JP2012060732A - 回路構成体及び電気接続箱 - Google Patents

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健人 小林
Shinsuke Okumi
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Abstract

【課題】回路構成体及び電気接続箱を小型化する。
【解決手段】回路構成体20は、導電路及びこの導電路に連なるスルーホール22を有する回路基板21と、電線Wを保持する電線保持部32を有し回路基板21と対向するように配置された電線配索板30と、電線配索板30に設けられて電線配索板30の電線Wと電気的に接続されるとともに一端側が回路基板21のスルーホール22に挿通されて回路基板21の導電路と接続される複数の中継端子40と、複数の端子挿通孔52を有し、複数の中継端子40をスルーホール22への挿通に先立って複数の端子挿通孔52に挿通して複数の中継端子40のアライメント位置を保持するアライメント保持板50とを備える。
【選択図】図12

Description

本発明は、回路構成体及び電気接続箱に関する。
電源から負荷に供給する電力を分配する経路に設けられる回路構成体や電気接続箱には、導電路として金属製のバスバーが使用されているが、負荷電流が大きくなるとバスバーの面積が大きくなり、大型化してしまうという問題があった。
一方、バスバーを厚くすることで面積を小さくして小型化することも考えられるが、製造コストが増大することや、内部に大電流が通電されることで発熱が大きくなり放熱効率が悪くなるといった問題点がある。
そこで、特許文献1に示すように、従来、バスバーを用いていたコネクタブロックの端子とパワーブロックの端子との間の接続に、配線モジュールに配索された電線を用いる方法が考えられた。この方法では被覆絶縁を有する電線を3次元的に配置できることから小型化や作業性向上を図ることが期待されている。
特開2005−51878号公報
ところで、特許文献1の構成では、例えば他のコネクタブロックのような高さ位置の異なる部材と配線モジュールの電線との接続は、バスバーを介して行うようになっている。このバスバーは、例えばコネクタブロックの端子等に一端側が連なるとともに、他端側が上方に屈曲され、その先端に設けられた圧接端子が電線に圧接されることで電線との接続が図られている。
しかしながら、このように高さ位置の異なる部材からバスバーを介して配線モジュールの電線に接続する場合には、その高さ位置を変えるためにバスバーを屈曲させる必要があるため、バスバー形状及び配置に制約が生じ、回路構成体及び電気接続箱の小型化の障害となるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路構成体及び電気接続箱の小型化を目的とする。
本発明に係る回路構成体は、導電路及びこの導電路に連なるスルーホールを有する回路基板と、電線を保持する電線保持部を有し前記回路基板と対向するように配置された電線配索部材と、前記電線配索部材に設けられて前記電線配索部材の電線と電気的に接続されるとともに一端側が前記回路基板の前記スルーホールに挿通されて前記回路基板の導電路と接続される複数の中継端子と、複数の端子挿通孔を有し、前記複数の中継端子を前記スルーホールへの挿通に先立って前記複数の端子挿通孔に挿通して前記複数の中継端子のアライメント位置を保持するアライメント保持板と、を備えるところに特徴を有する(手段1)。
手段1の構成によれば、電線配索部材の電線と、回路基板の導電路とが中継端子により接続されるため、回路構成体内において屈曲等させたバスバーを用いることなく電気的接続を確保でき、回路構成体を小型化することができる。
ここで、電線配索部材に組み付けられた複数の中継端子をまとめて回路基板のスルーホールに挿通する工程で複数の中継端子のアライメント位置が揃わずスルーホールに挿入できないおそれが考えられる。
しかし、手段1の構成によれば、電線配索部材に組み付けられた複数の中継端子に対してアライメント保持板を装着することにより、各中継端子の先端部におけるアライメント位置が保持されるため、複数の中継端子の先端部を容易にスルーホールに挿入することができる。よって、回路基板と電線配索部材との間の取り付けの作業性を向上させることができる。
