JP2005247226A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005247226A
JP2005247226A JP2004063287A JP2004063287A JP2005247226A JP 2005247226 A JP2005247226 A JP 2005247226A JP 2004063287 A JP2004063287 A JP 2004063287A JP 2004063287 A JP2004063287 A JP 2004063287A JP 2005247226 A JP2005247226 A JP 2005247226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poppet
passage
steering
communication
hydraulic pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004063287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4255072B2 (ja
Inventor
Tadaharu Yokota
忠治 横田
Atsushi Soeda
淳 添田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004063287A priority Critical patent/JP4255072B2/ja
Priority to DE200510010064 priority patent/DE102005010064A1/de
Priority to CNB2005100530719A priority patent/CN100375696C/zh
Priority to US11/073,525 priority patent/US7155906B2/en
Publication of JP2005247226A publication Critical patent/JP2005247226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4255072B2 publication Critical patent/JP4255072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/30Safety devices, e.g. alternate emergency power supply or transmission means to ensure steering upon failure of the primary steering means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/065Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by specially adapted means for varying pressurised fluid supply based on need, e.g. on-demand, variable assist

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

【課題】 所望の液密性を備えた切替弁を有するパワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】 可逆式ポンプによって油圧パワーシリンダの両圧力室に対し、第1及び第2通路を介して油圧を供給するパワーステアリング装置であって、前記第1通路と第2通路とを連通する連通路に設けられた切替弁を、ポペット弁によって構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動モータによりポンプを駆動し、操舵アシストするパワーステアリング装置に関する。
従来、特許文献1に記載のパワーステアリング装置が知られている。この装置では、可逆式ポンプに連結された一対の油路にパワーシリンダが接続されており、この可逆式ポンプからパワーシリンダのそれぞれの油圧室に作動油を送ることによってパワーシリンダを作動させ、操舵アシスト力を発生させている。このパワーステアリング装置には、電動モータや可逆式ポンプが失陥したときに、左右のパワーシリンダの油圧室を連通させるための連通路が設けられている。この連通路には切替弁が設けられ、通常操舵時は連通路の連通を遮断し、装置の失陥時には連通路を連通状態としている。
特開2002−145087号公報。
しかしながら、上述のパワーステアリング装置にあっては、この切替弁がスプールバルブによって構成されているため、所望の液密性を確保することが困難であった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、所望の液密性を備えた切替弁を有するパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、操舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダと、前記油圧パワーシリンダの両圧力室に対し第1及び第2通路を介して油圧を供給する一対の吐出口を備えた可逆式ポンプと、前記可逆式ポンプを正・逆回転させる電動機と、前記操舵輪に与えるべき必要操舵補助力を検出する必要操舵補助力検出手段と、前記必要操舵補助力検出手段によって検出された必要操舵補助力に基づき、前記電動機に所望の油圧を発生させるために前記電動機に対して駆動信号を出力する電動機制御手段と、前記第1通路と第2通路とを連通する連通路と、前記連通路に設けられた切替弁と、パワーステアリング装置のいずれかに異常が生じた場合には、前記切替弁を開き、前記第1通路と第2通路とを連通状態とする切替弁制御手段と、を有するパワーステアリング装置において、前記切替弁を、ポペット弁によって構成した。
