JP2005245867A - テーブル付き椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 テーブルを低い位置に折り畳んだ状態でネスティングすることができるとともに、構造が簡単で、かつ操作性のよいテーブル付き椅子を提供する。
【解決手段】 座8を支持する脚体1の一側上部に、テーブル17を、座8の前上方においてほぼ水平をなす使用位置Aと、後部が前部より外側方に偏倚するようにして垂下する第2折り畳み位置C2とに移動可能として装着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型のテーブルを折り畳み可能に装着したテーブル付き椅子、特に、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子同士を、前後方向に入れ子状に嵌合し合って収容する、いわゆるネスティングを可能としたテーブル付き椅子に関する。
テーブルを折り畳み可能に装着した従来のテーブル付き椅子としては、肘掛け部分に配設した前後方向を向く軸に、テーブル(メモ台、卓板を含む)を、ほぼ水平の使用位置と、上方にはね上げた折り畳み位置とに回動可能として装着したものが一般的である(例えば特許文献1〜3参照)。
また、各テーブルを折り畳み位置にはね上げた状態で、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を、上下方向に積み重ねて収容する、いわゆるスタッキングを可能としたものもある(例えば特許文献4参照)。
実開昭58−80060号公報 実開昭58−95756号公報 実開昭58−187347号公報 実公昭56−41580号公報(図6および図7)
しかし、上記特許文献4に記載されているもののように、従来のスタッキング可能なテーブル付き椅子は、テーブルをはね上げた状態でスタッキングするので、全体の高さが高くなり、高さが制限された収容空間に、多数の椅子を収容することができず、しかも、安定性が悪い。
また、従来のテーブル付き椅子には、上記特許文献4に記載されているもののように、スタッキングか可能なものはあるが、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を前後方向に入れ子状に重ねて収容する、いわゆるネスティングが可能なものは知られていない。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、テーブルを低い位置に折り畳んだ状態でネスティングすることができるとともに、構造が簡単で、かつ操作性のよいテーブル付き椅子を提供することを目的としている。
また、本発明は、ネスティングとスタッキングの両方を、簡単な操作で行うことができるとともに、肘掛けを、ネスティングやスタッキングに応じて適切な位置に移動しうるようにしたテーブル付き椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座を支持する脚体の一側上部に、テーブルを、座の前上方においてほぼ水平をなす使用位置と、後部が前部より外側方に偏倚するようにして垂下する折り畳み位置とに移動可能として装着する。
(2)上記(1)項において、脚体の一側上部に、前後方向を向くほぼ水平の軸線に対して後部が前部より外側方に偏倚するようにした枢軸を固定し、この枢軸にテーブルを、使用位置と、前記枢軸から垂下する折り畳み位置とに回動可能として枢着する。
(3)上記(1)項において、脚体の一側上部に、後部が前部より外側方に偏倚するようにわずかに傾斜したほぼ前後方向を向く第1枢軸を固定し、この第1枢軸に、上下方向を向く第2枢軸を枢着し、この第2枢軸にテーブルを枢着することにより、テーブルを、使用位置から第1枢軸を中心として上方に回動させたはね上げ位置と、このはね上げ位置からほぼ左右方向を向いた第2枢軸を中心として、後部が前部より外側方に偏倚するようにして第1枢軸より垂下する折り畳み位置に、またその逆方向に回動可能とする。