手段1の構成に加えて、前記中継端子の先端部は、前記端子挿通孔にほぼ隙間なく挿通されているようにしてもよい(手段2)。
中継端子と端子挿通孔との間に、ある程度の隙間が生じていても、少なくとも中継端子のアライメント位置を所定の範囲内(端子挿通孔内)に保持することは可能であるが、手段2の構成によれば、中継端子のアライメント位置のずれを確実に防止できるのに加えて、中継端子と端子挿通孔との間に生じる摩擦力によりアライメント保持板を複数の中継端子に係止させることが可能になる。
手段1又は手段2の構成に加えて、前記端子挿通孔のうち前記中継端子の挿入側には、前記アライメント保持板の装着時に前記中継端子の前記端子挿通孔への挿入を案内するガイド部が形成されているようにしてもよい(手段3)。
手段3の構成によれば、アライメント保持板の装着時に中継端子の先端をガイド部により端子挿通孔内に案内することができるため、アライメント保持板の装着が容易になる。
手段1ないし手段3のいずれかの構成に加えて、前記アライメント保持板には、前記回路基板に当接する当接部が設けられており、前記当接部が前記回路基板に当接した状態では、前記アライメント保持板の面と前記回路基板の面との間にギャップが形成されるようにしてもよい(手段4)。
手段4の構成によれば、アライメント保持板の面と回路基板の面との間のギャップによりスルーホールがハンダ付けされた際に、アライメント保持板にハンダが付着することを防止することができる。
手段1ないし手段4のいずれかの構成に加えて、前記中継端子は、一端に前記回路基板の前記スルーホールに挿入される挿入部と、他端に前記電線に圧接される圧接刃とを有する圧接端子であるようにしてもよい(手段5)。
手段5の構成によれば、中継端子の構成を簡素化することができる。
手段1ないし手段5のいずれかの構成に加えて、前記アライメント保持板には、前記回路基板に実装された電子部品を挿通する挿通部が形成されているようにしてもよい(手段6)。
電線配索部材にアライメント保持板が組みつけられた状態で回路基板を組み付けようとすると、アライメント保持板と回路基板に実装された電子部品とが当接するおそれがある。手段6の構成によれば、アライメント保持板と電子部品とが当接することを防止できる。
手段1ないし手段6のいずれかの構成に加えて、前記電線配索部材には、前記回路基板側に突出して前記回路基板との間を位置決めするための支柱部が設けられており、前記アライメント保持板には、前記支柱部が挿通される挿通穴が設けられているようにしてもよい(手段7)。
電線配索部材と回路基板との間を位置決めする場合には電線配索部材から回路基板側に突出する支柱部を設けることが好ましいが、手段7の構成によれば、アライメント保持板には支柱部が挿通される挿通穴が設けられているため、支柱部を設ける場合であっても、アライメント保持板を装着することが可能になる。また、電線配索部材にアライメント保持板を組み付ける際に、支柱部と挿通穴を基準として位置合わせすることができるため、複数の中継端子に対するアライメント保持板の組み付けを容易にすることが可能になる。
手段1ないし手段7のいずれかに記載の回路構成体と、前記回路構成体を収容するケースとからなる電気接続箱としてもよい。
手段1ないし手段7のいずれかに記載の回路構成体を用いることにより、これをケースに収容した電気接続箱についても小型化することができる。
本発明によれば、回路構成体及び電気接続箱を小型化することが可能になる。
回路構成体を示す平面図 回路構成体を示す右側面図 回路構成体を示す背面図 アライメント保持板を示す平面図 電線保持板とアライメント保持板とを対向させた状態を示す側面図 電線保持板とアライメント保持板とを対向させた状態を示す背面図 電線保持板とアライメント保持板とを対向させた状態を示す平面図 図7におけるA−A断面図 図7におけるB−B断面図 電線保持板にアライメント保持板が組み付けられた状態を示す側面図 電線保持板にアライメント保持板が組み付けられた状態を示す背面図 図7のA−A断面において中継端子がスルーホールに挿通された状態を示す断面図 図7のB−B断面において中継端子がスルーホールに挿通された状態を示す断面図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図13を参照して説明する。
