JP2005251079A - 2次元コードを利用した生産品トレースシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 生産品に関する情報を生産、流通、販売の各過程で2次元コードに基づいて一貫して管理し、消費者による情報の取得を容易にする生産品トレースシステム。
【解決手段】 生産品トレースシステムにおける生産品トレース管理サーバは、生産者の第1携帯端末から生産品に関する生産履歴情報を取得し、生産履歴情報の少なくとも一部を用いて、生産品に関する簡易情報と生産品トレース管理サーバへの接続情報とを含む2次元コード情報を生成する。生成した2次元コード情報は出荷団体のクライアント装置に送信される。クライアント装置は、2次元コード情報に基づいて生産品に付される2次元コードを生成、印刷する。システム内で、流通販売業者の第2携帯端末は、生産品に付された2次元コードを読み取り、2次元コードの読み取りをトリガとして、この生産品についての流通販売履歴情報を、生産品トレース管理サーバへ登録する。消費者は、第3携帯端末で生産品に付された2次元コードを読み取り、2次元コードの読み取りをトリガとして、2次元コードが表わす情報内容が表示される。
【選択図】 図3

Description

本発明は2次元(QR)コードを利用した生産品トレースシステムに関し、特に、生産から、出荷、流通、販売、消費者に至る一貫した情報の入出力を、2次元コードに基づいて、専用システムではなく一般に広く普及している携帯電話を使って管理することで、消費者に安全な生産品を提供することのできる生産品トレースシステムに関する。
市場で、多種多様な商品が消費者に提供されているが、食品、洗剤、電子機器など、商品の安全性に対する消費者の関心が高まっている。消費者の心理として、購入しようとする商品が、身体や環境に対する有害物質を含まない安全なものかどうかを確認したいと望むのは当然のことである。特に食品の場合、どのような生産者によってどのようなやり方で生産された生産物が、どのようなルートで販売されているのかを、購入時点で即座に確認できることが望ましい。
スーパーや販売店によっては、生産者の顔写真入りのポップを立てて生産元を明らかにするとともに、低農薬栽培、有機栽培などの栽培方法を表示するところもあるが、消費者が知りたい情報としては、内容も情報量も不足している。
このような要望に答えて、安全性や環境保全性に関する情報を埋め込んだバーコードを商品に付し、ユーザが携帯端末でバーコード情報を読み取ってサーバに送信することによって、その商品の分析結果を表わす情報が携帯端末に表示されるシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この文献では、ユーザはバーコードに含まれる情報内容そのものを知ることはないが、サーバがバーコードの内容を分析して、たとえば「購入を推奨しない」、「良好なので購入を推奨する」などのメッセージや、その他の詳細情報を、ユーザ端末に送り返す。ユーザはサーバから送られてきたメッセージや詳細情報を参考にして、商品を選択することができる。
一方、情報開示が求められる今日では、生産者の側でも、生産者団体や出荷団体のホームページ等に生産関連情報を開示しているところがある。さらに、インターネットを利用して、生産者と消費者の間で農林水産物や畜産物の直接取引を可能にし、商品の安全性の確保と環境汚染の防止を図るシステムが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。このシステムでは、生産者は農薬、肥料、水質、飼料などの生産背景に関する情報を、パーソナルコンピュータからインターネット上のWEBサーバに登録する。消費者は任意でサーバにアクセスして登録された情報を参照し、所望の商品を購入する。このシステムでは、消費者自身が安全性の高い商品を選ぶことができ、環境汚染物質を含む製品の販売を抑制することができる。
消費者による情報の簡易な取得という面では、つり広告、ポスター、雑誌などの広告ページに2次元(QR)コードを埋め込み、携帯電話でQRコードを読み取って解読、保存することにより、広告された商品についての広告内容識別情報をユーザが認識するシステムが提案されている(たとえば、特許文献3参照)。この文献では、ユーザは広告対象の商品に関する簡単な情報をQRコードから知り、また、情報センタにアクセスして、広告や商品に関する詳細情報を知ることができる。読み取られたQRコードは、いったんブックマークなどに保存されるので、ユーザがQRコードの内容を知りたいときや、詳細情報を知りたいときは、保存されたQRコードの内容を読み出す必要がある。
特開2002−63389号公報 特開2001−265982号公報 特開2002−111909号公報
生産から販売までの各過程で、作業に携わる団体ごとに個別に情報を蓄積することはこれまでも行われている。しかし、団体ごとに、情報を蓄積する側でも管理する側でも専用の設備を必要とする。消費者は、ホームページなどで情報を公開している団体の情報を除いては、生産、流通、販売の各過程で蓄積された情報を知ることはできない。すなわち、現状では、生産から出荷、流通、小売、消費者に到るまで一貫して生産品を管理し、追跡するとともに、消費者に情報への簡易なアクセスを可能にするシステムは、存在していない。
