JP2005263435A - ワーク供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環状ワークの円周方向一部を切断して棒状に引き伸ばして加工位置へ送る動作を容易に行うことにより、生産性を向上させる。
【解決手段】環状ワーク拘束手段1に拘束された環状ワークWの円周方向一箇所を環状ワーク切断手段2で切断し、その一部を挟持した一対のローラ31,32を環状ワーク拘束手段1から離れたワーク加工位置側の所定位置まで移動させることによりワークを引き伸ばし、これを所定の長さずつ引き出すように反復動作する搬送チャック手段4でワーク加工位置へ間欠的に送る。
【選択図】図5

Description

本発明は、環状ワークを円周方向一箇所で切断して引き伸ばした状態で加工装置へ供給する装置に関する。
図12は、例えば車両のブレーキ装置において、ブレーキ液を高圧にして吐出するポンプのシール部材に用いられるチップシールを示す斜視図である。すなわちこの種のチップシール100は、図12に示されるように、円弧状に湾曲したブロック状をなすPTFE等の合成樹脂部品であって、特殊な多角形状の断面形状(端面100aの形状に相当)を有する環状ワークを切断することによって製作されたものである。そして、このような製品を製作するために使用される切断装置としては、下記の特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2002−192495
この種の切断装置によって、製品としてのチップシール100を切り出すには、環状ワークをまずその円周方向一箇所で切断してから、これを、直線状の嵌合溝を有する治具に嵌め込むことによって、棒状に引き伸ばした状態でカッタによる切断位置へ送り出している。しかしながら、環状であったワークを直線状の嵌合溝に嵌め込む作業は煩雑であり、また、いったん引き伸ばされたワークがその復元力によって嵌合溝から外れることのないように、前記素材送りガイドにはカバーを取り付ける必要があり、しかもこれらの作業が人手に依存されているため、作業性が悪いものであった。
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、環状ワークの円周方向一部を切断して棒状に引き伸ばして加工位置へ送る動作を容易に行うことにより、生産性を向上させることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るワーク供給装置は、環状ワーク拘束手段に拘束された環状ワークの円周方向一箇所を切断する環状ワーク切断手段と、切断された前記環状ワークの一部を挟持した状態で前記環状ワーク拘束手段から離れたワーク加工位置側の所定位置まで移動可能な一対のローラからなるワーク延伸手段とを備えるものである。
請求項2の発明に係るワーク供給装置は、請求項1に記載の構成において、環状ワーク拘束手段が、環状ワークをその軸方向に所定間隔で複数並んだ状態で内周側から拘束する複数の拘束柱を備え、前記環状ワークを、環状ワーク切断手段による切断位置へ、前記間隔に相当する送り量で、かつ環状ワーク切断手段の切断サイクルに対応する周期で、順次軸方向へ間欠的に送るものである。
請求項3の発明に係るワーク供給装置は、請求項1に記載の構成において、環状ワーク切断手段が、環状ワークの内周側に配置された受け治具に、前記環状ワークの一部を押し付ける押さえ治具と、この押さえ治具に押さえられた前記環状ワークを切断するカッタとからなり、押さえ治具による前記環状ワークの押し付けが、環状ワーク拘束手段から離れた所定位置へのワーク延伸手段の移動後に解除されるものである。
請求項4の発明に係るワーク供給装置は、請求項1に記載の構成において、ワーク延伸手段によって引き伸ばされたワークをチャックしてワーク加工位置へ間欠的に送る搬送チャック手段を備え、この搬送チャック手段が、ワーク延伸手段のローラ間からワークを所定の長さずつ引き出すように反復動作するものである。
