JP4979442B2 - Gaスパッタターゲットの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)および電子デバイス等の作製に用いられるGaスパッタターゲットの製造方法およびGaスパッタターゲットに関するものである。
III族窒化物半導体は、可視光から紫外光領域に相当するエネルギーの直接遷移型のバンドギャップをもち高効率な発光が可能であるため、LEDやLDとしての製品化が成されている。また、電子デバイスとしても従来のIII−V族化合物半導体では得られない特性が得られるポテンシャルを持っている。
一般的に、III族窒化物半導体は有機金属化学気相成長(MOCVD)法によって製造されている。MOCVD法は、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムおよびアンモニアを原料とし、キャリアガスに原料の蒸気を含ませて基板表面に運搬し、加熱された基板との反応により原料を分解して結晶を成長させる方法である。精密な膜厚および組成制御を行うことができるというメリットを有する代わりに、成膜時間が長くなることおよび制御パラメータの操作が困難であるというようなデメリットがある。
そのため、III族窒化物半導体をスパッタ法によって製造する研究も行われている。スパッタ法は、成膜速度を上げることができ、また制御パラメータの操作も簡易であるので、素子の生産性に大いに効果を発するためである。GaN膜をスパッタ法により成膜し、平滑性の良い膜を形成できたとの報告もある(非特許文献1および非特許文献2)。
非特許文献1には、Nガスを用いた高周波マグネトロンスパッタリングによってSi(100)およびサファイア(Al)(0001)上にGaN膜を成膜したとの記載がある。成膜条件としては、全ガス圧力は2mTorr、投入電力は100Wとし、基板温度を室温から900℃まで変化させている。論文に掲げられた図によれば、用いた装置はターゲットと基板を対向させている。
また、非特許文献2では、カソードとターゲットを向かい合わせ、基板とターゲットの間にメッシュを入れた装置でGaNを成膜したとの記載がある。成膜条件はNガス中で圧力を0.67Paとし、基板温度は84〜600℃であり、投入電力は150W、基板とターゲット間の距離は80mmとされている。
更に、GaNを用いたIII族窒化物半導体の積層構造体の製造において、MOCVD法に加えてスパッタ法も合わせて行うことにより、精密な膜厚、組成制御とともに、成膜スピードを上げかつ欠陥の無い平滑な成膜を行うというような生産性の向上に大いに寄与する研究も行われ始めている。
特許文献1および2において、サファイア基板上にGaN膜を積層する場合において、AlNのようなバッファ層を導入することによって、GaNとサファイア層との間の格子不整合の問題を解消し、GaNの結晶性を上げることが報告されている(特許文献1,2)。また、高周波スパッタ法を用いバッファ層の成膜を行い、そのバッファ層上に同じ組成の結晶をMOCVD法により成長させ、エピタキシャル成長をさせることができる旨の報告がされている(特許文献3)。その成膜工程においてバッファ層のアニール処理を導入するとエピタキシャル成長の特性を向上させられるとの報告がなされ(特許文献4)、更に、バッファ層を400℃以上の温度でDCスパッタにより成膜するとエピタキシャル成長の特性が向上させられるとの報告もなされている(特許文献5)。
このように、III族窒化物半導体をスパッタ法により成膜する技術の重要性は高まっており、特にGaNをスパッタ法により成膜する技術の重要性が高まっている。しかし、Gaは常温で液体であるため、従来、Gaをターゲットとして用いる場合は、これを冷却して固体状態にしてスパッタ成膜を行う必要がある。しかし、前記特許文献1〜5および非特許文献1、2には、GaNをスパッタ法で製造する際のスパッタターゲットの製造方法については、なんら開示されていない。
一般的には、ターゲット材を充填可能な凹部を有するバッキングプレートを用意し、このバッキングプレートの凹部に、たとえば30℃程度に加熱した液体状態のGaを大気中で流しいれ、その後、Gaの融点以下に冷却することで、Gaスパッタターゲットを製造していた。このGaスパッタターゲットを用いて、GaNの成膜を行う際には、ターゲットホルダに冷却機構が付加されたスパッタ成膜装置を用意し、製造したGaスパッタターゲットを前記ターゲットホルダに装着して、冷却機構によってGaを冷却して、Gaを固体状態に維持しながら、スパッタリング法により、GaNを成膜していた。
