JP4015960B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のステアリングホイールなどの操舵入力手段から入力されたトルクに応じて油圧シリンダを作動させることにより、操舵力や操舵アシスト力を付与するパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のパワーステアリング装置としては、例えば、以下の特許文献1に記載されているものが知られている。
【0003】
概略を説明すれば、このパワーステアリング装置は、ステアリングホィールの中央に取り付けられたステアリングシャフトと、該ステアリングシャフトの下端部に設けられたラック、ピニオンと、該ラックに連繋された油圧アクチュエータである油圧シリンダと、該油圧シリンダのピストンによって隔成された左右の第1、第2油圧室に第1通路と第2通路を介して油圧を相対的に供給する可逆式オイルポンプと、前記第1、第2通路間に接続されたバイパス通路に設けられて、該バイパス通路を開閉するバイパスバルブとを備えている。
【0004】
前記バイパスバルブは、前記オイルポンプの両吐出口にそれぞれ接続されたパイロット通路からのパイロット圧に応じて弁体が開閉してバイパス通路を連通あるいは遮断するようになっている。
【0005】
そして、車両走行中において、ステアリングホィールにより通常の左右操舵を行なうと、この操舵トルクを検知した操舵センサなどの検知機構が制御回路を介して可逆式オイルポンプを正転あるいは逆転させると、そのパイロット圧によってバイパスバルブがバイパス通路の連通を遮断するため、各油圧室にポンプから油圧が相対的に供給されて、操舵アシスト力を付与するようになっている。
【0006】
一方、例えば、車両の中速、高速の直進走行時などに検知機構が操舵トルクを検出しない場合は、可逆式オイルポンプの作動を停止させ、バイパスバルブがバイパス通路を連通させて、両油圧室間の作動油を置換流動可能にしてステアリングホィール操作力によってのみ行うようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭57−201767号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のパワーステアリング装置にあっては、油圧回路がノーマルクローズ回路になっており、バイパスバルブがオイルポンプの吐出側のパイロット圧と吸入側のパイロット圧との両方を選択的に導入してその差圧によってバイパス通路を開閉するようになっている。
【0009】
このため、ステアリングホイールの中立位置から一方向側に回転操作した際には、バイパスバルブが遮断し、一方向側の油圧室に液圧が作用する。この回転操作からステアリングホイールを停止した場合に、車輪に作用する路面負荷がなくなり、概ねオイルポンプは停止状態になり、車輪などのばね系の反力がステアリングホイールを中立位置に戻す方向に作用するが、オイルポンプには回転フリクションが発生しているため、液圧が発生する。そのため、バイパスバルブが遮断し続けて、ステアリングホイールの中立位置方向へ復帰させるフィーリングが悪化する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記従来のパワーステアリング装置の技術的課題に鑑みて案出されたもので、基本的に従来の油圧回路におけるノーマルクローズ回路に代えてノーマルオープン回路としたものである。
【0011】
すなわち、請求項1記載の発明は、ピストンで隔成された第1、第2液圧室を有する液圧シリンダと、操舵入力手段から出力された入力トルクに応じて前記第1、第2液圧室に作動油を選択的に供給する可逆式ポンプと、前記液圧シリンダの第1液圧室に接続される第1シリンダ側通路部及び前記可逆式ポンプに接続される第1ポンプ側通路部とによって構成される第1通路と、前記液圧シリンダの第2液圧室に接続される第2シリンダ側通路部及び前記可逆式ポンプに接続される第2ポンプ側通路部とによって構成される第2通路と、前記第1シリンダ側通路部と前記第1ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第1バルブボディ及び該第1バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第1スプール弁体を有する第1流路切換弁と、前記第1スプール弁体に設けられ、前記第1シリンダ側通路部と前記第1ポンプ側通路部とを常時連通する第1オリフィスと、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第2バルブボディ及び該第2バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第2スプール弁体を有する第2流路切換弁と、前記第2スプール弁体に設けられ、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