JP2005268411A - 電荷転送装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電荷転送レジスタとしてのCCD間での転送効率のバラツキが抑制でき、転送効率の良い電荷転送装置を提供する。
【解決手段】 複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタ1a〜1dを4本と、次段に配された2本の電荷転送レジスタ1e、1fと、1つの電荷検出部4と、を備える。初段の電荷転送レジスタ1a〜1dのうち、相互に隣接する2本の電荷転送レジスタ1a、1bが次段の電荷転送レジスタ1eに、同じく2本の電荷転送レジスタ1c、1dが次段の電荷転送レジスタ1fに、それぞれ合流されている。合流後の2本の電荷転送レジスタ1e、1fが1つの電荷検出部4に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電荷転送装置及びその駆動方法に関する。
近年、イメージセンサや電荷転送装置においては、画素の微細化、高解像度化が進んできており、設計ルールの縮小が求められている。しかしながら、設計ルールの縮小の為には、費用と時間を要し、微細画素化の要求に対して即座に対応することは難しい。そのような事情から、設計ルールを変更せずに高解像度のCCDを実現するために、さまざまな電荷転送方式の開発が行われてきた。
図12はシングルCCD方式の電荷転送装置の構成を示す平面図である。
図12に示す電荷転送装置は、フォトダイオードを所定ピッチで備える1列のフォトダイオード列2と、1本のCCD(Charge Coupled Device)1と、このCCD1とフォトダイオード列2との間に設けられた読み出しゲート10と、を備えている。
図12において、フォトダイオード列2に含まれる各フォトダイオードからCCD1に向かう矢印は、それぞれのフォトダイオードからCCD1への電荷の読み出し方向を示している。つまり、フォトダイオードからの電荷は、読み出しゲート10を介してCCD1に読み出される。
また、CCD1は、出力ゲート3aを介して電荷検出部4に接続され、この電荷検出部4に隣接して、リセットゲート5が設けられている。さらに、リセットゲート5に隣接してドレイン6が設けられ、該ドレイン6は、電源電位が与えられる電源線8に接続されている。
また、電荷検出部4は、ソースフォロワアンプ7に接続されている。このソースフォロワアンプ7は、相互に接続されたMOSトランジスタ12a及び12bを備えている。このうちMOSトランジスタ12aのソースは電源線8に、ゲートは電荷検出部4に、ドレインはMOSトランジスタ12bのソースに、それぞれ接続されている。また、MOSトランジスタ12bのゲートは電源線8に、ドレインは、グランド(GND)電位が与えられるグランド(GND)線9に、それぞれ接続されている。更に、MOSトランジスタ12a及び12bの相互の接続点は、信号出力線11に接続されている。
このように、シングルCCD方式の電荷転送装置は、1列のフォトダイオード列2に対して1本のCCD1が設けられている。
次に、図13はデュアルCCD方式の電荷転送装置の構成を示す平面図である。
なお、図13に示す電荷転送装置において、図12に示す電荷転送装置におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図13に示すように、デュアルCCD方式の電荷転送装置においては、1列のフォトダイオード列2に対応して、その両側にCCD1a、1bが設けられている。
すなわち、フォトダイオード列2に含まれる各フォトダイオードは、その並び順において交互に、CCD1a側或いはCCD1b側にずらされた配置とされ、CCD1aとCCD1bとのうち何れか一方に接続され、該接続されている方のCCDに対して電荷を送るようになっている。
また、CCD1a及び1bは、出力ゲート3aにて合流され、ともに電荷検出部4に接続されている。
その他の点では、図13に示すデュアルCCD方式の電荷転送装置は、図12に示すシングルCCD方式の電荷転送装置と同様に構成されている。
図13に示すデュアルCCD方式では、CCD1a、1bの設計ルールは維持しつつ、フォトダイオード列2に含まれる各フォトダイオードのみを縮小(並び方向における寸法を縮小)して高解像度化している。
従来、電荷検出部4は各々のCCD1a、1bに個別に設けられており、CCD1a側及びCCD1b側で相互に独立に信号出力線11を備える形式であったが、このような構成の場合には、信号出力線11からの出力信号を外部回路で合成する必要があった。
このため、外部回路での出力信号の合成の手間を省く為に、図13に示すように2本のCCD1a及び1bから送られてきた電荷を1つの電荷検出部4で受ける方式が開発されたのである。
次に、図14は2画素構成のスタッガード型フォトダイオード配列方式の電荷転送装置の構成を示す平面図である。
なお、図14に示す電荷転送装置において、図13に示す電荷転送装置におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14に示すように、2画素構成のスタッガード型フォトダイオード配列方式の電荷転送装置は、相互に平行に配列された2列のフォトダイオード列2a、2bと、各フォトダイオード列2a、2bと1対1で対応するCCD1a、1bと、を備えている。
ここで、フォトダイオード列2aに含まれる各フォトダイオードと、フォトダイオード列2bに含まれる各フォトダイオードとは、それらの並び方向において、相互に1/2ピッチずつずらして配置されている。
その他の点では、図14に示すスタッガード型フォトダイオード配列方式の電荷転送装置は、図13に示すデュアルCCD方式の電荷転送装置と同様に構成されている。
図14に示す方式は、換言すれば、シングルCCD方式における2組のフォトダイオード列2、CCD1及び読み出しゲート10を、相互にずらして並べ、これら2組のフォトダイオード列2、CCD1及び読み出しゲート10から転送される電荷を電荷検出部4で合成し、単一出力を得る方法である。
ここで、図12乃至図14に示す各々の方式で解像度がどの様になるかについて、フォトダイオードのピッチが8μmのシングルCCD方式が実現できる設計ルールの場合を例として説明する。なお、通常、設計ルールで微細化が制限されるのは、CCDの電極配置に関わる設計である。
先ず、デュアルCCD方式(図13)ではフォトダイオードの寸法を4μmにし、2本のCCD1a、1bに対してフォトダイオードの電荷を1つ置きに各々のCCD1a、1bにより転送する事によって、8μmのシングルCCD方式に対し、同じ長さのチップ内に2倍の画素数を入れることが出来る。このデュアルCCD方式では、各々のCCD1a、1bの電極ピッチを8μmシングル方式と同じピッチで設計可能である。
次に、2画素構成のスタッガード型フォトダイオード配列方式(図14)では、フォトダイオードの寸法は8μmで、フォトダイオードの寸法が4μmのデュアルCCD方式(図13)に対し、同じ長さのチップ内に同じ画素数を入れることが出来る。フォトダイオード寸法が大きいことは、すなわち、S/Nを大きくでき、ダイナミックレンジが大きくできるメリットがある。
次に、図15は4画素構成のスタッガード型フォトダイオード配列方式の電荷転送装置の第1の例の構成を示す平面図であり、図16はその第2の例の構成を示す平面図である。
なお、図15及び図16に示す電荷転送装置において、図12乃至図14に示す電荷転送装置におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15に示す電荷転送装置は、相互に平行に配列された4列のフォトダイオード列2a、2b、2c、2dと、2本のCCD1a、1bと、を備えている。
すなわち、CCD1aの両側にフォトダイオード列2a及び2bが配置され、CCD1bの両側にフォトダイオード列2c及び2dが配置されている。
