウム膜形成レートおよびXRDピーク強度との関係を示すグラフである。このグラフの左側の縦軸は膜形成レートであるが、右側の横軸はXRDピーク強度である。グラフ中の●は膜形成レートを示し、○はXRDピーク強度を示している。RF電力は500W、基板温度は780℃であった。
窒素ガスの圧力が4〜14mTorrの範囲内で膜形成レートおよび結晶性の両方がともに優れた結果が得られた。
(実施例5)
図3は、スパッタ工程中のRF電力と窒化ガリウム膜形成レートおよびXRDピーク強度との関係を示すグラフである。グラフの左側の縦軸は膜形成レートであるが、右側の横軸はXRDピーク強度である。
グラフ中の●および■は4mTorrのアルゴンと4mTorrの窒素の混合ガス雰囲気中でスパッタを行った場合のデータであり、グラフ中の○および□は4mTorrの窒素ガス雰囲気中でスパッタを行った場合のデータである。また、●および○は膜形成レートを示し、■および□はXRDピーク強度を示している。スパッタ中の基板温度は780℃であった。
図3からわかるように、RF電力の増加に伴って膜形成レートおよび結晶性が向上する。また、アルゴンガスを加えることにより、窒素ガスを単独で使用する場合に比べて、膜形成レートおよび結晶性の向上が顕著になる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、MOCVD法やHVPE法で窒化物半導体膜を形成する場合に必要となる発火性・有毒性を有するガスが不要になるとともに、堆積装置の構造も簡単な公知のスパッタ装置をそのまま使用することができ、装置の操作も容易である。
また、本発明によれば、少なくともターゲット表面がスパッタ中に溶融しているため、固体ターゲットの表面に生じるプラズマエロージョンによるターゲット寿命低下の問題を回避することができる。すなわち、本発明によれば、スパッタによりターゲット表面からターゲット原子が離脱しても、ターゲットの他の溶融部分からターゲット原子が速やかに供給されるため、ターゲット表面に大きな凹部が形成されることがない。
なお、融点が室温よりも高い材料のターゲットを用いる場合、ターゲットとプラズマとが接触しない領域がターゲット表面の一部(例えばアースシールド26で覆われる周辺部)に存在すると、その領域の温度が融点に達せず、溶融が生じない可能性がある。このような場合、スパッタを長時間行なうと、ターゲット表面に凹部が形成されるが、このような凹部は、ターゲットをシャーレなどの容器ごと加熱して融点以上に昇温すれば、ターゲットの全体が再溶融し、再び平坦な表面を得ることが容易である。
なお、上記の各実施例では、GaおよびInからなる群から選択された材料を主成分とするターゲット(融点Tm:例えば30℃以下)を用いて窒化物半導体の膜を基板上に成長させたが、本発明は他の化合物を基板上に成長させる場合にも適用可能である。
本発明では、融点Tmが50℃以下の材料からなるターゲットを用いているが、加熱装置を用いることにより、より高い融点Tmを持つ材料のターゲットでも、スパッタ中に表面を溶融し、液体化することが可能である。ただし、特別の加熱装置を用いずに溶融するためには、融点Tmが50℃以下の低融点材料ターゲットを用いることが好ましい。
なお、基板の材料は、サファイアに限定されない。窒化ガリウムの単結晶膜を形成する場合は、SiC、GaN、またはZnOの単結晶基板を好適に用いることができる。また、窒化ガリウムの単結晶膜を形成する場合、スパッタ中の基板温度を350〜1200℃以下に加熱・保持することが好ましい。
また、III族元素を供給するためのターゲット材料のうち、InやAlの融点Tmは150〜660℃であり、GaやGa−Inの融点Tmに比べて高い。しかし、これらのIII族元素からなる金属をターゲット材料とする場合でも、ターゲットを加熱することによって表面を溶融すれば、結晶性に優れたInNやAlNなどの窒化物半導体膜を効率よく形成することが可能になる。このようなターゲットの加熱は、カソード内に特別のヒータを設けて行なってもよいが、カソードに設けられている水冷機構による冷却効率を低下させることによって実現することも可能である。