特許第3026087号公報 特開平4−297023号公報 特公平5−86646号公報 特許第3440873号公報 特許第3700492号公報 21世紀連合シンポジウム論文集、Vol.2nd、p.295(2003) バキューム(Vacuum)、Vol.66、p.233(2002)
Gaは、金属でありながら29.8℃以上で液体状態になるという極めて特異な物性を有している。前記Gaスパッタターゲットは、このようなGa特有の物性を利用して製造される点で、製造コストが極めて安価である一方、液体状態のGaは、空気中の酸素を極めて取り込み易く、Gaの酸化物も形成し易いという性質があるので、前記のような大気中で液体Gaを取り扱った場合には、Gaの純度が大幅に低下するおそれがあった。
また、酸素が混入したGaスパッタターゲットは、前記のように冷却機構付きのスパッタターゲットホルダに装着されて固体状態で成膜に供されるので、Ga内部から酸素を除去させることは困難であった。このため、Gaのスパッタと同時に、Ga中の酸素もスパッタされてしまい、その結果、GaN中に酸素が混入され、GaNの結晶性が低下し、LEDの発光特性が大幅に低下するおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、酸素等からなる不純物を除去した、純度の高いGaスパッタターゲットの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の構成を採用した。
(1)バッキングプレートにGaもしくはGa合金を液体状態にして流し込み、液体Ga保持バッキングプレートとした後、前記液体Ga保持バッキングプレートを、減圧状態または水素ガス雰囲気中で、0.5〜5時間、600〜900℃の温度で熱処理してから、前記Gaもしくは前記Ga合金を固体状態となるまで冷却させて製造することを特徴とするGaスパッタターゲットの製造方法。
(2)前記バッキングプレートがW、Ta、Moの高融点金属もしくはそれらを主とする高融点合金から構成されるとともに、前記バッキングプレートがSi、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英のいずれかによってコーティングされていることを特徴とする(1)に記載のGaスパッタターゲットの製造方法。
(3)前記バッキングプレートがSi、ポリシリコン、カーボン、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英から構成されることを特徴とする(1)に記載のGaスパッタターゲットの製造方法。
上記の構成によれば、酸素等からなる不純物を除去した、純度の高いGaスパッタターゲットの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施するための形態を説明する。図1は、本発明の実施形態の一例を示す工程図である。まず、図1(a)に示すようにSi、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英等の材料からなる塊状の母材22aを用意する。次に、図1(b)に示すように、その母材22を成形加工することによって、凹部1bを形成する。凹部1bの成形加工方法は、研削、プレス成形等を利用できる。このようにして、Si、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英等の材料からなるバッキングプレート1を製造する。次に、図1(c)に示すように、ビーカーにGa粒を数粒いれ、暖めて液体Gaにした後、バッキングプレート1の凹部1bに流し入れ、液体Ga保持バッキングプレート26を作製する。さらに、図1(d)に示すように、液体Ga保持バッキングプレート26をベーク炉27に入れ、熱処理を行う。前記熱処理は、減圧状態もしくは水素ガスを流入させた状態で、Gaの融点以上の温度で、0.5〜5時間保持する。その後、室温まで冷却してGaを固体とした後、常圧状態とした後もしくは水素ガスを排出した後、ベーク炉27からGaスパッタターゲット101を取り出す。このようにして、図1(e)に示すGaスパッタターゲット101を製造する。
