JP2005263928A - ポリアセタール樹脂の組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリアセタール樹脂の機械的特性を実質上全く損なうことなく、成形加工時の離型性を極めて高度に改善する。
【解決手段】(A)ポリアセタール樹脂100重量部に対して、(B)炭素数10〜20を有する高級脂肪酸由来のエチレングリコールジ脂肪酸エステルの少なくとも1種を0.15〜0.25重量部および(C)数平均分子量3000〜20000のポリアルキレングリコールの少なくとも1種を(B)成分の1/2〜3/4倍重量部添加してなるポリアセタール樹脂組成物。
【選択図】選択図なし

Description

本発明は、ポリアセタール樹脂の本来有する優れた機械的特性を実質上全く損なうことなく、成形加工時の離型性を極めて高度に改善すると同時に、あわせて耐熱エージング性、耐熱水性といった長期熱安定性にも優れたポリアセタール樹脂組成物及びそれを用いて得られた精密機構部品に関する。
ポリアセタール樹脂は、バランスのとれた機械的性質、優れた耐摩擦磨耗性を有しており、自動車、電気・電子機器、建材等の諸分野で広範囲の用途に使用されている。
また、殆どの場合、その成形は射出成形によっており、機械部品、精密機構部品としての用途が多いポリアセタール樹脂の場合、それら成形品の構造は複雑な場合が多い。複雑な構造の一例として例えば、単一成形品において厚肉部と薄肉部、更には超薄肉部が互いに入り組んだ上、更に中空円筒状突起物等が備わっている等の形状等があるが、それらはまた、数グラムから高々数十グラム程度の重量の小物部品の場合が多い。このような複雑な形状の成形品の場合、溶融樹脂がシリンダーから射出され金型内で冷却された後の、成形品の突き出し離型はできるだけスムーズでなければならない。何故なら、成形された複雑形状の製品を過度に強い力で突き出し離型した場合、製品は破損した状態で得られたり、また、破損を生じないまでも、過度の力で離型された場合、製品において過度の力を受けた箇所は成形歪みを製品内部に保存することになり、製品が長期にわたって使用される場合、それらの影響がやがて悪く露呈し、いずれの場合も極めて好ましくない。
ポリアセタール樹脂は、エンジニアリングプラスチックとして求められる性質の殆どを備えた極めて有用な材料であるがゆえに、前述の如き用途において使用されているものであるが、それらの性質に加えて更に極めて優れた流動性を有しているため、必然的に複雑な形状の製品に用いられる場合が多くなり、前述の理由によりできうる限り小さな離型力で製品が得られることが説に望まれるのである。
離型性を改良する方法として、これまで次に示す種々の方法が提案されている。
例えば、リノール酸を二量化することによって得られるダイマー酸の金属塩をアセタール樹脂に添加する方法(例えば、特許文献1参照)、アセタール樹脂に炭素数22〜32の高級脂肪酸の1種以上を添加する方法(例えば、特許文献2参照)、アセタール樹脂100重量部に対し炭素数2〜10を有する多価アルコールと炭素数22〜32を有する高級脂肪酸とから誘導される多価アルコール脂肪酸エステルの1種以上を0.01〜2.0重量部又は該多価アルコール脂肪酸エステルの1種以上0.01〜2.0重量部と炭素数10以上の直鎖を有する高級脂肪酸アミドの1種以上0.01〜2.0重量部とを配合する方法(例えば、特許文献3参照)、アセタール樹脂100重量部に対して、末端エーテル化ポリアルキレングリコールの1種以上を0.01〜5重量部と炭素数2〜10の多価アルコールと炭素数22〜32の高級脂肪酸とから誘導される多価アルコール脂肪酸エステルの1種以上を0.01〜2重量部配合する方法(例えば、特許文献4参照)、ポリアセタール樹脂100重量部に対し、炭素数4以上のアルキレン基を持つアルキレンビスステアリルアミドを0.1〜5重量部配合する方法(例えば、特許文献5参照)、ポリオキシメチレン樹脂100重量部に、例えばアルコールへのアルキレンオキシド付加物のような特定のエーテル化合物を0.01〜20重量部、及び特定のPHと粒径を有するタルク1〜30重量部を添加混合する方法(例えば、特許文献6参照)、ポリアセタール樹脂100重量部に対し、特定のアルキル置換ジフェニルエーテルを0.1〜5重量部配合する方法(例えば、特許文献7参照)、ポリアセタール樹脂100重量部に対し、液状変性エチレン・α−オレフィン系重合体0.2〜25重量部を配合する方法(例えば、特許文献8参照)などが例示できる。
これらの方法により離型力はかなり低下するものの、ポリアセタール樹脂の長所である機械的特性が低下する場合が多い。また、近年従来より複雑な部品形状がより要求されるようになり、このような超複雑部品では依然として高い離型力が必要で、部品破損が発生する場合がある。更に、これらの超複雑部品に用いられるポリアセタール樹脂にも従来より高い機械的特性が要求されるようになり、より高分子量のポリアセタール樹脂や、より結晶化度の高い高融点のコポリマーやホモポリマーが用いられる場合が増加している。分子量が高くなるとポリアセタール樹脂の流動性が低下し、目標寸法の成形品が得られにくい。また、結晶化度が高くなると成形収縮率が大きくなり、同じく目標寸法の成形品が得られにくくなる。そして、目標寸法の成形品が得られないと、それに付随して離型力が極端に高くなる場合が多い。