部とを常時連通する第2オリフィスと、作動油を貯留するリザーバタンクと、前記第1流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第1排出通路と、前記第2流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第2排出通路と、を備え、前記第1流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第1通路に液圧を供給するときに、前記第1シリンダ側通路部と第1ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第1通路と第1排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第1シリンダ側通路部と第1排出通路とを連通する一方、前記第2流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第2通路に液圧を供給するときに、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第2通路と第2排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第2シリンダ側通路部と第2排出通路とを連通させる
ことを特徴としています。
【0012】
この発明によれば、ステアリングホイールを例えば右方向の回転操作から停止した際に、概して液圧ポンプである可逆式ポンプの作動が停止し、流路切換弁がポンプ側通路部とシリンダ側通路部との連通を遮断すると同時に、シリンダ側通路部とドレン通路を連通させて、低圧になった液圧シリンダ及びシリンダ側通路部内の作動油をドレン通路を通流させてほぼ大気圧状態にある外部に排出する。
【0013】
したがって、一方側の通路の作動油は、その大部分が可逆式ポンプの内部を通過することがなくなるので、大きなポンプフリクションの発生を防止することができる。この結果、ステアリングホイールの良好な操舵フィーリングを得ることが可能になる。
【0015】
しかも、この請求項1の発明は、前述のように、ステアリングホイールの回転操作を反対側に切り換えた際において、例えば第1流路切換弁が第1シリンダ側通路部と第1ポンプ側通路部とを遮断すると同時に、第1シリンダ側通路部と第1排出通路を連通させたとき、第1ポンプ側通路部内に閉じこめられた作動油の一部が第1オリフィスを通って低圧な第1シリンダ側通路部内に流入する。これによって、スムーズな流路の切り換えが可能になる。
【0016】
このため、流路切換弁の第1スプール弁体は、速やかな摺動性が確保されて、前記第1スプール弁体を第1シリンダ側通路と第1排出通路とを連通させる方向へ付勢するばね部材の付勢力によって第1スプール弁体の第1弁部による両通路部を速やかにかつ確実に遮断すると共に、第2弁部によって第1シリンダ側通路部と第1排出通路とを速やかにかつ確実に連通させることができる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、前記第1ポンプ側通路部と第1シリンダ側通路部との間に設けられ、前記第1流路切換弁をバイパスする第1バイパス通路と、該第1バイパス通路に設けられ、該第1バイパス通路内に負圧が発生した際に開弁して作動油を前記第1ポンプ側通路部内に供給する第1負圧チェック弁と、該第1負圧チェック弁と前記可逆式ポンプとの間に設けられ、前記第1シリンダ側通路部から前記第1ポンプ側通路部方向へのみ作動油の流入を許容する第1逆止弁と、前記第2ポンプ側通路部と第2シリンダ側通路部との間に設けられ、前記第2流路切換弁をバイパスする第2バイパス通路と、該第2バイパス通路に設けられ、該第2バイパス通路内に負圧が発生した際に開弁して作動油を前記第2ポンプ側通路部内に供給する第2負圧チェック弁と、該第2負圧チェック弁と前記可逆式ポンプとの間に設けられ、前記第2シリンダ側通路部から前記第2ポンプ側通路部方向へのみ作動油の流入を許容する第2逆止弁と、
をさらに備えたことを特徴としている。
【0020】
この発明によれば、可逆式ポンプの切り換え作動によって、作動液が例えば第1通路側から第2通路に流入しようとした場合、第1通路側の負圧チェック弁を介してバイパス通路からも第2通路へ作動液が供給されることになる。
【0021】
このため、第2液圧室への作動液の供給遅れが防止されて、アシスト作動応答性の向上が図れる。
【0022】
