JP2005252559A - 画像処理装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 欠陥部内に画像の境界が複雑に入り組んでいる場合であっても、それらを反映した補間処理によって正確に欠陥を修正することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】 欠陥画素の輝度を調整し、欠陥画素の中から1の対象画素Oを選択し、対象画素Oを通る複数方向の検出ラインLに沿って正常画素Pを検出し、各検出ラインLについて、対象画素Oを挟んだ両側の正常画素Pの画素値の比率である第1画素値比、一方の正常画素Pの画素値と対象画素Oの輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び他方の正常画素Pの画素値と対象画素Oの輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算し、これらの画素値比を用いて、各検出ラインLについての重み係数を演算し、検出ラインLについての対象画素Oの補間値を演算し、重み係数と対象画素Oの補間値とを用いて、対象画素Oの修正値を演算して修正を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像データの欠陥部分を修正するための画像処理装置、方法、及びプログラムに関し、特に、画像データの欠陥部分に画像の境界が存在する場合であってもそれらを反映して好適に補間することが可能な修正処理を行う画像処理装置、方法、及びプログラムに関する。
写真フィルムには、その表面に傷、埃、汚れ等の欠陥が存在する場合がある。そこで、そのような欠陥が存在する写真フィルムから画像を読み取って印画紙に記録し、或いはディスプレイに表示する等により出力する場合に、そのような欠陥部を輝度調整処理や補間処理等の画像処理により修正する技術が知られている。
このような技術として、例えば、赤外光は、可視光と異なり、写真フィルムに照射した場合にそこに写っている画像の影響をほとんど受けず、傷や埃等による影響のみを受けるという特性を利用して、輝度調整処理により修正を行う技術が知られている。これは、具体的には、写真フィルムに赤外光及び可視光を照射し、赤外光による画像データの画素値が一定の閾値以下である部分を欠陥部と認識し、当該欠陥部の各色成分(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))の画素値に対して、正常部に対する欠陥部の赤外光の減衰量分を上乗せして輝度を高めることにより、欠陥部の各色成分の画素値を正常部に合せて輝度調整する技術である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような輝度調整処理は、欠陥部において各色成分の画素値が互いに同じ量だけ減衰していることを前提としているため、写真フィルムの乳剤面に傷が付いている場合のように、色成分毎の画素値の減衰の量が異なる場合には、適切に欠陥部を修正することができない。
そのような場合には、周囲の正常画素の画素値を用いて欠陥部の修正を行う補間処理の技術が用いられるが、単純に隣接する正常画素の画素値を欠陥画素に適用するだけでは、欠陥部に境界等が存在する場合に適切に修正することができない。そこで、画像の境界が存在する方向を検出し、その方向に沿った補間処理を行う技術が知られている。これは、具体的には、欠陥画素から互いに異なる複数の方向に沿って、各方向についての正常画素の濃度勾配や正常画素間の距離等の画像特徴量を各々演算し、更に、前記欠陥画素に対して画像上で所定の方向に存在する正常画素の情報から前記欠陥画素を修正するための修正値を補間によって求めることを前記複数の方向について各々行い、前記画像特徴量と各方向毎に演算された修正値とから最終修正値を求め前記欠陥画素の修正を行う技術である(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−98370号公報(第15−16頁、第4図) 特開2001−78038号公報(第7−8頁、第4−5図、第8図)
しかしながら、上記の特許文献2に記載されたような従来の補間処理による修正方法では、欠陥部の周囲に存在する正常画素に基づいて欠陥部の修正を行うことから、欠陥部内に複雑な模様等が存在するために画像の境界が複雑に入り組んでいる場合であっても、そのような画像の境界の存在を欠陥部の周囲の正常画素のみから判断することは難しく、結果として欠陥部を正確に修正することが困難であった。特に、欠陥部の領域が広い場合には、欠陥部内に複雑な境界や模様が存在する可能性が高く、正確に修正することが困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、欠陥部内に画像の境界が複雑に入り組んでいる場合であっても、それらを反映した補間処理によって正確に欠陥を修正することが可能な画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る画像処理装置の第1特徴構成は画像データに含まれる欠陥画素の輝度を調整する処理を行う輝度調整手段と、前記欠陥画素の中から1の対象画素を選択する対象画素選択手段と、前記対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出する正常画素検出手段と、前記各検出ラインについて、前記対象画素を挟んだ両側の正常画素のうちの一方の正常画素の画素値と他方の正常画素の画素値との比率である第1画素値比、前記一方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び前記他方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算する画素値比演算手段と、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を用いて、各検出ラインについての重み係数を演算する重み係数演算手段と、前記正常画素検出手段により検出ラインに沿って検出された正常画素の画素値を用いて、当該検出ラインについての前記対象画素の補間値を演算する補間値演算手段と、前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の修正値を演算する修正値演算手段と、前記修正値演算手段により演算された修正値を用いて前記対象画素の修正を行う修正手段と、を有する点にある。