図2は、本発明の実施形態の別の一例を示す工程図である。まず、図2(a)に示すように塊状の母材22bを用意する。次に、図2(b)に示すように、その母材22bを成形加工することによって、凹部11bを形成する。凹部11bの成形加工方法は、研削、プレス成形等を利用できる。図2(c)に示すように、コーティング材12で凹部11bおよび上面側11cをコーティングする。このようにして、Si、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英等の材料でコーティングされたバッキングプレート11を製造する。次に、図2(d)に示すように、ビーカーにGa粒を数粒いれ、暖めて液体Gaにした後、バッキングプレート11の凹部11bに流し入れ、液体Ga保持バッキングプレート28を作製する。さらに、図2(e)に示すように、液体Ga保持バッキングプレート28をベーク炉27に入れ、熱処理を行う。前記熱処理は、減圧状態もしくは水素ガスを流入させた状態で、Gaの融点以上の温度で、0.5〜5時間保持する。その後、室温まで冷却してGaを固体とした後、常圧状態とした後もしくは水素ガスを排出した後、ベーク炉27からGaスパッタターゲット111を取り出す。このようにして、図2(f)に示すGaスパッタターゲット111を製造する。
図1および図2において、バッキングプレート1あるいは11の凹部1bあるいは11bに流し入れる液体Gaは、純度99.9999%以上のものが好ましい。また、成膜する窒化物半導体の特性に応じて、前記液体Gaの代わりに、Mg、AlもしくはIn等を添加したGa合金を液体状態にして用いることもできる。
Gaに他の元素を混合して使用する場合は、Gaに他の元素を完全に溶融させて化合物や合金とすることが望ましい。たとえば、GaにMg、AlもしくはInを混合する場合は、GaとMg、AlやInとの相溶性が高いので、GaにMg、AlもしくはInを溶解させて用いることができる。
液体Ga保持バッキングプレート26、28をベーク炉27に入れ、Gaの融点以上の温度としてGaを液体状態とした後、1気圧以下の減圧状態か、またはHを含む不活性ガス雰囲気にて、熱処理を行うことによって、液体Gaに取り込まれた酸素およびGa酸化物として化合した酸素を効率よく除去することが可能になる。
減圧状態または水素ガス雰囲気にする過程で、酸素からなる泡が発生する。更に、温度を徐々に上げ600℃以上とすると、泡として見えるものはないが、Gaと結合した酸素を除去することができる。この効果は900℃ぐらいまで続く。900℃を超えると、酸素もしくは酸素等からなる不純物を既に十分除去してしまっているため、その効果がほとんどなくなる。そのため、減圧状態または水素ガス雰囲気中で、0.5〜5時間、600〜900℃の温度範囲に保持することがより好ましい。
前記熱処理時の圧力は、減圧状態とすることが好ましく、1気圧以下とすることがより好ましく、0.5気圧以下が更に好ましい。減圧状態とすることによって、Ga内部に取り込まれた不純物ガスを引き出すことができるためである。
前記熱処理時の雰囲気は、酸素を含まない雰囲気とすることが好ましく、背圧ガスとして水素ガスを用いることができる。また、このとき水素ガスとともに窒素や希ガス類などの不活性ガスを混入させても、あるいは水素ガスの代わりに前記不活性ガスのみを流入させてもかまわない。
前記熱処理時の温度は、GaまたはGa合金の融点以上の温度とすることが好ましく、600〜900℃とすることがより好ましい。融点以上の温度であれば、Gaが液体状態となるので、少なくとも液体中に溶存した酸素を除去することができる。また、600℃以上であれば、たとえば、Ga酸化物のようにGaと化合物を形成した酸素についても効率よく除去することができる。しかしながら、900℃超の場合は、Gaが揮発し、炉内や排気系やポンプを汚染するが、効果には特段の向上はないので、望ましくない。
前記熱処理時の熱処理時間は、0.5時間〜5時間が好ましく、1時間〜4時間がより好ましい。保持時間が0.5時間未満の場合は、十分に酸素もしくは酸化不純物を除去することができず、前記保持時間が5時間より長い場合は、すでに十分に酸素もしくは酸素等からなる不純物が除去されており、それ以上保持する効果がほとんどないためである。
前記熱処理時の冷却は、少なくともGaまたはGa合金の融点以下の温度まで冷却させることが好ましく、20℃以下とすることがより好ましい。融点以上の温度で、ベーク炉から大気中に取り出した場合には、Ga内部に酸素が再び取り込まれるおそれがある。少なくとも融点以下の温度にしてベーク炉から大気中に取り出した場合は、すでにGaは固体状態となっているので、Ga内部に酸素は取り込まれることはない。Gaの表面は大気にさらされ、表面が酸化される場合もあるが、その場合は、逆スパッタにより、表面の酸素を除去することができる。
