JP2005254969A - 手動格納式車両用アウトサイドミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することのできる手動格納式車両用アウトサイドミラーを提供すること。
【解決手段】位置決め構造の摺動部をノッチ部66、V溝部36及び押上部39によって形成し、この部分にグリスを塗付する。これらを、小径部32の中心軸50方向においてミラー本体部10側の対向面15及び固定部40側の対向面45より上方側、即ち、ミラー本体部10内部に位置させる。これにより、例えば洗車時等に、多量の水がかけられて、ミラー本体部10側の対向面15と固定部40側の対向面45との隙間から水が浸入した場合でも、その水がノッチ部66、V溝部36及び押上部39に到達することを抑制できる。この結果、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、手動格納式車両用アウトサイドミラーに関するものである。特に、この発明は、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することのできる手動格納式車両用アウトサイドミラーに関するものである。
従来の手動格納式車両用アウトサイドミラーでは、アウトサイドミラーの格納や、歩行者等が当たった場合に歩行者等の保護の観点からアウトサイドミラーが倒れるように、ミラー本体が回動する構造となっている。例えば、特許文献1では、ミラー本体側と回動支持部材側との一方にボール保持用凹孔を設け、他方に係合用凹孔を設け、これらに係合する形状のボールをミラー本体と回動支持部材との間に設けている。これにより、ボール保持用凹孔の保持されたボールが係合用凹孔に係合しているときはミラー本体はその角度で保持され、ミラー本体が格納等により回動する際には、ボールが係合用凹孔から外れることにより、回動することができる。
特開平9−71182号公報
しかしながら、上記の手動格納式車両用アウトサイドミラーでは、ボール保持用凹孔が設けられている面と係合用凹孔が設けられている面とによる隙間が、直接外部に通じている。前記ボール保持用凹孔や係合用凹孔、さらに前記係合用凹孔が設けられている面等は、前記ミラー本体が回動する際にボールと摺動する部分であるため、ミラー本体がスムーズに回動するように、これらの部分にはグリス等の潤滑剤が塗付されているが、上記のようにボール保持用凹孔が設けられている面と係合用凹孔が設けられている面とによる隙間が直接外部に通じているため、洗車等によりこの部分に水が浸入した場合には、この潤滑剤が流出する虞があった。また、隙間に異物が入り込み、回動に不具合が生じる可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することのできる手動格納式車両用アウトサイドミラーを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る手動格納式車両用アウトサイドミラーは、シャフトにミラー本体部が位置決め構造を介して回動可能に取り付けられている手動格納式車両用アウトサイドミラーにおいて、前記シャフトの一端は、車両に固定される固定側部材に固定されており、前記シャフトの一端部から他端にかけては、前記ミラー本体部内部に配置されており、前記ミラー本体部は、前記シャフトの軸方向において前記固定側部材に対向する面である対向面を有しており、前記位置決め構造は、前記シャフトと前記ミラー本体部とに設けられており、且つ、前記シャフトの軸方向において前記対向面よりも前記ミラー本体部内部側に位置していることを特徴とする。
この発明では、位置決め構造が、ミラー本体部の対向面よりもミラー本体部内部側に位置しているので、位置決め構造は直接外部に通じていない。これにより、洗車等により多量の水が手動格納式車両用アウトサイドミラーにかけられた場合でも、その水が位置決め構造に浸入することが低減する。また、前記位置決め構造は、前記ミラー本体部側に設けられた位置決め構造の一部と、前記固定側部材側に設けられた位置決め構造の一部とが関わり合うことにより構成されている。さらに、ミラー本体部は回動するため、位置決め構造は摺動部を有しており、この摺動部にはグリス等の潤滑剤が塗付されている。この手動格納式車両用アウトサイドミラーに洗車等により多量の水がかけられた場合でも、上記のように位置決め構造には水が浸入し難いため、これらの結果、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することができる。また、位置決め構造がミラー本体部内部に位置しているため、異物が位置決め構造が形成されている部分に入り込むことを抑制できる。この結果、位置決め構造の隙間に異物が入り込むことに起因する回動の不具合を抑制できる。