実施形態1における回路構成体20は、ケースに収容された電気接続箱10(図1参照)として、バッテリー等の電源と、ヘッドランプ、ワイパー等の車載電装品との間に接続されて、各種車載電装品への電力の供給及び供給電力の制御等を行うものである。以下では、上下方向については図3を基準とし、図1の上方を前方、下方を後方として説明する。
回路構成体20は、図1に示すように、電子部品23が実装される回路基板21と、回路基板21の上方に回路基板21と対向するように配され電線Wが配索される電線配索板30(本発明の構成である「電線配索部材」の一例)と、電線配索板30に設けられ、回路基板21の導電路と電線配索板30の電線Wを接続する複数の中継端子40(図11参照)と、複数の中継端子40のアライメント位置を保持するアライメント保持板50とを備える。
回路基板21は、長方形状をなし、プリント配線された図示しない多数の導電路と、回路基板21を貫通する多数のスルーホール22(図12参照)とを備える。
スルーホール22には、ヒューズブロック25やコネクタブロック26A,26Bの背面から延出された多数の端子や、中継端子40や、平板状の電力端子部38等が挿通されるようになっており、スルーホール22の形状は、挿通される端子の形状(大きさ)に応じた形状(大きさ)で、円形状や、扁平な形状をなす。なお、中継端子40のスルーホール22は、電線配索板30が対向する部分に設けられており、ヒューズブロック25やコネクタブロック26の端子は、回路基板21の周縁部寄りの位置に多数まとまって形成されているため、ヒューズブロック25やコネクタブロック26の端子が挿通されるスルーホール22は、回路基板21の周縁部に形成されている。これらのスルーホール22は、回路基板21の対応する導電路に連なる。
回路基板21の上面には、図1に示すように、電子部品23として、MOSFET等のスイッチング素子23Aやマイコン23B等が多数実装されており、これら電子部品23の端子が対応する回路基板21の導電路に接続されている。
回路基板21の周縁部には、ヒューズブロック25及びコネクタブロック26A,26Bが取り付けられている(固定されている)。
ヒューズブロック25は、図2に示すように、ヒューズを複数段に亘って装着可能であって、ヒューズ(図示せず)に接続される端子が備えられている。この端子は、ヒューズブロック25の背面側に延出されて回路基板21の導電路に接続される(スルーホール21に挿通される)。ヒューズブロック25の背面側には、図3に示すように、電線配索板30上の電線Wが接続可能な電線接続部25Bが突設されている。
コネクタブロック26A,26Bは、回路基板21の前端部及び後端部に設けられており、並んで配置された複数のコネクタ部からなり、各コネクタ部は、フード状のコネクタハウジングの内部の奥壁を貫通してコネクタ端子27の一端側が突出している。後端側のコネクタブロック26Bのコネクタ端子27には、電源側に接続される扁平な形状の電源端子27Aと、電源端子よりも細い形状の多数の小電力端子27B(通電及び制御端子)とからなる。
このコネクタ端子27の他端側は、図2に示すように、L字状に屈曲されて回路基板21のスルーホール22に挿通されており、電源端子27Aは、スルーホール22を介して電線配索板30から延出された電力端子部38に電気的に接続されている(電力を供給する)。
なお、回路基板21には、図示はしないが、回路基板21を貫通する複数の取付孔が設けられており、この取付孔には、回路基板21の周縁部に設けられ電気接続箱10のケースにネジ留めして取り付けるためのケース取付孔と、後述する電線配索板30の支持部37の位置に対応して設けられ、回路基板21と電線配索板30(の支持部37)との間の位置を固定する固定用取付孔とからなる。
電線配索板30は、合成樹脂製(例えば、PP,ABS樹脂等)であって、図6に示すように、電線Wが配される長方形状の平面部31と、平面部31の表面(上面)側に設けられ、電線Wを保持する多数の電線保持凸部32(本発明の構成である「電線保持部」の一例)と、平面部31の裏面側に設けられ、回路基板21との間に所定の間隔を保持して回路基板21を固定する支柱部37とを有する。
