JP2005271790A - 重量物の載置方法及びそのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高所の重量物を高所で受け取りその高さを保持した状態で安定を確保しながら運搬し高所に載置することが可能な重量物の載置方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】 第1の架台12に置かれた重量物11の重心位置を自走式運搬台車14の載置台16に配置した昇降手段18で囲まれた領域内に配置する第1工程と、昇降手段18で上段支持架構群15と共に水平部材17を上昇させ水平部材17を介して重量物11を持ち上げ自走式運搬台車14に載せる第2工程と、上段支持架構群15と載置台16の間の隙間66に下段支持架構19を挿入し第2の架台13に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、自走式運搬台車14を第2の架台13に移動させその間に進入させる第4工程と、昇降手段18で水平部材17を介して重量物11を持ち上げ下段支持架構19を除き重量物11を降下させて第2の架台13に載置する第5工程とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に支持されている長尺の重量物を第2の場所に設けられた対となる第2の架台に載せ換える重量物の載置方法及びそのシステムに関する。
ここで、重量物とは、例えば、橋桁、大型プラントの一部、建築物の一部を指す。
道路通行止めを伴う橋梁架設工事等では、限られた時間と限られたエリア内で作業を完結することが求められている。このため、架設場所とは離れた場所で組み立てられた橋梁を架設場所まで輸送して、橋脚上等の高所位置に据えつけることが行われていた。
従って、橋梁の据付には、重量物を運搬する輸送設備と、重量物を高所まで持ち上げて据えつける昇降設備の双方が必要不可欠の設備になっていた。しかし、工事の特性、作業コスト、作業効率等を考えると、輸送設備と昇降設備の運用を常に最適条件で行うことは不可能であった。
そこで、重量物を輸送する自走式トランスポーターにジャッキ又はリフター等の重量物専用の昇降設備を積載して、自走式トランスポーターに昇降機能を付加して使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−98512号公報
しかしながら、特許文献1に記載された昇降機能が付加された自走式トランスポーターでは、昇降設備の昇降範囲(ストローク)が短い(例えば、最大で2100mm)ため、重量物を高所まで持ち上げることができないという問題があった。そこで、橋梁のように架設場所が高所に位置する工事では昇降距離が大きくなるため、重量物を持ち上げるために別途大型のクレーン等の機材を併用する必要があった。
このため、工事コスト、作業時間、作業エリアが大幅に増大するという問題が生じていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、高所に載置された重量物を高所で受け取りその高さを保持した状態で安定を確保しながら運搬し高所に載置することが可能な重量物の載置方法及びそのシステムを提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の重量物の載置方法は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置方法において、
前記第1の架台間で、自走式運搬台車を進入させ前記重量物の重心位置を該自走式運搬台車の載置台の前後及び左右に分散配置した複数の昇降手段で囲まれた領域内に配置する第1工程と、
複数の前記昇降手段を駆動させ、上端が固定された状態の上段支持架構群で支えられて前記載置台に置かれた長尺の水平部材を該上段支持架構群と共に上昇させて、前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して持ち上げ前記自走式運搬台車に載せる第2工程と、
前記上段支持架構群の下端と前記載置台の間に形成される各隙間に下段支持架構をそれぞれ挿入し該上段支持架構群の下端に連結してから前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させて該下段支持架構の下端を該載置台に固定し、前記重量物を前記載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、
前記自走式運搬台車を前記第2の架台まで移動させ該第2の架台間に進入させる第4工程と、
前記各昇降手段を駆動させ前記水平部材を介して前記重量物を持ち上げ前記下段支持架構を前記各隙間から取り除き、該各昇降手段を再度駆動させ該水平部材を介して該重量物を降下させて前記第2の架台に載置する第5工程とを有している。
重量物の重心位置を自走式運搬台車の載置台上に分散配置した複数の昇降手段で囲まれた領域内に配置することにより、自走式運搬台車の水平移動(自走式運搬台車の第1の架台間への進入、第1の架台から第2の架台への移動、及び第2の架台間への進入)時の重量物の安定性を確保できる。
また、水平部材は上段支持架構群の下端に連結され載置台に固定される下段支持架構により載置台上で支持されるので、自走式運搬台車の水平移動時に水平部材を介して重量物を安定して支持することができる。
更に、上段支持架構群の下端に下段支持架構を挿入するようにしているため、持ち上げた重量物を水平部材を介してその高さ位置近傍で容易に保持することができると共に、下段支持架構を各隙間から取り除くことで支持している重量物の降下を直ちに開始することができる。