また、連続射出成形する場合に、金型形状によっては、離型力が安定せず、当初低かった離型力が成形ショット数に比例して徐々に上昇する現象が発生する場合もある。これに対する一般的な対策としては、離型力が許容限界を超える前に金型に市販の離型剤を塗布する方法があるが、操作が煩雑であるばかりでなく、市販の離型剤が成形品表面に付着し精密な電子・電気機器等では汚染源となって嫌われる場合があるためできるだけ離型剤を塗布せずに長期連続安定的に射出成形できるのが好ましい。
更に、超複雑部品においては、その形状の複雑さゆえ、成形品に歪みが残りやすく、これらを高温雰囲気や、熱水雰囲気といった過酷な条件下で用いた場合に歪み残留箇所に早期にクラックが発生し、部品が破壊してしまうといった問題が発生する場合がある。
特開昭59−4641号公報 特開昭60−104151号公報 特開昭63−295661号公報 特開平4−100847号公報 特開平7−18157号公報 特開平7−228753号公報 特開平7−278406号公報 特開2000−129079号公報 特開2001−81281号公報
本発明は、機械的特性を低下させることなく、射出成形時の離型力を低下させると共に、その低い離型力を長期連続射出成形時にも安定性に発現させ、同時に、得られた成形部品の耐熱エージング性及び耐熱水性をも改良するポリアセタール樹脂組成物並びにその樹脂組成物を成形して得られる精密機構部品を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリアセタール樹脂に、少なくとも1種の炭素数10〜20を有する高級脂肪酸由来のエチレングリコールジ脂肪酸エステルと少なくとも1種の数平均分子量3000〜20000のポリアルキレングリコールを各々特定量添加することによりその目的を達成できることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、
(1)(A)ポリアセタール樹脂100重量部に対して、(B)炭素数10〜20を有する高級脂肪酸由来のエチレングリコールジ脂肪酸エステルの少なくとも1種を0.15〜0.25重量部および(C)数平均分子量3000〜20000のポリアルキレングリコールの少なくとも1種を(B)成分の1/2〜3/4倍重量部添加してなるポリアセタール樹脂組成物、
(2)(B)成分がエチレングリコールジステアレートであり、かつ(C)成分がポリエチレングリコールである前記1記載のポリアセタール樹脂組成物、
(3)(C)成分が数平均分子量5000〜10000のポリエチレングリコールである前記1又は2記載のポリアセタール樹脂組成物、
(4)(A)成分に熱安定剤が添加されたポリアセタール樹脂である前記1〜3のいずれかに記載のポリアセタール樹脂、
(5)前記(1)〜(4)のいずれかに記載のポリアセタール樹脂組成物を射出成形して得られる精密機構部品、
(6)自動車部品に用いられる前記5に記載の精密機構部品、
に関する。
本発明のポリアセタール樹脂組成物は、ポリアセタール樹脂の本来有する優れた機械的特性を実質上全く損なうことなく、成形加工時の離型性が極めて高度に改善されている。したがって、複雑形状を有するような精密機構部品の射出成形用ポリアセタール樹脂として好適である。また、本発明のポリアセタール樹脂は耐熱エージング性、耐熱水性といった長期熱安定性にも優れているため、これらの性能が特に要求される自動車関係部品、特に燃料タンクフランジなどの燃料回り部品や、シートベルト巻き取り機構などのシートベルト回り部品用として特に好適である。
以下、本願発明について具体的に説明する。
本発明で用いられる(A)成分のポリアセタール樹脂とは、ホルムアルデヒド単量体又は、その3量体(トリオキサン)若しくは4量体(テトラオキサン)等の環状オリゴマーを原料として製造された実質的にオキシメチレン単位の繰り返しよりなるポリオキシメチレンホモポリマーまたは、上記原料とエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エピクロルヒドリン、1,3−ジオキソラン、グリコールのホルマール、ジグリコールのホルマール等の環状エーテルとから製造された、炭素数2〜8のオキシアルキレン単位を0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10重量%含有するオキシメチレンコポリマー、更に架橋や分岐状分子鎖を有するものや、オキシメチレン単位とオキシエチレン単位やオキシプロピレン単位、メチレン単位、プロピレン単位などのオキシメチレン単位と異なる繰り返し単位を有するポリオキシメチレンブロックコポリマーなどを包含する。また、上記した種々のポリアセタール樹脂の混合物であってもよい。
本発明のポリアセタール樹脂組成物のメルトインデックス(MI:g/10分)に特に制限はないが、本発明の組成物は、射出成形が難しいポリアセタール樹脂に特に有効で、具体的には、高分子量で流動性の低い、例えばMIが5g/10min以下のポリアセタール樹脂が上げられる。また、ポリオキシメチレンホモポリマーは結晶化速度が非常に早く、また、結晶化度が高いゆえに成形後の収縮率が大きく、そのため成形品の寸法不良が発生しやすく、その結果として、成形品の離型不良が発生する場合が多いが、本願発明の組成物はこれらホモポリマーの離型改良に非常に有効である。