図3は、本発明の実施形態の一例であるGaスパッタターゲット101の断面模式図である。図3に示すGaスパッタターゲット101は、バッキングプレート1とターゲット材料25とから構成されている。バッキングプレート1は、バッキングプレート本体1aに、ターゲット材料25を保持するための凹部1bが加工され、構成されている。この凹部1bの表面が、ターゲット材料25との接触面となる。バッキングプレート本体1aをSi、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiCまたは石英等の材料で形成することにより、Gaのバッキングプレート本体1aに対する濡れ性を高めることができる。
図4は、本発明の実施形態の別の一例であるGaスパッタターゲット111の断面模式図である。図4に示すGaスパッタターゲット111は、バッキングプレート11と、コーティング層12とから構成されている。バッキングプレート11は、バッキングプレート本体11aに、ターゲット材料25を保持するための凹部11bが加工され、さらにその上面側にコーティング層12が設けられ、構成されている。また、コーティング層12は、厚みが0.1μm〜1mm程度の薄膜である。このコーティング層12は凹部11bの内部の全面に形成されていれば良いが、凹部11bの周りの上面側11cに形成されていても良い。Gaスパッタターゲット111では、凹部11b内面に形成されたコーティング層12の表面がターゲット材料25との接触面となる。
図3におけるバッキングプレート本体1aまたは図4におけるコーティング層12を構成するコート材料は、Si、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英等の材料などが好ましい。これらのコート材料を用いることによって、Gaのバッキングプレート本体1に対する濡れ性を高めることができる。これにより、ターゲット材料25が液体Gaの場合であっても接触面を露出させることなく、Gaとの接触面である凹部1bの表面あるいは凹部11b内面に形成されたコーティング層12の表面にGaを隙間無く均一に広げて保持することができる。
図4のバッキングプレート11の本体11aに用いられる材料は、高融点金属であることが好ましい。Gaスパッタターゲット111の製造方法において、600〜900℃の高温度にしたベーク炉に、前記Gaスパッタターゲット111を保持する工程が含まれているからである。少なくとも1000℃以上の融点を有するものが好ましい。前記高融点金属としては、W、Ta、Mo、Nb、V、Cr、Zr、Ti、Ni、Cu、Cr、V等を例示できる。また、高融点合金としては、これらを主とする合金、たとえば、Ti−Ta、Ti−Ni、Ti−Ta−Ni、Ti−Ta−Ni−Zr、Mo−Ti、Mo−Zr等を例示できる。前記以外の金属あるいは合金であっても、高融点であればかまわない。
コーティングの方法としては、一般的に知られたものを問題なく使用することができる。例えば、CVD、スパッタ、蒸着、メッキなどである。特にCVDは、比較的稠密な膜を大きなサイズの物体にも成膜することが可能なので、本発明のコーティング方法として適している。Gaスパッタターゲット111のバッキングプレート本体11aは高融点金属もしくは高融点合金からなるので、きわめて高温での反応を必要とするコーティング方法も使用することができる。コーティングは、複数の層で構成することもできる。例えば、コーティング層12とする材料がGaとの親和性があったとしても、バッキングプレート材料11aとの親和性が悪い場合、コーティング層12の剥がれが発生する可能性がある。このような場合、その間に両方との親和性を持つ材料からなる層を形成し、これら複数の層をコーティング層12とすることができる。例えば、Cu製のプレートにカーボンコートを使用した場合、間にポリシリコン製の皮膜を入れることができる。
以下、前記Gaスパッタターゲット101、111を備えたスパッタ成膜装置30について説明する。図5は、前記Gaスパッタターゲット101、111を用いたスパッタ成膜装置30の一例を示す概略図である。このスパッタ成膜装置30は、図5に示すように、チャンバ31と、チャンバ31内に設置されたGaスパッタターゲット101、111と、Gaスパッタターゲット101、111に対してパワーを印加するマッチングボックス32とを備えている。また、図5に示すように、スパッタ成膜装置30のチャンバ31内には、基板33をGaスパッタターゲット101、111に対向させて下向きに取り付けるための取り付け手段33bと、基板33を加熱するためのヒーター34とが備えられており、マッチングボックス32に導電接続される電源35と、チャンバ31内の圧力を制御するポンプなどからなる圧力制御手段36a、36b、36cと、チャンバ31内にガスを供給するガス供給手段37a、37bとが備えられている。