なお、重量物は第2の架台の載置高さより高い位置で支持されて運搬されるので、自走式運搬台車を第2の架台間に進入させても、第2の架台と干渉することはない。
前記目的に沿う請求項2記載の重量物の載置方法は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置方法において、
前記第1の架台間で、自走式運搬台車を進入させ前記重量物の重心位置を該自走式運搬台車の載置台の前後に分散配置した複数の昇降手段の領域内に配置する第1工程と、
複数の前記昇降手段を駆動させ、上端が固定された状態の上段支持架構群で支えられて前記載置台に置かれた長尺の水平部材を該上段支持架構群と共に上昇させて、前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して持ち上げ前記自走式運搬台車に載せる第2工程と、
前記上段支持架構群の下端と前記載置台の間に形成される各隙間に下段支持架構をそれぞれ挿入し該上段支持架構群の下端に連結してから前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させて該下段支持架構の下端を該載置台に固定し、前記重量物を前記載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、
前記自走式運搬台車を前記第2の架台まで移動させ該第2の架台間に進入させる第4工程と、
前記各昇降手段を駆動させ前記水平部材を介して前記重量物を持ち上げ前記下段支持架構を前記各隙間から取り除き、該各昇降手段を再度駆動させ該水平部材を介して該重量物を降下させて前記第2の架台に載置する第5工程とを有している。
請求項3記載の重量物の載置方法は、請求項1及び2記載の重量物の載置方法において、前記下段支持架構は予め前記載置台に積載され、該載置台上でスライドさせることにより前記第3工程で前記隙間に挿入し、前記第5工程で該隙間から取り除く。
ここで、下段支持架構の高さは、重量物を持ち上げる高さと上段支持架構群の高さに基づいて予め調整しておくことが好ましい。これによって、第2の架台に載置する高さより高所位置で支持することを確実にかつ短時間で行うことができる。
前記目的に沿う請求項4記載の重量物の載置方法は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置方法において、
前記第1の架台間で、自走式運搬台車を進入させ前記重量物の重心位置を該自走式運搬台車の載置台の前後及び左右に分散配置した複数の昇降手段で囲まれた領域内に配置する第1工程と、
複数の前記昇降手段を駆動させ、下端が前記載置台に固定された状態の下段支持架構群で支えられて該載置台に保持された長尺の水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して持ち上げ前記自走式運搬台車に載せる第2工程と、
前記下段支持架構群の上端と前記水平部材の間に形成される各隙間に上段支持架構をそれぞれ挿入し該各上段支持架構の上端を該水平部材の下端に連結してから前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させて該上段支持架構の下端を前記下段支持架構群の上端に固定し、前記重量物を前記載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、
前記自走式運搬台車を前記第2の架台まで移動させ該第2の架台間に進入させる第4工程と、
前記各昇降手段を駆動させ前記水平部材を介して前記重量物を持ち上げ前記上段支持架構を前記各隙間から取り除き、該各昇降手段を再度駆動させ該水平部材を介して該重量物を降下させて前記第2の架台に載置する第5工程とを有している。
水平部材は載置台に固定された下段支持架構群の上端に固定され水平部材の下端に連結される上段支持架構により載置台上で支持されるので、自走式運搬台車の水平移動時に水平部材を介して重量物を安定して支持することができる。
更に、下段支持架構群の上端に上段支持架構を挿入するようにしているため、持ち上げた重量物を水平部材を介してその高さ位置近傍で容易に保持することができると共に、上段支持架構を各隙間から取り除くことで支持している重量物の降下を直ちに開始することができる。
請求項5記載の重量物の載置方法は、請求項4記載の重量物の載置方法において、前記上段支持架構は前記載置台に設けられ前記下段支持架構群に沿って昇降する複数の保持台上に積載され、該保持台を前記各隙間の高さ位置まで上昇させ該保持台上で該上段支持架構をスライドさせることにより前記第3工程で前記隙間に挿入し、前記第5工程で該隙間から取り除く。
ここで、上段支持架構の高さは、重量物を持ち上げる高さと下段支持架構群の高さに基づいて予め調整しておくことが好ましい。これによって、第2の架台に載置する高さより高所位置で重量物を支持することを確実にかつ短時間で行うことができる。
前記目的に沿う請求項6記載の重量物の載置システムは、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に支持されている長尺の重量物を第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置システムにおいて、
前記第1の架台間及び前記第2の架台間に進入可能な自走式運搬台車と、
上端が固定された状態の上段支持架構群で支えられて前記自走式運搬台車の載置台に載置可能な長尺の水平部材と
前記載置台の前後及び左右に分散配置され、前記自走式運搬台車に前記重量物を載せる際に前記水平部材を前記上段支持架構群と共に上昇させて前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して前記第2の架台に載置する高さより高所位置に持ち上げ可能で、前記重量物を前記第2の架台に載置する際に前記水平部材を介して該重量物を持ち上げてから降下可能な複数の昇降手段と、