請求項5の発明に係るワーク供給装置は、請求項1に記載の構成において、搬送チャック手段により送られるワークを通すワーク通し治具と、前記ワークの送り方向の先端と衝合するストッパと、このストッパと前記ワーク通し治具との間のワーク加工位置で前記ワークを挟持する製品受け治具とからなる位置決め手段を備えるものである。
請求項1の発明に係るワーク供給装置によれば、環状ワーク拘束手段に拘束された環状ワークの円周方向一箇所を環状ワーク切断手段で切断した後、この環状ワークの一部を挟持したワーク延伸手段のローラが前記環状ワーク拘束手段から離れた所定位置まで移動することによって、ワークが棒状に引き伸ばされるので、ワークの引き伸ばしを容易に行うことができる。
請求項2の発明に係るワーク供給装置によれば、環状ワーク拘束手段が複数の拘束柱からなるため、複数の環状ワークの装填を容易に行うことができ、この環状ワークを、環状ワーク切断手段による切断位置へ順次供給することができる。
請求項3の発明に係るワーク供給装置によれば、環状ワーク切断手段が、環状ワークの内周側に配置された受け治具に、前記環状ワークの一部を押し付けた状態でこのワークを切断するため、精度良く切断可能であると共に、押さえ治具による環状ワークの押し付けが、環状ワーク拘束手段から離れた所定位置へのワーク延伸手段の移動後に解除されるため、ワークの引き伸ばしを確実に行うことができる。
請求項4の発明に係るワーク供給装置によれば、ワーク延伸手段によって引き伸ばされたワークを、ワーク延伸手段のローラ間から所定の長さずつ引き出すように反復動作する搬送チャック手段によって、ワークがワーク延伸手段と搬送チャック手段との間で確実に引き伸ばされた状態とすることができ、加工精度を向上することができる。
請求項5の発明に係るワーク供給装置によれば、搬送チャック手段により送られるワークが、ワーク加工位置に、位置決め手段によって引き伸ばされた状態に固定されるため、加工精度を向上することができる。
以下、本発明に係るワーク供給装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、この形態における環状ワーク拘束手段、環状ワーク切断手段及びワーク延伸手段を、環状ワークの送り方向と平行な方向から見た図、図2は、図1におけるII方向から見た矢視図、図3は、環状ワーク切断手段による環状ワークの切断工程を示す説明図、図4は、環状ワーク切断手段による環状ワークの切断状態を示す斜視図、図5は、ワーク延伸手段によるワークの引き伸ばし工程を示す説明図である。
まず図1及び図2において、参照符号1は環状ワーク拘束手段、2は環状ワーク切断手段、3はワーク延伸手段、Wは環状ワークである。また、図5において、参照符号4は搬送チャック手段、5は加工位置決め手段である。環状ワークWは、摺動性や耐摩耗性において優れた特性を有するPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)によって、先に説明した図12に示されるチップシール100の端面aの形状に相当する断面形状を有する環状に成形されたものである。
環状ワーク拘束手段1は、環状ワークWをその内周側から拘束する複数、好ましくは図1のように、円周上に等間隔で配置された三本以上の拘束柱11と、前記円周上に配置された一本の切断受け治具12とを備える。各拘束柱11及び切断受け治具12は可動盤13上に互いに平行に立設されており、駆動装置14によって、可動盤13を介して、各拘束柱11及び切断受け治具12の長手方向へ一定距離ずつ間欠送りがなされるものである。
各拘束柱11は円柱状であって、その外周面には長手方向に互いに等しい間隔L1をもって、多数の拘束溝11aが形成されている。拘束溝11a,11aの間隔L1は、駆動装置14による間欠送りの1回あたりの送り量に相当する。一方、切断受け治具12は棒状であって、各拘束柱11及び切断受け治具12を通る仮想円の外周側を向いた面には、各拘束柱11の拘束溝11aと対応して、互いに間隔L1をもって形成された多数の拘束溝12aと、この拘束溝12aよりも深く、切断受け治具12の長手方向へ各拘束溝12aと直交して延びるように形成された刃逃げ溝12bとを有する。