各フォトダイオード列2a〜2dにおけるフォトダイオードは、読み出しゲート10を介して対応するCCD(CCD1a、1bの何れか一方)に接続されている。更に、各フォトダイオード列2a〜2dのフォトダイオードにおいて、読み出しゲート10に接続されているのとは反対側の端部は電荷排出手段20a、20b、20cのうちの対応する電荷排出手段に接続されている。なお、CCD1aとCCD1bの間に配置されているフォトダイオード列2b及び2cの各フォトダイオードは、電荷排出手段20bに対して共通接続されている。
ここで、各フォトダイオード列2a〜2dは、それらの並び方向において、1/4ピッチずつずらして配置されている。このため、図15に示す電荷転送装置においては、デュアル方式(図13)の2倍の解像度を得る事が可能となる。しかしながら、図15の電荷転送装置の場合、各フォトダイオード列2a〜2d毎に分けて信号を読む必要がある。
その他の点では、図15に示す4画素構成のスタッガード型フォトダイオード配列方式の電荷転送装置は、図14に示す2画素構成のスタッガード型フォトダイオード配列方式の電荷転送装置と同様に構成されている。
また、図16に示す電荷転送装置は、相互に平行に配列された4列のフォトダイオード列2a、2b、2c、2dと、各フォトダイオード列2a〜2dと1対1で対応付けられた4本のCCD1a、1b、1c、1dと、を備えている。
各フォトダイオード列2a〜2dにおけるフォトダイオードは、読み出しゲート10を介して対応するCCD(CCD1a〜1dの何れか1つ)に接続されている。更に、各フォトダイオード列2a〜2dのフォトダイオードにおいて、読み出しゲート10に接続されているのとは反対側の端部は電荷排出手段20a、20bのうちの対応する電荷排出手段に接続されている。なお、CCD1aとCCD1bの間にはフォトダイオード列2a及び2bが配置され、これらフォトダイオード列2a及び2bは、電荷排出手段20aに対して共通接続されている。同様に、CCD1cとCCD1dの間にはフォトダイオード列2c及び2dが配置され、これらフォトダイオード列2c及び2dは、電荷排出手段20bに対して共通接続されている。
また、図16に示す電荷転送装置の場合、CCD1a及び1bは出力ゲート3aを介して電荷検出部4に接続されている。更に、CCD1a及び1b側には、上記の各電荷転送装置(図12乃至15)と同様に、リセットゲート5、ドレイン6、電源線8、ソースフォロワアンプ7、グランド線9及び信号出力線11が備えられている。
他方、CCD1c及び1dも出力ゲート3aを介して電荷検出部4に接続されているとともに、該CCD1c及び1d側には、上記の各電荷転送装置(図12乃至15)と同様に、リセットゲート5、ドレイン6、電源線8、ソースフォロワアンプ7、グランド線9及び信号出力線11が備えられている。
そして、CCD1a及び1b側の信号出力線11と、CCD1c及び1d側の信号出力線11が、信号切替器101に接続され、該信号切替器101は信号出力線102に接続されている。
ここで、図16に示す電荷転送装置の場合にも、図15の場合と同様に、各フォトダイオード列2a〜2dは、それらの並び方向において、1/4ピッチずつずらして配置されている。このため、図16に示す電荷転送装置においても、図15の場合と同様に、デュアル方式(図13)の2倍の解像度を得る事が可能となる。しかしながら、図16の電荷転送装置の場合、出力(信号出力線11)を2本にして、信号切替器101で出力を1本に合成する必要があった。
次に、図17は4CCD1出力方式の電荷転送装置の構成を示す平面図である。
なお、図17に示す電荷転送装置において、図12乃至図16に示す電荷転送装置におけるのと同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図17に示す4CCD1出力方式の電荷転送装置は、スタッガード型のS/Nが良いという利点、設計ルールを維持したままで更なる高解像度化できるという利点、転送に用いるクロック(パルスφ1,φ2)の周波数を1/2以下にできる利点を得る為に開発されたものである。
図17に示すように、4CCD1出力方式の電荷転送装置は、2列のフォトダイオード列2a、2bと、4本のCCD1a、1b、1c、1dと、を備えている。
すなわち、図17に示す電荷転送装置の場合、各々のフォトダイオード列2a、2bに対して2本ずつのCCD1a〜1dが設けられている。また、4本のCCD1a〜1dが1つの電荷検出部4に接続されている。
なお、フォトダイオード列2aに含まれる各フォトダイオードは、その並び順において交互に、CCD1a側或いはCCD1b側にずらされた配置とされて、CCD1aとCCD1bとのうち何れか一方に接続され、該接続されている方のCCDに対して電荷を送るようになっている。
同様に、フォトダイオード列2bに含まれる各フォトダイオードは、その並び順において交互に、CCD1c側或いはCCD1d側にずらされた配置とされて、CCD1cとCCD1dとのうち何れか一方に接続され、該接続されている方のCCDに対して電荷を送るようになっている。
ここで、2列のフォトダイオード列2a、2bは、フォトダイオードのピッチの1/2だけ、該フォトダイオードの並び方向において、相互にずらした配置とされている。このように1/2ピッチだけずらすことにより、一本のフォトダイオード列に対し2倍の解像度を得ることが可能となっている。
2列のフォトダイオード2a、2bから4本のCCD1a〜1dに分けて転送された電荷(信号電荷)は、順次、出力ゲート3c、出力ゲート3d及び出力ゲート3eを介して電荷検出部4に転送されて信号電圧に変換され、ソースフォロワアンプ7以降の出力回路を介して検出される。
なお、その他の従来技術としては、例えば、特許文献1乃至3の技術がある。
特開平11−205532号公報 特開平4−14842号公報 特開昭64−14966号公報
図18は4CCD1出力方式の電荷転送装置(図17)におけるポリシリコン電極の下側部分を示す要部拡大図、図19は4CCD1出力方式の電荷転送装置におけるポリシリコン電極の配置を示す要部拡大図である。
図18及び19に示すように、図示しないP型基板の一主面上にN型ウェル22(図18)が形成されており、該N型ウェル22上には、図示しない絶縁膜を介して第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25(共に図19)が交互に配置されるように形成されている。
第1層ポリシリコン電極24の間隙部にはボロン注入がなされ、N-型ウェル26がN型ウェル22の上層部に形成されている。これにより、第1層ポリシリコン電極24は電荷を蓄積するストレージ電極となり、第2層ポリシリコン電極25はバリア電極となる。
また、リセットゲート5に隣接するドレイン6は、N+型拡散層27(図18)により構成されている。
一般的に、電荷転送装置においては、感度向上のために電荷検出容量は小さくすることが望まれるため、電荷検出部4の面積は極力小さく作られる。4本のCCD1a〜1dから1つの小さい面積の電荷検出部4に電荷を転送するため、必然的にチャネル幅は絞り込まれ(例えば、CCD1b、1cにおける幅W1→W2への絞り込み)、かつ、対称性がないために必ず転送チャネルの長さ(幅W1に対する直交方向の長さ)に差異が生じる。転送チャネルの長さは転送スピードに関係する重要なパラメータであり、該転送チャネルの長さに差違が生じる結果、CCD1a〜1d間で転送効率にバラツキが生じるという問題がある。
また、図18において、CCD1a〜1dの電荷混じりを防止するために、チャネル分離領域15a〜15c(電極に形成された切り欠き形状部)を出力ゲート3d(図19参照)まで延ばしている。もしもチャネル分離領域15a〜15cが出力ゲート3dまで延びていないと、例えばCCD1bの最終電極にロウレベルのパルスが印加され、CCD1a、1c、1dの最終電極にハイレベルのパルスが印加されている場合、CCD1b下部の電荷の一部は、出力ゲート3cを経由してCCD1a、1c、1dに回り込み、電荷混じりが生じる可能性がある。
