JP2005253173A - 電気接続箱の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 平バスバーのタブとプリント基板の導体とを接続する際に、適切なアライメント矯正を行って接続作業の効率を良くすると共に、タブとプリント基板の固定を容易にする。
【解決手段】 第一工程で基板用絶縁板の基板仮置き台座上にプリント基板を仮置きし、第二工程でプリント基板を搭載した基板用絶縁板を平バスバーのタブに対して上方から被せて、各タブの上端をタブ収容部のタブ貫通孔に挿入してアライメントを矯正し、第三工程で基板用絶縁板を押し下げてタブをタブ収容部のタブ貫通孔を貫通させ、第四工程で導体接続用タブを基板仮置き台座で支持されているプリント基板のランド穴に貫通させると共に、基板固定用タブをプリント基板の挿通孔に貫通させて基板支え部でプリント基板を押し上げ、最終工程で導体接続用タブとプリント基板の導体とを半田付けすると共に、基板固定用タブをプリント基板に固定している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気接続箱の製造方法に関し、詳しくは、平バスバーのタブとプリント基板の導体とを半田付け接続する際にタブのアライメント矯正した状態で半田づけ出来るようにして、タブの変形防止および接続作業性を高めるものである。
従来、ケース内にバスバーと絶縁板を交互に積層した積層体とプリント基板を収容し、該バスバーのタブとプリント基板の導体とを接続する電気接続箱として、図12に示す電気接続箱が提供されている。該電気接続箱は、ロアケース4に収容したバスバー1から上方に向けてタブ1aを突設し、該タブ1aをロアケース4のコネクタ収容部4a内に突出させる共に、プリント基板2の下面側にプリント基板2の導体と接続した端子を収容したコネクタ3を固定し、コネクタ3をコネクタ収容部4aに嵌合させることにより、タブ1aをコネクタ3内に挿入して前記端子と接続し、バスバー1とプリント基板2の導体とを接続している。
しかしながら、前記電気接続箱の接続構造であると、バスバー1とプリント基板2の導体との接続に、コネクタ3を用いているため部品点数が増加すると共に、コネクタ3内の端子とプリント基板2の導体とを接続してコネクタ3をプリント基板2に固定しなければならないため組立工数が増加し、コスト高になる問題がある。
そこで、本出願人は先に、特開2003−249288号(特許文献1)において、図13に示すように、前記中継コネクタを用いないバスバーとプリント基板の導体との接続構造を提供している。
バスバー1とプリント基板2との接続には、図14に示すように、バスバー1と絶縁板を交互に積層した積層体6とプリント基板2との間に配置する仕切用絶縁板7を用いており、該仕切用絶縁板7は上方に向けてタブ1aのアライメントを矯正するタブ矯正筒7aを突設している。
前記仕切用絶縁板7を用いた接続方法は、先ず、該タブ矯正筒7aの上端面に、タブ矯正筒7aのタブ矯正穴7bとプリント基板2のタブ穴2aとが連通するようにプリント基板2を載置する。次いで、仕切用絶縁板7とプリント基板2を下降させて、タブ矯正筒7aのタブ矯正穴7bにタブ1aを通してタブ1aのアライメントを矯正し、このアライメントが矯正されたタブ1aをプリント基板2のタブ穴2aに通してタブ1aとプリント基板2の導体とを半田付けして接続している。
また、下降させたプリント基板2は積層体6の絶縁板から突設した筒台5により所要高さで支持され、プリント基板2と筒台5とを上方からネジNで締め付け固定している。
前記接続方法であると、バスバー1とプリント基板2の導体とをコネクタを用いることなく簡単に接続することができ、かつ、プリント基板2のタブ穴2aに挿入するタブ1aが、仕切用絶縁板7のタブ矯正筒7aによりアライメントが矯正されるため、タブ1aをタブ穴2aに容易に挿入でき、タブ1aとプリント基板2の導体との接続作業を容易にできる。