よって、通常の操舵状態において所望の液密性を確保することができる。また、コンタミ等によってバルブがロックした場合にも、スプールバルブのように連通路を閉状態でロックすることは無いため、確実にアシストのない操舵可能状態(以下、マニュアルステアと記載する)を確保することができる。
以下、本発明のパワーステアリング装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
図1は実施例1における全体の概略構成を表す図である。運転者がステアリングホイールSWを操舵すると、ステアリングシャフトSを介して所謂ラック&ピニオン機構によりラック軸23が軸方向に移動し、前輪を操舵する。ステアリングシャフトSには、運転者の操舵トルクを検出するトルクセンサ30が設けられ、コントロールユニット31に対し、トルク信号を出力する。
ラック軸23には、運転者の操舵トルクに応じてラック軸23の移動をアシストするパワーステアリング機構が設けられている。このパワーステアリング機構には、モータ1により駆動する可逆式のポンプ2と、第1油圧室21及び第2油圧室22を画成するピストン24を有するパワーシリンダ20から構成されている。
第1油圧室21とポンプ2は第1油路10を介して接続されている。第2油圧室22とポンプ2は第2油路11を介して接続されている。第1油路10上には、リザーバタンク5と第1吸入チェック弁3を介して接続された第1吸入油路10aが設けられている。第2油路11上には、リザーバタンク5と第2吸入チェック弁4を介して接続された第2吸入油路11aが設けられている。
第1油路10と第2油路11の間には、ポンプ2を介すことなく直接第1油路10と第2油路11とを連通する連通回路として、第1連通路12及び第2連通路13が設けられている。第1連通路12と第2連通路13の接続部であって、リザーバタンク5との間には、ノーマルオープンタイプの切替弁6を有するドレン油路14が接続されている。
第1連通路12上には第1油路10側への逆流を防止する第1チェック弁7が設けられている。第2連通路13上には第2油路11側への逆流を防止する第2チェック弁8が設けられている。
コントロールユニット31には、トルクセンサ30からのトルク信号に加え、イグニッションスイッチからのスイッチ信号、エンジン回転数センサからのエンジン回転数信号、車速センサからの車速信号等が入力され、これら各種信号に基づいて操舵アシスト力を決定し、後述するモータ1及び切替弁6に対し指令信号を出力する。
図2は切替弁6の構成を表す拡大断面図である。切替弁6は、ECU31からの指令信号に基づいて電磁力を発生するコイル55と、コイル55により吸引されるアーマチュア50とを収装するハウジング58と、ハウジング58と嵌合され、油圧回路内に挿入されるバルブハウジング53から構成されている。
バルブハウジング53内には、軸方向貫通孔内に第1ポペット51及び第2ポペット52が格納され、第1ポペット51を上方に付勢する第1スプリング56と、第2ポペット52を上方に付勢する第2スプリング57が設けられている。
バルブハウジング53の軸方向貫通孔下方には、リザーバタンク5と連通する連通路62を有すると共に第2ポペット52が当接するシート54が設けられている。更に、バルブハウジング53には、第1連通路12と接続された第1連通口63と、第2連通路13と接続された第2連通口64が設けられている。
第2ポペット52には、第1ポペット51が当接するシート部52aと、シート部52aと連通する第1連通穴60と、第1連通穴60及び連通路62とに接続され、第1連通穴60よりも大径の第2連通穴61が設けられている。
(イグニッションOFF時)
イグニッションOFF時には、コイル55には通電されていないため、アーマチュア50は第1ポペット51に作用する第1スプリング56のスプリング力によって図中上方に移動する。すると、第2ポペット52も第2スプリング57によって上方に移動する。すなわち、第1連通口63及び第2連通口64と連通路62が連通された状態となる。よって、第1連通路12及び第2連通路13はドレン油路14と連通し、マニュアルステアが確保される。
(イグニッションON時)
イグニッションON時には、コイル55に通電が開始され、アーマチュア50は図中下方に吸引される。すると、第1ポペット51も第1スプリング56のスプリング力に抗して下方に移動する。第1ポペット51の弁頭が第2ポペット52のシート部52aに着座し第1連通穴61を遮断する。更に、第2ポペット52は第2スプリング57のスプリング力に抗して下方に移動する。第2ポペット52の弁頭がシート54に着座し連通路62を遮断する。すなわち、第1連通口63及び第2連通口64と連通路62が遮断された状態となる。よって、ポンプ2により第1油圧室21もしくは第2油圧室22に油圧が供給されたとしても、リザーバタンク5に油が漏れることがなく、運転者の操舵力をアシストすることが可能となる。