また、チャネル分離領域が出力ゲート3dまで延びていることにより、CCD1bとCCD1cのチャネル幅は転送方向に向かって幅W1から幅W2へと徐々に狭くなる。これにより、4本のCCD1a〜1dのうち、内側2本のCCD1b及び1cの転送効率が外側2本のCCD1a、1dに比べて劣化するという問題が生じる。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、電荷転送レジスタ(例えばCCD)間での転送効率のバラツキが抑制でき、転送効率の良い電荷転送装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電荷転送装置は、複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタを4n(nは正の整数)本と、前記初段の電荷転送レジスタから、順次、次段の電荷転送レジスタを介して転送された電荷を検出する電荷検出部と、を備え、前記初段の電荷転送レジスタのうち、相互に隣接する2本の電荷転送レジスタが、次段に配された1本の電荷転送レジスタに合流されることが、少なくとも1回以上繰り返され、該合流後の最後の2本の電荷転送レジスタが1つの前記電荷検出部に接続されていることを特徴としている。
また、本発明の電荷転送装置は、複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタを4本以上と、前記初段の電荷転送レジスタから、順次、次段の電荷転送レジスタを介して転送された電荷を検出する電荷検出部と、を備え、前記初段の電荷転送レジスタのうち相互に隣接する少なくとも2本の電荷転送レジスタが、次段に配された1つの電荷転送レジスタに合流されることが、少なくとも1回以上繰り返され、該合流後の或いは合流されないままの、合計数が前記初段の電荷転送レジスタよりも少ない電荷転送レジスタが、1つの前記電荷検出部に接続されていることを特徴としている。
本発明の電荷転送装置においては、当該電荷転送装置が備える各電荷転送レジスタは、第1の電極と第2の電極とを、電荷の送り方向において交互に複数段ずつ備えるとともに、相互に反転関係にある第1及び第2の2相のパルスが印加されることにより電荷を転送するように構成され、前記送り方向において相互に隣り合う1対の前記第1及び第2の電極からなる電極対が、前記第1のパルスが印加される第1の電極対と、前記第2のパルスが印加される第2の電極対と、が交互に位置するように設けられていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、相互に合流される2本の電荷転送レジスタのうち、一方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極対に対しては前記第1のパルスが印加される一方で、他方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極対に対しては前記第2のパルスが印加されることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、第1及び第2の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの一方の電荷転送レジスタへと合流される一方で、第3及び第4の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの他方の電荷転送レジスタへと合流される場合に、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに印加されるパルスと、前記第3及び第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスとでは、第1のパルスどうしの位相、並びに、第2のパルスどうしの位相が、それぞれ相互に1/4周期ずらされていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、最後の2本の電荷転送レジスタに印加されるパルスは、前記第1乃至第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスの1/2の周期に設定されていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルスとして用いる一方で、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルスとして用いることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共に入力される第1のAND回路と、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共に入力される第2のAND回路と、前記第1及び第2のAND回路からの出力が共に入力される第3のAND回路と、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共に入力される第4のAND回路と、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共に入力される第5のAND回路と、前記第4及び第5のAND回路からの出力が共に入力される第6のAND回路と、を備えることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、前段の電荷転送レジスタに印加されるパルスに基づき、次段の電荷転送レジスタに印加されるパルスが生成されるように構成されていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、次段の電荷転送レジスタに印加されるパルスとして、前段の電荷転送レジスタに印加されるパルスよりも高電圧のパルスを用いることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、当該電荷転送装置が備える各電荷転送レジスタは、第1の電極と第2の電極とを、電荷の送り方向において交互に複数段ずつ備えて構成されていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、相互に合流される2本の電荷転送レジスタにおける前記送り方向下流から、合流後の1本の電荷転送レジスタの上流にかけての部分において、前記電荷の送り方向における各段の第1の電極及び各段の第2の電極が、前記合流される2本の電荷転送レジスタ間の中心線を中心とした対称形をなしていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、相互に合流される2本の電荷転送レジスタと合流後の1本の電荷転送レジスタとにより略Y字形状を構成していることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、各段の前記第2の電極は、前記送り方向における幅が、該送り方向に対する交差方向に亘って略一定幅に形成されていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、相互に合流される2本の電荷転送レジスタにおける電荷の送り方向下流から合流後の1本の電荷転送レジスタの上流にかけての部分において、各段の前記第1の電極は、前記合流される2本の電荷転送レジスタ間の中心線に近づくにつれて次第に幅広となる一方で、該中心線から遠ざかるほど次第に幅狭となるように形成されていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、相互に合流される2本の電荷転送レジスタにおける電荷の送り方向下流から合流後の1本の電荷転送レジスタの上流にかけての部分において、各段の前記第1の電極における前記中心線側の幅広部が、前記送り方向下流側となるにつれて次第に幅狭とされていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、前記第1及び第2の電極は、それぞれポリシリコン層からなることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、各電荷転送レジスタはCCDにより構成されていることが好ましい。
本発明の電荷転送装置においては、前記光電変換部はフォトダイオードにより構成されていることが好ましい。