請求項3に記載の発明は、前記第1排出通路及び前記第2排出通路の下流側に設けられ、液圧回路内を所定圧に保持する背圧弁をさらに備えたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、ピストンで隔成された第1、第2液圧室を有する液圧シリンダと、操舵入力手段から出力された入力トルクに応じて前記第1、第2液圧室に作動油を選択的に供給する可逆式ポンプと、前記液圧シリンダの第1液圧室に接続される第1シリンダ側通路及び前記可逆式ポンプに接続される第1ポンプ側通路部とによって構成される第1通路と、前記液圧シリンダの第2液圧室に接続される第2シリンダ側通路部及び前記可逆式ポンプに接続される第2ポンプ側通路部とによって構成される第2通路と、前記第1シリンダ側通路部と前記第1ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第1バルブボディ及び該第1バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第1スプール弁体を有する第1流路切換弁と、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第2バルブボディ及び該第2バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第2スプール弁体を有する第2流路切換弁と、作動油を貯留するリザーバタンクと、前記第1流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第1排出通路と、前記第2流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第2排出通路と、前記第1排出通路及び第2排出通路の下流側に設けられ、液圧回路内を所定圧に保持する背圧弁と、を備え、前記第1流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第1通路に液圧を供給するときに、前記第1シリンダ側通路部と第1ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第1通路と第1排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第1シリンダ側通路部と第1排出通路とを連通する一方、前記第2流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第2通路に液圧を供給するときに、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第2通路と第2排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第2シリンダ側通路部と第2排出通路とを連通させる
ことを特徴としている。
【0023】
一般に、前記パワーステアリング装置の前記液圧回路は、各液圧シリンダや第1、第2通路内の作動液には圧力変化などに起因してエアーが混入したり、あるいは溶融気体の分留の異常(エアレーション)が発生するおそれがある。
【0024】
そこで、請求項3と請求項4の各発明では、第1、第2排出通路に背圧弁を設けたことによって、液圧回路全体の作動液に、例えば0.2Mpa程度の圧縮力を与えることとしたため、前記作動液内のエアー等による騒音の発生や操舵フィーリングの悪化を防止できると共に、切り換え時などにおける液圧の立ち上がりが良好になってパワーステアリング装置の作動応答性が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかるパワーステアリング装置の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
【0026】
図1は本発明の第1の実施形態を示し、操舵入力手段であるステアリングホィール100と、該ステアリングホイール100が連結された操舵軸101の下端部の出力軸101aに設けられたラック・ピニオン102と、出力軸101aの下端側に設けられてステアリングホィール100の操舵回転トルクや左右前輪からの路面入力を検出する検出手段103や車両の速度を検出する速度検出手段104から入力した検出信号によって後述する可逆式ポンプのポンプモータ10を駆動や正逆回転制御する電子コントローラ105と、前記ラックに連繋された前記油圧シリンダ1と、該油圧シリンダ1に作動油圧を給排する油圧回路2とから構成されている。なお、図中106は電子コントローラ105に電力を供給するバッテリー、107はリレー回路である。
【0027】
前記油圧シリンダ1は、車体幅方向に延設された筒状シリンダ部3内を前記ラックに連繋したピストンロッド4が貫通していると共に、該ピストンロッド4に筒状シリンダ部3内を摺動するピストン5が固定されている。また、筒状シリンダ部3内には、ピストン5によって左右の第1油圧室6と第2油圧室7が隔成されている。
【0028】