(通常のパワーアシスト制御)
ここで、通常のパワーアシスト制御について説明する。例えば図1に示す構成において、運転者がステアリングホイールSWを右に操舵し、ラック軸23を左に動かすものとする。このとき、トルクセンサ30により検出されたトルク信号に応じたモータ駆動信号がモータ1に出力される。すると、モータ1の回転によりポンプ2は第2油圧室22側から第1油圧室21側に油を供給する。よって、第2油圧室22の油は第1油圧室側に移動する。このとき発生する第1油圧室21の油圧によってピストン24は図1中左方に押され、この力が運転者の操舵力をアシストする力となる。尚、第2油圧室22に貯留された油のみならず、リザーバタンク5から吸入チェック弁4を介して油を供給してもよく、特に限定しない。
このとき、第1連通路12内の油圧が低いときは、第1油路10から第1油圧室21に供給される油圧が第1連通路12内にも供給され、この供給された油圧は第1チェック弁7,第2チェック弁8及び切替弁6によって連通回路内に封入される。すなわち、ポンプ2の駆動によって発生する油圧が連通回路内に封入された油圧よりも高いときは連通回路内の油圧が更に上昇し、ポンプ2の駆動によって発生する油圧が連通回路内に封入された油圧よりも低いときは連通回路内の油圧が維持される。尚、本実施例1では切替弁6としてリークの非常に少ないポペット弁を用いているため、更に液密性を確保できる。
(切替弁の閉弁時の作用)
ここで、連通回路内に油圧が封入された状態における切替弁6の閉弁時の作用について説明する。連通回路内の油圧をP、コイル55のアーマチュア吸引力をFs、第1スプリング56の反力をFk1、第1連通穴60の有効断面積をAs1とする。
アーマチュア50を含む第1ポペット51がシート部52aに着座しているため、第1ポペット51には連通回路内とドレン油路14との差圧に基づいてFp1=P・As1の油圧力が図中下方に作用する。第1ポペット51に作用する力の合計をFs1とすると、
Fs1=Fs+Fp1−Fk1
と表される。下向きを正とすると、Fs1≧0のときに第1ポペット51は着座するため、第1ポペット51に作用する力には下記関係
Fs+Fp1≧Fk1
が成立する。
次に、第2ポペット52に作用する第1ポペット51の押圧力をFs1、第2スプリング57の反力をFk2、連通路62の有効断面積をAs2(>As1)とする。
また、第2ポペット52がシート54に着座しているため、第2ポペット51には連通回路内とドレン油路14との差圧に基づいてFp2=P・(As2−As1)の油圧力が作用する。第2ポペット52に作用する力の合計をFs2とすると、
Fs2=Fs1+Fp2−Fk2
と表される。下向きを正とすると、Fs2≧0のときに第2ポペット52は着座するため、第2ポペット52に作用する力には下記関係
Fs1+Fp2≧Fk2
が成立する。
上述のように、第1チェック弁7,第2チェック弁8により連通回路内に液圧を封じ込めることで、切替弁6を閉弁する際に油圧力によって各ポペットの閉じる力をアシストすることが可能となり、通常操舵時におけるコイル55の通電量を少なくすることができる。また、コイル55自体のコンパクト化を図ることができる。
(切替弁の開弁時の作用)
次に、切替弁6の開弁時の作用について図3のタイムチャートに基づいて説明する。
上述したように、第1ポペット51及び第2ポペット52にはそれぞれコイル55による電磁力に加えて、連通回路内に蓄圧された油圧に基づく押しつけ力が作用している。
時刻t1において、コイル55の通電を停止すると、アーマチュア吸引力Fsが減少する。連通回路内の油圧Pを一定とすると、Fs1はFsの減少に伴い減少する。このとき、第1スプリング56の反力が油圧力Fp1よりも大きくなり、第1ポペット51が上方に移動する。尚、第1連通穴60の有効断面積を小さめに適宜設定してあるため連通回路内の油圧が高い場合であっても大きな油圧力が働くことはない。更に第1スプリング56の設定加重を小さめに適宜設定することで、油圧力が小さい場合であってもコイル55の電磁力として大きな力を必要としないように設定してある。
このとき、第2ポペット52に作用する力は、Fs1=0となり、下記関係
Fs2=Fp2−Fk2(=P・(As2−As1)−Fk2)
となる。
ここで、Fp2>Fk2となるように設定してあるため、第2ポペット52には依然として下向きの力が作用し、第2ポペット52がシート54に着座した状態を維持する。具体的な設定としては、連通路62の有効断面積As2を第1連通穴60の有効断面積As1よりも大きめに適宜設定し、更に第2スプリング57の設定荷重を適宜設定することで、第2ポペット52のみ着座した状態を維持する。
すると、連通回路内の油圧は、第2ポペット52上方に設けられたシート部52aからのみドレン油路14に排出されるため、油圧Pは徐々に減少し始める。すると、油圧Pの減少に伴い、第2ポペット52に作用する油圧力Fp2が減少し始める。
時刻t2において、ある所定油圧P0に到達すると、油圧力Fp2が第2スプリング57のスプリング力よりも小さくなり、第2ポペット52が上方に移動する。すると、シート54に設けられた有効断面積As2の連通路62から連通回路内の油圧がドレン油路14に排出される。尚、所定油圧P0は第2スプリング57のスプリング力とAs1,As2との相対的な関係によって適宜設定可能な値である。