また、この発明に係る手動格納式車両用アウトサイドミラーは、前記位置決め構造は、前記シャフトに形成されている凹部と、前記ミラー本体部に形成されている凸部と、前記凹部と前記凸部とを前記シャフトの軸方向に相互に噛み合わせる弾性部材と、から構成されていることを特徴とする。
この発明では、位置決め構造をミラー本体部に形成される凸部とシャフトに形成される凹部と弾性部材とにより形成している。従来の位置決め構造ではボールを多用しているが、上記の位置決め構造は、ミラー本体部内部に位置しているため、この部分にボールを設けることが困難である。そこで、上記のように、位置決め構造を前記凸部及び前記凹部によって構成することにより、位置決め構造にボールを使用した場合のようにボールをミラー本体部内部に入れる必要が無いので、容易に位置決め構造を組立てることができる。この結果、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することができる手動格納式車両用アウトサイドミラーを容易に組立てることができる。
また、この発明に係る手動格納式車両用アウトサイドミラーは、前記シャフトは、一端部側の大径部と、他端部側の小径部と、前記大径部と前記小径部との間に前記シャフトの軸方向に対して交差する方向に設けられた段部と、から構成されており、前記ミラー本体部は、前記大径部および前記段部に回動可能に取り付けられている受部と、前記受部と別個に前記小径部に回動可能に取り付けられている弾性部材ホルダーと、を備え、前記受部には、孔部が設けられており、前記凹部は、前記段部に設けられており、前記凸部は、前記弾性部材ホルダーに設けられており、且つ、前記孔部中に挿通されており、前記弾性部材ホルダーと前記受部とは、前記凸部が前記孔部中に挿通されることにより、同方向に一体に回動する係合状態にあり、前記弾性部材は、前記シャフトと前記弾性部材ホルダーとの間に設けられており、且つ、前記凹部と前記凸部とを前記シャフトの軸方向に相互に噛み合わせることを特徴とする。
この発明では、凸部を弾性部材ホルダーに設け、当該凸部を受部に設けた孔部に挿通することにより、弾性部材ホルダーと受部とが同方向に一体に回動する係合状態にしている。また、弾性部材をシャフトと弾性部材ホルダーとの間に設けることにより、前記凸部と前記凹部とを噛み合わせることができる。さらに、このように、凸部が形成された弾性部材ホルダーを設け、凸部を受部に設けた孔部に挿通させることにより、あらかじめ弾性部材をミラー本体部の所定の部分に位置させてから、シャフトと本体部とを一体に組立てて、前記凸部と前記凹部とを噛み合わせることができる。弾性部材ホルダーが設けられていない場合には、シャフトとミラー本体部とを一体に組立てた後にシャフトの先端側から弾性部材をシャフトに通すため、シャフト端部とミラー本体との間に弾性部材の高さ分の空間が必要である。そこで、弾性部材ホルダーを設けることにより、シャフトとミラー本体部とを一体に組立てる前に弾性部材をミラー本体部に組付けることができるので、上記の空間が不要になる。この結果、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を低減することができる手動格納式車両用アウトサイドミラーの、デザイン面での自由度の向上を図ることができる。
本発明にかかる手動格納式車両用アウトサイドミラーは、位置決め構造の摺動部の塗付される潤滑剤の流出が低減する、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる手動格納式車両用アウトサイドミラーの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明は、本発明の手動格納式車両用アウトサイドミラーを備えた車両の前方、後方、左側、右側、上側、下側を、手動格納式車両用アウトサイドミラーにおいても前方、後方、左側、右側、上側、下側として説明する。また、本発明にかかる手動格納式車両用アウトサイドミラーは様々な形態が考えられるが、実施例として車両のドアに固定される手動格納式ドアミラーについて説明する。
図1は、本発明に係る手動格納式車両用アウトサイドミラーを示す図である。手動格納式車両用アウトサイドミラーの一例である手動格納式ドアミラー1は、車両(図示省略)のドア5に固定される固定側部材と、前記固定側部材のシャフトに位置決め構造を介して回動可能に取り付けられた回動側部材としてのミラー本体部10と、から構成されている。前記ミラー本体部10には、ミラーハウジング11とミラー12が設けられている。前記ミラー12の反射面は、車両の後方および運転手の方向に向いている。前記ミラー12には、電動やワイヤ等による遠隔操作で、或いは、手動で角度を調整する角度調整機構(図示省略)が設けられている。