前記重量物を前記第1の架台から前記第2の架台まで運搬する際に前記上段支持架構群の下端と前記載置台の間に形成される各隙間に挿入され該上段支持架構群の下端に連結可能で前記載置台に固定されて前記重量物を該載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持可能で、該第2の架台に該重量物を載置する際に前記隙間から取り除き可能な複数の下段支持架構とを有する。
請求項1〜3記載の重量物の載置方法においては、重量物を上段支持架構群に固定、支持された水平部材で下段支持架構を介して自走式運搬台車の載置台上に支持することにより自走式運搬台車の水平移動時の重量物の安定性を確保することができ、重量物の脱落、破損を防止して運搬することが可能になる。
また、自走式運搬台車に積載された重量物は第2の架台への載置高さより高く支持されているので、自走式運搬台車を第2の架台間に第2の架台と干渉せずに進入させることができ、自走式運搬台車が第2の架台間に進入した後重量物を昇降手段を用いて降下させることにより第2の架台に直ちに載せ換えることが可能になる。その結果、作業時間の短縮を図ることが可能になる。
特に、請求項3記載の重量物の載置方法においては、下段支持架構は予め載置台に積載され、載置台上でスライドさせることにより隙間に挿入し、隙間から取り除くので、下段支持架構の取付け、取り除きを短時間で行うことができ、作業効率を向上させることが可能になる。
請求項4及び5記載の重量物の載置方法においては、重量物を自走式運搬台車の載置台に固定された下段支持架構群に上段支持架構を介して保持された水平部材に載せて載置台上に支持することにより自走式運搬台車の水平移動時の重量物の安定性を確保することができ、重量物の脱落、破損を防止して運搬することが可能になる。
また、自走式運搬台車に積載された重量物は第2の架台への載置高さより高く支持されているので、自走式運搬台車を第2の架台間に第2の架台と干渉せずに進入させることができ、自走式運搬台車が第2の架台間に進入した後重量物を昇降手段を用いて降下させることにより第2の架台に直ちに載せ換えることが可能になる。その結果、作業時間の短縮を図ることが可能になる。
特に、請求項5記載の重量物の載置方法においては、上段支持架構は載置台に設けられ各下段支持架構群に沿って昇降する複数の保持台上に積載され、保持台を各隙間の高さ位置まで上昇させ保持台上で上段支持架構をスライドさせることにより隙間に挿入し、隙間から取り除くので、上段支持架構の取付け、取り除きを短時間で行うことができ、作業効率を向上させることが可能になる。
請求項6記載の重量物の載置システムにおいては、上端が固定された上段支持架構群で支持される水平部材と、水平部材を上段支持架構群と共に昇降する昇降手段を積載する自走式運搬台車と、上段支持架構群の下端に連結されると共に自走式運搬台車の載置台に固定される下段支持架構を有するので、重量物の第1の架台から自走式運搬台車への積載、第2の架台までの運搬、第2の架台への載置を他の機材の使用を伴わず自己完結で行うことが可能になる。
また、自走式運搬台車に積載された重量物は第2の架台への載置高さより高い位置で支持されるので、自走式運搬台車を第2の架台と干渉せずに第2の架台間に進入させることができ、重量物を昇降手段を用いて降下させることにより第2の架台に直ちに載せ換えることが可能になる。その結果、別途大型のクレーン等の機材を使用せずに重量物を第2の架台に載置することが可能になり、作業エリアの増大を防止し、工事コストの低減、作業時間の短縮を図ることが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1(A)は本発明の第1の実施の形態に係る重量物の載置システムの側面図、(B)は図1(A)の矢視P−P断面図、図2は同重量物の載置システムの平面図、図3(A)は同重量物の載置システムが重量物を積載したときの状態を示す側面図、(B)は図3(A)の矢視Q−Q断面図、図4は本発明の第1の実施の形態に係る重量物の載置方法において重量物の載置システムが第1の架台間に進入した際の状態を示す説明図、図5は同重量物の載置システムが第1の架台間に載置された重量物の持ち上げを開始した際の状態を示す説明図、図6は同重量物の載置システムが重量物を持ち上げた際の状態を示す説明図、図7は同重量物の載置システムが重量物を積載して第2の架台間に進入した際の状態を示す説明図、図8は同重量物の載置システムが重量物を第2の架台に載置する際の状態を示す説明図である。
図1(A)、(B)、図2、図3(A)、(B)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る重量物の載置システム10は、対となる第1の架台の一例である地組立架台12(図4参照)に載置された重量物の一例である橋桁11を別の場所に設けられた対となる第2の架台の一例である橋脚13(図7参照)まで運搬して載置するシステムであって、地組立架台12間及び橋脚13間に進入可能な自走式運搬台車14と、上端が固定された状態の上段支持架構群15で支えられて自走式運搬台車14の載置台16に載置可能な長尺の水平部材17を有している。
また、重量物の載置システム10は、載置台16の前後及び左右に分散配置され、自走式運搬台車14に橋桁11を載せる際に水平部材17を上段支持架構群15と共に上昇させて地組立架台12に載置されている橋桁11を水平部材17を介して橋脚13に載置する高さより高所位置に持ち上げ可能で、橋桁11を橋脚13に載置する際に水平部材17を介して橋桁11を持ち上げてから降下できる複数の昇降手段18を有している。