電線W(図1参照)は、単芯線が絶縁被覆で覆われてなる被覆電線が用いられている。
各電線保持凸部32は、平面部31の上面に突出し、図12に示すように、その内部に中継端子40等の圧接刃42,42が収容されるものであって、対向配置された一対の起立壁33,33を有し、これら一対の起立壁33,33の内側に圧接刃42,42が嵌め込まれて挟持される圧接用凹部34が凹設されており、起立壁33,33に沿う方向に電線Wの先端部が挿通可能とされる。
圧接用凹部34は、一対の起立壁33,33の内側に設けられ、起立壁33,33の上部から基端部まで溝状に形成されるとともに、更に下方に延出されて平面部31を貫通する圧入孔を形成している。
この圧入孔には、中継端子40が下方から圧入される中継端子圧入孔と、図示はしないが、中継端子圧入孔とは形状が異なり、電線配索板30の裏面側の電子部品36(リレースイッチ等)に接続する接続端子(図示せず)が下方から圧入される接続端子圧入孔(図示せず)とがある。
接続端子は、一端側が電線配索板30の裏面に沿うように屈曲された端子部とされ、他端側が圧接刃42,42と同様の圧接刃を有し、端子部が電線配索板30の裏面に実装された電子部品36の端子にハンダ付け等により接続され、他端側の圧接刃が圧接用凹部34に収容されるものである
なお、電線保持凸部32は、前後方向における複数個所において、左右方向に概ね一列状に配置されている。
支柱部37は、円柱状であって、図5に示すように、電線配索板30の裏面に複数設けられており、電線配索板30の回路基板21への組付けの際に、電線配索板30と回路基板21との間の間隔を所定間隔とすることができる長さ及び強度(太さ)で設定されている。この支柱部37は、平面部31と一体となっている。支柱部37の先端面は、回路基板21の面と接触するようになっており、支柱部37の先端面に設けたネジ孔(図示しない)に回路基板21の固定用取付孔を介して回路基板21の下面側から回路基板21を挟むようにネジ留めして支柱部37と回路基板21とを固定可能となっている。
電線配索板30の後端部からは、電線Wに電気的に接続された電力端子部38が延出されており、電線配索板30の後方にて下方に屈曲されて回路基板21のスルーホール22に挿通される。そして、スルーホール22でハンダ付けされて回路基板21の導電路に接続され、この導電路を介して電源端子27Aに電気的に接続される。
中継端子40は、概ね棒状であって、図12,13に示すように、略下半分(一端側)に径小部41を有し、そこから上方が幅寸法が大きくされた肉薄の平板状をなし、上端側は、電線Wに圧接される圧接刃42,42を備える圧接端子である。
径小部41は、幅方向にわずかに平たい形状をなしている。
径小部41は、アライメント保持板50の端子挿通孔52及び回路基板21のスルーホール22に挿入される挿入部とされており、スルーホール22に挿入された径小部41がハンダ付けされることにより、中継端子40が回路基板21の導電路と電気的に接続される。
圧接刃42,42は、圧接用凹部34に収容されるものであり、2股に分岐した形状をなし、この圧接刃42,42の間に電線Wを挿通した際に、絶縁被覆部分を圧接刃42,42が切断し、電線W内部の芯線に接触して芯線と電気的に接続される。
なお、回路構成体20には、電線配索板30と同一平面状であって、電線配索板30の面積よりも小さい面積の複数の電線配索板39A,39Bがあり(図1参照)、それぞれ回路基板21の前端部と後端部とに対向配置されている。
電線配索板30に対する中継端子40の組付けは、中継端子40を電線配索板30の圧接用凹部34に下方から圧入するものであるが、予め中継端子40を金型にインサートしておいてから樹脂を流し込んで固めるインサート成形を用いることも可能である。
アライメント保持板50は、合成樹脂製(例えば、PP,ABS樹脂等)であって、図6に示すように、平坦な板状の平板部51と、平板部51の側縁にて電線配索板30側に突出し電線配索板30との間の間隔を保持する間隔保持壁56,57と、平板部51から回路基板21側に突出して回路基板21に当接する当接部58とからなる。
平板部51には、図4に示すように、電線配索板30に組み付けられた複数の中継端子40の先端側を挿通する多数(複数)の端子挿通孔52が設けられている。