なお、正常画素検出手段において、各検出ラインに沿って対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出する際に、前記両側のそれぞれについて複数の正常画素を検出する処理を行うことも可能である。その場合には、画素値比演算手段及び重み係数演算手段において用いる正常画素の画素値として、前記両側のそれぞれについての複数の正常画素の画素値の平均値等を用いることができる。
この第1特徴構成によれば、各検出ラインについて、前記両側の正常画素の画素値比(第1画素値比)に加えて、欠陥部に属する輝度調整後の対象画素と前記正常画素との画素値比(第2画素値比、及び第3画素値比)を用いて重み係数を演算することにより、欠陥部内の画素値の状態に応じて適正な方向の正常画素の画素値を修正に用いることができるので、欠陥部内に複雑な模様等が存在し、画像の境界が複雑に入り組んでいる場合であっても、そのような画像の境界を反映して正確に欠陥を修正することが可能となる。
本発明に係る画像処理装置の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記画素値比演算手段は、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を、それぞれ複数の色成分毎に演算し、前記重み係数演算手段は、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比のそれぞれについて前記複数の色成分の中の最小値を演算し、これらの最小値を用いて前記重み係数を演算する点にある。
この第2特徴構成によれば、処理対象の画像データが複数の色成分を有するカラー画像である場合に、第1から第3の各画素値比のそれぞれについての複数の色成分の中の最小値を用いて重み係数を演算することにより、最も欠陥の状態が悪い色成分を基準として重み係数を演算することになるので、他の色成分は当然にそれよりも状態が良いことになる。したがって、全ての色成分について対象画素及び正常画素の画素値がより近似している方向の検出ラインについての重み係数が重くなるように重み係数の演算を行うことになるので、より適切に画像の境界が存在する方向を検出し、画像の境界を反映した正確な欠陥の修正が可能となる。
本発明に係る画像処理装置の第3特徴構成は、上記第1又は第2の特徴構成に加えて、前記修正値演算手段は、前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の補間値の重み付き平均値を演算し、この重み付き平均値を前記対象画素の修正値とする点にある。
この第3特徴構成によれば、画像の境界が存在する可能性が高い方向の検出ラインについての対象画素の補間値が最終的な修正値に対して与える影響を大きくするとともに、画像の境界が存在する可能性があまり高くない方向の検出ラインについての対象画素の補間値も最終的な修正値に対してある程度の影響を与えるようにすることで、極端に誤った修正値となることを防止し、修正のばらつきを抑制することが可能となる。
本発明に係る画像処理装置の第4特徴構成は、上記第3特徴構成に加えて、前記修正値演算手段は、前記重み係数演算手段により演算された各検出ラインについての重み係数をn乗(nは10以上の任意の数)した値を用いて、前記対象画素の補間値の重み付き平均値の演算を行う点にある。
この第4特徴構成によれば、各検出ラインについての重み係数をn乗することにより強調し、重み係数の大きい方向の検出ライン、すなわち修正に適した方向の検出ラインについての補間値が修正値(重み付き平均値)に与える影響がより大きくなるように強調することができる。したがって、画像の境界を反映した適切な欠陥画素の補間処理を行うことが可能となる。ここで、nの値は、修正すべき画像の状態によって適切な値が異なることから、各種の画像データの統計等から実験的に求めた値とするのが好適である。
本発明に係る画像処理装置の第5特徴構成は、上記第1から第4の特徴構成に加えて、前記補間値演算手段は、前記検出ラインについての前記対象画素の補間値を、当該検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ一方側に検出された正常画素の画素値を用いた値と他方側に検出された正常画素の画素値を用いた値との間の線形補間により演算する点にある。
この第5特徴構成によれば、前記検出ラインに沿って対象画素を挟んだ両側にそれぞれ位置する正常画素の画素値と、前記両側に位置する正常画素間の距離とに基づいて、対象画素の適切な補間値を演算することができる。
本発明に係る画像処理方法の特徴構成は、画像データに含まれる欠陥画素の輝度を調整する処理を行うステップと、前記欠陥画素の中から1の対象画素を選択するステップと、前記対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出するステップと、前記各検出ラインについて、前記対象画素を挟んだ両側の正常画素のうちの一方の正常画素の画素値と他方の正常画素の画素値との比率である第1画素値比、前記一方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び前記他方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算するステップと、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を用いて、各検出ラインについての重み係数を演算するステップと、前記検出ラインに沿って検出された正常画素の画素値を用いて、当該検出ラインについての前記対象画素の補間値を演算するステップと、前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の修正値を演算するステップと、前記修正値を用いて前記対象画素の修正を行うステップと、を有するを有する点にある。
この特徴構成によれば、前記第1特徴構成による効果と同じく、欠陥部内に複雑な模様等が存在し、画像の境界が複雑に入り組んでいる場合であっても、そのような画像の境界を反映して正確に欠陥を修正することが可能となる。