更に、重量物の載置システム10は、橋桁11を地組立架台12から橋脚13まで運搬する際に各上段支持架構群15の下端と載置台16の間に形成される各隙間66(図6参照)に挿入され各上段支持架構群15の下端に連結可能で、載置台16に固定されて橋桁11を載置台16上で橋脚13に載置する高さより高所位置で支持でき、橋脚13に橋桁11を載置する際に隙間66から取り除くことができる複数の下段支持架構19を有している。以下これらについて、詳細に説明する。
自走式運搬台車14は、例えば、第1台車群20と、第1台車群20に並べて配置される第2台車群21と、第1台車群20と第2台車群21を連結して一体化する連結部材22を有している。
第1台車群20は運転席が設けられたキャビン付車輛23に、後端側に油圧源24を取付けた増結車25を連結して構成されており、第2台車群21は増結車26に、後端側に油圧源27を取付けた増結車28を連結して構成されている。更に、キャビン付車輛23、増結車25、26、28において、自走式運搬台車14を構成した際に自走式運搬台車14の外側部に相当する領域には、それぞれ複数のアウトリガー28aが設けられている。
ここで、キャビン付車輛23、増結車25、26、28には、両側にそれぞれ複数のタイヤ29が取付けられた複数(例えば6個)の車軸30が設けられ、各車軸30の上下位置は各油圧源24、27から供給される油圧により独立して調整可能になっている。更に、各車軸30はこれを支持する車軸支持部材31により車軸30に直交する垂直軸の回りに360度の範囲で回転可能になっている。これによって、自走式運搬台車14はキャビン付車輛23を常に進行方向に向けなくても、任意の方向に向けて移動することができる。
連結部材22は、両側がそれぞれキャビン付車輛23と増結車26に固定されてキャビン付車輛23と増結車26を連結する複数(例えば、2本)の大梁32と、各大梁32の上端に並べて配置されて固定された複数の小梁33を有している。更に、連結部材22は、両側がそれぞれ各増結車25、28に固定されて各増結車25、28を連結する複数(例えば、2本)の大梁34と、各大梁34の上端に並べて配置されて固定された複数の小梁35を有している。
このような構成とすることにより、自走式運搬台車14の上部に大梁32、34と小梁33、35を用いて構成される載置台16を形成することができる。そして、各車軸30の上下位置は各油圧源24、27から供給される油圧により独立して調整されるため、自走式運搬台車14が走行する路面35aに勾配が存在していても載置台16を水平に保つことができる。
上端が固定された状態の上段支持架構群15で支えられ自走式運搬台車14の載置台16に載置可能な長尺の水平部材17は、上段支持架構群15で支えられた長尺の支持大梁群36を有している。
ここで、上段支持架構群15は、キャビン付車輛23上に配置されている小梁33の中央部を除いた両側に平行に並べて配置され固定された支持梁37の上にそれぞれ載置された対となる第1上段支持架構38、39と、増結車26上に配置されている小梁33の中央部を除いた両側に平行に並べて配置され固定された支持梁40の上にそれぞれ載置された対となる第2上段支持架構41、42と、増結車25上に配置されている小梁35の中央部を除いた両側に平行に並べて配置され固定された支持梁43の上にそれぞれ載置された対となる第3上段支持架構44、45と、増結車28上に配置されている小梁35の中央部を除いた両側に平行に並べて配置され固定された支持梁46の上にそれぞれ載置された対となる第4上段支持架構47、48を有している。
支持大梁群36は、第1上段支持架構38、39と第3上段支持架構44、45の各上端がそれぞれ連結用梁49を介して下端に固定されている第1支持大梁50と、第2上段支持架構41、42と第4上段支持架構47、48の各上端がそれぞれ連結用梁51を介して下端に固定されている第2支持大梁52を有している。
また、キャビン付車輛23上に配置されている小梁33の中央部、及び増結車25上に配置されている小梁35の中央部に対応する第1支持大梁50の上端側位置にはそれぞれ橋桁11に当接して載置する載置部53が設けられている。更に、増結車26上に配置されている小梁33の中央部、及び増結車28上に配置されている小梁35の中央部に対応する第2支持大梁52の上端側位置にはそれぞれ橋桁11に当接して載置する載置部54が設けられている。
ここで、第1上段支持架構〜第4上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48は、例えば、複数の直方体状の単位架構55を高さ方向に連結して構成され、各単位架構55は複数の柱部材56にその軸方向に荷重が加えられるように組み合わせて構成されている。
昇降手段18は、キャビン付車輛23上に配置されている小梁33の中央部と、増結車26上に配置されている小梁33の中央部と、増結車25上に配置されている小梁35の中央部と、増結車28上に配置されている小梁35の中央部に、それぞれ支持梁57を介して固定されている。ここで、昇降手段18には、例えば油圧ジャッキを使用することができる。
また、各昇降手段18には複数の昇降部58が設けられ、各昇降部58の先端は、例えば、梁部材を組み合わせて構成した荷重支持部59に固定されている。これによって、複数の昇降部58の動作をまとめて一体的動作にすることができる。
下段支持架構19は、例えば、複数の柱部材をその軸方向に荷重が加えられるように組み合わせて直方体状にした構造物である。ここで、下段支持架構19の高さは、橋脚13の高さから決定される橋桁11の持ち上げ距離と、各上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48で支持されている水平部材17の載置部53、54の高さ等に基づいて決定される長さ(例えば、1000mm程度)に予め調整しておく。