また、本発明の電荷転送装置の駆動方法は、本発明の電荷転送装置を駆動する方法であって、各電荷転送レジスタに対し、相互に反転関係にある第1及び第2の2相のパルスをそれぞれ印加することにより、電荷を転送させることを特徴としている。
本発明の電荷転送装置の駆動方法においては、相互に合流される2本の電荷転送レジスタのうち、一方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極対に対しては前記第1のパルスを印加する一方で、他方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極に対に対しては前記第2のパルスを印加することが好ましい。
本発明の電荷転送装置の駆動方法においては、第1及び第2の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの一方の電荷転送レジスタへと合流される一方で、第3及び第4の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの他方の電荷転送レジスタへと合流される場合に、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに印加されるパルスと、前記第3及び第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスとでは、第1のパルスどうしの位相、並びに、第2のパルスどうしの位相を、それぞれ相互に1/4周期ずらすことが好ましい。
本発明の電荷転送装置の駆動方法においては、最後の2本の電荷転送レジスタに印加されるパルスは、前記第1乃至第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスの1/2の周期に設定することが好ましい。
本発明の電荷転送装置の駆動方法においては、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルスとして用いる一方で、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルスとして用いることが好ましい。
また、本発明の電荷転送装置の駆動方法は、本発明の電荷転送装置を駆動する方法であって、前段の電荷転送レジスタに印加されるパルスに基づき、次段の電荷転送レジスタに印加されるパルスを生成することを特徴としている。
本発明によれば、複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタを4n(nは正の整数)本と、前記初段の電荷転送レジスタから、順次、次段の電荷転送レジスタを介して転送された電荷を検出する電荷検出部と、を備え、前記初段の電荷転送レジスタのうち、相互に隣接する2本の電荷転送レジスタが、次段に配された1本の電荷転送レジスタに合流されることが、少なくとも1回以上繰り返され、該合流後の最後の2本の電荷転送レジスタが1つの前記電荷検出部に接続されているので、各電荷転送レジスタを合流させるに際し、対称性良く絞り込むことができ、絞り込みも緩やかになるため、各電荷転送レジスタ間での転送効率のバラツキが抑制でき、転送効率の良い電荷転送装置が実現できる。また、電荷転送レジスタ間の電荷混じりを防止するためのパターン構造に起因する転送劣化のない電荷転送装置を実現できる。
また、本発明によれば、複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタを4本以上と、前記初段の電荷転送レジスタから、順次、次段の電荷転送レジスタを介して転送された電荷を検出する電荷検出部と、を備え、前記初段の電荷転送レジスタのうち相互に隣接する少なくとも2本の電荷転送レジスタが、次段に配された1つの電荷転送レジスタに合流されることが、少なくとも1回以上繰り返され、該合流後の或いは合流されないままの、合計数が前記初段の電荷転送レジスタよりも少ない電荷転送レジスタが、1つの前記電荷検出部に接続されているので、各電荷転送レジスタを合流させるに際し、対称性良く絞り込むことができ、絞り込みも緩やかになるため、各電荷転送レジスタ間での転送効率のバラツキが抑制でき、転送効率の良い電荷転送装置が実現できる。また、電荷転送レジスタ間の電荷混じりを防止するためのパターン構造に起因する転送劣化のない電荷転送装置を実現できる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る電荷転送装置の構造を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電荷転送装置は、2列のフォトダイオード列2a、2bと、初段の4本のCCD1a、1b、1c、1dと、次段の2本のCCD1e、1fと、を備えている。
このうちフォトダイオード列2aに対して2本のCCD1a、1bが、フォトダイオード列2bに対して2本のCCD1c、1dが、それぞれ設けられている。
なお、各フォトダイオード列2a、2bは、それぞれ、複数のフォトダイオード(光電変換部)を所定ピッチで配列された状態で備えている。
また、フォトダイオード列2a、2bに含まれる各フォトダイオードとCCD1a〜1dとの間には、読み出しゲート10が設けられている。
なお、フォトダイオード列2aに含まれる各フォトダイオードは、その並び順において交互に、CCD1a側或いはCCD1b側にずらされた配置とされ、CCD1aとCCD1bとのうち何れか一方のCCDに対し、読み出しゲート10を介して接続され、該接続されている方のCCDに対して電荷を送るようになっている。
同様に、フォトダイオード列2bに含まれる各フォトダイオードは、その並び順において交互に、CCD1c側或いはCCD1d側にずらされた配置とされ、CCD1cとCCD1dとのうち何れか一方のCCDに対し、読み出しゲート10を介して接続され、該接続されている方のCCDに対して電荷を送るようになっている。
ここで、2列のフォトダイオード列2a、2bは、フォトダイオードのピッチの1/2だけ、該フォトダイオードの並び方向において、相互にずらした配置とされている。このように2列のフォトダイオード列2a、2bを1/2ピッチだけずらして配置することにより、一本のフォトダイオード列に対し2倍の解像度を得ることが可能となっている。
CCD1a及び1bは、図1のA部において、転送ゲート13a及び13bを介して、次段のCCD1eに合流している(CCD1eに接続されている)。
同様に、CCD1c及び1dは、図1のB部において、転送ゲート13a及び13bを介して、次段のCCD1fに合流している。
また、CCD1e及び1fは、図1のC部において、出力ゲート3a、3bを介して、電荷検出部4に接続されている。
この電荷検出部4には、隣接してリセットゲート5が設けられており、さらにリセットゲート5に隣接してドレイン6が設けられ、該ドレイン6は、電源電位が与えられる電源線8に接続されている。
また、電荷検出部4は、ソースフォロワアンプ7に接続されている。
このソースフォロワアンプ7は、相互に接続されたMOSトランジスタ12a及び12bを備えている。このうちMOSトランジスタ12aのソースは電源線8に、ゲートは電荷検出部4に、ドレインはMOSトランジスタ12bのソースに、それぞれ接続されている。また、MOSトランジスタ12bのゲートは電源線8に、ドレインは、グランド(GND)電位が与えられるグランド(GND)線9に、それぞれ接続されている。更に、MOSトランジスタ12a及び12bの相互の接続点は、信号出力線11に接続されている。
次に、図2は図1のA部の拡大図、図3は図1のB部の拡大図、図4は図1のC部の拡大図である。
図2乃至図4に示すように、各CCD1a〜1fは、第1層ポリシリコン電極(第1の電極)24と第2層ポリシリコン電極(第2の電極)25とを、電荷の送り方向において交互に複数段ずつ備えて構成されている。
本実施形態においては、2相駆動のCCD1a〜1fを備える電荷転送装置を例示しており、各CCD1a〜1fは、相互に反転関係にある第1及び第2の2相のパルスが印加されることにより電荷を転送するように構成されている。
ここで、CCD1a及び1bはパルスφ1及びφ2(図7参照)による2相駆動であり、CCD1c及び1dはパルスφ3及びφ4(図7参照)による2相駆動であり、CCD1e及び1fはパルスφ5及びφ6(図7参照)による2相駆動である。