しかしながら、前記接続方法であると、筒台5上に載置されたプリント基板2をネジNで締め付け固定しているため、部品点数及び作業工数が増加すると共に、プリント基板にボルト締めによる負荷がかかりプリント基板が損傷するおそれがある。
特開2003−249288号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、ケース内に収容している平バスバーのタブとプリント基板の導体とを接続する際に、適切なアライメント矯正を行って接続作業の効率を良くすると共に、タブとプリント基板の固定を容易にすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ケースに収容している平バスバーより突出する導体接続用タブを、該平バスバーの上方に配置するプリント基板のランド穴に貫通させて半田付けし、該プリント基板の導体とバスバーとを電気接続する電気接続箱の製造方法であって、
前記平バスバーには前記導体接続用タブと共に基板固定用タブを突設し、該基板固定用タブは幅広とし、その上部側で狭幅とし、該狭幅部を前記プリント基板の挿通孔への差し込み部とすると共に広幅部から狭幅部に移行する部分を基板支え部とし、
前記バスバーの上面に配置する基板用絶縁板を設け、該基板用絶縁板に前記導体接続用タブを貫通させる接続用タブ収容部と前記基板固定用タブを貫通させる固定用タブ収容部を突設していると共に前記接続用タブ収容部よりも突出させた基板仮置き台座を突出させておき、
第一工程で、前記基板用絶縁板の基板仮置き台座上にプリント基板を仮置きし、
第二工程で、前記プリント基板を搭載した前記基板用絶縁板をロアケースに収容している前記平バスバーの前記タブに対して上方から被せて、各タブの上端を前記タブ収容部のタブ貫通孔に若干挿入して、前記タブをタブ貫通孔によってアライメントを矯正し、
第三工程で、前記基板用絶縁板を押し下げて、前記タブを前記タブ収容部のタブ貫通孔を貫通させ、
第四工程で、前記接続用タブ収容部を貫通した導体接続用タブを前記基板仮置き台座で支持されている前記プリント基板のランド穴に貫通させると共に、前記固定用タブ収容部を貫通した基板固定用タブを前記プリント基板の挿通孔に貫通させて前記基板支え部でプリント基板を押し上げ、
最終工程で、前記導体接続用タブとプリント基板の導体とを半田付けすると共に、前記基板固定用タブをプリント基板に固定していることを特徴とする電気接続箱の製造方法を提供している。
前記電気接続箱の製造方法であると、プリント基板の導体と接続する平バスバーの導体接続用タブとプリント基板を固定する基板固定用タブを基板用絶縁板のタブ収容部によりアライメント矯正すると共に、基板用絶縁板の基板仮置き台座にプリント基板を載置してプリント基板のランド穴と挿通孔を基板用絶縁板のタブ収容部の上端と近接させているため、アライメント矯正されたタブにズレが生じず、プリント基板のランド穴と挿通孔への挿入を確実に行うことができる。
また、平バスバーのタブとプリント基板との固定は基板固定用タブにより行っているため、ネジ締めする必要がなく部品点数及び作業工数を低減することができる。
また、前記基板固定用タブの先端が前記プリント基板の挿通孔に挿入された後、前記導体接続用タブの先端が前記プリント基板のランド穴に挿入されることが好ましい。
前記構成とすると、基板固定用タブの先端が先にプリント基板の挿通孔に挿入されることで、プリント基板とタブとの位置決めがなされ、導体接続用タブをプリント基板のランド穴に精度良く挿入して貫通させることができる。
前記タブとプリント基板との固定方法としては、特に、前記基板固定用タブを前記導体接続用タブと同時に前記プリント基板に半田固定していることが好ましい。
前記方法であると、導体接続用タブをプリント基板にフロー半田により接続する際に、一括で基板固定用タブをプリント基板に固定することができる。