Gaスパッタターゲット101、111はスパッタ成膜装置30のチャンバ31内の所定の位置に設置する。Gaを固体ターゲットとして使用する場合、スパッタターゲット101、111は、冷却プレート23により冷却される。基板33をチャンバ31内に搬入し、Gaスパッタターゲット101、111の上部に設置する。チャンバ31内は、減圧状態とされ、ガス供給手段37a、37bによりアルゴンガスおよび窒素ガスが流入される。基板33はヒーター34により加熱され、スパッタ成膜は電源35を入れてマッチングボックス32を制御することにより行われる。スパッタ法には、RFスパッタとDCスパッタがあるが、たとえば、リアクティブスパッタを用いた場合にはRFスパッタを用いないと成膜レートをコントロールできないと言われており、RFスパッタを用いるか、または、DCスパッタでもパルス的にバイアスを与えるパルスDCスパッタを用いることが望ましい。また、RFスパッタを用いた場合には、膜厚の均一性を向上させる方法として、マグネットの位置をターゲット内で移動させることが望ましい。具体的な運動の方法は装置により選択することができ、揺動させたり、回転運動させたりすることができる。
以下、前記スパッタ成膜装置30を用いたGa窒化物半導体素子の製造方法の一例を説明する。Ga窒化物半導体素子の製造に用いる基板33としては、一般にIII族窒化物半導体結晶を成膜できる基板であれば、どのような材料も用いることが可能である。例えば、サファイア、SiC、シリコン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化マンガン、酸化ジルコニウム、酸化マンガン亜鉛鉄、酸化マグネシウムアルミニウム、ホウ化ジルコニウム、酸化ガリウム、酸化インジウム、酸化リチウムガリウム、酸化リチウムアルミニウム、酸化ネオジウムガリウム、酸化ランタンストロンチウムアルミニウムタンタル、酸化ストロンチウムチタン、酸化チタン、ハフニウム、タングステンおよびモリブデンなどである。また、一般的にスパッタ法は基板の温度を低く抑えることが可能なので、高温で分解してしまう性質を持つ基板上にも、基板にダメージを与えることなく成膜が可能である。
本実施形態に用いる窒素原料としては、一般に知られている化合物をなんら問題なく用いることができる。特に、アンモニアと窒素は取り扱いが楽で、比較的安価に入手可能であるので望ましい。アンモニアは分解効率が良いので、早い成長速度で成膜することができるが、反応性や毒性も高いので、毒性除害設備やガス検知器などを必要とし、反応装置の材料を化学的に安定性の高いものに変更する必要があるなど様々な対策が必要となる。逆に、窒素は、装置が簡便で済む代わりに、早い成長速度は得られない。窒素を電界や熱などにより分解してから装置に導入する方法は、アンモニアを使用した成膜速度には劣るが利用可能な程度であり、装置コストとの兼ね合いを考えると、最も好適な窒素源である。
成膜時の基板温度は、室温〜1200℃であることが望ましい。それ以下の温度では、基板面でのマイグレーションが抑えられて、結晶性の良いIII族窒化物半導体結晶ができない。一方、1200℃以上の温度ではIII族窒化物半導体結晶が分解してしまう。さらに望ましくは300〜1000℃であり、500〜800℃が最も好適である。
本実施形態の製造方法では、スパッタ法で半導体層を成膜する際、Gaスパッタターゲット101、111に印加するパワーを0.1W/cm〜100W/cmの範囲とすることが好ましく、1W/cm〜50W/cmの範囲とすることがより好ましく、1.5W/cm〜50W/cmの範囲とすることが最も好ましい。前記パワーを上記範囲とすることにより、大きなパワーの反応種を生成し、また、この反応種を高い運動エネルギーで基板33へ供給できるので、基板上におけるマイグレーションが活発になり、良好な結晶を得ることができる。チャンバ31内の圧力は0.3Pa以上であることが望ましい。これ以下の圧力では、窒素の存在量が少なく、スパッタされた金属が窒化物とならずに付着する。圧力の上限は特に定めるものではないが、プラズマを発生させることができる程度の低圧が必要なことは言うまでもない。