また、図7に示すように、パルスφ1、φ2、φ3及びφ4は、相互に周期が同一である。また、パルスφ1とパルスφ2とはハイレベルとロウレベルとが相互に反転しており、パルスφ3とパルスφ4とはハイレベルとロウレベルとが相互に反転しており、パルスφ5とパルスφ6とはハイレベルとロウレベルとが相互に反転している。
また、パルスφ1とパルスφ3とは互いに1/4周期分位相がずれており、パルスφ2とパルスφ4とは互いに1/4周期分位相がずれている。
更に、パルスφ5及びパルスφ6の周期は、パルスφ1〜φ4の周期の1/2となっている。
CCD1aには、より具体的には、電荷の送り方向において相互に隣り合う1対の第1層ポリシリコン電極24と第2層ポリシリコン電極25からなる電極対33、34が、電荷の送り方向において交互に位置するように設けられている。このうち電極対34に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第1のパルスとしてのパルスφ1が印加されるようになっている。他方、電極対33に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第2のパルスとしてのパルスφ2が印加されるようになっている。
同様に、CCD1bには、電荷の送り方向において相互に隣り合う1対の第1層ポリシリコン電極24と第2層ポリシリコン電極25からなる電極対35、36が、電荷の送り方向において交互に位置するように設けられている。このうち電極対36に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第2のパルスとしてのパルスφ2が印加されるようになっている。他方、電極対35に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第1のパルスとしてのパルスφ1が印加されるようになっている。
つまり、相互に合流されるCCD1a及びCCD1bのうち、一方のCCD1aの最下流に位置する電極対34に対しては、例えば、第1のパルスとしてのパルスφ1が印加される一方で、他方のCCD1bの最下流に位置する電極対36に対しては第2のパルスとしてのパルスφ2が印加される。
また、同様に、CCD1cには、電荷の送り方向において相互に隣り合う1対の第1層ポリシリコン電極24と第2層ポリシリコン電極25からなる電極対51、52が、電荷の送り方向において交互に位置するように設けられている。このうち電極対52に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第1のパルスとしてのパルスφ3が印加されるようになっている。他方、電極対51に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第2のパルスとしてのパルスφ4が印加されるようになっている。
同様に、CCD1dには、電荷の送り方向において相互に隣り合う1対の第1層ポリシリコン電極24と第2層ポリシリコン電極25からなる電極対53、54が、電荷の送り方向において交互に位置するように設けられている。このうち電極対54に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第2のパルスとしてのパルスφ4が印加されるようになっている。他方、電極対53に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第1のパルスとしてのパルスφ3が印加されるようになっている。
つまり、相互に合流されるCCD1c及びCCD1dのうち、一方のCCD1cの最下流に位置する電極対52に対しては第1のパルスとしてのパルスφ3が印加される一方で、他方のCCD1dの最下流に位置する電極対54に対しては第2のパルスとしてのパルスφ4が印加される。
ここで、CCD1a(第1の電荷転送レジスタ)及びCCD1b(第2の電荷転送レジスタ)に印加されるパルスと、CCD1c(第3の電荷転送レジスタ)及びCCD1d(第4の電荷転送レジスタ)に印加されるパルスとでは、第1のパルスどうしの位相、並びに、第2のパルスどうしの位相が、それぞれ相互に1/4周期ずらされている。つまり、上記のように、パルスφ1とパルスφ3とは、相互の位相が1/4周期ずらされ、同様に、パルスφ2とパルスφ4とは、相互の位相が1/4周期ずらされている。
なお、パルスφ1〜φ4は図示しないパルス発生手段により発生され、各電極24、25に印加される。
また、図2及び図4に示すように、CCD1eにも、電荷の送り方向において相互に隣り合う1対の第1層ポリシリコン電極24と第2層ポリシリコン電極25からなる電極対37、38が、電荷の送り方向において交互に位置するように設けられている。このうち電極対37に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第1のパルスとしてのパルスφ5が印加されるようになっている。他方、電極対38に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第2のパルスとしてのパルスφ6が印加されるようになっている。
同様に、CCD1fにも、図3及び図4に示すように、電荷の送り方向において相互に隣り合う1対の第1層ポリシリコン電極24と第2層ポリシリコン電極25からなる電極対55、56が、電荷の送り方向において交互に位置するように設けられている。このうち電極対56に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第1のパルスとしてのパルスφ5が印加されるようになっている。他方、電極対55に含まれる第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25には、それぞれ第2のパルスとしてのパルスφ6が印加されるようになっている。
なお、図4に示すように、最後の2本のCCD1e及びCCD1fにおいて、出力ゲート3aに隣接する第2層ポリシリコン電極25は、電極対を構成しておらず、この電極を特に最終転送電極14a、14bと呼ぶ。
そして、最後の2本のCCD1e及びCCD1fのうち、一方のCCD1eの最終転送電極14aには、第2のパルスとしてのパルスφ6が印加される一方で、他方のCCD1fの最終転送電極14bには、第1のパルスとしてのパルスφ5が印加される。
ここで、最後の2本のCCD1e及びCCD1fに印加されるパルスφ5及びφ6は、前段のCCD1a〜1dに印加されるパルスの1/2の周期に設定されている。
また、本実施形態の場合、例えば、前段のCCD1a〜1dに印加されるパルスφ1〜φ4に基づき、次段のCCD1e、1fに印加されるパルスφ5及びφ6が生成されるように構成されている。
ここで、図8は、パルスφ1〜φ4を用いてパルスφ5、φ6を生成するロジック回路の例を示す回路図である。
図8に示すロジック回路は、パルスφ2及びパルスφ3が入力される第1のAND回路41と、パルスφ1及びパルスφ4が入力される第2のAND回路42と、第1のAND回路41及び第2のAND回路42からの出力が共に入力される第3のAND回路43と、パルスφ2及びパルスφ4が入力される第4のAND回路44と、パルスφ1及びパルスφ3が入力される第5のAND回路45と、第4のAND回路44及び第5のAND回路45からの出力が共に入力される第6のAND回路46と、を備えて構成されている。従って、第3のAND回路43はパルスφ5を、第6のAND回路46はパルスφ6を、それぞれ出力する。
このようなロジック回路を用いることにより、CCD1a及びCCD1bに対し印加されるパルスφ2とCCD1c及びCCD1dに対し印加されるパルスφ3とが共にハイレベル、かつ、CCD1a及びCCD1bに対し印加されるパルスφ1とCCD1c及びCCD1dに対し印加されるパルスφ4とが共にハイレベルのときに発生されるパルス、すなわちパルスφ5を、最後の2本のうちの一方のCCD1eに印加する第1のパルス、並びに、最後の2本のうちの他方のCCD1fに印加する第2のパルスとして用いることができる。また、CCD1a及びCCD1bに対し印加されるパルスφ2とCCD1c及びCCD1dに対し印加されるパルスφ4とが共にハイレベル、かつ、CCD1a及びCCD1bに対し印加されるパルスφ1とCCD1c及びCCD1dに対し印加されるパルスφ3とが共にハイレベルのときに発生されるパルス、すなわちパルスφ6を、最後の2本のうちの一方のCCD1eに印加する第2のパルス、並びに、最後の2本のうちの他方のCCD1fに印加する第1のパルスとして用いることができる。