また、前記基板固定用タブは前記基板支え部の上部の狭幅部の上部に幅広ねじり部を設けて瓢箪形状とし、該狭幅部をプリント基板の挿通孔に貫通した後にプリント基板の上面側に突出した幅広ねじり部を回転させてプリント基板上面に係止して固定してもよい。
前記方法であっても、導体接続用タブと共にプリント基板の挿通孔に貫通された基板固定用タブの上部の幅広ねじり部を水平方向にねじるだけで、プリント基板が基板固定用タブの基板支え部と幅広ねじり部により上下から挟まれて固定できる。
幅広ねじり部の幅は下部の広幅部よりも狭幅とし、プリント基板の挿通孔は幅広ねじり部は貫通させるが広幅部は貫通させない幅に設定している。よって、プリント基板は下方から基板支え部、上部からねじった幅広ねじり部により挟持されて固定される。
前記基板用絶縁板に突設した前記タブ収容部のタブ貫通孔は下部をテーパ状に広げた誘い込み部としている。
前記構成とすると、タブ収容部のタブ貫通孔は下部をテーパ状に広げた誘い込み部としているため、まだアライメント矯正していない導体接続用タブと基板固定用タブをタブ貫通孔に容易に挿入することができる。また、タブ収容部の下部は拡径しているが、上部側を縮径してタブをアライメント矯正しているため、プリント基板のランド穴あるいは挿通孔へのタブ挿入は確実に行うことができる。
前述したように、本発明によれば、プリント基板の導体と平バスバーの導体接続用タブとを接続する際、該導体接続用タブとプリント基板を固定する平バスバーの基板固定用タブが基板用絶縁板に設けたタブ収容部によりアライメント矯正されると共に、基板用絶縁板の基板仮置き台座にプリント基板を載置してプリント基板のランド穴と挿通孔を基板用絶縁板のタブ収容部の上端と近接させているため、プリント基板のランド穴あるいは挿通孔へのタブの挿入を確実に行うことができる。
また、平バスバーのタブとプリント基板との固定は基板固定用タブにより行っているため、ネジ締めする必要がなく部品点数及び作業工数を低減することができる。
前記タブとプリント基板との固定方法としては、基板固定用タブを導体接続用タブと同時にプリント基板に半田固定する方法や、瓢箪形状とした基板固定用タブの上部の幅広ねじり部を水平方向にねじってプリント基板を基板固定用タブの基板支え部と幅広ねじり部により上下から挟んで固定する方法があり、いずれの方法であっても別部材を設ける必要がなく簡単にタブとプリント基板とを固定できる。特に、基板固定用タブをプリント基板に半田固定する方法であると、導体接続用タブをプリント基板にフロー半田により接続する際に、一括で基板固定用タブをプリント基板に固定することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図9は、本発明の第1実施形態を示し、電気接続箱10は、アッパーケース11とロアケース12からなるケース内部に縦バスバー20と、平バスバー30と絶縁板31を交互に積層配置した積層体32と、プリント基板40とを内部回路として収容している。
図2に示すように、電気接続箱10の一半側領域を縦バスバー配置領域S1(図2中、一点鎖線で囲んだ領域)として複数の縦バスバー20を並列配置する一方、他半側領域を平バスバー配置領域S2(図2中、二点鎖線で囲んだ領域)として平バスバー30と絶縁板31からなる積層体32を配置している。
アッパーケース11の平バスバー配置領域S2の所要箇所に、アッパーケース11の上壁を突出させてプリント基板収容部19を設け、該プリント基板収容部19内に積層体32の最上層の平バスバー30上面に配置した基板用絶縁板41と、該基板用絶縁板41の上方に配置したプリント基板40を収容している。
なお、本実施形態では、コネクタ収容部等を設けたアッパーケースに所要箇所を突出させてプリント基板収容部を設けプリント基板に被せているが、プリント基板をアッパーケース上に配置してアッパーカバーを被せる構成としてもよい。