そして、下段支持架構19は、第1上段支持架構38、39を載置している複数の支持梁37、第2上段支持架構41、42を載置している複数の支持梁40、第3上段支持架構44、45を載置している複数の支持梁43、及び第4上段支持架構47、48を載置している複数の支持梁46の上にそれぞれ設けられた図示しないスライド機構(例えば、ころを利用したもの)の上に置かれている。なお、各下段支持架構19はスライド機構に、例えば、ボルトにより固定されている。
このような構成とすることにより、昇降手段18を駆動させて水平部材17を持ち上げた際に、支持梁37と第1上段支持架構38、39の下端、支持梁40と第2上段支持架構41、42の下端、支持梁43と第3上段支持架構44、45の下端、支持梁46と第4上段支持架構47、48の下端にそれぞれ形成される隙間66に、ボルトを外した下段支持架構19をスライド機構上でスライドさせて挿入し連結することができる。
更に、連結している各下段支持架構19の連結を解いて下段支持架構19を各支持梁37、40、43、46上に設けられたスライド機構上に退出させると、支持梁37と第1上段支持架構38、39の下端、支持梁40と第2上段支持架構41、42の下端、支持梁43と第3上段支持架構44、45の下端、支持梁46と第4上段支持架構47、48の下端にそれぞれ隙間66を形成することができる。
なお、符号60は自走式運搬台車14に積載した昇降手段18、油圧源24、27に電力を供給する発電機、符号61は昇降手段操作盤を示す。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る重量物の載置システム10を適用した重量物の載置方法について説明する。
先ず、図4に示すように、自走式運搬台車14を地組立ヤードに設置した対となる地組立架台12間に進入させて、地組立架台12間で、地組立架台12に載置されている橋桁11の重心位置を自走式運搬台車14の載置台16の前後及び左右に分散配置した複数の昇降手段18で囲まれた領域内に配置するように位置合せを行う。
そして、油圧源24、27により各車軸30の上下位置を調整して、載置台16を水平に保持する。
次いで、第1支持大梁50に設けられた載置部53及び第2支持大梁52に設けられた載置部54に、H形鋼、木材及びゴムを組み合わせて作製した種々の厚みを有する緩衝材62〜65を載せて、緩衝材62〜65と橋桁11の下端との隙間を、例えば、100mmに調整する(以上、第1工程)。
複数の支持梁37、40、支持梁43、46の上にそれぞれ設けられているスライド機構の上にボルトで固定されている各下段支持架構19からボルトを外す。
次いで、図5に示すように、各昇降手段18を同期して駆動させ、水平部材17を各上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48と共に上昇させて、地組立架台12に載置されている橋桁11の下端に緩衝材62〜65を接触させる、各昇降手段18を停止する。そして、緩衝材62〜65の設置状況を確認後、各昇降手段18を同期して再度駆動し、水平部材17を介して橋桁11を所定距離だけ持ち上げ自走式運搬台車14に載せる(以上、第2工程)。
なお、各昇降手段18により水平部材17が持ち上げられているため、支持梁37と第1上段支持架構38、39の下端、支持梁40と第2上段支持架構41、42の下端、支持梁43と第3上段支持架構44、45の下端、支持梁46と第4上段支持架構47、48の下端にそれぞれ隙間66が形成されている。
形成された各隙間66に下段支持架構19をそれぞれ挿入する。
そして、各上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48の各下端に、下段支持架構19を例えばボルトで仮連結してから各昇降手段18を駆動させて水平部材17を降下させて、橋桁11の荷重を水平部材17を支持する上段支持架構群15と上段支持架構群15に連結した各下段支持架構19で支持する。
これによって、橋桁11は、複数の昇降手段18で支えられた状態から、上段支持架構群15とこれに連結した各下段支持架構19で支えられた状態になって、自走式運搬台車14に積載される。なお、橋桁11は、自走式運搬台車14上で橋脚13に載置する高さより高所位置で支持されている。
次いで、各上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48の各下端と下段支持架構19をそれぞれ完全に連結し、更に、各下段支持架構19の下端を載置している各支持梁37、40、43、46に、例えばボルトで連結する。そして、橋桁11と重量物の載置システム10とを、図示しない複数のワイヤーを用いて複数箇所で固縛する(以上、第3工程)。
自走式運搬台車14を橋脚13まで移動させる。このとき、油圧源24、27により各車軸30の上下位置を調整して、載置台16が水平に保持されるようにする。
橋脚13に到着すると、橋脚13と橋桁11の高さ関係(橋桁11が、橋脚13に載置する高さより高所位置で支持されていること)を確認し、図7に示すように、自走式運搬台車14を横方向に移動させて対となる橋脚13間に進入させる。
そして、自走式運搬台車14を前後方向に移動させながら、橋桁11と橋脚13との位置合せを行う(以上、第4工程)。
橋桁11と橋脚13との位置合せが終了すると、先ず、橋桁11を重量物の載置システム10に固縛している複数のワイヤーを取り外す。