前記油圧回路2は、各一端部が前記各油圧室6、7に接続された一対の第1、第2通路8、9と、該両通路8,9の他端部に接続されて、前記電子コントローラ105からの制御電流によって正逆回転するポンプモータ10及びオイルポンプ11とからなる液圧ポンプである可逆式ポンプと、前記第1、第2通路8,9の途中から分岐されて、各下流端が大気状態にあるリザーバ12に連通したドレン通路である第1、第2排出通路13,14と、前記第1、第2通路8,9に対する各排出通路13,14の分岐部に設けられて、前記各通路8,9の各ポンプ側通路部8a、9aと各シリンダ側通路部8b、9bとの間の差圧に応じて作動する一対の流路切換弁15,16と、前記各ポンプ側通路部8a、9aに設けられたチェック弁17,18を介して補償用の作動油をオイルポンプ11の両側に選択的に供給する第1、第2リザーバ19,20とを備えている。
【0029】
前記ポンプモータ10は、前記検出手段から出力された検出信号に基づいて電子コントローラ105からの制御電流によってオイルポンプ11を回転及び停止及び正逆回転制御するようになっている。
【0030】
前記両排出通路13,14は、各下流端側で接続されて、この接続部にリザーバ12と連通する排出路21が接続されている。 前記流路切換弁15、16は、便宜上、一方のものを拡大して示す図2及び図3に基づいて説明すれば、ハウジング22内に形成された弁孔23と、該弁孔23の内部にキャップ24を介して挿通保持されたほぼ段差外径状のバルブボディ25と、該バルブボディ25の内部に摺動自在に設けられたスプール弁26とを備えている。
【0031】
前記弁孔23は、内径が先端側へ漸次段差状に縮径されて、該小径な先端部23aの側部に、前記ポンプ側通路部8aの端部が開口形成されていると共に、ほぼ中央側部に前記シリンダ側通路部8bの端部が開口形成されている。また、下部側部には、前記第1排出通路13の端部が開口形成されており、最大に大径な外端部に前記キャップ24がシールリングを介して圧入固定されている。
【0032】
前記バルブボディ25は、内部中空状に形成されて、図中上端部に前記弁孔23の先端部23aに連通する第1通路孔25aを有すると共に、ほぼ中央側部に前記シリンダ側通路部8bの開口端部と連通する第2通路孔25bが穿設されている。また、下端側部には、第1排出通路13の端部に連通する第3通路孔25cが穿設されている。なお、バルブボディ25の外周面所定位置には、弁孔23との間をシールする複数のシールリングが設けられている。
【0033】
前記スプール弁26は、軸部26aの上端部に設けられて、前記第1通路孔25aと第2通路孔25bとの連通あるいは連通を遮断する円柱状の第1弁部27と、軸部26aのほぼ中央位置に設けられて、前記第2通路孔25bと第3通路孔25cとを連通あるいは連通を遮断する円板状の第2弁部28と、軸部26aの下端部に設けられた円柱状の摺動部29とを備えている。
【0034】
また、このスプール弁26は、前記キャップ24の内部に形成されたスプリング室24aの底面と摺動部29との間に弾装されたコイルスプリング30のばね力によって、第1弁部27が第1通路孔25aを閉塞しかつ第2弁部28が第2通路孔25bと第3通路孔25cとを連通させる方向に付勢されている。さらに、スプール弁26は、第1弁部27の上面中央に前記弁孔23の先端部23aの天井面に当接してコイルスプリング30のばね力による最大上方への移動を規制する規制軸26bが一体に設けられている。
【0035】
また、前記第1弁部27と第2弁部28並びに第2弁部28と摺動部29とによって、バルブボディ25内に第1、第2通路孔25a、25bと適宜連通する第1環状室25dと、該第1環状室25dと第3通路孔25cとを適宜連通する第2環状室25eとが隔成されている。
【0036】
さらに、前記第1弁部27は、上面の円周方向のほぼ90度位置に4つの切欠部31が形成されていると共に、該切欠部31の上面から内部軸方向に前記弁孔先端部23aと第1環状室25dとを連通するオリフィス32が貫通形成されている。
【0037】
また、前記軸部26aの内部には、前記第1環状室25dとスプリング室24aとを連通するほぼ逆L字形状の連通路33が形成されている。
【0038】
そして、図1に示すように、前記各通路8,9の各ポンプ側通路部8a、9aと各シリンダ側通路部8b、9bとの間には、各流路切換弁15,16をバイパスするバイパス通路34、35が設けられている。
【0039】
このバイパス通路34,35は、途中に負圧チェック弁36,37を介してリザーバ38,39が接続されていると共に、前記負圧チェック弁36,37とオイルポンプ11との間に、該負圧チェック弁36,37側からオイルポンプ11方向への作動油の流入のみを許容する逆止弁40、41が設けられている。
【0040】
以下、本実施形態の作用について説明する。まず、車両の直進走行中などで、運転者がステアリングホイールを回転操作せずに中立状態を維持している場合は、電子コントローラ105からポンプモータ10へ制御電流が出力されず、オイルポンプ11が非作動状態になっている。この場合、各通路8,9間に差圧が発生しないため、各スプール弁26は、図1及び図2に示すように、各コイルスプリング30のばね力で規制軸26bが弁孔先端部23aの天井面に突き合った最大上方位置まで上昇して、各第1弁部27が各第1通路孔25aを閉塞していると共に、各第2弁部28が各第1環状室25dを介して第2通路孔25bと第3通路孔25cを連通している。このため、各シリンダ側通路部8b、9bは、各排出通路13,14を介して連通状態になっていると共に、リザーバ12に大気開放状態になっている。