混晶をスパッタ成膜する際は、合金や化合物のような金属材料の混合物をターゲット材料25として用いることができる。また、異なる材料からなる2つのスパッタターゲットを用いて、同時にスパッタ成膜することにより混晶を成膜することもできる。一般に、決まった組成の膜を成膜したければ混合材料のスパッタターゲットを用い、組成の異なる何種類かの膜を成膜したければ複数のスパッタターゲットをチャンバ31内に設置する。
成膜したいIII族窒化物が単組成のGaNではない場合、Ga以外の元素を混ぜ込んだターゲットをスパッタすることにより所望の組成の成膜を行うことができる。Gaと混晶を形成するAlやInのほか、導電性を制御する目的で結晶中にドープする、Mg、Zn、C、Si、Ge、Snなどを混合することもできる。混合する量は、目的とする結晶の組成、ドープ量およびスパッタレートを考慮し計算することができる。混合元素を添加する場合は、合金や化合物のように、均一に混合した混合物となるようにターゲット材料25を作製するのが好ましい。不均一に混合された混合物を用いる場合には、液体状態の対流などの動きに応じて、スパッタされるターゲット材料25の組成の変化が生じる場合があるためである。また、ターゲット材料25としてGa合金を用いる場合には、酸素等からなる不純物を除去する目的で行う熱処理の温度は、Ga合金の融点以上の温度に設定すればよく、Gaを用いる場合と同様に、600〜900℃とすることがより好ましい。
なお、本成膜を行う前に、固体Gaをターゲット材25としてスパッタ成膜を行う場合には、逆スパッタを行うのが一般的である。逆スパッタは、ダミースパッタとも呼ばれる前処理であり、成膜前にターゲット材25の表面をスパッタすることにより、ターゲット材25である固体Ga表面に形成されたGa酸化物を除去する処理であるが、液体Gaをターゲット材25としてスパッタ成膜を行う場合にも、本実施形態のGaスパッタターゲット101、111の固体Ga表面に酸化物が形成されている場合があるので、本成膜前には、まず、固体状態のGaに対して、逆スパッタを行い、表面酸化物を取り除いた後に、ターゲット材25を液体状態にして本成膜を行うと良い。この処理を行った後に、本成膜することにより、Ga窒化物半導体素子におけるGaN膜の酸化物不純物濃度を減らすことができる。
以下、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の製造方法により製造されたGaスパッタターゲット101、111において、バッキングプレート本体1aはSi、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英等の材料で構成されているので、あるいは高融点金属もしくは高融点合金からなるバッキングプレート11aに、コーティング材料12をコート材料としてコートする構成なので、600〜900℃の高温度にしたベーク炉27に、前記Gaスパッタターゲット111を保持することができ、液体Ga中に含有された酸素およびそれに基づく酸化物不純物を排出除去させることができる。
本実施形態の製造方法により製造されたGaスパッタターゲット101、111を用いて成膜を行うことにより、従来の製造方法では排除するのが困難であった不純物、たとえば、Ga中に取り込まれた酸素あるいはGa酸化物など酸素を主とする不純物の影響を除外することができたので、純度が高く、あるいは純度を高精度に制御したGa窒化物半導体素子を作成できる。
また、本実施形態の製造方法により製造されたGaスパッタターゲット101、111は、減圧状態または水素ガス雰囲気中で、前記Gaもしくは前記Ga合金の融点以上の温度で熱処理してから、前記Gaもしくは前記Ga合金を固体状態となるまで冷却させて製造されるので、酸素がGa内部に再混入されるおそれを除くことができる。
また、本実施形態の製造方法により製造されたGaスパッタターゲット101、111は、Ga内部に酸素を取り込んでいないので、固体Ga表面の酸化物を逆スパッタで取り除くだけで、酸素あるいはGa酸化物など酸素を主とする不純物の影響を除外することができ、純度が高く、あるいは純度を高精度に制御したGa窒化物半導体素子を作成できる。
さらに、本実施形態の製造方法により製造されたGaスパッタターゲット101、111は、酸素濃度が5ppm以下のGaもしくはGa合金を備えたターゲットとなるので、結晶性に優れたGa窒化物半導体素子を作製することができ、その結果、前記半導体素子の発光効率を高めることができる。
