JP2005272655A - 可溶性ポリイミド - Google Patents

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Abstract

【課題】 フレキシブルプリント基板、ビルトアップ基板などに利用可能でしかも低温成形可能な高耐熱性の可溶性ポリイミドを提供する。
【解決手段】 2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物を必須とする酸二無水物混合物とジアミンとから得られる可溶性ポリイミド。
【選択図】 なし

Description

本発明は、機械特性、耐熱性およびフレキシブル性に優れ、且つ有機溶剤に可溶なポリイミドに関する。
ポリイミドは、エレクトロニクス分野への応用において有用であり、半導体デバイス上への絶縁膜や保護膜として用いられている。また、近年の電子機器の高機能化、高性能、小型軽量化に伴いより優れた耐熱性、機械加工性が求められている。
従来、ポリイミドは溶剤に溶けないことが多く、一般に2工程で製造される。まずジアミンとテトラカルボン酸二無水物を溶媒中で反応させ前駆体であるポリアミド酸溶液を合成し、このポリマー溶液を銅箔、シリコン、ガラス等の基板に塗布し、250℃以上に加熱して溶媒の除去及びイミド化を行う。この加熱時の高温による影響で加工物を熱劣化により損傷させることがあり、光学機器用途等には使用できない。これを防ぐ為、より低温でポリイミド膜を形成できる溶剤可溶性ポリイミドが求められてきた。
ポリイミドを溶媒可溶型にするには、主鎖に脂肪族基を導入して柔軟な屈曲構造にする方法がある。この場合、ガラス転移点が下がりポリイミド本来の特徴である耐熱性が失われ、熱可塑性ポリイミドとなる。例えば、機能材料(vol.19, p14, (1989))に示されるイソプロピル基含有可溶性ポリイミドのガラス転移点は215℃と低い(非特許文献1)。
また、シリコンジアミンを利用するポリイミドも容易に溶剤可溶性となることも良く知られている。特開平05−112760に見られるシリコン変性の可溶性ポリイミドのガラス転移点は170から190℃である(特許文献1)。
その他に、嵩高い構造を有するポリイミドもポリマー間の凝集を抑え、溶剤可溶性を高める。例えば、Polym. J., vol.29, p273 (1994)にはテトラフェニル基を持つポリイミドが紹介されている(非特許文献2)。しかし、これらのポリイミド原料は工業的には入手困難という問題がある。
また、非対称性化合物をモノマー原料として利用した可溶性ポリイミドも知られている。例えば、Mater., Chem. Charact., Proc. Int. Conf. polyimides, 3rd(1989)或いはJ. Polym. Sci Part A: Polym. Chem. 41(21), 3249-3260(2003)に2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物を利用した可溶性ポリイミドが紹介されている(非特許文献3又は4)。しかし、これらの文献で用いられている2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物の製法は、5工程と長く工業的に容易に製造できないうえ、得られたポリイミドの熱安定性が十分とはいえない。
特開平05−112760 機能材料(vol.19, p14, (1989)) Polym. J., vol.29, p273 (1994) Mater., Chem. Charact., Proc. Int. Conf. polyimides, 3rd(1989) J. Polym. Sci Part A: Polym. Chem. 41(21), 3249-3260(2003)
本発明の課題は、工業的に入手が容易でなお且つ有機溶剤への可溶性に寄与できるポリイミド原料を使用して、耐熱性、機械特性に優れた低温成形可能な可溶性ポリイミドを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物を含むオキシジフタル酸無水物混合物を用いて得られる可溶性ポリイミドは、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のみを用いて得られるポリイミドよりも優れた熱安定性を有していること、及び2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物含むオキシジフタル酸無水物混合物は、本出願人の所有する特許第3204641号公報に記載されるハロ無水フタル酸からのオキシジフタル酸無水物の製造方法により容易に合成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)酸二無水物とジアミンとから得られるポリイミドであって、酸無水物が30〜90モル%の式(1)で示される2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物と70〜10モル%の式(2)で示される3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物の混合物であり、有機溶剤に可溶であることを特徴とするポリイミド;
Figure 2005272655
(2)酸無水物が、さらに、式(1)で示される2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び式(2)で示される3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物以外の、式(3)で示される芳香族テトラカルボン酸二無水物又はその誘導体を含むことを特徴とする(1)記載のポリイミド;
Figure 2005272655
(式中、Arは、芳香族環を有する4価の有機基をあらわす。)
(3)ジアミンが式(4)で示される芳香族ジアミンであることを特徴とする(1)又は(2)記載のポリイミド;
Figure 2005272655
(式中、X=単結合、−CO−,−SO−,−S−,−O−,−CH−,−C(CH−,−C(CF−,又は−C(C=O)O−であり、Xは、同一または異なっていても良く、nは、0〜5までの整数である。)
(4)(1)〜(3)のいずれか1項記載のポリイミドの溶液;
(5)(1)〜(3)のいずれか1項記載のポリイミドの前駆体であるポリアミド酸;及び
(6)(5)記載のポリアミド酸を含有する溶液
である。
本発明の可溶性ポリイミドは、フレキシブル基板、ビルトアップ基板、TBA用テープ、IC用層間絶縁膜として、広く用いる事ができる。本発明の可溶性ポリイミドは250℃以下、好ましくは200℃以下、更に好ましくは100℃以下の低温で熱安定性に優れた高耐熱性ポリイミド膜を作成できるという利点を有している。
本発明の可溶性ポリイミドは、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物を含む酸無水物の混合物とジアミンとを用いることにより得られる。
本発明の可溶性ポリイミドは、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物からなる酸無水物混合物を酸成分とするが、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物と3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物とのモル比は、30〜90:70〜10、好ましくは、50〜80:50〜20、特に好ましくは、60〜70:40〜30である。2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物と3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル比が、100:0では得られるポリイミド膜の熱特性が不良で、20:80及び0:100では得られるポリイミドが溶媒に不溶であり、可溶性ポリイミドにならない。
酸無水物として、上記のオキシジフタル酸無水物以外の式(3)で示される芳香族テトラカルボン酸二無水物又はその誘導体を併用することもできる。併用できる酸無水物として、具体的には、ピロメリット酸二無水物、3,4,3′,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,4,3′,4′−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、3,4,3′,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3′,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,4,3′,4′−ジメチルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,4,3′,4′−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、4,4′−ヘキサフルオロイソプロピリデンテトラカルボン酸二無水物等を挙げることができるが、これらに限定されることなく、種々の芳香族テトラカルボン酸無水物を用いることができる。