前記積層体32とプリント基板40との間に配置する基板用絶縁板41は、図4に示すように、その一側縁に沿って複数のタブ貫通孔44を設けた接続用タブ収容部42を上方に向けて突設している。タブ貫通孔44は、図5に示すように、その中空部の上部を導体接続用タブ35の幅よりも大径の大径部44aとし、平バスバー30から突設する導体接続用タブ35の可動スペースを設けている。該大径部44aに連続した中空部の中央部は導体接続用タブ35に嵌合する小径部44bとし、中空部の下部は根元側に向けて広がった拡径部44cとしてタブの誘い込み部としている。
また、図4に示すように、基板用絶縁板41の4隅と短辺側縁部の中央に夫々1つのタブ貫通孔45を設けた固定用タブ収容部43を上方に向けて突設している。タブ貫通孔45は、前記接続用タブ収容部42のタブ貫通孔44と略同形状として、中空部の上部を基板固定用タブ36の幅よりも大径の大径部45a、中央部を基板固定用タブ36に嵌合する小径部45b、下部を根元側に向けて広がった拡径部45cとしている。固定用タブ収容部43は接続用タブ収容部42よりも上方に突出させている。後述するように基板固定用タブ36は導体接続用タブ35よりも広幅としているため、それに合わせて固定用タブ収容部43のタブ貫通孔45も接続用タブ収容部42のタブ貫通孔44よりも広幅としている。
さらに、図4に示すように、基板用絶縁板41の短辺側縁部の所要箇所に基板仮置き台座46を上方に向けて2つ突設している。該基板仮置き台座46の先端部には小径の基板位置決め突起46aを設け、基板位置決め突起46aと下部側の大径部46bとの間に水平方向の段状部46cを設けている。該段状部46cと固定用タブ収容部43の上端面とは同一高さとしている。
一方、プリント基板40には、接続用タブ収容部42のタブ貫通孔44に対向するランド穴40aと、固定用タブ収容部43のタブ貫通孔45に対向する挿通孔40bと、基板位置決め突起46aに対向する該基板位置決め突起46aと略同径の位置決め穴40cを設けている。
平バスバー30は、図5に示すように、基板用絶縁板41の接続用タブ収容部42のタブ貫通孔44に貫通させてプリント基板40の導体と半田接続する導体接続用タブ35を突出させると共に、基板用絶縁板41の固定用タブ収容部43のタブ貫通孔45に貫通させてプリント基板40を支持する基板固定用タブ36を突出させている。即ち、導体接続用タブ35と基板固定用タブ36とは同様の導電性金属板により形成している。また、基板固定用タブ36は導体接続用タブ35よりも高くなるよう突出させて形成している。
前記基板固定用タブ36は、図5に示すように、根元側を導体接続用タブ35より広幅とした広幅部36a、上部側を導体接続用タブ35と同等の狭幅とした狭幅部36bとし、広幅部36aから狭幅部36bに移行する部分を根元側に向けて拡がるテーパ状の基板支え部36cとしている。挿通孔40bの幅L2を基板固定用タブ36の広幅部36aの幅L1よりも小さくして、該基板支え部36cの両側肩部をプリント基板40の挿通孔40bの下端エッジに当接させ、上部側の狭幅部36bをプリント基板40の挿通孔40bへ差し込んで半田付け固定している。これにより、基板固定用タブ36によりプリント基板40が所要高さで支持されている。
なお、本実施形態では、基板固定用タブ36には電気を導通させず、プリント基板40の固定用のみとして用いているが、基板固定用タブ36を導体接続用タブ35と導通させて電気接続用と固定用として兼用してもよい。
次に、平バスバー30とプリント基板40の導体との接続に着目した電気接続箱10の製造方法について説明する。
先ず、第一工程において、図6に示すように、基板用絶縁板41の基板仮置き台座46の基板位置決め突起46aをプリント基板40の位置決め穴40cに通して、基板仮置き台座46の段状部46c上にプリント基板40を仮置きする。このとき、プリント基板40は固定用タブ収容部43の上端面にも載置されて計8ヶ所で下方から支持されている。