前記固定側部材は、ミラーベース30と、当該ミラーベース30に固定されたシャフトホルダー35とから構成されている。前記ミラーベース30は、車両のドア5に固定されており、ベース部31が一体に設けられている。前記シャフトホルダー35はZDC(亜鉛ダイキャスト)等の金属によって形成されている。また、シャフトホルダー35は、前記ミラーベース30のベース部31にスクリュー43により固定された固定部40と、一端が前記固定部40に一体に固定されているシャフトとから構成されている。前記シャフトは、一端部側の大径部42と、他端部側の小径部32と、前記大径部42と前記小径部32との間(シャフトの中間部)に前記シャフトの中心軸50の軸方向(この明細書および特許請求の範囲において、シャフトの軸方向と定義する)に対して交差する方向に設けられた段部44と、から構成されている。前記小径部32の他端部には、周溝34がシャフトの周方向に設けられている。前記シャフトの中心軸50は、前記ミラー本体部10が回動する中心軸でもある。
図2は、シャフトホルダーの詳細図である。図3は、図2のB−B矢視図である。シャフトホルダー35の段部44には、位置決め構造の凹部となるV溝部36と押上部39とが、それぞれ3つずつシャフトの中心軸50を中心とする円周上にそれぞれ交互に設けられている。前記V溝部36には、押上部39よりも前記固定部40の方向に位置し、押上部39とほぼ平行な底辺部37が形成されている。この底辺部37と押上部39とは、底辺部37の両端に形成される斜辺部38によってつながれている。この斜辺部38は、シャフトの一端から他端に向かうにつれて斜辺部38同士が離れる方向に傾いている。つまり、このV溝部36は、底辺部37の長さが短い略台形の形状で形成されている。
図4は、図1の要部の分解斜視図である。前記ミラーハウジング11は、ASA(アクリル・スチレン・ニトリル樹脂)やPP−T(ポリプロピレン タルク入り)等の比較的軟らかな材料によって形成さられている。当該ミラーハウジング11には、前記シャフトの大径部42および段部44に回動可能に取り付けられている受部20が一体に設けられている。この受部20は、内径が前記シャフトの大径部42の外径よりも若干大きい円筒形状の一部の形状で形成されている。この受部20の内部には、上側端部が閉塞され、且つ、下側端部が開口された凹部21が設けられている。この凹部21中に前記シャフトの大径部42および段部44が回動可能に収納されている。
前記受部20の閉塞された上側端部は、係合部22として設けられている。この係合部22には、円形の挿通孔23が形成されている。この挿通孔23の内径は、前記シャフトの小径部32の外径よりも若干大きく形成されている。また、この係合部22には、位置決め構造の孔部24が設けられている。この孔部24は、前記挿通孔23の周囲の縁であって、前記挿通孔23の中心(シャフトの中心軸50)を中心とする円周上に、前記V溝部36と対応して3ヶ所設けられている。前記孔部24の形状は、シャフトの軸方向から見て、前記円周の一部の円弧形状をなしている。
前記ミラー本体部10は、前記ミラーハウジング11の受部20と別個の弾性部材ホルダーとしてのスプリングホルダー60を備えている。前記スプリングホルダー60は、前記シャフトの小径部32に回動可能に取り付けられている。前記スプリングホルダー60は、PA−G(ポリアミドガラス入り)等の比較的強度の高い材料によって形成されている。また、このスプリングホルダー60は、二重筒構造の外筒61および内筒62と、外筒61と内筒62との間に一体に設けられた底部63とから構成されている。前記内筒62には、挿通孔64が形成されている。この挿通孔64の内径は、前記シャフトの小径部32の外径よりも若干大きい径で形成されている。また、外筒61と内筒62の間は、スプリング保持部65として形成されている。
図5は、スプリングホルダーの詳細図である。図6は、図5のC−C矢視図である。さらに、スプリングホルダー60の底部63の外側面には、位置決め構造の凸部となるノッチ部66が設けられている。このノッチ部66は、前記挿通孔64の周囲の縁であって、挿通孔64の中心(シャフトの中心軸50)を中心とする円周上に、前記V溝部36および前記孔部24と対応して3ヶ所設けられている。すなわち、前記ノッチ部66と前記V溝部36と前記孔部24とは、前記シャフトの中心軸50を中心とする円周上に、相互に対応して設けられている。前記ノッチ部66の形状は、板形状であって、シャフトの軸方向から見て、前記円周の一部の円弧形状なして形成されている。また、このノッチ部66の断面形状(シャフトの軸方向に対して交差する方向の断面形状)は、前記孔部24よりも若干小さい形状で形成されている。さらに、このノッチ部66の先端には、前記V溝部36の底辺部37長さとほぼ同じ長さの当接部67が、前記底部63とほぼ平行に形成されている。この当接部67の前記周方向の両端には、傾斜部68が形成されている。この傾斜部68は、当接部67から前記底部63の方向に向かうに従って当接部67の両端の傾斜部68が離れる方向に傾斜して形成されている。また、この傾斜部68は、前記V溝部36の斜辺部38の傾き角度とほぼ同じ角度で傾いて形成されている。