端子挿通孔52は、平板部51のうち、電線配索板30の中継端子40の位置に対応した位置に設けられている。
この端子挿通孔52のうち上面側(中継端子の挿入側)には、アライメント保持板50の装着時に中継端子40の端子挿通孔52への挿入を案内するガイド部52Aが形成されている。
ガイド部52Aは、図8に示すように、上端が大きく開口しており、そこから下方に向けてテーパ状(すり鉢状)に孔径が小さくなっており、ガイド部52Aの下端から下方が中継端子40の径小部41(先端部)をほぼ隙間なく挿通可能な略長方形状(少なくとも中継端子40の略長方形状の一辺について隙間なく挿通可能な形状)の端子保持部52Bとなっている。
また、平板部51の周縁部には、図4に示すように、挿通部53が切り欠き形成されているとともに、所定の位置に挿通孔部54が貫通形成されている。
挿通部53は、回路基板21に実装された電子部品23等の上部が挿通されることで平板部51が電子部品23に当接しない(逃げる)ように設けられている。
挿通孔部54は、挿通部53と同様に回路基板21に実装された電子部品23等の上部が挿通される矩形状の挿通部54Aと、電線配索板30の支柱部37を挿通するための円形状の挿通穴54Bとがある。
挿通穴54Bは、平板部51のうち周縁部(の角部)寄りの位置に設けられている。
間隔保持壁56,57は、平板部51の幅方向における両端部にそれぞれ設けられており、その上端部には、間隔保持壁56,57の全長に亘って内面側が突出する係止凸部56A,57Aが設けられており、この係止凸部56A,57Aが電線配索板30の裏面側に設けられた図示しない係止凹部に係止されることで、アライメント保持板50が電線配索板30に対して前後左右方向へ位置決めされる。
当接部58は、図5に示すように、平板部51の角部にそれぞれ設けられており、概ね矩形状であって、この当接部58が回路基板21の上面に当接することより、アライメント保持板50(の平板部51)の面と回路基板21の面との間には、図12に示すように、ギャップGが形成される。
この当接部58の突出寸法(ギャップGの大きさ)は、回路基板21にフローはんだ付けを行った際に、ハンダがアライメント保持板50に付着することを防止できる寸法が設定される。
次に回路構成体20の組付方法について説明する。
ヒューズブロック25やコネクタブロック26を回路基板21に取り付けた後、図5に示すように、電線配索板30とアライメント保持板50とを複数の中継端子40と、これと対応する複数の端子挿通孔52との位置が合うように対向させる。このとき、電線配索板30の支柱部37とアライメント保持板50の挿通穴54Bとを基準として位置合わせを行ってもよい。これにより、図8,9に示すように、各中継端子40の軸心とアライメント保持板50の各端子挿通孔52の軸心(中心)とがほぼ同軸に配置されるため、このまま、中継端子40の先端部を端子挿通孔52の位置に合わせて電線配索板30とアライメント保持板50とを近づける。
そして、複数の中継端子40の径小部41を複数の端子挿通孔52にまとめて挿通させる。このとき、中継端子40の軸心が端子挿通孔52の軸心に対して多少のずれが生じていても、中継端子40の下端部(先端部)は、ガイド部52Aにより案内され、中継端子40の位置(径小部41の位置)が端子挿通孔52の軸心に合わされる。中継端子40が所定の位置まで挿通されると中継端子40の先端が端子挿通孔52から突き出るとともに、径小部41と端子保持部52Bとの間には殆ど隙間がないため、中継端子40と端子挿通孔52(端子保持部52)Bとの間に生じる摩擦力によりアライメント保持板50の中継端子40に対する離脱が規制される。
次に、このように電線配索板30(の中継端子40)に組みつけられたアライメント保持板50と回路基板21とを対向させ、中継端子40の先端部をスルーホール22の位置に合わせてアライメント保持板50と回路基板21とを近づけると、中継端子40の先端部はアライメント保持板50によりアライメント位置が保持されているため、容易に全ての中継端子40の先端部を対応するスルーホール22に挿通することができる。
そして、電線配索板30上において中継端子40の圧接刃42,42に電線Wを圧接する。