すなわち環状ワーク拘束手段1は、所要数の環状ワークWを、それぞれ各拘束柱11及び切断受け治具12の長手方向互いに対応する位置の拘束溝11a,12aに跨って、各拘束柱11及び切断受け治具12を通る仮想円の外周側から嵌め込むことによって保持し、駆動装置14によって、各拘束柱11及び切断受け治具12の長手方向へ、距離L1ずつ順次送るものである。
なお、図2においては、拘束溝11a,12aの断面形状を、単純な矩形状に表現しているが、実際には、環状ワークWの断面形状(図12に示されるチップシール100の端面100aの形状)と対応する形状を有するものである。また、拘束溝11a,12aの溝深さは、環状ワークWの径方向肉厚以下に形成されている。
環状ワーク切断手段2は、図3に示されるように、切断受け治具12における刃逃げ溝12bによる両側の突出部のうち一方の突出部12cと対向し、その対向方向へ往復移動可能な押さえ治具21と、この押さえ治具21と平行に、かつ刃先22aが刃逃げ溝12b内における一方の突出部12cの内側面に沿った部分へ到達するように往復移動可能なカッタ22とを備える。また、この押さえ治具21及びカッタ22は、図2に示されるように、環状ワーク拘束手段1の間欠送り動作による最も上側の環状ワークWの停止位置に相当する高さにあり、カッタ22は、その刃先22aが環状ワークWの軸方向肉厚より大きくかつ拘束溝11a,12aの間隔L1より小さく形成されている。
すなわち、この環状ワーク切断手段2は、図1のように環状ワーク拘束手段1における各拘束柱11及び切断受け治具12によって拘束された一以上の環状ワークWのうち最も上側の環状ワークWを、図4に示されるように、円周方向一箇所で径方向に切断するものである。そして、この切断工程では、環状ワーク切断手段2は、図3の(A)に示される待機状態から、同(B)に示されるように、まず押さえ治具21を進出させることによって、環状ワークWの一部をこの押さえ治具21と拘束溝12aとの間で挟持する。切断受け治具12の拘束溝12aの溝深さは、環状ワークWの径方向肉厚以下となっているため、環状ワークWは押さえ治具21と拘束溝12aとの間で確実に挟持される。
次に図3の(C)に示されるように、カッタ22をその刃先22aが切断受け治具12における刃逃げ溝12b内に達する位置(拘束溝12aより深い位置)まで進出させることによって、環状ワークWを切断する。なお、切断後は、同(D)に示されるように、カッタ22が先行して待機位置へ後退し、押さえ治具21と拘束溝12aによるワークの挟持状態が所定時間維持されるようになっている。
ワーク延伸手段3は、図1に示されるように、環状ワーク拘束手段1における各拘束柱11及び切断受け治具12によって拘束された環状ワークWを、その内周側及び外周側から挟持する一対のローラ31,32を備える。このローラ31,32は、不図示の駆動装置によって、環状ワークWの径方向へ互いに近接及び離間方向へ移動可能であると共に、図2における上下方向へ移動可能であり、更に図5に示されるように、切断受け治具12の最も近くにある拘束柱11(11A)から見て、拘束された環状ワークWの円周方向において切断受け治具12と反対側となる位置と、環状ワークWの円周に対する接線方向に位置するワーク加工位置側、言い換えれば搬送チャック手段4及び加工位置決め手段5側の所定位置との間で、不図示の流体圧シリンダや移動案内手段からなる駆動装置によって、直線的に往復移動可能となっている。
すなわちこのワーク延伸手段3は、一対のローラ31,32が、環状ワーク切断手段2によって円周方向一箇所で切断された環状ワークWを、図5に示されるように、拘束柱11Aから見て、環状ワークWの円周方向において切断受け治具12と反対側となる位置で、内周側及び外周側から挟持し、次に図5に矢印Vで示されるように環状ワークWの円周に対する接線方向へ移動することによって、棒状に引き伸ばして棒状ワークWとするものである。