前記スプリング保持部65には、弾性部材となるスプリング80がセットされている。このスプリング80は、コイルスプリングによって形成されており、内径はスプリングホルダー60の内筒62の外径よりも若干大きく、スプリング80の外径はスプリングホルダー60の外筒61の内径よりも若干小さく形成されている。また、スプリング80の自由長は、スプリングホルダー60の底部63の内側面から、当該スプリングホルダー60のスプリング保持部65が開口している側の端部までの長さよりも長く形成されている。また、前記スプリング保持部65内のスプリング80と前記底部63との間には、平ワッシャー81が設けられている。この平ワッシャー81の内径は、前記内筒62の外径よりも若干大きく形成されており、且つ、この平ワッシャー81の外径は、前記外筒61の内径よりも若干小さく形成されている。
前記スプリングホルダー60は、前記ノッチ部66が前記孔部24に挿入されることによって係合部22、即ち、ミラーハウジング11に設けられる受部20と係合する。この結果、別個の部品である受部20(ミラーハウジング11)と前記スプリングホルダー60とは、同方向に一体に回動する係合状態にある。また、前記シャフトの小径部32は、係合部22の挿通孔23およびスプリングホルダー60の挿通孔64に挿通されている。さらに、前記シャフトの周溝34には、プッシュナット82が係合されており、このプッシュナット82によって前記スプリング80は押し縮められている。また、このとき、前記ノッチ部66は、前記V溝部36あるいは押上部39に当接している。
また、ミラー本体部10には、対向面15に前記中心軸50を中心とした円周方向に所定の範囲で形成された溝からなる回動規制溝(図示省略)が形成されている。さらに、前記ミラーベース30の対向面45には、前記回動規制溝に係合可能な回動規制突起(図示省略)が形成されている。この回動規制溝と回動規制突起とは、手動式ドアミラー1の組立時には回動規制突起が回動規制溝に入り込むことによって係合している。
この実施例にかかる手動格納式車両用アウトサイドミラーは、以上のごとき構成からなり、以下、手動格納式ドアミラー1の組立てについて説明する。まず、前記平ワッシャー81がスプリングホルダー60の底部63側に位置するように、平ワッシャー81とスプリング80とをスプリングホルダー60のスプリング保持部65に入れて、スプリングホルダー60と平ワッシャー81とスプリング80とのサブアセンブリを組立てる。このサブアセンブリのスプリングホルダー60のノッチ部66をミラーハウジング11の係合部22の孔部24に挿入する。このとき、ノッチ部66の当接部67および傾斜部68は、係合部22の下面から突出する。
つぎに、シャフトの小径部32を係合部22の挿通孔23およびスプリングホルダー60の挿通孔64に挿通させ、且つ、シャフトの大径部42をミラーハウジング11の受部20に挿入させる。続いて、シャフトホルダー35のV溝部36或いは押上部39とスプリングホルダー60のノッチ部66とを当接させる。このときに、V溝部36及び押上部39とノッチ部66との間に、潤滑剤としてのグリスを塗付する。
それから、シャフトの小径部32の周溝34にプッシュナット82を、スプリング80を押し縮めた状態で、係合させる。このように組立てることにより、シャフトホルダー35のV溝部36または押上部39とスプリングホルダー60のノッチ部66とは、当接し、このV溝部36または押上部39とノッチ部66との間にはグリスが介在する。
このように組立てられた手動格納式ドアミラー1は、前記スプリングホルダー60の挿通孔64の内径、及び係合部22の挿通孔23の内径が、シャフトの小径部32の外径よりも若干大きく、また、前記受部20の凹部21の内径が、シャフトの大径部42の外径よりも大きく形成されている。これにより、前記スプリングホルダー60及びミラーハウジング11は、前記シャフトの中心軸50を中心として回動可能となっている。また、スプリングホルダー60のノッチ部66が受部20(ミラーハウジング11)の孔部24に係合されているため、別個の部品である受部20(ミラーハウジング11)と前記スプリングホルダー60とは、前記シャフトの中心軸50を中心として、同方向に一体に回動することとなる。
その後、シャフトホルダー35の固定部40をスクリュー43でミラーベース30のベース部31に固定することによって、シャフトホルダー35がミラーベース30に固定されることとなる。ここで、ミラー12の角度を電動等で遠隔操作をする場合にはシャフトホルダー35のシャフトの中からハーネス(図示省略)等を、ミラーハウジング11内に引き込み、所定部分の組立てをした後、ミラー12をミラーハウジング11に組付ける。そして、一体に組立てられた手動格納式ドアミラー1のミラーベース30を車両のドア5に固定することにより、手動格納式ドアミラー1は、車両のドア5に搭載されることとなる。