次に、はんだ槽に溶かしておいたハンダの表層に回路基板21の下面側を浸すフローハンダ付けを行い、スルーホール22に挿通された中継端子40及びヒューズブロック25やコネクタブロック26の端子を回路基板21の導電路に接続する。
これにより、回路構成体20の組付けが完了する。
なお、電線配索板30を回路基板21に組み付けた後に電線Wを配索するのではなく、予め電線配索板30に電線Wを配索(電線Wの中継端子40への圧接)した後に、電線配索板30をアライメント保持板50(及び回路基板21)に対向配置させて組み付けるようにしてもよい。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、電線配索板30(電線配索部材)の電線Wと、回路基板21の導電路とが中継端子40により接続されるため、回路構成体20内において屈曲等させたバスバーを用いることなく電気的接続を確保でき、回路構成体20を小型化することができる。
ここで、電線配索板30に組み付けられた複数の中継端子40をまとめて回路基板21のスルーホール22に挿通する工程で複数の中継端子40のアライメント位置が揃わずスルーホール22に挿入できないおそれが考えられる。
しかし、本実施形態によれば、電線配索板30に設けられた複数の中継端子40に対してアライメント保持板50を装着することにより、中継端子40の先端部におけるアライメント位置が保持されるため、複数の中継端子40の先端部を容易にスルーホール22に挿入することができる。よって、回路基板21と電線配索板30との間の取り付けの作業性を向上させることができる。
(2)中継端子40と端子挿通孔52との間に、ある程度の隙間が生じていても、少なくとも中継端子40のアライメント位置を所定の範囲内(端子挿通孔52内)に保持することは可能であるが、本実施形態によれば、中継端子40の下端部(先端部)は、端子挿通孔52にほぼ隙間なく挿通されているため、中継端子40のアライメント位置のずれを確実に防止できるのに加えて、中継端子40と端子挿通孔52との間に生じる摩擦力によりアライメント保持板50を複数の中継端子40に係止させることが可能になる。
(3)端子挿通孔52のうち中継端子40の挿入側には、アライメント保持板50の装着時に中継端子40の端子挿通孔52への挿入を案内するガイド部52Aが形成されていることにより、アライメント保持板50の装着時に中継端子40の先端をガイド部52Aにより端子挿通孔52内に案内することができるため、アライメント保持板50の装着が容易になる。
(4)アライメント保持板50には、回路基板21に当接する当接部58が設けられており、当接部58が回路基板21に当接した状態では、アライメント保持板50の面と回路基板21の面との間にギャップGが形成されるため、アライメント保持板50の面と回路基板21の面との間のギャップGによりスルーホール22がハンダ付けされた際に、アライメント保持板50にハンダが付着することを防止することができる。
(5)中継端子40は、一端に回路基板21のスルーホール22に挿入される径小部41と、他端に電線Wに圧接される圧接刃42,42とを有する圧接端子であるため、中継端子40の構成を簡素化することができる。
(6)電線配索板30にアライメント保持板50が組みつけられた状態で回路基板21を組み付けようとすると、アライメント保持板50と回路基板21に実装された電子部品23とが当接するおそれがある。本実施形態によれば、アライメント保持板50には、回路基板21に実装された電子部品23を挿通する挿通孔部54が形成されているため、アライメント保持板50と電子部品23とが当接することを防止することができる。
(7)電線配索板30と回路基板21との間を位置決めする場合には電線配索板30から回路基板21側に突出する支柱部37を設けることが好ましいが、本実施形態によれば、支柱部37が挿通される挿通穴54Bが設けられているため、支柱部37を設ける場合であっても、アライメント保持板50を装着することができる。また、電線配索板30にアライメント保持板50を組み付ける際に、支柱部37と挿通穴54Bを基準として位置合わせすることができるため、複数の中継端子40に対するアライメント保持板50の組み付けを容易にすることが可能になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、中継端子40がほぼ隙間なく端子挿通孔52に挿通され(中継端子40の挿入時に端子挿通孔52との間に摩擦力が生じる)ように構成したが、これに限られず、中継端子40と端子挿通孔52との間に隙間を有するようにしてもよい。このようにしても、少なくとも端子挿通孔52内の所定の(隙間の)範囲で中継端子40のアライメント位置のずれを抑制することができる。