(第2ポペットに第1及び第2連通穴を備えていない構成との対比)
図4は第1連通穴60,第2連通穴61を備えていない切替弁6の構成を表す図である。基本的な作用は上述の構成と同様であるが、第1ポペット51に油圧力Fp1が作用しない点が異なる。
図4の構成において、連通回路内の油圧が上昇すると第2ポペット52に作用する油圧力が大きくなり、確実に連通回路とドレン油路14とを遮断することが可能となる。ここで、連通回路内の油圧が非常に高い場合について説明する。ステアリング操作をアシストした結果、非常に高い油圧PHighが連通回路内に封入されているとする。このとき、第2ポペット52に作用する油圧力Fp2は非常に大きな値となる。よって、第2スプリング57の設定荷重をかなり大きく設定しておかなければ、例えコイル55への通電を停止したとしても、第2ポペット52に作用する第2スプリング57のスプリング力が油圧力Fp2に打ち勝つことができず、連通回路内の油圧をドレン油路14に排出することができない。
よって、第2スプリング57の設定荷重は、想定される最高油圧が発生したとしても確実に第2ポペット52を上方に押し上げることが可能な荷重に設定しなければならない。
一方、さほど油圧が発生していない(PLow)状態においても切替弁6を閉弁するには、油圧力Fp2の力が期待できないため、コイル55の通電によるアーマチュア50の吸引力Fsに頼る以外にない。しかしながら、第2スプリング57の設定荷重が非常に大きいため、コイル55は大きな電磁力を発生する必要があり、コイル55の大型化を招き、更には、消費電力も大きくなってしまう。
また、シート54の連通路62の有効断面積を小さくすることも考えられるが、それでは切替弁6の開弁時に素早く連通回路内の油圧を下げることができず、応答性の悪化を招くという課題がある。
これに対し、本実施例1では、上述のように第2ポペット52に第1連通穴60と第2連通穴61を設けたことで、連通回路内に高い油圧が封入されたとしても、第1連通穴60の有効断面積As1が小さいため、さほど大きな力を必要とすることなく第1ポペット51を上方に移動させることができる。このことは、すなわち第1スプリング56の設定荷重を小さく設定できることを意味しており、油圧が低い場合であってもコイル55による大きな電磁力を必要としない。
また、第2ポペット52においても、第1ポペット51が上方に移動後、油圧が低下した段階で自動的に開弁するため、大きな有効断面積As2を有する連通路62により大きな油圧力Fp2が作用したとしても、第1ポペット51の移動により油圧が低下した段階では油圧力Fp2も小さくなる。よって、油圧力Fp2に対する反力としての第2スプリング57の設定荷重を大きくする必要が無く、やはりコイル55による電磁力を小さくできる。よって、コイル55の大型化を招くことが無く、消費電力も小さくすることができる。
また、第1連通穴60は第2連通穴61よりも小さく、オリフィス効果を有するため急激な油圧変動を防止することができる。また、第1連通穴60から油圧を徐々に排出した後、連通路62から一気に油圧を排出することが可能となり、油圧排出時の急激な油圧変動を招くことなく素早く油を排出することができる。
更に、上記各実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ) 請求項1記載のパワーステアリング装置において、
前記切替弁は、この切替弁にかかる液圧が低下するほど開口面積を拡大することを特徴とするパワーステアリング装置。
液圧が高い状態、すなわち操舵アシストされている状態では切替弁の開口面積を小さくしておくことにより、急激なアシスト力の低下を防止することができる。また、徐々に液圧が低下するに従って、切替弁の開口面積を拡大することで、液圧を所定時間内に確実に抜くことが可能となり、マニュアルステア時の操舵負荷を軽減することができる。
(ロ) 請求項1または上記(イ)記載のパワーステアリング装置において、
前記切替弁は、前記第1通路(第1油路10)に接続される第1連通路と、第2通路(第2油路11)に接続される第2連通路と、リザーバタンクとに接続されることを特徴とするパワーステアリング装置。
第1通路と第2通路とを接続するだけでなく、通路内の液圧をリザーバタンクに排出することによって、マニュアルステア時のポンピングロスを低下させることができ、操舵負荷を軽減することができる。
(ハ) 上記(ロ)に記載のパワーステアリング装置において、
前記切替弁は、リザーバタンクに連通する軸方向孔と、この軸方向孔と前記第1,第2通路とを連通する第1,第2連通路と、を有するバルブハウジングと、
前記軸方向孔に摺動自在に設けられた第1ポペット弁体(第1ポペット51)と、
前記軸方向孔に摺動自在に設けられ、内部に軸方向貫通孔(第1連通穴60,第2連通穴61)を有し、軸方向一方端には前記第1ポペット弁体が当接することによって前記軸方向貫通孔を遮断する第1ポペット弁体受け部(シート部52a)及び前記第1,第2通路から作用する液圧を受ける受圧部が形成され、軸方向他方端には第2ポペット弁頭が形成される第2ポペット弁体(第2ポペット52)と、
前記軸方向孔に形成され、前記第2ポペット弁頭が当接することによって前記第1,第2通路とリザーバタンクとの連通を遮断する第2ポペット弁体受け部(シート54)と、
前記第2ポペット弁体を前記軸方向一方端に付勢する付勢手段(第2スプリング57)と、