次いで、第二工程において、図7に示すように、プリント基板40を搭載した基板用絶縁板41をロアケース12に収容している平バスバー30の導体接続用タブ35と基板固定用タブ36に対して上方から被せて、各タブ35、36の上端を接続用タブ収容部42と固定用タブ収容部43のタブ貫通孔44、45に若干挿入して、タブ35、36をタブ貫通孔44、45の小径部44b、45bによってアライメントを矯正する。
なお、タブ貫通孔44、45の下端は拡径部44c、45cとしてタブ35、36よりも大径としているため、タブ貫通孔44、45への挿入を容易にすることができる。
次いで、第三工程において、基板用絶縁板41を押し下げて、タブ35、36をタブ収容部42、43のタブ貫通孔44、45に貫通させ、先に基板固定用タブ36の先端をプリント基板40の挿通孔40bに挿入させ、その後、導体接続用タブ35の先端をプリント基板40のランド穴40aに挿入させる。
次いで、第四工程において、図8に示すように、基板用絶縁板41をさらに押し下げて、プリント基板40のランド穴40aと挿通孔40bに貫通させ、基板固定用タブ36の基板支え部36cを挿通孔40bの下端エッジに当接させてプリント基板40を持ち上げて、プリント基板40と基板用絶縁板41とを分離させる。
最後工程において、図3に示すように、導体接続用タブ35とプリント基板40の導体とをフロー半田付けして接続すると共に、基板固定用タブ36もプリント基板40に半田固定する。これにより、導体接続用タブ35とプリント基板40の導体とが電気接続されると共に、基板固定用タブ36でプリント基板40が所要高さで支持されて固定される。
次に、電気接続箱10の他の部分について説明する。
平バスバー30は、図9に示すように、所要箇所を屈折させて音叉端子33と端子部34も設けている。音叉端子33は、縦バスバー配置領域S1に配置した縦バスバー20のバスバー接続用タブ21に圧接する一方、端子部34は、アッパーケース11に設けたリレー収容部16、ヒューズ収容部17、又は、ロアケース12に設けたコネクタ収容部17、ヒューズ収容部18内のいずれかに突出させている。
平バスバー30の音叉端子33は、縦バスバー20のバスバー接続用タブ21と圧接させる前に、予め別体の保護樹脂ブロック50で覆って保護している。保護樹脂ブロック50は、音叉端子33を収容する端子収容室を千鳥配置で設け、該端子収容室の下端の端子孔から縦バスバー20のバスバー接続用タブ21を挿入して音叉端子33と圧接している。
ロアケース12の縦バスバー配置領域S1には、縦バスバー配置領域S1と平バスバー配置領域S2との境界から縦バスバー配置領域S1の他側にかけて延在する縦バスバー収容室13を間隔をあけて複数並設し、該縦バスバー収容室13に縦バスバー20の基部23を圧入固定している。各縦バスバー20の垂直配置される基部23の上下いずれかの片面あるいは両面に突設するタブ22はアッパーケース11のコネクタ収容部14内とロアケース12のコネクタ収容部15内に突出している。図9に示すように、タブ22の幅方向は縦バスバー20の長さ方向と同一方向として、コネクタ収容部の長辺方向と直交する方向としている。
コネクタ収容部14、15の底壁14a、15aに設けた端子孔14b、15bは貫通させるタブ22の向きに対応させて、図2に示すように、端子孔14b、15bの長さ方向をコネクタ収容部14、15の長辺方向と直交する方向としている。また、該端子孔14b、15bは千鳥配置として、タブ22と接続する相手方端子を狭ピッチで配置できるようにしている。
コネクタ収容部14に嵌合するコネクタ60は、端子収容室の位置と向きをコネクタ収容部14内に突出するタブ22に対応させている。ロアケース12の縦バスバー配置領域S1に設けたコネクタ収容部15に嵌合するコネクタ(図示せず)もコネクタ60と同様の構造としている。