さらに、本実施形態のGaスパッタターゲット101、111を用いて製造したGa窒化物半導体は、酸素が混入されないため、結晶性が高くすることができ、その結果、発光効率を向上させたGa窒化物半導体素子とすることができるので、発光素子、レーザー素子および受光素子などの光電気変換素子、およびHBT、HEMTなど各種電子デバイスにおいて高性能化を図ることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
Ta製の母材を成形加工し、CVD法により膜厚3μmのポリシリコンと膜厚1μmのダイヤモンドライクカーボンをコーティングしたTa製バッキングプレートを製造した。次に、前記バッキングプレートを、IPAなどの有機溶剤に浸して洗浄した。ビーカーにGa粒(99.9999%)を数粒いれ、60℃に暖め作成した液体Gaを、前記バッキングプレートの凹部に流し入れたものを、ベーク炉へ導入した。減圧状態にする過程において、酸素もしくは酸素等からなる不純物が泡となって浮かび上がる様子を、ベーク炉ののぞき窓から観測することができた。さらに、1×10−6Torrに減圧した状態で、750℃の温度までベーク炉の温度を上げ、750℃となってから1時間保持した。その後、ベーク炉の温度を室温25℃まで冷却して、Gaを固化させてから、Gaスパッタターゲットを取り出した。
このGaスパッタターゲットをスパッタ成膜装置のチャンバ内の所定の位置に設置し、その上部にはサファイア基板を設置した。スパッタ成膜装置内で、サファイア基板を750℃まで加熱し、窒素ガスを15sccmの流量で流しいれ、チャンバ内の圧力を0.08Pa(0.6×10−3Torr)とし、50Wの高周波プラズマで基板洗浄を行った。次に、基板温度を500℃とし、アルゴンガスおよび窒素ガスをそれぞれ5sccmおよび15sccmの流量で流入させた状態で、上記バッキングプレートをヒーターにより暖め、Gaを液体状態にした後、2000Wの高周波パワーをGaターゲットに印加し、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った。GaNの膜中の酸素濃度は、1×1017cm−3であった。検出された酸素濃度は、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量ではなかった。
(実施例2)
カーボン製の母材を成形加工し、CVD法によりダイヤモンドライクカーボン・コーティングを行い、膜厚3μmのダイヤモンドライクカーボンをコーティングしたカーボン製バッキングプレートを製造した。この前記バッキングプレートを用いた他は実施例1と同様にして、Gaスパッタターゲットの脱酸素処理を行った後、スパッタ成膜を行い、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った結果、GaNの膜中の酸素濃度は、1.1×1016cm−3であった。検出された酸素濃度は、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量ではなかった。
(実施例3)
カーボン製の母材を成形加工し、CVD法により石英・コーティングを行い、膜厚5μmの石英をコーティングしたカーボン製バッキングプレートを製造した。この前記バッキングプレートを用いた他は実施例1と同様にして、Gaスパッタターゲットの脱酸素処理を行った後、スパッタ成膜を行い、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った結果、GaNの膜中の酸素濃度は、1.5×1016cm−3であった。検出された酸素濃度は、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量ではなかった。
(実施例4)
W製の母材を成形加工し、CVD法によりAl・コーティングを行い、膜厚2.5μmのAlをコーティングしたW製バッキングプレートを製造した。この前記バッキングプレートを用いた他は実施例1と同様にして、Gaスパッタターゲットの脱酸素処理を行った後、スパッタ成膜を行い、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った結果、GaNの膜中の酸素濃度は、0.5×1016cm−3であった。検出された酸素濃度は、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量ではなかった。
(実施例5)