また、一体に組立てられた手動格納式ドアミラー1において、シャフトホルダー35の固定部40およびミラーベース30のベース部31(固定側部材)の対向面45と、ミラー本体部10のミラーハウジング11の対向面15との間には、傾倒隙間t(約0.5mm程度)がシャフトの軸方向に対して交差(直交)する方向に形成されている。
このように組立てられた手動格納式ドアミラー1は、前記スプリング80が押し縮められた状態でスプリング保持部65に保持されているため、前記スプリングホルダー60の底部63及びプッシュナット82に対して付勢力を与えている。スプリングホルダー60の底部63に対しての付勢力は、スプリングホルダー60を下方に押す力であり、プッシュナット82に対しての付勢力は、プッシュナット82を上方に押す力である。さらに、プッシュナット82はシャフトの小径部32の周溝34に係合されているため、プッシュナット82を上方に押す力は、シャフトホルダー35を上方に押す力となる。
図7は、位置決め構造の摺動部90の詳細図で、ノッチ部がV溝部に係合している状態を示す図である。図8は、摺動部の詳細図で、ノッチ部が押上部に当接している状態を示す図である。ここで、ノッチ部66の当接部67は下方に面しており、V溝部36の当接部分である底辺部37や押上部39は上方に面しているため、ノッチ部66が設けられているスプリングホルダー60を下方に押し、V溝部36と押上部39が設けられているシャフトホルダー35を上方の押すことにより、ノッチ部66とV溝部36、あるいは、ノッチ部66と押上部39は、互いに当接する方向に付勢力が与えられていることになる。つまり、ノッチ部66は、V溝部36あるいは押上部39に押し付けられている。この状態において、ミラー本体部10をシャフトの中心軸50回りに回動させると、ノッチ部66とV溝部36あるいは押上部39は摺動する。このノッチ部66とV溝部36、押上部39は、位置決め構造の摺動部90を構成する。また、V溝部36と押上部39とは、シャフトホルダー35の上側の端部側(シャフトホルダー35のシャフトの中間部)に設けられている。一方、ミラーハウジング11の対向面15と傾倒隙間tをあけて対向する対向面45を有する固定部40は、シャフトホルダー35の下側の端部側(シャフトホルダー35のシャフトの一端)に設けられている。この結果、傾倒隙間tを有して形成されている固定側部材の対向面45およびミラー本体部10側の対向面15に対して、摺動部90は、シャフトの他端側、即ち、ミラーハウジング11の内側に位置している。このように、この位置決め構造の摺動部90は、シャフトの軸方向において傾倒隙間tよりもミラー本体部10内部に位置している。
図9は、図1のA−A矢視図で、ミラー本体部の各回動状態を示した図である。この手動格納式ドアミラー1を使用する場合の位置、つまり、前記ミラー12で後方を確認する場合の位置であるミラー本体部10の中立位置aでは、前記ノッチ部66は、前記V溝部36に係合する(図7参照)。これにより、ノッチ部66の当接部67はV溝部36の底辺部37に当接し、ノッチ部66の傾斜部68は、V溝部36の斜辺部38に当接している。この状態では、ノッチ部66は前記スプリング80の付勢力によってV溝部36に押し付けられており、また、ノッチ部66の傾斜部68がV溝部36の斜辺部38に当接することにより、ノッチ部66の左右方向の動き、即ち、前記中心軸50を中心とする回動方向の動きは規制され、ノッチ部66とV溝部36は噛み合った状態となる。これにより、ノッチ部66と係合している係合部22の回動方向の動きが規制されるので、ミラー本体部10全体の回動方向の動きが規制される。このため、ミラー本体部10は、中立位置aに維持される。
手動格納式ドアミラー1を格納する場合、つまり、前記ミラー12の反射面が車両の内側方向を向く方向にミラー本体部10をシャフトの中心軸50を回転軸として後方に回動させ、格納位置bにする場合には、ミラー本体部10に対して、その回動の方向に力を加える。ミラー本体部10が中立位置aでは、上記のようにノッチ部66の傾斜部68がV溝部36の斜辺部38に当接してノッチ部66とV溝部36とが噛み合うことによって回動方向の動きが規制されているが、V溝部36は上方に向かうに従って斜辺部38が開く方向に傾いて形成されているため、回動方向に力が加えられると、ノッチ部66には斜辺部38に乗り上げる方向、即ち、上向きの力が加えられる。