本発明に係る画像処理プログラムの特徴構成は、画像データに含まれる欠陥画素の輝度を調整する処理を行うステップと、前記欠陥画素の中から1の対象画素を選択するステップと、前記対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出するステップと、前記各検出ラインについて、前記対象画素を挟んだ両側の正常画素のうちの一方の正常画素の画素値と他方の正常画素の画素値との比率である第1画素値比、前記一方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び前記他方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算するステップと、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を用いて、各検出ラインについての重み係数を演算するステップと、前記検出ラインに沿って検出された正常画素の画素値を用いて、当該検出ラインについての前記対象画素の補間値を演算するステップと、前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の修正値を演算するステップと、前記修正値を用いて前記対象画素の修正を行うステップと、をコンピュータに実行させる点にある。
この特徴構成によれば、前記第1特徴構成による効果と同じく、欠陥部内に複雑な模様等が存在し、画像の境界が複雑に入り組んでいる場合であっても、そのような画像の境界を反映して正確に欠陥を修正することが可能となる。
以下、本発明の実施形態として、本発明に係る画像処理装置1を、写真フィルム2から画像を読み取って印画紙3に記録する画像プリントシステム4に適用した場合について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る画像プリントシステム4の外観を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る画像プリントシステム4の概略構成を示す模式図であり、図3は、本実施形態に係る画像処理装置1の機能を示すブロック図である。
これらの図に示すように、この画像プリントシステム4は、図示しないフィルム現像機によって現像処理された写真フィルム2の撮影画像コマをデジタル画像データとして読み取る画像読取装置5、取得された画像データに画像処理を施してプリントデータを作成する画像処理装置1、及び画像処理装置1からのプリントデータに基づいて露光処理と現像処理とを行って印画紙3に画像を記録する画像記録装置6を備えて構成されている。
画像読取装置5は、いわゆるフィルムスキャナであり、主な構成要素としては、図2に示すように、照明光学系7、ズームレンズ等の撮像光学系8、入射してきた光を可視光と赤外光に分けるダイクロイックミラー9、可視光用センサユニット10、赤外光用センサユニット11を備えている。照明光学系7は、光源としてのハロゲンランプ又は発光ダイオードと、その光源からの光を調光するミラートンネルや拡散板などから構成されている。可視光用センサユニット10は、写真フィルム2の3つの基本色成分、本実施形態においてはR(赤色)光、G(緑色)光、B(青色)光(以下、単にR、G、Bとする。)からなる可視光画像を検出するためにそれぞれ適合するカラーフィルタを装着した3つのCCDアレイ10aと、これらのCCDアレイ10aによって検出された可視光信号を処理して基本色成分で構成されたR光、G光、及びB光のそれぞれの画像データを生成して画像処理装置1へ転送する可視光用信号処理回路10bを備えている。また、赤外光用センサユニット11は、写真フィルム2に付いている傷の状態を赤外光画像として検出するために、ダイクロイックミラー9から分岐された赤外光のみを受けるように配置されたCCDアレイ11aと、このCCDアレイ11aによって検出された赤外光信号を処理して赤外光画像データを生成して画像処理装置1へ転送する赤外光用信号処理回路11bを備えている。
このように構成された画像読取装置5では、写真フィルム2の撮影画像コマが所定の読取位置に位置決めされると、撮影画像コマの読取処理が開始されるが、その際撮影画像コマの投影光像は、フィルム搬送機構12による写真フィルム2の副走査方向への送り操作により、複数のスリット画像に分割された形で順次可視光用センサユニット10及び赤外光用センサユニット11によって読み取られ、R、G、Bの各色成分の画像信号並びに赤外成分の画像信号に光電変換され、デジタル画像データとして画像処理装置1に送られる。このような、照明光学系7、撮像光学系8、可視光用センサユニット10及び赤外光用センサユニット11の各制御は画像処理装置1によって行われており、本実施形態では、画像処理装置1の一部の機能部分が画像読取装置5の構成要素となっている。
画像処理装置1は、ここでは基本的には汎用パソコンから構成されており、更に、この画像プリントシステム4の操作画面を表示するモニタ13、デジタルカメラ等のメモリカード等から画像を読み込むメディアリーダ14、オペレータによる操作入力に用いられるキーボード15及びマウス16等が付属して構成されている。
画像処理装置1は、CPU17を中核部材として、入力されたデータに対して種々の処理を行うための機能部がハードウエア又はソフトウエア或いはその両方で実装されているが、本発明に特に関係する機能部としては、図3に示すように、可視光画像データ及び赤外光画像データを各種処理のために一時的に格納するメモリ18、メモリ18に格納されている可視光画像データ及び赤外光画像データを用いて欠陥画素の修正を行う欠陥画素修正部19と、メモリ18に展開されている可視光画像データに対して色調補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)やトリミング等の欠陥画素修正以外の各種画像処理を施す画像調整部20、画像データやその他の表示アイテムをビデオメモリに取り込むとともにこのビデオメモリに展開されたイメージをビデオコントローラによってビデオ信号に変換してモニタ13に送るビデオ制御部21、欠陥画素修正部19及び画像調整部20で処理された最終的な画像データをプリントデータに変換して画像記録装置6の露光プリント部22に転送するプリントデータ生成部23、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を用いて作り出された操作画面の下でキーボード15及びマウス16等を通じて入力された操作指令や予めプログラム化された操作指令に基づいて各機能部を制御するプリント管理部24が挙げられる。