【0041】
したがって、この状態ではステアリングホイール100のマニュアル操作が可能になる。
【0042】
その後、ステアリングホィール100を、例えば右方向へ回転操作すると、電子コントローラ105からの制御電流によってポンプモータ10を介してオイルポンプ11が例えば正転駆動される。かかるポンプ作用により、第2通路9の作動油が吸入されて第1通路8のポンプ側通路部8aに吐出される。
【0043】
そして、ポンプ側通路部8a内の作動油は、図3に示すように、弁孔先端部23aから第1弁部27をコイルスプリング30のばね力に抗して押し下げ、第1通路孔25aを開成すると共に、第2弁部28によって第1環状室25dと第2環状室25eとの連通を遮断、つまり第2通路孔25bと第3通路孔25cとの連通を遮断する。
【0044】
したがって、第1通路8から第1油圧室6内の作動油が速やかに供給されると同時に、第1リザーバ19内の作動油もオイルポンプ11を介して第1通路8を介して供給されて不足分を補償する。これによって、第1油圧室6の内の油圧が高くなって十分なアシスト力を得ることができる。
【0045】
また、前述のように、弁孔先端部23a内に流入した作動油は、第1弁部27を押し下げるが、このとき少量の作動油がオリフィス32を通って第1環状室25d内に流入し、また第1弁部27が僅かに下降すると、各切欠部31が第2環状室25dに即座に臨むことになるから、第2通路孔25bへ速やかに流入して第1油圧室6への供給応答性が向上する。
【0046】
一方、かかる右方向の回転操作状態からステアリングホィール100を元の状態に戻し、さらに左方向へ回転操作を行なうと、電子コントローラ105によってポンプモータ10を介してオイルポンプ11を逆転させる。
【0047】
このため、今度は、前述とは逆に、第1油圧室6側の作動油及び第2リザーバ20内の作動油が第2通路9に吐出されて第2流路切換弁16を介して第2油圧室7に供給されるわけであるが、このとき、ステアリングホイール100が左右の中立位置を経由した際に、ポンプモータ10が駆動を一時的に停止してオイルポンプ11も一時的に回転停止すると、図2に示すように、第1通路8内が低圧になるに伴って第1流路切換弁15のスプール弁26がコイルスプリング30のばね力によって上昇する。
【0048】
これによって、第1弁部27が第1通路孔25aを閉塞して該第1通路孔25aと第2通路孔25bの連通を遮断すると同時に、第2通路孔25bと第3通路孔25cを両環状室25d、25eを介して連通させる。このため、低圧になった第1油圧室6及びシリンダ側通路部8b内の作動油が、第1排出通路13内を通流してほぼ大気圧状態にあるリザーバ12内に排出する。
【0049】
したがって、第1通路8内の作動油は、オイルポンプ11の内部を通過することがなくなり、単に補償用の第2リザーバ20からの僅かな作動油が通過するだけであるから、大きなポンプフリクションの発生を防止することができる。
【0050】
この結果、ステアリングホイール100の良好な操舵フィーリングを得ることが可能になる。
【0051】
なお、この時点での第2流路切換弁16は、図3に示す作用と同様に、オイルポンプ11の吐出圧でスプール弁体26が下降することから、第1弁部27が第1、第2通路孔25a、25bを連通すると共に、第2通路孔25bと第2排出通路14との連通を遮断するので、作動油は第2油圧室7に速やかに供給され、迅速なアシスト力を発揮する。
【0052】
また、前述のように、ステアリングホイール100の回転操作を左側に切り換えた際において、第1流路切換弁15が第1通路孔25aと第2通路孔25bとを遮断すると同時に、第2通路孔25bと第3通路孔25cを連通させたとき、弁孔先端部23a内に閉じこめられた作動油の一部がオリフィス32を通って低圧な第1環状室25d内に流入する。これによって、オリフィス32前後の差圧を解消することができる。
【0053】
このため、スプール弁26は、速やかな摺動性が確保されて、コイルスプリング30の付勢力によって第1弁部27による両通路孔25a、25bを速やかかつ確実に遮断すると共に、第2弁部28によって第2通路孔25bと第3通路孔25cとを速やかかつ確実に連通させることができる。
【0054】
この作動は第2流路切換弁16についても同様であり、したがって、パワーステアリング装置の作動応答性の向上が図れる。
【0055】
また、前述のように、オイルポンプ11が逆転して、第1油圧室6の作動油が第1通路8から第2通路9に流入しようとした場合、第1通路8側の負圧チェック弁36を介してリザーバ38からバイパス通路34を通って第2通路9へ供給されることになる。
【0056】
このため、第2油圧室9への作動油の供給遅れが防止されて、アシスト作動の応答性をさらに向上させることが可能になる。