本発明は、窒化物半導体などのワイドバンドギャップ半導体の結晶成長に適用すると、青色LEDなどの短波長の発光素子のみならず、低消費電力高周波素子や大電流用半導体素子の量産に大いに寄与し、安全かつ安価に良質の結晶膜を得ることが可能になる。
本発明に好適に用いられるスパッタ装置の一構成例を示す断面図である。 スパッタ工程中の窒素雰囲気ガス圧力と窒化ガリウム膜形成レートおよびXRDピーク強度との関係を示すグラフである。このグラフの左側の縦軸は膜形成レートであるが、右側の横軸はXRDピーク強度である。 スパッタ工程中のRF電力と窒化ガリウム膜形成レートおよびXRDピーク強度との関係を示すグラフである。グラフの左側の縦軸は膜形成レートであるが、右側の横軸はXRDピーク強度である。
符号の説明
10 チャンバー
12 基板
14 基板ホルダー(アノード)
16 カソード
18 ターゲット
20 半導体膜
22 シャーレ
24 バッキングプレート
26 シールド(アースシールド)
100 スパッタ装置


Claims (12)

  1. 元素Aを含み、融点がTmである材料からなるターゲットを用意する工程(a)と、
    前記ターゲットに対向する位置に基板を配置する工程(b)と、
    前記ターゲットと前記基板との間において元素Bを含むガスのプラズマを形成し、前記ターゲットの表面をスパッタリングする工程(c)と、
    前記基板上に元素Aおよび元素Bを含む化合物の膜を成長させる工程(d)と、
    を含む化合物膜の製造方法であって、
    前記工程(c)は、前記ターゲットの少なくとも表面領域を融点Tm以上に加熱し、厚さ1μm以上の溶融層を形成しながら、前記ターゲットの表面をスパッタリングする工程(c1)を含む化合物膜の製造方法。
  2. 前記材料は、Ga、In、およびAlからなる群から選択された少なくとも1種類の材料を主成分とし、融点Tmが30℃以下である前記元素である請求項1に記載の化合物膜の製造方法。
  3. 前記材料は、GaおよびInからなる群から選択された少なくとも1種類の材料を主成分とし、融点Tmが30℃以下である前記元素である請求項1に記載の化合物膜の製造方法。
  4. 前記元素AはGaであり、元素Bは窒素である請求項2または3に記載の化合物膜の製造方法。
  5. 前記基板上に成長させられる膜は窒化物半導体膜である請求項4に記載の化合物膜の製造方法。
  6. 前記工程(c1)において、前記ターゲットの裏面と接触する部材の温度を10℃以上に保持する、請求項1から5のいずれかに記載の化合物膜の製造方法。
  7. 前記基板は、サファイア、SiC、GaN、またはZnOの単結晶から形成されている請求項1から6のいずれかに記載の化合物膜の製造方法。
  8. 前記工程(d)は、前記基板の温度を350〜1200℃以下に加熱・保持する工程(d1)を含む請求項1から7のいずれかに記載の化合物膜の製造方法。
  9. 前記工程(c)は、元素Bを前記溶融層中に溶解させる工程(c2)を含む、請求項1から8のいずれかに記載の化合物膜の製造方法。
  10. 前記(c)は、元素Bを前記溶融層中の元素Aと化学的に結合させる工程(c2)を含む、請求項1から9のいずれかに記載の化合物膜の製造方法。
  11. 前記工程(c)は、前記ターゲットの表面に元素Aおよび元素Bを含む反応層を形成し、前記反応層をスパッタリングする工程(c3)を含む請求項1から10のいずれかに記載の化合物膜の製造方法。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載された方法よって化合物膜が形成された基板を用意する工程と、
    前記化合物膜の上に化合物半導体積層構造を設ける工程と、
    を含む化合物半導体素子の製造方法。
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