前記構成とすると、プリント基板40の導体と平バスバー30の導体接続用タブ35とを接続する際、該導体接続用タブ35とプリント基板40を固定する平バスバー30の基板固定用タブ36が基板用絶縁板41に設けたタブ収容部42、43によりアライメント矯正されると共に、基板用絶縁板41の基板仮置き台座46にプリント基板40を載置してプリント基板40のランド穴40aと挿通孔40bを基板用絶縁板41のタブ収容部42、43の上端と近接させているため、アライメント矯正されたタブ35、36にズレが生じず、プリント基板40のランド穴40aあるいは挿通孔40bへの挿入を確実に行うことができる。
基板固定用タブ36とプリント基板40との固定は、基板固定用タブ36を前記導体接続用タブ35と同時にプリント基板40に半田固定しているため、導体接続用タブ35をプリント基板40にフロー半田により接続する際に、一括で基板固定用タブ36をプリント基板40に固定することができる。
また、前記製造方法で製造された電気接続箱10は、プリント基板40の支持部材を平バスバー30の導体接続用タブ35と同様の金属材により形成して基板固定用タブ36としているため、プリント基板40の導体と接続する導体接続用タブ35とプリント基板40を支持する基板固定用タブ36の熱膨張率を同一にすることができる。これにより、熱変化によって導体接続用タブ35と基板固定用タブ36とを同様に膨張させることで基板固定用タブ36に固定したプリント基板40を導体接続用タブ35の膨張に追従させることができるため、導体接続用タブ35とプリント基板40の導体とを接続している半田Hに負荷がかかってクラックが発生するのを防止でき、電気接続の信頼性を向上させることができる。
図10及び図11は、本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態とは基板固定用タブの形状及びプリント基板への固定方法を相違させている。
本実施形態の基板固定用タブ36’は、根元側から広幅部36a’、基板支え部36c’、狭幅部36b’を設けており、該狭幅部36b’の上部に幅広ねじり部36d’を設けて瓢箪形状としている。狭幅部36b’から幅広ねじり部36d’に移行する部分は先端側に向けて拡がる基板係止部36e’としている。幅広ねじり部36d’の幅L3は広幅部36aの幅L1よりも小さくしている。
また、基板固定用タブ36’を挿通するプリント基板40’の挿通孔40b’は、基板固定用タブ36’の幅方向と厚さ方向に合わせて横長の貫通孔としている。挿通孔40b’の幅L2は、広幅部36a’の幅L1よりも小さくする一方、幅広ねじり部36d’の幅L3よりも大きくして、幅広ねじり部36d’が挿通できるようにしている。
基板固定用タブ36’のプリント基板40’への固定方法は、第1実施形態と同様の前記第一〜第四工程を経た後、最終工程において、図11に示すように、幅広ねじり部36d’を水平方向に90度回転させて、基板係止部36e’を挿通孔40b’の上面側周縁に係止して、基板固定用タブ36’の基板支え部36c’と基板係止部36e’でプリント基板40’を挟み込んで、プリント基板40’を基板固定用タブ36’に固定している。
前記構成によれば、ボルト等の別部材を用いることなく、基板固定用タブ36’の先端の幅広ねじり部36d’をねじるだけでプリント基板40’を基板固定用タブ36’に容易に固定することができ、部品点数を増加させることもない。
本発明の第1実施形態の電気接続箱の分解斜視図である。 電気接続箱を示し、(A)は平面図、(B)は底面図である。 平バスバーのタブとプリント基板の導体とを接続した状態を示す断面図である。 基板用絶縁板を示し、(A)は斜視図、(B)は正面図である。 平バスバーのタブとプリント基板の導体とを接続した状態を示す要部拡大断面図である。 電気接続箱の製造の第一工程を示す断面図である。 (A)(B)は電気接続箱の製造の第二工程を示す断面図である。 (A)(B)は電気接続箱の製造の第四工程を示す断面図である。 電気接続箱の断面図である。 本発明の第2実施形態の基板固定用タブとプリント基板を示す図面である。 (A)〜(C)は基板固定用タブとプリント基板との固定方法を示す図面である。 従来例を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。 他の従来例の電気接続箱の製造方法を示す図面である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 アッパーケース