(2)中継端子40は、電線Wに対して、圧接刃42,42により圧接する構成であったが、これに限らず、圧接刃42,42以外の圧接でもよく、また、圧接以外の接続方法、例えば、ハンダ付けや圧着により接続されるものであってもよい。
(3)回路構成体20(電気接続箱10)の向きとしては、上記実施形態のように横置き(回路基板21の面が水平になる配置)する構成に限られず、回路構成体20(電気接続箱10)を縦置き(回路基板21の面が垂直になる配置)する構成でもよい。
10…電気接続箱
20…回路構成体
21…回路基板
22…スルーホール
23,36…電子部品
30…電線配索板(電線配索部材)
32…電線保持凸部(電線保持部)
33,33…起立壁
34…圧接用凹部
37…支柱部
40…中継端子
41…径小部(挿入部)
42,42…圧接刃
50…アライメント保持板
51…平板部
52…端子挿通孔
52A…ガイド部
52B…端子保持部
53…挿通部
54…挿通孔部
54A…挿通部
54B…挿通穴
56,57…間隔保持壁
58…当接部
W…電線

Claims (8)

  1. 導電路及びこの導電路に連なるスルーホールを有する回路基板と、
    電線を保持する電線保持部を有し前記回路基板と対向するように配置された電線配索部材と、
    前記電線配索部材に設けられて前記電線配索部材の電線と電気的に接続されるとともに一端側が前記回路基板の前記スルーホールに挿通されて前記回路基板の導電路と接続される複数の中継端子と、
    複数の端子挿通孔を有し、前記複数の中継端子を前記スルーホールへの挿通に先立って前記複数の端子挿通孔に挿通して前記複数の中継端子のアライメント位置を保持するアライメント保持板と、を備えることを特徴とする回路構成体。
  2. 前記中継端子の先端部は、前記端子挿通孔にほぼ隙間なく挿通されていることを特徴とする請求項1記載の回路構成体。
  3. 前記端子挿通孔のうち前記中継端子の挿入側には、前記アライメント保持板の装着時に前記中継端子の前記端子挿通孔への挿入を案内するガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回路構成体。
  4. 前記アライメント保持板には、前記回路基板に当接する当接部が設けられており、前記当接部が前記回路基板に当接した状態では、前記アライメント保持板の面と前記回路基板の面との間にギャップが形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回路構成体。
  5. 前記中継端子は、一端に前記回路基板の前記スルーホールに挿入される挿入部と、他端に前記電線に圧接される圧接刃とを有する圧接端子であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の回路構成体。
  6. 前記アライメント保持板には、前記回路基板に実装された電子部品を挿通する挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の回路構成体。
  7. 前記電線配索部材には、前記回路基板側に突出して前記回路基板との間を位置決めするための支柱部が設けられており、前記アライメント保持板には、前記支柱部が挿通される挿通穴が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の回路構成体。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の回路構成体と、前記回路構成体を収容するケースとからなることを特徴とする電気接続箱。
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