【0057】
図4は本発明の第2の実施形態を示し、前記各排出通路13,14の下流側に有する排出路21に、背圧弁42が設けられていると共に、前記各シリンダ側通路部8b、9bと第1、第2排出通路13,14との間に、該各排出通路13,14内に流入した作動油をそれぞれチェック弁43,44を介して反対側の第1油圧室6,7に強制的に戻すリターン通路45,46が設けられている。
【0058】
前記背圧弁42は、ボール弁体42aをスプリング42bのばね力で所定圧で閉塞方向に付勢することによって各排出通路13,14からリザーバ12に排出される作動油に例えば0.2Mpa程度の一定圧を加えて、油圧回路2内を所定圧に保持するようになっている。
【0059】
すなわち、一般に、前記パワーステアリング装置の前記油圧回路2は、各油圧室6,7や第1、第2通路8,9内の作動油には圧力変化などに起因してエアーが混入したり、あるいは溶融気体の分留の異常(エアレーション)が発生するおそれがある。
【0060】
そこで、この実施形態では、排出路21に背圧弁42を設けたことによって、油圧回路2全体の作動油に、0.2Mpa程度の圧縮力を与えることとしたため、前記作動油内のエアー等による騒音の発生や操舵フィーリングの悪化を防止できると共に、切り換え時などにおける各油圧室6,7内の油圧の立ち上がりが良好になってパワーステアリング装置の作動応答性が向上する。
【0061】
また、前記各排出通路13,14に流入した作動油の一部は、矢印で示すように、背圧弁42を通過せずにリターン通路45,46を通って反対側の油圧室6,7に強制的に供給されることから、前記背圧弁42の負荷を軽減することができると共に、反対側へ油圧を強制的に供給することによって各油圧室6,7への供給速度が速くなってさらに作動応答性が向上する。
【0062】
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、可逆式ポンプの作動が停止している際とは、ステアリングホイール100の左右切り換え時において一時的に中立位置保持されて、所定時間経過後に他方向へ切り換えた場合なども含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるパワーステアリング装置を示す概略図である。
【図2】本実施形態に供される第1流路切換弁の縦断面図である。
【図3】同第1流路切換弁の作用を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるパワーステアリング装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…油圧シリンダ
2…油圧回路
6・7…第1、第2油圧室
8・9…第1,第2通路
8a・9a…ポンプ側通路部
8b・9b…シリンダ側通路部
10…ポンプモータ
11…オイルポンプ
12…リザーバ
13・14…第1、第2排出通路(ドレン通路)
15・16…第1、第2流路切換弁
21…排出路
23…弁孔
24…キャップ
25…バルブボディ
26…スプール弁
27…第1弁部
28…第2弁部
Claims (4)
- ピストンで隔成された第1、第2液圧室を有する液圧シリンダと、
操舵入力手段から出力された入力トルクに応じて前記第1、第2液圧室に作動油を選択的に供給する可逆式ポンプと、
前記液圧シリンダの第1液圧室に接続される第1シリンダ側通路部及び前記可逆式ポンプに接続される第1ポンプ側通路部とによって構成される第1通路と、
前記液圧シリンダの第2液圧室に接続される第2シリンダ側通路部及び前記可逆式ポンプに接続される第2ポンプ側通路部とによって構成される第2通路と、
前記第1シリンダ側通路部と前記第1ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第1バルブボディ及び該第1バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第1スプール弁体を有する第1流路切換弁と、
前記第1スプール弁体に設けられ、前記第1シリンダ側通路部と前記第1ポンプ側通路部とを常時連通する第1オリフィスと、
前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第2バルブボディ及び該第2バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第2スプール弁体を有する第2流路切換弁と、
前記第2スプール弁体に設けられ、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部とを常時連通する第2オリフィスと、
作動油を貯留するリザーバタンクと、
前記第1流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第1排出通路と、
前記第2流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第2排出通路と、を備え、