本発明の(B)成分である炭素数10〜20を有する高級脂肪酸由来のエチレングリコールジ脂肪酸エステルの高級脂肪酸としては、直鎖構造を持つものが好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸などの飽和脂肪酸及びオレイン酸などの不飽和脂肪酸を代表例としてあげることができる。本発明の効果を発現させるために最も好ましいのは、エチレングリコールジステアレートであり、これら(B)成分は2種類以上を組み合わせて用いることも可能である。また、(B)成分は(A)ポリアセタール樹脂100重量部に対して0.15〜0.25重量部添加される。0.15重量部より少ないと離型性の改良が十分でない。0.25重量部より多いと機械的特性が低下し、また、耐熱エージング性、耐熱水性も悪化するため好ましくない。本願発明の効果を発揮させるためには、0.15〜0.25重量部という非常に限定された範囲内での添加のみが有効である。
本願発明の(C)成分であるポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールを代表例としてあげることができる。本願発明においては、特にポリエチレングリコールが好ましく、中でも数平均分子量3000〜20000、特に5000〜10000のものが好ましい。数平均分子量が小さすぎても、大きすぎても離型性の改良効果が十分でない。これら(C)成分は2種類以上を組み合わせて用いることも可能である。また、(C)成分の添加量は(B)成分の1/2〜3/4倍重量部添加することが必要である。1/2倍重量部より少ないと、離型性改良効果、特に低い離型力を長期安定的に発現させることができない。また、3/4倍重量部より多いと、機械的特性が低下し好ましくない。
本願発明においては、非常に限定された範囲量の(B)成分と(C)成分が同時にポリアセタール樹脂に添加されていることが必須であり、このことによって、初期の離型力を大幅に低減できると同時にその低い離型力を長期安定的に発現することができる。さらに、機械的特性を実質的に低下させることなく、あわせて耐熱エージング性、耐熱水性も向上する。極めて限定された範囲の(B)成分と(C)成分との相乗効果により、これら効果が発現されることはこれまで全く知られておらず新規なものである。
本願発明の組成物に用いられる安定剤としては、例えば熱安定剤、耐候(光)安定剤等を単独またはこれらを組み合わせて用いることができる。熱安定剤としては、酸化防止剤、ホルムアルデヒドや蟻酸の補足剤およびこれらの併用が効果を発揮する。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤が好ましい。例えば、n−オクタデシル−3−(3´5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、n−オクタデシル−3−(3´−メチルー5´−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、n−テトラデシル−3−(3´5´−ジ−t−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、1、6−ヘキサンジオール−ビス−(3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、1、4−ブタンジオール−ビス−(3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート、トリエチレングリコール−ビス−(3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート)である。
また、テトラキス−(メチレン−3−(3´5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートメタン、3、9−ビス(2−(3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ)1、1−ジメチルエチル)2、4、8、10−テトラオキサスピロ(5、5´)ウンデカン、N、N´−ビス−3−(3´、5´−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プリピオニルヘキサメチレンジアミン、N、N´−テトラメチレンビス−3−(3´−メチル−5´−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プリピオニルジアミン、N、N´−ビス−3−(3´、5´−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プリピオニル)ヒドラジン、N−サリチロイル−N´−サリチリデンヒドラジン、3−(N−サリチロイル)アミン−1、2、4−トリアゾール、N、N´−ビス−(2−(3−(3、5−ジ−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ)エチル)オキシアミド等がある。
これらヒンダードフェノール系酸化防止剤のなかでも、トリエチレングリコール−ビス−(3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート)、テトラキス−(メチレン−3−(3´5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)−プロピオネートメタンが好ましい。これらの酸化防止剤はポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜2重量部、さらに好ましくは0.1〜1重量部ぼ範囲で用いられる。