欠陥画素修正部19は、メモリ18に格納された赤外光画像データを用いて、可視光画像データに含まれる各画素が正常画素か欠陥画素かの判定を行い、正常画素及び欠陥画素の各座標を登録した正常/欠陥マップを作成する正常/欠陥判定部25と、この正常/欠陥判定部25において欠陥画素と判定された画素の輝度を調整する処理を行う輝度調整部26と、正常/欠陥判定部25において欠陥画素と判定された画素の中から1の対象画素Oを順次選択する対象画素選択部27と、この対象画素選択部27により選択された各対象画素Oについて、対象画素Oを通る複数方向の検出ラインLに沿って対象画素Oを挟んだ両側にそれぞれ正常画素Pを検出する正常画素検出部28と、各検出ラインLについて、対象画素Oを挟んだ両側の正常画素Pのうちの一方の正常画素P1の画素値と他方の正常画素P2の画素値との比率である第1画素値比F1、一方の正常画素P1の画素値と対象画素Oの輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比F2、及び他方の正常画素P2の画素値と対象画素Oの輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比F3を演算する画素値比演算部29と、この画素値比演算部29により演算された第1画素値比F1、第2画素値比F2、及び第3画素値比F3を用いて、各検出ラインLについての重み係数Wを演算する重み係数演算部30と、正常画素検出部28により検出ラインLに沿って検出された正常画素Pの画素値を用いて、当該検出ラインLについての対象画素Oの補間値Hを演算する補間値演算部31と、各検出ラインLについての重み係数Wと対象画素Oの補間値Hとを用いて、対象画素Oの修正値Aを演算する修正値演算部32と、この修正値演算部32により演算された修正値Aを用いて対象画素Oの修正を行う修正部33と、を備えている。これらの欠陥画素修正部19の各部は、ハードディスクドライブやROM(Read Only Memory)等の記憶装置、或いはCD(Compact Disc)やDVD等の記憶媒体に記憶されたプログラムにより好適に実現することができる。なお、「O」、「P」、「L」、「F」、「H」、「W」、及び「A」は、それぞれ複数存在する対象画素、正常画素、検出ライン、画素値比、補間値、重み係数、及び修正値を代表する符号であって、後の説明においては、複数存在する内の特定のものを指す場合にのみ、「P○」や「L○」等のように、数字又は英文字の添字を付して表す。
ここで、本実施形態における輝度調整部26、対象画素選択部27、正常画素検出部28、画素値比演算部29、重み係数演算部30、補間値演算部31、修正値演算部32、及び修正部33は、それぞれ特許請求の範囲における輝度調整手段、対象画素選択手段、正常画素検出手段、画素値比演算手段、重み係数演算手段、補間値演算手段、修正値演算手段、及び修正手段に含まれる構成である。なお、この欠陥画素修正部19における対象画素の欠陥の修正処理については、後に詳細に説明する。
画像記録装置6は、図2に示されているように、2つの印画紙マガジン40に納められたロール状の印画紙3を引き出してシートカッター41でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙3に対し、バックプリント部42で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙3の裏面に印字するとともに、露光プリント部22で印画紙3の表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙3を複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット43に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア44からソータ45に送られた印画紙3は、このソータ45の複数のトレイ46にオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
また、画像記録装置6には、印画紙3に対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙3を搬送するために印画紙搬送機構47が敷設されている。印画紙搬送機構47は、印画紙搬送方向に関して露光プリント部22の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット47aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。露光プリント部22には、副走査方向に搬送される印画紙3に対して、主走査方向に沿って画像記録装置6からのプリントデータに基づいてR、G、Bの3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット43は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽43aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽43bと、安定処理液を貯留する安定槽43cとを備えている。
次に、本実施形態における欠陥画素の修正処理について、図4に示すフローチャートに従って詳細に説明する。
まず、画像読取装置5の可視光用センサユニット10及び赤外光用センサユニット11によって取得された可視光画像データ及び赤外光画像データをメモリ18に取り込む(#01)。そして、正常/欠陥判定部25において、#01の処理でメモリ18に格納された赤外光画像データを用いて、可視光画像データに含まれる各画素が正常画素か欠陥画素かの判定を行い、正常画素及び欠陥画素の各座標を登録した正常/欠陥マップを作成する(#02)。この処理は、赤外光画像データに含まれる各画素の画素値が、予め設定した一定の閾値以上である場合には正常画素と判定し、当該一定の閾値未満である場合には欠陥画素と判定して、正常/欠陥マップにそれらの各画素の座標に対応させて正常又は欠陥を表す情報を登録することにより行うことができる。ここで用いる一定の閾値としては、赤外光画像データに含まれる全画素の画素値の平均値に基づいて設定すると好適である。
次に、輝度調整部26において、#02の処理において欠陥画素と判定された画素の輝度を、欠陥の無い状態に合せて調整する輝度調整処理を行う(#03)。この処理において用いる輝度調整方法としては、例えば、赤外光画像データに含まれる全ての正常画素の画素値の平均値と各欠陥画素の画素値との差分を各欠陥画素の傷による画素値の減衰量とし、可視光画像データに含まれる各欠陥画素のRGBの色成分毎の画素値にそれぞれ加算することにより、可視光画像データに含まれる全ての欠陥画素の輝度を調整する方法を用いることができる。なお、この輝度調整処理において用いる輝度調整の方法はこれに限定されるものではなく、背景技術の欄において説明した方法等、任意の輝度調整方法を適用することが可能である。
そして、対象画素選択部27において、正常/欠陥判定部25において欠陥画素と判定された画素の中から1の対象画素Oを選択する(#04)。この対象画素Oとしては、正常/欠陥マップに欠陥画素として登録されている画素であって、未だ対象画素Oとして選択されていない画素の中から選択する。この際、未だ対象画素Oとして選択されていない欠陥画素の中から任意の画素を選択することが可能であるが、最終的には、処理対象の画像データに含まれる全ての欠陥画素が対象画素Oとして選択されるようにする。
次に、正常画素検出部28において、対象画素Oを通る所定の角度間隔の複数方向の検出ラインLを設定し、その中の1の方向の検出ラインL1に沿って対象画素Oを挟んだ両側にそれぞれ正常画素P1、P2を検出する(#05)。図5に、対象画素Oを通る複数方向の検出ラインLに沿って正常画素Pを検出する際の一例を示す。この図では、対象画素Oを通る複数方向の検出ラインLの角度間隔が「15°」である場合を示している。ここで、検出ラインLは、対象画素を中心とする放射状の複数方向のうち、対象画素Oを挟んで直線上に存在する反対向きの2方向が1のラインである。なお、検出ラインLの角度間隔は、画像データの画素数等に応じて適当な間隔とすることができる。
検出ラインLに沿って正常画素Pを検出する際において、隣接する検出ラインL間の角度間隔が90°又は45°以外の場合には、検出ラインLがすべての画素の中央を通るとは限らないことから、その場合には、検出ラインLが通過する位置に対して中心位置が最も近い画素を検出ラインL上の画素とみなす。そして、正常画素Pの検索に際しては、対象画素Oから検出ラインLに沿って外側に向かってそれぞれ欠陥画素か正常画素かを判断し、その中で対象画素Oから最も近い位置にある正常画素が、その検出ラインLに沿って対象画素Oを挟んだ両側にそれぞれ位置する正常画素Pとして検出される。なお、本実施形態においては、1の検出ラインL1に沿って対象画素Oを挟んだ両側にそれぞれ1個ずつの正常画素P1、P2を検出し、それらの正常画素P1、P2の値を用いて後の第1〜第3の画素値比F1〜F3及び対象画素Oの補間値Hの演算を行う構成としているが、対象画素Oを挟んだ両側にそれぞれ2個以上ずつの正常画素Pを検出し、これら2個以上の正常画素Pの平均値等を用いて後の第1〜第3の画素値比F1〜F3及び対象画素Oの補間値Hの演算を行う構成とすることも可能である。また、正常画素Pの検索は上記のような検出ラインL上に限定されるものではなく、検出ラインLの近傍に位置する正常画素Pをも含めて検索する構成とすることも可能である。
そして、上記1の検出ラインL1に沿って正常画素P1、P2を検索した結果、対象画素Oを挟んだ両側のそれぞれ所定距離内に正常画素P1、P2が検出されたか否かについて判断する(#06)。これは、対象画素Oから遠く離れた位置にある正常画素Pの値は、対象画素Oの修正に用いるのに適しないことから、予め設定された所定距離内に正常画素Pが存在しない場合には、その方向の検出ラインLについての正常画素Pの値を第1〜第3の画素値比F1〜F3及び対象画素Oの補間値Hの演算に用いないようにするためである。したがって、対象画素Oを挟んだ両側のうちのいずれか一方でも所定距離内に正常画素が存在しなかった場合には(#06:NO)、処理は#05へ戻り、上記検出ラインL1とは別の1の検出ラインLに沿って正常画素Pを検出する処理が行われる。ここで、前記所定距離としては、例えば、「25」画素等のように単純に距離(画素数)により表される一定値としてもよいし、処理対象の画像データの全体の画素数と前記所定距離との関係を登録したテーブル等を用いて処理対象の画像データに含まれる画素数に応じて変化する値としてもよい。
一方、上記1の検出ラインL1に沿って対象画素Oを挟んだ両側のそれぞれについて所定距離内に正常画素P1、P2が検出された場合には(#06:YES)、次に、画素値比演算部29において、上記1の検出ラインL1について、対象画素Oを挟んだ両側の正常画素P1、P2のうちの一方の正常画素P1の画素値と他方の正常画素P2の画素値との比率である第1画素値比F1、一方の正常画素P1の画素値と対象画素Oの輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比F2、及び他方の正常画素P2の画素値と対象画素Oの輝度調整後の画素値との画素値の比率である第3画素値比F3を演算する。本実施形態においては、複数の色成分を有するカラー画像の画像データを処理対象としており、画素値比演算部29は、第1画素値比F1、第2画素値比F2、及び第3画素値比F3を、それぞれ複数の色成分毎に演算する(#07)。ここでは、上記のとおり、画像処理装置1において取り扱う複数の色成分は、R、G、Bの3つの色成分である。画素値は、例えば256階調の画像データの画素であれば0〜255までの値をとり、画素値比は、対象となる2つの画素についてのこのような画素値の比率である。本実施形態における第1画素値比F1、第2画素値比F2、及び第3画素値比F3のR、G、Bの色成分毎の演算式を具体的に示すと、以下の式(1)〜(9)のようになる。
Figure 2005252559
ここでは、R、G、Bの各色成分についての第1画素値比をそれぞれF1R、F1G、F1B、第2画素値比をそれぞれF2R、F2G、F2B、第3画素値比をそれぞれF3R、F3G、F3Bとしている。また、(R0、G0、B0)は対象画素OのRGBの色成分毎の画素値であり、(R1、G1、B1)は正常画素P1のRGBの色成分毎の画素値であり、(R2、G2、B2)は正常画素P2のRGBの色成分毎の画素値である。そして、上式では、対象となる2つの画素の画素値の大きい方の値(max)を分母とし、小さい方の値(min)を分子とすることにより、対象となる2つの画素の画素値が近いほど各画素値比Fが「1」に近い値をとり、対象となる2つの画素の画素値が離れているほど「0」に近い値をとるようにしている。これにより、第1画素値比F1R、F1G、F1Bは対象画素Oを挟んだ両側の正常画素P1、P2のRGBの色成分毎の画素値の近さの程度、第2画素値比F2R、F2G、F2Bは一方の正常画素P1と輝度調整後の対象画素OとのRGBの色成分毎の画素値の近さの程度、第3画素値比F3R、F3G、F3Bは他方の正常画素P2と輝度調整後の対象画素OとのR、G、Bの色成分毎の画素値の近さの程度をそれぞれ表す値とすることができる。
次に、重み係数演算部30において、#07でRGBの色成分毎に演算された第1画素値比F1R、F1G、F1B、第2画素値比F2R、F2G、F2B、及び第3画素値比F3R、F3G、F3Bを用いて、上記1の検出ラインL1についての重み係数Wを演算する(#08)。1の検出ラインL1についての重み係数Wは、後述する#09の処理において上記1の検出ラインL1について演算された対象画素Oの補間値Hを、他の方向の検出ラインLについて演算された対象画素Oの補間値Hとの関係で、どの程度の割合(重み)で修正値A対して用いるか、すなわち各検出ラインLについての対象画素Oの補間値Hがどの程度適正な値であるかという信頼性を定める係数である。
本実施形態では、第1画素値比F1R、F1G、F1B、第2画素値比F2R、F2G、F2B、及び第3画素値比F3R、F3G、F3BのそれぞれについてR、G、Bの各色成分の中の最小値(min)を演算し、これらの3つの最小値を乗算した値を重み係数Wとする演算を行う。この演算式は、具体的には、以下の式(10)のようになる。なお、式(10)の「Wagl」の「agl」は対象画素Oを通る複数の検出ラインLの角度であって、「0°〜180°」までの範囲で所定の角度間隔(ここでは「15°」)の値をとる。
Figure 2005252559
一般的に、画像の境界を跨ぐ方向に並んでいる画素の画素値は画像の境界部分において急激に変化しているが、画像の境界に沿う方向に並んでいる画素の画素値の変化は少ない。したがって、対象画素Oを補間する場合において、画像の境界を跨ぐ方向に沿って線形補間等を行っても、欠陥部内で大きく変化している画素値を適正に推測して補間することは困難であるのに対して、画像の境界に沿う方向に沿って線形補間等を行えば、対象画素Oのより適正な補間値を求めることが可能である。ここで、上記1の検出ラインL1に沿って対象画素Oを挟んだ両側に位置する正常画素P1と正常画素P2との色成分毎の画素値の近さの程度を表す第1画素値比F1R、F1G、F1Bがいずれも1に近い大きい値である場合は、正常画素P1と正常画素P2との色が近い場合であり、そのような検出ラインL1の方向は、画像の境界に沿う方向である可能性が高い。
上記式(10)の「min(F1R,F1G,F1B)」は、正常画素P1と正常画素P2とのR、G、Bの各色成分の画素値を対比したときに最も画素値が離れている1の色成分についての画素値比である。よって、他の2つの色成分についての画素値比は、いずれも「min(F1R,F1G,F1B)」より大きい値となる。したがって、上記「min(F1R,F1G,F1B)」が「1」に近い大きい値をとるときは、全ての色成分についての画素値比が「1」に近い大きい値をとる場合であって、上記のように正常画素P1と正常画素P2との色が近く、そのような検出ラインL1の方向が適切な補間方向である可能性が高いといえる。
また、対象画素Oは、#03の処理において輝度調整が既に行われていることから、例え欠陥が各色成分のバランスを崩すような欠陥である場合であっても、ある程度は正常画素に近い状態まで修正されているはずである。よって、上記1の検出ラインL1に沿って存在する一方の正常画素P1と輝度調整後の対象画素OとのRGBの色成分毎の画素値の近さの程度を表す第2画素値比F2R、F2G、F2Bがいずれも1に近い大きい値である場合は、正常画素P1と輝度調整後の対象画素Oとの色が近い場合であり、そのような検出ラインL1の方向は、画像の境界に沿う方向である可能性が高い。このことは、第3画素値比F3R、F3G、F3Bについても同様である。
上記式(10)の「min(F2R,F2G,F2B)」は、正常画素P1と輝度調整後の対象画素OとのR、G、Bの各色成分の画素値を対比したときに最も画素値が離れている1の色成分についての画素値比である。よって、他の2つの色成分についての画素値比は、いずれも「min(F2R,F2G,F2B)」より大きい値となる。したがって、上記「min(F2R,F2G,F2B)」が「1」に近い大きい値をとるときは、全ての色成分についての画素値比が「1」に近い大きい値をとる場合であって、上記のように正常画素P1と輝度調整後の対象画素Oとの色が近く、そのような検出ラインL1の方向が適切な補間方向である可能性が高いといえる。また、このことは、上記式(10)の「min(F3R,F3G,F3B)」についても全く同様である。
そして、上記式(10)では、これらの「min(F1R,F1G,F1B)」、「min(F2R,F2G,F2B)」及び「min(F3R,F3G,F3B)」を乗算した値を、上記1の検出ラインL1についての重み係数Wとしている。したがって、この重み係数Wは、1の検出ラインL1に沿って対象画素Oを挟んだ両側の正常画素P1及び正常画素P2の画素値比に加えて、欠陥部に属する輝度調整後の対象画素Oと正常画素P1又は正常画素P2との画素値比をも反映したより適切な係数とすることができる。なお、この重み係数Wは、後述するように、R、G、Bの各色成分の修正値Aの演算に共通して用いる。
次に、補間値演算部31において、#05で検出された正常画素P1、P2の画素値を用いて、当該正常画素P、P2を検出した検出ラインL1についての対象画素Oの補間値Hを演算する(#09)。この対象画素Oの補間値Hの演算方法としては、対象画素Oに欠陥がない場合にその値であったと予想される画素値を推定的に求める方法が用いられ、例えば、線形補間を適用することができる。具体的には、図5に示す1の検出ラインL1に沿って対象画素Oを挟んだ両側に位置する正常画素P1、P2の画素値を用いて対象画素Oの補間値Hを演算する際には、R、G、Bの各色成分のそれぞれについて、図6に示すように、正常画素P1の画素値と正常画素P2の画素値とを直線で結び、対象画素Oから正常画素P1又はP2までの距離の比に応じた前記直線上の値を線形補間により演算する。ここでは、対象画素OのR、G、Bの各色成分の補間値をそれぞれHR、HG、HBと表す。図6のグラフの縦軸は各画素の画素値(RGBいずれかの色成分を表している)であり、横軸は検出ラインL1に沿って位置する各画素の位置関係を表す。本実施形態に係る対象画素Oの補間値Hの演算式を、R、G、Bの各成分のうちのR成分を例として具体的に示すと、以下の式(11)のようになる。
Figure 2005252559
ここで、上記のとおり、「R1」は対象画素Oを挟んで位置する一方の正常画素P1のR成分の画素値、「R2」は他方の正常画素P2のR成分の画素値、「D1」は対象画素Oから正常画素P1までの距離の絶対値、「D2」は対象画素Oから正常画素P2までの距離の絶対値、「HRagl」の「agl」は対象画素Oを通る複数の検出ラインLの角度であって、「0°〜180°」までの範囲で所定の角度間隔(ここでは「15°」)の値をとる。G成分及びB成分についても、同様の方法により、補間値HGagl及びHBaglをそれぞれ演算することができる。なお、対象画素Oの補間値Hの演算方法は、線形補間に限定されるものではなく、対象画素Oに欠陥がない場合にその値であったと予想される画素値を推定して求めることができる補間方法であれば用いることが可能である。
次に、所定の角度間隔(ここでは「15°」)の対象画素Oを通る複数方向の検出ラインLの全てについて、#05〜#09の処理を終了したか否かについて判断する(#10)。そして、上記複数方向の検出ラインLの全てについての#05〜#09の処理が終了していない場合(#10:NO)には、処理は#05へ戻り、既に処理が終了している検出ラインL以外の検出ラインLを選択し、#05〜#09の処理を繰り返し行う。
一方、上記複数方向の検出ラインLの全てについての#05〜#09の処理が終了した場合(#10:YES)には、修正値演算部32において、#04の処理において選択した1の対象画素Oについての修正値Aを演算する(#11)。すなわち#04〜#09の処理において演算された各検出ラインLについての重み係数Wと対象画素Oの補間値Hとを用いて、選択した1の対象画素Oの修正値Aを演算する。ここでは、各検出ラインLについての上記の重み係数Waglと対象画素Oの各色成分の補間値HRagl、HGagl及びHBaglとを用いて、対象画素Oの補間値Hの重み付き平均値を演算し、この重み付き平均値を対象画素Oの修正値Aとする。また、この重み付き平均値の演算に際しては、各検出ラインLについての重み係数Waglをn乗した値を用いると好適である。具体的には、各検出ラインLについてのR、G、Bの各色成分の補間値HRagl、HGagl又はHBaglに当該検出ラインLについての各色成分共通の重み係数Waglのn乗を乗算した乗算値を、当該対象画素Oを通る複数の検出ラインLの全てについて総和し、この総和を前記乗算値の演算に用いた全ての重み係数Waglのn乗の総和で除算することにより行う。R、G、Bの各成分のうちのR成分を例とした修正値ARの演算式は、具体的には、以下の式(12)のようになる。なお、同様の方法により、G成分の修正値AG、及びB成分の修正値ABもそれぞれ演算することができる。
Figure 2005252559
上記のとおり、重み係数Wは「0」以上「1」以下の値となるので、重み係数Wをn乗することにより、上記式(12)の計算結果に及ぼす重み係数Wの影響を強調することができる。これにより、対象画素Oの周囲の画像の境界の存在する方向に沿って演算された対象画素Oの補間値Hが上記修正値Aに与える影響を大きくすることができ、画像の境界の方向を反映したより適切な欠陥画素の修正を行うことが可能となる。ここで、nの値は、修正すべき画像の状態によって適切な値が異なることから、各種の画像データの統計等から実験的に求めた値とするのが好適であるが、一般的には、このnの値が小さすぎれば、修正後の画像は、像の境界がぼやけた状態となり、このnの値が大きすぎれば、修正後の画像は、像の境界がはっきりしすぎた状態となる。具体的には、通常の写真であれば、nの値は10〜30程度が適している場合が多く、更には、肌色と黒色との境界が適切に修正されるようなnの値としては20程度が適している場合が多い。
次に、修正部33において、#11の処理により演算された対象画素Oの修正値Aを用いて対象画素Oの修正を行う(#12)。具体的には、R、G、Bの各成分のそれぞれについて演算された対象画素Oの修正値AR、AG、ABを対象画素OのR、G、Bの各成分の画素値に置き換えることにより行う。
次に、#02の処理において正常/欠陥マップに欠陥画素として登録された全ての欠陥画素について、対象画素Oとして選択して#04〜#12の処理を既に終了したか否かについて判断する(#13)。ここで、全ての欠陥画素を対象画素Oとして選択済みでない場合には(#13:NO)、処理は#04へ戻り、既に処理が終了している対象画素O以外の対象画素Oを選択し、#04〜#12の処理を繰り返し行う。そして、全ての欠陥画素を対象画素Oとして選択し、#04〜#12の処理を既に終了した場合には(#13:YES)、画像処理装置1における欠陥画素の修正処理を終了する。
上記実施形態では、画像処理装置1においてR、G、Bの3つの色成分を取り扱う場合について説明したが、本発明において取り扱うことが可能な複数の色成分はこれに限定されるものではなく、画像読取装置5等の構成に合せてシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等を色成分として取り扱うことも当然に可能である。また、画像処理装置1においてモノクロ画像の画像データを処理対象とする場合には、単一の色成分のみを取り扱うことも可能である。
また、上記実施形態では、#11の処理における対象画素Oの修正値Aの演算に際して、各検出ラインLについて重み係数Waglと対象画素Oの各色成分の補間値HRagl、HGagl及びHBaglとをそれぞれ演算したものを用いて対象画素Oの補間値Hの重み付き平均値を演算し、この重み付き平均値を対象画素Oの修正値Aとする処理を行う場合について説明したが、対象画素Oの修正値Aの演算方法はこれに限定されるものではなく、例えば、重み係数Waglの最も大きい方向の検出ラインLを一つ選択し、当該選択された検出ラインLについての各色成分の補間値HRagl、HGagl及びHBaglを、重み付き平均することなくそのまま各色成分の修正値AR、AG、ABとすることも可能である。
なお、上記実施形態においては、写真フィルム2から画像を読み取って印画紙3に記録する画像プリントシステム4に適用した場合について説明したが、本発明を適用する対象はこれに限定されるものではなく、画像データの欠陥部を修正して出力するものであれば、他の画像処理装置等に適用することも可能である。
本発明は、画像データの欠陥部分の修正の際に、欠陥部内に複雑な画像の境界が存在する場合であってもそれらを反映した正確な修正処理を行うことを可能にするものであって、各種の画像処理装置やプログラム等に用いることが可能である。
本発明の実施形態に係る画像プリントシステムの外観を示す斜視図 本発明の実施形態に係る画像プリントシステムの概略構成を示す模式図 本発明の実施形態に係る画像処理装置の機能を示すブロック図 本発明の実施形態に係る欠陥画素の修正処理のフローチャート 本発明の実施形態に係る欠陥画素の修正処理における、1の対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って正常画素Pを検出する処理の一例を示す説明図 本発明の実施形態に係る欠陥画素の修正処理における、対象画素の補間値の演算方法の一例を示すグラフ
符号の説明
1 画像処理装置
4 画像プリントシステム
5 画像読取装置
6 画像記録装置
17 CPU
18 メモリ
19 欠陥画素修正部
25 正常/欠陥判定部
26 輝度調整部
27 対象画素選択部
28 正常画素検出部
29 画素値比演算部
30 重み係数演算部
31 補間値演算部
32 修正値演算部
33 修正部
O 対象画素
P 正常画素
L 検出ライン
F1 第1画素値比
F2 第2画素値比
F3 第3画素値比
H 対象画素の補間値
W 重み係数
A 修正値

Claims (7)

  1. 画像データに含まれる欠陥画素の輝度を調整する処理を行う輝度調整手段と、
    前記欠陥画素の中から1の対象画素を選択する対象画素選択手段と、
    前記対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出する正常画素検出手段と、
    前記各検出ラインについて、前記対象画素を挟んだ両側の正常画素のうちの一方の正常画素の画素値と他方の正常画素の画素値との比率である第1画素値比、前記一方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び前記他方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算する画素値比演算手段と、
    前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を用いて、各検出ラインについての重み係数を演算する重み係数演算手段と、
    前記正常画素検出手段により検出ラインに沿って検出された正常画素の画素値を用いて、当該検出ラインについての前記対象画素の補間値を演算する補間値演算手段と、
    前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の修正値を演算する修正値演算手段と、
    前記修正値演算手段により演算された修正値を用いて前記対象画素の修正を行う修正手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記画素値比演算手段は、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を、それぞれ複数の色成分毎に演算し、前記重み係数演算手段は、前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比のそれぞれについて前記複数の色成分の中の最小値を演算し、これらの最小値を用いて前記重み係数を演算する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記修正値演算手段は、前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の補間値の重み付き平均値を演算し、この重み付き平均値を前記対象画素の修正値とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記修正値演算手段は、前記重み係数演算手段により演算された各検出ラインについての重み係数をn乗(nは10以上の任意の数)した値を用いて、前記対象画素の補間値の重み付き平均値の演算を行う請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補間値演算手段は、前記検出ラインについての前記対象画素の補間値を、当該検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ一方側に検出された正常画素の画素値を用いた値と他方側に検出された正常画素の画素値を用いた値との間の線形補間により演算する請求項1から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像データに含まれる欠陥画素の輝度を調整する処理を行うステップと、
    前記欠陥画素の中から1の対象画素を選択するステップと、
    前記対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出するステップと、
    前記各検出ラインについて、前記対象画素を挟んだ両側の正常画素のうちの一方の正常画素の画素値と他方の正常画素の画素値との比率である第1画素値比、前記一方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び前記他方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算するステップと、
    前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を用いて、各検出ラインについての重み係数を演算するステップと、
    前記検出ラインに沿って検出された正常画素の画素値を用いて、当該検出ラインについての前記対象画素の補間値を演算するステップと、
    前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の修正値を演算するステップと、
    前記修正値を用いて前記対象画素の修正を行うステップと、
    を有する画像処理方法。
  7. 画像データに含まれる欠陥画素の輝度を調整する処理を行うステップと、
    前記欠陥画素の中から1の対象画素を選択するステップと、
    前記対象画素を通る複数方向の検出ラインに沿って前記対象画素を挟んだ両側にそれぞれ正常画素を検出するステップと、
    前記各検出ラインについて、前記対象画素を挟んだ両側の正常画素のうちの一方の正常画素の画素値と他方の正常画素の画素値との比率である第1画素値比、前記一方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第2画素値比、及び前記他方の正常画素の画素値と前記対象画素の輝度調整後の画素値との比率である第3画素値比を演算するステップと、
    前記第1画素値比、第2画素値比、及び第3画素値比を用いて、各検出ラインについての重み係数を演算するステップと、
    前記検出ラインに沿って検出された正常画素の画素値を用いて、当該検出ラインについての前記対象画素の補間値を演算するステップと、
    前記各検出ラインについての前記重み係数と前記対象画素の補間値とを用いて、前記対象画素の修正値を演算するステップと、
    前記修正値を用いて前記対象画素の修正を行うステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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