12 ロアケース
20 縦バスバー
30 平バスバー
35 導体接続用タブ
36 基板固定用タブ
36a 広幅部
36b 狭幅部
36c 基板支え部
36d’ 幅広ねじり部
40 プリント基板
41 基板用絶縁板
42 接続用タブ収容部
43 固定用タブ収容部
44、45 タブ貫通孔
44a、45a 大径部
44b、45b 小径部
44c、45c 拡径部
46 基板仮置き台座
H 半田
S1 縦バスバー配置領域
S2 平バスバー配置領域

Claims (5)

  1. ケースに収容している平バスバーより突出する導体接続用タブを、該平バスバーの上方に配置するプリント基板のランド穴に貫通させて半田付けし、該プリント基板の導体とバスバーとを電気接続する電気接続箱の製造方法であって、
    前記平バスバーには前記導体接続用タブと共に基板固定用タブを突設し、該基板固定用タブは幅広とし、その上部側で狭幅とし、該狭幅部を前記プリント基板の挿通孔への差し込み部とすると共に広幅部から狭幅部に移行する部分を基板支え部とし、
    前記平バスバーの上面に配置する基板用絶縁板を設け、該基板用絶縁板に前記導体接続用タブを貫通させる接続用タブ収容部と前記基板固定用タブを貫通させる固定用タブ収容部を突設していると共に前記接続用タブ収容部よりも突出させた基板仮置き台座を突出させておき、
    第一工程で、前記基板用絶縁板の基板仮置き台座上にプリント基板を仮置きし、
    第二工程で、前記プリント基板を搭載した前記基板用絶縁板をロアケースに収容している前記平バスバーの前記タブに対して上方から被せて、各タブの上端を前記タブ収容部のタブ貫通孔に若干挿入して、前記タブをタブ貫通孔によってアライメントを矯正し、
    第三工程で、前記基板用絶縁板を押し下げて、前記タブを前記タブ収容部のタブ貫通孔を貫通させ、
    第四工程で、前記接続用タブ収容部を貫通した導体接続用タブを前記基板仮置き台座で支持されている前記プリント基板のランド穴に貫通させると共に、前記固定用タブ収容部を貫通した基板固定用タブを前記プリント基板の挿通孔に貫通させて前記基板支え部でプリント基板を押し上げ、
    最終工程で、前記導体接続用タブとプリント基板の導体とを半田付けすると共に、前記基板固定用タブをプリント基板に固定していることを特徴とする電気接続箱の製造方法。
  2. 前記基板固定用タブの先端が前記プリント基板の挿通孔に挿入された後、前記導体接続用タブの先端が前記プリント基板のランド穴に挿入される請求項1に記載の電気接続箱の製造方法。
  3. 前記基板固定用タブは前記導体接続用タブと同時に前記プリント基板に半田固定している請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の製造方法。
  4. 前記基板固定用タブは前記基板支え部の上部の狭幅部の上部に幅広ねじり部を設けて瓢箪形状とし、該狭幅部をプリント基板の挿通孔に貫通した後にプリント基板の上面側に突出した幅広ねじり部を回転させてプリント基板上面に係止して固定している請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の製造方法。
  5. 前記基板用絶縁板に突設した前記タブ収容部のタブ貫通孔は下部をテーパ状に広げた誘い込み部としている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱の製造方法。
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