ホルムアルデヒドや蟻酸の補足剤としては、(イ)ホルムアルデヒド反応性窒素を含む化合物および重合体、(ロ)アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、無機酸塩およびカルボン酸塩が挙げられる。
(イ)ホルムアルデヒド反応性窒素を含む化合物および重合体としては、ジシアンアミド、メラミン、メラミンとホルムアルデヒドとの化合物、ポリアミド樹脂(例えば、ナイロン46、6、66、610、612、12、66−6、66−66−10、66−12等)、ポリ−β−アラニン、ポリアクリルアミド等が挙げられる。これらのなかでは、メラミンとホルムアルデヒドとの共縮合物、ポリアミド樹脂、ポリ−β−アラニン、ポリアクリルアミドが好ましく、ポリアミド樹脂、ポリ−β−アラニンがさらに好ましい。これらはポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.001〜5重量部、好ましくは0.005〜3重量部、さらに好ましくは0.01〜2重量部である。
(ロ)アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、無機酸塩およびカルボン酸塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムもしくはバリウムなどの水酸化物、上記金属の炭酸塩、リン酸塩、珪酸塩、ほう酸塩が挙げられる。具体的にはカルシウム塩が最も好ましく、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、珪酸カルシウム、ほう酸カルシウム、および脂肪酸カルシウム(ステアリン酸カルシウム、ミリスチン酸カルシウム等)であり、これらの脂肪酸は、ヒドロキシル基で置換されていてもよい。これらのなかでは、脂肪酸カルシウム塩(ステアリン酸カルシウム、ミリスチン酸カルシウム)が好ましい。これらアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、無機酸塩およびカルボン酸塩はポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.01〜3重量部、好ましくは0.03〜1重量部、さらに好ましくは0.03〜0.5重量部である。
耐候(光)安定剤としては、(イ)ベンゾトリアゾール系物質、(ロ)シュウ酸アニリド系物質および(ハ)ヒンダードアミン系物質が好ましい。
(イ)ベンゾトリアゾール系物質としては、例えば2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフェニル)トリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3、5´−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3、5´−ジ−イソアミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2´−ヒドロキシ−3、5−ビス−(α、α´−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−4´−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール等が挙げられる。好ましくは2−[2´−ヒドロキシ−3、5−ビス−(α、α´−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3、5´−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールである。
(ロ)シュウ酸アニリド系物質としては、例えば2−エトキシ−2´−エチルオキザリックアシッドビスアニリド、2−エトキシ−5−ブチル−2´−エチル−エチルオキザリックアシッドビスアニリド、2−エトキシ−3´−ドデシルエチルオキザリックアシッドビスアニリド等が挙げられる。これらの物質は単独また組み合わせて用いられる。
(ハ)ヒンダードアミン系物質としては、4−アセトキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペレジン、4−ステロイルオキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペレジン、4−アクロ−ステロイルオキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペレジン、4−(フェニルアセトキシ)−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン4−ベンゾイルオキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−メトキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−シクロヘキシルオキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−ベンジルオキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−フェノキシ−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−(エチルカルバモイルオキシ)−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−(シクロヘキシルカルバモイルオキシ)−2、2、6、6−テトラメチルピペリジン、4−(フェニルカルバモイルオキシ)−2、2、6、6−テトラメチルピペリジンが挙げられる。