前記第1流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第1通路に液圧を供給するときに、前記第1シリンダ側通路部と第1ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第1通路と第1排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第1シリンダ側通路部と第1排出通路とを連通する一方、
前記第2流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第2通路に液圧を供給するときに、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第2通路と第2排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第2シリンダ側通路部と第2排出通路とを連通させる
ことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
前記第1ポンプ側通路部と第1シリンダ側通路部との間に設けられ、前記第1流路切換弁をバイパスする第1バイパス通路と、該第1バイパス通路に設けられ、該第1バイパス通路内に負圧が発生した際に開弁して作動油を前記第1ポンプ側通路部内に供給する第1負圧チェック弁と、該第1負圧チェック弁と前記可逆式ポンプとの間に設けられ、前記第1シリンダ側通路部から前記第1ポンプ側通路部方向へのみ作動油の流入を許容する第1逆止弁と、
前記第2ポンプ側通路部と第2シリンダ側通路部との間に設けられ、前記第2流路切換弁をバイパスする第2バイパス通路と、該第2バイパス通路に設けられ、該第2バイパス通路内に負圧が発生した際に開弁して作動油を前記第2ポンプ側通路部内に供給する第2負圧チェック弁と、該第2負圧チェック弁と前記可逆式ポンプとの間に設けられ、前記第2シリンダ側通路部から前記第2ポンプ側通路部方向へのみ作動油の流入を許容する第2逆止弁と、
をさらに備えたことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
前記第1排出通路及び前記第2排出通路の下流側に設けられ、液圧回路内を所定圧に保持する背圧弁をさらに備えたことを特徴とするパワーステアリング装置。 - ピストンで隔成された第1、第2液圧室を有する液圧シリンダと、
操舵入力手段から出力された入力トルクに応じて前記第1、第2液圧室に作動油を選択的に供給する可逆式ポンプと、
前記液圧シリンダの第1液圧室に接続される第1シリンダ側通路及び前記可逆式ポンプに接続される第1ポンプ側通路部とによって構成される第1通路と、
前記液圧シリンダの第2液圧室に接続される第2シリンダ側通路部及び前記可逆式ポンプに接続される第2ポンプ側通路部とによって構成される第2通路と、
前記第1シリンダ側通路部と前記第1ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第1バルブボディ及び該第1バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第1スプール弁体を有する第1流路切換弁と、
前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部との間に設けられ、複数の通路孔が形成された第2バルブボディ及び該第2バルブボディの内部に摺動自在に設けられた第2スプール弁体を有する第2流路切換弁と、
作動油を貯留するリザーバタンクと、
前記第1流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第1排出通路と、
前記第2流路切換弁と前記リザーバタンクとを接続する第2排出通路と、
前記第1排出通路及び第2排出通路の下流側に設けられ、液圧回路内を所定圧に保持する背圧弁と、を備え、
前記第1流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第1通路に液圧を供給するときに、前記第1シリンダ側通路部と第1ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第1通路と第1排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第1シリンダ側通路部と第1排出通路とを連通する一方、
前記第2流路切換弁は、前記可逆式ポンプが前記第2通路に液圧を供給するときに、前記第2シリンダ側通路部と第2ポンプ側通路部とを連通させると共に前記第2通路と第2排出通路とを遮断し、前記可逆式ポンプが停止状態のときに、前記第2シリンダ側通路部と第2排出通路とを連通させる
ことを特徴とするパワーステアリング装置。
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