(4)上記(3)項において、第1枢軸と第2枢軸との間に、テーブルが折り畳み位置に位置するときの第1枢軸に対する第2枢軸の角度位置で第2枢軸を弾圧保持する弾圧保持手段を設ける。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、テーブルを折り畳み位置としたとき、テーブルが外下方に向かって傾斜するようにする。
(6)上記(4)項に従属する(5)項において、弾圧保持手段を、テーブルが第1枢軸より外下方に向かって傾斜する第1折り畳み位置と、その位置よりテーブルの下端が内側方に偏倚して、第1枢軸より真下を向くかまたは内下方に向かって傾斜する第2折り畳み位置との2位置において弾圧保持しうるようにする。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、脚体の一側部より前上方に延出する支持杆の上端部に、前方よりわずかに内方を向くテーブル支持軸と後方を向く肘掛け支持軸とを設け、前記テーブル支持軸にテーブルを装着し、かつ肘掛け支持軸に肘掛けを装着する。
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、脚体の上方に、後部が前部より外側方に偏倚するようにした肘掛け支持軸を設け、この肘掛け支持軸に、肘掛けを、ほぼ水平の使用位置と、後部が前部より外側方に偏倚するように傾斜する折り畳み位置とに回動可能として装着する。
(9)上記(1)〜(8)項のいずれかにおいて、座を後上方にはね上げ可能として脚体に装着するとともに、脚体を、平面視において前方または後方に向かって拡開する形状とし、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を前後方向に重ねたとき、前後に隣接する一方の脚体の少なくとも一部が、他方の脚体内に嵌合するようにする。
(10)上記(1)〜(9)項のいずれかにおいて、脚体を、前方または側方から見て下方に向かって拡開する形状とし、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を上下方向に積み重ねたとき、下段の脚体の少なくとも一部が上段の脚体内に下方より嵌合するようにする。
請求項1記載の発明によれば、テーブルを折り畳み位置としたとき、テーブルは後部が前部より外側方に偏倚するようにして垂下するので、その状態で、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を、前後方向に互いに接近させると、前後のテーブルが互いに干渉し合うことがなく、前方のテーブルの内側に後方のテーブルが互いに平行をなして接近することができ、前後方向の長さが制限された収容空間に、多数の椅子を安定してネスティングすることができる。
請求項2記載の発明によれば、テーブルを、単に外向きに回動させるだけで、使用位置から折り畳み位置へ簡単に移動させることができるとともに、構造を簡素化することができる。
また、テーブルは、折り畳み位置としたとき、枢軸から垂下するので、従来の枢軸より上方にはね上げて停止させるものより低い位置にテーブルを折り畳むことができ、安定性が増す。
請求項3記載の発明によれば、テーブルを、使用位置から第1枢軸を中心として上方にはね上げ、次いでそのはね上げ位置から第1枢軸を中心として折り畳み位置まで回動させることにより、テーブルを、椅子の幅から外側方にさほどはみ出すことなく、使用位置と折り畳み位置との間を移動させることができる。
したがって、テーブルの移動途中に、テーブルが隣席のテーブルや肘掛け等に当接するといったおそれがなく、安全である。
請求項4記載の発明によれば、テーブルが、折り畳み位置やはね上げ位置から妄りに移動するのを防止することができるとともに、操作者にテーブルの最適な停止位置を知らせることができる。また、テーブルの過剰回動を防止することができるので、テーブルが椅子の幅から外側方にはみ出して、隣席のテーブルや肘掛け等に当接するといったおそれをなくすことができ、安全である。
請求項5記載の発明によれば、テーブルを、折り畳み位置としたとき、テーブルは外下方に向かって垂下するので、その状態で、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を上下方向に積み重ねることにより、上下のテーブル同士が互いに干渉することなく、平行をなして接近することができ、高さが制限された収容空間に、多数の椅子を安定してスタッキングすることができる。
すなわち、テーブルを折り畳み位置とすることにより、ネスティングとスタッキングとの両方を行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、テーブルを第2折り畳み位置に位置させることにより、ネスティングに最適な状態になるとともに、テーブルが外側方に突出することがなく、テーブルをコンパクトに収納することができる。
また、テーブルを第1折り畳み位置に位置させることにより、スタッキングに最適な状態になる。
請求項7記載の発明によれば、単一の支持杆により、テーブルと肘掛けとを、それらが互いに干渉し合うことなく、バランスよく支持することができ、構造を簡素化することができる。
請求項8記載の発明によれば、肘掛けを、テーブルと同様に、後部が前部より外側方に偏倚する折り畳み位置に移動させることができるので、肘掛けがネスティングの妨げとなることがなく、前後長が制限された収容空間に、多数の椅子をネスティングすることができる。
請求項9記載の発明によれば、テーブルの支持構造と併せて、脚体をこのような構造とすることにより、椅子全体としてのネスティングが可能となる。
請求項10記載の発明によれば、さらに、椅子全体としてのスタッキングが可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図12は、本発明の第1の実施形態を示す。
図1〜図3に示すように、この椅子の脚体(1)は、後傾する左右1対の前脚(2)(2)と、その外側に配設された前傾する左右1対の後脚(3)(3)との上端部同士を、左右方向を向く連結杆(4)と、その両端に結合された連結部材(5)(5)とをもって互いに連結することにより形成されている。
この例では、後脚(3)(3)を前脚(2)(2)の外側に配設するとともに、脚体(1)を、平面視において後方に向かって拡開する形状としてあるが、逆に、前脚(2)(2)を後脚(3)(3)の外側に配設して、脚体(1)を、平面視において前方に向かって拡開する形状としてもよい。
また、各前脚(2)および後脚(3)の下端には、必要に応じてキャスター(図示略)を装着することもある。
左右の連結部材(5)(5)より前脚(2)(2)の延長線に沿って後上方に延出する左右1対の背杆(6)(6)の上端部により、背凭れ(7)の両側部が支持されている。
左右の連結部材(5)(5)の後部には、座(8)の後部が左右方向を向く軸(図示略)をもって枢着され、座(8)は、図3に示すように、下面が連結杆(4)の上面に当接して、ほぼ水平をなす使用位置と、図4に示すように、背凭れ(7)の前面に当接して停止するはね上げ位置との間を、上記軸を中心として回動可能となっている。
一方(この例では図1における左方)の連結部材(5)より後脚(3)の延長線に沿って前上方に延出する筒状の支持杆(9)の上端には、図5以下、特に図6に示すような、アルミニュウム軽合金、もしくはその他の金属、または硬質合成樹脂材料等からなる支持キャップ(10)が嵌着されており、この支持キャップ(10)の前端には、前方よりわずかに内方を向くテーブル支持軸(11)が、また上部には、後方より若干外側方を向く肘掛け支持軸(12)がそれぞれ設けられている。この支持キャップ(10)におけるテーブル支持軸(11)および肘掛け支持軸(12)の平面視における向きは、後脚(3)の平面視における向きと同一とするのが好ましい。
肘掛け支持軸(12)には、肘掛け(13)が、図2および図3に実線で示すように、ほぼ水平の使用位置と、図2および図3に想像線で示すように、後部が前部より外側方に偏倚するように傾斜するとともに、前方から見て外下方に向かって傾斜する折り畳み位置とに回動可能として装着されている。なお、肘掛け(13)を折り畳み位置としたとき、肘掛け(13)が前方から見て、ほぼ上下方向を向くようにしておいてもよい。
この肘掛け支持軸(12)への肘掛け(13)の具体的な装着構造は、本発明には直接関係しないので、詳細な説明は省略するが、例えば、本出願人の先願に係る特願2003−305377号(特開2005− 号公報)の願書に添付した明細書および図面に記載されているような構造とするのが好ましい。
テーブル支持軸(11)は、後部が前部より外側方に偏倚するようにわずかに傾斜したほぼ前後方向を向く第1枢軸をなし(以下第1枢軸(11)という)、この第1枢軸(11)には、それと直交する方向(図7および図8における上方)を向く第2枢軸(14)の下端の拡径段部(14a)(図5参照)に設けられた軸孔(15)が枢嵌されている。
第1枢軸(11)と第2枢軸(14)との枢嵌部の外周には、第1枢軸(11)に外嵌する第1筒部(16)の前端に、第2枢軸(14)の拡径段部(14a)を受支する有底の第2筒部(16)が連設された外装体(16)が嵌着されている。
第2枢軸(14)には、テーブル(17)における天板(18)の下面にねじ(19)をもって固着されたブラケット(20)に穿設された、図7および図8における上下方向を向く軸孔(21)がブッシュ(22)を介して枢嵌されている。
かくして、天板(18)とブラケット(20)とを備えるテーブル(17)は、図1〜図3に実線で示すように、座(8)の前上方においてほぼ水平をなす使用位置(A)から、第1枢軸(11)を中心として、図1〜図3に想像線で示すように、ほぼ真上かまたは若干内向き傾斜する中間位置(B1)を越えて、同じく想像線で示すように、外上向き傾斜するはね上げ位置(B2)まで回動することができるとともに、中間位置(B1)またははね上げ位置(B2)から、そのときほぼ左右方向を向く第2枢軸(14)を中心として、図1〜図3に想像線で示すように、ほぼ第1枢軸(11)の位置から外下方に向かって傾斜する第1折り畳み位置(C1)または、同じく想像線で示すように、ほぼ第1枢軸(11)の位置から真下を向くかまたは内下方に向かって傾斜する第2折り畳み位置(C2)まで、後方に向かってほぼ180°回動することができる。
第1折り畳み位置(C1)および第2折り畳み位置(C2)に位置しているとき、テーブル(17)は、後部が前部より外側方に偏倚するようにして、第1枢軸(11)から垂下している。
テーブル(17)が使用位置(A)に位置しているとき、天板(18)の上面が使用位置としているときの肘掛け(13)の上面とほぼ等高をなすようにするのが好ましい。しかし、天板(18)の上面を肘掛け(13)の上面より下位として、パソコンのマウスの操作等に便利なようにしてもよい。
図5〜図9、特に図8および図9に示すように、第1枢軸(11)と第2枢軸(14)との間には、第1枢軸(11)回りのテーブル(17)の回動範囲を、使用位置(A)からはね上げ位置(B2)までの範囲に規制する第1規制手段(23)が設けられている。
この例では、第1規制手段(23)は、第2枢軸(14)の拡径段部(14a)の内側面から下面にかけて、軸孔(15)に達するように切設されたスリット(24)と、第1枢軸(11)の前端部に設けられたねじ孔(25)に雄ねじ部(26a)が螺着され、かつ雄ねじ部(26a)の基端に設けられた拡径頭部(26b)がスリット(24)に嵌合するようにした有頭ねじ(26)とを備え、図8に示すように、テーブル(17)が使用位置(A)のときは、拡径頭部(26b)の上面にスリット(24)の上端が当接して、テーブル(17)の下向き傾斜を阻止し、図9に示すように、テーブル(17)がはね上げ位置(B2)に達したときは、拡径頭部(26b)の下面にスリット(24)の下端が当接して、テーブル(17)のそれ以上の外側方への回動を阻止するようになっている。
外装体(16)における第2筒部(16b)の底部には、有頭ねじ(26)を第1枢軸(11)に着脱するための作業孔(27)が設けられている。
図5および図7〜図9に示すように、第2枢軸(14)とブラケット(20)との間には、第2枢軸(14)回りのテーブル(17)の回動範囲を、中間位置(B1)またははね上げ位置(B2)から、第1折り畳み位置(C1)または第2折り畳み位置(C2)までの範囲に規制する第2規制手段(28)が設けられている。
この例では、第2規制手段(28)は、ブラケット(20)の上面における軸孔(21)の上端に設けられ、かつ内面の一部に、求心方向に突出する扇形の内向き突部(29a)が設けられた拡径段孔(29)と、ほぼ円形の外周の一部に、扇形をなして外方に突出する外向き突部(30a)が形成され、かつ中央に穿設された角孔(31)が、第2枢軸(14)の上端に突設された角軸(14b)に嵌合された停止板(30)と、停止板(30)をスプリングワッシャ(32)を介して第2枢軸(14)の上端面に押し付ける押え板(33)と、押え板(33)を角軸(14b)の上端面に固定する止めねじ(34)とを備えている。
内向き突部(29a)および外向き突部(30a)の求心角度をそれぞれ90°とし、テーブル(17)が使用位置(A)、中間位置(B1)またははね上げ位置(B2)に位置しているときは、ブラケット(20)の内向き突部(29a)の一方の側端面が停止板(30)の外向き突部(30a)の一方の側端面に当接して、テーブル(17)の前方への回動が阻止され、またそれらの位置からテーブル(17)が後方にほぼ180°回動して第1折り畳み位置(C1)または第2折り畳み位置(C2)に達すると、ブラケット(20)の内向き突部(29a)の他方の側端面が停止板(30)の外向き突部(30a)の他方の側端面に当接して、テーブル(17)のそれ以上の回動が阻止されるようになっている。
図5〜図7、および図10に示すように、第1枢軸(11)が固嵌された支持キャップ(10)と外装体(16)との間には、テーブル(17)が第1折り畳み位置(C1)と第2折り畳み位置(C2)とに位置しているとき、第2枢軸(14)を介してテーブル(17)をそれらの位置に弾圧保持する弾圧保持手段(35)が設けられている。
この例では、弾圧保持手段(35)は、支持キャップ(10)における第1枢軸(11)と同軸の筒部(10a)の外周に設けられた軸線方向を向く2条の凹条(36)(36)と、図10に示すように、外装体(16)における第1筒部(16a)の内面に設けられたほぼ半円弧状の凹部(37)内に配設され、両端の外向き折曲部(38a)(38a)が、第1筒部(16a)の内面における凹部(37)の両側に設けられた軸線方向を向く係合溝(39)(39)にそれぞれ係合され、かつ中央部を内向きにV字状に折曲して形成した内向き突部(38b)が2条の凹条(36)(36)に選択的に係合しうるようにした板ばね(38)とを備え、テーブル(17)が第1折り畳み位置(C1)に達したとき、板ばね(38)の内向き突部(38b)がいずれか一方の凹条(36)に係合し、テーブル(17)が第2折り畳み位置(C2)に達したとき、内向き突部(38b)が他方の凹条(36)に係合することにより、テーブル(17)をそれらの位置に弾圧保持することができるようになっている。
この椅子を使用するには、図1〜図3に実線で示すように、肘掛け(13)を使用位置とし、かつ座(8)を使用位置として、その上に着座した状態で、テーブル(17)を使用位置(A)とする。この状態で、着座者はテーブル(17)を利用して、筆記等を行うことができる。
離着席時には、テーブル(17)をはね上げ位置(B2)まで回動させるか、または、さらに第1折り畳み位置(C1)または第2折り畳み位置(C2)まで回動させておく。この状態では、テーブル(17)が離着席の妨げとなることはない。
椅子の収納時に、スタッキングしておきたいときは、図1〜図3に想像線で示すように、各椅子の肘掛け(13)を折り畳み位置とし、かつテーブル(17)を第1折り畳み位置(C1)として、図11に示すように、上段の前後脚(2)(3)が下段の前後脚(2)(3)を跨ぎ、下段の連結部材(5)の上に上段の連結部材(5)が乗るようにして、複数の椅子を積み重ねる。
このとき、各テーブル(17)は第1折り畳み位置(C1)に位置して、外下方に傾斜しているので、上下のテーブル(17)(17)同士が互いに干渉することなく、平行をなして接近することができ、高さが制限された収容空間に、多数の椅子を安定してスタッキングすることができる。
また、肘掛け(13)を折り畳み位置としておくことにより、各椅子を他の椅子の上に積み重ねるとき、肘掛け(13)が妨げとなることがない。