また、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジン)−カーボネート、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−オキサレート、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−マロネート、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−セバケート、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−アジペート、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−テレフタレート、1、2−ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシ)−p−キシレンが挙げられる。
また、ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)トリレン−2、4−ジカルボメート、トリス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサメチレン1,6−ジカルバメート、トリス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ベンゼン−1,3、5−トリカルボキシレート、トリス(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ベンゼン−1,3、4−トリカルボキシレート等が挙げられる。上記ヒンダードアミン系物質は単独あるいは併用して用いてよい。また、上記ベンゾトリアゾール系物質、シュウ酸アニリド系物質とヒンダードアミン系物質の組み合わせが最もよい。これらはポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜2重量部、さらに好ましくは0.1〜2重量部用いられる。
本願の樹脂組成物における安定剤の好ましい組み合わせとしては、ヒンダードフェノール(特にトリエチレングリコール−ビス−(3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート)、テトラキス−(メチレン−3−(3´、5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)プロピオネートメタン))、ホルムアルデヒド反応性窒素を含む重合体(特にポリアミド樹脂、ポリ−β−アラニン)およびアルカリ土類金属の脂肪酸塩(特に脂肪酸カルシウム塩)の併用である。その添加量は、ポリアセタール樹脂に対して、0.1〜0.5重量%、ホルムアルデヒド反応性窒素を含む重合体0.01〜1.0重量%、およびアルカリ土類金属の脂肪酸塩(特に脂肪酸カルシウム塩)0.05〜0.5重量%である。
本願発明の組成物には、公知の熱安定剤、酸化防止剤、蟻酸捕捉剤、耐候(光)安定剤、及び本願発明の効果を損なわない限りにおいて、潤滑剤、タルク、窒化硼素などの結晶核剤、顔料、補強材、導電材、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーなどを添加することができる。
本発明のポリアセタール樹脂組成物を製造する方法に特に制限はないが、各成分を混合し、溶融混練する方法が一般的である。(A)成分のポリアセタール樹脂としては、パウダー状やペレット状いずれも使用可能で、(B)成分、(C)成分、及び必要に応じてその他の添加剤とともにヘンシェルミキサーや、タンブラー、V字型ブレンダーなどで混合後1軸や2軸の押出機などで溶融混練される。混合時に、極少量の流動パラフィンや脂肪酸エステルなどの添着剤を用いてもよい。また、予め混合することなく、定量フィーダーなどで各成分を単独であるいは数種類ずつまとめて押出機に連続フィードすることにより本発明のポリアセタール樹脂を製造することも可能である。また、予め(A)、(B)、(C)成分からなる高濃度マスターバッチを作っておいて、押出溶融混練時または射出成形時にポリアセタール樹脂で薄めることにより本発明の組成物を得ることもできる。
本発明におけるポリアセタール樹脂組成物は、特に射出成形時に低離型力が要求される複雑形状を有する精密機構部品に適しているが、ガスインジェクション成形や押出成形、ブロー成形、圧縮成形などにも使用できる。加えて、本発明のポリアセタール樹脂は機械的特性、長期熱安定性にも優れているため、自動車関係の精密機構部品、特に燃料タンクフランジなどの燃料回り部品や、シートベルト巻き取り機構などのシートベルト回り部品用として特に好適である。
本発明を実施例、比較例に基づいて説明する。
まず、実施例、比較例において用いた評価方法を以下に示す。
(1)メルトインデックス(MI:g/10分)
ASTM−D1238により東洋精機製のMELTINDEXERを用いて190℃、2160gの条件下で測定した。
(2)曲げ弾性率(GPa)
住友重機(株)製SH−75射出成形機を用い、シリンダー温度210℃、射出圧力80MPa、射出速度30%、射出時間25秒、冷却時間15秒、金型温度70℃にて試験片を作成し、ASTM−D790に基づき測定した。
(3)引張強度(MPa)
上記(2)と同じ条件にて試験片を作成し、ASTM−D638に基づき測定した。
(4)離型力(N)
住友重機(株)製SH−75射出成形機を用い、シリンダー温度220℃、射出圧力30MPa、射出速度30%、射出時間25秒、冷却時間15秒、金型温度95℃にて、高さ50mm、外径50mm、厚さ2mmの有底円筒型の成形体を連続成形し、成形体を金型から突き出しピンを突き出して離型するときの突き出しピンにかかる抵抗力をロードセルにて測定し離型力とした。成形開始後5ショット目の離型力が低いほど初期離型性に優れ、また、5ショット目と50ショット目の離型力の差異が小さいほど、離型力の長期安定性に優れる。
なお、離型力測定方法及び装置については特開平11−12460号公報を参考とした。
(5)耐熱エージング性(引張強度90%保持日数)
上記(2)で作成した試験片を120℃又は140℃のギアオーブン中に放置し、引張強度が初期強度の90%に低下するまでの日数を求めて引張強度90%保持日数とした。引張強度90%保持日数が長いほど耐熱エージング性に優れる。
(6)耐熱水性(引張強度80%保持日数)
上記(2)で作成した試験片を100℃又は120℃の熱水中に浸漬し、引張強度が初期強度の80%に低下するまでの日数を求めて引張強度80%保持日数とした。引張強度80%保持日数が長いほど耐熱水性に優れる。
[実施例1、比較例1〜7]
(A)成分のポリアセタール樹脂として、MI=2g/10分のポリアセタールホモポリマー粉末(特許文献10に記載の公知の方法で製造)100重量部に対して、(B)成分としてエチレングリコールジステアレート、(C)成分として数平均分子量6000のポリエチレングリコールを表1に記載した量添加し、更に熱安定剤としてポリ−β−アラニン共重合体を0.2重量部、酸化防止剤としてエチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート]0.15重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合した後、L/D=30のベント付き30mm2軸押出機で設定温度200℃、スクリュー回転数100回転、吐出量4kg/時間の条件で溶融混練しペレットを得た。ペレットを80℃で3時間乾燥した後各評価に用いた。評価結果を表1にまとめて示す。なお、耐熱エージング性評価は120℃、耐熱水性評価は100℃にて行った。
[実施例2、比較例8]
(A)成分のポリアセタール樹脂として、熱安定剤としてナイロン6−6が0.1重量%、酸化防止剤としてエチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネ−ト]が0.3重量%添加された、トリオキサン1モルに対してコモノマーとして1,3−ジオキソランを0.045モル共重合させて得られたMI=3g/10分のポリアセタールコポリマーペレット(特許文献11に記載の公知の方法で製造)100重量部に対して、(B)成分としてエチレングリコールジステアレート、(C)成分として数平均分子量6000のポリエチレングリコールを表2に記載した量添加し、ヘンシェルミキサーで混合した後、L/D=30のベント付き30mm2軸押出機で設定温度200℃、スクリュー回転数100回転、吐出量4kg/時間の条件で溶融混練しペレットを得た。ペレットを80℃で3時間乾燥した後各評価に用いた。評価結果を表2にまとめて示す。なお、耐熱エージング性評価は140℃、耐熱水性評価は120℃にて行った。
Figure 2005263928
Figure 2005263928
本発明のポリアセタール樹脂組成物は、複雑形状を有する精密機構部品の射出成形用ポリアセタール樹脂として好適である。特に、燃料タンクフランジなどの燃料回り部品や、シートベルト巻き取り機構などのシートベルト回り部品等の自動車関係の精密機構部品用として好適である。

Claims (6)

  1. (A)ポリアセタール樹脂100重量部に対して、(B)炭素数10〜20を有する高級脂肪酸由来のエチレングリコールジ脂肪酸エステルの少なくとも1種を0.15〜0.25重量部および(C)数平均分子量3000〜20000のポリアルキレングリコールの少なくとも1種を(B)成分の1/2〜3/4倍重量部添加してなるポリアセタール樹脂組成物。
  2. (B)成分がエチレングリコールジステアレートであり、かつ(C)成分がポリエチレングリコールである請求項1に記載のポリアセタール樹脂組成物。
  3. (C)成分が、数平均分子量5000〜10000のポリエチレングリコールである請求項1又は2に記載のポリアセタール樹脂組成物。
  4. (A)成分に熱安定剤が添加されたポリアセタール樹脂である請求項1〜3のいずれかに記載のポリアセタール樹脂。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のポリアセタール樹脂組成物を射出成形して得られる精密機構部品。
  6. 自動車部品に用いられる請求項5に記載の精密機構部品。
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