このノッチ部66は、スプリング80の付勢力によってV溝部36に押し付けられているが、スプリング80は弾性力を有しているため、上方向に力が加えられると、スプリング80が縮んでノッチ部66は上方に移動することができる。このようにノッチ部66は上方に移動することができるので、ミラー本体部10に回動方向の力が加えられると、ノッチ部66は上方に移動しつつ、回動方向に移動する。このため、ノッチ部66の傾斜部68とV溝部36の斜辺部38とが摺動し、傾斜部68が斜辺部38に乗り上げながらノッチ部66は回動方向に移動していく。ノッチ部66が上方に移動しながら回動方向に回動して、前記中心軸50方向における前記当接部67の位置が押上部39の位置と同じ位置になると、ノッチ部66は押上部39に乗り上げ、当接部67は押上部39に当接する(図8参照)。このように、ノッチ部66が押上部39に乗り上げることにより、ノッチ部66とV溝部36との噛み合いは除去される。
当接部67が押上部39に当接する位置までノッチ部66が移動すると、ノッチ部66の回動方向の動きを規制するものが無くなるので、ノッチ部66は回動方向に自由に動くことができ、これにより、ミラー本体部10を、中心軸50を中心として回動させることができる。その際に、ノッチ部66は前記スプリング80の付勢力によって押し付けられているので、ノッチ部66の当接部67と押上部39とが摺動しつつ、ミラー本体部10は回動する。ミラー本体部10を回動させると、前記回動規制溝は回動規制突起と係合した状態で中心軸50を中心に回動する。そして、回動規制溝の周方向の2つの端部のうちの一方の端部が回動規制突起に当接すると、回動規制溝の回動は規制され、ミラー本体部10の回動も規制されて停止する。この回動が規制されて停止する位置は、ミラー本体部10の格納位置bである。このように、ミラー本体部10を回動させて格納位置bの位置で停止させて回動方向への力を除去すると、前記ノッチ部66は押上部39に押し付けられているので、力を除去した位置での状態が維持される。これにより、ミラー本体部10は、格納位置bに維持される。
ミラー本体部10が中立位置aにある際に、歩行者等がミラー本体部10に当たった場合、例えば、ミラー本体部10に対して、車両の後方側から前方に向けて歩行者等が当たった場合には、ミラー本体部10には、この方向に大きな力が加えられる。この力は、前記中心軸50を中心としてミラー本体部10を回動させる力となる。この回動させる力により、中立位置aにあるミラー本体部10を格納位置bに回動させる場合にミラー本体部10に回動方向の力を与えた場合と同様に、ノッチ部66が上方に移動しつつ回動方向に移動して押上部39に乗り上げる。ノッチ部66が押上部39に乗り上げると、ノッチ部66とV溝部36との噛み合いは除去され、ノッチ部66の回動方向の動きを規制するものが無くなるので、ミラー本体部10は中心軸50を中心として回動する。これにより、上記の方向に力が加えられた場合には、ミラー本体部10は、前倒位置cの方向に回動する。この方向にミラー本体部10が回動すると、上記と同様に回動規制突起と係合した回動規制溝が中心軸50を中心に回動し、所定の位置で回動規制溝の2つの端部のうちの他方の端部が回動規制突起に当接する。これにより、回動規制溝の回動は規制され、回動規制溝が形成されるミラー本体部10の回動も規制されて停止する。この回動が規制される位置は、ミラー本体部10の前倒位置cである。このように、ミラー本体部が前方向に回動すると、ミラー本体部は前倒位置cで停止する。
ミラー本体部10が格納位置bまたは前倒位置cに位置している際に、ミラー本体部10を中立位置aに位置させる際には、ミラー本体部10に力を与えて中立位置aの方向に回動させる。その際に、ノッチ部66は前記スプリング80によって押上部39に押し付けられているだけで、それ以外にはノッチ部66の回動方向の動きを規制しているものは無いので、スプリング80で押し付けられることによってその部分に維持されようとする力以上の力でミラー本体部10を回動させることにより、ミラー本体部10は回動する。ミラー本体部10が回動すると、ノッチ部66の当接部67は押上部39を摺動しながら押上部39上を移動し、ノッチ部66がV溝部36の位置まで移動すると、スプリング80の付勢力によってノッチ部66は下方に移動して、当該ノッチ部66はV溝部36に係合する。その際に、ノッチ部66には傾斜部68が形成されており、V溝部36には斜辺部38が形成され、さらに、ノッチ部66には下方に押し付けられる力が働いているので、ノッチ部66とV溝部36とが多少ずれた状態でも、自然に係合する。ノッチ部66とV溝部36が係合すると、ノッチ部66の当接部67はV溝部36の底辺部37に当接し、ノッチ部66の傾斜部68はV溝部36の斜辺部38に当接し、さらに、ノッチ部66はV溝部36に押し付けられているので、ノッチ部66の回動方向の動きは規制される。これにより、ミラー本体部10が中立位置aに位置すると同時に、ノッチ部66とV溝部36とが噛み合うので、その状態が維持される。
なお、これらのようにミラー本体部10が作動する際には、いずれの場合もノッチ部66がV溝部36または押上部39と摺動するが、この部分には上記のようにグリスが塗付されているので、摺動する際には抵抗が少なく、スムーズに摺動する。