詳しくは、環状ワークWは、図5に示されるように、環状ワーク切断手段2のカッタ22により切断された後、その一方(拘束柱11A側)の切断端部Waが、環状ワーク切断手段2の押さえ治具21と切断受け治具12の拘束溝12aによって挟持された状態にあり、他方の切断端部Wbは切断によって自由端となる。したがって、図5に示されるように、拘束柱11Aから見て切断受け治具12と反対側となる位置で環状ワークWの一部を内周側及び外周側から挟持したローラ31,32が、転動しながら矢印V方向へ移動すると、これに伴って、環状ワークWは、図5に二点鎖線で示される過程を経て引き伸ばされ、棒状ワークWとなるのである。
次に、図6は、図1のワーク供給装置における搬送チャック手段4の動作を示す説明図、図7は、図1のワーク供給装置における加工位置決め手段5の概略構成を示す斜視図、図8、図9、図10及び図11は、棒状ワークWの切断及び送りに伴う動作を示す説明図である。
図5に示されるように、搬送チャック手段4は、ワーク延伸手段3におけるローラ31,32の矢印V方向へのストローク端部の前方に配置された複数のチャック部材41,42を有する。このチャック部材41,42は、不図示の駆動装置によって、棒状ワークWの両側でその送り方向と直交する方向に対向し、図6に示されるように、互いに近接及び離間方向へ移動可能であると共に、棒状ワークWの送り方向及びその逆方向へ、所定の距離L2だけ移動可能となっている。
すなわちこの搬送チャック手段4は、図5における矢印V方向のストローク端部で棒状ワークWを挟持しているワーク延伸手段3(ローラ31,32)の前方で、この棒状ワークWを長さL2ずつ間欠的に搬送するものである。なお、この時点では、図3(D)のような環状ワーク拘束手段1における切断受け治具12の拘束溝12aと環状ワーク切断手段2の押さえ治具21とによるワークWの切断端部Waの挟持状態が解除される。
詳しくは、まず図6の(A)のように、チャック部材41,42が、棒状ワークWの両側へ開いた状態から、同(B)のように互いに近接動作して、その対向面に形成された嵌合凹部41a,42a間にチャックし、次に同(C)のように、チャック部材41,42がローラ31,32から遠ざかる方向(前方)へ距離L2だけ進出する。このため、棒状ワークWはローラ31,32の追随回転を伴いながら、このローラ31,32による挟持位置とチャック部材41,42との間でほぼ直線的に保形された状態で、長さL2だけ搬送される。次にチャック部材41,42が互いに開くことによってチャックを解除してから、同(D)のように、ローラ31,32側へ距離L2だけ後退する。このような(A)〜(D)の動作を繰り返すことにより、棒状ワークWを長さL2ずつ間欠的に送ることができる。
加工位置決め手段5は、図5に示されるように、搬送チャック手段4による送り方向に配置されており、図7及び図8等に示されるように、搬送チャック手段4により送られる棒状ワークWを通すワーク通し治具51及びその上から棒状ワークWを押さえる押さえガイド52と、棒状ワークWの先端と衝合するストッパ53と、このストッパ53とワーク通し治具51との間に相当するワーク加工位置Pで棒状ワークWを下側から支持する製品受け治具54及びその上から棒状ワークWを押さえる押さえ治具55とからなる。
ワーク通し治具51は、ワーク加工位置Pよりも棒状ワークWの送り元側(搬送チャック手段4及びワーク延伸手段3側)に配置されていて、ワーク受け台部51aと、それより送り先側に位置して開設されたワーク通し穴51bとを有するものである。一方、押さえガイド52は、その下面に棒状ワークWを、その断面形状と対応する形状の嵌合溝52aが形成されており、不図示の駆動装置によって上下に移動し、搬送チャック手段4により送られる棒状ワークWを、前記嵌合溝52aに嵌合した状態で前記ワーク受け台部51aの上面に押し付けるものである。
ストッパ53は、ワーク加工位置Pよりも棒状ワークWの送り先側に、不図示の駆動装置によって棒状ワークWの送り方向と平行な方向へ進退可能に配置されており、製品受け治具54との所定の近接距離まで進出して、搬送チャック手段4により送られた棒状ワークWの先端と衝合することによって、この棒状ワークWをワーク加工位置Pに対して長手方向に位置決めするものである