前記第1ポペット弁体に接続され、通電状態の切り替えによって軸方向移動するソレノイド部(コイル55)と、
から構成されることを特徴とするパワーステアリング装置。
ソレノイド部によって第1ポペット弁体が開弁され、第2ポペット弁体に形成された軸方向貫通孔から第1,第2通路側の液圧がリザーバタンクに排出される。このときオイルは第2ポペット弁体に形成された軸方向貫通孔からのみリザーバタンクへ排出されるため、急激に液圧が低下することがない。よって、急激な操舵アシスト力の変化(抜け)を防止することができる。更に、液圧が低下すると、第2ポペット弁体の受圧部に作用する液圧が低下するため、付勢手段の付勢力に負けて第2ポペット弁体が開弁される。すると、第1,第2連通路とリザーバタンクとが直接連通するため、第1,第2通路の液圧の抜けをスムーズにすることができ、液圧の残りを防止することができる。ひいては、マニュアル操舵時の操舵負荷の増大を防止することができる。
(ニ) 上記(ハ)に記載のパワーステアリング装置において、
前記第2ポペット弁体に形成される軸方向貫通孔は、絞り部(第1連通穴60)を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
連通路内が高圧であったとしても、液圧の排出をなだらかにすることができる。
(ホ) 請求項1及び上記(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)に記載のパワーステアリング装置において、
前記第1,第2連通路には、前記第1,第2通路側から切替弁側の流れのみを許容する一方向弁(第1チェック弁7,第2チェック弁8)が設けられたことを特徴とするパワーステアリング装置。
通常操舵時に、第1,第2通路が連通してしまうのを防止することができる。
(ヘ) 上記(ハ)、(ニ)、(ホ)に記載のパワーステアリング装置において、
前記ソレノイド部は、通電状態で第1ポペット弁体を開弁し、無通電状態で第1ポペット弁体を開弁することを特徴とするパワーステアリング装置。
装置の異常時においては、通電を遮断することで確実に第1,第2通路を連通することが可能となり、マニュアルステアを確保することができる。尚、装置の異常時とはオイルポンプやモータの異常だけでなく、トルクセンサやコントロールユニット等いずれの構成の異常であってもよい。
実施例1におけるパワーステアリング装置を表す図である。 実施例1における切替弁の拡大断面図である。 実施例1における切替弁の作用を表すタイムチャートである。 第2ポペットに連通孔を構成しない場合の切替弁の拡大断面図である。
符号の説明
SW ステアリングホイール
S ステアリングシャフト
1 モータ
2 オイルポンプ
3 第1吸入チェック弁
4 第2吸入チェック弁
5 リザーバタンク
6 切替弁
7 第1チェック弁
8 第2チェック弁
10 第1油路
10a 第1吸入油路
11 第2油路
11a 第2吸入油路
12 第1連通路
13 第2連通路
14 ドレン油路
20 パワーシリンダ
21 第1油圧室
22 第2油圧室
23 ラック軸
24 ピストン
30 トルクセンサ
31 コントロールユニット
50 アーマチュア
51 第1ポペット
52 第2ポペット
52a シート部
53 バルブハウジング
54 シート
55 コイル
56 第1スプリング
57 第2スプリング
58 ハウジング
60 第1連通穴
61 第2連通穴
62 連通路
63 第1連通口
64 第2連通口

Claims (1)

  1. 操舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダと、
    前記油圧パワーシリンダの両圧力室に対し第1及び第2通路を介して油圧を供給する一対の吐出口を備えた可逆式ポンプと、
    前記可逆式ポンプを正・逆回転させる電動機と、
    前記操舵輪に与えるべき必要操舵補助力を検出する必要操舵補助力検出手段と、
    前記必要操舵補助力検出手段によって検出された必要操舵補助力に基づき、前記電動機に所望の油圧を発生させるために前記電動機に対して駆動信号を出力する電動機制御手段と、
    前記第1通路と第2通路とを連通する連通路と、
    前記連通路に設けられた切替弁と、
    パワーステアリング装置のいずれかに異常が生じた場合には、前記切替弁を開き、前記第1通路と第2通路とを連通状態とする切替弁制御手段と、
    を有するパワーステアリング装置において、
    前記切替弁を、ポペット弁によって構成したことを特徴とするパワーステアリング装置。
JP2004063287A 2004-03-08 2004-03-08 パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP4255072B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004063287A JP4255072B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 パワーステアリング装置
DE200510010064 DE102005010064A1 (de) 2004-03-08 2005-03-04 Hilfskraftlenkungs-System
CNB2005100530719A CN100375696C (zh) 2004-03-08 2005-03-07 动力转向装置