本発明において用いられるジアミンは、特に限定されず、ポリイミドの原料として使用され得るものをすべて含む。しかし、好ましいジアミンは、式(4)で示される芳香族ジアミンであり、これは、2環以上の芳香族環有している。ジアミンは、1種類を単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
式(4)で示される芳香族ジアミンの具体例としては、例えば、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニルエスルフィド、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,4′−ジアミノジフェニルメタン、2,2′−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2′−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3−(3−アミノフェノキシ)フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(4−アミノフェノキシ) ビフェニル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、1,4−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、1,3−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、4,4−ビス[3−(4−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ジフェニルエーテル、4,4−ビス[3−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ジフェニルエーテル等が挙げられる。これらは単独で、または2種以上混合して使用してポリイミド組成物とすることができる。
次に、本発明の可溶性ポリイミドの製造方法について述べる。まず、前記の酸二無水物とジアミンとを実質的に等モルにて、有機溶媒中で反応してポリアミド酸を得る。
ポリアミド酸生成に用いられる有機溶媒としては、例えば、N,N′−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N′−ジメチルアセトアミド(DMAc)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘキサメチルフォルフォラミド(HMPA)などの非プロトン性極性溶媒が挙げられる。これらの溶媒は1種類であっても良いし、2種以上混合したものでも良い。
ポリアミド酸をイミド化するには、化学閉環或いは熱閉環する。
本発明において、望ましくは、脱水剤を用いて化学的にイミド化する。脱水剤として、無水酢酸、無水プロピオン酸等の有機酸無水物を利用し、触媒として、ピリジン、ピコリン、トリエチルアミン等の有機塩基を併用する。イミド化後、脱水剤、触媒塩基を除去する。これらを除去する方法は、精製したイミド化物をアルコール、水、アルコール水溶液等の貧溶媒中に析出させ、乾燥して再度、有機溶媒に溶解する。または、イミド化後、そのまま減圧或いは窒素等の不活性ガス気流下で常圧濃縮後、有機溶媒に溶解させてもよい。再溶解する溶媒は、前記ポリアミド酸製造時に用いた溶媒であるか、或いは必要に応じて、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジオキソラン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒に置き換えても良い。これらの溶媒は、1種類でも良いし、2種以上組み合わせて使用しても良い。
本発明のイミド化は熱的に脱水閉環することによってもできる。この時は、副生する水による加水分解を抑制するため、減圧下で加熱閉環することが望ましい。減圧条件はより低圧が好ましく、1×10Pa〜1×10Pa、より好ましくは、1×10Pa〜1×10Paである。温度は通常のイミド化が完結する250〜300℃を適用する。溶媒を留去したイミド化物は、前述の化学的イミド化と同様の溶媒に溶解し、可溶性ポリイミド溶液とする。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
窒素ガス導入管、冷却管、温度計、撹拌機を備えた四つ口フラスコに4,4′−オキシアニリン(4−ODA)20.024g(0.100モル)及びジメチルホルムアミド200.2gを入れ、窒素ガスを流しながら溶解し、5℃に冷やす。次に、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物/3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル組成が6/4のオキシジフタル酸無水物混合物31.021g(0.100モル)を添加し、一晩撹拌する。得られたポリアミド酸溶液に無水酢酸30.6g(0.30モル)及び無水ピリジン3.2g(0.04モル)を15分かけて滴下し、8時間室温で撹拌する。得られたポリイミド溶液をメタノール中に注ぎ、ポリイミドを析出し、乾燥する。乾燥後、1,3−ジオキソラン溶液に再度得られたポリイミドを溶解し、15重量%濃度のポリイミド溶液とした。
このポリイミド溶液をガラス板上に塗布し、100℃、200℃で各1時間乾燥し、強靭なポリイミド膜を得る。得られたポリイミド膜の熱特性であるガラス転移温度(Tg)、5%重量減少温度(Td5%)を表1に示す。これらは、耐熱性及び熱安定性の目安となる。なお、Tg及びTd5%の測定は、島津製作所製DSC−60及びDTG−60にて各々窒素及び空気雰囲気下で行なった。
(実施例2)
実施例1の酸無水物成分を2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物/3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル組成が7/3のオキシジフタル酸無水物混合物24.817g(0.080モル)と3,4,3′,4′−ビフェニルテトラカルボン酸無水物(BPDA)5.884g(0.020モル)に替えて、同様に可溶性ポリイミドの溶液を得た。得られたポリイミドの熱特性結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1の酸無水物成分を2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物/3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル組成が4/6のオキシジフタル酸無水物混合物31.021g(0.080モル)と3,4,3′,4′−ビフェニルテトラカルボン酸無水物(BPDA)5.884g(0.020モル)に、4,4′−オキシアニリンを2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン(BAPP)41.051g(0.100モル)に替えて、同様に可溶性ポリイミド溶液を得た。得られたポリイミド膜の熱特性結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1の酸無水物成分を2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物/3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル組成が8/2のオキシジフタル酸無水物混合物24.817g(0.080モル)とピロメリット酸無水物(PMDA)4.362g(0.020モル)に、4,4′−オキシアニリンを1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン(APB)29.233g(0.100モル)に替えて、同様に可溶性ポリイミド溶液を得た。得られたポリイミド膜の熱特性結果を表1に示す。
(実施例5)
実施例1の酸無水物成分を2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物/3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル組成が5/5のオキシジフタル酸無水物混合物31.021g(0.100モル)に、4,4′−オキシアニリンを1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン(TPE−R)29.233g(0.100モル)に替えて、同様に可溶性ポリイミド溶液を得た。得られたポリイミド膜の熱特性結果を表1に示す。
(比較例)
実施例1の酸無水物成分として2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物24.817g(0.100モル)のみと4,4′−オキシアニリン(4−ODA)20.024g(0.100モル)を用いて,同様に可溶性ポリイミド溶液を得た。得られたポリイミド膜の熱特性結果を表1に示す。
尚、2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物と3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物のモル比が20:80の場合、及び0:100の場合には、実施例1と同様にして得られたポリイミドは溶媒に不溶であった。
Figure 2005272655

Claims (6)

  1. 酸二無水物とジアミンとから得られるポリイミドであって、酸無水物が30〜90モル%の式(1)で示される2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物と70〜10モル%の式(2)で示される3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物の混合物であり、有機溶剤に可溶であることを特徴とするポリイミド。
    Figure 2005272655
  2. 酸無水物が、さらに、式(1)で示される2,3,3′,4′−オキシジフタル酸無水物及び式(2)で示される3,4,3′,4′−オキシジフタル酸無水物以外の、式(3)で示される芳香族テトラカルボン酸二無水物又はその誘導体を含むことを特徴とする請求項1記載のポリイミド。
    Figure 2005272655

    (式中、Arは、芳香族環を有する4価の有機基をあらわす。)
  3. ジアミンが式(4)で示される芳香族ジアミンであることを特徴とする請求項1又は2記載のポリイミド。
    Figure 2005272655

    (式中、X=単結合、−CO−,−SO−,−S−,−O−,−CH−,−C(CH−,−C(CF−,又は−C(C=O)O−であり、Xは、同一または異なっていても良く、nは、0〜5までの整数である。)
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のポリイミドの溶液。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項記載のポリイミドの前駆体であるポリアミド酸。
  6. 請求項5記載のポリアミド酸を含有する溶液。
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