以上の手動格納式車両用アウトサイドミラーである手動格納式ドアミラー1は、ノッチ部66、V溝部36及び押上部39からなる摺動部90が,固定側部材の対向面45及びミラー本体部10の対向面15に対してミラーハウジング11の内側方向に位置している。手動格納式ドアミラー1は、車両の外部に装備されるものであるため、水や埃にさらされ易い。例えば、洗車時等に多量の水がかけられることがあるが、そのような場合には、それらの水はミラー本体部10とミラーベース30との境目である前記固定部40側の対向面45とミラー本体部10側の対向面15との間から浸入し易い。そのような場合でも、前記摺動部90は、固定部40側の対向面45やミラー本体部10側の対向面15よりもミラーハウジング11の内側、あるいは上方に位置しているので、摺動部90に浸入する水が低減する。このように、摺動部90に浸入する水が低減するので、摺動部90に塗付されたグリスが水によって流され難くなり、グリスが流出し難くなる。この結果、位置決め構造の摺動部90のグリスの流出を低減することができる。
また、摺動部90がミラー本体部10の内側方向に位置しているので、固定部40側の対向面45とミラー本体部10側の対向面15との隙間からグリスが染み出るのを抑制できる。摺動部90が、外部に開口している部分に近い場合には、摺動部90に塗付されたグリスは外部に染み出易いが、前記手動格納式ドアミラー1は、摺動部90がミラー本体部10の内側方向に位置しているので、グリスが外部に染み出難くなり、グリスを摺動部90に維持させ続けることができる。この結果、ミラー本体部10の回動のスムーズさを維持させることができる。
また、摺動部90がミラー本体部10の内側方向に位置しているので、固定部40側の対向面45とミラー本体部10側の対向面15との隙間から摺動部90に埃等の異物が入り込むことを抑制できる。これにより、摺動部90に異物が入り込み、その異物が詰ることによってミラー本体部10が回動し難くなることを抑制できる。また、V溝部36に異物が詰ることによってノッチ部66がV溝部36に係合し難くなり、ミラー本体部10を中立位置aで維持し難くなることを抑制できる。これらの結果、異物が位置決め構造の摺動部90に入り込むことに起因するミラー本体部10の回動の不具合を抑制し、位置決め構造をより確実に作動させることができる。
また、前記手動格納式ドアミラー1は、スプリング80を平ワッシャー81と共にスプリングホルダー60で保持(スプリング80と、平ワッシャー81と、スプリングホルダー60とのサブアセンブリと)し、これらを一体でミラーハウジング11の係合部22に係合させてから係合部22、及びスプリングホルダー60の挿通孔23、64に挿通させ、プッシュナット82でスプリング80を抑えながら小径部32の周溝34に係合させることにより、シャフト及びミラーハウジング11を組立てている。このように、スプリング80をスプリングホルダー60及び係合部22でミラーハウジング11に保持することにより、小径部32をミラーハウジング11の挿通孔23、64に挿通する前にスプリング80をミラーハウジング11に組付けることができるので、シャフト端部とミラーハウジング11の内側との空間を小さくすることができる、例えば、シャフトをミラーハウジングの挿通孔に挿通した後にスプリングを組付ける場合には、シャフトがミラーハウジングに組付けられている状態でシャフト端部からスプリングをシャフトに通すため、シャフト端部とミラーハウジングの内側との間にスプリングを通し易いように大きな空間が必要になる。上記の手動格納式ドアミラー1では、この空間を小さくすることができるので、ミラーハウジング11をコンパクトにするなど、デザイン面での自由度が向上する。この結果、摺動部90のグリスの流出を低減することができる手動格納式ドアミラー1の、デザイン面での自由度の向上を図ることができる。なお、上記の空間は、少なくともプッシュナット82を小径部32の周溝34に係合する工具を使用できるだけの大きさがあればよい。
また、V溝部36と押上部39とは、前記シャフトが一体に形成されているシャフトホルダー35に設けられている。また、前記ノッチ部66はスプリングホルダー60に設けられており、当該ノッチ部66が係合部22と係合することによって、シャフトをミラーハウジング11に組付ける際には、ノッチ部66はミラーハウジング11と一体となって形成されている。このため、シャフトをミラーハウジング11に組付ける際には、シャフト側或いはミラーハウジング11側に位置決め構造が一体に形成されているため、位置決め構造を意識することなく、シャフトをミラーハウジング11に組付けることができる。この結果、手動格納式ドアミラー1の位置決め構造をミラー本体部10の内側方向に位置させ、位置決め構造の摺動部90のグリスの流出を抑制した場合でも、容易に組立てることができる。