US11/073,525 US7155906B2 (en) 2004-03-08 2005-03-08 Power steering system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004063287A JP4255072B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005247226A true JP2005247226A (ja) 2005-09-15
JP4255072B2 JP4255072B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=34909306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004063287A Expired - Fee Related JP4255072B2 (ja) 2004-03-08 2004-03-08 パワーステアリング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7155906B2 (ja)
JP (1) JP4255072B2 (ja)
CN (1) CN100375696C (ja)
DE (1) DE102005010064A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203784A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Nissan Motor Co Ltd パワーステアリング装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4368742B2 (ja) * 2004-06-08 2009-11-18 株式会社日立製作所 パワーステアリング装置
JP5277475B2 (ja) * 2006-05-01 2013-08-28 シェフラー テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 減衰機能を備えたワンウェイクラッチ
US7837041B2 (en) * 2007-06-27 2010-11-23 Yh America, Inc. Method of determining the robustness of endformed tubular assembly and predicting the performance of such assembly in high pressure applications
US7819436B2 (en) * 2007-06-27 2010-10-26 Yh America, Inc. Endformed tubular assembly
US7870655B2 (en) * 2007-06-27 2011-01-18 Yh America, Inc. Process of endforming a tubular assembly
US20110088785A1 (en) * 2009-10-21 2011-04-21 Eaton Corporation Safety feature for stuck valve
DE102010060251B4 (de) * 2010-10-29 2017-08-24 Ford Global Technologies, Llc. Radaufhängung für ein Kraftfahrzeug
CN103419836B (zh) * 2012-05-14 2016-06-08 北汽福田汽车股份有限公司 车辆转向装置及该车辆转向装置的控制方法
DE102013014121A1 (de) * 2013-08-23 2015-02-26 Audi Ag Lenkanschlag
CN104670308B (zh) * 2013-11-29 2017-07-04 比亚迪股份有限公司 用于车辆的遥控转向系统及具有该遥控转向系统的车辆
DE102014113880B4 (de) * 2014-09-25 2022-03-31 Robert Bosch Gmbh Lenksystem für eine Nachlaufachse eines Fahrzeugs
FR3049257B1 (fr) * 2016-03-24 2019-04-26 Jtekt Europe Procede de gestion de direction assistee avec reconstruction indirecte de l'information de couple volant
SE541624C2 (en) * 2017-10-12 2019-11-12 Scania Cv Ab Method and system for determining hydraulic failure of an active hydraulic steering system of a vehicle
CN109017981B (zh) * 2018-07-23 2020-07-31 铁建重工新疆有限公司 行走机械及其液压转向系统
DE102019127735B4 (de) * 2019-10-15 2021-08-19 Wirtgen Gmbh Selbstfahrende Baumaschine