カーボン製の母材を成形加工し、カーボン製バッキングプレートを製造した。この前記バッキングプレートを用いた他は実施例1と同様にして、Gaスパッタターゲットの脱酸素処理を行った後、スパッタ成膜を行い、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った結果、GaNの膜中の酸素濃度は、2.0×1016cm−3であった。検出された酸素濃度は、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量ではなかった。
(実施例6)
pBN製の母材を成形加工し、pBN製バッキングプレートを製造した。この前記バッキングプレートを用いた他は実施例1と同様にして、Gaスパッタターゲットの脱酸素処理を行った後、スパッタ成膜を行い、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った結果、GaNの膜中の酸素濃度は、1.7×1016cm−3であった。検出された酸素濃度は、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量ではなかった。
(比較例)
実施例1と同様にして、膜厚200μmのカーボンをコーティングしたTa製バッキングプレートを製造した。次に、前記バッキングプレートを、IPAなどの有機溶剤に浸して洗浄した。ビーカーにGa粒(99.9999%)を数粒いれ、60℃に暖め作成した液体Gaを、前記バッキングプレートの凹部に流し入れたものを室温25℃まで冷却して、Gaを固化させ、Gaスパッタターゲットとした。このGaスパッタターゲットを用いて、実施例と同様にして、サファイア基板上にGaNの単層膜を形成した。
完成したGaNの単層膜を取り出し、SIMS分析を行った。GaNの膜中の酸素濃度は、1×1020cm−3であった。この酸素は、液体Ga中の酸化物不純物に由来するものであり、膜質および半導体素子特性に悪影響を与える量であった。
本発明は、LED、LDおよび電子デバイス等の様々な構造の素子の作製に用いられる結晶性の良いIII族窒化物半導体、特にGa窒化物半導体の製造に応用することができる。
本発明の実施形態であるGaスパッタターゲットの製造工程の一例を説明する工程図である。 本発明の実施形態であるGaスパッタターゲットの製造工程の別の一例を説明する工程図である。 本発明の実施形態であるGaスパッタターゲットの一例を示す断面模式図である。 本発明の実施形態であるGaスパッタターゲットの別の一例を示す断面模式図である。 本発明の実施形態であるスパッタ成膜装置の一例を示す模式図である。
符号の説明
1…バッキングプレート、1a…バッキングプレート本体、1b…凹部、11…バッキングプレート、11a…バッキングプレート本体、11b…凹部、11c…バッキングプレート上面側、12…コーティング層、22a…バッキングプレート母材、22b…バッキングプレート母材、23…冷却プレート、25…ターゲット材料、26…液体Ga保持バッキングプレート、27…ベーク炉、28…液体Ga保持バッキングプレート、30…スパッタ装置、31…チャンバ、32…マッチングボックス、33…基板、33b…取り付け手段、34…ヒーター、35…電源、36a…圧力制御手段、36b…圧力制御手段、36c…圧力制御手段、37a…ガス供給手段、37b…ガス供給手段、101…Gaスパッタターゲット、111…Gaスパッタターゲット、

Claims (3)

  1. バッキングプレートにGaもしくはGa合金を液体状態にして流し込み、液体Ga保持バッキングプレートとした後、前記液体Ga保持バッキングプレートを、減圧状態または水素ガス雰囲気中で、0.5〜5時間、600〜900℃の温度で熱処理してから、前記Gaもしくは前記Ga合金を固体状態となるまで冷却させて製造することを特徴とするGaスパッタターゲットの製造方法。
  2. 前記バッキングプレートがW、Ta、Moの高融点金属もしくはそれらを主とする高融点合金から構成されるとともに、前記バッキングプレートがSi、ポリシリコン、カーボン(ダイヤモンドライクカーボンを含む)、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英のいずれかによってコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載のGaスパッタターゲットの製造方法。
  3. 前記バッキングプレートがSi、ポリシリコン、カーボン、AlN、pBN、SiC、Al、Y、SiNまたは石英から構成されることを特徴とする請求項1に記載のGaスパッタターゲットの製造方法。
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