次いで、各下段支持架構19の下端と各支持梁37、40、43、46とを連結しているボルト、及び各下段支持架構19と各上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48の各下端とを連結しているボルトを撤去する。
そして、各昇降手段18を同期して駆動させ、水平部材17を介して橋桁11を持ち上げ、各支持梁37、40、43、46上に載置された状態の下段支持架構19を各支持梁37、40、43、46上に設けられたスライド機構上に退出させる。これによって、支持梁37と第1上段支持架構38、39の下端、支持梁40と第2上段支持架構41、42の下端、支持梁43と第3上段支持架構44、45の下端、支持梁46と第4上段支持架構47、48の下端にそれぞれ隙間66を形成する。
続いて、各昇降手段18を同期して駆動し、水平部材17を介して橋桁11を降下させて、橋桁11の両側の下端が橋脚13の上端に取付けた橋脚受サンドル67に接触する直前で各昇降手段を停止する。
そして、橋桁11の位置を確認し、再度各昇降手段18を同期して駆動し、水平部材17を介して橋桁11を降下させて、図8に示すように、橋桁11の両側の下端を橋脚受サンドル67に載置する。
更に、各昇降手段18の駆動を続けると、橋桁11と水平部材17との縁が切れ、次いで、第1上段支持架構38、39の下端が支持梁37と、第2上段支持架構41、42の下端が支持梁40と、第3上段支持架構44、45の下端が支持梁43と、第4上段支持架構47、48の下端が支持梁46とそれぞれ当接するようになる。このため、各上段支持架構38、39、41、42、44、45、47、48の下端が各支持梁37、40、43、46に当接したのを確認して各昇降手段18の駆動を停止する。
そして、第1支持大梁50の載置部53及び第2支持大梁52の載置部54にそれぞれ載置していた緩衝材62〜65を撤去する。
次いで、橋脚13間に進入している自走式運搬台車14を退出させて、例えば、地組立ヤードに回送する(以上、第5工程)。
本発明の第2の実施の形態に係る重量物の載置システムは、第1の実施の形態に係る重量物の載置システム10の上段支持架構群15を構成する第1上段支持架構38、39の下端を支持梁37に、第2上段支持架構41、42の下端を支持梁40に、第3上段支持架構44、45の下端を支持梁43に、及び第4上段支持架構47、48の下端を支持梁46にそれぞれ固定するようにして下段支持架構群とし、重量物の載置システム10の各下段支持架構19をそれぞれ上段支持架構としている。従って、第2の実施の形態に係る重量物の載置システムは、第1の実施の形態に係る重量物の載置システム10と比較して、各上段支持架構を載置しているスライド機構を下段支持架構群に沿って昇降する複数の保持台上に積載していることが特徴となっている。
ここで、保持台は、例えば、H形鋼等の形鋼を組み合わせて基台を形成し、この基台の下部に油圧ジャッキを取付けることにより構成することができるので、詳細な説明は省略する。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る重量物の載置システムを適用した重量物の載置方法について説明するが、基本となる載置方法は第1の実施の形態に係る重量物の載置システムを適用した重量物の載置方法と同一であるので、異なる工程についてのみ説明する。
第2工程
各昇降手段18を同期して駆動させ、下段支持架構群の上に載置されている水平部材17を上昇させて、地組立架台12に載置されている橋桁11の下端に緩衝材62〜65を接触させ、各昇降手段18を停止する。そして、緩衝材62〜65の設置状況を確認する。
続いて、載置台16の水平状態を確認し、アウトリガー28aの隙間を調整する。そして、各昇降手段18を同期して再度駆動し、水平部材17を介して橋桁11を持ち上げ地組立架台12との縁を切り、各昇降手段18を同期して再度駆動し、水平部材17を介して橋桁11を所定距離だけ持ち上げ自走式運搬台車14に載せる。
ここで、各昇降手段18により水平部材17が持ち上げられているため、水平部材17の下端と下段支持架構群の上端との間に隙間が形成されている。
第3工程
各保持台を隙間が形成されている高さ位置まで上昇させ、各保持台に積載しているスライド機構の上にボルトで固定されている各上段支持架構からボルトを外し、隙間に各上段支持架構を挿入する。
そして、各上段支持架構の上端と水平部材17の下端を、例えばボルトで仮連結し、次いで、各上段支持架構の下端と下段支持架構群の上端とを、例えばボルトで仮連結して、各昇降手段18を駆動させて水平部材17を降下させて、橋桁11の荷重を水平部材17を介して上段支持架構及び下段支持架構群で支持する。これによって、橋桁11は、複数の昇降手段18で支えられた状態から、上段支持架構とこれに連結した下段支持架構群で支えられた状態になって、自走式運搬台車14に積載される。
次いで、各上段支持架構の上端と水平部材17の下端、各上段支持架構の下端と下段支持架構群の上端とをそれぞれ完全に連結する。なお、橋桁11は、自走式運搬台車14上で橋脚13に載置する高さより高所位置で支持されている。
そして、橋桁11と重量物の載置システムとを、図示しない複数のワイヤーを用いて複数箇所で固縛する。
第5工程
橋桁11と橋脚13との位置合せが終了すると、先ず、橋桁11を重量物の載置システム10に固縛している複数のワイヤーを取り外す。
次いで、各上段支持架構の上端と水平部材17の下端とを連結しているボルトを撤去する。
そして、各昇降手段18を同期して駆動させ、水平部材17を介して橋桁11を持ち上げ、上段支持架構の下端と下段支持架構群の上端とを連結しているボルトを撤去して、下段支持架構群の上に載置された状態の上段支持架構を保持台上に設けられたスライド機構上に退出させる。