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0983928A4 (en) * 1997-05-19 2007-01-10 Toyota Jidoshokki Kk DEVICE FOR CORRECTING THE STEERING ANGLE FOR POWER STEERING AND VEHICLES
US6152254A (en) * 1998-06-23 2000-11-28 Techco Corporation Feedback and servo control for electric power steering system with hydraulic transmission
GB2341587B (en) * 1998-09-17 2000-12-06 Daimler Chrysler Ag Method for operating a steering system for a vehicle
JP3487223B2 (ja) * 1999-07-07 2004-01-13 株式会社豊田自動織機 パワーステアリングシステム
JP2001180508A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Toyota Autom Loom Works Ltd パワーステアリングバルブ
JP3909206B2 (ja) * 2000-11-10 2007-04-25 株式会社日立製作所 パワーステアリング装置
US6647721B2 (en) * 2001-11-07 2003-11-18 Case, Llc Hydraulic system for suppressing oscillation in heavy equipment
JP2003267241A (ja) * 2002-03-20 2003-09-25 Hitachi Unisia Automotive Ltd パワーステアリング装置
JP2004306712A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Hitachi Unisia Automotive Ltd パワーステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203784A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Nissan Motor Co Ltd パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4255072B2 (ja) 2009-04-15
US20050193727A1 (en) 2005-09-08
CN100375696C (zh) 2008-03-19
CN1666917A (zh) 2005-09-14
DE102005010064A1 (de) 2005-09-29
US7155906B2 (en) 2007-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255072B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4704855B2 (ja) ポンプ装置
US7213676B2 (en) Power steering system
JP2005096729A (ja) パワーステアリング装置及び該パワーステアリング装置の制御方法
US20070028606A1 (en) Power steering device
US6886657B2 (en) Power steering system
US7434655B2 (en) Power steering system
US20070144820A1 (en) Power steering apparatus
JP4015960B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4347267B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2006111151A (ja) パワーステアリング装置
JPH11245831A (ja) 油圧式動力舵取装置
JP2010202084A (ja) 電動液圧式パワーステアリング装置
JP2004276664A (ja) パワーステアリング装置
JP2735743B2 (ja) 動力舵取装置
JP3872992B2 (ja) 自動操舵システム
JP3905669B2 (ja) 動力舵取装置
JPH09263251A (ja) 動力舵取装置
JP2006103513A (ja) パワーステアリング装置
JP4334988B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2005082058A (ja) パワーステアリング装置
JP2010149661A (ja) パワーステアリング装置
JP2003237601A (ja) パワーステアリング装置
JP2003267241A (ja) パワーステアリング装置
JPH09309449A (ja) パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees