JP2005269351A - 高周波電力増幅器 - Google Patents

高周波電力増幅器

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Abstract

【課題】 バイポーラトランジスタの飽和領域を利用する低出力時にも、温度に依存した出力電力のばらつきを抑制できる高周波電力増幅器を提供する。
【解決手段】 コレクタ電圧生成部130aには、出力電力の大きさを制御する電力制御信号Vctrlが入力される。温度補償回路145では、電力制御信号Vctrlに、温度補償用電圧源190から出力される温度に応じたオフセット電圧Vofs(T) が加算される。温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)が入力された電圧レギュレータ140の出力電圧Vcc(T)は、バイポーラトランジスタ110のコレクタ端子に印加される。バイポーラトランジスタ110のベース電圧は、ベースバイアス回路120から印加される。バイポーラトランジスタ11で増幅された高周波入力信号RFinは、高周波出力信号RFout として、出力整合回路16を介して出力される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、移動体通信機器等に用いられる高周波電力増幅器に関する。
GSM(Global System for mobile Communications)方式等の携帯電話端末に使用される高周波電力増幅器では、基地局との距離によって出力電力の大きさが制御されている。
図17は、従来の高周波電力増幅器の一例である高周波電力増幅器10の回路図である。高周波電力増幅器10は、バイポーラトランジスタ11、ベースバイアス回路12、電圧レギュレータ14、RFチョークインダクタ17、入力整合回路15、出力整合回路16を備えている。
バイポーラトランジスタ11のコレクタ端子には、RFチョークインダクタ17を介して電圧レギュレータ14が接続されている。電圧レギュレータ14には、バイポーラトランジスタ11における信号増幅度を調整する電力制御信号Vctrlが入力される。バイポーラトランジスタ11のエミッタ端子は接地されている。入力整合回路15はバイポーラトランジスタ11のベース端子に接続されており、ベース端子には入力整合回路15を経由して高周波入力信号RFinが入力される。バイポーラトランジスタ11のベース端子に接続されたベースバイアス回路12は、ベース電圧Vbbの大きさを調整する回路である。バイポーラトランジスタ11で増幅された高周波入力信号RFinは、高周波出力信号RFout として、コレクタ端子に接続された出力整合回路16を介して出力される。
バイポーラトランジスタ11のベース端子への入力電力が十分に大きく、飽和増幅器として動作するときには、一定の入力電力に対し、コレクタ電圧Vccのほぼ2乗に比例した出力電力が得られる。図17では、簡略化のために単段の高周波電力増幅器10を示しているが、通常はこの高周波電力増幅器10を2段ないし3段に縦列接続して使用する。
なお、EDGE(Enhanced Data Rate for GSM Evolution)等の通信方式においては、ポーラ変調と呼ばれる手法を用いて、振幅変調信号を電力制御信号Vctrlとしてコレクタ端子に入力し、振幅変調を行っている(特許文献1)。
ところで、高周波電力増幅器10では、コレクタ電圧Vccとベース電圧Vbbが一定であっても、出力電力はバイポーラトランジスタ11のデバイス温度によって変動してしまう。よって、従来から、図17に示すベースバイアス回路12において、温度に応じてベース電圧Vbbを調整することにより、温度に依存した出力電力のばらつきを抑制していた(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。
国際公開第02/101944号パンフレット 特公平8−28617号公報 特開2001−176982号公報 特開2002−9558号公報
しかしながら、上記のようにベース電圧Vbbを温度補償していても、コレクタ電圧Vccが低い低出力時、具体的にはバイポーラトランジスタを飽和領域で使用する際には、温度による出力電圧の変動を十分に抑制することができなかった。図18は、デバイスの温度が90℃、30℃、−30℃の場合における、従来のGSM方式用高周波電力増幅器におけるコレクタ電圧Vccと出力電力との関係を示した図である。図18から、コレクタ電圧Vccが0.6V未満の領域では、コレクタ電圧Vccが低くなるほど温度によって出力電力が大きく変化することが分かる。
GSM方式の携帯電話で用いられる高周波電力増幅器は、図18に示す5〜35dBm の領域で使用され、出力電力の温度によるばらつきが大きくなる領域で制御を行う必要がある。また、EDGE方式の携帯電話では、コレクタ端子に入力される振幅変調信号が図18に示す−8〜32dBm の領域で用いられる。つまり、GSM方式の携帯電話よりもさらに温度による出力電力のばらつきが著しい領域で使用される。また、ポーラ変調によるEDGE方式では、振幅の誤差が直接、変調精度の悪化に繋がるので、GSM方式よりさらに出力の安定性が求められる。また、ポーラ変調は、将来、W−CDMA(Wideband CDMA)方式にも適応され得る技術であり、W−CDMA方式ではEDGE方式よりさらに低い出力電力まで制御する必要である。したがって、バイポーラトランジスタの飽和領域が使用される低出力時にも温度変化による出力電力の変動を抑制する技術が求められている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低出力電力時においても温度による出力電力のばらつきが抑制される高周波電力増幅器を提供することである。
本発明に係る高周波増幅器は、バイポーラトランジスタの飽和領域においても出力電力の温度依存性を抑制できる高周波電力増幅器であって、バイポーラトランジスタと、バイポーラトランジスタにベース電圧を印加するベースバイアス回路と、バイポーラトランジスタにコレクタ電圧を印加するコレクタ電圧生成手段とを備え、コレクタ電圧生成手段は、入力された電力制御信号に基づき温度補償を行う温度補償回路を含む。
コレクタ電圧生成手段は、基準温度において所望のコレクタ電流が得られるコレクタ電圧と、実温度において所望のコレクタ電流を得るために必要なコレクタ電圧との差を、コレクタオフセット電圧として加えるようになっていてもよい。
また、温度補償回路は、温度補償用電圧源と、電力制御信号と、温度補償用電圧源から出力されたオフセット電圧とを加算する加算器とを含んでいてもよい。
また、温度補償回路は、温度補償用電圧源と、電力制御信号から、温度補償用電圧源から出力されたオフセット電圧を減算する減算器とを含んでいてもよい。
また、コレクタ電圧生成手段が、電圧レギュレータを含んでいてもよい。
また、コレクタ電圧生成手段が、DC/DCコンバータを含んでいてもよい。
また、コレクタ電圧生成手段が、演算増幅器と、P型電界効果トランジスタ又はPNP型バイポーラトランジスタとを含んでいてもよい。
電力制御信号は振幅変調信号であってもよい。
また、バイポーラトランジスタを複数備え、複数のバイポーラトランジスタが多段に接続されていてもよい。
本発明に係る通信装置は、ベースバンド回路と、ベースバンド回路の出力信号を振幅変調信号と位相変調信号とに変換するコンバータと、振幅変調信号に基づき温度補償を行う温度補償回路を含むコレクタ電圧生成手段と、位相変調信号に基づき発振周波数を制御する電圧制御発振器と、コレクタ電圧生成手段の出力電圧がコレクタ端子に印加され、電圧制御発振器の出力がベース端子に入力されるバイポーラトランジスタと、バイポーラトランジスタにベース電圧を印加するベースバイアス回路とを備える。
本発明に係る高周波増幅器及び通信装置は、バイポーラトランジスタのコレクタ端子に電圧を供給するコレクタ電圧生成手段に、温度補償回路を備えている。よって、基準となる温度において所望の出力電力が得られるような電力制御信号に、実温度において該所望の出力電力が得られるよう温度補償を行えるため、バイポーラトランジスタの飽和領域においても、出力電力の温度によるばらつきを抑制できる。
本発明の実施形態を説明するに先立ち、バイポーラトランジスタの飽和領域においてベース電圧Vbbを温度補償しただけでは出力電力のばらつきを十分に抑制できない理由と、その解決方法である本願発明の原理とを説明する。
まず、バイポーラトランジスタにおいて、ベース電圧Vbbを温度補償すれば出力電力のばらつきを抑制できるコレクタ電圧領域(以下、非飽和領域という。)と、出力電力のばらつきを抑制できないコレクタ電圧領域(以下、飽和領域という。)とを比較する。
図1及び図2は、それぞれ、あるバイポーラトランジスタにおけるコレクタ電圧を0.6V(非飽和領域)及び0.1V(飽和領域)に固定した際の、相互コンダクタンス(ベース電圧Vbbに対するコレクタ電流Icc)と、ベース電圧波形と、コレクタ電流波形とを同時に示した図である。バイポーラトランジスタのデバイス温度が−30℃、30℃、90℃の場合を示す曲線を、細点線、実線、荒点線で示している。以下、常温である30℃を基準温度と呼ぶ。また、30℃におけるベース電圧Vbbとコレクタ電圧Vccを、それぞれ、基準ベース電圧Vbb(30℃)、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)と呼ぶ。
図1において、例えば、ベースバイアス点が1.25Vの基準ベース電圧Vbb(30℃)が、バイポーラトランジスタのベース端子に印加されているとき、基準温度においては、所望のコレクタ電流400mAが得られ、ひいては所望の出力電力が得られる。ここで、実温度が−30℃や90℃である場合、基準ベース電圧Vbb(30℃)をベース端子に印加しても400mAのコレクタ電流が得られないことは、図1から明らかである。ただし、図1のベース電圧波形図に細点線や荒点線で示しているように、基準ベース電圧Vbb(30℃)のベースバイアス点を温度に応じて変化させ、ひいては電圧ピーク値を変化させれば、所望のコレクタ電流400mAが得られる。このように、非飽和領域においては、ベースバイアス回路において、基準ベース電圧Vbb(30℃)に温度に応じて適当なベースオフセット電圧を加えることによって、所望の出力電力が得られようになる。
ところが、コレクタ電圧Vccが飽和領域にあるときは、基準ベース電圧Vbb(30℃)にベースオフセット電圧を加えても所望のコレクタ電流Iccを得られない場合がある。例えば、基準温度において、図2に示すようにベースバイアス点が1.25Vの基準ベース電圧Vbb(30℃)を印加したとき、所望のコレクタ電流70mAが得られる。ところが、図4から分かるように、実温度が90℃である場合、基準ベース電圧Vbb(30℃)にベースオフセット電圧をいくら加えても、70mAのコレクタ電流Iccは得られない。また、デバイス温度が−30℃のときには、得たいコレクタ電流Iccの大きさによって、加えなければならないベースオフセット電圧の大きさが大きく異なり、ベースオフセット電圧の調整が困難になる。このように飽和領域では、ベース電圧Vbbを調整しただけでは所望の出力電力を得られないか、得にくくなっている。
上述のように、非飽和領域及び飽和領域において、相互コンダクタンスが図1及び図2のように異なる理由を、図3及び図4を用いて説明する。図3(a)及び図4(a)は、それぞれ、コレクタ電圧Vccを0.6V及び0.1Vに固定したときのベース電圧Vbbとベース電流Ibbとの関係(以下、ベースI−V特性という)を示した図である。また、図3(b)及び図4(b)は、それぞれ、コレクタ電圧Vccを0.6V及び0.1Vに固定した際のベース電流Ibbと電流増幅率hfe との関係を示した図である。図1及び図2に示したコレクタ電流Iccは、図3(a)及び図4(a)に示すベース電流Ibbに、それぞれ、図3(b)及び図4(b)に示す電流増幅率hfe (Icc/Ibb)を掛け合わせることによって求められる。
図3(a)、図4(a)に示すベース電圧Vbbとベース電流Ibbとの関係は次式(1)で表される。
Ibb=exp(Vbb/kT) …(1)
上式(1)において、kはボルツマン定数、Tはデバイス温度である。式(1)と図3(a)及び図4(a)から分かるように、ベースI−V特性を示す曲線は、コレクタ電圧Vccが飽和領域にあるか否かによって変化するわけではない。つまり、ベース電流Ibbの立ち上がり電圧は、基準温度よりも高温時には低電圧側に、低温時に高電圧側にあり、同じベース電圧Vbbにおけるベース電流Ibbは、基準電圧よりも高温時に大きく、低温時に小さくなっている。また、基準温度を示した曲線と、−30℃、90℃を示した曲線との間隔は、ベース電圧Vbbの大きさによらずあまり変化しない。図3(a)及び図4(a)から、図1及び図2に示した非飽和領域と飽和領域とにおける相互コンダクタンスの違いは、ベース電圧Vbbやベース電流Ibbによってもたらされるものではないことがわかる。
次に、図3(b)及び図4(b)から、非飽和領域(Vcc=0.6V)と飽和領域(Vcc=0.1V)とにおける電流増幅率hfe の違いを見る。例えば、ベース電圧Vbbが1.4〜1.6Vの領域において、図3(a)からベース電流Ibbは、デバイス温度が−30℃、30℃、90℃のときに、それぞれ、2〜13mA、4〜17mA、7.5〜25mAになっている。図3(b)から、これらベース電流値における電流増幅率hfe を見てみると、温度によって大きさに違いはあるが、変化の仕方は温度によらずほぼ一定であることがわかる。
図4(a)から、コレクタ電圧Vccが0.1Vの場合、ベース電圧Vbbが1.4〜1.6Vの領域において、ベース電流Ibbは、デバイス温度が−30℃、30℃、90℃のときに、それぞれ、8〜53mA、18〜66mA、32〜83mAになっている。図4(b)から、これらベース電流値における各電流増幅率hfe は、コレクタ電流Icc値によって変化しており、また、その変化の度合いは温度によって大きく異なっている。
以上から、温度による電流増幅率hfe の変動の仕方の違いが、図1及び図2に示した相互コンダクタンスの温度依存性に最も影響していると言える。よって、使用されるベース電圧領域における電流増幅率hfe の変動の仕方を温度によらず一定にできれば、図2に示した飽和領域における特性を、図1に示した特性のようにでき、ベースバイアス回路での温度補償によって所望の出力電力が得られることになる。
次に、高周波トランジスタが飽和領域で動作するときに、電流増幅率hfe の変動の仕方を、見かけ上、温度に依存させないようにする方法を説明する。図5は、−30℃、30℃及び90℃におけるコレクタ電流Iccとコレクタ電圧Vccとの特性(以下、コレクタI−V特性と言う)を示す図である。また、図6は、図5の一部を拡大した図である。図5、図6において、ベース電流Ibbは一定になっている。コレクタ電圧Vccが約0.5V以下の飽和領域においては、コレクタ電流Iccの立ち上がり電圧は、基準温度よりも低温時には、基準温度におけるコレクタ電流Iccの立ち上がり電圧よりも低く、高温時には基準温度におけるコレクタ電流Iccの立ち上がり電圧よりも高くなっている。
図6において、例えば所望のコレクタ電流Iccが1mAであるとき、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)は0.07Vになる。実温度が−30℃、90℃のときには、上述のベース電圧Vbbを温度補償した場合と同様に、基準電圧に温度に依存したコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)を加えることによって所望のコレクタ電圧Vccが得られる。具体的には、実温度90℃では基準電圧にオフセット電圧Vcc_ofs(90℃)=Aを加え、実温度−30℃では基準電圧にオフセット電圧Vcc_ofs(−30℃)=−Bを加える。デバイス温度とコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)との関係は、バイポーラトランジスタの製造方法や構造に起因するデバイス特有の値である。デバイス温度とコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)との関係は、例えば、図7に示すような簡単な線形で表される。
図8は、上記のように基準コレクタ電圧Vccにコレクタオフセット電圧Vcc_ofsを加える温度補償を行った場合の、ベース電圧Vbbとコレクタ電流Iccとの関係を示す図である。図2(a)に示した場合と同様、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)は0.1Vに固定されている。デバイス温度が90℃のときには、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)に15mVのコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(90℃)を加えている。そして、デバイス温度が−30℃のときは、基準コレクタ電圧Vccに−15mVのコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(90℃)を加えている。
図8に示すようにコレクタ電圧Vccを温度補償することにより得られた曲線は、図2(a)に示した曲線とは違い、コレクタ電流Iccの最高値が、温度によらずほぼ同じになる。また、図3では、所望するコレクタ電流Iccによってベースオフセット電圧が大きく異なる場合があったが、コレクタ電圧Vccを温度補償した後では、ベースオフセット電圧の変化が少ない。上記のようにコレクタ電圧Vccを温度補償した場合、コレクタ電圧Vccと出力電力との関係は図9に示すようになり、温度によるばらつきが充分抑制されることがわかる。よって、以下に示す各実施形態に係る高周波増幅器は、コレクタ電圧Vccを温度に応じて補正する温度補償回路を備えている。このような高周波電力増幅器によれば、飽和領域における出力電力のばらつきを抑制できる。
(第1の実施形態)
図10は、本発明の第1の実施形態に係る高周波電力増幅器100の等価回路図である。高周波電力増幅器100は、バイポーラトランジスタ110、RFチョークインダクタ170、コレクタ電圧生成部130a、ベースバイアス回路120、入力整合回路150及び出力整合回路160を備えている。
バイポーラトランジスタ110のコレクタ端子には、コレクタ電圧生成部130aがRFチョークインダクタ170を介して接続されている。コレクタ電圧生成部130aには、出力電力の大きさを制御する電力制御信号Vctrlが入力される。コレクタ電圧生成部130aは、温度補償回路145及び電圧レギュレータ140を備えている。
入力整合回路150はバイポーラトランジスタ110のベース端子に接続されており、ベース端子にはこの入力整合回路150を経由して高周波入力信号RFinが入力される。バイポーラトランジスタ110で増幅された高周波入力信号RFinは、高周波出力信号RFout として、コレクタ端子に接続された出力整合回路160を経由して出力される。バイポーラトランジスタ110のエミッタ端子は接地されている。
ベースバイアス回路120は、バイポーラトランジスタ110のデバイス温度に基づきベース電圧Vbbを調整する回路である。ベースバイアス回路120は、先に図1(a)及び図8を用いて説明したように、基準ベース電圧Vbbに温度に応じてベースオフセット電圧を加えるような温度補償を行う。このようなベースバイアス回路は従来から一般的に使用されている回路であり、また、本願発明の主要部分ではないため、詳細な説明は省略する。
温度補償回路145は、温度補償用電圧源190と加算器180とを備えている。温度補償用電圧源190からは、温度Tや出力電力等に応じて定められた温度補償オフセット電圧Vofs(T) が出力される。加算器180は、入力された電力制御電圧Vctrlに温度補償オフセット電圧Vofs(T) を加算する。これにより、次式(2)に示す温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)が生成される。
Vctrl’(T)=Vctrl+Vofs(T) …(2)
上式(2)で表される温度補償出力電圧Vctrl’(T)は、電圧利得g、オフセット電圧Vdcの電圧レギュレータ140に入力される。このとき、電圧レギュレータ140からの出力電圧、つまりコレクタ電圧生成部130aからの出力電圧Vcc(T)は、次式(3)で表される。
Vcc(T)=g・Vctrl’(T)+Vdc …(3)
ところで、電力制御信号Vctrlは、デバイス温度が基準温度(例えば、T=30℃とする)のときには、温度補正を行わなくとも所望の出力電力が得られるような制御信号である。つまり、
Vofs(30℃)=0 …(4)
Vctrl’(30℃)=Vctrl …(5)
となる。式(5)から、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)は、次式(6)で表される。
Vcc(30℃)=g・Vctrl’(30℃)+Vdc
=g・Vctrl+Vdc …(6)
基準温度においては、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)が、出力電力Wを得るために必要な電圧である。先に説明したように、デバイス温度がT℃の時には、次式(7)に示すように、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)にコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)を加えたコレクタ電圧Vcc(T)が所望の出力電圧Wを得るために必要な電圧になる。
Vcc(T)=Vcc(30℃)+Vcc_ofs(T) …(7)
コレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)は、先に図5、図6を用いて説明したように、バイポーラトランジスタ110のコレクタI−V特性から求められる。
式(7)に式(6)を代入すると、温度Tにおいて所望の出力電力を得るために必要なコレクタ電圧Vcc(T)は、次式(8)で表される。
Vcc(T)=g・Vctrl+Vdc+Vcc_ofs(T)
=g(Vctrl+Vcc_ofs(T)/g)+Vdc …(8)
式(8)から、温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)は、次式(9)で表される。
Vctrl’(T)=Vctrl+Vcc_ofs(T)/g …(9)
よって、温度補償オフセット電圧Vofs(T) は、次式(10)で表される。
Vofs(T) =Vcc_ofs(T)/g …(10)
なお、コレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)は、図18に示したように、温度補償を行っていないときのコレクタ電圧Vccと出力電力との関係からも求めることができる。つまり、図18において、次式(11)に示すように、所望の出力電力Wを得るために必要な基準コレクタ電圧Vcc(30℃)と、実温度Tにおいて出力電力Wを得るために必要なコレクタ電圧Vcc(T)との差をコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)としてもよい。
Vcc_ofs(T)=Vcc(T)−Vcc(30℃) …(11)
この高周波電力増幅器100は、例えばGSM方式等のように基地局との距離によって出力電力が定められる通信方式を利用する携帯電話等に用いることができる。高周波電力増幅器100によれば、バイポーラトランジスタの飽和領域においても、温度による出力電力のばらつきを抑制して、出力電力を安定させることができる。なお、高周波電力増幅器100を飽和領域以外の領域で使用する場合には、温度補償回路145において、必ずしも温度補償を行う必要はない。また、図10では、単段の高周波電力増幅器10を示しているが、バイポーラトランジスタ110に複数個のバイポーラトランジスタを縦列接続し、2段ないし3段構成の高周波電力増幅器として使用してもよい。
なお、温度補償回路145の構成は、図10に示す構成に限定されるものではない。すなわち、温度補償回路145に制御電力Vctrlが入力されたときに、式(2)又は式(9)で表される大きさの温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)が出力される回路構成になっていればよい。温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)は、温度補償回路145におけるアナログ回路処理、又はデジタル回路による演算処理によって生成されてもよい。
また、温度補償回路145は、温度毎に温度補償用オフセット電圧Vofs(T) のテーブル数値を格納したレジスタや、マイコンを備えていてもよい。この場合、温度補償回路145では、例えば、電力制御信号Vctrlが入力されたときに、温度センサ等で測定されたデバイス温度Tに応じてレジスタからオフセット電圧Vofs(T) を読み出し、マイコンでデジタル演算処理を行って温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)を生成するようにしてもよい。
なお、図10に示すバイポーラトランジスタ110は通常のバイポーラトランジスタであってもよいが、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT;Heterojunction Bipolar Transistor)であれば、本発明の効果をより発揮できる。なお、電圧レギュレータ140の特性はどのようであっても良く、温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)の大きさは、電圧レギュレータの入出力特性に合わせて決めるとよい。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の第2の実施形態に係る高周波電力増幅器200の回路図である。高周波電力増幅器200の構成要素のうち、第1の実施形態で説明した構成要素と同じものについては、同一の参照符号を付して一部説明を省略する。
コレクタ電圧生成部130bは、温度補償用電圧源190、演算増幅器210、抵抗230、240、250、260及びP型電界効果型トランジスタ(FET;Field- Effect Transistor )220を備えている。以下、抵抗230,240、250、260の抵抗値を、それぞれ、R1、R2、R3、R4とする。
演算増幅器210は、抵抗R3、R4と共に2入力加算器を構成している。また、演算増幅器210と電界効果型トランジスタ220は、電圧レギュレータを構成している。演算増幅器210には、抵抗250を介して電力制御信号Vctrlが入力され、また、抵抗260を介して、温度補償用電圧源190から出力された温度補償用オフセット電圧Vofs(T) が入力される。
コレクタ電圧生成部130bに入力される電力制御信号Vctrlと、コレクタ電圧生成部130bから出力されるコレクタ電圧Vcc(T)との関係は、温度補償用オフセット電圧Vofs(T) と抵抗値R1〜R4を用いて、次式(12)で表される。
Figure 2005269351
基準温度では、電力制御信号Vctrlを補正しなくとも、所望の出力電力Wが得られる。このときにバイポーラトランジスタ110のコレクタ端子に印加される基準コレクタ電圧Vcc(30℃)は、次式(13)で表される。
Figure 2005269351
デバイス温度がT℃である場合にも、上記所望の出力電力Wを得るためには、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)に温度に依存したコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)を加えておけばよい。コレクタオフセット電圧Vcc_ofsは、式(12)及び式(13)より、以下の式(14)で表される。
Figure 2005269351
このコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)の数値は、第1の実施形態で説明したように、図6に示すコレクタI−V特性や、図18に示すような、温度補償を行っていない場合のコレクタ電圧Vccと出力電力との関係から求められる。なお、温度補償用オフセット電圧Vofs(T) は、上式(14)を逆算すれば求められる。このように、コレクタ電圧を温度補償することによって、バイポーラトランジスタを飽和領域で使用する低出力時にも温度による出力電力のばらつきを抑制することができる。なお、P型電界効果型トランジスタ220は、PNP型バイポーラトランジスタであってもよい。
なお、携帯電話等の通信機器における高周波増幅器では、一般に、バイポーラトランジスタを含む増幅部を多段に縦列接続して使用する。図12は、縦列接続された高周波増幅器300の一例を示す回路図である。高周波増幅器300は、高周波電力増幅部360a、360b及び360cとコレクタ電圧生成部130bとを備えている。高周波電力増幅部360aの出力信号は、バイポーラトランジスタ310のベース端子に入力され、高周波電力増幅部360bの出力信号は、バイポーラトランジスタ110のベース端子に入力される。
高周波電力増幅部360bは、バイポーラトランジスタ310、入力整合回路350、ベースバイアス回路320及びRFチョークインダクタ370を備えている。高周波電力増幅部360cは、バイポーラトランジスタ110、入力整合回路150、ベースバイアス回路120、RFチョークインダクタ170、出力整合回路160を備えている。
バイポーラトランジスタ310、110のコレクタ端子は、いずれもコレクタ電圧生成部130bに電気的に接続されている。よって、バイポーラトランジスタ310、110には、温度に応じて補正された電力制御信号Vctrlに基づくコレクタ電圧Vcc(T)が印加される。
なお、高周波電力増幅部360b、360cに個別にコレクタ電圧生成部を設け、各バイポーラトランジスタ310、110のコレクタ電圧Vcc(T)を個別に制御するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図13は、本発明の第3の実施形態に係る高周波電力増幅器400の回路図である。高周波電力増幅器400に含まれる構成要素のうち、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した構成要素と同じものについては、同一の参照符号を付して一部説明を省略する。
コレクタ電圧生成部130cは、温度補償用電圧源190、演算増幅器210、抵抗240、260及びP型電界効果型トランジスタ(FET)220を備えている。以下、抵抗240、260の抵抗値を、それぞれR2、R4とする。
演算増幅器210は、抵抗R4とともに2入力減算器を構成している。また、演算増幅器210と電界効果型トランジスタ220は、電圧レギュレータを構成している。演算増幅器210の正入力には、電力制御信号Vctrlが入力される。また、負入力には、温度補償用電圧源190から出力された温度補償用オフセット電圧Vofs(T) が抵抗260を介して入力される。
コレクタ電圧生成部130に入力される電力制御信号Vctrl(T)と、コレクタ電圧生成部130cから出力されるコレクタ電圧Vcc(T)との関係は、温度補償用オフセット電圧Vofs(T) と抵抗値R2、R4を用いて、次式(16)で表される。
Figure 2005269351
基準温度では、電力制御信号Vctrlを補正しなくとも、所望の出力電力Wが得られる。このときにバイポーラトランジスタ110のコレクタ端子に印加される基準コレクタ電圧Vcc(30℃)は、次式(17)で表される。
Figure 2005269351
デバイス温度がT℃である場合に上記所望のコレクタ電力Wを得るために必要なコレクタ電圧Vcc(T)は、基準コレクタ電圧Vcc(30℃)に温度に依存したコレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)を加えた電圧であり、次式(18)で表される。
Figure 2005269351
式(16)と式(18)から、温度補償用オフセット電圧Vofs(T) は、次式(19)で表される。
Figure 2005269351
コレクタオフセット電圧Vcc_ofs(T)の値は、第1の実施形態で説明したように、図5に示すコレクタI−V特性や、図18に示すような温度補償回路を設けていない場合のコレクタ電圧Vccと出力電圧の関係から求められる。このようにコレクタ電圧を温度補償することによって、バイポーラトランジスタを飽和領域で使用する低出力時にも温度による出力電力のばらつきを抑制することができる。
なお、携帯電話等の通信機器における高周波増幅器では、一般に、バイポーラトランジスタを含む増幅部を多段に縦列接続して使用する。図14は、高周波電力増幅部360a、360b、360cが縦列接続されてなる高周波電力増幅器500を示す回路図である。バイポーラトランジスタ310、110のコレクタ端子は、いずれもコレクタ電圧生成部130cに電気的に接続されている。よって、バイポーラトランジスタ310、110には、温度に応じて補正された電力制御信号Vctrlに基づくコレクタ電圧Vcc(T)が供給される。
なお、図14において高周波電力増幅部360b、360cに個別にコレクタ電圧生成部を設け、各バイポーラトランジスタ310、110のコレクタ電圧Vcc(T)を個別に制御するようにしてもよい。
(第4の実施形態)
図15は、本発明の第4の実施形態に係る高周波電力増幅器600の構成を示す回路図である。高周波電力増幅器600の構成要素のうち、第1の実施形態等で説明した構成要素と同じものについては、同じ参照符号を付して説明を省略する。高周波電力増幅器600のコレクタ電圧生成部130dは、温度補償回路145とDC/DCコンバータ610を備えている。温度補償回路145では、例えば第1の実施形態で説明したように入力制御電圧Vctrlに温度依存性を有する温度補償用オフセット電圧Vofs(T) が加えられることにより、温度依存性を有する温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)を生成される。
温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)は、DC/DCコンバータ610に入力される。温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)の大きさは、DC/DCコンバータ610の出力電圧の大きさが、所望のコレクタ電圧Vcc(T)となるように、DC/DCコンバータ610の入出力特性に合わせて決めるとよい。
また、図15では、単段の高周波電力増幅器600を示しているが、バイポーラトランジスタ110に複数個のバイポーラトランジスタを縦列接続し、2段ないし3段構成の高周波電力増幅器としてもよい。
(第5の実施形態)
図16は、本発明の第5の実施形態に係る通信装置700の構成を示す図である。この通信装置700は、携帯電話等の通信機器として利用できる。この通信装置700において、先の実施形態において説明した構成要素には同じ参照符号を付して一部説明を省略する。
通信装置700は、ベースバンド回路710、RF変調回路720、高周波電力増幅器730を備えている。RF変調回路720は、コンバータ740、温度補償回路145、電圧制御発振器(VCO;Voltage Controlled Oscillator)750を備えている。高周波電力増幅器730は、バイポーラトランジスタ110、電圧レギュレータ140、ベースバイアス回路120、入力整合回路150及び出力整合回路160を備えている。温度補償回路145と電圧レギュレータ140とは、コレクタ電圧生成部130eを構成している。
コンバータ740は、ベースバンド回路710から出力されたIQ信号を振幅変調信号と、位相変調信号Vphase とに変換する。振幅変調信号は、電力制御信号Vctrlとして温度補償回路145に、また、位相変調信号Vphase は電圧制御発振器750に入力される。電圧制御発振器750では、位相変調信号Vphase に基づいて発振周波数が制御される。電圧制御発信器750の出力信号は、入力整合回路150を経由してバイポーラトランジスタ110に入力される。
温度補償回路145は、入力された電力制御信号Vctrlに対して演算処理を行い、温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)を出力する。この温度補償回路出力電圧Vctrl’(T)は、電圧レギュレータ140に入力される。このとき、電圧レギュレータ140からは、コレクタ電圧Vcc(T)が出力され、バイポーラトランジスタ110のコレクタ端子に印加される。
なお、通信装置700では、温度補償回路145を高周波電力増幅器730の外部に設けたが、温度補償回路145は、第1〜第4の実施形態で説明したように高周波電力増幅器730の内部に設けていてもよい。また、電圧レギュレータ140の代わりに、DC/DCコンバータを用いてもよい。また、図16において、図12及び図14に示したようにバイポーラトランジスタ110を含む複数個のバイポーラトランジスタを縦列接続してもよい。
本発明にかかる高周波電力増幅器及び通信装置は、携帯電話等における高周波電力増幅器や携帯電話等の通信装置として有用である。
コレクタ電圧が0.6Vであるときの相互コンダクタンス、ベース電圧波形及びコレクタ電流波形を示した図 コレクタ電圧が0.1Vであるときの相互コンダクタンス、ベース電圧波形及びコレクタ電流波形を示した図 コレクタ電圧が0.6であるときのベース電圧とベース電流との関係を示した図及びベース電流と電流増幅率hfe との関係を示した図 コレクタ電圧が0.1Vであるときのベース電圧とベース電流との関係を示した図及びベース電流と電流増幅率hfe との関係を示した図 コレクタ電圧とコレクタ電流の関係を示した図 図5の一部拡大図 デバイス温度とコレクタオフセット電圧の関係を示した図 コレクタ電圧の温度補償によって得られた、ベース電圧とコレクタ電流との関係を示した図 コレクタ電圧と本発明の高周波電力増幅器からの出力電力との関係を示した図 本発明の第1実施形態に係る高周波電力増幅器の回路図 本発明の第2実施形態に係る高周波電力増幅器の回路図 図11に示す高周波電力増幅器の使用態様の一例を示す図 本発明の第3実施形態に係る高周波電力増幅器の回路図 図13に示す高周波電力増幅器の使用態様の一例を示す図 本発明の第4の実施形態に係る高周波電力増幅器の回路図 本発明の第5の実施形態に係る通信装置の回路図 従来の高周波電力増幅器の構成を示す回路図 従来の高周波電力増幅器におけるコレクタ電圧と出力電力の関係を示す図
符号の説明
100 高周波電力増幅器
110 バイポーラトランジスタ
120 ベースバイアス回路
130a コレクタ電圧生成部
140 電圧レギュレータ
145 温度補償回路
150 入力整合回路
160 出力整合回路
170 RFチョークインダクタ
180 加算器
190 温度補償用電圧源

Claims (10)

  1. バイポーラトランジスタの飽和領域においても出力電力の温度依存性を抑制できる高周波電力増幅器であって、
    バイポーラトランジスタと、
    前記バイポーラトランジスタにベース電圧を印加するベースバイアス回路と、
    前記バイポーラトランジスタにコレクタ電圧を印加するコレクタ電圧生成手段とを備え、
    前記コレクタ電圧生成手段は、入力された電力制御信号に基づき温度補償を行う温度補償回路を含む、高周波電力増幅器。
  2. 前記コレクタ電圧生成手段は、基準温度において所望のコレクタ電流が得られるコレクタ電圧と、実温度において当該所望のコレクタ電流を得るために必要なコレクタ電圧との差を、コレクタオフセット電圧として加えることを特徴とする、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  3. 前記温度補償回路は、
    温度補償用電圧源と、
    前記電力制御信号と前記温度補償用電圧源から出力されたオフセット電圧とを加算する加算器とを含む、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  4. 前記温度補償回路は、
    温度補償用電圧源と、
    前記電力制御信号から、前記温度補償用電圧源から出力されたオフセット電圧を減算する減算器とを含む、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  5. 前記コレクタ電圧生成手段が、電圧レギュレータを含む、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  6. 前記コレクタ電圧生成手段が、DC/DCコンバータを含む、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  7. 前記コレクタ電圧生成手段が、
    演算増幅器と、
    P型電界効果トランジスタ又はPNP型バイポーラトランジスタとを含む、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  8. 前記電力制御信号が振幅変調信号であることを特徴とする、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  9. 前記バイポーラトランジスタを複数備え、
    前記複数のバイポーラトランジスタは、多段に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  10. ベースバンド回路と、
    前記ベースバンド回路の出力信号を振幅変調信号と位相変調信号とに変換するコンバータと、
    前記振幅変調信号に基づき温度補償を行う温度補償回路を含むコレクタ電圧生成手段と、
    前記位相変調信号に基づき発振周波数を制御する電圧制御発振器と、
    前記コレクタ電圧生成手段の出力電圧がコレクタ端子に印加され、前記電圧制御発振器の出力がベース端子に入力されるバイポーラトランジスタと、
    前記バイポーラトランジスタにベース電圧を印加するベースバイアス回路とを備えた、通信装置。
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