椅子の収納時に、ネスティングしておきたいときは、上述のスタッキング時の状態から、各テーブル(17)を第1折り畳み位置(C1)から第2折り畳み位置(C2)へわずかに回動させ、さらに、座(8)を、図4に示すように、はね上げ位置に回動させて、図12に示すように、後方に向かって拡開する前方の椅子の左右の後脚(3)(3)間に、後方の椅子の前脚(2)(2)が後方より嵌合し、かつ後部が前部より外側方に偏倚するように傾斜している前方の椅子のテーブル(17)および肘掛け(13)の内方かつ若干後方にずれた位置に、後方の椅子のテーブル(17)および肘掛け(13)が位置するようにして、複数の椅子を前後方向に重ね合わせる。
このとき、各テーブル(17)および肘掛け(13)は第2折り畳み位置(C2)および折り畳み位置にそれぞれ位置して、後部が前部より外側方に偏倚するように傾斜しているので、前後のテーブル(17)(17)同士および肘掛け(13)(13)同士が互いに干渉し合うことがなく、前方のテーブル(17)および肘掛け(13)の内側後方に後方のテーブル(17)および肘掛け(13)が互いに平行をなして接近することができ、前後方向の長さが制限された収容空間に、多数の椅子を安定してネスティングすることができる。
なお、各テーブル(17)を第1折り畳み位置(C1)に位置させた状態でネスティングすることもできるが、この場合、各テーブル(17)が椅子の外側方に突出するので、各テーブル(17)を第2折り畳み位置(C2)としておくのが好ましい。
上記の実施形態は、ネスティングとスタッキングの両方を行えるようにしたものであるが、スタッキングを行う必要がない場合は、例えば図13および図14に示す第2の実施形態のように、一方の連結部材(5)より前上方でかつ外側方に傾斜するように延出する支持杆(9)の上端に設けた支持キャップ(10)の前面に、前後方向を向くほぼ水平の軸線に対して後部が前部より外側方に偏倚するようにした枢軸(40)を固定し、この枢軸(40)にテーブル(41)を、実線で示すように、座(8)の前上方においてほぼ水平をなす使用位置と、想像線で示すように、後部が前部より外側方に偏倚するようにして垂下する折り畳み位置とに移動可能として枢着するだけとしてもよい。
その他の構成は第1の実施形態と同一であり、それらについては、第1の実施形態におけるのと同一の符号をもって図示し、詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態においても、テーブル(41)を想像線で示す折り畳み位置とし、かつ座(8)をはね上げて、複数の椅子を前後方向に重ねることにより、前方のテーブル(41)の内側後方に後方のテーブル(41)が互いに平行をなして接近することができ、前後方向の長さが制限された収容空間に、多数の椅子を安定してネスティングすることができるとともに、請求項1および2の効果として上述したとの同一の効果を奏することができる。
本発明の第1の実施形態の正面図である。 同じく、平面図である。 同じく、側面図である。 同じく、ネステッングするときの状態とした側面図である。 同じく、肘掛けとテーブルの取付部材の分解斜視図である。 同じく、支持キャップの側面図である。 同じく、テーブルを使用位置としたときの第1枢軸の中心線を含む垂直面で縦断したときの縦断側面図である。 同じく、図7のVIII−VIII線に沿う縦断正面図である。 同じく、テーブルをはね上げ位置としたときの図8と同様の部分の縦断正面図である。 同じく、図7のX−X線に沿う拡大縦断正面図である。 同じく、2個の椅子をスタッキングしたときの側面図である。 同じく、2個の椅子をネスティングしたときの側面図である。 本発明の第2の実施形態の正面図である。 同じく、平面図である。
符号の説明
(1)脚体
(2)前脚
(3)後脚
(4)連結杆
(5)連結部材
(6)背杆
(7)背凭れ
(8)座
(9)支持杆
(10)支持キャップ
(10a)筒部
(11)テーブル支持軸(第1枢軸)
(12)肘掛け支持軸
(13)肘掛け
(14)第2枢軸
(14a)拡径段部
(14b)角軸
(15)軸孔