次に、電極のより具体的な形状について説明する。
図2に示すように、相互に合流される2本のCCD1a、1bにおける電荷の送り方向下流から、これらCCD1a及び1bの合流後の1本のCCD1eの上流にかけての部分において、電荷の送り方向に並ぶ各段の第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25の各々が、合流される2本のCCD1a、1b間の中心線を中心とした対称形をなしている。
また、具体的には、例えば、相互に合流される2本のCCD1a、1bと合流後の1本のCCD1eとが略Y字形状をなしている。
なお、各段の第2層ポリシリコン電極25は、電荷の送り方向における幅が、該送り方向に対する交差方向に亘って略一定幅に形成されている。
更に、相互に合流される2本のCCD1a、1bにおける電荷の送り方向下流から合流後の1本のCCD1eの上流にかけての部分において、各段の第1層ポリシリコン電極24は、合流される2本の電荷転送レジスタ間の中心線に近づくにつれて次第に幅広となる一方で、該中心線から遠ざかるほど次第に幅狭となるように形成されている。加えて、各段の第1層ポリシリコン電極24における前記中心線側の幅広部が、電荷の送り方向下流側となるにつれて次第に幅狭とされている。
同様に、図3に示すように、相互に合流される2本のCCD1a、1bにおける電荷の送り方向下流から、これらCCD1a及び1bの合流後の1本のCCD1eの上流にかけての部分において、電荷の送り方向に並ぶ各段の第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25の各々が、合流される2本のCCD1a、1b間の中心線を中心とした対称形をなしている。
また、具体的には、例えば、相互に合流される2本のCCD1a、1bと合流後の1本のCCD1eとが略Y字形状をなしている。
更に、相互に合流される2本のCCD1a、1bにおける電荷の送り方向下流から合流後の1本のCCD1eの上流にかけての部分において、各段の第1層ポリシリコン電極24は、合流される2本の電荷転送レジスタ間の中心線に近づくにつれて次第に幅広となる一方で、該中心線から遠ざかるほど次第に幅狭となるように形成されている。加えて、各段の第1層ポリシリコン電極24における前記中心線側の幅広部が、電荷の送り方向下流側となるにつれて次第に幅狭とされている。
電極は、以上のような形状とされているため、2本のCCD1a及び1bを1本のCCD1eへと絞り込む際、並びに、2本のCCD1c及び1dを1本のCCD1fへと絞り込む際にも、各段の第2層ポリシリコン電極25は、電荷の送り方向における幅を、該送り方向に対する交差方向に亘って略一定幅に維持したままで、なめらかに絞り込みを行うことができている。
次に、図5は図2のX−X´線に沿った断面構造を示す図、図6は図4のY−Y´線に沿った断面構造を示す図である。
図5に示すように、P型基板21の一主面上にN型ウェル22が形成されており、該N型ウェル22上には、絶縁膜23を介して第1層ポリシリコン電極24及び第2層ポリシリコン電極25が交互に配置されるように形成されている。
第1層ポリシリコン電極24の間隙部にはボロン注入がなされ、N-型ウェル26がN型ウェル22の上層部に形成されている。これにより、第1層ポリシリコン電極24は電荷を蓄積するストレージ電極となり、第2層ポリシリコン電極25はバリア電極となる。
また、図6に示すように、最終転送電極14aの下方に位置するN型ウェル22の一部には、局部的にバリアボロン注入がなされることにより上層部にN-型ウェル26が形成され、1電極(1つの最終転送電極14a)の下部にストレージ領域とバリア領域が存在する。
また、電荷検出部4には、第2層ポリシリコン25で形成されたソースフォロワアンプ7のMOSトランジスタ12aのゲート電極が接続されている。また、リセットゲート5に隣接するドレイン6は、N+型拡散層27により構成されている。
次に、動作を説明する。
図1において、フォトダイオード列2a、2bに含まれる各フォトダイオードからCCD1a〜1dに向かう矢印は、それぞれのフォトダイオードからCCD1a〜1dへの電荷の読み出し方向を示しており、交互に異なるCCDに電荷が転送される。つまり、フォトダイオード列2aにおける一端側のフォトダイオードからはCCD1bに電荷が転送され、その隣のフォトダイオードからはCCD1aに電荷が転送され、更にその隣のフォトダイオードからはCCD1bに電荷が転送されるといったように、各フォトダイオードから対応する(つまり接続されている)CCDへと電荷が転送される。
CCD1a及びCCD1bを介して転送されてきた電荷は、転送ゲート13a、13bを介して、交互にCCD1eに転送される。すなわち、パルスφ1がロウレベルでパルスφ5がハイレベルの時に、CCD1aからCCD1eに電荷が転送される。また、パルスφ2がロウレベルでパルスφ5がハイレベルの時に、CCD1bからCCD1eに電荷が転送される。
同様に、CCD1c及びCCD1dを介して転送されてきた電荷は、転送ゲート13a、13bを介して、交互にCCD1fに転送される。
すなわち、パルスφ3がロウレベルでパルスφ6がハイレベルの時に、CCD1cからCCD1fに電荷が転送される。また、パルスφ4がロウレベルでパルスφ6がハイレベルの時に、CCD1dからCCD1fに電荷が転送される。
なお、転送ゲート13a、13bには、該転送ゲート13a、13bの下部のチャネル電位が転送ゲート13aの下部よりも転送ゲート13bの下部の方が高くなるようなDC電圧が印加されている。
また、CCD1e及びCCD1fを介して転送されてきた電荷は、出力ゲート3a、3bを介して、交互に電荷検出部4に転送される。
すなわち、パルスφ6がロウレベルの時に、CCD1eから電荷検出部4に電荷が転送され、パルスφ5がロウレベルの時に、CCD1fから電荷検出部4に電荷が転送される。
なお、出力ゲート3a、3bには、該出力ゲート3a、3bの下部のチャネル電位が出力ゲート3aの下部よりも出力ゲート3bの下部の方が高くなるようなDC電圧が印加されている。
この結果、信号電荷は、CCD1b→CCD1d→CCD1a→CCD1cの順に出力される。電荷検出部4に転送された信号電荷は電圧に変換され、ソースフォロワアンプ7を介して出力される。電荷検出後、電荷検出部4はリセットゲート5へのリセットパルスの印加により、ドレイン6の電位にリセットされる。
次に、図9は本実施形態に係る電荷転送装置における電荷検出部近傍の電極下部を示す要部拡大図、図10は本実施形態に係る電荷転送装置における電荷検出部近傍の電極の配置を示す要部拡大図である。
図9及び図10に示すように、本実施形態においては、4本のCCD1a〜1dを一旦2本のCCD1e、1fに合流させた後、これら最後の2本のCCD1e、1fを合流させて、電荷検出部4に接続しているため、従来例に比べて対称性が良く、CCDの転送チャネルの形状を互いにほぼ同一とすることが可能である。すなわち、各CCDを合流させるに際し、CCD1aとCCD1bの転送チャネルの形状を互いにほぼ同一とし、CCD1cとCCD1dの転送チャネルの形状を互いにほぼ同一とし、CCD1a及びCCD1bと、CCD1c及びCCD1dとの転送チャネルの形状を互いにほぼ同一とし、CCD1eとCCD1fの転送チャネルの形状を互いにほぼ同一として、対称性良く絞り込むことができるとともに、絞り込みも緩やかにすることができる。したがって、CCD間の転送効率のバラツキを抑制することができ、転送効率の良い電荷転送装置が実現できる。
また、従来例に比べて半分のチャネル本数で済むためレイアウト面積に余裕が生まれ、CCD間の電荷混じりを防止するためのチャネル分離領域を形成しても、図18に見られたようなCCDチャネル幅の急激な絞り込みを避けることができる。したがって、パターン構造に起因する転送劣化を生じることがない。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態では、上記の第1の実施形態で説明した電荷転送装置において、パルスφ1〜φ4を5Vとし、パルスφ5及びφ6はパルスφ1〜φ4よりも高い電圧パルスとする例について説明する。
図11は、第2の実施形態に係る電荷転送装置の場合における図2のX−X´線に沿った断面図である。
パルスφ5及びφ6(パルスφ1〜φ4よりも高い電圧パルス)は、図8の回路を用いるとともに、以下に説明するようにして昇圧を行い、発生させる。
すなわち、パルスφ1〜φ4を発生させる電極の下方は第1N-型ウェル(図5及び図6に示したN-型ウェル26に相当)とする一方で、パルスφ5、φ6を発生させる電極の下方は第2N-型ウェル29とし、打ち分けを行う。これにより、パルスφ5、φ6側の第1及び第2層ポリシリコン電極24,25下のポテンシャル差を、パルスφ1〜φ4側と独立に変更することが可能である。
図11の下部にポテンシャル図を示す。図11に示すのは、パルスφ5がロウレベル、パルスφ6がハイレベルの場合である。第1ポテンシャル(ポテンシャル1)30aと第2ポテンシャル(ポテンシャル2)30bの差、並びに、第3ポテンシャル(ポテンシャル3)30cと第4ポテンシャル(ポテンシャル4)30dの差は第2N-型ウェル29の濃度で調整を行い、第1ポテンシャル30aと第3ポテンシャル30cの差、または第2ポテンシャル30bと第4ポテンシャル30dの差はパルスφ6の電圧値で調整を行う。
パルスφ6の電圧を5Vより高くすることと第2N-型ウェル29の注入濃度を上げることを組み合わせることにより、図11の電荷蓄積部分31に貯められる電荷量はパルスφ1〜φ4の発生側と比べて増加する。
これにより、上記の第1の実施形態の場合と同じ電荷量を転送する場合、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の場合よりも、パルスφ5、φ6の電荷転送チャネル幅を狭めることができ、省スペース化が可能である。
以上のように、第2の実施形態によれば、上記の第1の実施形態の場合と同様の効果が得られる他に、第1の実施形態の場合よりも、パルスφ5、φ6の電荷転送チャネル幅を狭めることができ、省スペース化が図れる。
第1の実施形態に係る電荷転送装置の構造を示す平面図である。 図1のA部の拡大図である。 図1のB部の拡大図である。 図1のC部の拡大図である。 図2のX−X´線に沿った断面図である。 図4のY−Y´線に沿った断面図である。 第1の実施形態の場合の動作タイミングを示すタイムチャートである。 φ5及びφ6のタイミング発生回路の例を示す回路図である。 図1の電荷転送装置におけるポリシリコン電極の下側部分を示す要部拡大図である。 図1の電荷転送装置におけるポリシリコン電極の配置を示す要部拡大図である。 第2の実施形態に係る電荷転送装置の場合における図2のX−X´線に沿った断面図である。 従来のシングルCCD方式の電荷転送装置の構造を示す平面図である。 従来のデュアルCCD方式の電荷転送装置の構造を示す平面図である。 従来の2画素構成スタッガード方式の電荷転送装置の構造を示す平面図である。 従来の4画素構成スタッガード方式の電荷転送装置の第1の例の構造を示す平面図である。 従来の4画素構成スタッガード方式の電荷転送装置の第2の例の構造を示す平面図である。 従来の4CCD1出力方式の電荷転送装置の構造を示す平面図である。 図17の電荷転送装置におけるポリシリコン電極の下側部分を示す要部拡大図である。 図17の電荷転送装置におけるポリシリコン電極の配置を示す要部拡大図である。
符号の説明
1a CCD(電荷転送レジスタ:特に、初段の電荷転送レジスタで、第1の電荷転送レジスタ)
1b CCD(電荷転送レジスタ:特に、初段の電荷転送レジスタで、第2の電荷転送レジスタ)
1c CCD(電荷転送レジスタ:特に、初段の電荷転送レジスタで、第3の電荷転送レジスタ)
1d CCD(電荷転送レジスタ:特に、初段の電荷転送レジスタで、第4の電荷転送レジスタ)
1e CCD(電荷転送レジスタ:特に、次段、且つ、最後の2本のうちの一方の電荷転送レジスタ)
1f CCD(電荷転送レジスタ:特に、次段、且つ、最後の2本のうちの他方の電荷転送レジスタ)
2a フォトダイオード列(光電変換部の列を備える)
2b フォトダイオード列(光電変換部の列を備える)
4 電荷検出部
φ1 第1のパルス(特に、第1及び第2の電荷転送レジスタに印加されるパルス)
φ2 第2のパルス(特に、第1及び第2の電荷転送レジスタに印加されるパルス)
φ3 第1のパルス(特に、第3及び第4の電荷転送レジスタに印加されるパルス)
φ4 第2のパルス(特に、第3及び第4の電荷転送レジスタに印加されるパルス)
φ5 第1のパルス(特に、最後の2本の電荷転送レジスタに印加されるパルス)
φ6 第2のパルス(特に、最後の2本の電荷転送レジスタに印加されるパルス)
24 第1層ポリシリコン電極(第1の電極)
25 第2層ポリシリコン電極(第2の電極)
41 第1のAND回路
42 第2のAND回路
43 第3のAND回路
44 第4のAND回路
45 第5のAND回路
46 第6のAND回路

Claims (25)

  1. 複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタを4n(nは正の整数)本と、
    前記初段の電荷転送レジスタから、順次、次段の電荷転送レジスタを介して転送された電荷を検出する電荷検出部と、
    を備え、
    前記初段の電荷転送レジスタのうち、相互に隣接する2本の電荷転送レジスタが、次段に配された1本の電荷転送レジスタに合流されることが、少なくとも1回以上繰り返され、該合流後の最後の2本の電荷転送レジスタが1つの前記電荷検出部に接続されていることを特徴とする電荷転送装置。
  2. 複数の光電変換部が接続された初段の電荷転送レジスタを4本以上と、
    前記初段の電荷転送レジスタから、順次、次段の電荷転送レジスタを介して転送された電荷を検出する電荷検出部と、
    を備え、
    前記初段の電荷転送レジスタのうち相互に隣接する少なくとも2本の電荷転送レジスタが、次段に配された1つの電荷転送レジスタに合流されることが、少なくとも1回以上繰り返され、該合流後の或いは合流されないままの、合計数が前記初段の電荷転送レジスタよりも少ない電荷転送レジスタが、1つの前記電荷検出部に接続されていることを特徴とする電荷転送装置。
  3. 当該電荷転送装置が備える各電荷転送レジスタは、第1の電極と第2の電極とを、電荷の送り方向において交互に複数段ずつ備えるとともに、相互に反転関係にある第1及び第2の2相のパルスが印加されることにより電荷を転送するように構成され、
    前記送り方向において相互に隣り合う1対の前記第1及び第2の電極からなる電極対が、前記第1のパルスが印加される第1の電極対と、前記第2のパルスが印加される第2の電極対と、が交互に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電荷転送装置。
  4. 相互に合流される2本の電荷転送レジスタのうち、一方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極対に対しては前記第1のパルスが印加される一方で、他方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極対に対しては前記第2のパルスが印加されることを特徴とする請求項3に記載の電荷転送装置。
  5. 第1及び第2の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの一方の電荷転送レジスタへと合流される一方で、第3及び第4の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの他方の電荷転送レジスタへと合流される場合に、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに印加されるパルスと、前記第3及び第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスとでは、第1のパルスどうしの位相、並びに、第2のパルスどうしの位相が、それぞれ相互に1/4周期ずらされていることを特徴とする請求項4に記載の電荷転送装置。
  6. 最後の2本の電荷転送レジスタに印加されるパルスは、前記第1乃至第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスの1/2の周期に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の電荷転送装置。
  7. 前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルスとして用いる一方で、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルスとして用いることを特徴とする請求項6に記載の電荷転送装置。
  8. 前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共に入力される第1のAND回路と、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共に入力される第2のAND回路と、
    前記第1及び第2のAND回路からの出力が共に入力される第3のAND回路と、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第2のパルスとが共に入力される第4のAND回路と、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加される第1のパルスとが共に入力される第5のAND回路と、
    前記第4及び第5のAND回路からの出力が共に入力される第6のAND回路と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の電荷転送装置。
  9. 前段の電荷転送レジスタに印加されるパルスに基づき、次段の電荷転送レジスタに印加されるパルスが生成されるように構成されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  10. 次段の電荷転送レジスタに印加されるパルスとして、前段の電荷転送レジスタに印加されるパルスよりも高電圧のパルスを用いることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  11. 当該電荷転送装置が備える各電荷転送レジスタは、第1の電極と第2の電極とを、電荷の送り方向において交互に複数段ずつ備えて構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  12. 相互に合流される2本の電荷転送レジスタにおける前記送り方向下流から、合流後の1本の電荷転送レジスタの上流にかけての部分において、
    前記電荷の送り方向における各段の第1の電極及び各段の第2の電極が、
    前記合流される2本の電荷転送レジスタ間の中心線を中心とした対称形をなしていることを特徴とする請求項11に記載の電荷転送装置。
  13. 相互に合流される2本の電荷転送レジスタと合流後の1本の電荷転送レジスタとにより略Y字形状を構成していることを特徴とする請求項12に記載の電荷転送装置。
  14. 各段の前記第2の電極は、前記送り方向における幅が、該送り方向に対する交差方向に亘って略一定幅に形成されていることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  15. 相互に合流される2本の電荷転送レジスタにおける電荷の送り方向下流から合流後の1本の電荷転送レジスタの上流にかけての部分において、
    各段の前記第1の電極は、前記合流される2本の電荷転送レジスタ間の中心線に近づくにつれて次第に幅広となる一方で、該中心線から遠ざかるほど次第に幅狭となるように形成されていることを特徴とする請求項14に記載の電荷転送装置。
  16. 相互に合流される2本の電荷転送レジスタにおける電荷の送り方向下流から合流後の1本の電荷転送レジスタの上流にかけての部分において、
    各段の前記第1の電極における前記中心線側の幅広部が、前記送り方向下流側となるにつれて次第に幅狭とされていることを特徴とする請求項15に記載の電荷転送装置。
  17. 前記第1及び第2の電極は、それぞれポリシリコン層からなることを特徴とする請求項11乃至16のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  18. 各電荷転送レジスタはCCDにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  19. 前記光電変換部はフォトダイオードにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の電荷転送装置。
  20. 請求項3乃至10のいずれか一項に記載の電荷転送装置を駆動する方法であって、
    各電荷転送レジスタに対し、相互に反転関係にある第1及び第2の2相のパルスをそれぞれ印加することにより、電荷を転送させることを特徴とする電荷転送装置の駆動方法。
  21. 相互に合流される2本の電荷転送レジスタのうち、一方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極対に対しては前記第1のパルスを印加する一方で、他方の電荷転送レジスタの最下流に位置する前記電極に対に対しては前記第2のパルスを印加することを特徴とする請求項20に記載の電荷転送装置の駆動方法。
  22. 第1及び第2の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの一方の電荷転送レジスタへと合流される一方で、第3及び第4の電荷転送レジスタが最後の2本のうちの他方の電荷転送レジスタへと合流される場合に、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに印加されるパルスと、前記第3及び第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスとでは、第1のパルスどうしの位相、並びに、第2のパルスどうしの位相を、それぞれ相互に1/4周期ずらすことを特徴とする請求項21に記載の電荷転送装置の駆動方法。
  23. 最後の2本の電荷転送レジスタに印加されるパルスは、前記第1乃至第4の電荷転送レジスタに印加されるパルスの1/2の周期に設定することを特徴とする請求項22に記載の電荷転送装置の駆動方法。
  24. 前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルスとして用いる一方で、
    前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第2のパルスとが共にハイレベル、かつ、前記第1及び第2の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスと前記第3及び第4の電荷転送レジスタに対し印加する第1のパルスとが共にハイレベルのときに発生されるパルスを、最後の2本のうちの前記一方の電荷転送レジスタに印加する第2のパルス、並びに、最後の2本のうちの前記他方の電荷転送レジスタに印加する第1のパルスとして用いることを特徴とする請求項23に記載の電荷転送装置の駆動方法。
  25. 請求項1乃至19のいずれか一項に記載の電荷転送装置を駆動する方法であって、
    前段の電荷転送レジスタに印加されるパルスに基づき、次段の電荷転送レジスタに印加されるパルスを生成することを特徴とする電荷転送装置の駆動方法。

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