食品の安全性や環境汚染の問題が深刻化している今日では、消費者は商品の購入の際に、買いたい商品に関して「最低限知りたい情報」を即座に知りたいという要望がある。さらに、その商品の背景について「もっと詳しく知りたい情報」についても、任意で簡便に引き出せることが望ましい。
一方、卸売市場、小売販売店にとっては、必要なときに必要情報を簡便な手段で入力できるのが望ましい。
そこで本発明は、簡便な情報提示手段として2次元コードを用い、生産、出荷、流通、販売を経て消費者にいたるまで、2次元コードに基づいて情報を一貫して管理し、消費者による情報の取得を容易にする生産品トレースシステムを提供することを目的とする。
また、出荷の段階で商品に2次元コードを与えることにより、その後の流通、販売の各過程で、2次元コードに基づいて履歴情報の入力を容易に行うことのできる生産品トレースシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面では、ネットワークを介して相互に接続される生産品トレース管理サーバと、生産者が保持する第1携帯端末と、出荷団体のクライアント装置とを含む生産品トレースシステムを提供する。このシステムにおいて、生産品トレース管理サーバは、生産者の第1携帯端末から生産品に関する生産履歴情報を取得し、取得した生産履歴情報の少なくとも一部を用いて、前記生産品に関する簡易情報と生産品トレース管理サーバへの接続情報を含む2次元コード情報を生成し、生成した2次元コード情報をクライアント装置に出力する。出荷団体のクライアント装置は、2次元コード情報に基づいて生産品に付される2次元コードを生成し、印刷する。
好ましくは、生産品トレースシステムは、前記生産品を取り扱う流通販売業者の第2携帯端末をさらに含む。第2携帯端末は、生産品に付された2次元コードを読み取り、2次元コードの読み取りをトリガとして、生産品トレース管理サーバに対して、当該生産品についての流通販売履歴情報の登録を開始する。
また、生産品トレースシステムは、消費者が保持する第3携帯端末をさらに含む。第3携帯端末は、生産品に付された2次元コードを読み取り、2次元コードの読み取りをトリガとして、2次元コードが表わす情報内容を表示する。
第3携帯端末は、2次元コードに含まれる情報内容に基づいて生産品トレース管理サーバにアクセスし、生産品に関する情報および/または流通販売履歴情報を参照する。
このような生産品トレースシステムによれば、生産品に関する情報が2次元コードに基づいて一貫して管理される。生産者、出荷、流通販売のそれぞれの段階で、必要な情報の入力、蓄積が簡便に実現されるとともに、蓄積された情報への参照が容易になる。
本発明の第2の側面では、上述した生産品トレースシステムで用いられる生産品トレース管理サーバを提供する。生産品トレース管理サーバは、生産者から入力される生産品の生産履歴情報を格納する格納部と、出荷団体のクライアント装置から生産品に関する出荷情報を受け取る出荷情報管理部と、前記生産履歴の少なくとも一部と出荷情報に基づき、生産品についての簡易情報と生産品トレース管理サーバへの接続情報を表わす2次元コード情報を生成する2次元コード情報生成部とを備え、生成された2次元コード情報は、出荷団体のクライアント装置に出力される。
格納部は、2次元コード情報に基づいて流通販売業者から入力される流通販売履歴情報をさらに格納する。
生産履歴と出荷情報の少なくとも一部をキー情報とする2次元コード情報を与えることにより、出荷に引き続く流通、販売の過程で、2次元コードに基づいた情報の簡便な登録、管理を可能にする。
本発明の第3の側面では、2次元コードが付された生産品を扱う流通販売業者が用いる携帯端末装置を提供する。流通販売用の携帯端末装置は、生産品から2次元コードを読み取る読取部と、2次元コードの読み取りをトリガとして遠隔のサーバから履歴情報登録ページをダウンロードし、生産品についての履歴情報の登録を行う履歴情報登録部とを備える。
この携帯端末装置を用いることによって、流通業者、小売販売業者はマニュアルでサーバへの接続操作を行わなくても、2次元コードの読取に応じて、自動的に生産品トレース管理サーバから履歴情報登録ページをダウンロードすることができる。したがって、流通販売段階での情報入力作業を、簡便かつ迅速に行うことができる。
本発明の第4の側面では、消費者用の携帯端末装置を提供する。消費者の携帯端末装置は、2次元コードが付された生産品から2次元コードを読み取る読取部と、読み取った2次元コードを解読する2次元コード解読部と、2次元コードの読取をトリガとして、前記2次元コードの解読結果を表示する表示部と、2次元コードの解読結果に含まれる情報に基づき、遠隔のサーバに格納された詳細情報を参照する詳細情報参照手段とを備える。
このような携帯端末装置を用いることにより、消費者は2次元コードの読取後に読み出し操作を行わなくても、2次元コードを読み取るだけで、購入したい生産品について簡易情報の内容を知ることができる。また、表示された簡易情報に基づいて、遠隔のサーバから詳細情報を得ることができる。
上記の構成により、生産、出荷、流通、販売の各業者が大規模な設備投資をすることなく、トレーサビリティ情報蓄積活動への参入を可能にすることで、各段階の情報を広く効率的に蓄積できる環境が整備される。
また、消費者も手持ちの携帯電話を使うことで、生産品について「最低限知りたい情報」である簡易情報を容易に確認することができる。
また、2次元コードからサーバにリンクすることによって、2次元コードに基づいて一括管理される詳細情報を知ることができる。
以下、図面を参照して本発明の良好な実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る生産品トレースシステムの概略構成図である。生産品トレースシステム1は、インターネット等のネットワーク20を介して相互に接続される生産品トレース管理サーバ10と、生産者の携帯端末30Aと、出荷団体のクライアント装置25と、流通販売業者の携帯端末30B,30Cと、消費者の携帯端末30Dを含む。
生産品トレース管理サーバ10は、各携帯端末30A〜30Dとの間の入出力を管理する入出力管理部14と、出荷団体からの出荷情報を管理する出荷情報管理部15と、生産者が生産した生産品のトレーサビリティ情報を一括管理するトレーサビリティ管理部11を有する。トレーサビリティ管理部11は、生産、出荷、流通、販売の各段階における履歴情報を格納する履歴情報データベース12を含む。たとえば生産者は携帯端末30Aからネットワーク20を介して生産履歴情報をサーバ10に登録する。流通業者や販売店は携帯端末30B,30Cから流通販売履歴情報をサーバ10に登録する。これらの履歴情報は、入出力管理部14で受け付けられ、履歴情報データベース12の所定の領域に格納される。
トレーサビリティ管理部11の2次元コード生成部13は、生産者から入力された生産履歴情報の少なくとも一部を用いて、生産品についての簡易情報(概略情報)と生産品トレース管理サーバ10への接続情報を含む2次元コード情報を生成する。生成された2次元コード情報は、出荷団体のラベル発行クライアント装置25に供給される。ラベル発行クライアント装置25はたとえばラベルプリンタで構成され、送られてきた2次元コード情報に基づいて2次元コードを生成し、2次元コードを印刷する。
出荷予定の生産品に、ラベルプリンタで印刷された2次元コードが貼付され、出荷される。流通、販売の各段階で、作業員は携帯端末30B,30Cで2次元コードを読み取り、2次元コードをキーとして、生産品トレース管理サーバ10に流通/販売履歴情報を登録する。スーパーや販売店などで、消費者は生産品に付された2次元コードを携帯端末30Dで読み取る。この2次元コードの読み取りをトリガとして、コードに含まれる簡易情報の内容が自動的に携帯端末30D上に表示される。したがって、消費者は生産品についての簡易情報をその場で即座に知ることができる。生産品についての詳細な情報を知りたい場合は、2次元コードに埋め込まれた接続情報(たとえば、生産品トレース管理サーバのURL)から生産品トレース管理サーバ10にリンクし、必要な情報を参照する。
図2は、図1の生産品とレースシステム1における情報の蓄積、検索、参照の流れを時系列で示す図である。一例として、農業生産物を生産する農家が、農協などの出荷団体を通して、青果市場やスーパーに流通させる流れを例にとって説明する。まず生産段階で、生産者は生産物の作付けから収穫、出荷に至る生産履歴を、携帯端末30Aから生産品トレース管理サーバ10に随時登録する。生産履歴情報は、たとえば土壌についての情報、農薬情報、肥料の時期と種類、回数などを含む。携帯端末30Aには、情報入力トリガボタン(不図示)が設けられており、トリガボタンを操作することにより、一度で生産履歴管理画面が立ち上がる。生産者は生産履歴としての栽培日誌を、いつでも、どこでも簡易に記録、登録することができる。
次に、生産物の出荷において、農協などの出荷団体は、生産品に2次元コードを貼付して出荷する。2次元コードには、生産品履歴のキー情報から成る簡易情報と、生産品トレース管理サーバ10のURLと、出荷ロット番号が埋め込まれている。なお、生産団体は、たとえばクライアント装置25の一部を構成する、あるいはクライアント装置から独立したパーソナルコンピュータを介して、生産品トレース管理サーバ10に蓄積された生産履歴情報をモニタする。これにより、農薬の施用量、投薬磁器などを随時確認して、安全な生産物が出荷されるように指導、軌道修正を図ることができる。
次に、生産物が市場に流通すると、流通業者は、生産物に付けられた2次元コードを携帯端末30Bで読み取り、この2次元コードをキーとして、生産品トレース管理サーバ10にこの生産物についての流通経路履歴情報を登録する。また、スーパーなどの小売段階で、従業員は携帯端末30Cで2次元コードを読み取り、2次元コードをキーとして、この生産物について管理サーバ10に到着履歴情報を登録する。携帯端末30B,30Cにおいても、2次元コードの読み取りをキーあるいはトリガとして、自動的に履歴情報登録画面が立ち上がるので、作業員は現場で容易に経路履歴や到着履歴を記録することができる。
生産、出荷、流通、小売の段階で蓄積された履歴情報は、生産物の品質と安全を保証するために消費者に公開される。消費者が携帯端末30Dで2次元コードを読み取ると、保存、読み出しのプロセスを経ることなく、コードに含まれる簡易情報が携帯端末30Dの画面上に表示される。消費者は、購入しようとする商品についての簡易情報を即座に確認することができる。簡易情報の内容は商品によって異なるが、一般に消費者が「最低限知りたい情報」をカバーする内容である。たとえば農産物の場合、生産者、農薬の使用の有無、肥料の種類、出荷日などである。消費者が詳細情報を知りたい場合は、2次元コードに埋め込まれたURLから、生産品トレース管理サーバ10で公開されている履歴情報を参照することができる。
図3は、生産品トレース管理サーバ10と、各クライアントの接続関係を示す図である。生産者、流通業者、小売店の携帯端末30A,30B,30Cは、必要なときに生産品トレース管理サーバ10に接続して、それぞれの履歴情報を登録する(矢印a〜c)。各携帯端末30A、30B、30Cから送られてくる履歴情報は、管理サーバ10の入出力管理部14で受け付けられ、トレーサビリティ管理部11の履歴情報データベース12の所定の領域に格納される。一方、消費者の携帯端末30Dは、2次元コードに含まれる簡易情報以外の詳細情報を知りたい場合に、生産品トレース管理サーバ10で詳細な履歴情報を参照する(矢印d)。トレーサビリティ管理部11は、消費者の要求に応じた履歴情報を履歴情報データベース12から検索し、入出力管理部14から消費者の携帯端末30Dに情報を送信する。
出荷団体のパーソナルコンピュータ25Cでは、出荷情報の入力が随時なされるとともに、生産品トレース管理サーバ10に蓄積された各種履歴情報の閲覧が行われる(矢印e)。出荷情報は、生産品トレース管理サーバ10の出荷情報管理部で受け付けられ、トレーサビリティ管理部11の履歴情報データベース12の所定の領域に格納される。出荷情報には各生産物についての出荷ロット番号が含まれ、トレーサビリティ管理部11の2次元コード情報生成部13が2次元コード情報を生成する際に、この出荷ロット番号が用いられる。出荷団体のクライアント装置25は、トレーサビリティ管理部11から2次元コード情報を受け取り(矢印f)、2次元コード情報に基づいて、2次元コードを生成し、発行する。
図4(a)〜図4(c)は、生産品トレース管理サーバ10のトレーサビリティ管理部11、入出力管理部14、出荷情報管理部15の機能構成をそれぞれ示す。
図4(a)に示すように、トレーサビリティ管理部11において、履歴情報データベース12は、生産履歴データベース41、出荷管理データベース42、流通販売データベース43を含む。生産履歴データベース41は、生産者からの入力を取り込み、出荷管理データベース42は、出荷団体からの出荷情報を取り込む。2次元コード情報生成部13は、生産履歴情報の一部と出荷情報を用いて、2次元コード情報を生成する。流通販売データベース43は、流通業者からの入力と小売店からの入力を取り込む。生産履歴情報と流通販売履歴情報は、消費者の要求に応じて出力される。
図4(b)に示すように、入出力管理部14は、Web接続部51とハイパーテキストプリプロセッサ(PHP)52を含み、各携帯端末からの入力を受け付けるとともに、携帯端末への配信処理を行う。すなわち、生産者携帯端末用の入出力受付部53、流通業者の携帯端末用の入力受付部54、小売業者の携帯端末用の入力受付部55、消費者への情報配信処理部56を含む。一方、出荷情報管理部15は、図4(c)に示すように、Web接続部61とハイパーテキストプリプロセッサ(PHP)62と、出荷団体からの情報受付部63と、PC向け情報配信処理部64を含む。
図5は、出荷団体のラベル発行クライアント装置25の機能構成を示す。クライアント装置25は、生産品トレース管理サーバ10から送られてくる2次元コード情報を、2次元コード情報受信部45で受信する。2次元コード生成部46は、受信した2次元コード情報に基づいて、2次元コードを生成し、ラベル印刷部47で2次元コードのラベルを印刷出力する。
図6は、ネットワークを介して生産品トレース管理サーバ10に接続する携帯端末装置30A〜30Dの機能構成を示す。図6(a)に示すように、生産者の携帯端末30Aは、ブラウザ31から生産品トレース管理サーバ10にアクセスして、生産履歴登録ページ32をダウンロードする。生産者は、生産履歴登録ページ32を用いて、簡易に生産履歴情報を蓄積することができる。また、ブラウザ31から、生産品トレース管理サーバ10に蓄積された生産情報を随時参照することができる。
図6(b)に示すように、流通業者の携帯端末30Bは、2次元コード読取部33Bと、2次元コード解読部35Bと、2次元コードの読み取りをトリガとして流通履歴情報の登録を自動的に開始する履歴情報登録部34Bを備える。2次元コード読取部33Bは、たとえば内蔵カメラであり、生産品に貼付された2次元コードを撮像してディジタルデータとして取り込む。2次元コード解読部35Bは、2次元コードを解読し、生産品トレース管理サーバ10のURLと、生産品の出荷ロット番号を取り出す。履歴情報登録部34Bは、URLに基づいて自動的に生産品トレース管理サーバ10にアクセスし、流通履歴登録ページ36をダウンロードする。そして、2次元コードから取り出した生産品ロット番号と、携帯端末30Bにあらかじめ保持されている流通業者IDと、日付情報を記入して、これらの情報を管理サーバ10に登録する。
同様に、図6(c)に示す小売(販売)業者の携帯端末30Cも、内蔵カメラなどによる2次元コード読取部33Cと、2次元コード解読部35Cと、2次元コードの読み取りをトリガとして販売履歴情報の登録を自動的に開始する履歴情報登録部34Cを備える。2次元コード解読部35Cは、読み取られた2次元コードを解読し、生産品トレース管理サーバ10のURLと、生産品の出荷ロット番号を取り出す。履歴情報登録部34Cは、URLに基づいて自動的に生産品トレース管理サーバ10にアクセスし、販売履歴登録ページ37をダウンロードする。そして、2次元コードから取り出した生産品ロット番号と、携帯端末30Cにあらかじめ保持されている販売店IDと、日付情報を記入して、これらの情報を管理サーバ10に登録する。
図6(d)に示す消費者の携帯端末39Dは、内蔵カメラなどによる2次元コード読取部33Dと、2次元コード解読部35Dと、表示部38を有する。2次元コード解読部35Dは、読み取られた2次元コードを分析し、簡易情報を抽出し、解読する。解読された簡易情報の内容は、表示部38に表示される。消費者が生産品についての詳細情報を知りたい場合は、表示部38の詳細情報参照ボタン39を操作する。これにより、携帯端末30Dは2次元コードに含まれるURLに基づいて生産品トレース管理サーバ10に接続し、消費者は知りたい詳細情報を参照することができる。
図7は、生産品トレース管理サーバ10の履歴情報データベース12に格納される各種の情報テーブルの関係を示す図である。生産者情報テーブル81に格納される生産者情報は、生産者が生産品トレースシステム1に加入する際に登録される基本情報であり、生産者のプロフィールを含む。この生産者情報に関連して、生産する作物ごとに作物情報が作物情報テーブル83に格納され、その作物を育成栽培する園場情報(農地情報)が園場情報テーブル82に格納される。さらに、栽培開始後に、生産物(作物)ごとに随時記録される生産履歴情報が、生産履歴テーブル41Tに蓄積されてゆく。
出荷の際には、出荷団体から入力される出荷情報が出荷履歴テーブル42Tに格納される。その後、流通、販売の各過程で、流通履歴情報が流通履歴テーブル43Aに記録され、販売履歴情報が販売履歴テーブル43Bに記録される。販売履歴テーブル43Bから流通履歴テーブル43A、出荷情報テーブル42T,生産履歴テーブル41Tと遡ることによって、生産物をトレースすることができる。また、生産履歴テーブル41Tから作物情報テーブル83、園場情報テーブル82、生産者情報テーブル81と遡ることによって、この生産物についての詳細情報を知ることができる。
一方、出荷、流通、小売の各団体は、生産品トレースシステム1に加入する際に、団体情報と、各作業に携わる団体職員情報を登録する。これらの情報は、団体情報テーブル84と、団体職員テーブル85に格納される。各団体から出荷情報や履歴情報が入力される際に、団体テーブル84と団体職員テーブル85が参照される。
各テーブルの具体的な構成例は、図15〜図20に示すとおりである。図15は、生産者情報テーブル81である。生産者情報テーブル81は、生産者に関する基本情報に加え、生産者のプロフィールとして画像データを含んでもよい。図16(a)および16(b)は、それぞれ園場情報テーブル82と作物情報テーブル83である。作物情報テーブル83において、特定の生産者の特定の園場で栽培される作物ごとに、固有の作物IDが与えられる。この作物IDごとに生産履歴情報が蓄積されてゆく。図17は、生産履歴テーブル41Tである。作物IDごとに、その作物の栽培育成過程で行われる作業や、作業日時、使用した資材の種類、量、回数、天候などが、逐次、記録される。
図18は、出荷情報テーブル42Tを示す。出荷情報は作物IDに基づいて管理されるが、これに加えて、その作物の出荷ロットごとに与えられる出荷ロット番号が、出荷情報テーブル42Tに保持される。出荷ロット番号は、2次元コード情報生成の際に参照され、その後の流通、販売履歴情報の蓄積の単位となる。図19(a)と19(b)は、それぞれ流通履歴テーブル43Aと販売履歴テーブル43Bを示す。流通履歴テーブル43Aは、その生産品ロットの納品受け付けに関する情報を記録し、販売履歴テーブル43Bは、店内での陳列日時情報を含む。
図20(a)および20(b)は、それぞれ団体情報テーブル84と団体職員テーブル85を示す。団体情報テーブル84は、生産者および団体ごとに対応する情報入出力用のURLと、消費者への公開情報用のURLを格納する。
次に、図8〜図14を参照して、各端末装置およびクライアント装置と、生産品トレース管理サーバ10との間の処理シーケンスを説明する。
図8は、生産者が携帯端末30Aから生産履歴情報を登録する際の処理シーケンスを示す。まず、生産者は、携帯端末30A上の所定のトリガボタン(不図示)を操作して、生産品トレース管理サーバ10に個人ページの送信要求を送る(S101)。生産品トレース管理サーバ10の入出力管理部14は、個人ページ送信要求に応じ、履歴情報データベース12を参照して、対応する生産履歴管理ページを生産者の携帯端末30Aに送信する(S103)。生産者の携帯端末30Aにおいて、本日の生産履歴登録ページを選択する(S105)。この選択に応じて、入出力管理部14は、対応する生産履歴登録ページを携帯端末30Aに送信する(S107)。生産者は、携帯端末30Aの表示画面に表示される生産履歴登録ページに必要な情報を入力し、登録する(S109)。
図9は、生産者の携帯端末30Aの表示画面に表示される生産履歴登録ページの一例である。生産履歴の記録対象となる作物、園場、品種などが表示され、この作物について行われた作業内容が生産者により選択または入力される。作業実施の日時情報については、携帯端末30Aのタイマ機能により自動的に挿入されてもよいし、生産品トレース管理サーバ10から生産履歴登録ページをダウンロードする際に、管理サーバ10が自動的に挿入する構成としてもよい。
図8に戻って、入出力管理部14は、生産者の携帯端末30Aによる生産履歴情報の入力を受け付け(S111)、これをトレーサビリティ管理部11へ送る。トレーサビリティ管理部11は、受け取った生産履歴情報を、履歴情報データベース12の所定の領域に蓄積する(S113)。
このように、生産者は簡単な操作でいつでも手軽に生産履歴を登録することができるので、栽培育成の記録が簡便になる。
図10は、出荷団体において出荷用2次元コードのラベル印刷を行う際の処理シーケンスを示す。まず、パーソナルコンピュータなどの出荷管理業務用端末25Cから、生産品トレース管理サーバ10に対して、出荷受付登録要求を送信する(S201)。生産品とレース管理サーバ20の出荷情報管理部15は、出荷受付登録要求に応じ、対応する出荷受付登録ページを送信する(S203)。出荷受付登録ページが出荷管理業務用端末25Cに表示されると、出荷受付情報が入力され、生産品トレース管理サーバ10に送信される(S205)。生産品トレース管理サーバ10の出荷情報管理部15は、出荷団体からの出荷情報を受け付け、これをトレーサビリティ管理部11に送る(S207)。トレーサビリティ管理部11は、この出荷登録に対して出荷ロット番号を割り当て、履歴情報データベース12の所定の領域に出荷情報を格納する(S209)。
次に、出荷団体のラベル発行クライアント装置25は、出荷管理業務用端末25Cから出荷予定の生産物に付す2次元コードの印刷要求を受け取ると、2次元コードの貼付対象となる生産物を生産品トレース管理サーバ10に問い合わせる(S211)。生産品トレース管理サーバ10の出荷情報管理部15は、この生産物についての出荷情報をトレーサビリティ管理部11に問い合わせる(S213)。
トレーサビリティ管理部11は、履歴情報データベース12を検索して、対応の出荷情報テーブル(図18参照)から出荷ロット番号を取り出すと同時に、生産履歴のキー情報と、生産品トレース管理サーバ10のURLを用いて、2次元コード情報を生成する(S215)。生成された2次元コード情報は、出荷情報管理部15を介して、出荷団体のラベル発行クライアント装置25に出力される(S217)。
出荷団体のラベル発行クライアント装置25は、2次元コード情報を受け取ると(S219)、この2次元コード情報に基づいて、2次元コードを生成し(S221)、これを印刷出力する(S223)。
以降の流通、販売の過程で、生産品についての情報はこの2次元コードで管理されることになる。また、消費者への情報公開もこの2次元コードに基づいて行われる。良好な実施形態では、ひとつの出荷ロットにひとつの2次元コードが与えられる。2次元コードを印刷したラベルは、各商品に貼られるとともに、出荷パレットやダンボールなどの出荷単位でも貼付される。
図11は、流通業者が携帯端末30Bから流通履歴情報を登録する際の処理シーケンスを示す。流通業者は、出荷物が届くと、リーダ機能を有する携帯端末30Bで、出荷物に貼付された2次元コードを読み取る(S301)。リーダ機能はたとえば内蔵カメラなどの撮像部で実現される。携帯端末30Bは、読み取った2次元コードから生産品トレース管理サーバ10のURLと出荷ロット番号を取り出し、URLに基づいて生産品トレース管理サーバ10に自動アクセスする(S303)。生産品トレース管理サーバ10の入出力管理部14は、出荷ロット番号に基づいて、対象となる出荷物の流通履歴登録ページを携帯端末30Bに送信する(S305)。携帯端末30Bは、スクラッチパッドに保持されている流通業者情報を登録ページに自動的に挿入し、生産品トレース管理サーバ10に送信する(S307)。生産品トレース管理サーバ10の入出力管理部14は、携帯端末30Bから送られてきた流通履歴情報を受付(S309)、これをトレーサビリティ管理部11に送る。トレーサビリティ管理部11は、この流通履歴情報を履歴情報データベース12の所定の領域に蓄積する(S311)。
図12は、小売業者が携帯端末30Cから販売履歴情報を登録する際の処理シーケンスである。小売業者は、出荷物が到着すると、リーダ機能を有する携帯端末30Cで、出荷物に貼付された2次元コードを読み取り(S401)、読み取った2次元コードから生産品トレース管理サーバ10のURLと出荷ロット番号を取り出す。携帯端末30Cは、URLに基づいて生産品トレース管理サーバ10に自動アクセスする(S403)。生産品トレース管理サーバ10の入出力管理部14は、出荷ロット番号に基づいて、対象となる出荷物の販売履歴登録ページを携帯端末30Cに送信する(S405)。携帯端末30Bは、スクラッチパッドに保持されている小売業者情報を登録ページに自動的に挿入し、生産品トレース管理サーバ10に送信する(S407)。生産品トレース管理サーバ10の入出力管理部14は、携帯端末30Cから送られてきた販売履歴情報を受け付けて(S409)、これをトレーサビリティ管理部11に送る。トレーサビリティ管理部11は、この販売履歴情報を履歴情報データベース12の所定の領域に蓄積する(S411)。
このシステムでは、流通業者や小売業者は、携帯電話などの扱い易い携帯端末30B、30Cを用いて、出荷物に付された2次元コードを読み取る。2次元コードの読み取りをトリガとして、携帯端末30B、30Cが自動的に履歴情報の入力、送信を行うので、履歴情報の蓄積が簡便に行われる。また、人為的な入力ミスを防止できる。
図13は、消費者の携帯端末30Dから、生産品トレース管理サーバ10に格納されているトレーサビリティ情報を参照する際の処理シーケンスを示す。たとえば、消費者がスーパーなどの陳列台で野菜、肉、牛乳などの農産物や畜産物を購入するシーンを想定する。
消費者は、リーダ機能付きの携帯端末30Dで、商品に付された2次元コードを読み取る(S501)。携帯端末30Dは、図6(d)と関連して述べたように、読み取った2次元コードを解読し、この2次元コード読み取りをトリガとして、コードに含まれる簡易情報の内容を自動的に表示する(S503)。消費者は、携帯端末30Dの表示画面で、品名、生産者、出荷団体、出荷日などを確認することができる。消費者の携帯端末30Dでの簡易情報の表示例を図14(a)に示す。
消費者が商品(生産物)についての詳細な情報を知りたい場合は、図14(a)の表示画面で詳細情報参照ボタン91をクリックする。これにより、2次元コードに埋め込まれた生産品トレース管理サーバ10のURLへリンクする(S505)。生産品トレース管理サーバ10の入出力管理部14は、2次元コードに含まれる生産ロット番号に基づき、対象となる生産物の各種詳細な履歴情報をトレーサビリティ管理部11に問い合わせる(S507)。トレーサビリティ管理部11は、履歴情報データベース12を検索して、要求された履歴情報を取り出す(S509)。入出力管理部14は、検索された情報を、消費者の携帯端末30Dに送信する(S511)。消費者は、携帯端末30Dの常時画面で、詳細な情報を見ることができる(S513)。
図14(b)と図14(c)は、携帯端末30Dでの詳細情報の閲覧画面例を示す図である。消費者が詳細情報参照ボタン91をクリックすると、図14(b)に示すように、各種情報リストが表示される。消費者が所望の項目、たとえば「作物情報」を選択すると、図14(c)に示すように、生産履歴を含む詳細な情報が表示される。生産履歴や流通履歴を消費者に公開することにより、農薬問題や衛生管理の問題が発生した地域の近隣の生産物でも、品質的に問題のないことを証明し、生産者も小売販売店も、商品価値を維持することができる。
消費者による2次元コードの読み取りと詳細情報の参照をより確実にするために、消費者が所有する携帯端末30Dの他に、表示機能付きの2次元コードリーダをスーパーなどの店内の壁面に設置してもよい。この場合、2次元コードリーダは、読み取った2次元コードを解読して、コードに含まれる簡易情報の内容を表示する。
また、スーパーなどの店内で、消費者だけでなく、店員が携帯端末で商品に付された2次元コードを読み取ることによって、簡易情報の内容を確認し、詳細情報を参照することができる。これにより店内に陳列される生産物を適正なものに維持することができる。
以上、本発明を良好な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はこれに限定されない。実施形態では農作物の生産、出荷、流通を例にとって説明したが、たとえば医薬品について、臨床履歴や調整年月日、薬の成分、副作用などの詳細な情報を生産品トレース管理サーバ10で管理し、消費者が2次元コードの読み取りにより、その場で簡易情報を確認するとともに、詳細情報を参照できるシステムとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る生産品トレースシステムの概略構成図である。 図1のシステムにおける情報の蓄積、検索、参照の流れを示す図である。 生産品トレース管理サーバの構成と各クライアント端末との関係を示す図である。 図3の生産品トレース管理サーバの各部分の構成を示す図である。 出荷団体で用いられる出荷ラベル発行クライアント装置の構成例を示す図である。 各携帯端末装置の構成例をそれぞれ示す図である。 各種テーブル情報の関係を示す図である。 生産履歴情報の登録を行う場合の処理シーケンスを示す図である。 生産者の携帯端末に表示される生産履歴登録画面の一例を示す図である。 出荷用の2次元コードラベル印刷を行う場合の処理シーケンスを示す図である。 流通履歴情報の登録を行う場合の処理シーケンスを示す図である。 販売履歴情報の登録を行う場合の処理シーケンスを示す図である。 消費者がトレーサビリティ情報の参照を行う場合の処理シーケンスを示す図である。 消費者の携帯端末の表示画面の遷移例を示す図である。 各種テーブルの構成例を示す図である。 各種テーブルの構成例を示す図である。 各種テーブルの構成例を示す図である。 各種テーブルの構成例を示す図である。 各種テーブルの構成例を示す図である。 各種テーブルの構成例を示す図である。
符号の説明
1 生産品トレースシステム
10 生産品トレース管理サーバ
11 トレーサビリティ管理部
12 履歴情報データベース(格納部)
13 2次元コード情報生成部
14 入出力管理部
15 出荷情報管理部
20 ネットワーク(インターネット)
25 出荷団体クライアント装置(ラベルプリンタ)
25C 出荷団体の業務管理端末(PC)
30A 生産者の携帯端末
30B 流通業者の携帯端末
30C 小売(販売)業者の携帯端末
30D 消費者の携帯端末
33B〜33D 2次元コード読取部
34B、34C 履歴情報登録部
35B〜35D 2次元コード解読部
38 表示部
39、91 詳細情報参照ボタン
41T 生産履歴情報テーブル
42T 出荷履歴情報テーブル
43A 流通履歴情報テーブル
43B 販売履歴情報テーブル
45 2次元コード情報受信部
46 2次元コード生成部
47 ラベル印刷部
81 生産者情報テーブル
82 園場情報テーブル
83 作物情報テーブル
84 団体情報テーブル
85 団体職員情報テーブル

Claims (10)

  1. ネットワークを介して相互に接続される生産品トレース管理サーバと、生産者が保持する第1携帯端末と、出荷団体のクライアント装置とを含む生産品トレースシステムにおいて、
    前記生産品トレース管理サーバは、前記生産者の第1携帯端末から生産品に関する生産履歴情報を取得し、
    前記生産履歴情報の少なくとも一部を用いて、前記生産品に関する簡易情報と前記生産品トレース管理サーバへの接続情報を含む2次元コード情報を生成し、
    生成した2次元コード情報を前記クライアント装置に出力し、
    前記出荷団体のクライアント装置は、前記2次元コード情報に基づいて前記生産品に付される2次元コードを生成し、印刷することを特徴とする生産品トレースシステム。
  2. 流通販売業者の第2携帯端末をさらに含み、前記第2携帯端末は、前記生産品に付された2次元コードを読み取り、当該2次元コードの読み取りをトリガとして、前記生産品トレース管理サーバに対して、前記生産品についての流通販売履歴情報の登録を開始することを特徴とする請求項1に記載の生産品トレースシステム。
  3. 消費者が保持する第3携帯端末をさらに含み、前記第3携帯端末は、前記生産品に付された2次元コードを読み取り、当該2次元コードの読み取りをトリガとして、前記2次元コードが表わす情報内容を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の生産品トレースシステム。
  4. 前記第3携帯端末は、前記2次元コードに含まれる接続情報に基づき、前記生産品トレース管理サーバにアクセスして、前記生産履歴情報および/または流通販売履歴情報を参照することを特徴とする請求項3に記載の生産品トレースシステム。
  5. 生産品トレースシステムで用いられる管理サーバであって、
    生産者から入力される生産品の生産履歴情報を格納する格納部と、
    出荷団体のクライアント装置から前記生産品に関する出荷情報を受け取る出荷情報管理部と、
    前記生産履歴情報の少なくとも一部と前記出荷情報に基づいて、前記生産品についての簡易情報と前記生産品トレース管理サーバへの接続情報を表わす2次元コード情報を生成する2次元コード情報生成部と
    を備え、前記2次元コードは、前記出荷団体のクライアント装置に出力されることを特徴とする管理サーバ。
  6. 前記格納部は、前記2次元コード情報に基づいて流通販売業者から入力される流通販売履歴情報をさらに格納することを特徴とする請求項5に記載の管理サーバ。
  7. 生産品に付された2次元コードを読み取る読取部と、
    前記2次元コードの読み取りをトリガとして、遠隔のサーバから履歴情報登録ページをダウンロードし、前記生産品についての履歴情報の登録を行う履歴情報登録部と
    を備える携帯端末装置。
  8. 生産品に付された2次元コードを読み取る読取部と、
    前記2次元コードを解読する2次元コード解読部と、
    前記2次元コードの読取をトリガとして、前記2次元コードの解読結果を表示する表示部と、
    前記解読結果に含まれる情報に基づき、遠隔のサーバに格納された詳細情報を参照する詳細情報参照手段と
    を備える携帯端末装置。
  9. 2次元コードが付された生産品を扱う流通販売業者の読み取り機能付き携帯端末装置にインストールされるアプリケーションプログラムであって、前記携帯端末装置に、
    前記読み取り機能による前記2次元コードの読取を検出させる手順と、
    前記2次元コードの読取が検出されたときに、遠隔の生産品トレース管理サーバから前記生産品に関する履歴情報登録ページをダウンロードさせて、流通販売の履歴情報の登録を実行させる手順と
    を含むことを特徴とする携帯端末用プログラム。
  10. 読み取り機能付き携帯端末装置にインストールされるアプリケーションプログラムであって、前記携帯端末装置に、
    生産品に付された2次元コードが前記読み取り機能により読み取られたときに、当該2次元コードの読取を検出させる手順と、
    前記2次元コード読取の検出に呼応して、前記2次元コードを解読させる手順と、
    前記2次元コード読取の検出に呼応して、前記解読結果を表示させる手順と
    を含むことを特徴とする携帯端末用プログラム。
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