(16)外装体
(16a)第1筒部
(16b)第2筒部
(17)テーブル
(18)天板
(19)ねじ
(20)ブラケット
(21)軸孔
(22)ブッシュ
(23)第1規制手段
(24)スリット
(25)ねじ孔
(26)有頭ねじ
(26a)雄ねじ部
(26b)拡径頭部
(27)作業孔
(28)第2規制手段
(29)拡径段孔
(29a)内向き突部
(30)停止板
(30a)外向き突部
(31)角孔
(32)スプリングワッシャ
(33)押え板
(34)止めねじ
(35)弾圧保持手段
(36)凹条
(37)凹部
(38)板ばね
(38a)外向き折曲部
(38b)内向き突部
(39)係合溝
(40)枢軸
(41)テーブル
(A)使用位置
(B1)中間位置
(B2)はね上げ位置
(C1)第1折り畳み位置
(C2)第2折り畳み位置

Claims (10)

  1. 座を支持する脚体の一側上部に、テーブルを、座の前上方においてほぼ水平をなす使用位置と、後部が前部より外側方に偏倚するようにして垂下する折り畳み位置とに移動可能として装着したことを特徴とするテーブル付き椅子。
  2. 脚体の一側上部に、前後方向を向くほぼ水平の軸線に対して後部が前部より外側方に偏倚するようにした枢軸を固定し、この枢軸にテーブルを、使用位置と、前記枢軸から垂下する折り畳み位置とに回動可能として枢着した請求項1記載のテーブル付き椅子。
  3. 脚体の一側上部に、後部が前部より外側方に偏倚するようにわずかに傾斜したほぼ前後方向を向く第1枢軸を固定し、この第1枢軸に、上下方向を向く第2枢軸を枢着し、この第2枢軸にテーブルを枢着することにより、テーブルを、使用位置から第1枢軸を中心として上方に回動させたはね上げ位置と、このはね上げ位置からほぼ左右方向を向いた第2枢軸を中心として、後部が前部より外側方に偏倚するようにして第1枢軸より垂下する折り畳み位置に、またその逆方向に回動可能とした請求項1記載のテーブル付き椅子。
  4. 第1枢軸と第2枢軸との間に、テーブルが折り畳み位置に位置するときの第1枢軸に対する第2枢軸の角度位置で第2枢軸を弾圧保持する弾圧保持手段を設けた請求項3記載のテーブル付き椅子。
  5. テーブルを折り畳み位置としたとき、テーブルが外下方に向かって傾斜するようにした請求項1〜4のいずれかに記載のテーブル付き椅子。
  6. 弾圧保持手段を、テーブルが第1枢軸より外下方に向かって傾斜する第1折り畳み位置と、その位置よりテーブルの下端が内側方に偏倚して、第1枢軸より真下を向くかまたは内下方に向かって傾斜する第2折り畳み位置との2位置において弾圧保持しうるようにした請求項4に従属する請求項5記載のテーブル付き椅子。
  7. 脚体の一側部より前上方に延出する支持杆の上端部に、前方よりわずかに内方を向くテーブル支持軸と後方を向く肘掛け支持軸とを設け、前記テーブル支持軸にテーブルを装着し、かつ肘掛け支持軸に肘掛けを装着した請求項1〜6のいずれかに記載のテーブル付き椅子。
  8. 脚体の上方に、後部が前部より外側方に偏倚するようにした肘掛け支持軸を設け、この肘掛け支持軸に、肘掛けを、ほぼ水平の使用位置と、後部が前部より外側方に偏倚するように傾斜する折り畳み位置とに回動可能として装着した請求項1〜7のいずれかに記載のテーブル付き椅子。
  9. 座を後上方にはね上げ可能として脚体に装着するとともに、脚体を、平面視において前方または後方に向かって拡開する形状とし、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を前後方向に重ねたとき、前後に隣接する一方の脚体の少なくとも一部が、他方の脚体内に嵌合するようにした請求項1〜8のいずれかに記載のテーブル付き椅子。
  10. 脚体を、前方または側方から見て下方に向かって拡開する形状とし、構造および形状を同一とした複数のテーブル付き椅子を上下方向に積み重ねたとき、下段の脚体の少なくとも一部が上段の脚体内に下方より嵌合するようにした請求項1〜9のいずれかに記載のテーブル付き椅子。
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