続いて、各上段支持架構をスライド機構の上にボルトで固定し、各保持台を降下させる。これによって、水平部材17の下端と下段支持架構群の上端との間に隙間を形成する。
続いて、各昇降手段18を同期して駆動し、水平部材17を介して橋桁11を降下させて、橋桁11の両側の下端が橋脚13の上端に取付けた橋脚受サンドル67に接触する直前で各昇降手段18を停止する。
そして、橋桁11の位置を確認し、再度各昇降手段18を同期して駆動し、水平部材17を介して橋桁11を降下させて、橋桁11の両側の下端を橋脚受サンドル67に載置する。
更に、各昇降手段18の駆動を続けると、橋桁11と水平部材17との縁が切れ、次いで、水平部材17の下端が下段支持架構群の上端と当接するようになる。このため、水平部材17の下端が下段支持架構群の上端に当接したのを確認して各昇降手段18の駆動を停止する。そして、水平部材17の載置部53、54に載置していた緩衝材62〜65を撤去する。
次いで、橋脚13間に進入している自走式運搬台車14を退出させて、例えば、地組立ヤードに回送する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の重量物の載置方法及びそのシステムを構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、本実施の形態では、水平部材の支持大梁群を第1支持大梁と第2支持大梁を用いて構成したが、支持大梁群を枠体として、この枠体の下端に上段支持架構群の上端を固定して、枠体を上段支持架構群で支えるようにしてもよい。また、水平部材を一体とせずに分割し各昇降手段毎に独立に昇降可能にすると共に、これらを上段支持架構群で支えるようにしてもよい。
また、自走式運搬台車は、キャビン付車輛と増結車で形成された第1台車群と2台の増結車を連結して形成された第2台車群を並べて配置することにより構成したが、キャビン付車輛及び増結車の編成と配置は本実施の形態に限定されず、重量物の重さ、形状、大きさに応じて自走式運搬台車を構成することができる。また、水平部材、昇降手段、及び上段支持架構群の配置も重量物の形状、大きさに応じて変更することができる。
更に、本実施の形態では載置台の前後及び左右に複数の昇降手段を分散配置したが、重量物の重さ、形状、大きさによっては載置台の前後に複数の昇降手段を分散配置し、重量物の重心位置をこれらの昇降手段の領域内に配置するようにしてもよい。
(A)は本発明の第1の実施の形態に係る重量物の載置システムの側面図、(B)は図1(A)の矢視P−P断面図である。 同重量物の載置システムの平面図である。 (A)は同重量物の載置システムが重量物を積載したときの状態を示す側面図、(B)は図3(A)の矢視Q−Q断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る重量物の載置方法において重量物の載置システムが第1の架台間に進入した際の状態を示す説明図である。 同重量物の載置システムが第1の架台間に載置された重量物の持ち上げを開始した際の状態を示す説明図である。 同重量物の載置システムが重量物を持ち上げた際の状態を示す説明図である。 同重量物の載置システムが重量物を積載して第2の架台間に進入した際の状態を示す説明図である。 同重量物の載置システムが重量物を第2の架台に載置する際の状態を示す説明図である。
符号の説明
10:重量物の載置システム、11:橋桁、12:地組立架台、13:橋脚、14:自走式運搬台車、15:上段支持架構群、16:載置台、17:水平部材、18:昇降手段、19:下段支持架構、20:第1台車群、21:第2台車群、22:連結部材、23:キャビン付車輛、24:油圧源、25、26:増結車、27:油圧源、28:増結車、28a:アウトリガー、29:タイヤ、30:車軸、31:車軸支持部材、32:大梁、33:小梁、34:大梁、35:小梁、35a:路面、36:支持大梁群、37:支持梁、38、39:第1上段支持架構、40:支持梁、41、42:第2上段支持架構、43:支持梁、44、45:第3上段支持架構、46:支持梁、47、48:第4上段支持架構、49:連結用梁、50:第1支持大梁、51:連結用梁、52:第2支持大梁、53、54:載置部、55:単位架構、56:柱部材、57:支持梁、58:昇降部、59:荷重支持部、60:発電機、61:昇降手段操作盤、62〜65:緩衝材、66:隙間、67:橋脚受サンドル

Claims (6)

  1. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置方法において、
    前記第1の架台間で、自走式運搬台車を進入させ前記重量物の重心位置を該自走式運搬台車の載置台の前後及び左右に分散配置した複数の昇降手段で囲まれた領域内に配置する第1工程と、
    複数の前記昇降手段を駆動させ、上端が固定された状態の上段支持架構群で支えられて前記載置台に置かれた長尺の水平部材を該上段支持架構群と共に上昇させて、前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して持ち上げ前記自走式運搬台車に載せる第2工程と、
    前記上段支持架構群の下端と前記載置台の間に形成される各隙間に下段支持架構をそれぞれ挿入し該上段支持架構群の下端に連結してから前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させて該下段支持架構の下端を該載置台に固定し、前記重量物を前記載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、
    前記自走式運搬台車を前記第2の架台まで移動させ該第2の架台間に進入させる第4工程と、
    前記各昇降手段を駆動させ前記水平部材を介して前記重量物を持ち上げ前記下段支持架構を前記各隙間から取り除き、該各昇降手段を再度駆動させ該水平部材を介して該重量物を降下させて前記第2の架台に載置する第5工程とを有していることを特徴とする重量物の載置方法。
  2. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置方法において、
    前記第1の架台間で、自走式運搬台車を進入させ前記重量物の重心位置を該自走式運搬台車の載置台の前後に分散配置した複数の昇降手段の領域内に配置する第1工程と、
    複数の前記昇降手段を駆動させ、上端が固定された状態の上段支持架構群で支えられて前記載置台に置かれた長尺の水平部材を該上段支持架構群と共に上昇させて、前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して持ち上げ前記自走式運搬台車に載せる第2工程と、
    前記上段支持架構群の下端と前記載置台の間に形成される各隙間に下段支持架構をそれぞれ挿入し該上段支持架構群の下端に連結してから前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させて該下段支持架構の下端を該載置台に固定し、前記重量物を前記載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、
    前記自走式運搬台車を前記第2の架台まで移動させ該第2の架台間に進入させる第4工程と、
    前記各昇降手段を駆動させ前記水平部材を介して前記重量物を持ち上げ前記下段支持架構を前記各隙間から取り除き、該各昇降手段を再度駆動させ該水平部材を介して該重量物を降下させて前記第2の架台に載置する第5工程とを有していることを特徴とする重量物の載置方法。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の重量物の載置方法において、前記下段支持架構は予め前記載置台に積載され、該載置台上でスライドさせることにより前記第3工程で前記隙間に挿入し、前記第5工程で該隙間から取り除くことを特徴とする重量物の載置方法。
  4. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置方法において、
    前記第1の架台間で、自走式運搬台車を進入させ前記重量物の重心位置を該自走式運搬台車の載置台の前後及び左右に分散配置した複数の昇降手段で囲まれた領域内に配置する第1工程と、
    複数の前記昇降手段を駆動させ、下端が前記載置台に固定された状態の下段支持架構群で支えられて該載置台に保持された長尺の水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して持ち上げ前記自走式運搬台車に載せる第2工程と、
    前記下段支持架構群の上端と前記水平部材の間に形成される各隙間に上段支持架構をそれぞれ挿入し該各上段支持架構の上端を該水平部材の下端に連結してから前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させて該上段支持架構の下端を前記下段支持架構群の上端に固定し、前記重量物を前記載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持する第3工程と、
    前記自走式運搬台車を前記第2の架台まで移動させ該第2の架台間に進入させる第4工程と、
    前記各昇降手段を駆動させ前記水平部材を介して前記重量物を持ち上げ前記上段支持架構を前記各隙間から取り除き、該各昇降手段を再度駆動させ該水平部材を介して該重量物を降下させて前記第2の架台に載置する第5工程とを有していることを特徴とする重量物の載置方法。
  5. 請求項4記載の重量物の載置方法において、前記上段支持架構は前記載置台に設けられ前記下段支持架構群に沿って昇降する複数の保持台上に積載され、該保持台を前記各隙間の高さ位置まで上昇させ該保持台上で該上段支持架構をスライドさせることにより前記第3工程で前記隙間に挿入し、前記第5工程で該隙間から取り除くことを特徴とする重量物の載置方法。
  6. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に支持されている長尺の重量物を第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の載置システムにおいて、
    前記第1の架台間及び前記第2の架台間に進入可能な自走式運搬台車と、
    上端が固定された状態の上段支持架構群で支えられて前記自走式運搬台車の載置台に載置可能な長尺の水平部材と
    前記載置台の前後及び左右に分散配置され、前記自走式運搬台車に前記重量物を載せる際に前記水平部材を前記上段支持架構群と共に上昇させて前記第1の架台に載置されている前記重量物を該水平部材を介して前記第2の架台に載置する高さより高所位置に持ち上げ可能で、前記重量物を前記第2の架台に載置する際に前記水平部材を介して該重量物を持ち上げてから降下可能な複数の昇降手段と、
    前記重量物を前記第1の架台から前記第2の架台まで運搬する際に前記上段支持架構群の下端と前記載置台の間に形成される各隙間に挿入され該上段支持架構群の下端に連結可能で前記載置台に固定されて前記重量物を該載置台上で前記第2の架台に載置する高さより高所位置で支持可能で、該第2の架台に該重量物を載置する際に前記隙間から取り除き可能な複数の下段支持架構とを有することを特徴とする重量物の載置システム。
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