製品受け治具54は、ワーク加工位置Pに配置されていて、ワーク通し治具51におけるワーク通し穴51bの延長方向に位置して棒状ワークWの下部形状と対応する形状の製品受け溝54aが形成されている。一方、押さえ治具55は不図示の駆動装置によって上下に移動し、ワーク通し治具51におけるワーク通し穴51bを通過した棒状ワークWを、その上部形状と対応する形状に形成された下面55aによって、前記製品受け溝54a内に押し付けるものである。
図8における参照符号6は製品加工装置で、ワーク加工位置P(製品受け治具54)の上方から、棒状ワークWの長手方向における製品受け治具54の両端面54b,54cに沿った位置へ向けて上下進退可能な一対の加工刃61,62を備える。すなわち、この製品加工装置6は、製品受け治具54と押さえ治具55でワーク加工位置Pに位置決め固定された棒状ワークWを、製品受け治具54の両側で切断することにより、先に説明した図12のチップシール100を得るものである。
環状ワーク拘束手段1、環状ワーク切断手段2、ワーク延伸手段3、搬送チャック手段4、加工位置決め手段5及び製品加工装置6は、それらの各部の駆動が不図示の制御装置によって制御されている。
そして、搬送チャック手段4の間欠送り動作の周期や、加工位置決め手段5における押さえガイド52、押さえ治具55の動作周期は、ストッパ53の後退後の製品加工装置6による切断動作に次いで、製品受け治具54から離れる方向への押さえガイド52及び押さえ治具55の上昇による棒状ワークWの押し付け解除動作、搬送チャック手段4による棒状ワークWの長さL2の送り動作、製品受け治具54へのストッパ53の進出による棒状ワークWの位置決め動作、押さえガイド52及び押さえ治具55の下降による棒状ワークWの押し付け動作が順次行われるように設定されている。
また、製品加工装置6による複数サイクルの切断動作及びこれに伴う搬送チャック手段4による複数サイクルの切断動作によって、棒状ワークWが、例えばその後端(図5に示される切断端部Wa)がワーク延伸手段3のローラ31,32間から抜け出す位置まで送られた時点で、これを検出する不図示のセンサからの検出信号によって、図2に示される環状ワーク拘束手段1の上昇による環状ワークWの送り量L1での送り動作、ワーク延伸手段3が図5に示される位置から図1及び図2に示される位置へ復帰して環状ワークWを挟持する動作、環状ワーク切断手段2による環状ワークWの切断動作、ワーク延伸手段3によるワーク延伸動作が順次行われるように、それらの動作タイミングが設定されている。
以上のように構成されたこの実施の形態のワーク供給装置によれば、まず図1及び図2に示されるように、環状ワーク拘束手段1における各拘束柱11及び切断受け治具12の拘束溝11a,12aに跨るように、複数の環状ワークWが間隔L1で装填される。このとき、環状ワークWは、非円形に撓ませることによって各拘束柱11及び切断受け治具12の外周へ通すことができるので、環状ワーク拘束手段1への環状ワークWの装填を、容易に行うことができる。
次に、環状ワーク拘束手段1が図2に示される駆動装置14によって上昇することによって、各拘束柱11及び切断受け治具12に内周側から拘束された複数の環状ワークWのうち、最も上側に位置する環状ワークWが、環状ワーク切断手段2における押さえ治具21及びカッタ22と対応する高さへ送られる。
次に環状ワーク切断手段2が、先に説明した図3の(A)〜(D)の動作ステップで、環状ワーク拘束手段1における最も上側の環状ワークWの円周方向一箇所を、押さえ治具21で切断受け治具12に押さえると共に、カッタ22で切断する。一方、ワーク延伸手段3のローラ31,32が、切断受け治具12の最も近くにある拘束柱11(11A)から見て切断受け治具12と反対側となる位置(図1及び図2に示される位置)へ、その上方から下降して、環状ワーク拘束手段1における最も上側の環状ワークWを径方向両側から挟持する。