また、ノッチ部66がスプリング80でV溝部36に押し付けられることによってミラー本体部10は中立位置aに維持されるが、歩行者等がミラー本体部10に当たった場合には、ミラー本体部10は前倒位置c、あるいは格納位置bの方向に回動する。このように、中立位置aに維持されているミラー本体部10に、ある程度の荷重がかかった場合には、ミラー本体部10は前方或いは後方に回動するので、歩行者等への衝撃が低減する。この結果、歩行者等の保護を図ることができる。
なお、上記の手動格納式ドアミラー1は、格納位置bや前倒位置cでのミラー本体部10の停止を、回動規制溝と、これに係合する回動規制突起とで回動を規制することによって行っているが、上記の位置での回動の停止は、ノッチ部66とV溝部36とが噛み合うことによって行ってもよい。即ち、上記の手動格納式ドアミラー1では、ノッチ部66とV溝部36とが噛み合う部分は、中立位置aのみであるが、格納位置bや前倒位置cでもノッチ部66とV溝部36とが噛み合うように、これらを配置することにより、回動規制溝や回動規制突起を設けなくても停止させることができる。この結果、ノッチ部66やV溝部36以外に回動を規制する部分を設ける必要がないので、製造コストの低減を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる手動格納式車両用アウトサイドミラーは、位置決め構造の摺動部の潤滑剤の流出を抑制する場合に有用であり、特に、そのような手動格納式車両用アウトサイドミラーの組立てを容易にする場合に適している。
本発明に係る手動格納式車両用アウトサイドミラーを示す図である。 シャフトホルダーの詳細図である。 図2のB−B矢視図である。 図1の要部の分解斜視図である。 スプリングホルダーの詳細図である。 図5のC−C矢視図である。 摺動部の詳細図で、ノッチ部がV溝部に係合している状態を示す図である。 摺動部の詳細図で、ノッチ部が押上部に当接している状態を示す図である。 図1のA−A矢視図で、ミラー本体部の各回動状態を示した図である。
符号の説明
1 手動格納式ドアミラー
5 ドア
10 ミラー本体部
11 ミラーハウジング
12 ミラー
15 対向面
20 受部
21 凹部
22 係合部
23 挿通孔
24 孔部
30 ミラーベース
31 ベース部
32 小径部
33 シャフト端部
34 周溝
35 シャフトホルダー
36 V溝部
37 底辺部
38 斜辺部
39 押上部
40 固定部
42 大径部
43 スクリュー
44 段部
45 対向面
50 中心軸
60 スプリングホルダー
61 外筒
62 内筒
63 底部
64 挿通孔
65 スプリング保持部
66 ノッチ部
67 当接部
68 傾斜部
80 スプリング
81 平ワッシャー
82 プッシュナット
90 摺動部

Claims (3)

  1. シャフトにミラー本体部が位置決め構造を介して回動可能に取り付けられている手動格納式車両用アウトサイドミラーにおいて、
    前記シャフトの一端は、車両に固定される固定側部材に固定されており、
    前記シャフトの一端部から他端にかけては、前記ミラー本体部内部に配置されており、
    前記ミラー本体部は、前記シャフトの軸方向において前記固定側部材に対向する面である対向面を有しており、
    前記位置決め構造は、前記シャフトと前記ミラー本体部とに設けられており、且つ、前記シャフトの軸方向において前記対向面よりも前記ミラー本体部内部側に位置していることを特徴とする手動格納式車両用アウトサイドミラー。
  2. 前記位置決め構造は、
    前記シャフトに形成されている凹部と、
    前記ミラー本体部に形成されている凸部と、
    前記凹部と前記凸部とを前記シャフトの軸方向に相互に噛み合わせる弾性部材と、
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の手動格納式車両用アウトサイドミラー。
  3. 前記シャフトは、一端部側の大径部と、他端部側の小径部と、前記大径部と前記小径部との間に前記シャフトの軸方向に対して交差する方向に設けられた段部と、から構成されており、
    前記ミラー本体部は、前記大径部および前記段部に回動可能に取り付けられている受部と、前記受部と別個に前記小径部に回動可能に取り付けられている弾性部材ホルダーと、を備え、前記受部には、孔部が設けられており、
    前記凹部は、前記段部に設けられており、
    前記凸部は、前記弾性部材ホルダーに設けられており、且つ、前記孔部中に挿通されており、
    前記弾性部材ホルダーと前記受部とは、前記凸部が前記孔部中に挿通されることにより、同方向に一体に回動する係合状態にあり、
    前記弾性部材は、前記シャフトと前記弾性部材ホルダーとの間に設けられており、且つ、前記凹部と前記凸部とを前記シャフトの軸方向に相互に噛み合わせることを特徴とする請求項2に記載の手動格納式車両用アウトサイドミラー。
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