そして、上述した環状ワーク切断手段2による切断動作が終了した後で、ワーク延伸手段3のローラ31,32が、図5に矢印Vで示されるように、加工位置決め手段5側、言い換えれば図7のワーク加工位置P側へ向けて、環状ワークWの円周に対する接線方向へ移動すると、前記切断による一方の切断端部Waは切断受け治具12と押さえ治具21によって拘束されているのに対し、他方の切断端部Wbが自由状態になるので、ローラ31,32の移動に伴ってこの他方の切断端部Wbが環状ワーク拘束手段1の外側へ開かれて棒状に引き伸ばされる。このため、従来のように、円周方向一箇所を切断した環状ワークを、直線状の嵌合溝を有する治具に嵌め込むような手作業に依存することなく、ワーク引き伸ばしを容易迅速に行うことができる。
次に、ローラ31,32が図5に実線で示される位置まで移動したら、図3(D)及び図5に示される状態から押さえ治具21が後退して前記一方の切断端部Waの拘束が解除された後、加工位置決め手段5側を向いた棒状ワークWの先端近傍が、先に説明した図6に示されるように搬送チャック手段4にチャックされ、長さL2ずつ加工位置決め手段5側へ間欠的に送られる。そして、この棒状ワークWの先端が、加工位置決め手段5におけるワーク通し治具51のワーク通し穴51bを経由して製品受け治具54の製品受け溝54aから突出する位置まで送られると、図7に示されるように、ストッパ53が製品受け治具54との所定の近接位置まで進出することによって、棒状ワークWが位置決めされ、図8に示されるように、押さえガイド52及び押さえ治具55が下降して棒状ワークWをワーク通し治具51のワーク受け台部51a上及び製品受け治具54の製品受け溝54aに固定する。
なお、押さえ治具21による切断端部Waの拘束が解除された後は、棒状ワークWは、自らの弾性によって元の環状に復元しようとするが、ワーク延伸手段3のローラ31,32と、加工位置決め手段5によって保持された部分では、確実に棒状に引き伸ばされた状態が維持される。
次に、図9に示されるようにストッパ53が後退し、製品加工装置6における一対の加工刃61,62が、製品受け治具54の両端面54b,54cに沿った位置へ向けて下方へ進出することによって、棒状ワークWが製品受け治具54の両側で切断される。製品受け治具54と押さえ治具55の間に保持された部分は、この切断によって製品部(図12のチップシール)100となり、製品受け治具54より送り先側の棒状ワークWの切断部とストッパ53との間の切り落とし部101が落下し、除去される。
切断後は、図10に示されるように、加工刃61,62が上方の待機位置へ復帰動作する。
次に、加工位置決め手段5における押さえガイド52及び押さえ治具55が上昇してワーク通し治具51への棒状ワークWの拘束を解除すると共に、製品受け治具54への製品100の拘束を解除したうえで、搬送チャック手段4による棒状ワークWの送り動作が行われる。これによって、棒状ワークWは、長さL2だけ送られ、これに伴って製品100が押し出されて製品受け治具54上から排出されると共に、棒状ワークWの新たな下降対象部分が製品受け治具54上へ進出する。
搬送チャック手段4による棒状ワークWの送り量L2は、先に説明したように、ワーク送り方向に対する製品受け治具54の幅よりも適宜大きく設定されているので、棒状ワークWの先端部は製品受け治具54から送り先側へ突出することになるが、この状態から、図7に示されるようにストッパ53が製品受け治具54との所定の近接位置まで進出することによって、棒状ワークWが位置決めされる。
以下、図7〜図11の動作サイクルが複数回繰り返されることによって、棒状ワークWから製品100が順次切り出されて行く。そして、これに伴い、棒状ワークWが短くなって行き、例えばその後端がワーク延伸手段3のローラ31,32間から抜け出す位置まで送られると、これを検出する不図示のセンサからの検出信号によって、図2に示される環状ワーク拘束手段1が駆動装置14によって送り量L1だけ上昇し、この時点で最も上側に位置している次の環状ワークWが、環状ワーク切断手段2における押さえ治具21及びカッタ22と対応する高さへ送られる。
その後は、先に説明したような環状ワーク切断手段2による環状ワークWの切断動作、及びワーク延伸手段3のローラ31,32による環状ワークWの引き伸ばし動作、搬送チャック手段4によるワーク送り動作、加工位置決め手段5によるワーク位置決め動作及び製品加工装置6による製品加工動作が順次行われる。
本発明の実施の形態に係るワーク供給装置の環状ワーク拘束手段1、環状ワーク切断手段2及びワーク延伸手段3を、環状ワークWの送り方向と平行な方向から見た図である。 図1におけるII方向から見た矢視図である。 環状ワーク切断手段2による環状ワークWの切断工程を示す説明図である。 環状ワーク切断手段2による環状ワークWの切断状態を示す斜視図である。 ワーク延伸手段3によるワークの引き伸ばし工程を示す説明図である。 搬送チャック手段4の動作を示す説明図である。 加工位置決め手段5の概略構成を示す斜視図である。 棒状ワークWの切断前の状態を示す説明図である。 棒状ワークWの切断時の状態を示す説明図である。 棒状ワークWの切断直後の状態を示す説明図である。 棒状ワークWの送り及び製品排出動作を示す説明図である。 ワーク加工後の製品としてのチップシール100を示す斜視図である。
符号の説明
1 環状ワーク拘束手段
11 拘束柱
11a,12a 拘束溝
12 切断受け治具
12b 刃逃げ溝
2 環状ワーク切断手段
21 押さえ治具
22 カッタ
3 ワーク延伸手段
31,32 ローラ
4 搬送チャック手段
41,42 チャック部材
5 加工位置決め手段
51 ワーク通し治具
52 押さえガイド
53 ストッパ
54 製品受け治具
55 押さえ治具
P ワーク加工位置
環状ワーク
棒状ワーク

Claims (5)

  1. 環状ワーク拘束手段(1)に拘束された環状ワーク(W)の円周方向一箇所を切断する環状ワーク切断手段(2)と、切断された前記環状ワーク(W)の一部を挟持した状態で前記環状ワーク拘束手段(1)から離れたワーク加工位置側の所定位置まで移動可能な一対のローラ(31,32)からなるワーク延伸手段(3)とを備えることを特徴とするワーク供給装置。
  2. 環状ワーク拘束手段(1)が、環状ワーク(W)をその軸方向に所定間隔(L1)で複数並んだ状態で内周側から拘束する複数の拘束柱(11)を備え、前記環状ワーク(W)を、環状ワーク切断手段(2)による切断位置へ、前記間隔(L1)に相当する送り量で、かつ環状ワーク切断手段(2)の切断サイクルに対応する周期で、前記順次軸方向へ間欠的に送るものであることを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
  3. 環状ワーク切断手段(2)が、環状ワーク(W)の内周側に配置された受け治具(12)に、前記環状ワーク(W)の一部を押し付ける押さえ治具(21)と、この押さえ治具(21)に押さえられた前記環状ワーク(W)を切断するカッタ(22)とからなり、押さえ治具(21)による前記環状ワーク(W)の押し付けが、環状ワーク拘束手段(1)から離れた所定位置へのワーク延伸手段(3)の移動後に解除されることを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
  4. ワーク延伸手段(3)によって引き伸ばされたワーク(W)をチャックしてワーク加工位置へ間欠的に送る搬送チャック手段(4)を備え、この搬送チャック手段(4)が、ワーク延伸手段(3)のローラ(31,32)間からワーク(W)を所定の長さ(L2)ずつ引き出すように反復動作するものであることを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
  5. 搬送チャック手段(4)により送られるワーク(W)を通すワーク通し治具(51)と、前記ワーク(W)の送り方向の先端と衝合するストッパ(53)と、このストッパ(53)と前記ワーク通し治具(51)との間のワーク加工位置で前記ワーク(W)を挟持する製品受け治具(54)とからなる位置決め手段(5)を備えることを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
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